三島商工会議所にて
「しるこやから高原ビールへ」
「駿河台」に着くと鳥居の間から富士山が展望できる。一年前に廃業してしまった「しるこや」に駐車して、4人はここからハイキングを始めた。以前にもここを通ったことを思い出したON君、「ここの京しるこ、うまかったなあ・・」と残念がる。5年頑張った店主のKOさんは今、金沢市で外人旅行者向けのB&Bを経営している。茅ヶ崎の出身だからまだこの「しるこや」に未練があって、営業の道具を一部我が家に預かっている。
店の前の県道は昔の国道138号線で、乙女トンネルが開通した今は箱根スカイラインに通じる取り付け道路として利用するだけ。静かなくねくね道はバイク族の格好のツーリングルートだ。サイクリストが主人公のコミックにもこの道が描かれている。あっ、パトカーのサイレンが後から迫って来る。さっき見たバイクを追いかけて猛烈なスピードで通過していった。しばらくすると救急車と監査車両も登ってきた。追いかけられて急なカーブで横転したらしく病院に搬送されていった・・・。
3年生TA君は前回、接続詞 and のルール A and A' でミスした。「小樽商科大」の It is only quite recently that scientists have begun to observe the normal behaviors of wild animals with real care, and the results have been surprising. もし後半を scientists 以下と並列させたければ、それは節なのでもう一度接続詞のthatから始めないといけないんだ。つまり冒頭のIt is以下と主文どうしで連結するからそこで一度切ればいい。「野生動物の通常の行動を科学者たちが本当に注意して観察するようになったのはほんのつい最近のことで、その結果は驚くべきものになっている」と。
2年生のENさんは前回「比較構文」で、難しいThe –er SV, the –er SV. の構文を勉強した。例えば「早く来れば来るほど良い席がとれますよ。」は、まず基本の文を2つ組み立ててから考えよう。 You come soon. とYou can get a good seat. だね。それぞれを比較級に変えて、「〜するにつれて」の意味の接続詞as を使ってつなげば、 As you come sooner, you can get a better seat.ができる。これでも正解だよ。ここから例の構文に書き換えればいいのだ。比較級の形容詞・副詞にそれぞれthe をつけて文頭に出すと、The sooner you come, the better seat you can get. ができあがる。ちょっと難しいね。今日は「鯨の公式」no more 〜than〜を勉強した。数字の前につけるno more than〜 とnot more than〜の違いは何か?形容詞noと副詞notの違いで理解できたね。
裾野教室のKI君が出席した。「否定語を使わない否定表現」で ・・・the last person to 〜「決して〜しない人」や anything but〜「決して〜ではない」など大切なイディオムをたくさん勉強した。far from〜も「決して〜ではない」で 副詞のneverと同じ。よく似たfree from〜は「〜を持っていない」の意味で区別しないといけない。Happiness is far from living a rich life. 「幸福とは決して裕福な生活をすることではない。」
中学生のNI君は前回、「比較」に関する長文と文法問題をやった。整序問題で、「できるだけたくさんの本を読むようにしなさい。」が命令文であることをうっかりしてしまったね。高校生でもよくあるんだ。 Try to read as many books as you can. 前のas は「同じくらい」でmanyを修飾。後半は「あなたの可能性とくらべて」という接続詞のasだよ。今日は「疑問詞」を使う英文を書く問題をやってたくさん覚えることがあったね。
今日は入会希望者の「見学の日」。17日(土)の新聞朝刊に折り込みで、生徒募集の広告チラシを依頼した。それを見た1年生男子がお母様と参加したのでプリントを一枚やってもらった。30日からの「冬期講習」に参加申し込みをしてくれた。 尾上
(追記)山肌をくねくね回って「長尾峠」のトンネルに来た。仙石原の光がちらりと見える。富士の広大な裾野と愛鷹山系のゴツゴツの稜線を眺めながらランチにしよう。枯れススキを前景に食べていると黒光りのでっかいバイクが来た。米国の名車「ハーレー・ダビッドソン」じゃないか。
「尾上君の特技だね。」とよく言われるが、いつものように話しかける。「これいくらしたの?」と失礼なことも平気で。「燃費は?何歳?」と。横浜から一人でぶらりと走ってきた若者、43歳。これは600万円とか。わたしのクラウンを新車で買うより高いよ。サッカー老人のAO君には似合いそうだな。「一台どう?」と薦めて一緒に写真を撮ってあげた。
ここからは2つのゴルフ場の中をぐんぐん下っていく。駿河湾が照り返しで光っているよ。左が伊豆半島の大瀬崎で右側が清水・静岡方面だ。転がりそうな急斜面をほぼ直滑降のように下る。厚労省の「シベリア抑留者調査」のロシア語要員で再就職していたTA君があと3ヶ月で退職とか。まだまだ続けて働けるのに規約が厳しいそうだ。もったいない。
下りばかりを2時間歩きに歩いてやっと「時の栖」に着いた。「気楽坊」で露天風呂に浸かり、高原ビールで乾杯!おつまみにメニューの一品料理をすべて注文して「忘年会」だ。桜並木のイルミネーションが輝きだしたよ。来春また会おうね。









