高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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添削して作文力の養成
添削して作文力の養成
2017年3月20日(月)
三島ゆうゆうホールにて
「ミズバショウが咲いた」
 この3連休はお天気続き。前日山梨・上野原市に遠征してまた翌日の日曜日、箱根・仙石原にドライブした。フェイスブックで「湿生花園」が例年より10日も早く開園しました、と言うので家内のリハビリを兼ねて園内を歩いてみた。標高が800mもあるから昨日の相模原の「カタクリの里」とは景色が違う。フクジュソウが黄金色に光って真っ盛り。ユキワリソウがやっと開花したくらいの早春の風情だ。
 大好きな「イワウチワ」のまだ小さな群落を木陰に発見した。丸いウチワのような葉の上に5枚の薄い紅色の花弁を開く。木道をトントンさせながらミズバショウの水辺に来た。尾瀬なら5月なのにここではもう咲いた。咲き始めのこの純白の立ち姿は他の花にはない気高さが・・・。

 2年生ENさんは前回、「関係詞」を勉強した。特に上級編では as、but、than などの接続詞が 関係代名詞になって which の代わりをする場合がある。先行詞を見て、as や such があったら as、否定の no がついていたらbut、比較級の形容詞がついていたら than と覚えておくといい。今日は「代名詞」でも one、another、some、others などの「不定代名詞」の用法と、「指示代名詞」の that と thoseの用法を勉強した。
 中学生NI君は前回、長文「アガサ・クリスティ」を全文和訳した。「オリエント急行殺人事件」など、NHKテレビでもよく放映される「名探偵ポアロ」が登場する探偵小説の作家で有名だ。「マウストラップ」に引用符がついているから劇の題名だとわかればスッキリしたのに、「ネズミ捕り」がなぜ舞台にあるのかな、と不可解な文に悩んだね。雑学が英語の勉強でも結構大事なんだと気づいたね。今日は「仮定法」の基本を勉強した。よく整理して理解できたようで文法問題はほぼすべて正解が出せたね。長文は「エビの乱獲」を読んで全文を和訳してみた。各文章も長めになったけど正確に訳せるようになっているね。
 今日は三島教室の新会員の見学会を20時から予定したら新3年生が一人お母様と参加した。和文英訳のプリントをやってもらった。学校の授業ではこのように書いて添削してもらう機会はなかなかないね。これが作文力の養成に不可欠なんだけど。入会して一緒にがんばろう。 尾上

(追記)前日の土曜日は上野原市の「八重山」でシュンランをたっぷり楽しんだ後、帰りに圏央道に回って神奈川県・相模原市の「カタクリの里」に立ち寄った。大農家が裏山をオープンガーデンにした斜面で、カタクリはまだちらほらだけど、ユキワリソウやキクザキイチゲが一面で可愛かった。昔仲間たちとのハイキング例会で登った「坪山」で見つけたあの淡いクリーム色のヒカゲツツジも咲いていたよ。
 今日月曜日は「洋ラン」の展示即売をやっているというので、三島駅前の「楽寿園」に出かけた。県東部のラン愛好家たちの品評会にもなっていて、ドラキュラという名の風変わりなラン、とてもいい香りの紫色のデンドロなど興味深く楽しめた。ああ、花を追いかけるより次々と追いかけられる季節になったなあ。
2017/03/20 (Mon) 23:15


新会員募集中です
新会員募集中です
2017年3月19日(日)
御殿場市民会館にて 
「八重山のシュンラン」
 昨日は山梨県上野原市に遠征して町を取り巻く低い山並みの一つ「八重山」に登ったよ。わずか2時間くらいで往復できる花の山で人気のハイキングコースだ。東京に住む大学の山仲間TA君は最近ここが気に入ってすでに数回通い詰めている。今回は彼の先導で2人で登る計画だったのに、足腰の体調悪く結局私の単独登山になってしまった。リハビリ中の家内を山麓の「図書館」で待たせて出発した。
 530mの山頂からは丹沢山系の全貌を北側から俯瞰でき、三つ峠と真っ白な富士山を展望できる。日当たりのよい山頂付近では50も60ものシュンランが咲き乱れて、私もすっかりこの山に惚れてしまった。山梨県の東の端の上野原市は東京八王子にもすぐ近くなのにたくさんの魅力的な低山に囲まれているよ・・・。

 2年生EN君は「代名詞」の some othersやthat those の使い分けを勉強した。英文和訳はほぼ正解が多かったけど、「早稻田大」の「北極熊」で Its normal temperature while resting is about 37℃, similar to that of humans and other animals.では、while it is resting のことと考えれば、「休んでいる間の熊の正常の体温は約37℃で、それは人間や他の動物たちの体温と似たようなものだ。」のように、代名詞thatを「体温」と和訳するとよい。
 大学生のYAさんは英検準一級の模試問題で、今日は今までになく難しい問題が多かった。つまりハイレベルの単語、使用頻度の少ない単語がたくさんちりばめてあった。問題文はほぼ理解できているけれど、4択の語彙レベルが格段に高くて困ることがある。単語は「接頭辞」と「語幹」と「接尾辞」の組み合わせでできあがっているから、意味が何とか想像できる場合もある。duplicate は読んでみるとdouble と似ていて「二倍にする」という意味。 「合い鍵を作る」という意味にもなる。長文の2題はほぼ正確に読めていたね。「食を考える」も「ユーモアの起源」も面白かった。今日はBBCのニュースから切り抜きで「世界で一番健康な心臓を持つチーメイネ族(ボリビアの森林に住む)」をプレゼントした。暇なときに読んでみて。炭水化物が中心、脂肪の少ない食事で運動がやはり不可欠のようだ。この調査では2番目に健康なのは「日本人女性」だそうだ。
 今日は新加入生の見学会1回目で、新聞広告を見た新3年生がご父兄と出席した。「UG会」が特に力を入れている「英作文」のプリントを1枚やってもらった。対話形式で納得がいくように添削している、と説明した。是非入会して頑張って欲しい。 尾上

(追記)スマホのiPHONEとかタブレット型のiPADには画面上の文字を読み取る機能があるらしいと知ったので電気店に2カ所行ってみた。店員もはじめてのように驚いている。さらにマイクがついていて音声認識の機能も見つかった。「おはよう」と言うと画面上に文字が即座に正しく表記されるではないか。
 これがあれば、最近失明してしまった平塚の友人もまたメールを書いたり「あと2、3冊は自著を書きたい」という夢が実現できそうだ。古来からの「ブレイル式点字」をマスターするには少なくとも1年以上はかかるらしいから。YA君は幸いにiPADは旧式なら使用していたらしいからすぐに勘が働くと思う。
 視覚障害のある人でも音声だけで自由にスマホが駆使できる機能がこの数年で開発されていて「ボイスオーバー」と呼ばれている。ウィキペディアを見ると詳しく説明されている。アップルのHP上で見るには次のURLで。http://www.apple.com/jp/accessibility/iphone/vision/
2017/03/19 (Sun) 23:53


There is 〜 は難しい特殊構文だ
There is 〜 は難しい特殊構文だ
2017年3月16日(木)
裾野市民文化センターにて
「首相・吉田茂の像」
 平塚の友人との楽しい会食が終わって帰り際、大磯の「吉田茂邸」に寄り道した。太平洋戦争が終わって、「日米平和条約」など戦後処理に大活躍した総理大臣の邸宅だ。神奈川県に委譲されてから「大磯城山公園」の一部となり、火災で焼失した跡に邸宅を復元する工事がほぼ完了して、美しい和風の本建築の姿を見ることができた。
 国道1号線から海岸の西湘バイパスにまたがる広い敷地には元首相の大きな像が丘の上に立って東の海とアメリカをにらんでいる。2年前のいまごろ、いつもの大学同窓生3人と一緒にトレッキングの途中に立ち寄った。日本に留学中だったアメリカ人の大学院生MA君も一緒に誘って「大磯駅」から山道越えでここに来て「二宮駅」まで歩いたっけ。いつ来ても湘南海岸の景色はいいなあ・・・。

 2年生MIさんは前回、後に ofとか for をとる形容詞をたくさん覚えた。全体に正解がほとんどだったけど、This is true of him. はof が「〜に関して」の意味だから、「この事は彼にあてはまる」と訳せる。今日はto と with をとる形容詞をやった。Something is wrong with the engine. のwith は「〜に関して」の意味で「そのエンジンはどこか具合が悪い」という意味になるし、He is familiar with Japanese culture. も「彼は日本文化に詳しい」となってwith が「〜に関して」の意味だね。英作文はどれもうまく書けていた。
 SEさんは前回、「副詞節」を使う英作文をやった。「学習院大」の「彼は空港に着いたらすぐに君に電話すると言っていた。」はほぼうまく書けていたけど「動詞」の時制に注意が欲しかったね。 He said that he would call you as soon as he arrived at the airport. と時制の一致でarrived はOKだけどcallには助動詞のwould が不足だった。今日はThere is〜 で始まる構文を勉強した。中学でも高校でも「〜があります」と訳せ、と教えるけど実は間違っている。英語学では「There 構文」と呼んでいるほど特殊なものだ。There were three cars parked in the garage. は単に Three cars were parked in the garage.と「受動態」でいうのと同じこと。相手が知らない「新情報」を伝えるときにはいきなり言い始めないで「ほら、〜だよ」という気持ちで動詞の後に登場させるために生ずる「倒置構文」なのだ。
 KI君は前回、「下関市立大」の和訳をやった。・・・, get together as soon as you can to plan a strategy for the next decade. 「できるだけすぐに集合して、次の10年のための対策をたてなさい。」 カンマの後に来る動詞が原形だから「これは命令文だな」と見抜かなくては。文末のto 以下は「〜するために」と目的を表す。今日はKI君も「There 構文」を勉強して、「主語」を Thereの位置に戻せば普通の英文が再生できるよ、と教えた。 There are some children playing in the park. は単に Some children are playing in the park.と「現在進行形」でいうのと同じ意味だ。しかし、There is a pen on the desk. を There is my pen 〜とは言い換えできないのだ。「ペン」が新情報ならOKだけど「私のペン」は特定のもので旧情報だからね。 尾上

(追記)昨日は眼が見えなくなって平塚の病院に入院中の友人・YA君を連れ出して、ランチをご馳走しようと計画し箱根を越えて家内と車で西湘国道を走った。病院3Fから手を引いて玄関に下りて、車に乗せ「快飛」という和食のレストランに誘った。「しらす」料理が自慢で店名を「カットビ」と読ますらしい。
 日頃車椅子に座ってばかりで足腰が弱くなり、今にも躓きそうになり車から店内への数歩でも移動は大変だ。私は6年前から家内の介護で慣れてるよと告げたら、私を信頼してくれてYA君は無事テーブルにつくことができた。「寿司とてんぷら」のセットメニューを心から美味しそうに食べてくれた。病院では絶対でないから久しぶりに味わったそうだ。昨日はひとつ良いことをしてあげられた気分。

 京都のノートルダム女子大に合格したOHさんが顔を見せてくれ、お母様から大原のお漬け物をいただいた。私の大好物で昔「三千院」の前に並ぶ茶店の緋毛氈に座って美味しいお茶漬けを食べたなあ。京の「町屋」建築に興味があって憧れの京都で勉強できることになったという。頑張ってね。

 毎年3月には「春期講習」と新会員募集のため、新聞の朝刊に折り込み広告を依頼している。今回は明日17日(金)に御殿場・裾野地区、18日(土)に三島・田方地区に「企業ニュース社」の合併広告で折り込みして貰うことにしたので、小さいけど気づいたら見てください。春期講習の案内も併記したよ。君たちの口コミで友人や高校の後輩たちにUG会を紹介してくれるとうれしいな。
2017/03/16 (Thu) 23:11


コロン:は「すなわち」とか「なぜなら」
コロン:は「すなわち」とか「なぜなら」
2017年3月13日(月)
三島ゆうゆうホールにて
「渡り鳥アトリ」
 箱根で自転車を走らせたくなって、仙石原の「長安寺」でレイチェルを組み立てて出発した。秋には一面真っ白な「ススキが原」で賑わった「台ケ岳」の斜面は真っ黒だ!先日恒例の「山焼き」をやったばかり。このススキの灰が良い肥料になってまた新たな芽が出てくる。私の気に入っている「湿原植物群落」の碑の周辺だけはさすが、燃やさずに「手刈り」だったらしい。今年もトキソウやミズチドリが楽しみ。  
 白壁に「馬と鹿」の画が描いてある家は「バカの壁」の著者・養老孟司先生の別荘で、その前はいちばんの急な坂で押して歩かないといけない。車もなくて今日もお留守のようだ。先生の好きな昆虫採取にはまだ早いからね。今年は「湿生花園」が例年より10日も早めにオープンしてミズバショウが咲いたというけどどうだろう。とりあえず情報をもらいに桃源台の「ビジターセンター」まで登っていくことにした。
 昔なじみの古参職員KOさんはカメラをさげて観察から戻ったところ。「ここじゃまだまだフキノトウも見ないね・・」。地域で「子供の自然観察会」を担当するISさんは大きな望遠鏡をセットして子供たちに高い木の上に何10羽も群がっている「アトリ」を見させている。オレンジ色の胸が美しい鳥で冬だけ渡ってきてもうじき北国に戻るのだと教えてくれた。標高800mの箱根では春の訪れが御殿場より更に1週間遅いようだな・・・。

 2年生ENさんは前回、いろいろな動詞中心のイディオムをたくさん勉強した。「同志社大」の英文和訳で you must とyou should とyou may の用法の違いを説明するパラグラフがあったけど、これは「引用」した語句で和訳せずにそのまま書いておこう。特に「イタリック体」になっているから注意しよう。今日は先週持ち帰ってやってきた2回分のプリントを全部提出してくれた。添削して来週解説するよ。今日の「重要構文」は98回目でhimself とかourselves のようなself代名詞(再帰代名詞)の慣用用法をたくさん勉強した。
 御殿場教室のEN君は前回、「動名詞」のハイレベル問題をやった。イディオムとして覚えることがまだたくさんあるよ。On –ing (〜するとすぐに)、Besides –ing (〜するのに加えて) What do you say to –ing〜(〜してはどうですか)など。同じように「〜こと」と訳すけど、動名詞と不定詞の違いはI regret saying〜 は「言ったことを後悔している」と過去のこと。 I regret to say〜は「残念だけど〜言わねばいけない」と未来の内容だ。
 今日は文頭に置く To her joy, ・・・「彼女が喜んだことには、・・・」の表現を勉強した。 To my regret, a pure love of knowledge seems to be diminishing among students throughout the world. では「知識の純粋な愛」では意味が不明瞭だね。名詞の「愛」は動詞の「愛する」から生まれたと考えて、「知識を純粋に愛する気持ち」と和訳できるようになるといい。以前「名詞構文」の項目で勉強したね。
 裾野教室のKI君が出席して、toやwith の前置詞をとる形容詞を整理してたくさん覚えた。東大の英文和訳では We fear indifference more than hate: we cannot address those who are indifferent to us. では「コロン:」をどう扱うかが難しい。「憎まれるより無関心でいられるほうが恐ろしい。」と「無関心でいる人には話しかけられない。」の関係で見ると、このコロンは「なぜなら」と前文の「理由」を述べていると判断できる。
 中学生NI君は「比較」を勉強した。基本的なことはしっかり覚えていたね。今日は難しい「〜すればするほど、ますます・・・」の特殊構文を勉強した。 比較級の単語を使ってAs he worked harder, he became richer. と書いた文ならわかりやすいね。接続詞のAs は「〜するにつれて」の意味だ。それぞれの比較級の副詞と形容詞に theをつけてそれぞれの文頭に出せば、The harder he worked, the richer he became. 「熱心に働けば働くほど、彼はますます金持ちになった。」の完成だ。後半は長文和訳に取り組んだ。尾上

(追記)久しぶりに「足柄峠」側から「金時山」に登った。家から登山口のゲートまでは少し遠いけれど、「公時神社」から登るのとでは全く違って、関東平野の広大な展望と珍しい花々が楽しめるルートだ。ハシゴの登りで白人の若い男女に追いついて話しかけた。米軍の座間キャンプに勤務している職員だった。彼はペンシルベニア州生まれで彼女とはハワイで出会ったそうだ。ハワイか、いいなあ。
 「この山は花の季節にまた来るといいよ」、と教えてあげた。1時間くらいで山頂に着いたら「金時娘」がいない。小屋では長男の秀峰さんが一人で頑張っていた。先日お店の中で転んで肋骨を2本折ったらしい。84才の高齢では「強力」でも心配だね。荷揚げ用のリフトに載せておろしたそうだ。一本のロープで急斜面を木々の枝をすり抜けて降りるから恐ろしいよね。大手術になるかもしれない。お大事に!
 帰り道に「小山高校」に立ち寄って2人の先生に会った。定年過ぎの再任用で私も1年ここで講師をやった。教室からは「金時山」が真正面に聳えていたなあ。事務室の窓口に行くといきなり「センセー!」。御殿場南高校の吹奏楽部で教えたINさんとNIさんが事務職員だった。二人とも30年ぶりの再会だった。高校時代の思い出をたくさん語って楽しませてくれた。
 生徒たちを下校させたMU先生とEN先生がやっと登場。二人とも沼津東高校の吹奏楽部の教え子で、ここの吹奏楽部の顧問をやっている。先日、二人が役員でも活躍している東部の吹奏楽連盟が「創立60周年記念」のイベントをやったので、私が30年前に担当したときの「記念誌」を数冊プレゼントしに立ち寄ったのだ。
2017/03/13 (Mon) 23:30


春期講習は28日から
春期講習は28日から
2017年3月12日(日)
御殿場市民会館にて 
「東山の紅梅・白梅」
 標高500mの御殿場では半月遅れてやっと春めいてきた。東山「旧岸邸」の庭を歩いたら池の縁にフキノトウが咲き、紅梅と白梅に加えて青軸梅も満開だった。電話で「仙石原の湿生花園が早めにオープンして、もうミズバショウが見られるらしいよ。」と箱根の友人KAさんを誘おうとしたらなんと、「すみません、いま陸前高田市にきています。午後からの慰霊式典の準備中です。」との返事。そうか、またボランティアに参加したんだね。すばらしいなあ。
 昨日は「3・11東日本大震災」から6年目。各地で犠牲者を慰霊する催しが開かれた。岩手県内でもいちばん死者の多かったのが陸前高田市で、いまも200人以上が行方不明のままだそうだ。震災復興のシンボルになった「奇跡の一本松」はこの町の海岸にある。
 再来週から4日間、春休み中の「英語集中講座」を実施します。今日はその案内のチラシを配付しました。4月−5月の授業計画表も添えて。多数の生徒の参加を待っています。頑張りましょう・・・。

 2年生のYAさんは英文和訳の力がついてきた。変な日本語だな、と気づくと直せるようになった、ということ。接続詞の whileには2つあって、 While S V〜, S V〜.なら (である一方で・・・)でthoughとほぼ同じ。S V〜 , while S V〜. は(ところが一方・・・)で but とほぼ同じだ。今日は動詞の用法で spend A on B (B にAを費やす)、 have an influence on 〜(〜に影響を与える)などの on をとる他動詞や、take A for B (AをBと間違える)や blame A for B (Bの理由でAをせめる)などの for をとる動詞を勉強して入試問題の英文和訳をやった。
 一年生MU君は前回、「比較」の復習問題をやった。基本事項だけど 「悪い」 bad worse worstや 「少ない」 little less leastの不規則な変化形をしっかりおぼえないといけない。busy やheavy、early はみな –ier-、-iest となるよ。今日は文法の総復習の2回目で、「否定」の重要項目のほか、代名詞の用法も勉強した。語句整序の問題では「否定の副詞」 hardly(ほとんどしない)や seldom(めったにしない)の位置が難しかったね。 never と同じように「助動詞」と「be動詞」の後、「一般動詞」の前におく。英作文が10題もあってよく頑張っていた。
 大学生のYAさんは英検準一級の模試問題で、問3の長文3題「中国人の工芸品買い戻し」と「音楽なしの日」「恐怖心のもつ力」を読んだ。時間はかかるけれどとても正確に読めていてミスも少なかった。短時間で問題処理するには各パラグラフにざっと目を通してから「選択肢」の4つ英文を見比べて、明らかに逆のことや無関係のことを消去すれば、正解の候補はせいぜい2つ。それを本文の該当箇所と照らし合わせてじっくり判断するといい。今日の「読み物」はニューズウイークの記事で、ヨーロッパ共同の航空機会社「エアバス社」が自動で飛行する車を研究、というもの。日本でも最近試作中の「自動運転の車」どころか、巨大な「ドローン」で車体を空中に持ち上げ移動するという計画だ。これでイライラの交通渋滞を解消するらしい。 尾上

(追記)春休みの「英語集中講座」について、フェイスブックに「高校英語ug会@三島・裾野・御殿場」 の名前でも投稿したのでクリックしてみてください。
https://www.facebook.com/ugkai.mishimasusono/

この春休みが勝負だ。英語をもっと強く。毎回150分、4日間がんばろう!
だれでも自由に参加できるよ。
高校英語「ユージー会」 2017「春期集中講座」
3月28日(火)・29日(水)・31日(金)・4月1日(土)
午前9:30−12:00 三島市民文化会館「ゆうゆうホール」2F
科目:コミ英T、U、V、長文読解、英文法、英語構文、英作文
参加費:8,000円 (教材費など含む)
講師:尾上敏起(おのえ・としおき) 英語教育学修士「言語学」。
経歴:東京学芸大学大学院、東京外国語大学、甲陽学院高校卒。
申込み:UG会主宰・尾上敏起 携帯電話 090―9190−4765
UG会本部:御殿場市新橋1269 (〒412−0043)
ブログ日記:http://www.alfoo.org/diary49/HCD01740/ 月、木、日、投稿
2017/03/12 (Sun) 23:16


A and A’ のルール
A and A’  のルール
2017年3月9日(木) 
裾野市民文化センターにて
「箱根湯本の河津ザクラ」
 「江ノ島」までドライブした途中、箱根湯本の駅をみおろす斜面にピンク色の河津ザクラが眼に入ったのでちょっと寄り道した。「箱根町役場」と「富士屋ホテル」の前に植えた若い木だけど満開で見事。その花影の向こうを見下ろすと、早川をまたぐ真っ赤な欄干橋と発車した小田急「ロマンスカー」がチラチラと。賑やかな春の行楽シーズンが又始まるなあ。
 御殿場でも河津ザクラが咲いたよ。神山の「時の栖」の小川に沿って濃いピンク色の華やかな桜並木ができた。はるばる伊豆の南端まで見に行く必要ないね。ここは昔「富士牧場」といって御殿場市の畜産試験場を公園に開放した場所でよく家族で遊びに行ったよ。今も残る見事な古木の桜並木をぐるりと一周できて、馬やロバに乗って子供たちは大喜びだったなあ・・・。

 2年生MIさんは前回、「態」の書き変え問題が難しかった。Who showed you the way to the library? は「だれが」を「だれによって」に直すから By whom were you shown the way to the library? でいいね。これが強調構文になるとさらに難しい。 What を強調して What is it that covers the table? 「テーブルにかけてあるのは何?」という文も「テーブルがかけられているのは何?」に直すから What is it that the table is covered with? となるね。
 SEさんは前回、「不定詞」の文法と書き換え問題をやってみて難しかったね。慣用用法をたくさん覚えないといけない。To hear 〜, (〜を聞けば)、know better than to 〜(〜するようなバカではない)、have no choice but to 〜(〜するより他にない)など。be to 〜が助動詞のような働きをして、You are to blame. (悪いのはお前だ。←お前が罰せられるべきなんだ。)ではare toがshould の働きだ。今日は形容詞を中心にしたイディオムをたくさん勉強した。特に、物is familiar to 人「物が人になじみがある」に対して 人 is familiar with 物 「人が物になじんでいる、よく知っている」のように前置詞の使い方に要注意だ。
 KI君は前回、文法問題で「態」の高度な書き換え問題を中心に勉強した。特にThis book sells well.(この本はよく売れる。)とかThe butter cuts easily. (このバターは切りやすい。)のように、副詞の well や easily が後に続くときは「受身形」にしないので、イディオムとしておぼえよう。「時計を修理してもらう」はhave the watch repairedとなるように、have +物+-ed の構文は重要だ。今日は動詞と形容詞を中心にするイディオムを勉強した。特に「桃山学院大」の英文が難しかったね。 A and A’ のルールを覚えてる? 接続詞and の後を見るとthat S V があるね。だからきっと前の方にもthat S V が見つかるよ。ほら、2つとも The chairman said の中身なんだね。
 御殿場教室のYAさんは前回、文法作文シリーズの最後に「会話表現」をまとめて勉強した。ほぼOKなんだけど、4択問題になると迷いが出てミスがめだったね。この手の問題にも勉強時間をさく必要があるね。作文はとても素直に書けた。今日はregard A as B (AをBとみなす)、prevent A from -ing (Aが〜しないようにする)などの、動詞を中心にしたイディオムを勉強した。後に前置詞の as、from、into をとる動詞をたくさん覚えたね。
 3年生TA君が出席して素晴らしいニュースを伝えてくれた。前期試験で「電気通信大学」に合格したのだ。ちっとも電話がないからダメだったかと心配していた。センター後の出願直前に志望校を変えたから過去問の傾向に慣れてなくて、「自由作文」なんかどうなることかと心配だったけど短期間でよく頑張ったね。見事合格したのでめでたし、めでたし。今日は難しい「長文読解」を2問と英作文をやってみたらかなり正解が多かった。英語力を大学入学まで維持するには週一回でも「UG会」に出席するといいよ。
 今日は高校に合格したばかりの生徒が父兄と見学に訪れた。プリントの問題を少しやってもらったけどレベルが高すぎたかな。入会してくれるといいな。 尾上

(追記)裾野駅の先に開店した「丸亀製麺」のうどんが夫婦で気に入っている。家内の診察で裾野の病院まで送ってはその帰りに立ち寄るのが楽しみ。去年の今頃「伊賀・奈良旅行」をしたときに、たまたま飛び込んだこの「釜ゆでうどん」の店の味の良さに驚いて、我が家の近所にも「丸亀うどん」ができないかなあと期待していた。トッピングを好きなように組み合わせできるのも魅力。
 「讃岐うどん」といえば四国の修学旅行のときに「高松港」のターミナルで立ち食いを食べた印象が強いけど、「丸亀市」周辺の讃岐平野が山脈の北側で、一年中雨が少なくコムギの生産地として理想的な気候風土だということはNHKテレビの「ブラタモリ」で知った。それまではアメリカやカナダからの輸入小麦で作っているものと思い込んでいたよ。昔信州・戸隠に旅行して現地で食べた有名な「戸隠ソバ」も、実は原料不足で朝鮮や中国からの輸入がほとんどだと聞いたから。
2017/03/09 (Thu) 23:17


「同格」を表す接続詞の that
「同格」を表す接続詞の that
2017年3月6日(月)
三島ゆうゆうホールにて
「大文字山」
 6年ぶりに箱根の「明星ケ岳」に登った。毎年8月16日の「大文字焼き」で知られた山で「大文字山」の別名がある。国道沿いの「宮城野・登山口」から急斜面を登ると1時間くらいで「大」の字のトンガリに着く。横の棒は100mもあるそうだ。町の青年団がここまで竹笹を運び上げて火をつけると、反対側斜面の「強羅」や「宮ノ下」のホテル・旅館の窓から「大」の字が夜空にくっきり浮かび上がり、旧暦のお盆の送り火として箱根の夏の風物詩になっている。
 予期せずスミレを発見!薄紫のタチツボスミレがもう咲いた。山頂からは右に「金時山」、正面に「早雲山」、左手に「小田原」の海が大パノラマだ。6年前の2月1日、仙石原の友人KA君と「明星ケ岳」に登った時には、ここから湯本方面に縦走し「塔ノ峰」から麓の「阿弥陀寺」に下った。「皇女和宮」ゆかりのお寺でここには珍しい「琵琶」を弾く和尚さんがいたなあ。
 その日は「塔ノ沢」からバスに乗れたので夕方予定より早めに帰宅した。すると、家内がトイレの前で倒れて気絶しているのを発見!すぐに救急車を呼んで近所の「脳外科医院」に運んでもらったら「脳内出血」だった。発見が早かったのか、6時間を超す大手術が無事成功して神様に手を合わせたよ。その後のリハビリも順調で・・・。

 2年生ENさんは先週持ち帰った2回分のプリントを全部やって提出した。部活などで欠席して遅れていた分を、この入試期間中に自宅で必死に取り組んできたガンバリ屋さんだ。今日はその先の「動詞のイディオム」を勉強した。「長崎大」の英文 Abraham Lincoln’s career fits a popular American belief that every child can dream of becoming president. ではthat が「同格」を表す接続詞で「〜という」と訳せるとよかったね。「すべての子供が大統領になる夢を持つことができるというような、アメリカ人がだれでも持っている考え方に、エイブラハムリンカーンの経歴はピッタリだ。」今日もまた遅れている2回分を持ち帰って「家でやってきます」という。意欲あるなあ。
 御殿場教室のYAさんが今日も熱心に出席した。昨日は「省略」の項目でむしろ「挿入」をやたら使う文を訳すのにとても苦労したね。「学習院大」の「犬のローバーは可愛いヤツ」では If I say, ”Rover・・・.” の直接話法の文中にカンマ・カンマで区切られた「挿入語句」、without〜とかon the other hand とか however quietly などに振り回されてしまったね。次の「挿入1」の単元では「同志社大」の「ストレスの解決法」が難しかったね。
 裾野教室のKI君が出席して、後に前置詞の on や for をとる他動詞をいくつか勉強した。He bought the car for one million yen. 「一万円で買った」の for は「〜と交換に」の意味で、He paid one million yen for the car. 「〜のために払った」というのと同じ。後半も do や have を使うイディオムをいくつか覚えた。「神奈川大」の He had the strength to love others even in the face of hate, injustice and death. 「彼(1969年に暗殺されたキング牧師)は憎しみ、不正、死に直面したときでも相手の人を愛する力を持っていた。」もほぼうまく訳せたね。
 中学生NI君は「関係詞」の復習問題をやった。The boy who I met yesterday・・・のように直前の名詞 boy を修飾できる代名詞のこと。I met him yesterday.の him が who に替わって主語の前に移動したのだと考える。だから「関係副詞」も同様に、直前の名詞を修飾できる副詞のことで there が where に、 then が when に替わって主語の前に移動するのだ。関係代名詞には what もよく使われるが、これは something which〜「〜すること、もの」と同じ意味を1語で表したもの、と覚えよう。 尾上

(追記)全盲になって老人ホームに入所した平塚の友人に何かしてあげることはないかと考えている。視覚障害者でも使えるスマホはないかな、とネットで調べてみたら iPHONE や iPAD がそれだった。ツルツルの画面でどうやって判別するのだろう?
 さすがマックだね。実は音声対応だそうだ。指先で画面にタッチすると、アルファベット26文字が上下左右の4カ所に6−7字ずつ区分けされて、すぐに音声で読み上げてくれる。少しずつずらしていってこれでOKなら指を離すとその文字が登録される、という仕組みだった。ナルホド−!慣れてくれば健常者がキーボードで打つのと同じかもっと早いかもしれないね。
 昔からある「ブレイル式点字」では6個の凸の組み合わせで読み取るけど、習得するのに1年から2年かかるらしいから大変だし、これを使うタイプライターはもう必要ないかもしれない。そこで「点字読み取り機」や「点字文書制作機」を製作している会社に電話で問い合わせしてみたら貴重なアドバイスをくれた。
 横浜と厚木に神奈川県立の視覚障害者のための「支援センター」があるそうだ。厚木市の「七沢自立支援ホーム」では、視覚障害者が通所か入所して、白杖での歩行訓練や点字での読み書きを訓練し社会復帰させる施設だった。「七沢」といえば家内が脳卒中で手術をした後に3ヶ月「リハビリ病院」に入院してお世話になったすぐ近所ではないか。ともに「神奈川県総合リハビリテーションセンター」の一部だった。
2017/03/06 (Mon) 23:40


There is a pen on the desk.は中学生には難しい。
There is a pen on the desk.は中学生には難しい。
2017年3月5日(日) 
御殿場市民会館にて 
「江ノ島」
 平塚の友人を訪ねるついでに江ノ島まで足を伸ばした。鎌倉や葉山に旅行する時にいつも通りがかるけど、いままで橋を渡ったことがなかったから新鮮な驚き。土産物店に挟まれた神社の参道は大賑わいで外人観光客もたくさんすれ違う。海産物のお店が多くて貝や魚を焼くいい臭い。焼きたて「蛸せんべい」の店前には長い行列も。
 弁天様をお奉りする「江島神社」は長い急階段を上った山の上にある。最初の拝殿「中津宮」まで行く「エスカー」に乗ってみた。有料のエスカレーターのことだった。本殿には列に並んで参拝の順番を待っている人たち。ここからは鎌倉方面が一望の下で、「七里ヶ浜」や「葉山」の方まで見渡せる。
 帰りに立ち寄った「スパ&レストラン」は岩場の磯にせりだした最高のロケーションで、4階の大きな窓からは湘南ビーチの向こうに大山や丹沢の峰々が・・・。

 2年生のYAさんは前回「前置詞」の入試問題をやった。「知りたがる」は be curious to know という。「パーティには君の友人の他に誰が来ますか?」は動詞「来ますか」を中心に SV を考えること。「パーティには」が主語と思ってはいけない。日本語の「は」は話題を示すだけで必ず「主語」とは限らない。Is anyone else coming to the party besides your friends ? となって、進行形の is coming が「未来」を表すのだ。今日は「倒置」を勉強した。テキストの編集が悪くて、(1)SVC や SVO の文型が CVS や OSV になる場合と、(2)「否定語」が文頭に来たときに SV が「疑問文」の語順に変わる場合、の2つの例文をまぜこぜにして並べているからヤヤコシイ。もっとすっきりとかしこく書けないものかなあ。さらに意欲的に次の「省略」と「挿入」まで進んだ。学校の授業より「UG会」の方がずっと面白い、と言っている。「好きこそ物の上手なれ。」というよ。英語を確実な武器にすると強いぞ−。 
 EN君は前回「分詞」の文法・作文問題がよくできていた。作文では「・・6才までそこで育った。」は I was brought up there until I was six years old. と接続詞+SVで書くか until the age of six と前置詞+名詞で書く。「〜才だ」の文が I was old. の形容詞 old に six years が限定している表現であることを知らない人が多い。今日は「There構文」を勉強した。中学でやる There is a pen on the desk.「机の上にペンが一本あります。」は易しそうで実は特殊構文なのです。There is が「あります、います」と教えているけど実にアブナイのだ。There is Mt. Fiji in our city. なんて英語じゃない。 元の文は A pen is on the desk. で is が「〜にある」の意味。初めて出る主語をいきなり言わないで後回しにしたので、代わりに意味のないthereと入れておくのだ。だから英語学では「虚辞」という。形式主語とか仮主語の it と同じようなものだ。ここでは「進行形」の文や「受動態」の文でも、主語が be 動詞の後に移動してその代わりに there で言い始める文を勉強した。
 1年生MU君はこれまでの文法のまとめ(1)として、「英作文によく出る表現」を勉強した。どれも大切な慣用表現で、「厳密に言えば・・・」は、独立分詞構文でStrictly speaking, という。「不思議なことに・・・」は 独立不定詞でStrange to say, というが正解だった。To tell the truth, 「本当のことを言えば」や To be frank with you, 「率直にいうと」なども文の始めにおいて、「話者」の判断を前置きするのだ。今日は2枚目もほぼ全部に挑戦できた。
 大学生のYAさんは前回「金沢大」の英作文をやってみたらほぼうまく書けた。「AとBとは違う」は A and B are different ではなくて A is different from B の構文だ。大学院の入試にも使える問題だね。今日は準一級の新たな練習問題をやってみた。第1問の語彙力問題が素晴らしくほとんどが正解だったけど、第2問の長文が難しくてミスが目立った。「カシミアは贅沢な悦び」では is subject to は「〜に従う」とか「〜を受けることになる」という形容詞。subは「下に」 jectは「投げる」から想像できるね。名詞なら「底辺に流れているもの」という意味で「話題」とか「主題・テーマ」の意味になるし、「授業科目」や文法用語の「主語」にもなる。とても広く使われる語で「家臣・けらい・国民」、実験なら「被験者」となる。ペーパーの辞書で一度じっくり読んでおきたい単語だね。 尾上

(追記)大学で2年後輩のYA君は平塚市松風町の瀟洒な和風の一軒家に住んで40年になる。大学の同級生だった愛妻を20年前にガンでなくして以来ずっと一人住まいだった。一昨年の秋、鎌倉ドライブのついでに立ち寄った時には「眼が弱ってきて歩くのにも不自由してます・・・」と言っていたのだが、この日訪問してみたら家は留守で、驚いたことにすぐ近所の「養護老人ホーム」に入所していた。「光の明暗が分かるくらいで尾上さんの顔も見えません。視神経の障害で親譲りです・・・」といって何をするでもなくテーブルに向かいポツネンと車椅子に座っていた。
 東京外語大のドイツ語科から一橋大学の院に進学し、東京の「武蔵工大」と「都市大」で教えてきた。三島の「日大・国際関係学部」にも週一回来ていた。大学時代は私と同じオーケストラに所属して2人でフレンチホルンを吹いた。自宅に所蔵のホルン5台のうちには私が吹いていたドイツの名器アレキザンダーも含まれ、プロ奏者に混じって「日本ホルン協会」の副会長にも推された。「音のアルカディア・・角笛の鳴り響くところ」(1996)などユニークな著書で表彰された音楽学者でもある。
 1時間ずっと温かな手を握りながら話しかけ励ましたら、「あと2・3冊は本を書きたい。眼が見えないので口述の音声を録音してそれを活字に起こしてもらおうか、と考えていますが・・・」という。「それなら視覚障害者用のパソコンやスマホがあればいいのにね。私の長男は横浜国大の研究室で、楽譜を点字で表記するシステムの開発で論文を書いていたよ。まず点字を勉強すればたくさん道が開けてくると思うよ。」
2017/03/05 (Sun) 23:21


what you are は「あなたの今のすがた」
what you are は「あなたの今のすがた」
2017年3月2日(木) 
裾野市民文化センターにて
「雪割草の季節」
 明日は「桃の節句」。「吊し雛と十二単衣」の展示を見に「秩父宮記念公園」に行ったら、まだ冬景色なのに枯葉が敷き詰めた中に純白のスノードロップの群落をいくつも発見!スズランのように緑の葉の上に下向きに花びらを広げてそこにもあそこにも。まだ裸の白樺林の向こうに箱根の稜線も見えてまさに早春の訪れ。
 茅葺きの母屋の裏の谷ではユキワリソウを30株ほど発見!白、紫、ピンク、赤と色とりどりに美しさを競って華やかなこと。これもこの雪国・御殿場の「旧宮邸」で春一番を告げる花で今日も楽しみにしてきた。別名「ミスミソウ」といって「キンポウゲ」の仲間だ。雪国の日本海側で、特に「佐渡島」の「ドンデン山」940mにたくさん咲くと「花の百名山」で紹介されている。4月末頃雪解けのその山に登ってみたいなあ・・・。

 2年生MIさんは前回「名詞節」を扱う和文英訳をやって3題とも正しく書けたね。「聖心女子大」の「彼女が試験に合格しようがしまいが、たいした問題ではない。」もIt matters little whether she will pass the exam or not. と書けた。 It が whether 以下の名詞節をうける型式主語になっているね。今日は動作の対象を表すonや交換や理由を表すforのような前置詞をとる他動詞を整理してたくさん覚えた。同志社の英文もしっかりていねいに訳せたね。
 SEさんは動詞句の make one’s way (進む)の様々なバリエーションを勉強した。「上智大」の There was a big crowd inside the station, and I had to force my way out. は「駅構内には大群衆がいたので私は人を押しのけながら外にでる道を進まなければならなかった。」後半は形容詞+前置詞でイデイオムになっているものをまとめた。「桃山学院大」の和訳で、The chairman said that very few businesses had been able to make a profit during the past year, and that we must learn to be thankful for small mercies. では、「過去T年間に、利益を出すことができた企業はほとんどない。だからわずかな利益でも感謝するようにならないといけない、と会長は述べた。」のように、 and がつなぐ2つのthat 節は、一つながりのものとして解釈しないと。2つのことを述べたのではない。
 KI君は前回、「龍谷大」の「ことばは言いたいことを言うための道具だ。」を和訳した。文中でダッシュのあとにalmost everything, indeed, that makes you what you are. とある部分が難しかったね。カンマカンマの部分はカッコに入れておけば、thatが関係代名詞でeverythingを修飾している。what you are とは「あなたの今のすがた」の意味だから、「あなたを今の姿にさせているほぼすべてのことだ」と訳せる。今日は和訳で接続詞の while がたびたび出て苦労したね。「〜である一方」という意味もあるから、though のような「譲歩」の接続詞なんだ。
 御殿場教室の2年生EN君がこちらに参加して「下関市立大」の英文を和訳した。If you are, or soon will be, responsible for elderly parents, get together as soon as you can to plan a strategy for the next decade. ではカンマカンマで区切られた「挿入」語句が難しかったね。現在形の are の後に 未来形の will be を補充しているね。「年老いた両親に対する責任があったり、 あるいはもうすぐ責任が生まれるならば、・・・」のように、和訳できるといいね。今日は「横浜市立大」の英文で、 We are familiar with the problems of communication between speakers of different languages who have been reared in quite different cultures. で、who の先行詞はspeakers なのでof different languages と二重に就職しているね。そういうときには、「完全に異なる文化圏で育った人たちで、異なる言語をしゃべる人たちどうしの間での・・・」と訳すと良いね。
 御殿場教室のYAさんもこちらに出席した。今日は「強調」のdo、does、didを動詞の前に「助動詞」のようにつけて「実際に〜をやったよ」と訳す練習をやった。後半はいわゆる「強調構文」で、It is 〜 thatの間に、文の一部を強調して〜に移動させる文の練習をやった。Paper was not made in southern Europe until about the year 1100. は「文否定」のnot を思い出して、「紙は1100年頃まで作られなかった。」ではなくて「1100年頃までではない」つまり、「紙が作られたのは1100年になってからのこと」と訳せると正解だ。
 3年生TA君は先週末、東京で前期試験を受けてきた。大きな失敗はなかったようなので合格を期待したい。しばらく使わないとせっかくの英語力が落ちてしまうから、錆び付かないようにと出席してくれた。長文問題を2問やったらともにほぼ完璧だった。後期試験の準備も着実にやっておこう。「北海道大」の英作文問題もやってみた。 尾上

(追記)「日本百名山」は登山家・深田久弥の名著で、NHKの山岳番組でもよく紹介されるが、もう一つ「花の百名山」というガイド本があるのを知ってる?脚本家の「田中澄江」が体験してまとめた同名の随筆(1981)をもとにしてヤマケイ(山と渓谷社)が編纂したもの。山頂を目指すよりも登山道に咲く「100の花」を楽しむ100名山が紹介されている。
 私の花好きは自他共に認めるところだけど、男性よりもどちらかといえば中高年の女性で花を目当てに山に登るグループに今までたくさん巡り会った。盗掘、つまり「花ドロボー」をするのもこういうオバサンたちのようだ。金時山の貴重な花たちも年々少なくなって困ると「金時小屋」の主人・秀ちゃんも馴染み客たちも嘆いている。
 この「花の百名山」の一つに九州の私の思い出の「霧島山」も入っていた。「キリシマミツバツツジが見たい」として写真入りでコース紹介されている。有名な「ミヤマキリシマ」というツツジなら九州各地の山で見られるけど、この花は「霧島山」特有の花だ。私が高校の修学旅行の4日目の早朝に登ったときには知らなかった。(壁紙はその時キャノンで撮った霧島山・韓国岳です。)
2017/03/02 (Thu) 23:35


What do you think will happen next? 「次に何が起こると思う?」
What do you think will happen next? 「次に何が起こると思う?」
2017年2月27日(月)
三島ゆうゆうホールにて
「須走で雪山歩き」
 今年3回目の「そりすべり」はまた須走の「ふじあざみライン」に行った。通行止めになっている「太郎坊」や「富士宮口」の自動車道でも滑ったことがあるけど、雪が降ったすぐ後はスノータイヤがないとアクセスが危険だ。その点「須走口」は国道沿いの「道の駅」に駐車できるから安心。3キロくらいほどよい傾斜でほぼ直進コースなのが嬉しい。
 赤いプラスチックのそりを片手に松並木の登山道を登っていったら、はるか前方の林から5人の黒い人影が現れまたすぐに向かいの林に入っていった。登山者か?よく見ると自衛隊員が訓練中だった。銃を抱えて「雪中行進」をやっているらしい。最後尾の上官が記録板にチェックを入れて歩いていた。高倉健主演の映画、「八甲田山・死の彷徨」を思い出した。
 鉄骨のゲートで完全に通行止めになった地点まできた。雪原のなかからマウンテンバイクの若者一人。車でここまで乗せてきて、「積もった雪の中をバイクで駆け下りるのが楽しいです!」と。そうかなあ。私の「そり滑り」の方がずっと安全で爽快だけどなあ。1時間かけて登ってきた道をわずか15分で滑り降りた。良い気分・・・。

 2年生ENさんは前回「強調」を勉強した。東洋大の英文で The 1980s brought amazing new advances in the technology. では動詞 brought の主語が「1980年代」であるのは珍しい。これも「無生物主語の文」の一つだね。「1980年代には科学技術で新たな驚くべき進歩が見られた。」と訳せるといいね。今日は「挿入」の(2)だけど、これは解説のマチガイで「間接疑問文」の中の「疑問詞」が文頭に出る特別の場合の勉強だ、と訂正を加えながら解説した。What do you think will happen next? 「次に何が起こると思う?」のような文を間接疑問文と呼ぶけど、what がwill の前から文頭に移動しているから、最近の英語学では「WH移動」と呼んでいる。Yes-Noで答えない疑問文では「疑問詞」を最初に言うのだ。
 中学生NI君が両腕に松葉杖をついて出席して驚いた。学校で軽い捻挫をしたらしい。今日は「分詞」をやった。並べ替えも作文もかなり正解が出せて-ing と-ed の用法が分かってきたね。長文は「犬の日=真夏のじっとり暑い日」を全訳した。Also は「さらに」とか「〜も」という訳を当てるけど実は難しいのだ。よく見かける文尾の・・, tooと同様に、前の文に「何かを追加する」のだが、その「何か」に焦点を当てて「〜も」をくわえる。I went to school last week, too. は「私も」か「学校にも」か「先週も」かは前の文との関係で判断しなきゃいけない。 尾上

(追記)人生2回目の登山と言えば、大学1年生の夏に「浅間山」2569mに登ったなあ。今は噴火危険区域で登山禁止だけど、その頃は火口のお鉢巡りもやったよ。早朝に登山口の「車坂峠」に立つために、「菅平スキー場」から尾根伝いに40キロの山道を夜通し縦走したのは今も懐かしい。同級生4人でシュラフもなしに「篭ノ塔山」の山中で仮眠したのは無謀としかいいようがないね。
 その日はロシア語科の何回目かの「旅行」で、仲良しの10数人が信州上田市に集合し、「菅平山荘」に一泊してロシア民謡などを歌ってコンパをやった。翌日の午後現地解散し、希望者4人で登山に出発した。外語大の山岳部に所属していたKA君がリーダーで、紅一点のKOさん、山好きのSU君と私の4人だった。登山経験がゼロに等しいから「キャラバンシューズ」は履いてきたけど私は短パンとザックだけの軽装だった。
 年長のKA君はその後東大の大学院に進学し、国会図書館勤務から大学教授になったすごい努力家。焼津にある「静岡福祉大」の学長にまで出世した。土地柄「原水爆禁止運動」の推進役も果たしたらしい。SU君は「サハリン石油」の開発に従事した後、経団連や法政大学の「ロシア経済」講師として活躍。今も経済アドバイザーの仕事があるらしいが、住まいは「八ヶ岳」の中腹に瀟洒なログハウスを建てて自然を相手に暮らしている。
2017/02/27 (Mon) 23:10


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