毎週金曜日の午後は、農作仲間の例会で印野の畑に集合しては共同作業する。農協の職員でもある地主のTUさんのご好意で、500坪くらいの広大な畑を借りている。御殿場農協が農業大学校の名で農業講習会を始めて10年くらいになる。そこを卒業する時に私が提案して「さらに勉強を続けようか」と有志数名で始めたグループ。老若男女8人の楽しい会だよ。
元自衛官、ハイテク産業の技術者、介護士、調理師、元幼稚園の先生などが聞きかじりの農業知識を持ち寄って試行錯誤するのが楽しい。8月からは秋の作物の種まきやら苗の移植をやって、ダイコン、カブ、ハクサイ、ブロッコリー、ジャガイモ、ソバが少しずつ生育していくのを見るのも楽しい。さらに隣の田んぼも50坪借りてコシヒカリを作付けしている。あと2週間したら仲間でカマを使って稲刈りをやるのが楽しみ・・・。
2年生EN君は「譲歩構文」を勉強した。 Whateverには2つの働きがあって、(1)複合関係代名詞として anything that ・・(・・する物は何でも)と言いかえできる用法と、(2)疑問詞のwhat (何) にever(〜ても)を加えた whatever が No matter what ・・(何を・・しても)と言いかえできる用法。見分け方はカンマの有無だから簡単だ。(1)は文中の主語Sや目的語Oの働きだけど、(2)は主文SVOに対して、修飾語Mの働きをする従節だから必ずカンマで区切るのだ。5枚のプリントを早めに仕上げて、EN君は中間試験が近いので早退した。その後は修学旅行でシンガポールに行くそうだ。いいなあ。もう一人の2年生YAさんは部活で忙しく欠席した。
1年生MU君は前回「ローズの就職」の笑い話を全訳したらほとんど正確だったね。とてもいい。 It was not difficult to find interesting work. で 主語It は to 以下を受ける形式主語だからそこに代入して、「面白い仕事を見つけるのは難しいことではない。」となるよ。今日は「動名詞」の文法や英訳を勉強した。意味上の主語をつけて「彼が〜すること」とか、昔の内容の時は「〜したこと」の意味で having –ed にする、など発展編の勉強もした。MU君の電子辞書はシャープのBRAINで中学の頃から使っているそうだ。「広辞苑」も入っている最高級で、英語は「ジーニアス英和大辞典」が入っていて驚いた。普通の高校生用は4万語くらいなのにたぶん10万語以上も収録されている。でも使い勝手はさほど面倒ではないようだね。
大学生のYAさんはNewsweekから「気候変動に関するパリ協定の批准」と「シベリアの森で3日間生き延びた迷子」の話をプリントで読んでもらうことにして、「英検準一級」の問題前半の1問と2問に取り組んだ。今日はいつも以上に語彙のレベルが高くて苦戦したがどれも大いに勉強になったね。マチガイの英文はきちんと和訳してもらったから記憶に残るでしょう。英作文は「京都大学」の入試問題に挑戦してみた。こなれた日本語をいかに平易な英語に言い換えられるか、バイリンガルの力の見せ所だ。 尾上
(追記)台風16号が過ぎても秋雨前線が居座って相変わらずの雨模様なので、先日の例会は畑でなく「市民交流プラザ・ふじざくら」に集合してミーティングに切り替えた。お菓子とコーヒーでおしゃべりするのも楽しみ。娘一家が仕事で駐在しているタイのバンコックに旅行して、帰ったばかりのOKさん夫婦のみやげ話も楽しかった。一人一人への心のこもったおみやげも嬉しいね。さらに来週「みくりやうどんを試食する会」の段取りを話し合った。
昨年秋に播いたコムギの種1キロがやっと約4キロの収穫になった。10倍にはなると期待していたのに。農協が私たちの田畑にもシカよけの電気柵を張り巡らしてくれたので安心していたら、今年はスズメの大群にかなり食われてしまったよ。この7月に刈り取って昔ながらの足踏み式「脱穀機」にかけ、今農協に預けて「製粉」してもらっている。TAさんは自前のレシピで「ほうとう」を作ろうか、と言っている。カボチャも自前で獲れてるからいいアイデアだ。
OKさんはおしどり夫婦。いつも集合時間にちょっと遅れて2人で到着する。定年退職するまでは小山のハイテク産業の技術者で、難しい電子回路の設計士だったからパソコンやスマホにも詳しい。我が家にWiFiを導入できたのも、沼津高専のロボコン講習会に参加できたのもOKさんのおかげなんだ。
