高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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類義語辞典(シソーラス)
類義語辞典(シソーラス)
2017年4月23日(日)
御殿場市民会館にて 
「万葉公園から矢倉岳へ」
 丸坊主でとても展望のよい「矢倉岳」870mに登ったのは10年ぶりかなあ。大学時代の仲間と山登りを始めてまだ間もない頃だったな。「足柄峠」までは「金時山」へ行く道と同じだけれど、右折せずに「足柄関所」と「聖天堂」の方に進み「万葉公園」に至ると駐車場があってここから登山が始まる。この美しい「県立公園」からはヘアピンカーブの急斜面になって谷の向こうに関東平野が開ける。イヌワシが飛来するので、野鳥ファンがカメラの三脚をずらっと並べる名所でもある。
 「万葉公園」を通り抜けて杉林の中を歩き始めると1本だけ真っ白なエンレイソウを発見!小さなアップダウンをくりかえして1時間ほどで山頂だ。オレンジ色のクサボケや紫色のタチツボスミレが登り斜面一面に咲き乱れる中にピンク色のエイザンスミレが一本だけあった!少し日陰の斜面をえらぶ難しいスミレで、昔京都の「比叡山」で見つかったからこの名が付いた・・・。

 1年生のTA君は前回、 かなり長めの英文「スモール・トーク」を和訳した。あいさつ程度の会話のことで、その話題は天気や余暇の過ごし方、テレビや人気の映画などプライバシーには触れないものだ、という話。全体的にきちんと和訳できていてかなりしっかりした英語力だね。問題は「関係代名詞」をしっかり見分けてthat がwhichと同じように直前の名詞を修飾するように訳すことだ。今日は「時制」を勉強した。特に「未来進行形」は初めて見たね。英文を和訳するには、あちこち迷わずに文の最後から順に訳せばいいのだ、という話に納得できたかな。
 3年生YAさんは前回、「東京外語大」の英作文をやってみた。日本語では「主語」を明示しないことが多いから英訳するには文脈から考えないといけない。機械翻訳だと仕方なく「空欄」にしたり、わざわざ「受動態」に変えたりして by〜を省略することもあるんだ。今日は「 It を含む構文」から始めた。特に「強調構文」でつかう It is〜thatにはいくつか慣用用法があるから注意。「疑問詞」を強調するならいつでも Wh- is it that・・?となる。It is not until〜that・・「・・したのは〜以前ではない」つまり、「〜してはじめて・・した。」もしっかり使えるようにしよう。
 大学生のYAさんは、前回「佐賀大」の入試英作文をやってみた。とても素直な英文が書けていて安心だ。動詞の「現在完了形」や「未来完了形」に注意できるといいね。今日も英検準一級の前半2問をやってみた。長文の「オーストラリアはスポーツ大国」は読みやすかったけど、「大昆虫の時代」のほうは地質学や生物学に関わる内容で、少々難解だった。問1の「語彙力」問題はやはり難易度が高いなあ。語彙力増強には「語源辞典」や「類義語辞典(シソーラス)」を引くようにするのも役に立つよ。私のお気に入りは「大修館」の「英語語義イメージ辞典」だ。覚えにくい単語は、これで理屈と共に覚える。 尾上

(追記)ともに「足柄峠」にある小山町の「足柄城跡」と南足柄市の「万葉公園」は県境を挟んでほとんど隣り合わせだよ。鎌倉時代まではこの峠道が「東海道」だったから、いよいよ郷里の「東国」から「都」に向かう多くの旅人たちが分かれてきた親しい人を想った。そこで詠んだ歌が「万葉集」にたくさん収められていて彫り込んだ石碑がいくつも立っている。
 日本武尊の「あづまはや・・・」の句は、東国征伐からの帰途この「足柄峠」に立って「我が妻」に呼びかけて、苦難だった「東国方面」を見ながら詠んだという。石碑の一つにある「足柄の 御坂に立して 袖振らば 家なる妹は 清に見るかも 」なんていいねえ。「家にいる妻からはっきり見えるだろうか」という意味らしい。
2017/04/23 (Sun) 22:40


How soon〜?「あとどれくらいで〜」
How soon〜?「あとどれくらいで〜」
2017年4月20日(木)
裾野市民文化センターにて
「金時山の花の季節」
 「金時山」に登るには「公時神社」に参拝してから出発する正統派のルートの他に、「乙女峠」のトンネル手前や「仙石原」の街中から登るルートもあるし、私の大好きな北側の「足柄峠」からのコースもある。オノエランやイワカガミなどの珍しい高山植物を発見できるからね。どのコースもそれぞれ全く別の山に登るような個性にあふれているよ。
 4月になって、冬期は雪が積もって危険なために通行禁止になる「金時林道」のゲートがやっと開いた。これは仙石原から箱根外輪山を越えて東側の足柄下郡につながる林道だ。リピーターしか知らない登山口がこの林道の最高点にある。「矢倉沢」のトンネル出口に駐車して出発するとわずか50分で頂上だ。これが5番目の「スペシャル・ルート」で3000回もの記録をもつ登山者はこれをよく使っているらしい。
 平日だけど嵐が吹き荒れた後の山日和で、今日の金時山も次々と登山者が続いた。若者たちの4人組、幾組もの老夫婦、外国人グループなど。日当たりのよい山道にはフジザクラや華やかなオレンジ色のクサボケ、紫色のタチツボスミレ、薄紅色のエイザンスミレ、筆リンドウ、タンポポなど、「花の金時山」の季節がいよいよ始まったよ・・・。

 3年生MIさんは「助動詞」を勉強した。過去の習慣を表す used to やwould often(よく〜したものだ)に注意。また、助動詞の後に完了形が来ると、 He needn’t have taken an umbrella.(持って行く必要がなかった)とか I should have had a good warm-up before the race. (十分なウオームアップをすればよかった)のように「後悔」や「残念」な気持ちを表す。
 SEさんは前回「助動詞 may」の働きを考える英文を和訳した。「亜細亜大」の「グッドバイ」の語源を教える英文が面白かったね。God be with ye. がつづまったものだという。これは May God be with you. のことで「神様があなたとともにありますように」という意味の「祈願文」なのだ。年末によく歌われる「ホワイトクリスマス」の一節に May your days be merry and bright ! という歌詞があるよ。今日の英文和訳でも「助動詞」のmayを用いる場合をやってみた。Talk louder so that I may hear you. 「わたしに聞こえるようにもっと大きな声ではなしてね」は節の動詞に助動詞のmayやcan、willを加えて「目的」の意味を表すよ。
 KI君も助動詞の用法で You can’t thank you too much for your kindness.が難しかった。can’t 〜 too〜は「どんなに〜してもしすぎということはない」の意味だったよね。「理科大」の語句整序問題で、「この時期にしては暖かすぎる」も難問だ。It is too warm for this time of year. で済ましたいところだが与えられた語句はもっと長い文を要求している。助動詞のought to も使うとすれば、「この時期に当然の温度よりももっと暖かい」と言い換えて、The weather is warmer than it ought to be this time of year.と書かせる問題だった。動詞がought to beで終わっているから高校生は苦手だね。
 1年生KA君は前回、27行の長い英文「数のトリック」を読んで内容がほぼつかめたね。今日は「疑問文」を作る問題をやったらほぼ完全だったね。「あとどれくらいでこの飛行機は沖縄に着きますか」は how soon (どれくらいすぐに)が初めてだったんだね。「このグループの中で誰が一番若いと思いますか」は、Do you think と Who is the youngest in this group? を一文につなげればいい。しかし疑問詞のWhoが文頭に出ることを忘れてはいけない。Who do you think is the youngest 〜となる。 尾上

(追記)この日曜日に東京で買ってきた「タブレット」 iPADの使い方を研究中だ。アップルという会社は商品に冊子のマニュアルを添付しないから、ホームページで自分で検索して覚えよということらしい。表参道の「アップル・ストア」で購入と同時に初期設定はしてもらったものの、その後がさっぱりわからない。市内の中古品の店「ゲオ」に行ってなじみの店員に教えてもらって少し分かってきた。
 昨日は畑仲間のOKさん宅を訪問した。彼は8年前に買って持っているからiPADの魅力を熱っぽく私に語ってくれた。セイコーの技術者だったから電子機器にはめっぽう強い。「ここにある SIRI って何?」と聞いたら、音声で質問すると答えてくれる機能だと。日本語で「今日の天気は?」と聞くと、気象データを示して答えてくれるよ。まるでロボットの「ペッパー」のようだね。
2017/04/20 (Thu) 23:39


海や船や国は女性形の she
海や船や国は女性形の she
2017年4月17日(月)
三島商工会議所にて
「表参道ヒルズ」
 車で東京に出ると困るのは駐車場だ。原宿駅から青山通りに通じる広い「表参道」には「路上駐車」ができるスペースがあって、1時間以内に限り300円のコインを料金箱に入れればいい。しかし、昼食をとってその後「アップル・ストア」で購入したての「iPAD」の使い方を教えてもらうのだから長くなりそうなので民間の駐車場に入れることにした。1時間800円とは恐れ入る。青山の地代は高いからなあ。
 「表参道ヒルズ」というショッピングモールで家内と食事をとった。ここは安藤忠雄の設計で、11年前に開業した全館吹き抜けの建築物だ。地下3Fから地上3Fまで階段のかわりに全部スロープで移動するから、たくさんのブティックも飲食店もみな坂道に面しているという面白い造りだ。明治神宮に通じるケヤキ並木のここには、むかし「同潤会」という名の古めかしいアパートが建っていたのを思い出したよ・・・。

 高校1年生NI君は「不定詞」の勉強で、 I want you to go out. 「君に出て行って欲しい」 のような「SVOC」の文型になる文をやった。tell 人to〜「人に〜するように言う」や、ask 人to〜「人に〜するように頼む」、という文は中学でも勉強したね。他にもteach、advise、encourage(励ます)なども同じ用法だ。ところが、I saw a black cat run into the house.「黒猫が家の中に走り込むのを見た。」のように「知覚動詞」see、hear、feelを使うと不定詞の「toが消える」ということに注意しよう。
 3年生のTAさんは前回、「野口英世」を和訳した。 Noguchi, who through devotion to science lived and died for humanity, is also one of the great characters Japan may well be proud of in her recent history. SとVの間にカンマカンマで挟まれた部分は「非制限用法」で主語を説明するだけだから、「ノグチは、科学に貢献することで人類のために生きて死んでいった人だが、彼もまた近年の歴史の中で日本が誇りにしても当然の偉大な人物の一人だ。」と訳そう。herは女性形の代名詞で「日本」を指すよ。海や船や国は「母」のように感じられて女性形なのだ。今日は「時制」に関する文法・作文をやった。15問中14問が正解だったね。素晴らしい。 尾上

(追記)「青山学院」のあたりは懐かしい。私が小学校1年・2年生の頃通っていた「常磐松小学校」は、塀の向こうが「実践女子大学」でその更に隣が「青山学院大学」だった。戦後間もない昭和24.5年の頃のことで、私たち一家は渋谷駅から「道玄坂」を登ったところにある「南平台」の父の社宅に住んでいた。駅の南口を通るのが近道だったけど、学校帰りには友人とよく「青山通り」に出て「宮益坂」を下っていったのを覚えている。
 私が生まれた頃一家は「明治神宮外苑」の近くに住んでいたが、昭和20年3月15日の「東京大空襲」で焼け出され、しばらく母の実家であったこの県東部の「長泉村」に疎開して世話になっていた。私の生まれ育った「長泉」と、小学校の頃住んだ「澁谷」が国道246や「東名高速」でつながることになろうとは・・・。
2017/04/18 (Tue) 0:55


英語の語順が日本語とは逆順になる
英語の語順が日本語とは逆順になる
2017年4月16日(日)
御殿場市民会館にて 
「初めての夜桜見物」
 夕食を早めに済ませて自転車で「桜まつり」開催中の「秩父宮記念公園」に出かけた。公園の前の道路からサクラが満開のトンネルになっていてライトアップされて美しい。園内に進むと林の向こうの小高い岡の上に、夜闇の中に照らし出され輝くようなまるで「能舞台」が出現する。2本の「しだれ桜」の大木が母屋のかやぶき屋根を覆うように咲き誇る豪華さ。
 週末の公園は家族連れや若者たちで大賑わい。焼き鳥やら焼きそばなどの露店が数軒立ち並びお祭り気分。すぐ近所に住んでいてずっと前からこんな楽しいイベントをやっていたとは知らなかった・・・。

 1年生のTA君は前回、 「5文型」をたくさん使う30行の長い英文「虹は何色?」を全文和訳した。中学の英語が確実な力になっているようで、一部を除いてどれも正解だった。SVの前にある接続詞のsoは「だから」と訳して「結果」を示すよ。働きはandやbutと似ている。今日は「命令文」「感嘆文」に加えて「付加疑問文」の作り方を勉強した。Hiroshi will come tomorow, won't he? のように、「肯定文」の後には同意とか確認のために「それとも来ないの?」と反対の内容を聞き直す形式だ。
 2年生MU君は「不定詞」の勉強で I want you to go out. のような「人に〜をするよう望む」とか「〜するように言う/命ずる/頼む/励ます」のような場合をまとめて覚えた。センター試験の過去問で Some Japanese business leaders have encouraged workers to take more paid vacations in order to reduce international criticism. の和訳が難しかったね。英語の語順が日本語とは逆順になる、と知っていれば簡単だ。「日本のビジネスの経営者たちは世界からの批判を少なくするために、もっと有給休暇をたくさん取るように社員たちに奨励してきた。」
 3年生EN君は前回、助動詞のmay やmay well(〜するのも当然だ)を用いた英文を和訳した。上智大の英文When religions decay, form generally outlasts substance: は動詞のoutlastsが難しい。lastは「続く」の自動詞だが、outlastは目的語をとって「〜よりも長続きする」の意味だ。だから 「宗教が腐敗すると、形式が実質よりも長く続く。」と訳せばよかった。最後の「コロン」は次の文が前の説明だと分かるから、「すなわち」と訳を添えたのはとてもいいよ。今日は「助動詞」に文法・作文をやったら、10問全部正解が出せたね。
 3年生のYAさんがひさびさに出席した。少々ブランクがあったけど危惧したほどは英語力が落ちずに維持できていてよかった。今日は「時制」がテーマで文法・作文を中心にやった。まず例文10を和訳してから入試問題に取り組んだ。ミスがいくつかあったがヒントを与えれば正解が出せてよかった。この「UG会」でますます英語が好きになってくれるといいな。
 大学生のYAさんは、英検の対策で長文を3つ読んだ。「中国の恐竜発掘」「電子レンジの働き」はとても正確に読めていたけど、最後の第3問「食事量を減らせば長生きできる?」が難しかったね。今日の「ニューズウィーク」の話題は「キリンのエイプリルがNYの動物園で出産」だったので、プリントを作って後で読んでもらうことにした。 尾上

(追記)真夏日の一日だったね。今日は東名をすっ飛ばして東京に行ってきたよ。青山の「表参道」にある「アップル・ストア」まで遠征した。久しぶりの東京、それも一番ファッショナブルな街と言われる「原宿」の通りは、眼がくらくらするほどの異文化の世界だ。ネットで注文しておいて直接受け取りにきたのだけど、店員らしい黒人の若者が入口に立って流暢な日本語で案内してくれたのにも驚き。原宿は国際都市だなあ。
 とうとうアップルのiPADを買ったよ。家内のPCが昔のビスタでサービス停止になると共にインターネットもできなくなったことが一つの理由。平塚市の眼が見えない友人が持っているのと同じiPADを自分で使ってみて、画面の文字を音声で読み上げる機能を使い、なんとか文筆の仕事に復帰できるようにお手伝いしてあげたいのも大きな理由。だけど使い慣れたウィンドウズにはない魅力がiPADには一杯のようで、これから研究するのが楽しみ。
2017/04/17 (Mon) 0:19


「感嘆文」の作り方
「感嘆文」の作り方
2017年4月13日(木)
裾野市民文化センターにて
「富士山2合目へ」
 久々に真っ青な空が広がって「富士山」も真っ白に輝いている。富士宮口5合目に通じる自動車道の「富士山スカイライン」を歩いてみることにした。通行止めのゲートに駐車して、スパイク付きの長靴を履きプラスチックのそりを片手に登っていった。すっかり除雪も終わって5月の開通を待つばかりになった道路には雪解け水がチョロチョロと。
 1時間ほど歩くと「高鉢駐車場」に来た。昔よく「きのこ狩り」に来て珍しい真っ白なヤマブシタケを見つけて興奮したことがある。ここは江戸時代以来の正式な登山道で、「富士宮浅間神社」からスタートした登山者がここで一休み。標高1600mにあたり2合目と呼んでいる。この付近ではオオバイケイソウの大群落を見つけたことがあるので、一面に雪が残っているけど樹林の中を少し歩いてみた。
 あった!バイケイソウの新芽が雪解けしたばかりの窪地に3つ並んで立ち上がっていた。甘い香りの梅の形をした花を鈴なりに一杯つけて咲くのは1ヶ月先のことだけどね・・・。

 3年生MIさんは文法・作文で「時制」を勉強した。接続詞のsince でつながる複文は左の主文には「現在完了形」、右の従属節には「過去形」を使うのが普通。「〜した時以来、今までずっと・・・だ」の意味だからね。私がヒントを与えて考え直してもらうとたいてい正解にたどりつける。今の内に苦手を克服しておこう。今日は「英検準一級」の問題をすこしだけやってみた。空所を埋める語句を4択の中から選ぶことになっているがなかなか難しい。語彙力はかなりあるのだが。
 SEさんも「時制」の問題は少々苦手のようだ。 「条件や時を示す節」をつかった英文では「未来」の内容でもwill を使わずに「現在形」で書く、という受験生泣かせのルールがある。If it is rainy tomorrow, ・・はisであって will be ではない。なぜなら、助動詞のwill (〜だろう)を加えると「予想」が半分怪しいが、という「話者の気持ち」を加えてしまうからダメなんだ。ここは「〜であるとするならば」とか「〜する場合には」「〜した後なら」の意味だから、「前提」として断定しなきゃいけないのだ。
 KI君も「時制」の問題をやってみて、「過去」より以前の事柄を「過去完了」で表すことに不慣れだったね。「大過去」ともいうけど「その時にはもうすでに〜してしまっていた」という意味になる。 When she came in, all the teachers had been seated.のように使う。語句整序の問題では「中央大」の問題が難しかったね。「医学の進歩によって、日本人の平均寿命が伸びました。」は「日本人の〜」が文尾に書いてあるから、これを目的語にしないといけない。つまり「無生物主語の文」のように、「医学の進歩」」が主語で「日本人の平均寿命」をその「対象」に置き換えないといけない。つまり、  Advances in medical care have lengthened the average life-span of the Japanese.となる。
 1年生KA君が今日入会した。学校の授業よりも少し先回りすることになるけど、まず英語の文型を勉強した。「動詞V」を中心に左に「主語S」、右に「目的語O」や「補語C」を置くから、英語は語順を大切にする言語だと言える。第1文型のSV、第2のSVC、第3のSVOのように。語句の並べ替え問題や和文英訳の問題をいくつかやってみたら正しい答えがかなりたくさん出せたね。2枚目のプリント「文の種類」では、「感嘆文」の作り方を勉強した。「とても〜だ」と very 〜でいう所を「なんと〜なんだろう」と強調するにはvery をhow に置き換えて How 〜の形で文頭に出せばいい。 尾上

(追記)農作業仲間のTAさんが、英語塾が終わったときに1年生のTA君を迎えに来て、ついでに「発芽したモミ」をプレゼントしてくれた。専業農家のご主人が播種した後に残ったモミを分けてくださったのだ。今年は昨年の自作のモミで残しておいたものがあるのでそれを播くつもりで,先週水につけたばかりだった。先を越された。
 今年もまた「田植え」と「稲狩り」は仲間の6人と一緒に楽しくやりたいけれど、「水の管理」や施肥や雑草取りは自分でせっせとやるつもりだ。育苗から脱穀、乾燥まですべてを自分の力でやってみたい。今日は朝から快晴に恵まれ、日当たりのよい庭に出て、用意した育苗用のトレイ6枚にそのモミをたっぷり播いた。
2017/04/14 (Fri) 0:05


take it for granted that〜(〜を当然だと考える)
take it for granted that〜(〜を当然だと考える)
2017年4月10日(月)
三島ゆうゆうホールにて
「お花見茶会」
 昔なじみの門下生による「お茶会」に出席したいと家内がいうので、「秩父宮記念公園」まで送っていった。昨夜から小雨混じりの嵐のような天気で、緋毛氈を敷いて「野点」をやることもできず屋内での開催になった。宮様のお住まいだった茅葺きの母屋を覆うようにいつもは見事に咲き誇る「しだれ桜」の古木もまだ花がちらほらの状態だった。
 今年は開花が1週間ほど遅れているけど恒例の「桜祭りとライトアップ」は延期もできず、園内にはテントを張って露店がずらりと並んで客がいないから開店休業だ。私は待ち時間に園内を散策してカタクリ、ハナニラ、スイセン、ショウジョウバカマ、シュンラン、エンレイソウを見つけて少々興奮気味。御殿場ならではの高山の花ばかりだ・・・。

 高校1年生NI君は「不定詞」の2回目。seem to〜 (〜と思われる、〜のようだ)を勉強した。It seems that he is rich. (彼は金持ちだと思われる)は 主語をHeで始めると動詞のis を不定詞に直して He seems to be rich. というのと同じだ。 もし he was と「昔」のことだったら to have been と「完了形」に変える。「東京理科大」の英文は少し難しかったね。・・・, which had happened to flutter in the wind just as I passed below. 「それ(大きな旗)が丁度私が下を通り過ぎたときに、たまたま風に吹かれてパタパタはためいたのだった。」 happen to〜 も大事な不定詞の用法で、「偶然〜だった」の意味になる。
 新入会3年生のTAさんは、「助動詞」を用いる英文の全訳をやった。1文だけでなく複数の英文をひとつのパラグラフとして読むことがとても大切だ。入試問題をふくむ5題はどれも接続詞の and の処理で難しかったね。「and を△印で囲む」習慣をつけて、「A and A’」のルールを思い出すようにしよう。and の直後にある単語(A’)と同じ種類の単語(A)を見つけ出して「並列」させることだ。動詞の過去形なら過去形と、動名詞の-ing なら-ingと並列するはずだから。今日は「時制」の文法問題をやったらほとんど完璧だった。
 裾野教室のKI君が出席した。前回、「明治大」の英文を和訳した。A and A’ のルールに注意して finishing と並列する trying とさらに前にある getting の3つの動名詞形を結ぶことができたね。それらが such important things as の後に続く例になっているんだ。今日は「 Itを含む構文」が難しかった。take it for granted that〜(〜を当然だと考える)や It goes without saying that〜(〜はいうまでもない)などのイディオムをたくさん覚えなきゃいけない。強調構文で It is not until 〜 that・・「〜になって初めて・・・」もしっかりマスターしておきたい。 尾上

(追記)「お花見茶会」といえば、16世紀末に豊臣秀吉が催した「醍醐の花見」が有名だね。秀頼などの外は女性ばかりを1300人も招待し、畿内から取り寄せた桜の木を700本も「醍醐寺」の裏山に植樹したという。昨日の日曜日そこで、恒例の「豊太閤花見行列」という仮装行列が華やかに行われたそうだ。桜は満開だったのかなあ。
 10年以上も前、家内と京都の「醍醐寺」に行ったことがある。花見も終わった頃、「金堂」の前庭に観客席を設営し、夕方から始まる「薪歌舞伎」で「勧進帳」が上演された。病気を押して今は亡き「市川團十郎」が弁慶、息子の「海老蔵」が安宅の関守・富樫を演じた。幕前には本山の僧侶たちによる合唱で「声明(しょうみょう」」を聞くことができ貴重な体験だった。
2017/04/10 (Mon) 23:23


seem to 〜を It seems that〜に直す
seem to 〜を It seems that〜に直す
2017年4月9日(日) 
御殿場市民会館にて 
「湘南平の子犬たち」
 平塚のYA君を訪問する前に大磯に立ち寄って「湘南平」山頂まで車で登ってみた。満開の桜並木が続く坂道は歩いた方がきっと楽しそうなつづれ折れだったし、NTTの中継塔のある山頂からは相模灘の大海原とロングビーチと眼下には東海道の松並木が一望の下だった。大磯といえば明治時代の元勲「伊藤博文公」や終戦処理の「吉田茂首相」の別荘などがずらっと立ち並ぶ風光明媚な海岸だ。
 3年前に山の仲間と5人でここをハイキングした。飛び入り参加の米人留学生・マシュー君には不慣れで少々きつかったかな。「高麗神社」から登り初めて「馬の背」のようななだらかな尾根道を歩きこの「湘南平」に至る。南に太平洋、北に「丹沢・大山」の山脈を眺めながらとてもさわやかな楽しいコースだったなあ・・・。

 1年生のTA君は前回、長文の「数のトリック」を全文和訳したらほぼ正確だった。「命令文」の後の接続詞は and なら「そうすれば」、or なら「さもないと」と訳すんだったね。今日は「疑問詞」のまとめ。中学で学んだことの復習だ。英作文の問題では How longや How farは知っていたけど「あとどれくらいでこの飛行機は沖縄に着きますか。」は、「どれくらいすぐに・・」と考えて How soon will this plane arrive in Okinawa? と書けるとよかった。
 2年生MU君は前回、「語句整序」の第1回に取り組んだ。難しい「無生物主語」がテーマだったけど半分は正解だったね。「物事」が「人」に〜させる、となっている英文は日本語では不自然だから目的語の「人」を主語に書き直して、「物事」のために「人」が〜になる、と和訳できるように練習する。今日は不定詞構文の seem to 〜を勉強した。「〜と思われる」とか「〜のようだ」と訳して「話者の推量」を表す。 I think that 〜と言うのと変わりないけど、受身形で It is thought that 〜でもいいし、It seems that〜というのと同じだ。後半は不定詞の副詞的用法を5つ勉強した。
 3年生EN君は前回、「大阪教育大」の和文英訳をやった。「・・・時々まだそちら(イギリス)にいるような錯覚に、ふっと捕らえられたりするこのごろです。」とは、「仮定法」の動詞を使って「まるでまだそちらにいるかのように感じる」と書いたのはよかったね。These days, I sometimes feel as if I were still in your country. 「ふっと」のようなオノマトペは訳さなくていいでしょう、今日は文法作文で「時制」をやったらほぼ完璧に理解できていたね。「時」を表す when、before、after、until やas soon as などと「条件」の If を使う節ではwill がダメと覚えておこう。
 大学生のYAさんは、英検準一級の対策問題をやってみた。問1はいつもながらレベルの高い語彙、つまり使用頻度の低い見慣れない単語がたくさん試される。わずか1・2行の質問文は難なく訳せるんだけどね。問2の長文「ペットの人気と問題点」と「明晰な夢見」はしっかり読みとれて80%正解がだせた。今日の英作文は「神戸大」の問題から「エコロジカルな考え方」を英訳した。The base of the ecological way of thinking is to 〜と書き始める。読みやすい英文が書けるようになってきたね。 尾上

(追記)昨日、米国オハイオ州立大学の博士課程に学ぶステファニー・トマスという女子学生から「お礼状」が届いた。・・・「尾上敦・記念奨学金」をこのたび受賞しました。これからの日本文学研究と近々「山形大学」に留学する準備に大きな援助となります。ありがとうございました。・・・ときちんと日本語で書いてあった。
 前記のマシュー君はその同じ「奨学金」の第1回受賞者だ。10年前、大学のあるカランバスに出かけて行き私たち夫婦がその授賞式に立ち会って以来の友人だ。そのわずかな奨学金がきっかけで来日し「法政大学」で「能」や「源氏物語」の研究をやった。以前には中高のALTとして来日し京都で教えたこともある。
 1999年、ニュージャージー州のプリンストンで不慮の自動車事故に会った次男・敦の日米文化交流への思いを生かそうと、私たちは母校のオハイオ州立大学大学院に「記念基金」を設けた。恩師の先生方や友人たちも大勢賛同して寄付してくださり、小さなファンドだけれどその配当金を利用してスカラシップとして毎年優れた院生に授与されている。
 しかしこのように便りをくれる礼儀正しい学生は珍しい。ステファニーさんは「斎藤茂吉」の随筆が研究したくてその故郷の「山形」を留学先に選んだらしい。来日の折にはなにか援助をしてあげたい。賛同してくれた先生たちに報告のメールを書いたよ。
2017/04/09 (Sun) 23:22


「鯨の公式」 no more 〜than〜
「鯨の公式」  no more 〜than〜
2017年4月6日(木)
裾野市民文化センターにて
「江ノ島の磯で」
 やっとポカポカの陽気になりそうと期待して、箱根を越えて「江ノ島」まで行った。うっすらと春がすみのかかった大海原を横目に見ながら小田原、大磯、茅ヶ崎と西湘バイパスを走ると車窓の隙間から潮風のいい香り。砂州の上の長い橋を渡って江ノ島に渡ると今日も大勢の観光客でおおにぎわい。真っ白なオオシマザクラが満開で期待通りのお花見ができたよ。
 浜辺のプロムナードを行くと男の子が2人釣り糸をたらして岩場のカニを狙っている。ヨットハーバーまで進むと老人がまな板の上で魚のウロコを剥いでいた。釣り上げたばかりの大きな「クロダイ」だ。鯛がいるということはこの島が岩礁であるのかな。「稲取高校」時代には、もう半世紀も前のことだけど、伊豆の東海岸の岩場で貴重なサザエをエサにまいてクロダイを狙うアングラーによく出会ったな・・・。

 新3年生MIさんは前回、「比較構文」の書き換え問題をやってみた。Those people tried not so much to understand her as to take advantage of her. は後半の「彼女を利用する」に比べて前半の「理解する」の方が「少ない」と言っているから、rather thanをつかって書き換えるとすれば、前後を入れかえなければいけない。今日から「文法・作文」の上級シリーズが始まった。1回目は「It を含む構文」で、It is not until 〜that・・・ (〜して初めて・・・)やWhy is it that ・・・? (・・・なのはなぜ?)のような「強調構文」が難しかったね。プリントのNo2は「英文和訳」だ。入試にでた英文をパラグラフごとに和訳するから、ひとまとまりの文脈を正確に読み取ることが求められる。明日は学校で「課題テスト」があるので早めに帰宅した。
 SEさんも前回、「比較構文」の書き換えで「鯨の公式」の扱いに苦労した。「鯨が魚でない事は・・・」と否定文のno more とかnot ・・・any moreで書き出して、後半のthan 以下に明白な「たとえ」、つまり「馬が魚だなんて」と述べる表現法だったね。You cannot make me change my mind just as you cannot make the sun turn back. も後半のたとえを、あり得ない話「太陽を戻ってこさせるなんて」と肯定文にして、 前半を You can no more make 〜としないと。今日の「It 構文」では入試の英訳で、「・・・家を出るのが少し遅れた。」は単純に I left home a little late. でいいのだけど、日本語につられてI was late で初めてしまった。late for school の例文から late for the time to start ならいいけど、late to leave home はダメ。I was late in leaving homeとは言うけどね。日本語の「・・・するのは〜だ」はたいてい強調構文に英訳できるけど、「・・・するのが〜だ」は、数量や回数などの形容詞が〜に来て、・・is many とか・・is sometimes などと補語にはできないよね。 尾上

(追記)大好きな湘南海岸にでかけた目的のもう一つは、眼が不自由で平塚の介護施設にいる友人のお見舞いだった。今回が3回目で、先月は外出許可を取りレストランで一緒に食べた海鮮料理がとても美味しかったというので、もう一度味わってもらおうと思って訪ねたのだけれど。最近腰を打撲してしまったらしく歩行困難なので今回外出は諦め、ホールで食事を摂っている間に会話することにした。
 会話のなかで高校の話題になり、YA君は城南高校の出身と知った。創立140年になる徳島の名門で、文科省のスーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)に指定されているそうだ。東京外語大のドイツ語科に入学しオーケストラに入部して私と出会った。ホルンが上手で私とふたりで1番・2番を担当した。学問にも秀でて更に一橋大学の院に進学した。
 武蔵工大の教授を長年勤めるあいだに、ドイツやイタリアにたびたび出かけ撮りためた作品をまとめて写真付きの詩集「旅・時の翳」を出版した。「芸術選奨」を受賞した著書「音のアルカディア」(ありな書房1996)には、愛してやまないホルンへの思いがぎっしり凝縮されている。何しろ副題が「角笛の鳴り響くところ」だからね。自宅にはホルンの愛器が5台も眠っているという。「一台尾上さんに進呈します」、だって。
2017/04/06 (Thu) 23:43


新年度スタート!
新年度スタート!
2017年4月3日(月)
三島ゆうゆうホールにて
「夕暮れの東山湖」
 夕暮れ時「東山湖」をゆっくり自転車で回った。「水ケ塚」のスキー場のあたりに夕陽が沈むところで、オレンジ色のダイヤモンドのような光が湖面に映っていた。振り返れば「箱根」の山々も赤く染まって美しいよ。湖畔に釣り人の影が2人、3人とまだねばっている。若い女性のアングラーもずいぶん目立つようになった。ニジマス釣りの池としてはずいぶん大きなものだ。江戸時代に水田の灌漑用に掘った池だから。
 時々打ち上げ花火のような音が響く。ここの魚を狙って湖畔に20も30羽も根付いてしまったアオサギたちを追い払おうと、係員がオドシの花火を上げているのだった。しかしあまり効果なし。飛び立ってもまたすぐに舞い降りてくる。ハハハ・・・。

 高校1年生NI君は前回、長文「気球による冒険の歴史」という面白い話を全訳した。内容がしっかり理解できているいい和訳だったなあ。colder and colder とか higher and higher のような「比較級」のイデイオムは大切だ。空所に前置詞を入れる問題もよく正解が出せたね。1年生のテキストはこれで終わりにして、いよいよ今日から2年生の分野に進んだ。「1年飛び級」でも十分やれそうだから。第1回は「不定詞」を使う構文の勉強だ。中学でもやった how to ski(スキーのやりかた)をさらに拡大して what to read(何を読んだらいいか)とか when to start (いつ出発するべきか)なども理解できたね。 whose advice to follow (誰の忠告に従ったらいいのか) や what college to choose (どの大学を選ぶべきか) などにも注意しよう。
 新入会3年生のTAさんは、文法・作文のシリーズを始めた。第1回は「It を含む構文」で、「形式主語」や「形式目的語」の働きの It や「強調構文」に使う it などを勉強した。立命館大の Why is it that you refused the proposal? は 疑問詞の why を It is 〜 that・・の構文で強調している。つまり  Why did you refuse the proposal? が元の疑問文だ。 See to it that ・・・(〜するように注意しなさい)や Rumor has it that ・・・(噂では・・・らしい)のような「形式目的語」を用いる構文は正解だった。まだまだ覚えるべきイディオムがあるからさらに頑張って欲しい。
 三島教室はわずか2人でスタートした。見てあげる時間がそれぞれ増えて喜んでもらえそうだけどわたしには少々手持ちぶさた。新聞に折り込み広告をだしたけど余り見てもらえなかったようだ。あと3、4人入ってくれないかなあ。口コミでお知り合いにUG会の紹介を是非お願いします。 尾上

(追記)「春期講習」が終わった。この4日間で3年生に進級したばかりのSEさんとEN君に、まずは「センター試験」の傾向と対策を研究してもらった。前半の3問だけを対象にして、得点率アップに挑戦した。その結果、2人とも回を重ねるごとに得点が上がって、70%〜80%が確実にとれそうなレベルになった。
 第3問の長文読解ではしっかり正確に読み取れていてほとんど正解が出せるのに、第1問の発音・アクセント、第2問の語彙・語法にミスが出てしまった。そこで、手製の「発音プリント」を配ってテストに出題される「発音問題」ヤ「アクセント問題」の対処法に取り組んだ。それぞれ何らかの規則性を覚えてしまうと一歩前進するはずだ。
 そして入試ではなにより「単語と熟語の力」がものをいう。あと数日の春休み期間を是非「語彙力アップ」に注いで欲しい。偏差値がグーンと上がるはず。「単語とイディオムを制する者は入試を制す。」
2017/04/03 (Mon) 23:27


what you are today今日のあなたの姿
what you are today今日のあなたの姿
2017年4月2日(日) 
御殿場市民会館にて 
「7才のチェロ奏者」
 いつもネットラジオでNYのWQXRという局を聞いている。普通の中波の放送も聴けるしFM放送でクラシックとオペラの他に古いジャズも24時間聴ける。画面にはホットな音楽情報が満載だ。先週、男の子がチェロを弾いている写真が載った。どこかで見たような顔だな、と思って読んでみたら7才の時のヨーヨー・マだった。
 今や世界一のチェリスト、ヨーヨー・マはフランスで育ち家族でNYに移住してきたばかりの中国人だった。1962年のことで、チェロの巨匠ロストロポービッチの紹介で「ホワイトハウス」でのディナーコンサートに出演した。ケネデイ大統領夫妻やアイゼンハワー前大統領の前で11才のお姉さんのピアノとデュエットをやって大喝采を浴びた。なんと可愛い・・・。

 今日1年生のTA君が入会した。畑で野菜を育てている6人の仲間の一人のお孫さんだ。まだ学校の新しい教科書も開いていないだろうけれど、さっそくプリントで高校英語の勉強を始めたらどれもほとんど正解が出せた。「5文型」の話、「文の種類」の話をしたらしっかり理解できたようだ。第4文型SVOO、第5文型SVOCとかは難しいからこれからじっくり勉強していこう。今日は「感嘆文」の作り方にもすこし触れた。長文で27行の「数のトリック」という笑い話を全訳してもらった。文の流れをつかむのにいい訓練だ。
 2年生MU君は前回、「関係詞」を使う英作文をやった。「ここにダムを築いた男たちはとても勇敢だった。」のように The men were very brave. の文中に who built the dam here. を「割り込み」させることがまだ苦手のようだ。関係代名詞の what は something which と同じ働きだから「〜すること」「〜するもの」という意味だけど、 what you are today は「今日のあなたの姿」と訳すと覚えやすいね。今日から「需要構文101」が始まった。毎回2課ずつ51週をかけてコツコツこなしていくよ。短めの入試問題を全訳することで文の流れを掴み、カンマや and の働きには特に注意を払うように練習していくよ。さっそく「不定詞」を含む構文をやった。
 3年生EN君は前回、文法で「文の種類と書き換え」をやった。My parents have made me what I am today. 「両親のおかげで私は今の姿になれた。」のように、関係代名詞のwhatは「こと・もの」の訳ではダメなので「姿」と訳しておこう。この文を I owe で始まるように書き換えるには「〜を〜に恩恵を受けている」の意味だから、 owe 物事 to 人 のようにする。つまり I owe what I am today to my parents. とする。give のようにSVOOの文型でいうには owe 人 お金 の場合だけ。今日は新しく「文法・作文」の入試問題を始めた。弱点克服にとてもいい教材だ。 尾上

(追記)トランプ大統領が就任前から女性蔑視の発言をしたり、イスラムの国からの入国を禁止して民族差別の本音を臆面もなくツイートしたり、はてはメキシコとの国境に「万里の長城」のような壁を築くという。まさに時代錯誤の「バカモノ」が大統領に選ばれてしまった。一番進んだ民主主義の国(のはず)の選挙制度でもこういう異端者が登場することがあるんだね。
 Newsweek や NY Times の紙面では、大統領を直接批判するような「下品」な記事は見ない。でもこのWQXRの記事のように、アメリカが移民を差別せずに積極的に受け入れる「自由の国」だという誇るべき歴史と伝統を守ってきたことを、視聴者に喚起するような記事が最近たくさん見られるよ。
 前記のヨーヨー・マもホワイトハウスでのコンサートで、作曲家バーンスタインに、「この家族にも市民権をぜひ取得させていただきたい」、と米国政府のお歴々の前で紹介されている。アメリカはこういう移民を大切にしてきたからこそ「偉大な国」になれたのだ、という趣旨だ。55年前の記録が音源つきでYouTubeに投稿されているから「Yo-Yo Ma」で検索してみてごらん。
2017/04/02 (Sun) 22:50


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