2017年7月24日(月)
三島商工会議所にて
「ニョホウチドリ」
峠の山小屋「介山荘」で花の情報をもらうには何かを買うしかない。コーヒーを注文して「大菩薩峠」の絵入りの黄色いTシャツを買ったらご主人ニコニコ顔で教えてくれたよ。「テガタチドリは10年前までこの辺に一杯咲いていたんですがね。鹿の害で消えちゃった。ニョホウチドリなら2000m柱と雷岩の中間に今咲いてますよ。」
ヤッタネ!すれ違う下山の人たちに「何かいい花を見ましたか?」と聞いてみるけど、誰一人返事がない。足下ばかり気にして気づかないのかなあ。山頂に向かってさらに50分登って行ったら、あったよ!草むらに赤紫色のニョホウチドリが4つも!可愛いねえ・・・。
今日は「UG会」追加募集の説明会。22日(土)の新聞朝刊に折り込み広告で宣伝したけれどダメだった。20時からの説明会には一人も現れずがっかり。昔とずいぶん変わったな。受験指導の需要が少なくなったのかな。
3年生のTAさんは「程度・目的・結果」の意味になる語句や様々な句・節を勉強した。ケアレスミスを減らせればほぼ完璧だったのに。「早稻田大」の英訳で「彼は息子を偉大なピアニストに育て上げた。」は、「偉大なピアニストになるように」と「結果」を表すように不定詞で書けばいい。He brought up his son to be a great pianist.これは She lived to be 90. 「彼女は90才まで長生きした。」という「不定詞」と同じ働きだ。
1年生NI君は「助動詞」の may wellとmay as wellの違いを勉強し、cannot〜enough (どんなに〜しても十分すぎるということはない)の慣用用法を覚えた。may の代わりにmight を使うのは「仮定法」の意味合いで、「本当はやる可能性がないけど」の気持ちを込めたいときの用法だ。後半も「助動詞」で used to や would often が「よく〜したものだ」と、過去の習慣を意味するときに使う。もう一つ used to be となると「昔は〜だった」と、結局wasに置き換え出来る表現だ。
裾野教室の1年生KA君が出席して「仮定法」を勉強した。「今」と「昔」の事実に反する仮定をしたいときに使う「動詞の形」をはっきり識別出来るようになれば成功だ。「今」なら、I f I were a bird, I would fly to you.(もし私が鳥だとしたら、貴女の所に飛んでいくのに。)と書く。「昔」なら、 If I had studied harder, I could have succeeded in the exam. (もしもっと勉強していたら、試験に成功できただろうに。)例文でしっかり頭にたたみ込もう。 尾上
(追記)昨年の「展示会」で買った鉢植えの小さな「ウチョウラン」一株が、今玄関前に6輪ものピンクの花を咲かせている。「三宝」という銘が入っているが愛好家の中では一番安い種類だ。50年ほど前のブームで乱獲のために絶滅したウチョウランは、交配によって様々な色合いと模様に改良されて高値で取引されていて私はあまり好きではない。ウィキペディアによると自然のニョホウチドリは絶滅危惧種で、この栽培種のウチョウランと同属らしい。
これは漢字なら「女峰千鳥」と書く可憐なラン科の花だよ。何年も前からずっと会いたいと思っていた。日光「男体山」の隣にそびえる「女峰山」に咲いているというから一度は登りたかった。それが「大菩薩峠」に咲いているよ、と山梨市の友人AMさんから聞いてびっくりした。7月も下旬で最後のチャンスだけどAMさんは「八ヶ岳」までウルップソウを探しに行っているので不在。地元人の案内を期待できず今日は一人で登って来たのだ。ラッキー!