「箱根のクリスマス」
「クリスマス」は同じ聖人を祝う「バレンタインデー」よりも古いと思うでしょう?ところがもっとずっと新しいイベントなんだ!キリストが生れた日は正確にはわからないから、「冬至」の頃だとしてニューヨークのデパートが客集めのために考えた行事らしいよ(マンハッタンのMacy'sが老舗で有名)。バレンタインの方は昔からあった行事だけど、どこかのチョコレート会社の販売作戦で利用されたようだ。23日(土)の「英字新聞を読もう!」会では、アメリカの購読数一位の新聞USA Todayでその話を読んだ。ChristmasはChrist(キリスト)+Mass(ミサ)の造語なんだね。ユダヤ人やイスラム人はマリアから生れたイエスをキリスト(救世主)だとは認めないからこの日は何もしない。多民族国家のアメリカではHappy Holiday ! という方が無難なんだよ。
25日はイブの翌朝、箱根のクリスマスはどんな様子かと思い「強羅駅」に行ってみた。トレーニングを兼ねて「ケーブルカー」を横目に急坂を歩いて登り「早雲山駅」に着いた。この駅舎の2階にできた展望台の無料の「足湯」で温まりながらランチ。先日登った「明星ケ岳」と「明神ケ岳」の峰々が眼前に横たわり、更に右に下って「相模灘」の青い海原も見える。特別はでな飾りつけはなかったがクリスマスには若い男女のペアが特に楽しげだ。「大涌谷観光」からロープウエーで帰ってきた外人たちも一緒に、ズボンを膝までまくって温泉に足を突っ込んで国際交流だ!さあ、「宮ノ下」の外人向け老舗ホテル「富士屋」のクリスマスツリーを見に行ってみようか・・・
今日は冬期講習の第1日。4日目(1月5日)もここだが、2日目(今週30日)と3日目(1月2日)は市民会館が年末年始休館なので、「時の栖・高原ホテル」内のco-working space ALPSで14:00〜16:30に実施します。
3年生のMUさんだけ参加となった。プリント1枚目は長文読解で、「北海道大学」の「本物の野外活動」を読んだがどの設問も正解だった。Those who come merely to sightsee for the sake of sightseeing are not part of the places they look at: they experience nature passively. 「観光目的で単に見に来ているだけの人たちは見ている景色の一部になっていない。つまり、自然を受け身として経験しているのだ」。コロン以下は前の文の説明だから「すなわち、つまり」と訳しておいたね。プリント2枚目は「大阪市立大」の課題作文で80語くらいでまとめる。3枚目は「東大」の下線部和訳。I don’t suppose one can live all the time with anyone and not be a little sorry to part with them for ever. はA and A’のルールを知らないと訳せないが、MUさんは的確に解答した。「誰かとずうっと暮らしてきたのに永遠の別れを少しも悲しまないなんてことありえないと思う」。andによってliveとnot beの動詞が並列して助動詞canにつながるけど、「ひとつながりの行為」として扱わないと理解できない例なのだ。 尾上
