御殿場市民会館にて
「バイケイソウ」
富士登山まっさかりの土曜日、山梨県側の「吉田口登山道」を少しだけ登ってみた。「浅間神社」からまっすぐ8キロほどゆるやかに登っていく歩行者たちを追い越して「馬返し」という昔の登山口に着くとここが1合目で1500mある。駐車場にやっとスペースを見つけて登り始めた。下って来る人たちに「花を見ましたか?」と尋ねるが良い返事はない。そろそろレンゲショウマが咲く頃なんだけど。
今年はどの山に行っても開花の時期が遅くて、お目当ての場所に来てもレンゲショウマの丸いつぼみがみつからない。それでも「花目」が自慢の私は見逃さないよ。2合目に行く間に桔梗のような「ソバナ」と黄色の「オミナエシ」、白いイチヤクソウもそこここに咲いていた。3合目に来ると視界が少し開けて「河口湖」が展望できる。林の空き地に芳香の「バイケイソウ」の大群落を発見。終わりかけだったけど1mを越える見事な立ち姿だった・・・。
2年生MU君は前回、「睡眠」の仕組みについて書いた面白い長文を読んでみた。ほぼ正しく読み取れていたね。比較級の語形変化で bad worse worstはしっかりおぼえよう。今日は「関係代名詞 what」の慣用用法を勉強した。whichの前の先行詞something が省略されてwhatで表すから「こと」か「もの」と訳せばいいのだけど、それではダメな時がある。what Japan is なら「今の日本(の姿)」 what I was ten years ago なら「10年前の私(の姿)」のように「姿」と訳すとうまくいくよ。さらに whichやwhoの代わりに as を使う場合がある。それは先行詞に such (そのような)やthe same(同じような)が付いているときだ。
1年生TA君は、今日から1年生の文法をもう一度復習してレベルアップをはかることにした。第1回は「文の種類」だ。普通の文「平叙文」を「疑問文」、「命令文」、「感嘆文」のそれぞれに書き換える練習をやったらどれも正しく書けたね。しっかり実力がついた証拠だ。What difficult English books you are reading! は「平叙文」で言い換えればYou are reading very difficult English books.のことだよね。SVO、第3文型なんだけど「疑問詞」がついたOの部分は全部まとめて「文頭に」ださないといけない。言語学でこれを「移動」と呼んでいるよ。
大学生のYAさんは英検1級の問題を2つ解いた。共に800語という一番長い文に挑戦だ。それぞれ25分以内が基準のようだけど、丁寧に読んでいるからその倍はかかったね。「20代の危機」は、アメリカの若者が大学は出たけれど定職につかず家庭も持てずに「自分探し」をして30才にまでなる現代の傾向を憂える話。なにか日本の現状と似ているなあ。親たちの「中年の危機」は、「離婚」「浮気」「ヒッピー」などと指摘しているのも似ているねえ。日本人はどんどんアメリカ化しているようだね。ほぼ読み取れているんだけど4つの設問がかなり難しかった。しかし2問目の方は4問中の3問も正解だった。「会社の幹部はなぜ動物の生態をまねるのか?」それは、闘いよりも平和な協調関係を望むから、と結論づけしている。しっかり読み取れていたね。今日もNewsweek と The New Yorker から面白そうな記事を選んでプリントしておいた。来月のカナダ留学まで1ヶ月に迫ったね。北米の時事問題にも関心を広げておこう。 尾上
(追記)この「吉田登山道」はクリスマスツリーが一杯だ。コメツガが大きく成長して見事な樹林帯になっている。江戸時代から「富士講」ブームで一番登山者が多く、随所に石灯籠や昔の登山者が立てた記念の石碑がある。急な坂には石畳や石段が残っていてしっかり舗装されていたよ。「世界文化遺産」になった富士吉田市の「浅間神社」をスタートして、古典的な「富士講」のスタイルで頂上をめざす人たちのお気に入りコースだ。私もこのコースを何度か登ったが外国人に出会うことが多いのが驚きだ。
4合5勺の「御座石」まで登った。昔の山小屋が廃屋になって建っていた。そそり立つ巨岩に「富士講・・日本橋・・」と彫り込んである。ひ弱そうな若者4人組に追いついたら疲れて座り込んでいる。御師(おし)らしいガイドが「もう少しです。今日は6合目の小屋で泊まります。」「富士吉田市には今でも5,6人の御師が活躍してますよ」と。
「もうここで終わりにしよう」と富士山頂の方をふと見あげると、小屋の屋根の上になにやら白っぽい花が。あった!もうすべて散ったと思っていたハクサンシャクナゲの大木がここに1本だけ薄ピンク色の花をたっぷりと咲かせていたよ。「花巡りの登山」が今日も成功したね。









