裾野市民文化センターにて
「雪割草の季節」
明日は「桃の節句」。「吊し雛と十二単衣」の展示を見に「秩父宮記念公園」に行ったら、まだ冬景色なのに枯葉が敷き詰めた中に純白のスノードロップの群落をいくつも発見!スズランのように緑の葉の上に下向きに花びらを広げてそこにもあそこにも。まだ裸の白樺林の向こうに箱根の稜線も見えてまさに早春の訪れ。
茅葺きの母屋の裏の谷ではユキワリソウを30株ほど発見!白、紫、ピンク、赤と色とりどりに美しさを競って華やかなこと。これもこの雪国・御殿場の「旧宮邸」で春一番を告げる花で今日も楽しみにしてきた。別名「ミスミソウ」といって「キンポウゲ」の仲間だ。雪国の日本海側で、特に「佐渡島」の「ドンデン山」940mにたくさん咲くと「花の百名山」で紹介されている。4月末頃雪解けのその山に登ってみたいなあ・・・。
2年生MIさんは前回「名詞節」を扱う和文英訳をやって3題とも正しく書けたね。「聖心女子大」の「彼女が試験に合格しようがしまいが、たいした問題ではない。」もIt matters little whether she will pass the exam or not. と書けた。 It が whether 以下の名詞節をうける型式主語になっているね。今日は動作の対象を表すonや交換や理由を表すforのような前置詞をとる他動詞を整理してたくさん覚えた。同志社の英文もしっかりていねいに訳せたね。
SEさんは動詞句の make one’s way (進む)の様々なバリエーションを勉強した。「上智大」の There was a big crowd inside the station, and I had to force my way out. は「駅構内には大群衆がいたので私は人を押しのけながら外にでる道を進まなければならなかった。」後半は形容詞+前置詞でイデイオムになっているものをまとめた。「桃山学院大」の和訳で、The chairman said that very few businesses had been able to make a profit during the past year, and that we must learn to be thankful for small mercies. では、「過去T年間に、利益を出すことができた企業はほとんどない。だからわずかな利益でも感謝するようにならないといけない、と会長は述べた。」のように、 and がつなぐ2つのthat 節は、一つながりのものとして解釈しないと。2つのことを述べたのではない。
KI君は前回、「龍谷大」の「ことばは言いたいことを言うための道具だ。」を和訳した。文中でダッシュのあとにalmost everything, indeed, that makes you what you are. とある部分が難しかったね。カンマカンマの部分はカッコに入れておけば、thatが関係代名詞でeverythingを修飾している。what you are とは「あなたの今のすがた」の意味だから、「あなたを今の姿にさせているほぼすべてのことだ」と訳せる。今日は和訳で接続詞の while がたびたび出て苦労したね。「〜である一方」という意味もあるから、though のような「譲歩」の接続詞なんだ。
御殿場教室の2年生EN君がこちらに参加して「下関市立大」の英文を和訳した。If you are, or soon will be, responsible for elderly parents, get together as soon as you can to plan a strategy for the next decade. ではカンマカンマで区切られた「挿入」語句が難しかったね。現在形の are の後に 未来形の will be を補充しているね。「年老いた両親に対する責任があったり、 あるいはもうすぐ責任が生まれるならば、・・・」のように、和訳できるといいね。今日は「横浜市立大」の英文で、 We are familiar with the problems of communication between speakers of different languages who have been reared in quite different cultures. で、who の先行詞はspeakers なのでof different languages と二重に就職しているね。そういうときには、「完全に異なる文化圏で育った人たちで、異なる言語をしゃべる人たちどうしの間での・・・」と訳すと良いね。
御殿場教室のYAさんもこちらに出席した。今日は「強調」のdo、does、didを動詞の前に「助動詞」のようにつけて「実際に〜をやったよ」と訳す練習をやった。後半はいわゆる「強調構文」で、It is 〜 thatの間に、文の一部を強調して〜に移動させる文の練習をやった。Paper was not made in southern Europe until about the year 1100. は「文否定」のnot を思い出して、「紙は1100年頃まで作られなかった。」ではなくて「1100年頃までではない」つまり、「紙が作られたのは1100年になってからのこと」と訳せると正解だ。
3年生TA君は先週末、東京で前期試験を受けてきた。大きな失敗はなかったようなので合格を期待したい。しばらく使わないとせっかくの英語力が落ちてしまうから、錆び付かないようにと出席してくれた。長文問題を2問やったらともにほぼ完璧だった。後期試験の準備も着実にやっておこう。「北海道大」の英作文問題もやってみた。 尾上
(追記)「日本百名山」は登山家・深田久弥の名著で、NHKの山岳番組でもよく紹介されるが、もう一つ「花の百名山」というガイド本があるのを知ってる?脚本家の「田中澄江」が体験してまとめた同名の随筆(1981)をもとにしてヤマケイ(山と渓谷社)が編纂したもの。山頂を目指すよりも登山道に咲く「100の花」を楽しむ100名山が紹介されている。
私の花好きは自他共に認めるところだけど、男性よりもどちらかといえば中高年の女性で花を目当てに山に登るグループに今までたくさん巡り会った。盗掘、つまり「花ドロボー」をするのもこういうオバサンたちのようだ。金時山の貴重な花たちも年々少なくなって困ると「金時小屋」の主人・秀ちゃんも馴染み客たちも嘆いている。
この「花の百名山」の一つに九州の私の思い出の「霧島山」も入っていた。「キリシマミツバツツジが見たい」として写真入りでコース紹介されている。有名な「ミヤマキリシマ」というツツジなら九州各地の山で見られるけど、この花は「霧島山」特有の花だ。私が高校の修学旅行の4日目の早朝に登ったときには知らなかった。(壁紙はその時キャノンで撮った霧島山・韓国岳です。)









