絵が描けません。

できることならばお姫様の身分に生まれてみたかったです。わたしは 血の気薄く、柔らかい毛髪を持っている、両手に何も持たず駆け出すことが出来る。小鳥みたく一日じゅう喋る。それは大抵のばあい独り言ではあるが、彼女自身はそれに気づいていない。相手は古くからの唯一のおともだちである熊のぬいぐるみであるとか、四角に切り取られた空にゆうゆうと浮かぶ雲とか である。ある時石ころにつまずくといったような、本当にひょんな、些細な、他者にとっては自分の肺に酸素が入って来るように痛くも痒くもないような、そんなふとした事件に彼女の内に潜んでいた眼差しの花が開く。

あれ？現実は？

自分の名前をじっくり、出来るだけ客観的に見つめてみる。とても良い詩みたい。

種から育ててきた苗を植える。来春まで花は咲かないけれど、今植える。花がすべてじゃないんだなと、今日長い時間をかけて土を触りながら思いました。私は今まで何も知らなかったことを知っているなと感じていました。西暦２０１３年って簡単に言うけれど、この数字に私いちいちびっくりしてて、こんな大きな数字の中に生きているんだなあと恐れ多くなりますが、小さな苗を土に植えることで、しばしそのことから掬い上げられたような気がしました。今すぐと急がず、いずれの日の為に何かを育てている。２０１３年以上も同じ事をしてきて、私も相変わらず、同じ事をしている。かけがえのないことは、他のどこにもないんだと思うんです。一人一人が居る ここ にしかないと思うんです。

いま、こすもすを描いています。
こすもす描いていると優しくなれそう。

手をよく使う方だとおもいます。
右手が言う事を聞けなくなってきたので絵はこれで２日お休み。
次サイコロ振ったら多分通常を逸脱して８とか出ちゃったらどうしよ？
でも、出ると思うんだよね。
時間は伸び縮みするでしょ？
UFOだって見えるでしょ？
いつもは出ない目が出ちゃうくらい、
ないことはないでしょ？

サイコロを振ったら前か後ろかに進むし、そのマスにはたまに、一回お休み　などと書いてあって、私のばあいは２回だったり３０日だったりするんだけれど、立ち止まるのも悪くないよ。というか、良いよ。そこで立ち止まるだけじゃないんだよー。ねっこが、枝分かれして、更に細かく細かく先分かれてゆく様に、立ち止まったはずのそれは、ただ一つの観点からに過ぎなくて、無限に進んでゆく手足の先や奥にあるものに、心臓がぶるぶる震えるよね。本当に。

「傘持った？めんきょしょー持った？
飲み物も、ちゃんと持っている？
安易や手軽には裏があることも、忘れないようにしなね」

Music
makes
Me sick