御殿場市民会館にて
「ナツズイセン」
我が家の前庭にピンクの百合の花を発見!こんな所に植えた覚えはないのに、とよく見ると野生の「ナツズイセン」だった。立ち姿も色合いもとても美しくて東北地方の山で咲くヒメサユリのようだ。が、これはユリ科ではなくてヒガンバナ科。花が咲くときには葉が消えて長い茎の上に花だけがついている点でも似ているね。箱根仙石原の花の寺「長安寺」に咲いたのを見たのが最初で「夏水仙」と書いてあった。こんな身近で咲いてくれるとは・・・。
3年生EN君は前回、関係詞 what を用いた英文を和訳した。「一橋大」の There are various ways of being happy, and every man has the capacity to make his life what needs to be for him to have a reasonable amount of peace in it. はいつもの君にしては誤訳だったね。「幸せになるにはいろんな方法がある。」といって、「だれでも自分の人生を・・・にさせる能力を持っている。」までは良かったが。次のwhat を「姿」と訳し for him を不定詞 to haveの意味上の主語と見れば、「自分が人生でほどほどの量の幸せをもつのに必要な姿(レベル)に」が・・・の部分に収まるよ。今日は入試問題にでる「動詞の語法」の特集だった。目的語が動名詞か不定詞か、自動詞か他動詞か、補語をとるか否か、などを55題やってみた。
裾野教室のSEさんが出席した。同じ「動詞の語法」55題に挑戦した。「往来」を意味する動詞 visit、reach、approach、enter がすべて「他動詞」であること。つまり「人」や「場所」を目的語にするから、前置詞のto やat、in などをつけてはいけないのだ。「〜を」と訳さないから難しい。今日の「法政大」の英文は難しかったね。 Fundamental to the existence of science is a body of established facts which come either from observation of nature in the raw, so to speak, or from experiment. は「形+is+長い主語」の配列で、SVCの「倒置構文」であることがまず難しかった。「科学の存立にとって基礎となるのは、自然をいわば「なまのまま」観察した結果であろうと、あるいは実験で得た結果であろうと、確立された事実の一群なのだ。」のように、和訳でも「倒置」のまま訳しておくのも良いね、
2年生のAOさんはひさしぶり。「助動詞」で、may well (〜するのももっともだ)、may as well(〜したほうがよい)を勉強した。mayの代わりにmightを使うのは「仮定法」、つまり「あり得ないけど」の気持ちを込めたいとき。さらに、「過去の習慣」を表すには used to 〜やwould often 〜を使うことも復習した。短めの英文を和訳したらほぼ正確に出来ていた。文の途中にセミコロン(;)があったのに注意。ただのポーズ(間)だけど、何らかの意味を持つよ。英語のエッセイの展開では、「演繹的に」前に述べたことの「説明」や「理由」を、セミコロンの後で述べる事が多いから「つまり」とか「なぜなら」と付け加えて和訳するととてもいい。コロン(:)やダッシュ(―)の場合も同じことが言える。周辺説明からはじまってだんだん結論に持っていく日本文の「帰納的」な流れとは全く逆なのだ。
大学生のYAさんは英検一級の800語による一番長い文を読んで設問4題に答えた。「ゴシップやセレブ崇拝の今日的重要性」は面白かったね。現代人はそれぞれ自分の世界を持ちますます孤立感を深めているから「おしゃべり」が友人関係を深めるのにとても重要で、特にTVや雑誌などでの有名人のゴシップは共通の話題になって心の健康にも良い、と述べている。なるほどね。もう一題「産業の海外移転は是か非か」のほうも800語の長文で語彙レベルもかなり高いために時間切れとなってしまった。今日はカナダの新聞から記事をひとつコピーしてあげた。「カナダ・オンタリオでは、お母さんの授乳率が80%もあってとても良いことだ。しかし最近の減少傾向を食い止めるために、切り抜きダンボールを街中に展示してキャンペーンをやった」、というのどかなニュースだ。時間がとれたら読んでみて。 尾上
(追記)先日サイクリングで近所の「二の岡神社」を回ったら、草地にオレンジ色のキツネノカミソリを見つけた。6枚の花弁をユリのように広げるけどこれもヒガンバナ科だ。ヒガンバナは9月のお彼岸になると必ず咲いて「亡くなった人」を連想するから、庭に植える人はいないし街中では見かけないけど、10月に花屋でみつかるヒガンバナ科の花がひとつあるよ。それはネリネ、別名ダイヤモンド・リリーというピンク色の美しい花。
昨日サイクリングの途中「秩父宮公園」に寄ってみたら「山野草展」をやっていた。市内に住む87才の元気なYAさんがお仲間たちと自慢の草花を持ち寄って開催している。「去年近所のお宅でいただいたネリネをうまく育てられなかった・・・」と、ネリネの栽培方法を聞いてみたら、「冬を露地では越せないので床下などに保護すると良いですよ。」と教えてくれた。昔は1反歩の畑で山野草を栽培して販売していた、というから詳しいわけだ。
ここは元「秩父宮邸」で奥の丘の上にはご夫妻が過ごされた茅葺きの母屋が建つ。その前庭に立つ登山姿の銅像は在りし日の秩父宮様だ。宮様亡き後妃殿下も広大な敷地を全て花園に変え、その斜面をロックガーデンにして山野草を大切にした。その手入れを定期的にボランティアで担当しているのがYAさんだ。
炎天下でも小雨の降る日もよく真っ黒に日焼けしながらガーデンの草取りに励んでいる。高齢なのに偉いなあ、と感心する。この日は白と紫のレンゲショウマ、黄色のキレンゲショウマが見頃だったよ。









