「文化の日」はまた「金時山」に登った。3日は「晴れの特異日」だというから、大学同窓生とのトレック例会をこの日に設定すればよかったなあ。登山口になっている金時神社の駐車場からはみ出し駐車の車をたくさん横目に見て、地元民だけの知っている「矢倉沢林道」をぐいぐい登る。今日は山頂も大にぎわいだぞ、と予想しながらトンネル先の登山口で長靴に履き替える。
雨上がりのこんな日は登山道が案の定ぬかっていて、下ってくる人の登山シューズがみんな泥だらけ。私の足下に気づいた人は感心する。11月にはいって登山道ではナナカマドが赤く色づいて秋の花が一杯。名残のマツムシソウ、トリカブト、リンドウなどみんな美しい紫色の花が目立つね・・・。
2年生EN君は前回、「比較構文」で as〜 as possible や as〜 as anyなど、原級の慣用用法をいくつか勉強した。They made it culturally as international as any nation in the world. 「そういう外国文化のおかげで、日本は文化面で世界のどの国にも負けないくらい国際化している。」副詞のculturallyは後の形容詞internationalを修飾しているね。語句整序の問題では「関係詞」を勉強した。よく理解出来ているけど、「わりこみ式」の関係詞節の位置が良くなかったね。「他人に親切である人々はみんなに愛されている。」は Those[ who are kind to others] are loved by everybody. 修飾したい語句のすぐ後に置かないといけない。今日はnot so much A as B (AというよりむしろBだ)の構文を勉強した。後の as は接続詞で「〜とくらべて」の意味だったね。だから「Bと比べるとAのほうはそれほど多くない」と直訳できるね。
2年生YAさんは前回「不定詞」の語句整序問題をやった。「関東学院大」の「手を組んで膝に置き、静かに正座しているだけでいいのです。」は You have only to sit down でもいえるけど、「すべきことは、正座すること・・」と考えれば、 What you have to do is ・・・ともいえる。さらにこの関係詞WhatをAll(すべてのこと)に変えればピッタリだ。今日は「仮定法」に入った。「苦手です・・・」と言うけれど、そんなに難しくない。「今」の事実と「昔」の事実に対して、その反対の内容を仮定してみればいい。「今」か「昔」の仮の話だ。「動詞」の形が覚えにくいけどね。
1年生MU君はそろそろ一年生の文法も完成に近づいてきた。今日は「時制の一致」を勉強してから「話法」の書き換えを勉強した。I know she passed the exam.「彼女が試験に合格したのを知っている。」を「・・・知っていた。」にするとI knew she had passed the exam. のように「過去形」のpassedを「過去完了形」のhad passedに直さないといけないのだ。I said to her, «Why didn't you come to the meeting?» は間接話法に直すとI asked her why she hadn’t come to the meeting. が正解だ。間接疑問文の形に直さないといけないし難しかったね。
大学生のYAさんは英検準一級の第3問で、長文3題を読んでほぼ全部正解が出せたね。「ハンセン氏病とアルマジロ」も「アーミッシュの人たちと科学技術」も、そして「日常生活での石油の役割」もとても興味深いエッセイだったね。低温動物のアルマジロがアメリカ南部にはうじゃうじゃ歩いていて、しょっちゅう高速の車に撥ねられているそうだ。これがハンセン氏病のウィルスの研究に役立っていたとは知らなかったな。英検の第4問はいつものEメールの質問に対して返事を短く英文で書く問題で、合格点までもう少しだった。 尾上
(追記)「金時山」に登るには、大きくは南・東・北の3つのコースがある。東側では、「公時神社」に参拝してから登るのが一番オーソドックスで90分かかり、前半は花も咲いてないし暗い杉林の中を歩くので余り好きではない。やっと展望が開け、噴煙あがる大湧谷や神山、芦ノ湖が眼前に迫るとそこが中間点で、仙石原の別荘地から登って来るコースと合流する。これはもっと手前の「うぐいす茶屋」でもう一つのルートとの分岐になっていて、私がいつも利用する「矢倉沢」トンネルの登山口まではすぐ近くだ。
南側のコースは県境の「乙女トンネル」のバス停から登るコースで、まず乙女峠に登って富士山や仙石原の大展望を楽しんでから、「長尾山」「前猪鼻山」など3つのピークを越えてシロヤシオや馬酔木の林の尾根道をアップダウンしながら山頂に至る。私が年に1回、元日登山に自宅から全部歩き通すにはこのルートだ。仙石原に下って「乙女口」から乙女峠に登って来る人もいる。
3つめは北側の「足柄峠」から馬の背を歩いて急斜面の下までたどるコースだ。ここには松田の「夕陽の滝」から登って来るコースと合流する。「猪鼻山」の異名のようにスパッと切れた「ブタの鼻」のような急峻な切り立った斜面を登っていく。アルミの階段が12本も連なって、ロープやクサリを頼りに登っていく本格的登山の趣だ。この日陰の多い北側のコースには珍しい高山の花がたくさん咲いて楽しい。白いオノエランやピンクのコイワザクラやイワカガミもこちらの斜面にしか咲かないよ。









