裾野市民文化センターにて
「山野草の魅力」
山稜が雲に隠れているときは市内をチャリンコで走ろう。印野の畑に登っていく途中、「野の花」という山野草店に立ち寄った。ご主人夫妻は敬虔なクリスチァンだから日曜は安息日で、余り商売気がないのが気に入っている。愛鷹山のあそこに行くと何々が咲いているよ、金時山の山頂で何々を発見!とお互いに情報をやりとりしている。
横浜から来たらしい老夫婦があれもこれもと10鉢くらいレジに並べている。季節の花ホトトギスやイワシャジン、ウメバチソウ、シラヒゲソウなどなど。昨年ここで買った紀伊ジョウロウホトトギスを我が家の門のフェンスでうまく咲かせた。今日は店先に飾ってある「黄花のホトトギス」が気に入った。薄いクリーム色の花も大きくて美しい。ピンクのランの仲間ムレチドリと一鉢ずつ私もつられて買っちゃった・・・。
3年生MIさんは前回、 「信州大」の英作文をやった。「夕方のニュースによると、ここ数年ぶりの大雪だったとのこと。」は単に、It was the heaviest snowfall these few years. でいい。「〜とのこと」を英訳するなら、「ニュースは〜と言っている」という意味だから The evening news says that・・・と書く。今日のセンター対策では2カ所のミス以外は全てクリア。来週は志望校の私大対策もやってみよう、
SEさんは今日のセンター試験対策では「語句整序」の問題で、He arrived early at the ticket office only to be told that all the tickets for the show had already been sold out. は「結果」の不定詞 only to be told・・・が使ってある。 「しかしその結果・・・と言われただけだった。」と訳せるね。・・・の部分は「ショーのチケットはすべてすでに完売になっている、」ということ。all of the ticketsではof が省略できるからall the tickets となるのだ。
KI君は前回、「今と昔の自転車」の英文をほぼ上手く和訳した。They were moved along by the rider pushing his feet against the ground. が難しかったようだが、動名詞pushingに意味上の主語the riderがついているから、「乗り手が自分の足を地面に押しつけることで自転車は前進した。」 ということ。今日のセンター対策では「there構文」でミスをした。There was nothing left to eat or drink. 「食べ物も飲み物も何も残っていなかった。」は、「受動態」でNothing was left to eat or drink. というべき所をSVが「「倒置」になって意味のないthere が主語の位置に使ってある。There are some boys playing soccer.も単に「進行形」で Some boys are playing soccer.というのと同じなのだ。
御殿場教室のYAさんは「仮定法」の文法・作文問題に取り組んだ。ほぼ正しく理解できていたが、「仮定法未来」を忘れていた。If 節の中に助動詞のshould または were to を使うことで、前者は可能性の低い「万が一富士山が噴火するということになれば」のような場合、後者は「太陽が西から昇っても・・・」のようなあり得ない仮定をする場合に使用する。要求・主張・提案のような内容では、「まだやってないけど、やった方が良いのに」という意味で、動詞が「仮定」の意味を込めて「原形」で言う。〜suggest that he be・・ とか insist that it be・・ のように。
1年生KA君は「不定詞」の用法の後半を勉強した。I want you to understand me better. (もっとよく私を理解してほしい)のように ask 人to〜(人に〜するようたのむ)の文型SVOCをしっかり覚えよう。「使役動詞」(〜させる)のmake、let、haveの時と、 感覚動詞のsee, hear ,feelの時も同じSVOCの文型だけど、不定詞にはto がつかない。原形不定詞と呼んでいる。
次回、10月1日(日)の御殿場教室は「森の腰公民館」に変更になってます。尾上
(追記)午後もチャリンコに乗って、ハガキで通知のあった「秋の山野草展」を見に「秩父宮公園」に行ってみた。週に数回、宮様の母屋の下の岩場で手入れを担当しているYAさんがご主人と主催していた。80才の高齢で後継者もなくすでに閉めてしまったけど、長年市内・杉名沢で「山野草の店」を経営してきたそうだ。自分の作品を全国展示会に出品して入賞した話も面白い。かつて「園芸マニア」という名の雑誌に毎月記事を書いていたという程のディレッタントだ。
北海道から九州や沖縄まで花を求めて山に登り全国を歩いてきた。箱根、愛鷹はすみずみまで歩いて珍しい花の咲く場所にとても詳しい。木曽駒ヶ岳の「宝剣岳」がお気に入りで何度も登ってはクロユリ、チングルマなどを見つけたそうだ。私たち夫婦もかつてその危険な山に登って、岩の割れ目に咲くチシマギキョウの美しさに見とれたよ、と話した。
山野草の展示は切り花の「生け花」の世界とも違うし、「盆栽」のように幹をねじ曲げたりしない独特の世界だ。信楽焼の皿の上や火山岩や鬼瓦の上に野の花を咲かせて自然の世界を切り取ってみせる。道祖神のミニチュアに野の花をさかせたものもいいね。ワレモコウとススキの組み合わせや真っ白なイワシャジンも美しい。即売コーナーでは季節のダイモンジソウが気に入って、濃い赤花のを一鉢買った。









