小山町の「富士霊園」に家内と墓参に行った後の食事はよく「東名足柄サービスエリア」の上り線に立ち寄る。ここは東京方面に戻る東名高速の利用者だけでなく、外部からも入場出来るんだ。目の前に「富士山」が聳え、振り返れば「金時山」が真上だ。レストラン群の外には愛犬をのせて走るドライバーのために「ドッグラン」がある。この中でお弁当を食べるのは楽しいよ。
レストラン街の入口で変な機械を発見。Foreign Currency Exchangeと書いてある。「自動外貨両替機」だった!13種類の外貨紙幣を日本円に両替してくれるらしい。中国人はもとより海外旅行者をこの足柄SAでもずいぶん見かけるから需要が高いのだろう。スゴイ時代になったね・・・。
2年生のMIさんは接続詞の As far as と As long as を勉強した。So far as,So long as と言っても同じ。後者は条件(〜ならば)を意味するからif と置き換えができる場合が多いが、long (時間) の意味を生かして「私の目の黒いうちは・・」となったりする。far (距離、範囲)の方は特殊で、「私の知る限り」「目の届く範囲で」のような例文に注意するといいよ。 「私に関する限り」 As far as I am concerned, ・・はよく見かける表現だ。今日の英作文もとてもよく書けていた。英作文がかなり得意科目だから「上智大・外国語学部」を受験するのもいいね。ここには英・独・仏の3カ国語以外にロシア、イスパニア、ポルトガルの言語も専攻できる。東京外語大に優るとも劣らない名門だ。私の尊敬する「福井直樹」教授が主任で、生成文法(チョムスキー言語学)を専門とする著名な先生だよ。
SEさんは「譲歩」(たとえ〜でも)の構文をいくつか勉強した。接続詞の even if や even though を用いて、「逆接」の意味になるようにするから、 It is true that ・・・, but ・・・「なるほど・・だけど、でも・・・」 のような文も同じ仲間だ。Tiny as they are, the dogs bark quite loudly・・・「小さいくせにその犬たちはじつに大きな声で吠える・・」は本来 Though they are tiny, ・・というべき所を補語のtiny を文頭に出して強調したときは、though のかわりに as もよく使う。
3年生OHさんは「無生物主語の文」を勉強した。 What made you so happy ? のような文は日本語に直訳すると何か変。主語と目的語を逆転させた方が(つまり、受動態に直した方が)自然で、「なんで君はそんなに嬉しかったの?」となる。「人に〜させる」の動詞がほとんどで get や cause も使うし、remind(思い出させる) enable(可能にさせる) prevent (妨げる→不可能にさせる)などを覚えておこう。次回,推薦入試の対策を指導してほしいということなので、過去問2回分をコピーさせてもらった。マーク式で四択の問題が中心だけど語彙力がかなり問われそうだから単語暗記が緊急の課題だ。
今日は高校2年生の男子生徒がお母様と見学に参加した。さっそく「不定詞」の文法・語句整序・作文のプリントをやってもらったら60〜70%正解だった。とても積極的だから入会して大いに実力を伸ばしてくれるといいね。 尾上
(追記)この「自動外貨両替機」はネットで調べたら、JCMシステムズという東京の会社が製造した機械で、つい最近のことらしい。日本の円を含めて外国の13種類の通貨を希望の円や各国の通貨に両替してくれる機械だ。このメーカーはパチンコ屋に設置された券売機も製造していて、挿入された紙幣をきちんと読み取って玉の数を正確に磁気カードに記録するシステムが確立しているらしいが、そのノウハウが生かされているという。ほかにも数社が製造販売している。
米ドル、加ドル、豪ドル、香港ドル、台湾ドル、シンガポール・ドル、タイ・バーツ、英ポンド、欧ユーロ、スイス・フラン、中国元、韓国ウォン、フィリピン・ペソならOK。ちなみに米ドル1$はこの機械のRateが97.5円だった。5%くらいの手数料が差し引かれているけど銀行の窓口よりずっと有利なようだ。その都度機械の保守点検が必要だから、きっと近くの銀行がこの機械を導入し業者に委託しているのだろう。
成田空港、羽田空港、関西空港、日航ホテル、京王プラザホテル、新宿駅、京都駅、新大阪駅、長崎市内など、外国旅行者が多く訪れるスポットに設置されている。日本だけでなく英国ロンドンではもっと進んだ機械が普及している。FOUREXという機械で、空港や鉄道駅や街中のキオスクに置いてあるそうだ。
これは紙幣でも貨幣でも世界のどんな通貨を投入しても瞬時に、米ドル、英ポンド、欧ユーロに両替できる。イタリアではBANKOMATとかCASHPOINTとかいうATMの機械にクレジットカードを読ませれば、その国の通貨がすぐ出てくる機械も設置されているらしい。日本ではまだまだクレジットカードでキャッシュを手にすることはできないね。
昔は海外旅行する度に市内の銀行の窓口に行ったり、出発する空港の「両替所」に行って、使用理由を申告してから両替してもらったものだ。それも持ち出し金額の限度が決まっていた。例えば米国旅行で1000ドル欲しければ、その日のレートで計算し高い手数料を加算して日本円で10万円+αを支払う仕組みだった。
私が40年前イタリア・ベネチアに旅行した時はフランスからアルプスの山を越えて入国したから、米ドルだけでリラの持ち合わせがわずかで、乗り合い船(バス)にもあの有名なゴンドラ(タクシー)にも乗れず、市の中心サンマルコ広場まで歩くしかなかった。銀行が閉まっている夜間とか休日はお手上げだ。便利な時代になったなあ。
