今日は「敬老の日」でかつ「彼岸の入り」だから、田も畑もヒガンバナで真っ赤に染まっている。小雨の中自転車で「秩父宮公園」まで行ってみるとここも一面に真っ赤なカーペットのよう。その中に1本だけ白い花が突然変異のように。シロバナマンジュシャゲというこの花は自然交配種でとても珍しい。韮山の「北條寺」はその株数が多く立派で先日も新聞で紹介されていたよ。
ヒガンバナはその茎に猛毒を含むので動物や虫たちが嫌うそうだ。畑や田んぼの畦に咲いているのは農作物を荒らさないように農家が植えたもの。お寺の墓地でも見かけるのは「土葬」の時代のならわしで、モグラなどの動物が遺体を掘り返さないようにするためだとか・・・。
2年生YO君は「限定条件」を意味する接続詞の as long as S V 〜「〜する限り」 とそのバリエーションを勉強した。後半は「係り結び」の接続詞 As S V 〜, so S V 〜「〜するように、そのように〜する」では、テキストが説明不足だね。「慣用表現だからオボエロ」では無責任だよねえ。実は、ここの so は接続詞ではなくて単に副詞の「そのように」を付け加えただけのものだよ。なくてもOKだ。もう一つ似た例は If S V, then S V〜というのもある。「もし〜ならば、それならば〜」のように、副詞のthen を付け加えて「切れめ」をはっきりさせたいときに使うんだ。
ENさんは「複合関係詞」という項目で whoever、whatever、whichever、whenever、wherever など文中での「関係詞」+everが「〜する(物、人、時、場所)はどれでも」の意味になることを勉強した。thatとwhyだけは除くけどね。先行詞に any (どんな〜でも)がついた表現と同じだ。後半は接続詞のandとorが「命令文」の後ではそれぞれ「そうすれば・・」と「そうしないと・・」の意味になることを勉強した。Work harder, or・・は If you don't work harder, といいかえができるし、Unless you work harder, でもいい。
中学生のNI君は前回「副詞節」の文法・作文をやってみた。「たとえ難しくても,君はその本を読み通すべきだ。」 は 副詞節のEven if it is difficult と主文のYou should read it through. をつなげるだけ。副詞節は主文を修飾する働きだから、前置の時はカンマで区切る。後置の時はそのままでよい。今日は5つの「文型」を勉強した。動詞のstopは、第1文型(SV)では「止まる」(自動詞)となるが、第3文型(SVO)では「〜を止める」(他動詞)の意味になる。keepも第3文型では「〜を保つ」だけど、第5文型(SVOC)では「〜を〜のままにしておく」となる。一つの単語が2つも3つもの意味を持つ、と覚えておこう。日本語でもそうでしょ?今日の英語長文は「数字の不思議」を全訳した。上手になったね。 尾上
(追記)沼津や伊豆の海辺でよく見かける大きな葉に包まれたハマユウ(浜木綿)もヒガンバナと同じ仲間で、大きくはユリ科に分類されるそうだ。沼津の市の花に指定されている。6月に「大瀬崎」までサイクリングしたときに浜辺でたくさん見た上品な紫色の「ムラサキクンシラン」(正式はアガパンサス)も実はヒガンバナ科に分類されているよ。
赤や白ばかりでなく、御殿場「二の岡神社」で見かけるキツネノカミソリ(狐の剃刀)はオレンジ色で8月中旬、仙石原「長安寺」のナツズイセン(夏水仙)はピンク色で8月下旬に咲く。花屋で売っている青や黄色のリコリスや、昨秋通りがかりのお宅で分けて頂いたピンク色のネリネ(別名ダイヤモンドリリー)も同じヒガンバナ科だ。どれも花が咲いているときは葉が何も出ないよ。









