裾野市民文化センターにて
「駒ヶ岳の白山チドリ」
「会津駒ヶ岳」から戻って2,3日はその余韻に浸っていた、というか疲れが癒えるまで家にじっとしていた。帰りの駅でおみやげに買った「喜多方ラーメン」を味わった。濃い味付けの太めの「ちぢれ麺」が実に美味い。30年ほど前に英語科の先生たちと「会津旅行」した時にも食べたなあ。「喜多方」と共に3大ラーメン都市と言われる「札幌」や「博多」にもワザワザ食べに行ったよ。
10数年前、「喜多方」の山奥に家内の生家を訪ねた時に近所の家でもてなしてくれたのもこのラーメンだった。食糧難だった昭和の初期にこの街の屋台の「支那そば屋」が評判になって以来、喜多方市民の「ごちそう」になったそうだ。今では「ラーメンと藏の街」が観光のウリだ。「坂内食堂」というラーメン屋が三島市玉川にもあるけど、喜多方発祥のチェーン店らしいよ。
60年以上も前だけど、東京の我が家では夜遅くなると「夜鳴きそば」を売る屋台がリヤカーを引いて通りかかり、「お夜食にどうですか?」と客寄せに流れてきたチャルメラの音色が懐かしい。オーボエと同じ葦笛の音色でポルトガル伝来らしい。「♪♪ドーレミーレド、ドレミレドレー」・・・。
3年生MIさんは前回、「関係詞」をつかう「駒澤大」の英文を和訳した、 Out of a thousand persons who・・・, there is not one who ・・・に注意すれば、「千人の・・・という人たちの内で、たったの一人も・・・する人はいない。」のように、前後が関係していることが分かる。今日は「程度・目的・結果」を意味する表現をまとめて、入試の文法・作文をやってみた。ほぼすべて正解がだせたね。「目的」のso as to 〜はin order to 〜と同じく「〜するために」。「程度」のso 形容詞 as to〜と混同しないように注意。形容詞 enough to〜と同じく「〜するほどに・・・」の意味になる。
KI君は前回、関係詞の as が難しかったね。「中央大」の As is true of many inventions, it was created to fill a need. で is の前にある as が主語であることが推察される。そう、関係詞の which のように「文全体」を受ける働きだ。「多くの発明についても真実であるように、バスケットボールは一つの必要を満たすために創られたものだ。」今日は「時・条件」の単元で、変わりものの接続詞をたくさん覚えた。The moment SV 「〜するとすぐに」、The first time SV 「初めて〜したときに」や、in case SV 「〜する場合に備えて」、suppose SV 「〜だと仮定すれば」、provided that SV 「〜〜という条件ならば」などなど。しっかりマスターしよう。
SEさんも前回、関係詞のas が「東北大」の英文に含まれていて難しかった。Literature for children can and should do the same things for young readers as literature does for adults. は先行詞に the same がついているのでthat ではなくas を使ったもの。「文学が大人のためにやっているのと同じようなことを、子供用の文学も幼い読者のためにやることができるし、そうするべきだ」。今日は「時・条件」のテーマで、青山学院大の英作文が難しかったね。「ほとんど全ての人が海外旅行するようになる日も遠くはあるまい。」で、後半は「〜する日が遠くない」をそのまま直訳するのではなく、「〜する日まではそれほど長くはからない」と言い換えれば It is not long before SV. の重要構文が使える。 It will not be long before almost all people travel abroad. と書けばいい。
1年生KA君は前回「前置詞・接続詞」の問題をやった。並べ替え問題では「理由」の because SVと because of 名詞 の用法が区別できていなかったね。前者は「接続詞」後者は「前置詞」なんだ。今日も前置詞・接続詞の問題をやってみたらかなり正解が多かったね。「〜まで」には2つあって Mother had to work ( ) ten-thirty yesterday, but today she’ll come home ( ) six. 前半は「昨日は10時半まで働かなくてはいけなかった。」だから「継続」のuntil (〜までずっと)。一方後半は「しかし今日は6時までに帰宅するでしょう」だから「完了」のbefore とか by (〜までに)だ。 尾上
(追記)さんざん雨に降られたけれど憧れの「会津駒ヶ岳」登山に成功し、無事戻ってきた私を追いかけるように「喜多方」から宅急便が届いた。親戚のTAさんが福島・伊達市の「桃」をたくさん送ってくれたのだ。こちらでは山梨県一宮の桃が有名だけど負けずに甘くて瑞々しかった。TAさんは親譲りの宮大工の棟梁で、実は私の今住む御殿場の二階建ての家はTAさんが建ててくれたもの。家内が子供の頃従兄弟のTAさんに、「いつか私の家を建ててね」と約束していたとか。
40年ほど前、福島県からはるばる400キロ離れた御殿場までトラックで4人の仲間をつれてTAさんは本当に来てくれた。私の用意した簡単な設計図を元に基礎コンクリート作りから棟上げまで全部を請けおって、そしてわずか2ヶ月で完成した。その間一度「喜多方」に戻ったがずうっと泊まりがけで朝から夜遅くまで休みなしに働いてくれたよ。
イギリスのチューダー朝時代の古い白壁木造建築のイメージでデザインしたんだけど、日本古来の「宮大工」の技法を駆使しているから太い角材を使用して実に頑丈な建築になっているんだ。隠し階段で三角の屋根裏にあがると箱根の山並みが広がり富士山も森の向こうにちらちらと。長男は高校時代ここに机を持ち込んで受験勉強していたなあ。
