高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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ジャパンタイムズは面白い
ジャパンタイムズは面白い
2024年4月7日(日)
「フェイスブックの若き創業者」
 前回は今年のアカデミー賞の7部門でオスカー像を獲得した映画「オッペンハイマー」の話でした。今日は2011年のアカデミー賞で3部門を制した映画「ソーシャルネットワーク」について書きます。私が中古のスマホやライトニングケーブルを買ったりする御殿場市内の販売店「ゲオ」はレンタルビデオも人気で、最近続けて借り出しては見ている。既に紹介した「エベレスト」や「ようこそセバスチャンへ」「コンパートメントNo.6」などどれも受賞した高い評価の作品を選んだ。そこで見つけたこのビデオが「ファイスブック」の考案者をモデルにした実話小説の映画化であると知って興味が沸いたのです。
 ハーバード大学の男子学生マーク・ザッカーバーグが在学中に起業家になり、今は最年少の億万長者に昇りつめた経緯が面白い。恋人にふられた腹いせに、いたずら心で学内の女子学生全員の身分証明書写真をハッキングで盗み出し、「美女コンテスト」をネット上で展開した。すると大学のほぼ全員が会員になったという。気をよくして東部の他大学の名門イエール、コロンビアにも拡大し、西部のスタンフォードなど米国の主要な大学だけでなくイギリスにもネットワークを広げたのが「フェイスブック」の始まりなんだなあ。今や世界の数億の人たちが・・・

 御殿場市生涯学習「ひろがり学習塾」は今年度も24の教室を開設した。「英字新聞を読もう!」の教室も今月末から又再開される。申し込みは継続2人、新規3人の計5人の女性たちで、70才代が3人60代と50代が一人ずつ。申し込んだ人にはまずLINEのグループ「英字新聞を読む会」に入ってもらうことにした。同じ内容で一斉に連絡できるから電話よりずっと能率がよい。これは現役の大学生YAさんMUさんのように、私が主宰する「UG会」の卒業生で入会しないけれど、個人で読みたい人には教材や写真を送って自習してもらおうというものだ。
 4月になっていくつかの記事をLINEで送った。ジャパンタイムズのデジタル版から「お花見の経済効果」、「文化人類学会がアイヌ民族に謝罪」や「サッポロビールが創業地の恵比寿へ」「業務スーパーを称えて」を選んだ。他の新聞も同じだが第1面や2面にある政治経済の記事は、だれでもテレビや日本の新聞で知っているからあえて英語で読む必要はないので扱わない。それよりも外国人の目から日本の伝統や文化がどう見えるのかに特化して私は選んでいる。このようなデジタル版の記事はたいてい読み上げの音声がついているのがいい。リスニングの練習にもなり一石二鳥だ。 尾上
2024/04/07 (Sun) 0:28


英字新聞デジタル版
英字新聞デジタル版
2024年3月31日(日)
「オッペンハイマー」
 公開を待ちかねていた映画「オッペンハイマー」を初日に三島の映画館で見てきた。昨年7月に世界で公開され史上最高の観客数を記録した映画、先日アカデミー賞を7部門で獲得した作品だ。日本での公開が遅れたわけは、きっと原子爆弾を考案し製造した科学者オッペンハイマーを英雄視する映画ではないかという疑念が、甚大な被害を被った唯一の被爆国のわが国民に多かったからだ。ところが実際見てみると1945年、広島・長崎への原爆投下やその被害の様子は直接描写することなく、主人公が被爆した日本の悲惨な状況を知って苦悩し、新たな武器で戦争に協力したことを悔やむ姿が描かれていた。人間性を追及するドラマなので皆さんも是非見てほしい・・・

 昨日は生涯学習「英字新聞を読もう!」の今年度最終回だった。「107才の床屋さん」の3回目で読み合わせした。現役で働く富山のおばあさんを訪れて元気の秘訣を科学者が調査するお話だ。新聞を読む4人の会員のうち70才代の会員が3人で、「長寿の秘訣」には大きな関心があるから授業は熱を帯びた。「ジャパンタイムズ」の記事は面白いよ。日本の他の新聞も「ジ・アサヒ」とか「ザ・ヨミウリ」のように英語版を発行しているけどそれは日本語を翻訳したものだ。「ジャパンタイムズ」は明治時代中期の創刊で、在住の外国人にとって興味深い日本文化や風習を取り上げている点がユニークなんだ。
 それは御殿場駅のキオスクで売っている唯一の英字新聞で、The New York Timesとセットで300円で買える。高価なサブスク(定期購読)をしなくても御殿場図書館なら毎日無料で読める。しかし現代はPCやスマホでデジタル版を読む時代だ。サブスクしないと全文が読めず冒頭だけのものが多いけれど、英語の勉強なら「見出し」を流し読みするだけでもいい。最近では「お花見の経済効果」や「愛子様ご卒業」、「大谷翔平の通訳」、「第3の歯」などを選んで読んでもらったがどれもデジタル版で、会員にはスマホのLINEで「ともだち」になってもらいデータを転送したよ。「英字新聞を読もう!」教室は新年度も第4土曜に、御殿場駅前のサロン「けやきかん」で開催します。 尾上
2024/03/31 (Sun) 0:39


「英字新聞を読もう!」
「英字新聞を読もう!」
2024年3月24日(日)
「御殿場のミズバショウ」
 雨の土曜日、御殿場南高校の吹奏楽部が定期演奏会「雪どけコンサート」をやるよ、と昔の教え子から聞いて市民会館に行ってみた。開演前に「尾上先生!」と声をかけてくれたのは30数年前にクラリネットを吹いていたWAさん。長女がUG会で学び埼玉医大に進学した。その座席周辺を見渡すと顔なじみが9〜10人も。1988年、東京の巨大ホール「普門館」のバンドフェスティバルに招待されてガーシュインの曲を演奏した生徒たちだ。あの時は、現役生徒50名に卒業生が20人も参加して、「パリのアメリカ人」と「歌劇ポギーとベス」を2000人の大観衆のまえで演奏したね。
 しかし今日第45回のステージを見ると寂しいね。1.2年生で15人だけなの?OBやOGをたくさんエキストラに迎えてやっと演奏できているよ。生徒も先生ももっと頑張ってほしいな。1979年、私が「第1回雪どけコンサート」の直後に南高に赴任した頃、御殿場地区は中高ともに吹奏楽がとても盛んだった。私は第2回から第16回まで15年間顧問と指揮をやったが毎年40〜50人の部員がいて、ほぼ毎年の吹奏楽コンクールでは県大会の代表に選ばれていた・・・

 少子化やパンデミックの影響もあって大学受験の様相が変化し、都市部では受験予備校の統廃合が進んでいますね。2007年から細々と17年続けたわが「UG会」もいよいよ入会希望者が続かなくなりました。最後の3年生MUさんとOK君が卒業したのを機会に、しばらく新規募集をやめて「休会」にします。1943年生まれの私も「傘寿」80才になり、まだまだ知力体力は負けないつもりですが、そのまま「閉会」になるかもしれません。それで、前回のブログでは「UG会ファイナル」を投稿しました。これはタイトルが「三島・裾野・御殿場 高校英語UG会」のブログですが、今日からは対象を大人に変えて新たに「英字新聞の会」でのお話を書きたいと思います。
 これは私がボランティアとして昨年10月から始めた英語教室で、御殿場市生涯学習「ひろがり学習塾」の約30の教室の一つ「英字新聞を読もう!」です。今や「人生100年時代」といわれ、100才以上の人口が日本では9万人を越えているそうです。全国各県で「生涯学習運動」が推奨されて御殿場市でも盛んになりつつあります。私も講師に採用されてさっそく生徒募集してみたら、40代のお母さんに加えてなんと70才代の女性が3人も参加してくれました。「ジャパンタイムズ」などの記事を会員と一緒に読んでみて気づいたことなどをブログ日記風に書いていこうと思います。たぶん毎週一回日曜日に投稿しますので引き続きお読みいただければ幸甚です。 尾上
2024/03/24 (Sun) 22:55


UG会ファイナル
UG会ファイナル
2024年3月21日(木)
「高尾山のハナネコノメ」
 一昨日19日「高校英語UG会」17年の幕を閉じた。ということは、最後の卒業生・向井優友さんが生れた年に始めたからずいぶん長く続いたということになるね。私が高校教師を定年退職した年、友人の依頼で三島市日の出町の「三島進学ゼミナール」で1年教えた。しかし、採算の合わない高校部廃止のために、残った生徒の受け入れ先に「三島ゆうゆうホール」をお借りして独自に始めたのがきっかけだった。UGの名はUniversal Grammar(普遍文法)の頭文字で、「世界に6000あると言われる言語はすべて共通の文法で構成されている」という仮説に基づいた言語理論だ。
 その言語理論をほぼ40年間研究し続けて来たので英語塾の名称を「UG会」としたのだ。私が東京外国語大学の4年生の時、たまたま「新たな言語学を学びませんか」という新聞広告を見て、応募し試験に合格して夜間東京渋谷の「言語研究所・TEC」に通ったのが始まりだった。慶応大、早稲田大の教授の講義も面白かったが、東大の大学院の講座は私に大きな衝撃となった。米国MITでUG理論を学んできた藤村靖教授の「変形文法」という講座で学び、その理論の生みの親N・チョムスキー博士の来日講演に参加して、科学としての言語学に強い魅力と将来性を信じてきた・・・

 最後の授業に出席した向井さんは、TOEIC検定の大問10題に挑戦した。来月入学する国学院大学でも、入学前に英語検定を実施して英語の授業のクラス分けに利用するらしい。リスニング100問、読解100問の合計200問。家庭で受検できるように各学生にはインターネットで試験問題が配信されるとのこと。彼女の実力があればきっと上位のクラスに入ることができるでしょう。
 向井さんと一緒に記念撮影してLINEの「UG会グループ」にポストしたよ。さらに、私が昨秋から講師をしている「英字新聞の会」でもLINEグループを作って生徒4人と交信しているので、向井さんを誘ったら即そのグループに入りたいとのこと。「生涯学習」の月一回の教室に出られなくても、LINEで私のポストする英語教材を読むことができるからいい勉強になるね。大学でも英語を大切に頑張ってください。 尾上
2024/03/21 (Thu) 0:34


PCを駆使してネット通信、Eメール
PCを駆使してネット通信、Eメール
2024年3月17日(日)
「エベレスト登頂」
 2015年、米英合作の映画「エベレスト3D]をレンタルビデオで観た。8848mの世界の最高峰エベレスト。ここに登頂した最初の日本女性は有名な「田部井淳子」さんで1975年のことだったが、2番目の女性が「難波康子」さんであるとこの映画で初めて知った。1996年、ニュージーランドの商業登山ツアーに参加して山頂を目指した。職場に身を置くアマチュア登山家ですべて自費で計画し、ヨーロッパ大陸のモンブランから始めていよいよ「7大陸最高峰制覇」の最後の難関だった。まずネパールに入って1か月以上の訓練を経て5月10日とうとう山頂に立ったのだ。彼女が小さな日の丸の旗を山頂のケルンにさす瞬間は胸を熱くした。
 しかし商業ツアーの難点は、参加者の実力がまちまちで隊長の指令に従わない者が出る。各自6百万〜1千万円近くの参加費を払ってくるから、天候にかかわらずあえて山頂をめざして無理をすることだ。1996年のこの日は午後から悪天候になり下山が遅れ日も暮れて、結果隊長も含めて多くの登山者が遭難し亡くなるという大事故になった。難波さんもキャンプまであと数百メートル手前で倒れ、翌日凍死しているのが発見された。47才の若さだった。「なぜ山に登る?」に登山家G・マロリーは答えた。Because it’s there. (そこに山があるから)・・・

 今日もMUさん一人の授業になった。先週に続いてTOEICの模擬問題を30題ほどやってみた。ビジネスの世界で、企業や消費者が利用しているeメールやネット情報を読み取る力を試す問題だ。合格した国学院大学では、英語授業のクラス分けテストをTOEICをネット通信して実施するそうだ。辞書を使ったり先生に教わったりする学生も出そうな気がするが、時代が変わったね。パンデミックのせいで大学では2〜3年対面授業ができなかったからますますあらゆるプロセスがデジタル化したのだ。
 たとえば衣料メーカーの広告では、商品の種類やブランド名などの一覧表だけでなく、小さな備考欄にも注意してなにかヒントを見つけて設問に答えないといけないから疲れる。大問を5題も解いていると目が疲れ頭もボーッとしてくる。コンピューター用語もclickやsite、submitなど日頃からPCやスマホの英語に慣れていないと読み取れない。EメールもFrom、To、Subjectなどの項目にすぐ目が行くようにしないといけない。将来企業や公的機関に就職するにも必ず求められる能力だ。 尾上
2024/03/17 (Sun) 23:34


英語力を磨こう!
英語力を磨こう!
2024年3月14日(木)
「トンボ池」
 箱根の「湿生花園」が今週末やっとオープンする。真っ先に駆けつけて咲きだした「ミズバショウ」を見たいと思う。昔、大学の仲間と7月に群馬県の尾瀬に行って見たミズバショウはすでに巨大な葉の中に緑の茎が残っているだけだった。あの白い花は花弁じゃなくて苞だけど実に美しいよね。それが家から車で20分の仙石原「湿生花園」で見られのは実にうれしい。以前もっと近くでもミズバショウが見られる場所がないか、と全国ネットで探したことがある。すると山梨県のほかに静岡県にも1ケ所だけあった!それも御殿場市の「トンボ池」だって!
 そろそろミズバショウが咲きだしたかな、と期待して昨日富士霊園の帰り道「あまだ里山」に立ち寄ってみた。御殿場線と東名高速がクロスする鮎沢川の渓谷に「トンボ池」がある。断崖から細い滝の水が池に注いで花々や昆虫たちの桃源郷だ。ムーミン谷かな?滝の上に階段で上がると長細い湿地帯があってここは昔田んぼだった所らしい。6面の田に1100本のミズバショウが青い葉を一面に突き出して、よく見るともう白い苞が2,3見つかった。この深沢地区の有志の人たちが、群馬県片品村の尾瀬が原から移植して丹精込めて育てたもの、と立札には書いてある・・・
 
 MUさんは先日の後期試験で大学入試がすべて終わったので、入学後まず実施されるというTOEIC検定の対策をやってみた。今日はヒアリング100問は割愛して、そのあとの語彙・文法・読解問題70問をやってみた。すべて解答は4択だがかなりの英語力が求められて難問だ。しかしMUさん、語彙力に自信ありほとんどに正解が出せた。
 大学に入学するとどの学部であろうと語学が必須で、英語のほかにもう一か国語を選択させる大学も多い。もし更に大学院に進学したい時は外国語の試験を2つ受けないといけない。卒業前の採用試験でも外国語能力を試験する会社が多いんだよ。TOEFL(トーフル)が米国留学の条件になるのに対してTOEIC(トーイック)は社会人やビジネス世界での英語力を証明するもので大学の英語授業のクラス分けなどに利用されている。UG会卒業まであと2回、TOEICで英語力を磨いておこう。 尾上
2024/03/14 (Thu) 23:49


大学入学までも英語力を維持しよう
大学入学までも英語力を維持しよう
2024年3月10日(日)
「ミモザと国際婦人デー」
 私が昨年10月からボランティアで講師を始めた御殿場市の「生涯学習教室」は月1回土曜日の開催だが、参加者4人(高齢の女性たち)はLINEグループでいつでも連絡しあうことができとても役立っている。「英字新聞を読もう!」という教室で、主に「ジャパンタイムズ」やアメリカで一番購読者の多いタブロイド紙「USA TODAY」を扱っている。前者は御殿場駅の売店で買えるし(NY Timesとセットで300円)、御殿場市立図書館でも毎日唯一閲覧できる英字新聞だ。先日はまた図書館の新聞でRecognizing the vocabulary surrounding International Women’s Dayという記事を見つけたのでコピーを皆さんにLINEで送って読んでもらった。
 「国際婦人デーにまつわる語彙をおぼえよう」という見出しで、「性差別、夫婦別姓や賃金格差で日本は世界146カ国中で125番目、、、」という。「国際婦人デー」は、半世紀前に女性の差別撤廃や地位向上を訴える世界の国々のアピールを踏まえて、1975年「国連」が3月8日をその日と定めた。各国で男性が女性に花を贈る習慣がうまれ、イタリアでは早春の華やかな黄色いミモザが好まれている。日本ではまだまだ認知度が低くその代わり、14日が「ホワイトデー」の名で始まったビジネス仕掛けのお祭りで、「バレンタインデー」のお返しに男性が女性にお菓子などをお返しする風習が定着しつつある。私の大好きな花ミモザが御殿場「時の栖」のキャンプ広場に咲き始めたよ・・・  

 3年生でもう卒業式の終わったMUさんは、国立大学前期に失敗したので後期試験を12日に控えて最後の追い込みにかかっている。今日はその過去問をすこしやってみた。和訳の力は十分あるから心配ないが、要約がなかなか難しいね。大阪大の英文「自然保護と経済のバランス」もやってみた。MUさんは1年生の時に英検で準1級に合格している。その英語力はこれから大学や就職試験などでどこでもおおいに発揮できるし高く評価されるはずだ。法律学の学士、修士を目指して頑張ってください。
 合格してから大学の授業が始まるまでの1か月で、油断すると英語の力はみるみる落ちていく。せっかくのレベルを維持するため「UG会」は例年TOEICの英語検定を目標に授業を続けている。次回は14日(木)に変更。しばらくその後も入学や転居で忙しくなるので17日(日)、19日(火)に変更しました。あと3回頑張りましょう。 尾上
2024/03/11 (Mon) 0:02


国公立大学前期試験の合格発表
国公立大学前期試験の合格発表
2024年3月7日(木)
「富士山世界遺産センター」
 富士山に雪がだいぶ降ったおかげで、先週は「御殿場口・太郎坊」と須走の「ふじあざみライン」でソリすべりを楽しんだ。一般車が侵入できない季節、自衛隊の訓練トラックが踏んだ「わだち」が格好のそり用ゲレンデになるんだ。子供っぽい遊びだけど冬期オリンピックで見かけるボブスレーの爽快な気分にちょっとなれるよ。特に雪の降った3・4日後、昼間溶けて夜間に凍った道路がアイスバーンになったほうが良く滑る。今日は富士山の北側にまわって、吉田登山道の「中の茶屋」から雪上車のキャタピラの跡が続いている林道を登って行ってそり滑りを開始した。傾斜がゆるいとすぐ止まってしまうが、そんな時には2本のストックで船のように漕げばいい。年をとっても子供心は健在だ!
 午後は「富士スバルライン」入口の「世界遺産センター」に立ち寄った。昔の「河口湖ビジターセンター」が、2013年富士山が「世界文化遺産」に登録されたのを機にリニューアルした。特に旧来の「北館」の隣に新たに「南館」が増築されたと聞いて期待していたよ。エントランスの1階には富士山信仰の歴史が展示され、2階に上がると巨大な傘のように富士山の模型がホール一杯に裾野を広げている。スクリーンに投射される噴火の映像や「吉田の火祭」、季節ごとの富士山の景色に合わせてその大きな模型を様々な色彩の光で染め上げる。赤・青・緑・黄色そして雪山の白と面白い。外国人のツアーが到着し階段を上がってきた・・・
 
 昨日はMUさんが休み、OK君が久しぶりに出席して「助動詞+have+-ed」の用法の一つ「昔の事柄の推量」をやった。Attempts to keep animals may have occurred before the end of the Ice Age.(動物を飼う試みは氷河期が終わる以前に生じたのかもしれない)でmayが推量を意味する。トナカイが人間の尿に集まることから、People learned that if salt was provided the reindeer would come to them and eventually be domesticated. (もし塩をやればトナカイは人間に近づいてきて、最後には家畜になるだろうと人間は知った)。このandはcomeとbe〜が原形動詞で並列しているね。
 昨日6日から国公立大学前期試験の合格発表が始まった。MUさん、OK君ともに合格を祈っていますが、時の運もありダメなら後期試験が一週間後の14日だ。まだまが頑張るチャンスがある。もう1年勉強して学力を伸ばし希望の大学を目指すのもいい。保護者の同意が前提だが本当のやる気を見せればいい。私の経験からいえば浪人時代は収穫がすごく大きかった。学力だけでなく人生経験でもかけがえのない18,19才となったよ。学問を続けたいならまだ大学院があるし、よい就職先が目標なら大学で1,2年留年する仲間もたくさんいた。人生は自分で決めるのであわてる必要ないよ。 尾上
2024/03/07 (Thu) 21:42


「リメンブランス」楽譜出版
「リメンブランス」楽譜出版
2024年3月3日(日)
「モータースポーツ博物館」
 今日は3月3日「桃の節句」だね。息子たちの眠る小山町の「富士霊園」に今日も墓参に行った。標高が800mくらいあるから見上げる三国山はまだ残雪で真っ白だ。競技大会が開催される日曜や祝日はよく霊園のすぐ下の「富士スピードウエイ」からにぎやかな爆音が響いて上ってくる。そこに1年半前高級ホテルができた。そのレストランの新聞広告を見たので帰り道に立ち寄ってみた。玄関の案内はインドネシア人、愛想のいい娘さんで日本語が堪能。入ると「ハイアット」の系列ホテルで、1,2階が「スポーツカー博物館」になってたくさんのスポーツカーが展示され、ロンドン・パリ世界一周レースで優勝したフランスのクラシックカーが真っ赤な車体で美しく輝いていた。次に来たら展望レストランでランチを頂いてみよう・・・

今日は先週に続いて「吹奏楽と私」のお話の14回目、いよいよ最終回です。
 2000年、コンクール東海大会で金賞受賞の栄誉を得た吹奏楽曲Atsushi A Remembranceは翌年、沼津東高の「創立100周年記念」の定期演奏会や直後のアメリカ遠征演奏旅行でも披露できた。次男敦の思い出として作曲していただいた曲をできれば世界中でいつまでも演奏してほしいと願って私はその楽譜をA Remembranceの名で出版することにした。それで作曲者のデル・ボルゴ氏を通じてアメリカのテキサス州サンアントニオ市にある著名な出版社「サザン・ミュージック社」に交渉した。その曲は2002年にめでたく出版され日本でも東京の「ミュージック・エイト社」の取次で輸入販売されている。その曲の解説文も私が書いた。
 13年ぶりに訪問したサンアントニオ市は「アラモ砦」で有名、アメリカ最南端の美しい町で真冬でも秋のような温かさ。市内を一周する運河には遊覧船が走り、夕暮れにライトアップすると河岸のホテルや遊歩道「リバーウォーク」を行く人々が船に向かって手を振る。そこには1988年の「吹奏楽視察ツアー」の時に訪問したことのある大きな楽譜出版社があった。私の持つ著作権を会社に寄付するかたちで決着し、社長と会長一家の夕食会に夫婦で歓待を受けメキシコのタコス料理を初めて味わった。サザンM社はデモ用のCDも制作したがそれにはあの東高のコンクールの演奏をそのまま用いてくれた。さらに長男の友人YO君が7年前YouTubeにアップロードしてくれたので良ければ聞いてみてください。https://www.youtube.com/watch?v=ikrSeH1r_AA 
 2004年3月、私の定年退職と共に吹奏楽連盟からも引退したので「吹奏楽と私」はこれでおしまいです。 尾上
2024/03/03 (Sun) 22:29


日本の幸福度は世界の54番目
日本の幸福度は世界の54番目
2024年2月29日(木)
「平塚市美術館」
 先週は大学の後輩芦川さんが平塚駅前で洋菓子店「葦」を経営し大成功しているお話をしました。さらに小田原から横浜まで東海道線の沿線駅や小田急線の主要駅にも支店を広げて洋菓子やパンの販売を伸ばしている。24日訪問の時お土産に頂いたマドレーヌはとても美味しかったし、会長のお勧めで買ったチーズパイが評判通りすばらしかった。あれから4日後の今日、天気も良いので家内の希望で一緒に再訪することにした。50キロは東名を走れば1時間足らずの近距離で湘南の海岸を快適に走った。平塚駅西口の正面という好立地で1階の喫茶は満席。その2階の「龍園」という評判の中華料理のレストランに入って会長さんにもご挨拶。注文した「ふかひれラーメン」に感激した。うまかったよ!
 平塚市は湘南の中心にあって東海道の宿場だった。昔、大好きな洋画家「三岸節子」の特別展に来たことを思い出して立ち寄ってみることにした。人口26万人の大都市で「美術館」と「博物館」がある。晩年、隣の大磯にアトリエを構え大胆な構図と色彩感で大好きな油絵がたくさんある。たまたま展示替えで大きな企画展はなかったが、正面の階段上に「船越保武」の女性の彫刻が立ち、館内にも「佐藤忠良」や「淀井敏夫」など著名な彫刻家の素晴らしい作品を見ることができた・・・
 
 MUさんは25、26日「広島大学」の前期入試で広島市に行ってきた。今日は後期試験も広島大を受験するので昨年の問題をやってみた。「国連調査によると、日本の幸福度は世界の54番目」の書き出しで、下線部のWhy does a prosperous nation known for its third greatest gross domestic product rank so low〜?を和訳せよ、の問題だ。長い主語に苦労するね。「世界第3位のGDPで知られた豊かな国がなぜそんなに地位が低いのか・・・」が難しかった。動詞のdoes rankが見抜けないといけない。国民総生産GDPも初めてだったかな?prosperousも動詞のprosper(栄える)の形容詞だとわかれば訳せたのに。もう一つ、問題文にはandがたくさん使ってあって難しかった。改めてA and A'のルールに気を付けよう。英語の構文ではそれが一番難しいんだ!14日の後期試験までに自慢のヴォキャブラリを復活させ、読解力を高めておこう。過去問の徹底研究が勝利につながるはずだよ。
 UG会出身で10年前上智大に進学した安田恭子さんがMUさんの高校で英語を教えていると今日わかった。懐かしい人が意外に市内にいて嬉しい。その校長先生ももう一人の英語の先生も私が沼津東高校で英語を教えたんだって。 尾上
2024/02/29 (Thu) 22:51


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