御殿場市民会館にて
「マツムシソウ」
マツムシソウを家内にも見せたくて「湖尻峠」に車を走らせた。岩波駅から箱根に向かう山道は「キャノン」の入口を通過し、「深良用水」の隧道出口を横目に見て登っていくと「箱根スカイライン」にぶつかる。振り返れば富士山と愛鷹山連峰そして沼津市街地と駿河湾が一望の下だ。箱根外輪山を一周するハイキングコースの中継点で、私もここには何度か訪れている。
この北側斜面は日当たりの良い「お花畑」で、果てしないススキの草原と笹海の中にシシウドやコオニユリや薄紫色のマツムシソウが群生している。もうじきヤマラッキョウやウメバチソウも咲き出すよ。真下の芦ノ湖から視線を上げていくと箱根の最高峰・神山や駒ヶ岳と対峙する絶景の斜面だよ・・・。
3年生EN君は前回、「不定詞」を使う入試の英文を6題和訳してみた。「京都大」が結構難しかったね。 The function of a science is to establish general laws covering the behavior of the events or objects with which the science in question is concerned, and・・・「科学の機能は・・・」で始まり、以下に3つの不定詞句 to〜が続いていることに気づかなかったね。establish general lawsとは「一般法則を確立する」だし、in questionとは直前の名詞を修飾して「問題になっているその科学が・・・」となる。「ある科学の機能は、当該の科学に関係する現象や対象物のふるまいかたに共通するような一般法則を確立して、・・・し、・・・することだ。」のように、連続した一つのプロセスとして解釈するのが正しい。今日は、新たなシリーズで「センター試験」の第1問の発音と第2問の文法・語法・会話・整序をやることにした。
2年生MU君は「複合関係詞」のwhatever SVやwhoever SVなどを勉強した。それぞれanything which SV (〜するものは何でも)、anyone who V(〜する人は誰でも)と同じ意味になる。When I was a boy, I read whatever I found interesting at the library. では whateverが「〜するものは何でも」の意味で I found it interesting (それが面白いと思う)の第5文型に気づけば、「わたしは子供の頃、図書館で面白いなと思ったものは何でも読んだ。」ここのfindは「見つける」ではないよ。
AOさんは今日のプリントを受け取りに立ち寄った。忙しいようだから自宅で時間を見つけてやっておいてください。
大学生のYAさんは、今日がカナダ留学前の最後の出席になった。留学先のビクトリア大学はカナダ西岸につきでたバンクーバー島の南端にあってバンクーバー市や米国ワシントン州のシアトルは海峡のすぐ向かい側だ。日本人の留学生も多く上智大や早稻田、ICUなど多くの大学がビクトリア大学と提携しているそうだ。YAさんは現在の大学で英語の成績が優秀で奨学金を獲得し、大学派遣の留学生の一人に選ばれたのだ。「UG会」の卒業生として初の偉業をなしとげたね。おめでとう!
今日も「英検一級」の模擬問題の英文を2つ読んでみた。1問目の「航空便の増加と大気汚染」はしっかり読めて完璧だった。2問目の「歴史は繰り返す:東洋と西洋」の方が難解な語彙が多くて少々読みづらかったね。インドや中国のような東洋の国々の経済力が強大になるにつれ、マルコポーロやバスコダガマの15世紀の新航路発見の時代と同じように、西洋は再び東洋に経済力や生産力を依存するようになっている、という内容だった。
今日はNEWSWEEKから「民主党サンダース上院議員の人気と選挙敗北の責任」のコピーと、カナダの新聞から「ケベック市で反トランプと親トランプのデモ隊の衝突」のコピーをおみやげにした。カナダでも人種差別のナショナリズムやファシズムの思想が盛り上がってきているらしい。隣国トランプ政権の影響が出ているね。来年3月までの7ヶ月間、十分に気をつけて勉強に励んでください。最後にご両親がご挨拶に見えて結構な頂き物をしました。Have a nice stay! 尾上
(追記)この朝は市内神山(こうやま)の「時の栖」にアサガオを見に行った。遅い時間だと萎んでしまうからね。「アサガオネーション」と看板が出ていた。どういう意味?桜並木や園内至る所に高いネットを張りめぐらして赤・青・白など色とりどりのアサガオが咲いていた。中でも薄茶色の花は珍しい。江戸時代にもてはやされた色合いだとか。
最近完成した真っ赤な「夢の架け橋」は、江戸時代の「日本橋」のような巨大な太鼓橋で新しい名所になりそうだ。橋のたもとでは「朝顔市」が開催されて色とりどりの鉢植えが展示されていたが、どれも花がそろそろ終わりかけで残念。来年は是非、東京や横浜で開催されているような「変化朝顔」の展示もして欲しいなあ。江戸時代に流行した園芸趣味が一部の愛好家の間では今も人気で、色の多彩さだけでなく「八重咲き」とかヒガンバナのような「ちぎれ咲き」など、意表を突くような変化朝顔がぜひ見てみたいな。
