三島商工会議所にて
「トランプ大統領」
子供のカードあそびをトランプというけど,英語のTRUMPは名詞で「切り札」だ。トランプ遊びで「気前よく切り札を切る」「ゲームに勝つ」の意味もある。辞書を引くと悪い意味もあって trump upでは「話をでっちあげて人をだます。」という風にもつかうらしい。反オバマ政策の「切り札」登場なのかもしれないけど、しかし新大統領トランプ氏の言動にはもっと品格と知性が欲しいなあ。
NY五番街の「トランプ・タワー」の高層ビルとか、世界各地の「トランプ・ホテル」などで新大統領の知名度は抜群だし、少しずつ国民の意識に「アメリカ・ファースト」が浸透していくのが怖い。「長いものに巻かれろ」にならないようにしないと・・・。
2年生のENさんは前回「仮定法」を使う英作文をやった。「東京都立大」の「季節がただ一つしかなかったとしたら、世の中はずいぶん退屈なところになってしまうだろう。」前半は主語をweにして「(一年中)ただ一つの季節しか持っていない」と言い換えないといけない。If we had only one season (all the year), the world would be very boring. 日本語の「〜が(数量)ある」の表現は「存在文」といって、英語ならthere is〜というか、動詞haveを使うのが一般的。hadやwould beなど仮定法の動詞語形に注意しよう。
今日は「無生物主語の文」を勉強した。What causes bubbles to float? は、「何が泡を浮かばせるの?」という和訳では不自然だね。「物事」が人や物に対して働きかけるのはおかしい。でも、文を受身形に言い換えてみるととてもいい日本語になる。「何によって(なんで)泡は浮かぶの?」と。英語では His sudden visit surprised us. 「彼の突然の訪問が我々を驚かせた。」なんて平気で言えるからね。ここも「〜でおどろいた」と「人」を主語にして言い換えておこう。
御殿場教室のYAさんが昨日に続いて出席した。はじめに学校の課題「自由作文」を添削してあげた。今日は「否定表現」の慣用用法をいくつか勉強した。英文和訳「Noと言わない日本人」では、This is one of the reasons that Japan has not been really esteemed by the rest of the world. が難しかった。ここで thatは前に「理由」があるから関係副詞のwhy と同じ働きだろうね。the rest of〜は「〜の残りの部分」の意味で、ここでは「世界の他の国々」のこと。冒頭のThisは,前文の内容をさすから、「こういうことは日本が世界の他の国々から実際に尊敬されてこなかった理由のひとつなのだ。」中学生NI君はお休みした。 尾上
(追記)NYに長年在住の日本人友人のIMさんはインテリア・デザイナー。かつて越後の銘酒の輸出向けボトルのラベル・デザインでも有名になった。6年前私にフェイスブックを始めて紹介してくれた人だ。先日もFB上で、「・・・トランプ・パナマ・オーシャンクラブ・ホテルから連絡があって、私のデザインした照明器具に興味があると言ってきたが、トランプとはビジネスをしないと言って断った。いい気分。」と、件のデザイン・ランプの写真つきで投稿した。
英語の原文では、However we regret to inform you that we do not do business with any Trump or Trump affiliated company. と返事したそうだ。米国籍も持っているからこんなことでまさか「国外追放」もないだろうが、ナチスドイツの時代ならどうなるかわからないよ。勇気あるなあ。「Noと言える日本人」だね!









