「苗場山」登山の前日は、群馬県から新潟県に抜ける「三国峠」を越える時、その手前にある秘湯「法師温泉」に家内も含め大学同窓3人と立ち寄った。 6年前に「谷川岳」に登山した時にも訪れたことのある宿だ。明治時代の木造建築が和洋折衷で面白いし、この山奥では男女が混浴で入るのは自然に思えてくるから不思議だ・・・。
今週土曜日から「夏期講習」が始まる。参加者は3年1名、2年2名と中学生のNI君だ。4日間のうち私の都合で前半の12,13日を13.14日に変更した。16.17日は予定通りで、3日間は「三島ゆうゆうホール」、16日だけは「商工会議所」です。一番暑い時期だけど午前中だからガンバってね。
3年生NIさんは「程度・目的・結果」の文法が90%正解だった。「東京大」の和訳では「セミコロン」の働きにもっと注意が必要だったね。 In the small town you do not need to pretend; you can be yourself. 「小さな街ではとりつくろう必要はない。つまり自分自身でいられるのだ。」 今日もセンター試験の過去問を前半だけやってみた。文の配列がなかなか難しい。語句整序は3問中の2問できたから今日は合格だ。失敗したのは、 However fast we ran, he was one step ahead of us. の前半。 We ran very fast, の「譲歩文」で 「どんなに早く走っても・・」の意味でHowever fast we ran, とか No matter how fast we ran, といわないといけないのに。
TA君は前回「時・条件」の文法・作文をやった。語句整序は80%正解だったけど、和文英訳になるとミスが多いね。「山学院大」の「ほとんど全ての人が海外旅行をするようになる日も遠くはあるまい。」 の英訳では、時制に注意しなくては。 It will not be long before ・・・は「決まり文句」だし、 Almost all people travel abroad は「時」を表す副詞節before・・の中だから、「未来形」はダメ。 現在形で書くことは覚えていたね。今日のセンターの語句整序問題では、TA君も1問ミスしてしまった。たいてい1問だけ難しいのが入っているね。Science would make much less progress without the computer networks used by many scientists to exchange ideas. ここでwould を見て「仮定法」かな?と疑うことが大切。without は「〜がなければ」の意味。「意見交換するために多くの科学者が使っているインターネットがもしないとすれば、科学の進歩はもっとずっと少ないものになっているでしょう。」
ENさんは英作文で「受動態」を勉強した。宮城教育大の「そんなばかげた質問をすると、みんなに笑われますよ。」では、ask (人) a question とlaugh at 人 (人を笑う) の受身形 を使えばよかった。 If you ask such a foolish question, you will be laughed at by everyone. 岩手大の和訳は難しかったね。means は動詞なら「意味する」でいいけどここでは a means となって名詞だから「手段」の意味。end も「終わり」だけでなく、 終点だから「目標」とか、先端、端、反対側、裏側などの意味になる。今日の文法は「時間・距離などを表すit 」を勉強した。
中学生のNI君は前回「まさかのときの友こそ・・・」を全部和訳した。ことわざで A friend in need is a friend indeed. というけど。クマに追いかけられて死んだふりをしたら、耳元で何かささやいたらしい。「木の上に逃げたあの友人は真の友ではないよ・・・」と。80%しっかり理解できていたからほぼ合格だ。
前回までで中学のまとめをやりながら高校英語の「入門編」を駆け足でざっと見渡した。今日からは本格的に「高校英語」分野の英文法と英作文を始めよう。第1回目は「文の種類」で、普通の文SVOCMを@「平叙文」と呼びピリオドで終わる。A「疑問文」は助動詞が主語の前に出たり、疑問詞が文頭に出たりする。主語なしでいきなり原形の動詞で始まるB「命令文」。そして whatや howで始めるけど「何という・・」と、形容詞や副詞を文頭に出して強調するC「感嘆文」の4通りある。一歩ずつ基礎から積み上げていこう。英文の不思議な仕組みがわかって楽しくなるよ。UG会はそれを目指します。 尾上
(追記)旧国鉄が「フルムーン旅行」を宣伝するために有名な映画俳優の「混浴」風景をモデルにしたテレビCMや駅のポスターが評判になったよ。新婚旅行なら「ハニームーン」(蜜月旅行)というけど、旧婚旅行だからダジャレで「フルムーン」(満月旅行)と名付けたらしい。フルは「古」にも通ずる。
旧国鉄は「中高年夫婦」を対象にグリーン車の割引チケットを売り出した。1982年だからもう35年も前のことだ。モデルの中年男女は美人女優・高峰美枝子とハンサムな名優・上原謙で、あの若大将「加山雄三」のお父さんだ。昭和初期の頃の映画だから私もあまり見たことないけど。
「日本の秘湯を守る会」の一軒で、青森の八甲田山にある「酸ヶ湯温泉」の「千人風呂」もいまだに「男女混浴」を貫いている。ここも昔からの温泉で、歌人の「与謝野晶子」夫妻も篭に担がれて湯治に訪れている写真が廊下に貼ってあった。
今では女湯も別に建てられて露天風呂も新築したから、男性陣の期待はあまり叶えられないけど、この日は中年のご夫婦が一組とおばあさんが一緒に入浴中だった。山奥の秘湯にきたら恥ずかしがらずに知らぬ同志が和気藹々と楽しく語り合うのがいちばんだ。
