きのうは霧にすっぽり包まれた「足和田山」1355mに登ったよ。富士五湖の「西湖」の南に連なるハイキングコースで「紅葉狩り」をしようといつもの大学同窓3人と歩いた。早朝5時に出発して4時間もかけて千葉県・流山市から参加した元編集長ON君も、世界を股にかけて活躍してきた元商社マンのAO君とTA君も元気に参加して第96回の例会が成立した。
2005年からもう11年の歴史があるんだ。こういう仲間とのおつきあいは元気な限り大切にしたいね。登り2時間、下り3時間のロングコースだけどみんなよく歩いた。「足和田山」の山頂には展望台やベンチがあってここで昼食を取るのは最高に気分がよかった。「三湖台」「紅葉台」と順に高度をさげて「青木ヶ原の樹海」に入っていく楽しいコースで、カラマツ林を抜け黄色い「ハウチワカエデ」に見とれながら、樹海の中の「鳴沢氷穴」まで歩くことができた。
ここは50年前に「東海自然歩道」が計画されたとき、最初に完成した理想的なコースで、ガスが出てなければ北に「西湖」を見下ろし南に「富士山」を見上げながらずっと展望のよい尾根道を歩くはずだったのに・・・。
次回11月7日(月)の三島教室は会場が「商工会議所」に変わりました。予定表を書き変えておいてください。「商工会議所」の担当者に無理を承知で再度交渉したら、5(土)・6(日)のイベント会場に予定していて、当日7日は会場片付け日で休館にしてあるけど、「夕方には終わっているから、夜間だけならどうぞお使いください」との返事。よかったなあ。ピンクの計画表に書いた駅北の「ホテル・東横イン」の会議室は、夜間に借用できるホールは他にここしかないけど、とても狭くて勉強の雰囲気にも合わないので悩んでいました。「ゆうゆうホール」と「商工会議所」の両方が借用できないときには、いつか借りることになるかもしれないけど、どなたか駅の近くで他にご存じないですか?
2年生YO君は前回「分詞」の文法・作文を勉強した。「現在分詞」は「物」に、「過去分詞」は「人」に使う、と覚えるといい。「〜は退屈だ」は、The book was boring.(物) She was bored. (人) となる訳は、boreという動詞が「退屈させる」という使役の意味をもつから。「退屈させるような本」、「退屈させられた女性」と考える。中学でやったsurpriseを始め astonish、amaze、charm、excite などの「感情」を表す動詞はほぼすべて「〜させる」という使役の意味を持っているよ。
御殿場教室のSEさんが久々に出席した。前回の英作文を添削して、解説しながら返却した。文法・作文では「名詞・代名詞」ができてなかったね。高校1年生の授業では週2時間でも「文法問題集」の全項目を扱いきれないので、どこかをカットすることになる。SEさんの学校ではこの「代名詞」が自習になってしまったらしい。今日のプリントを復習しながら、文法参考書と問題集をつかって今の内に勉強しておいて欲しい。今日は「仮定法現在」の文法と和訳をやってから、次の「比較構文」に進んだ。
裾野教室のKI君も今日こちらに出席した。前回よりもずっと短時間で問題処理ができていて驚いたよ。今日は「比較構文」の as〜 as possible(できるだけ〜) と 特殊な as 〜 as any (どれにも劣らず〜)、as 〜 as ever(誰にも劣らず)が原級で書いても「最上級」と同じ意味になることを勉強した。前の as は「同じくらい」の意味の副詞で、後の as は「〜とくらべて」の意味の接続詞なんだ。He is as great a scientist as ever lived. は関係代名詞 who の代わりに as をつかって「今まで生きていたどんな科学者とも同じくらい(負けないくらい)立派な科学者だ。」の意味になっているね。
3年生TA君は前回、臨時に「京都大学」模試の英作文をやってもらった。4〜5行にわたる長い日本文を英訳するにはかなりの学力と労力と、英語だけでなく日本語の能力が求められる。名古屋、大阪など関西の大学が昔からこういう形式だ。ちなみに東大、一橋、お茶の水女子など東京周辺では1〜2行の短文だけどね。「何倍もうまくなる」、「少々骨だ」、「ワイワイやっている」、「大食漢」、「満点の星」など、「和英辞典」でも見つけにくいし、基本例文の暗記だけでは処理できない「日本語表現」をいかに英語で表すかが「京大攻略」の力の見せ所だ。今日もセンター模試の1〜3問をやってみた。発音、アクセントですこし失点があったが文法や長文読解は正解が多かったね。文法・作文は「否定」を」やった。
中学生のNI君は中高一貫校の3年生で高校受験もないので、UG会では今高校1年の内容をやっている。今日は「関係代名詞」をパート1(who、which、 that)と、パート2(what)の両方をやった。理解できる生徒にはどんどん先を与えればいい。NI君も十分高校の内容が理解できているよ。
昨日の朝日の朝刊に載った「公立一貫校/進む前倒し学習」を読んだ?レベルの高い私立の中高ならよく5年間で6年分の学習内容を完成してしまうよね。私の出身の「甲陽学院」でもそうだった。今回の調査では、全国120校の公立の一貫校でも60%以上が似たような取り組みをやっているということだ。「飛び級制度」はまだないので、最期の1年間は受験勉強一辺倒になる。慶応や早稻田の附属高では大学の内容に進んで、英語の他にフランス語やドイツ語などを教えている。 尾上
(追記)東海自然歩道は東京の「高尾山」のある「高尾国定公園」を起点に、大阪府箕面市の「箕面国定公園」まで1700キロ、ずっと車の往来の少ない道を選んで、結構な高さの「山越え」や「吊り橋渡り」も含めて歩き通せるようになっている。静岡県では大きな茶畑のど真ん中も歩道に指定されていて面白い。
私が登ったことのある近在の山では、西丹沢の「畦ケ丸」、山中湖を見下ろす「高指山」「平野山」「大平山」を縦走したり、昨日の「足和田山」「紅葉台」も越えていく。山梨県に入ると、私の弟の温泉宿のある佐野川源流の「天子ケ岳」や身延の「思親山」などの高い山もこの「東海自然歩道」に含まれている。
最高点は丹沢北端の「姫次」という峠のようなところで1433mあるそうだ。南北アルプスのような2000mを越える百名山には入らないけど、小林泰彦の書いた「日本百低山」という文庫本に載っているような1000m級の山々を気楽に歩くのも楽しいね。
