御殿場市役所の屋上から「パール富士」が見られたそうだよ。新聞やテレビで知った人も多いだろうけど、5日は前夜から満月の朝で、ほんのり朝日で赤く染まった富士山の山頂に丁度大きな月が沈んでいく様子は感動したね。
朝日や夕陽が富士山にかかる光景を「ダイヤモンド富士」と呼んで、これは先月「山中湖」で見たばかりだ。「金時山」の山頂から撮ったという見事な写真で「パール富士」というのを知ってから、いつか自分の目で見てみたいと思っていた。翌日6日は「十六夜」でまん丸が少し欠けていたけど、「東山湖」に行ってなんとか美しい写真が撮れたよ・・。
3年生MIさんは前回, 「学習院大」の「人間は理性的な動物か?」が難しかった。On the contrary, I have seen the world plunging continually further into madness. 「それどころか、世界がどんどん狂気の深みにとびこんで行くのを見てきた。」はきっと第2次世界大戦の時の世界を暗示しているのだろうね。世界史の知識が必要だね。 I have seen great nations led stray by preachers of bombastic nonsense.とも書いている。「(ドイツのナチス党首ヒトラーのような、)ばかげたことを大げさに唱える者たちに、偉大な国々が右往左往させられているのを見てきた。」
SEさんは前回、「分詞構文」を使う英文を和訳した。「東京理科大」では後置の場合が難しかったね。 They also must work for democracy, keeping themselves informed of important issues and exercising their right to vote so that they will keep effective control of government. 「国民は民主主義のために行動しなければいけない。」の後にくる2つの分詞構文は前文の内容を説明しているから「・・・をして」と追加しておけばいいよ。「政治を効果的に動かせるように、重要な問題はいつも知らされるようにして選挙権を行使することで。」so that they will〜は「目的、〜するように」を表す副詞節だったね。
KI君は前回、英作文で「大阪女子大」をやった。「本を大切に思う気持ちは今も同じだ。」が難しかった。高校生の苦手な比較構文だけど、たとえば「彼と背の高さは同じ」なら I am as tall as he. と書けるね。「以前と同じくらい強く本を大切に思う。」と言い換えて、 I cherish books as much as before. と書けるとよかった。今日のセンター試験の模試は少々難しかったかな。「AがBと結婚する」は marryが他動詞だからA will marry B. でいいのだ。受身にすればB will be married to A(〜と結婚している). となる。状態の意味のbeをgetに変えれば変化の意味で「結婚する」となる。
三島教室のTAさんが出席して、「センター試験」の模試をやってみた。「会話文」の問題では Do you mind if I put the light on? 「電気をつけてもいいですか?」に対して「良いですよ」と答えるときには「いいえ、気にしません。ぜんぜん」の意味でNo. not at all. と答える。さらに「津田塾大」の過去問をひとつ解いてみた。長文の中に選択肢の中の単語を選んで入れる問題はなかなか難しい。
御殿場教室のYAさんもセンター試験の模試をやってみた。The decision to raise taxes has proved unpopular. 「増税する決定は評判が悪いことが判明した。」は他動詞のraiseで 「〜を持ち上げる、育てる」の意味だ。If anything should happen to me, please give this letter to my wife. 「もし万が一私に何かが起こったら、この手紙を妻に渡してください。」は「仮定法・未来」で勉強した助動詞のshould に注目。ほとんんどありそうもないことを「万が一・・だすれば」のように仮定する表現だ。 尾上
(追記) 朝食をそこそこに自転車にまたがってまず「仏舎利塔」のある「平和公園」に行った。いつもは中国人観光客が何台もバスで押しかける観光名所だ。ここは日蓮宗のお寺の裏山で、アジアの各国から寄進を受けた多様な「阿吽の狛犬」が参道の左右にいくつも配置され、正面の「仏舎利塔」には「お釈迦様」の誕生から死去まで4つの姿が金の仏像で配置されている。
鐘楼の手前に富士山に向かって「見晴台」が設置され、大きなカメラを三脚に立てて「パール富士」を待ち構えている人がいた。御殿場市街地全体の上に富士山が見渡せてとても展望が良いけれど、ここからではどうも月が中腹に沈んでしまいそうだと心配している。「東山湖」か「乙女峠」のトンネルの前が丁度良いかもしれませんよ。」と遠方から来たらしいその男性に教えた。
私もさっそく「東山湖」のYMCA「東山荘」の前に自転車を走らせた。間に合ってよかった!ほぼ8合目の「宝永火口」に銀色の「真珠」が吸い込まれていく。湖岸で数人の男性に混じって一人の女性がスマホを向けている。「こんな近所に住んでいて知らなかったわ。逆さ富士とパール富士が同時に見られるなんて!この写真を年賀状に使おうかな・・」









