高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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what Japan is today「日本の今の姿」
what Japan is today「日本の今の姿」
2017年11月19日(日)御殿場市民会館にて 「ダイヤモンド富士」
 山中湖に行ったら「もみじ祭り」はもう終わっていた。家内が骨折でリハビリ入院中だけど3日間の外泊訓練が許されたのでリフレッシュも兼ねて一緒に行ってみた。祭会場になった「旭日丘」の紅葉はだいぶ散っていたけれど、湖岸をぐるっとドライブしてみると「ママの森」ではまだ鮮やかな赤や黄色のもみじが楽しめたよ。
 ランチにしようと「山中湖ホテル」の跡地にできたガーデン・レストランPICAに行ってみると本日貸し切りだった。ここのパスタは私たちのお気に入りなのに残念。でもそこで手にしたパンフレットに「ダイヤモンド富士」のガイドが載っていて、なんと今日午後3:30が偶然にも11月最後のチャンスだ・・・。

 3年生EN君は部屋に入るなり、「先生、英検準一級に合格しました!」と。それはビッグニュースだ!二級に合格するのが高校3年生か、一部の2年生だからね。これは大学受験だけでなく、大学生になってからも社会人になった後も力強い「特技」として生かせるね。おめでとう!きっと近いうちに一級も夢ではないね。ますます英語をきわめて欲しいな。今日のセンター試験はまた90%の正解が出せた。talk 人into –ingが「人を〜するように説得する」なら、 out ofの時 は「〜しないように」だね。
 YAさんはセンター試験の発音、会話の問題はとても良く出来た。語句整序問題でケアレスミスがなければ70%の安全圏に入れたけれど惜しい。Could you tell me what made you so upset with my email?「なぜわたしのメールにそんなに驚いたのか教えてくれる?」あとですぐに気づいたようだけど、ここは what で始まる「無生物主語」の文だったね。英作文は「大阪大」や「滋賀大」の長めの難しい日本文に挑戦した。
 1年生TA君は前回、総合問題で「英字新聞」の記事をひとつ和訳した。「レーガン元大統領」が自身の「アルツハイマー病」を国民に公表した、という20年以上前のニュースでその本文を和訳した。新聞記事が読めるということは英語の大切な力で楽しみでもあるね。今日は「関係代名詞」の勉強で who whose whomとwhich whose whichがそれぞれ代名詞 he his him とit its itの格変化に相当する、というふうに覚えた。関係代名詞whatについては少しあいまいだったけど、「こと」「もの」と訳すだけでなく「姿」の訳も覚えよう。 例えばwhat Japan is todayなら「日本の今の姿」となる。 尾上

(追記)快晴で風がなければ湖面に逆さ富士が写って、山頂に太陽が黄金の冠のようにかかり火口に沈んでいく様は大自然の作り出す一大ページェントだ。天空に後光が放たれてまさに巨大なダイヤモンドのようだよ。むかしこの光景に見入られて早春の寒い時期に訪れてはパノラマ台や平野の湖岸でシャッターチャンスをねらったものだ。
 この日は「ホテル・マウント富士」下の湖岸に大勢の人だかり。しかし富士山も裾野しか見えず風も吹いて雲の流れが早い。立派な三脚で構えている人の脇で私もiPADを構える。祈りが通じたのか5分前から雲が切れ始め、ああ見えたよ!これが「ダイヤモンド富士」だ。今日は大きな雲が噴煙のようで「火口の大爆発」のようにも見えるよ。
 「山中湖村」発行の「公式ガイドマップ」によると、秋と冬の2回チャンスがある。一番東の「パノラマ台」では10月16日に見ることが出来て、日没が早くなるにつれて観測地が西に移動する。この日11月15日が今年最後のチャンスだけど、冬至を過ぎるともう一度見られる。それが1月26日にこの最西端「梁尻湖畔」で始まり、日が長くなるにつれて今度は次第に東に観測地が移動して最後に2月25日の平野「パノラマ台」でシーズンが終わる、と紹介してあった。
2017/11/19 (Sun) 23:21


OとCが主語+述語の関係
OとCが主語+述語の関係
2017年11月16日(木)裾野市民文化センターにて 「丹沢の鹿と紅葉」
 紅葉前線が山の上からどんどん麓に降りてきているね。丹沢湖では次の日曜日に「もみじ祭り」があって観光客にイノシシ汁をふるまうそうだ。先日の仲間との山歩きでは湖岸の紅葉があまりに見事だったので快晴なら個人でもう一度行ってみたい。今度は自転車を載せていってダム湖一周のサイクリングをやってみようかな。
 一緒にハイキングした大学の同窓生たちも赤や黄色の紅葉とダム湖の水の深い色合いに感動していた。今回は体調を崩している人もいて4人の日程あわせには苦労した。とくに千葉から駆けつけたON君は夏の過労のためか、前立腺を患ってしばらく入院していたから久しぶりの山歩きになった。この夏3週間もウクライナの大学に短期留学していたから、その高齢では無理があったのかもしれないね・・・。
 
 3年生MIさんはセンター試験対策は万全のようだね。今日もケアレスミスが1つだけだった。「上智大」の過去問で語句整序の問題をやってみた。70%は正解だったけど一番難しかったのは This is no doubt a significant moment for everyone concerned.「今は全ての関係者にとって間違いなく重要な瞬間だ。」修飾語のno doubt を挿入するのがむずかしい。長文読解では語彙レベルがかなり高いけれど読み取る力があった。ただ前回同様、設問の選択肢の趣旨が把握しにくかったようだね。
 SEさんは前回「早稻田大」の英文が難しかった。 I could immediately tell that this appearance of being busy was nothing but a pretence. 「〜と言うことが出来た」ではなく「〜とわかった」と訳そう。 「動名詞」のイデイオムでThere is no telling 〜はThere is no knowing〜と同じだったね。「忙しそうなこういう様子はみせかけに過ぎないと私はすぐに分かった。」 センター試験対策は順調に力をつけて今日も80%の安定した力を見せた。語句整序の問題では The company called him in for an interview. 「その会社は彼を面接に呼んだ。」が難しかった。call inの目的語として代名詞の him を間にはさむことだ。
 KI君は前回「宮崎大」の英文 Now and again I have had horrible dreams, but not enough of them to make me lose my delight in dreams.で、enough〜to〜の構文に気づいたけどenough of は次のthem、つまり「恐ろしい夢」を修飾するから、「時々私は恐ろしい夢を見たことがあるけど、しかし夢の楽しみを失わせるほどたくさん見たわけではない。」となる。今日のセンター試験の問題は「会話文」と「語句整序」が失敗だった。KI君らしくない失敗の原因は何かな?英語・数学はちょっと油断するとてきめんに勘が鈍るんだ。
 1年生KA君はこれまで一通り「英文法」を勉強したので今日から復習だ。「文型」をやってみたら第1〜3文型はとてもよく理解出来ていたけど、第4文型SVOOと第5文型SVOCが少々あいまいだったね。The boys leftの後に the door was open という文を組み込むと The boys left the door open. という第5文型ができる。OとCが主語+述語の関係になっていることが分かる問題だ。 尾上

(追記)母校では「東京外語会」という同窓会報を月2回デジタル版で発行していて、この6月には私も「望露会トレッキング100回記念・身延山」をリポートした。本山「久遠寺」の総門前と宿泊した「佐野川温泉」での写真も添えて。今年は私たちが大学卒業50年にあたり6月の「同窓会総会」では「慶祝組」の一人としてお祝いされたから一層時宜にかなったリポートになったと思う。
 その「会員便り」に今月はON君が寄稿した。「新たなる挑戦、ウクライナ語」という副題で、この夏に3週間留学したウクライナでの学生生活をリポートした。「ポーランド」語学留学で同じクラスになった若い大学生がウクライナの出身だったことがきっかけで、千葉の自宅に招待したり自分も今度はウクライナ語の語学留学を紹介されたのだ。
 我が国最大のロシア語辞典、「研究社」の「露和辞典」と「和露辞典」の編集・発行という金字塔を打ち立てて勇退したON君はポーランド語に挑戦し、その高齢を意に介せず「スピーチコンテスト」に出場し見事優勝した。そのごほうびに「ポーランド留学ご招待」を獲得してから人生が急展開したという。「語学は身を助ける」、というより「語学は人生を豊かにする」、だね。
2017/11/16 (Thu) 23:44


過去問5年分を徹底的に解いて
過去問5年分を徹底的に解いて
2017年11月13日(月)三島ゆうゆうホールにて 「ユーシン渓谷」
 大学時代の仲間とのトレッキングも103回目だ。「ユーシンブルー」で最近人気上昇中の「西丹沢」の「玄倉川」の渓谷を4人で歩こうと計画した。渓流の水が透き通ったブルー色で、この時期は赤や黄色の紅葉も相まって渓谷の最高の美が味わえそうだ、と期待を込めて私が提案した。
 御殿場線の「谷峨駅」に流山・東京・横浜から集まった仲間を乗せて私の車でダム湖の「丹沢湖」に登って行った。昔のビジターセンターの跡地の「玄倉川」がスタート。湖畔はもう数百台の車で埋め尽くされているよ。眼前には真っ赤なモミジが淡い緑色の湖水に映えてここだけでも楽しめそうだ・・・

 3年生TAさんはセンター対策をやったら80%を越える上出来だった。発音問題も苦手ではなくなったね。津田塾大の過去問は適語補充や会話文は合格点だった。一方読解力では長文「ペットを買うのはいいことだ。」を読んで、内容の理解度を見る四択問題がなかなか難しい。本文はすっきり読めているのに、選択肢の英文がいかにも出題者に作られた英文で紛らわしいからかな。得点率を上げるにはこの大学の過去問5年分を徹底的に解いて暗記するぐらいやるのが近道だと思うよ。学校で紹介してくれたという難解なイギリス文学の「サマーセット・モーム」や「バートランド・ラッセル」を読むのは「労多くして益少なし」だ。19世紀の英国文化や習慣や思想を理解するところから始めなければならないから。
 裾野教室のKI君が出席して同じセンター対策をやった。第1問と2問だけの55点分で、ここが細かく点を稼がねばならないところだがミスが3カ所しかないほど好成績だった。今日の英文和訳で苦労したところは Its control of children is demanding and extensive. で、「テレビの子供の支配は・・・」ではマズイ。「〜の」を繰り返すのは意味不明になるから。名詞の「支配」を「支配する」という動詞におきかえて、「テレビが子供を支配する力は・・・」と訳すととてもいい。It controls children という「文」を「名詞構文」に書き換えたのだね。このof は目的語「〜を」を示している。
 裾野教室の1年生KA君もこちらに出席して「接続詞」を勉強した。and、but、or、for、 soの5つを「等位接続詞」と呼ぶ。文と文を対等の関係で単純につなぐから。しかしthat、if、whether、because、as、when、thoughなどは「主文」SVOを修飾する「従属節」を作って、その前や後に置くから「従属接続詞」と呼ぶ。接続詞の(2)では、「理由」を表す接続詞now that(今はもう〜なので)や「条件」の in case(〜の場合にそなえて)、「目的」の so that (〜するように)などまだ未習の接続詞もたくさん覚えたね。 尾上

(追記)案内所でマップをもらいハキングに出発しよう。川に沿ってトンネルが8つもあるそうだ。手掘りのままでゴツゴツした真っ暗なトンネルもあって懐中電灯が必需品らしい。一番の見所は第二発電所のある玄倉川の神秘的な水の色で、それを誰かが「ユーシンブルー」と名付けたら一躍人気コースになったそうだ。おおぜいの若者たちが元気に早足で「ユーシン渓谷」に向かっていく。中国語や欧米言語もきこえてくるほどの人気コースだ。
 しかしその見所までは6.3キロも歩かなくてはいけないのに、おしゃべりと写真撮りに夢中のわれわれのスピードでは3〜4時間もかかりそうだ。いいさ、なんとか元気にまた4人で紅葉を楽しみながら歩けたことに感謝して、まだ2時間ほどしか歩いていないけどこの岸辺で弁当を食べたら引き返そう。丹沢湖の湖岸を彩る真っ赤なモミジの並木を歩き、中川温泉の「ぶなの湯」にも寄っていこうよ。
2017/11/13 (Mon) 23:54


分詞句が後置の時は「〜しながら」とか「そしてその結果」
分詞句が後置の時は「〜しながら」とか「そしてその結果」
2017年11月12日(日)御殿場市民会館にて 
「雁坂峠と恵林寺」
 秩父の「中津峡」に行くには、御殿場から東名と圏央道を通って「狭山」からまわって行くと5時間と高速料金がかかる。しかし御坂峠を越えて甲州市から「雁坂トンネル」を越えれば、一般道でわずか3時間だった。国道140号線を雁坂峠にむかう手前で名刹「恵林寺」(えりんじ)に初めて立ち寄った。山門前には黄色く色づいた銀杏の大木が立ちかなり長い参道がつづく。奥には武将「武田信玄」が眠っているという。
 ここの赤い「四脚門」は国の重要文化財で、武田家滅亡の時に織田信長によって焼き討ちされたけれど、征夷大将軍になった家康が再建したものだ。美しい回遊式の庭園は「夢窓国師」が築庭したものという。早朝なので中まで入れなかったのが残念・・・。

 3年生EN君は前回、「使役動詞」を使う英文の和訳を6題やってみてほぼどれも正解だった。「早稻田大」には少々ミスがあったけど。When I entered the office, the atmosphere was so thick with cigarette smoke that you could just about have cut it with a knife. では so〜 that構文に気づいて「とても〜なので・・・」と訳したけど、果たして後半の「結果」が言いたいことだろうか?ここでは前半の「タバコの煙でムンムンだった」というthickの「程度」表現で「タバコの煙はナイフで切れるほどにムンムンだった」と訳すのが正解。〜enough to〜やtoo 〜to〜にも2通りの解釈が出来ることに注意しよう。
 YAさんは前回、「山口大」の英作文をやった。「直接話法」で書く問題だから接続詞thatを使わないでsaidの後は、いきなりカンマ+引用符+会話文でいい。「わびる」は自動詞だから apologize to meであって、to なしだと目的語を取ることになる。今日の「センター試験」対策では。いつもは得意な「語句整序問題」でミスがあった。 Thank you for your advice, とかthank you for advising me.のように、forの後には「名詞」や「動名詞」がくるよ。
 2年生のAOさんは前回、「関係副詞」が先行詞を省略する場合があることを勉強した。This is why・・は 「こういう理由で・・」、That is how・・も「そういう風にして」と訳せばいい。先行詞のthe reason(理由) やthe way (方法)が省略されているね。That is why people all around the world are now starting to worry about what this could mean for the future of our planet.「こういう理由で世界中の人々が今・・・を心配し始めている。」の後は助動詞の could が過去形なので「〜できた」ではなくて「〜できるだろう」と仮定法の働きと考えよう。「このことが我々の地球の未来にとって意味しそうな問題について・・・」今日は複合関係詞の whateverを勉強した。
 1年生TA君は前回「総合問題」で、会話文の空白を埋める問題に苦労した。I hope they ask in advance next time 「次回は前もって聞いて欲しい。」今日は「分詞」の-ing と-edを勉強した。「〜している」や「〜された」のように直前や直後の名詞を修飾する「形容詞用法」と、「〜したので」「〜するとき」「〜すれば」のように後の文を修飾する「副詞的用法」とがある。分詞句が後置の時は「〜しながら」とか「そしてその結果」という和訳で処理できる。こういうのを「分詞構文」と呼ぶんだったね。 尾上

(追記)山梨県甲府から埼玉県熊谷に通じる「国道140号線」は、雁坂峠を越える難路でトンネルが計画されてからも長い年月を要した。平成の時代になってやっと掘削が始まり、開通までに10年もかかったそうだ。
 山梨県人は今では「笹子トンネル」を抜けて「八王子JC」から「圏央道」に入れば「秩父」までは高速だけで早く行けるけれど、秩父市の西端「中津峡」に行くには、やはりこの「雁坂トンネル」6.6キロを一直線に駆け抜ければずっと早いので、140号線の完成はきっと期待が大きかったに違いない。
2017/11/12 (Sun) 23:00


発音関係、直前チェック総整理
発音関係、直前チェック総整理
2017年11月9日(木)裾野市生涯学習センターにて
「南天山と中津峡」
 「紅葉スポット」の人気ランキングでは埼玉県秩父市の「中津峡」が第3位だそうだ。日本百名山「両神山」の麓から発する「中津川」は、ダム湖の奥の渓谷がもみじの名所になっていると知って行きたくなった。東京経由ではなくて山梨県甲州市を通って「雁坂トンネル」を抜けていけば秩父に楽に行けるから、日帰り登山もセットして計画し快晴の日未明に我が家を出発した。
 「南天山」1483m頂上にはあまり苦しい思いもせずにあっさり2時間半で着いた。雲ひとつない青空でゴツゴツした岩の頂上は360度の大展望だった。深い谷の向かいに「両神山」の急峻なピークが連なり、南には「甲武信ケ岳」や「雁坂峠」方面がはっきり見える。どれも山梨百名山のひとつだから来年のシーズンにはぜひ登ってみたいな・・。
 
 3年生MIさんは「不定詞」の用法で 「結果」や「程度」を表すtoo〜 to〜、〜enough to〜、so 〜as to〜などを復習した。「駒澤大」の英文 Our educationalists are too often anxious to teach children so many different languages that they never get far enough in any one to derive any use or enjoyment from their study. はso〜thatの構文だし、〜enough toもある。しかしtoo〜to〜ではないようだ。なぜなら be anxious to〜は「〜したがる。切望する」の意味で、そこに very oftenの意味でtoo oftenが挟まっているだけだから。「我が国の教育者はしばしば生徒たちに余りにもたくさんの言語を教えたがるので、生徒はどの言語でもその勉強から利用価値や楽しみを引き出すほどには深くたどり着けないのだ。」
 SEさんはセンター試験をやったら70%は正解だけど発音問題でミスが多かった。間違えた単語を試しに読んでもらったらほとんど正確に読めているではないか。「ユー」と「ウー」の違い、発音記号で書けば[ju:]と[u:]の違いにきづかないのはきっとこの種の問題になれていないせいかもしれない。この弱点は集中的に克服したいね。「センター対策」として用意しておいた「発音関係、直前チェック総整理」のプリントを4枚あげた。声を出して一語一語読んでその意味も覚えよう。今日の英文和訳は「使役動詞」の haveを使って「〜させる」、「〜してもらう」や被害を意味する「〜される」の和訳が出来る表現を勉強した。・・early enough in life to have reading become a part of your daily routine・・は「読書を毎日の日課の一部にさせるほど人生の早い時期に・・・」ということ。
 KI君は前回、「東洋大」の問題で主語がかなり長い英文で苦労したね。Cooking only long enough to make the vegetable tender tends to preserve more flavor and better texture than prolonged cooking. ではtendsが動詞とわかれば、「野菜を柔らかくするのに十分な時間だけ調理することは、長々と調理するよりも香りや歯ごたえを保ってくれることが多い。」今日はセンター試験が80%の正解で勉強の成果がしっかり発揮できていたね。英作文では「奈良女子大」をやってみた。「動詞」が3つも4つもある長い文になるとどこから書き始めて良いか迷うね。日本語の語順が英語の語順とちょうど逆の流れになるように、文脈も日本語とは逆に「大事なもの」から書き始めればいい。日本語が述語動詞を中心に分析できれば、パソコンがやってくれるように機械的に英文が生まれる、というワザを教えてあげた。
 「裾野市芸術祭」が文化センターではじまったので、今日の会場をこちらの「生涯学習センター」に移した。9:30になったら館内放送で「閉館します・・」のアナウンスの後に「蛍の光」が流れてきてビックリ!今まで9:00閉館と思い込みしていたから9:30までやれることがわかって嬉しい。尾上

(追記)未明に家を出発して「山中湖」の湖岸で東の空がぼんやりと明るくなってきた。朝8時には「中津峡」のキャンプ場はずれにある「南天山」の登山口に着いた。他に登山者は誰もいなくて、一人で渓流に沿って緩やかに登って行くと大小の滝が現れて激しい水音をたてて落ちている。滑らかな岩の上を勢いよく流れ下る山水の音も渓谷にこだまする。なかでも「法印の滝」は落差もあって激しく美しい。黄や赤の紅葉に朝日があたると一層燃え立つように鮮やかだ。花の季節は終わったけど上り下りに滝と紅葉が楽しめる思い出深い山行だったよ。
 下山の後は「中津峡」の紅葉をたっぷりと楽しんだ。深い渓谷を見下ろす名所にくると、「イノシシ汁」と「甘酒」の屋台がでて剥製のイノシシが客を呼び寄せている。黄色や赤色に紅葉した木々が岸壁の白とコントラストをつくり、渓谷に沿って車を何度も止めては美しい景色をガラケーに収めた。渓谷に陽射しが差し込んで、逆光で透かしてみるモミジは本当に美しい。
2017/11/09 (Thu) 23:21


so〜that・・と似た such 〜that・・
 so〜that・・と似た such 〜that・・
2017年11月6日(月)
三島商工会議所にて  
「コイン精米とモミ」
 山中湖で紅葉狩りを楽しんだ後は「富士吉田」に向かった。第一の目的は「クレイン農協」で手作り新米の精米だ。「富士吉田市役所」や「吉田高校」の近くでまでワザワザ出かける、というのも御殿場でも沼津でも県内のコイン精米機はすべて「玄米」しか受けつけないから。しかたなく県境を越えて、モミでお米を保存する習慣のある山梨県に行くんだ。
 300円コインを入れると18キロまでのモミをあっという間に精米してくれる。今回は収穫した3袋60キロのうちの2袋で、精米すると70%くらいに減ってしまった。合わせると30キロくらいかな。5月の「田植え」と先月の「稲刈り」を一緒にやってくれた農作仲間たち6人に分けてあげよう・・。

 3年生TAさんは前回、「教育」に関連の和文英訳をやった。「社会はこれまで子供たちに、目標を押しつけて」は、「目標を持つように強制して」と言い換えるほうがいい。Our society has forced children to have their goal. 今日のセンター試験は発音問題のミスを除けばほぼ完璧で90%の上出来だった。後半は「津田塾大」の過去問をいくつか解いてみた。語彙力や会話文は標準的だけど、英文和訳と和文英訳がレベル高いからそこで差が出るだろうね。今やっているプリントで十分対応出来るよ。
 YAさんは前回、「TVと子供」の英文を和訳した。Children must be taught to control it instead of letting it control them. では itをはっきり「テレビ」と訳してしまうといい訳になる。「子供にはテレビに自分を支配させてしまうのではなく、テレビを支配できるように教えてやらねばならない。」今日は「動名詞」の復習で、入試問題をやってみた。慣用語法で忘れているのがいくつかあったね。完了形で「〜したこと」は having+-ed、受動態で「〜されること」は being+-edとするのだったね。
 1年生のTAさんは前回、総合問題で語句の並べ替えをやった。「友人に背かれるほどがっかりすることはない。」は Nothing is more disappointing than being betrayed by a friend. でほぼできあがっていたね。「背く」を受動態の動名詞にすると being betrayedとなるよ。今日は「接続詞」の1と2をやった。中学でもやった結果表現の「とても〜なので・・」は so〜that・・だったね。似たようなsuch 〜that・・も覚えておこう。後半は少々難しめの英文を和訳する練習をやった。よく頑張るね。 尾上

(追記)取り除いたモミ殻は隣のサイロのような大きな容器に送られて溜めてあるから、自由に持ちかえることができる。私が精米を終えると、軽トラで来たオヤジサンが荷台に乗せた10コ近くの巨大容器にモミを一杯に詰め込んでいる。話しかけると、この近所の人で私たちと同様にやはり10数人の仲間と田んぼや畑をやっている。
 農業は金がかかるから、豊作であってもなくても「趣味」だからと割り切らないとね。やはり時々「パーティ」をやるそうで、仲間が集まって大勢で食べたり話したりが楽しいんだね。私も袋一杯にモミとヌカをもらっていこう。自分で育てた米の一部でもあるから愛おしい。モミは畑の保温や雑草よけにも使えるそうだし、ヌカはそのまま肥料にも我が家のぬか漬けにも利用できる。
2017/11/06 (Mon) 22:59


「即ち、のカンマ」
「即ち、のカンマ」
2017年11月5日(日)
御殿場市民会館にて  
「山中湖のプードルたち」
 三連休の土曜日、「紅葉祭り」でにぎわう山中湖に行った。篭坂峠を越えて下ってくると湖岸に出る直前に素晴らしい紅葉の森があるのに気がついた。「旭日丘公園」の名で富士急行の創立者・堀内良平のレリーフが立っている。堀内はキラキラ輝く湖面が気に入ってススキが原を植林し別荘地を開発した、との由来が書いてある。友人のジャーナリスト・徳富蘇峰もここに別荘を建て「旭日丘」の名を贈ったそうだ。
 湖畔の「緑地公園」は赤・黄色の紅葉の見事な森になっていて、お祭りの露店もでて大賑わいだ。ボートをこぎ出す家族連れ、孫と写真に収まる外人のおばあさん、渚で大きな鯉に餌をやる母子、犬を連れてそぞろ歩きを楽しむ人たち。あれっ、真っ白いふさふさ毛の犬たちの行列だ。大型のスタンダード・プードルが6匹も、貴婦人のようにご主人に寄り添ってリボンをつけておしとやかに・・。
 
 3年生EN君は前回、「鳥取大」の英文を和訳して構文が掴みにくかった。Americans try to teach their children to think for themselves, to explore, to develop their own intellectual and creative abilities. はto不定詞が3つカンマで並列していることに着目して、すべて子供に教える内容だと気づく。「アメリカ人は子供たちに、自分で物を考え、探求し、自分の知的能力と創造の力を開発するように教えようとする。」今日の「宮崎大」の和訳問題でも「何と何が並列か」を見定めるのに苦労したね。 To begin with, I like the idea of dreaming, of going to bed and lying still and then, by some queer magic, wandering into another kind of existence. で A and A’ に気をつけると、動名詞-ing 形が3つあって「ベッドに入って静かに横になり、それからなにか奇妙な魔法の力で別の世界にさまよい込むこと」が、直前の dreaming「夢を見ること」 の説明なんだね。こういうのを「即ち、のカンマ」と覚えよう。
 YAさんは前回、however +形容詞がno matter how形容詞と同じく、「どんなに〜でも」の意味で「譲歩文」になることを勉強した。No matter how many guests were present, は「どんなにたくさんの客が来ても、」だし、How many years he may have lived in the city, は「どんなに長い年月を都会で暮らしたとしても、」となるからno matter と -ever が日本語の「ても」とか「でも」になると思えばいい。今日はセンター試験問題で「語句整序」の問題が3問ともすべて正解だった。なかなかたいしたものだ。英作文で大切なSVOの配列がしっかりマスターできている証拠だね。センター試験は第3問から第6問まで長い英文の読解力を試される。あと2回文法の復習が終わったらやってみよう。
 1年生TA君は「不定詞」を勉強した。中学では「こと」「ための」「ために」の3つを勉強したけど、高校では副詞用法で「目的:〜ために」のほかに、「原因:〜して」、「根拠:〜するとは」、「結果:そしてその結果〜」の3つの意味を追加するんだ。「使役動詞」のmake let have help の後には「人」+「原形不定詞」がくるし、「感覚動詞」のsee hear feel の後も同様だ。今日の「語句整序問題」で難しかったのは I’ll have him fax the map to you.で「あなたにその地図をファックスしてくれるように彼に頼むよ。」これは「使役動詞」のhave だね。I’ll fax・・・ではまとまらない。 尾上

(追記)以前に御殿場の馬車鉄道の歴史を調べてブログに書いたことがある。1世紀以上前の明治後期のことで、「富士登山」の人のために東海道線の御殿場駅を起点に須走登山口まで通じていた。ちゃんとレールには枕木を敷き詰めてあったそうだ。これは物資輸送のためにさらに延長されて篭坂峠を越えて「山中湖」に下り、富士吉田まで通じていた。そこで中央線の「大月」からくる馬車鉄道と合流していたそうだよ。
 この「大月―富士吉田」馬車鉄道が今の「富士急行線」建設の先触れとなったのだろう。他の路線は今すべてバス路線になっている。鉄道がひかれると別荘地開発、東大・慶應など大学の夏期セミナー、リゾートホテル、ゴルフ場など「富士急」の事業が次々と拡大していった。大正・昭和の事業家・堀内の慧眼には非凡なものがあった。今は桃やぶどうの産地だけど貧しい「御坂」の出身で苦学して立身出世した傑物のようだ。
 事業家と言えば、もうひとり山梨県韮崎が生んだ天才的事業家「小林一三」の名も忘れてはいけない。「ノーベル生理学賞」に輝いた大村智博士の郷里・韮崎にはこんな天才も生まれている。関西の「阪急電車」神戸線・宝塚線・京都線だけでなく、「宝塚歌劇団」と音楽学校、およびその沿線の新興住宅地の開発をなしとげた。私が中学・高校の頃住んでいたのも「阪急線」の宝塚市「売布神社」と西宮市「夙川」の近くだった。(つづく)
2017/11/05 (Sun) 23:40


What is the most important in life is honesty.「人生でいちばん大切なことは正直なことである。」
What is the most important in life is honesty.「人生でいちばん大切なことは正直なことである。」
2017年11月2日(木)裾野市民文化センターにて 「稲刈り」
 台風22号が近づき強い雨も降り始めたので、干してあるコメが心配で雨の中を川柳の農場まで行ってみた。農作の仲間と共同で借りている畑には地主さんの巨大な温室が立っていて、その中で乾燥させてもらっているのだけど、やっぱり天井から雨がポタポタ落ち始めていたのでシートをずらして雨よけした。精米機にかけるにはもう少し乾燥させないと。
 毎週一回を定例の共同作業の日にしてあるけど、不順な天気のために今年の稲刈りは半月も遅れた。やっと快晴になった先週の木曜日、午前中から7人の会員のうち5人が鎌を持ち寄って50坪の小さな田んぼの稲刈りをやった。今年も豊作でありますようにと期待して・・・。

 3年生MIさんは、前回appear to〜や seem to〜のある英文を和訳してほぼうまくいった。「山口大」の The individual, if he is filled with love of mankind, with courage and with endurance, can do a great deal. 前文で「この大きな現代社会では、重要なことで個人に出来ることはなにもない。」と言っているから、カンマカンマを括弧に入れて文頭に出しておけば、本文は「個人でもたくさんのことが出来る。」となる。「する」 doは他動詞だからa great deal は「目的語」だ。今日も上智大の過去問をやってみたらとても良く出来た。語彙・語法の問題10、長文読解の問題10では80%の高得点だった、
 SEさんは前回 enough to〜やso 〜that構文の英文を和訳した。ほぼ良く書けていたけど 「駒澤大」が難しかったね。Our educationalists are too often anxious to teach children so many different languages that they never get far enough in any one to derive any use or enjoyment from their study. ではbe anxious to「〜したがる」のイディオムがわかれば too often はvery oftenと同じ。enough to〜やso〜 that構文に注意して「我が国の教育者たちは、子供たちにしばしばとてもたくさんの言語を教えたがるので、その勉強から子供が利用価値をみつけたり楽しみがみつかる程までは、どの言語でもあまり上達できないのだ。」今日は「センター試験」をやって残りの時間は明日の試験の準備に当てた。先週「ヒアリング」がどうも苦手というので、部分リピートの出来る特殊なCDプレーヤーを貸してあげた。
 KI君は前回、不定詞to〜の前にあるfor人、は「意味上の主語」だから「人が〜する」と訳すのだ、と覚えた。中学でおそわった「〜にとって」は正確ではないので忘れよう、ということだ。「立教大」の A lack of adult involvement leads to a reduction in the capacity for children to play imaginatively and creatively. では「大人の参加がないと、子供たちが想像力を働かして創造力豊かに遊ぶための能力が減少してしまう結果になる。」となる。今日の「センター試験」の練習では発音も語法もとても良かった。語句並べ替えが難しくて安全圏の80%に届かなかったのは残念。talk 人 into 〜 「人に〜するように説得する」や、be caught in a shower{夕立にあう}は知っていたのに、気づかなかったのは残念。
 1年生のKA君は前回、「関係代名詞」の問題をいくつかやった。「人」を表す whoはhe、she、theyの代わりと思えばいい。「物」ならwhich でそれはit やthey(それら)の代わりだ。whoseや whomも同様に考えるといい。ただしwhatもitやtheyの代わりだけど、ふつう「こと」や「もの」と和訳できる点が特殊だ。What is the most important in life is honesty. 「人生でいちばん大切なことは正直なことである。」今日は「時制の一致」と「話法の転換」を勉強した。セリフを引用する「直接話法」を、内容だけ伝える「間接話法」に書き換えする手順を勉強した。 尾上

(追記)午前中に刈り取ったものを竿にかけて「天日干し」するのはやめ、午後はさっそく「脱穀」の作業に取りかかった。昭和の初め頃の「足踏み式脱穀機」をつかって稲穂からモミをはじき飛ばす。ペダルを踏むのも力仕事で大変だ。2人で呼吸を合わせないとすぐに疲れる。山登りでいつも足腰を鍛えてる私のパワーに皆が驚いている。
 大きな袋に3つも入る大収穫になったので、地主さんの「温室」に運んでシートに広げた。ここでしばらく「自然乾燥」した後は家に持ち帰って「唐箕」(とうみ)にかけて選別だ。大型のダンボール箱の中で「扇風機」を使ってクズを吹き飛ばすんだ。こんな原始的農法はなかなか体験できないよ。
 精米は「富士吉田」の農協まで行かなくては。お米をモミのままで保存する習慣が残っているのは山梨や長野県くらいだ。本県では玄米にして冷蔵庫で保存するから、近くにはモミ用のコイン精米機がないのだ。11月の下旬には仲間と恒例の「収穫祭」のパーティをやるので忙しいよ。各自が野菜や肉を持ち寄りバーベキュー。私は新米を炊いて仲間の皆にふるまうよ。

2017/11/02 (Thu) 23:06


「直接話法」への書き換え
「直接話法」への書き換え
2017年10月30日(月)三島ゆうゆうホールにて 「河口湖でレガッタ」
 「三つ峠」を北側から見上げた「本社ケ丸」に登った日は、久しぶりの快晴なのに早朝だったから「河口湖」をすっぽり真っ白なモヤが包んで背後の黒岳も全く見えなかった。河口湖大橋を越え左手の県営の「河口湖漕艇場」に立ち寄ってみた。地元の高校生が早朝練習してるかな、と艇庫まで行ってみると今日は皆マイクロバスに乗って遠征して行った。どこかで「ボート大会」があるらしい。
 自転車を組み立てて湖畔サイクリングに出発したら次第にモヤが晴れて富士山もくっきりと姿を見せた。「河口湖美術館」や「オルゴール博物館」の裏手になって、自転車も走れる紅葉の遊歩道がずっと先まで続いている。「紅葉回廊」が色づきだしてそろそろ見頃だった。この湖岸にそってボート大会「レガッタ」のために8コースのロープが1キロ先まで張ってある。
 艇庫から運んだシングルスカル(一人乗り)を湖面に浮かべている若者たちに声をかけると、「山梨大・医学部」のサークルで朝練をやっているのだった。「いいなあ、シングルスカルはカッコイイよね。コレを漕ぐのが夢だったんだよ・・・」

 3年生TAさんは前回 It appears that〜は It seems that 〜と同じだと勉強した。It would appear that he did not devote the care he should have done to his home and children. devote A to Bは「AをBに捧げる」の意味だから、「するべきだった世話を家庭や子供たちに尽くさなかったらしい。」今日のセンター試験対策はすばらしく良く出来て90%の正解だったね。最近の模試でもそれくらい得点できたそうだ。真剣な勉強の成果が出てきたね。今日の英文和訳は少々難しかったようだ。オーディオも今はCDの時代で、LPレコードとレコード針なんて見たことないでしょ。発明王エジソンは針に「日本の竹」を削って使ったそうだ。
 YAさんは前回、3〜4行の長い日本文を英訳してみた。「奈良女子大」の「人にものを教えるためには、教える内容の三倍以上は知っていなければならないといわれる。」はほぼ完璧に書けていたよ。次の「〜というのも、どんな質問をされるかわからないからだ。」は、 Because you don't know what kind of question your students will ask you.のように、predict(予言する)なんて特殊な単語は危険だよ。はば広く使えるknowがいいね。主語はyou、つまり聞いている人を想定しよう。今日は「分詞」を勉強した。「分詞構文」や「付帯状況」のwithの働きなどを復習できたね。
 1年生のTAさんは「時制の一致」と「話法の書き換え」を勉強した。日本語は過去の文で「〜た」を一回だけ言えばいいのに、英語では主文の動詞が過去形なら後の従属節でもその基準に合わせて過去形や過去完了形にしなくてはいけない。それが間接話法の場合にも大切なルールだと覚えた。プリントの問題の内では、内容を要約して述べる「間接話法」の文を、まるでセリフを再現するかのように述べる「直接話法」への書き換えの方がずっと難しかったね。伝達内容が「平叙文」の場合と「疑問文」や「命令文」の場合とでずいぶん違いがあった。「覚えることが多すぎる・・・」という単元だね。
 1年生NI君は前回、特殊なasの用法を勉強した。 Old as he is, he still has the ability and the will to work. ふつうは Though he is old, と言えばいいのに old を接続詞の前に移動して強調するとthough がasに変わることがある。「彼は老人なのにいまでも働く能力と意欲がある。」助動詞のwillは名詞では「意志」「意欲」や「遺言」の意味もあるよ。意味がどんどん広がったんだね。今日は「譲歩構文」の whether〜or 〜「〜であっても〜であっても」 とか、whether 〜or not「〜であってもなくても」を勉強した。Whether we like it or not, it is no longer possible for nations to shut themselves off from the rest of the world. 「望んでも望まなくても、国家が世界の他の国々から自らを閉ざしてしまうということはもはや不可能だ。」the rest は「残りのもの」つまり「ほかの〜」の意味にもなるよ。 尾上

(追記)「ダブルスカル」を艇庫から担いできた上級生の女子が新米の男子と艇を浮かべて漕ぎ出した。男子はまだオールの使い方がぎこちなくてバックで進むのに苦労している。オールの色はスクールカラーの青緑色だ。ここは風が吹かない朝のうちだけが練習時間のようで9時には皆引き上げてしまう。彼らは甲府のキャンパスまで御坂峠を越えて行って授業に出席しなくてはいけない。少々遠くて大変だね。
 私が大学1年の時には、北区西ヶ原の学校から荒川の先の「戸田ボートコース」までは都電で30分くらいで行けたから他のどの大学より近くだった。オンボロな木造の艇庫がそのまま合宿所になって先輩たちが寝泊まりしてここから通学していた。つまり「学生寮」のようなものだ。「新入生歓迎」の声をかけられた運動音痴の私も、合宿所で手製の「カツドン」をエサに入部させられたのだった。
2017/10/31 (Tue) 0:08


Never before have so many people been so well off. 倒置法の文
Never before have so many people been so well off. 倒置法の文
2017年10月29日(日)御殿場市民会館にて  「本じゃがまる」
 「山梨百名山」の小冊子で気になっていた山に登ったよ。全山が錦織のように真っ赤に紅葉した写真つきで紹介されている。本当は「本社ケ丸」と書く魅力的な山だ。登山ガイドで調べると「中央線」の「笹子駅」が起点になっていて御殿場からは遠い。しかしさらに「三つ峠」まで日帰りで縦走した、という人が紹介されていたから、逆に河口湖の側からもっと短時間で登れるんじゃないかなと「独自のプラン」を考えた。
 快晴の日の早朝、車で「河口湖大橋」を渡って「御坂峠」を登って行った。旧道「御坂みち」を登りきると古いトンネルの手前に「天下茶屋」という茶店がある。ここからは富士山と河口湖が一望の下だ。昔は宿屋も経営して、小説家・太宰治が滞在して作品を書いた。ここから登るとすぐに尾根道に出られるから、きっと短時間で山頂に着くことが出来そうだ・・・。

 3年生EN君は前回、「不定詞の慣用表現」で、so 形容詞as to〜を使う英文が和訳しにくかった。We of the West have no intention of allowing governments to become so much our masters as to dictate to us how we are to behave or what we are to believe.「我々ヨーロッパ人は、政府が我々にどう行動するべきか、とか何を信じるべきかと命令するほどに、我々に指図をする存在にさせる気持ちは少しもない。」今日は「センター試験」の練習に加えてTEAP検定の問題も少しやってみた。表グラフの読み取りは完璧に正解だった。語彙・語法・文法の四択問題で少しミスがあったが。最近「実用英語検定」を受検して見事「準一級」に合格したそうだ。おめでとう。大学入試に利用できるね。さらにいよいよ「一級」を目指して大学でも頑張ってほしい。
 3年生のYAさんは、前回「現在完了」を使う英文を和訳した。「成蹊大」の「現代の豊かさ」では「倒置法」が潜んでいた。 Never before have so many people been so well off. で元はSo many people have never been so well off before. で、否定語のnever before(今まで一度も)が強調されて文頭に出たので、疑問文の文型のように助動詞なども前に出すのを「倒置法」と呼んでいるよ。今日もセンター試験の1・2問をやってみたら60%とれた。今日の「語句整序」は少々難しかったね。 I owe what I am to my uncle.「今の私の姿はおじさんのおかげだ。」 owe A to B は要注意。
 2年生MU君は「接続詞」asの特別な用法を勉強した。 原級の形容詞を伴ってas〜 as you canや as 〜as possibleが「出来るだけ〜」の意味になる。as〜 as ever V や as 〜as any が共に「今まで〜した誰にも劣らず」の意味になって、結局「最上級」で言うのと同じになる、と勉強した。今日の長文は「イギリス人とペット」を読んだ。ほぼ正確に和訳できたけど、 It is the pets that bring the owners together. が難しかった。これは「強調構文」といって文の一部を切り取って It is とthatの間に移動することで強調出来る。日本語でも「・・・なのは〜だ」、と最後に強調語を持ってくればいい。「飼い主たちを結びつけるのはペットたちだ。」 尾上

(追記)「御坂峠」の古い方のトンネル脇に登山口があって、そこから登るとわずか20分で「御坂峠」の鞍部に出た。左に行くと昔登った「黒岳」や「十二ヶ岳」「王岳」などに通じている。今日は右への道を選んで、カエデやブナ、ミズナラなどの落葉樹の中を尾根伝いに進んで行こう。木々の合間からちらちらと初冠雪の富士山が見える。「八丁山」に着くと展望が開けて「南アルプス」の3000m超の山々がもう雪をかぶってはっきり見える!
 ここから見える日本最高峰の「富士山」も、2位の「北岳」も4位の「間ノ岳」もすべてこの10年間に登った思い出の山だ。その右手には「鳳凰三山」や「甲斐駒」も白くなっていた。大きな「甲府盆地」を取り囲むように、北側には「八ヶ岳」や「茅ケ岳」「瑞垣山」「金峰山」「甲武信ケ岳」などがつらなりそのまま秩父の山脈につながっていく。こんな素晴らしい展望はめったに見られないよ。
 「秀麗富岳十二景」の12番目という案内の立つ「清八山」も素晴らしい展望だった。富士山の左には「三つ峠」のひとつ「御巣鷹山」がどうどうと横たわっている。アップダウンを10数回繰り返し、最後の岩壁をよじ登ってやっとゴールの「本社ケ丸」1630mに着いた。狭い山頂では先客の白髪の婦人が昼食中で話かけてきた。鎌倉から日帰りでよくこの山に来るそうだ。静かな山でこの360度の大展望が気に入っているそうだ。(つづく)
2017/10/29 (Sun) 23:38


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