高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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人間は理性的な動物か?
人間は理性的な動物か?
2017年12月7日(木)裾野市民文化センターにて 「パール富士」
 御殿場市役所の屋上から「パール富士」が見られたそうだよ。新聞やテレビで知った人も多いだろうけど、5日は前夜から満月の朝で、ほんのり朝日で赤く染まった富士山の山頂に丁度大きな月が沈んでいく様子は感動したね。
 朝日や夕陽が富士山にかかる光景を「ダイヤモンド富士」と呼んで、これは先月「山中湖」で見たばかりだ。「金時山」の山頂から撮ったという見事な写真で「パール富士」というのを知ってから、いつか自分の目で見てみたいと思っていた。翌日6日は「十六夜」でまん丸が少し欠けていたけど、「東山湖」に行ってなんとか美しい写真が撮れたよ・・。

 3年生MIさんは前回, 「学習院大」の「人間は理性的な動物か?」が難しかった。On the contrary, I have seen the world plunging continually further into madness. 「それどころか、世界がどんどん狂気の深みにとびこんで行くのを見てきた。」はきっと第2次世界大戦の時の世界を暗示しているのだろうね。世界史の知識が必要だね。 I have seen great nations led stray by preachers of bombastic nonsense.とも書いている。「(ドイツのナチス党首ヒトラーのような、)ばかげたことを大げさに唱える者たちに、偉大な国々が右往左往させられているのを見てきた。」
 SEさんは前回、「分詞構文」を使う英文を和訳した。「東京理科大」では後置の場合が難しかったね。 They also must work for democracy, keeping themselves informed of important issues and exercising their right to vote so that they will keep effective control of government. 「国民は民主主義のために行動しなければいけない。」の後にくる2つの分詞構文は前文の内容を説明しているから「・・・をして」と追加しておけばいいよ。「政治を効果的に動かせるように、重要な問題はいつも知らされるようにして選挙権を行使することで。」so that they will〜は「目的、〜するように」を表す副詞節だったね。
 KI君は前回、英作文で「大阪女子大」をやった。「本を大切に思う気持ちは今も同じだ。」が難しかった。高校生の苦手な比較構文だけど、たとえば「彼と背の高さは同じ」なら I am as tall as he. と書けるね。「以前と同じくらい強く本を大切に思う。」と言い換えて、 I cherish books as much as before. と書けるとよかった。今日のセンター試験の模試は少々難しかったかな。「AがBと結婚する」は marryが他動詞だからA will marry B. でいいのだ。受身にすればB will be married to A(〜と結婚している). となる。状態の意味のbeをgetに変えれば変化の意味で「結婚する」となる。
 三島教室のTAさんが出席して、「センター試験」の模試をやってみた。「会話文」の問題では Do you mind if I put the light on? 「電気をつけてもいいですか?」に対して「良いですよ」と答えるときには「いいえ、気にしません。ぜんぜん」の意味でNo. not at all. と答える。さらに「津田塾大」の過去問をひとつ解いてみた。長文の中に選択肢の中の単語を選んで入れる問題はなかなか難しい。
 御殿場教室のYAさんもセンター試験の模試をやってみた。The decision to raise taxes has proved unpopular. 「増税する決定は評判が悪いことが判明した。」は他動詞のraiseで 「〜を持ち上げる、育てる」の意味だ。If anything should happen to me, please give this letter to my wife. 「もし万が一私に何かが起こったら、この手紙を妻に渡してください。」は「仮定法・未来」で勉強した助動詞のshould に注目。ほとんんどありそうもないことを「万が一・・だすれば」のように仮定する表現だ。 尾上

(追記) 朝食をそこそこに自転車にまたがってまず「仏舎利塔」のある「平和公園」に行った。いつもは中国人観光客が何台もバスで押しかける観光名所だ。ここは日蓮宗のお寺の裏山で、アジアの各国から寄進を受けた多様な「阿吽の狛犬」が参道の左右にいくつも配置され、正面の「仏舎利塔」には「お釈迦様」の誕生から死去まで4つの姿が金の仏像で配置されている。
 鐘楼の手前に富士山に向かって「見晴台」が設置され、大きなカメラを三脚に立てて「パール富士」を待ち構えている人がいた。御殿場市街地全体の上に富士山が見渡せてとても展望が良いけれど、ここからではどうも月が中腹に沈んでしまいそうだと心配している。「東山湖」か「乙女峠」のトンネルの前が丁度良いかもしれませんよ。」と遠方から来たらしいその男性に教えた。
 私もさっそく「東山湖」のYMCA「東山荘」の前に自転車を走らせた。間に合ってよかった!ほぼ8合目の「宝永火口」に銀色の「真珠」が吸い込まれていく。湖岸で数人の男性に混じって一人の女性がスマホを向けている。「こんな近所に住んでいて知らなかったわ。逆さ富士とパール富士が同時に見られるなんて!この写真を年賀状に使おうかな・・」
2017/12/07 (Thu) 23:53


  How long have you been in Japan?
  How long have you been in Japan?
2017年12月4日(月)三島ゆうゆうホールにて 「マツムシソウ」 
 1ヶ月ぶりに「金時山」に登った。「金時神社」裏の林道を行くと「矢倉沢」のトンネルがあってそこに駐車すれば頂上まで最短距離だ。登山道は随所にマユミやツツジの紅葉が見られたけど、薄紫色の花が一株だけ群がって咲いていたのを発見した。12月になってもマツムシソウが咲いているとは!
 「大湧谷」の地震も収まり噴火の心配もなくなったのでグループ登山が増えて、土曜日の山頂は珍しく大賑わいだった。「クラブツーリズム」のご一行が2グループも。曇り空であいにくお目当ての「富士山」が見えないけれど、箱根外輪山の向こうに「駿河湾」が黄金色に輝いていた。大瀬崎の突端も黒いシルエットになって・・・。

 ほとんどの高校で今は期末試験の最中。今日は1年生ひとりだった。
1年生TAさんは前回、「時制」がテーマで、動詞の現在・過去・未来とそれぞれの「進行形」を勉強した。今日はその続きで「完了形」を勉強した。中学でやった「現在完了」に加えて「過去完了」と「未来完了」もいっきに勉強した。英作文で「日本に来てどれくらいになりますか?」がむずかしかった。答えは2つ考えられる。「来てから時間がどれくらいですか」なら主語を「時間」のIt にして、How long is it since you came to Japan?だけど、「日本にどれくらい滞在しているのですか」ならyouを主語にして How long have you been in Japan? でいいね。「現在完了形」の動詞を使って「ずっと〜している」の「継続」の意味が表せるのだ。次に「明日の今頃までに私はその仕事を終えているだろう。」.も難しかったね。I will have finished doing the work by this time tomorrow.これが「未来完了形」だ。未来のある時点で、動作が完了していることを表すよ。 尾上

(追記)いつもの「元祖・金時小屋」に立ち寄り「おしるこ」を注文した。看板娘の「金時娘」妙子さんはもう85歳の高齢だけど、長男の車で「足柄口」の山麓まで来ては「荷物運搬用」のリフトに乗って小屋入りしていた。しかし今日は留守。先月家で転倒して「大腿部骨折」をやり「フジ虎ノ門病院」に入院中だ。リハビリに2ヶ月かかるらしいがまたこの小屋に戻ってくる気でいるそうだ。
 「金時山」には初めて、という登山者が多くて小屋の主人・秀峰さんが壁の写真について説明している。今の平成天皇が皇太子時代に「金時山」に登られたときに「あなたが金時娘さんですか?」と聞かれた。その時以来「金時娘」がトレードマークになって、今でも「金時ムスメ」と呼ばれているし自ら呼ばせて、今もモンペをはいて三つ編みの「おさげ髪」だ。「オバサン」とか「おばあさん」と呼ぶと大変なことになる。
 「明日またくるね・・」なんて言って帰る人たちはもう2000回とか3000回とかで、小屋の天井に氏名と町名を書いた木札がぶら下がっている中では横綱格だ。金時娘がいないとなるとこういう人たちがお手伝いに回る。しかしそろそろ2代目の「金時娘」を準備しないと看板が出せなくなってしまうね。
2017/12/04 (Mon) 23:53


no sooner〜 than・・(〜するとすぐに・・した)
no sooner〜 than・・(〜するとすぐに・・した)
2017年12月3日(日)御殿場市民会館にて 「初夢は1フジ2タカ3ナスビ」
 12月はクリスマスと忘年会のシーズンだね。「御殿場高原ビール・時之栖」でも「光」をテーマにイベントを用意して今年も多くのお客を集めている。先頃完成した朱色の巨大な「初夢の橋」には富士山をバックに鷹のブロンズ像と茄子のレリーフを配置して記念写真のスポットになっているよ。
 親友のFU君から先月電話で「甲陽学院の忘年会をやるから出ないか?」とのお誘い。即答で「いいよ、行くよ」と返事してあった。東京・六本木の泉ビル「住友会館」だという。家内が骨折入院しているうちは介護付きでリハビリに専念していたから、私は自由に動けて出席を楽しみにしていたけれど、先週やっと退院できた。それで幸か不幸か1日留守にはできなくなって欠席連絡をした。ザンネン・・・。

 3年生EN君は「センター試験」でまた90%の好成績だった。今日学校での「河合塾」の模試でも満足できる結果だったとのこと。今日の英文和訳では「聖心女子大」の「英国人と紅茶」が難しかった。 In nothing is the English genius for domesticity more notably declared than in the institution of this festival ――almost one may call it so―― of afternoon tea. はIn nothingが「否定の副詞」で文頭に出たからSVが「倒置」になっている。さらにnot more〜 than・・で「・・ほど〜なものはない」、つまり「・・が一番〜だ」となるね。2つのダッシュはカッコに入れてfestivalの追加説明だと見る。「午後の紅茶のこういうお祭り、とほとんど人がそう呼んでいる習慣ほどはっきりと、英国人の家庭を大切にする才能を表明できる場は他にない。」
 2年生のAOさんは「時間構文」 no sooner〜 than・・(〜するとすぐに・・した)を勉強した。主文の動詞が「過去完了形」になっているからややこしい。直訳すれば「・・した時よりも〜してしまった方が先だったということはない」ということで、「ほとんど同時だった」ということ。As soon as SV〜, SV・・で書き換えると共に「過去形」でOKだけどね。後半は「〜する限り」の接続詞 As far as と As long asを勉強した。特に As far as I am concerned, (私に関する限りは)には注意しよう。「時間」のlongに対して「空間や範囲」のfarだから、「私が知る限りでは・・」のように使う。
 2年生のMU君が部活の忙しさが片付き、期末テストも終えてひさびさに出席した。「比較構文」で not so much A as B 「AというよりむしろBだ」を勉強した。直訳すればasが「〜と比べると」の意味の接続詞だから、「Bと比べるとAのほうはそれほど多くない」、つまり「Aが少なくてBのほうが多い、」ということ、not A but Bなら「AではなくてB」で、Aが0%と言っているね。後半はThe more S V, the more S V. (〜すればするほど、ますます〜)を勉強した.。As S V more, S V more.(より〜すれば、より〜になる)と同じ意味の特殊な構文だ。比較級の語句にtheをつけてそれぞれの文頭に出す。 尾上

(追記)この同窓会の発起人FU君は高校3年間同じクラスでお互いの家が阪急電車「夙川駅」の近くだった。中学校舎のある「香櫨園駅」から阪神電車で高校校舎の「甲子園駅」まで二人で通った一番の親友だ。京都大学工学部から「日本板硝子」に入社し、社長にまで上り詰め今でも会長の要職にある。一人娘は千秋といってあの一風変わったタレントの「チアキ」のことだ。
 高校時代、私と一緒に「音楽部」でトランペットを吹いていたYO君が幹事役。神戸大学からトヨタに入社し欧州で活躍した。体操部で吊り輪の上手かったMA君といいコンビでFU君を補佐する。隔月で今も「枯山水」という名称で「東京」在住の同窓生の勉強会を続けている。ディナーを共にしながら毎回一人が発表者になり、自分の職業や趣味について語るという趣向だ。皆「阪神タイガース」の大ファンだ。
 もし私が「枯山水」で何か話せ、と言われたら何ができるだろうか。本職の「英語教師について」では堅い話になるな。高校時代にサックス、大学でホルンを吹いていたから「楽器」の話?長年続けた吹奏楽顧問としては「指揮法」の話とか指揮者用の「楽譜(スコア)の読み方」なら話せそうだけど。このところ夢中になっている「オペラの楽しみ」も興味を持ってくれるかな?それともやはり「登山」かな?
2017/12/03 (Sun) 23:30


have 物 –ed の構文「〜してもらう」
have 物 –ed の構文「〜してもらう」
2017年11月30日(木)裾野市民文化センターにて 「新米で収穫祭」
 7人の農作仲間とその家族も呼んで今年もいつもの畑で「収穫祭」のBBQパーティをやった。元幼稚園の先生TAさんがこまめにほとんどの食材を集めてくれたので朝から調理を始めていた。会長のYAさんがガスボンベなどを用意してくれ、私たちが育てたコシヒカリも炊きあげてくれたところに、私も「整形外科病院」の診察を終えて遅れて到着。前日、「丹沢湖」サイクリングで自転車が転倒。X線検査では骨折もなかったけど右腕を強く捻ってしまったらしく後日MRIで精密な検査をしてもらう予定。
 「ノンアルコール」で乾杯して「今年もお疲れ様でした!こういう集まりはずっと長く続けたいねえ。」焼き上がったBBQの肉や野菜に舌鼓を打つ。「今年のコシヒカリは甘みがあって美味しいねえ。」皆さん、手作りの得意料理を持ち寄ってお味見する。KAさんの奥様は中国人でふかしたての中華風肉まん。OKさんは徹夜で焼いたおいしい菓子パン。地主のお母さんからはお漬け物の差し入れなど・・・。

 3年生MIさんは前回,不定詞をつかう英文を和訳した。「宮崎大」の「夢の楽しさ」で最後の二文は I am mystified by people who say they never dream and appear to have no interest in the subject. It is much more astonishing than if they said they never went out for a walk. 「夢を見たことがないと言う人や、夢の話題には興味がなさそうな人には困ってしまう。」続く次の文が「比較構文」になっていて、何と何を比較しているのか考えよう。「人が散歩に行ったことがないと言ったらビックリするけど、それ以上にそれ(=夢を見たことがないなんて言うこと)はもっとずっとオドロキだ。」と訳せるといいね。thanと ifの間に It is astonishingが省略されているのを見破って適語を補充して訳そう。
 SEさんは前回、「早稻田大」の「不況の時代」を和訳して難しかった。In the ‘consumer society,’ constant increase ―― in money and goods ―― seemed the only thing to look forward to and strive after. 「消費社会では、お金や品物がたえず増えることが、期待する唯一のことで追求する唯一のことだと思われた。」look forward to と strive afterの目的語が前に出ているthe only thingなんだね。センター試験のアクセント問題が苦手なのでいくつか練習した。英語の強弱アクセントを、日本語式に高低アクセントに置き換えればもっと覚えやすいよ。
 KI君は前回、「信州大」の「読書のスピード」を和訳した。The first twenty or thirty pages of many of them had their margins filled with penciled notes and there were dozens of words and phrases underlined. Andで2文に分かれているね。前半はhave 物 –edの構文で「〜してもらう」「〜される」の意味だから、「その古本の多くの最初の20〜30ページは余白がエンピツのメモで一杯だった。」次は there構文だから普通の受身の文に戻して、「何十もの単語や熟語には下線が引かれていた。」となる。今日のセンター試験は90%の素晴らしい正解率だった。最近学力が安定しているね。
 三島教室のTAさんが出席して「センター試験」の1・2問をやったら発音問題もミスがほとんどなくて、90%に近い正解が出せた。次に「津田塾大」の過去問をやってみたら各問ともに80〜90%の高得点だった。下線部和訳では Bookshelves are universal in that almost everyone has one.はin that 「〜という点で」に注意すればよかった。「本棚というのはほとんど誰でもひとつ持っているという点で普遍的な物だ。」
 御殿場教室のYAさんが参加して「不定詞」の文法、作文を入試問題で勉強した。He has no room to study in. (勉強する部屋がない。)は、関係代名詞を用いて前置詞 in を前に出す方法がある。He has no room in which to study. のように。同様に「人」の場合もHe has no friends to talk to. がHe has no friends to whom to talk. と言い換えが出来るね。
 1年生KA君は前回「文の種類」で「否定の疑問文」の時には「はい」と「いいえ」が逆になると覚えたね。つまり返事が「否定」ならいつも最初に Noをつける。「肯定」の返事なら Yesをつける、と覚えるといいよ。今日は「動詞の時制」で現在・過去・未来とそれぞれの「進行形」を復習した。とてもよく理解できていた。 尾上

(追記) 今年一年、畑作業の合間に撮りためたスナップ写真をもとに「御殿場コシヒカリ 育成奮戦記」をA4版2枚にまとめてプリントし農作仲間の皆さんに配った。
 4月初旬、昨年収穫して残しておいたモミ10合を20℃のぬるま湯につけて発芽させる。1週間後育苗用のトレイ9枚にモミ蒔き。5月下旬、10センチ程に成長した苗を3週間遅れの「田植え」。7月には稲の小さな白い花が咲き出す。地主さんの田んぼから分けて頂く水が途切れないよう「水管理」が一番大変。自宅から7キロの水田まで週に2−3回、車や自転車でよく通ったなあ。
 10月下旬、やっと「稲刈り」だ。7人が手に稲刈り鎌持参で集まって作業開始。2時間ほどで50キロくらいのモミが収穫出来た。富士吉田市の農協まで出かけて「コイン精米機」にかけたら70%くらいに目減りしたけど合計で30キロくらいのコシヒカリで、わずか50坪の水田だから大収穫だ。この日のパーティに間に合って良かった。
2017/11/30 (Thu) 23:42


SVのペアが6つある文
SVのペアが6つある文
2017年11月27日(月)三島ゆうゆうホールにて 「高川山に登る」 
 「山梨百名山・手帳」のページを繰りながら「今年はいくつ登ったかな?」と楽しんでいる。45番目に初狩の「高川山」を選んだが、実は土曜日に大月の「猿橋」に行ったのは、駅裏の「岩殿山」に登ってから後の計画だった。春は桜、秋はもみじの観光名所で634mの低山だけど以前から気になっていた。中央線の「大月駅」のすぐ裏手を見上げると大きな岩山が屹立しているよ。
 「岩殿山」は戦国時代、逃亡する武田勝頼一族を笹子の手前「天目山」まで招いておきながら、裏切り滅亡させた家臣・小山田信茂の居城だった。新田次郎「武田信玄」4巻本を読むと悲劇のヒーローの歴史秘話には泪してしまう・・・。

 3年生TAさんとYAさんがお休みしたので今日は一人だけだった。
 1年生TAさんは前回、英作文で「この川は以前のようにきれいではありません。」は「比較構文」のas〜 asをつかって  This river is not as clean as before と書けると良かった。さらに長文で「日本人は礼儀正しいのか?」を少し和訳してみた。SVがたくさんある長い英文が多くて参っていた。今日は一対一でじっくりと教えられるので、「時制」(現在・過去・未来)のプリントを2枚勉強してからその23行の長文にもう一度挑戦した。特に最後の一文は It seems that when the situation arises in which Japanese do not have to be held responsible for something they do, it is easier for them to do things they normally would be ashamed of doing、こんな長い一文は初めてだね。動詞Vの数がseems、arises、do not have to be held、do、is、would be と6つもあって、当然SVのペアが6つあるからつなぎかたが大切だ。It seems that SVの構文に副詞節の when SVが組み込まれているから複雑に見えるんだね。「日本人は自分がやることに対して責任があると考える必要がないような状況が生まれたときには、普通ならやるのが恥ずかしいようなことでもやってしまうことが比較的容易なのだ、と思われる。」尾上

(追記)「岩殿山」の登山口まで行ったら工事中だよ。この8月の台風で崖崩れし「大菩薩峠」にむかう国道も塞いでしまった。しばらくは登山禁止だそうだ。しかたなく短時間で登ってこられる山梨百名山を近所にさがして「高川山」976mに決めた。「秀麗富嶽十二景」のひとつでもあり、南に「富士山」「三つ峠」、北に懐かしの「雁ケ腹摺山」や「滝子山」が展望できるらしい。
 紅葉の映える名勝「猿橋」を上から下からたっぷり眺めてから、大月図書館に戻って自転車をのせ一駅先の「初狩」に向かった。登山口からコースが数本あり急な「男坂」よりも楽そうな「女坂」を選んだ。名残のもみじが赤や黄色に輝く山道を1時間ほど登って「高川山」の頂に着いた。岩山には先客も3人ほどいて大展望を楽しんでいる。
 後から着いた若い男女がカメラを差し出し、白銀の富士山を背景に撮ってほしいと言う。午後の太陽は富士山をシルエットで美しく輝かせているけど逆光で顔も暗くなってしまうので、「2人並んで横向きになってごらん」と提案してカシャ!。素敵な一枚に大喜びする2人に、「美男美女は絵になるねえ。お似合いのカップルだよ。」
2017/11/27 (Mon) 23:24


カンマカンマはカッコに入れる
カンマカンマはカッコに入れる
2017年11月26日(日)御殿場市民会館にて 「甲斐の猿橋」
 山梨県大月の「猿橋」はいつか訪れたいところだった。我が家からわずか50キロなのに河口湖から中央高速にのってしまっていつも素通りしていた。晴天の昨日、大月図書館に駐車して自転車を組み立て「桂川」の左岸を走った。この季節最後の紅葉が深い渓谷に映えて実に美しかった。
 一番上流の「新猿橋」からは3本の橋が展望できる。国道20号線「甲州街道」の赤いアーチ型の鉄橋と、明治時代末の水力発電用の水路橋と、遠く奈良時代に掛けられたという木造の「猿橋」と・・・。

 3年生EN君は「信州大」の英文和訳が誤訳だったね。The owners, probably earnest university students, had started out very seriously, determined to master the books. 「その本の持ち主は、たぶんまじめな大学生だったろうけど、とても真剣に読み始めていた。その本を完全に読み切ろうと決心して。」前半の2つのカンマはカッコのことだから「説明追加」として訳そう。飛び越えて修飾してはいけない。determinedはbeing の省略された「受身の分詞構文」で、前文と同時のことだから「〜しようと決心して。」と追加しておこう。今日のセンター試験では語句整序の問題でミスが目立った。Her problem is too big for her to tackle on her own. 「彼女の問題は彼女が一人で取り組むには大きすぎる。」で、意味上の主語for herは不定詞の直前につけるのが正解。
 2年生のAOさんは自宅でやってきた「so〜that・・」と「such〜that・・」の添削指導から始めた。接続詞thatの後の部分が趣旨なら「あまりに〜だから・・・だ」と「結果」の意味になるけれど、前半が言いたいことなら「・・・するほどに〜だ。」と「程度」を強調する意味にもなる。さらにso thatがセットで接続詞の働きをするときにはin order thatと同じで、「〜するために」とか「〜できるように」のように「目的」を意味する節になるのだ。今日の英文和訳で注意したことの第1は「カンマ」の働きだ。読むときには単に「間」を空けるだけでなく「イントネーション」(抑揚)をつけるから聞き手にはわかりやすい。しかし書いた物では難しい。for example(たとえば)とかthough(〜だけど)の前後に「カンマ・カンマ」で区切られた部分はしばしば、文の最初に言っておくべきことを途中で付け足した場合が多いよ。 尾上

(追記)絵師「歌川広重」が描いた「甲斐の猿橋の図」を、ネットで見たのがきっかけだった。和紙を3枚つないだような縦長の紙に深い渓谷にかかる「太鼓橋」が谷底から描かれ、月夜に馬に乗った旅人が渡っていく。満月と甲斐の山々は橋の下に覗いている。奇想天外の構図だね。江戸時代の浮世絵は!
 橋のたもとは真赤な紅葉の木々に覆われ、老舗の「大黒屋旅館」でおいしい新そばをいただいた。「猿橋」の模型が大小いくつも飾られ、神社の大祭には神輿を担いだ氏子たちが白装束で橋を渡る様子が写真で見られる。多くの文人墨客が訪れたであろう座敷には「野口雨情」の歌が額入りで架かる。「甲州さるはし、お山の猿が、お手手つないで掛けた橋」。
 谷が深すぎて橋脚が立てられなければ今は「吊り橋」なんだろうけど、猿たちが数珠つなぎになって一列に橋になるという話からヒントを得て、両側の崖に埋め込んだ太い柱を5層に重ねて順次長く伸ばしていって橋の支えにしたのだ。それぞれの柱に雨よけの屋根をかけてあるのが合理的で風流でもあるね。岩国の「錦帯橋」、木曽の「かけはし」と共に日本3奇橋と呼ぶそうだよ。 
2017/11/26 (Sun) 23:30


Book Two of War and Peace「戦争と平和」第2巻
Book Two of War and Peace「戦争と平和」第2巻
2017年11月23日(木)裾野市民文化センターにて 「仙石原の長安寺」
 「箱根の紅葉」でネット検索すると9カ所が紹介される。ホテルや美術館には庭木としてたいてい見事なカエデが植えてあるけど、お寺では唯一仙石原の「長安寺」が最近名所中の名所らしい。私のお気に入りの「花の禅寺」が観光コースに組み込まれて嬉しいような、知られて残念なような気持ちだ。
 先日お寺の入口近くに住む友人のKAさんを誘い出して見頃になった紅葉の境内を一緒に歩いた。個性的な「五百羅漢」を配置した裏山に上がってみると本堂の黒い屋根がまるで大火事で真っ赤な炎に包まれているかのような見事さだった。その彼方には「大湧谷」に真っ白な噴煙が・・・。

 3年生MIさんは前回 how toを用いる英文を和訳した。とても正確に読み取れていて90%合格点だ。Of course it often is. のような文も、前文から省略語をしっかり補って訳せたね。今日も「上智大」の過去問を解いてみた。語句整序問題は全問正解だったね。Computers change view of time (コンピューターは時間の観念を変える)というタイトルの読解問題は、55行もの長さだけどしっかり読めて80%の正解だった。下線部Bully for them. の意味は「彼らをいじめてやれ」ではおかしいよね。前後の文を読むとテクノロジー産業がますます盛んになっていると書かれているのできっと「よくやったね!」と励ましの言葉のようだと考えないと筋道が立たない。
 SEさんは前回「岩手大」の「ジェームズ・ワットと蒸気機関」の話を和訳した。ほぼ理解できていたけれど、seeやwatchのような「知覚動詞」は第5文型SVOCに使われることを忘れていた。see women discussingは「女性が話し合っているところを見る」だし、watch the steam changeは「蒸気が水に変わる様子をじっと見る」だね。今日のセンター試験は立派な合格点がとれたけれど、発音問題でミスが多かった。正確に読めているのにマークの仕方でミスしているよ。もったいない。もう少し練習が必要だね。模試のつもりで受けた「防衛大」入試に合格したそうだ。かなりの難関だから素晴らしい快挙だよ。
 KI君も前回「知覚動詞」の後にOCがくる文を和訳した。「〜が〜するところを見る」のように。本文中でBook Two of War and Peaceとあるのは有名なトルストイの「戦争と平和」の第2巻ということ。イタリック体(斜め)の部分が書名だ。英語では「引用文」をこのように書くよ。今日のセンター試験は本来の実力を発揮できて80%の立派な正解率だった。特に語句整序問題が3問とも正解だったのは嬉しいね。英文和訳では「新潟大」の問題でThe English prefer conversation with a stranger to be cheerful and pleasant but impersonal. は後に出る文They also do not like casual conversations to become too serious.と同じで prefer やlikeはwant に置き換えてもOKだ。want 〜to〜は「〜が〜であってほしい」だから、「初対面の人との会話は愉快で楽しいものでしかし個人的にならないものであってほしいと思っている。」「普段の会話があまり深刻になるのは好まない。」となる。
 1年生KA君は前回「5文型」を勉強した。第5文型SVOCの語順が難しくて These gloves keep your hands warm.(手を温かくしてくれる) やThe boys left the door open. (ドアを開けっ放しにした)のように、O(目的語)とC(補語)がイコールの関係になっていることに注目しよう。 今日は更に「文の種類」に進んだ。感嘆文の作り方や、付加疑問文の作り方を復習した。
 三島教室のTAさんが出席して同じ「文の種類」を勉強した。特にveryのつく「平叙文」をhow やwhatを使う「感嘆文」に書き換える問題で苦労したね。「なんと〜!」と「強調」する部分をひとまとめにして「文頭」に移動することが大切。SVの前にOやCやMが出てくることを覚えよう。「否定疑問文」では答え方が「ハイ」ならNo. 「いいえ」ならYes.となることには十分注意が払えたね。 尾上

(追記)KAさんは私の息子くらいの年齢だ。岐阜の出身で環境省に入り「桃源台」にある箱根ビジターセンターの職員だった。今は独立して文筆で生計を得ている。根っからのナチュラリストで花、樹木、小鳥など自然観察が得意で、担当していたセンターの「ミニ観察会」に参加して私もたくさん教えてもらった。職場に近い「仙石原」で高級マンションに住んでいる。
 初めての出会いは「愛鷹山」の「黒岳」に家内と登った時で「愛鷹山荘」の近くのハシゴですれ違った。意気投合してそれ以来一緒に登った山は箱根の「金時山」「明星ケ岳」「神山」や「愛鷹山系」の「越前岳」「前岳」「位牌岳」などたくさん。最近は単独で青森の「八甲田山」や北アルプスの「槍ヶ岳」などに登っては頂上から電話で知らせてくれる。いつも大きな高級カメラをぶら下げて山に登る。写真集を出せばいいのに。
2017/11/23 (Thu) 23:50


in the hope of〜(〜を期待して)
 in the hope of〜(〜を期待して)
2017年11月20日(月)三島商工会議所にて 「三保ダム」 
 「丹沢湖」の水はトルコ石のような美しい緑色だった。16日青空に誘われてもう一度訪れてみたら、落差100mの「三保ダム」も紅葉の名所で観光客で賑わっていた。40年前に「旧三保村」を湖底に沈めて完成した神奈川県の水力発電所だそうだ。この水は国府津の酒匂川に注ぐので当初は「酒匂ダム」と呼ばれていたとか。
 4日前の大学仲間とのハイキングでは湖岸を一周して真っ赤な紅葉の並木に遭遇して感動したなあ。目的地の人気コース「玄倉のユーシン渓谷」は片道10キロもあって、2〜3時間ではとても無理だった。当日は3キロくらいで引き返したので、今日はもう少し先に行ってみようと自転車を押しながら山道を登って行った・・・。

 3年生TAさんはセンター試験の発音問題が今日は特に難しかった。どの単語も意味は全て知っていたのにアクセントの位置が分からない。夏の講習でやった発音の規則性は覚えているけどそれだけでは対処出来なかったね。先月渡した「直前チェック」のプリントで繰り返し読みの練習をやって欲しい。後半は「津田塾大」の過去問を解いてみた。語句整序の問題はひとクセあって、一語欠けている語を補って完成せよという。イデイオムの力を試す問題で、 in the hope of〜、have good reason to〜、take advantage of〜、 as long as SV などは知っていたよね。
 1年生TAさんは今日から高校英語の文法をもう一度最初に戻って復習することにした。一回目は「文の成り立ち」、つまり「5文型」だ。主語+動詞の後に何がくるかで文型が決まる。目的語(O)か補語(C)か、単に修飾語(M)かを判別しないといけない。英文を書く時にとても大切な語順のルールだ。特に第5文型のSVOCは高校生がいちばん苦手。CがOを説明しているからO=Cの関係だと覚えよう。I will make you happy.では you=happyで「貴女を幸せにする」とか、I found the girl very kind. ではthe girl=very kind で「その子がとても親切だと気づいた」のように。
 12月〜1月の「UG会」計画表を配付しました。3年生はいよいよ「センター試験」まで2ヶ月を切りました。いよいよ学力を確実なものにしましょう。年末年始にかけて4日間の「冬期講習」も計画しています。ご父兄には今後も送迎をよろしくお願いいたします。 尾上

(追記)2番目のトンネル「新青崩隧道」は本当に真っ暗だったよ。かなり長くて途中で左に曲がるし登りだから出口の光が全く届かない。手元も見えないから自転車のライトをつけた。発電所の作業車専用の道路だからトンネル内に明かりが不要なんだな。こんなトンネル(隧道)がハイキングコースには全部で8つもあるそうだ。
 自転車をほとんど押しながら歩き続けてやっと7キロ地点の「第2発電所」に着いた。ここは渓流が急峻な斜面に衝突して淀みができ、ユーシンブルーと呼ばれる神秘的な青緑色に変化するらしい。そんな名前をつけた人がいて3年前から急に人気のコースになった。
 しかしこの日は天気予報がはずれ時折小雨模様に変わってその色は見えなかった。峡谷を彩る赤や黄色の紅葉をカメラに収めて帰ろう。下りは楽々だけどブレーキをしっかりかけないと転倒するぞ!
2017/11/20 (Mon) 23:33


what Japan is today「日本の今の姿」
what Japan is today「日本の今の姿」
2017年11月19日(日)御殿場市民会館にて 「ダイヤモンド富士」
 山中湖に行ったら「もみじ祭り」はもう終わっていた。家内が骨折でリハビリ入院中だけど3日間の外泊訓練が許されたのでリフレッシュも兼ねて一緒に行ってみた。祭会場になった「旭日丘」の紅葉はだいぶ散っていたけれど、湖岸をぐるっとドライブしてみると「ママの森」ではまだ鮮やかな赤や黄色のもみじが楽しめたよ。
 ランチにしようと「山中湖ホテル」の跡地にできたガーデン・レストランPICAに行ってみると本日貸し切りだった。ここのパスタは私たちのお気に入りなのに残念。でもそこで手にしたパンフレットに「ダイヤモンド富士」のガイドが載っていて、なんと今日午後3:30が偶然にも11月最後のチャンスだ・・・。

 3年生EN君は部屋に入るなり、「先生、英検準一級に合格しました!」と。それはビッグニュースだ!二級に合格するのが高校3年生か、一部の2年生だからね。これは大学受験だけでなく、大学生になってからも社会人になった後も力強い「特技」として生かせるね。おめでとう!きっと近いうちに一級も夢ではないね。ますます英語をきわめて欲しいな。今日のセンター試験はまた90%の正解が出せた。talk 人into –ingが「人を〜するように説得する」なら、 out ofの時 は「〜しないように」だね。
 YAさんはセンター試験の発音、会話の問題はとても良く出来た。語句整序問題でケアレスミスがなければ70%の安全圏に入れたけれど惜しい。Could you tell me what made you so upset with my email?「なぜわたしのメールにそんなに驚いたのか教えてくれる?」あとですぐに気づいたようだけど、ここは what で始まる「無生物主語」の文だったね。英作文は「大阪大」や「滋賀大」の長めの難しい日本文に挑戦した。
 1年生TA君は前回、総合問題で「英字新聞」の記事をひとつ和訳した。「レーガン元大統領」が自身の「アルツハイマー病」を国民に公表した、という20年以上前のニュースでその本文を和訳した。新聞記事が読めるということは英語の大切な力で楽しみでもあるね。今日は「関係代名詞」の勉強で who whose whomとwhich whose whichがそれぞれ代名詞 he his him とit its itの格変化に相当する、というふうに覚えた。関係代名詞whatについては少しあいまいだったけど、「こと」「もの」と訳すだけでなく「姿」の訳も覚えよう。 例えばwhat Japan is todayなら「日本の今の姿」となる。 尾上

(追記)快晴で風がなければ湖面に逆さ富士が写って、山頂に太陽が黄金の冠のようにかかり火口に沈んでいく様は大自然の作り出す一大ページェントだ。天空に後光が放たれてまさに巨大なダイヤモンドのようだよ。むかしこの光景に見入られて早春の寒い時期に訪れてはパノラマ台や平野の湖岸でシャッターチャンスをねらったものだ。
 この日は「ホテル・マウント富士」下の湖岸に大勢の人だかり。しかし富士山も裾野しか見えず風も吹いて雲の流れが早い。立派な三脚で構えている人の脇で私もiPADを構える。祈りが通じたのか5分前から雲が切れ始め、ああ見えたよ!これが「ダイヤモンド富士」だ。今日は大きな雲が噴煙のようで「火口の大爆発」のようにも見えるよ。
 「山中湖村」発行の「公式ガイドマップ」によると、秋と冬の2回チャンスがある。一番東の「パノラマ台」では10月16日に見ることが出来て、日没が早くなるにつれて観測地が西に移動する。この日11月15日が今年最後のチャンスだけど、冬至を過ぎるともう一度見られる。それが1月26日にこの最西端「梁尻湖畔」で始まり、日が長くなるにつれて今度は次第に東に観測地が移動して最後に2月25日の平野「パノラマ台」でシーズンが終わる、と紹介してあった。
2017/11/19 (Sun) 23:21


OとCが主語+述語の関係
OとCが主語+述語の関係
2017年11月16日(木)裾野市民文化センターにて 「丹沢の鹿と紅葉」
 紅葉前線が山の上からどんどん麓に降りてきているね。丹沢湖では次の日曜日に「もみじ祭り」があって観光客にイノシシ汁をふるまうそうだ。先日の仲間との山歩きでは湖岸の紅葉があまりに見事だったので快晴なら個人でもう一度行ってみたい。今度は自転車を載せていってダム湖一周のサイクリングをやってみようかな。
 一緒にハイキングした大学の同窓生たちも赤や黄色の紅葉とダム湖の水の深い色合いに感動していた。今回は体調を崩している人もいて4人の日程あわせには苦労した。とくに千葉から駆けつけたON君は夏の過労のためか、前立腺を患ってしばらく入院していたから久しぶりの山歩きになった。この夏3週間もウクライナの大学に短期留学していたから、その高齢では無理があったのかもしれないね・・・。
 
 3年生MIさんはセンター試験対策は万全のようだね。今日もケアレスミスが1つだけだった。「上智大」の過去問で語句整序の問題をやってみた。70%は正解だったけど一番難しかったのは This is no doubt a significant moment for everyone concerned.「今は全ての関係者にとって間違いなく重要な瞬間だ。」修飾語のno doubt を挿入するのがむずかしい。長文読解では語彙レベルがかなり高いけれど読み取る力があった。ただ前回同様、設問の選択肢の趣旨が把握しにくかったようだね。
 SEさんは前回「早稻田大」の英文が難しかった。 I could immediately tell that this appearance of being busy was nothing but a pretence. 「〜と言うことが出来た」ではなく「〜とわかった」と訳そう。 「動名詞」のイデイオムでThere is no telling 〜はThere is no knowing〜と同じだったね。「忙しそうなこういう様子はみせかけに過ぎないと私はすぐに分かった。」 センター試験対策は順調に力をつけて今日も80%の安定した力を見せた。語句整序の問題では The company called him in for an interview. 「その会社は彼を面接に呼んだ。」が難しかった。call inの目的語として代名詞の him を間にはさむことだ。
 KI君は前回「宮崎大」の英文 Now and again I have had horrible dreams, but not enough of them to make me lose my delight in dreams.で、enough〜to〜の構文に気づいたけどenough of は次のthem、つまり「恐ろしい夢」を修飾するから、「時々私は恐ろしい夢を見たことがあるけど、しかし夢の楽しみを失わせるほどたくさん見たわけではない。」となる。今日のセンター試験の問題は「会話文」と「語句整序」が失敗だった。KI君らしくない失敗の原因は何かな?英語・数学はちょっと油断するとてきめんに勘が鈍るんだ。
 1年生KA君はこれまで一通り「英文法」を勉強したので今日から復習だ。「文型」をやってみたら第1〜3文型はとてもよく理解出来ていたけど、第4文型SVOOと第5文型SVOCが少々あいまいだったね。The boys leftの後に the door was open という文を組み込むと The boys left the door open. という第5文型ができる。OとCが主語+述語の関係になっていることが分かる問題だ。 尾上

(追記)母校では「東京外語会」という同窓会報を月2回デジタル版で発行していて、この6月には私も「望露会トレッキング100回記念・身延山」をリポートした。本山「久遠寺」の総門前と宿泊した「佐野川温泉」での写真も添えて。今年は私たちが大学卒業50年にあたり6月の「同窓会総会」では「慶祝組」の一人としてお祝いされたから一層時宜にかなったリポートになったと思う。
 その「会員便り」に今月はON君が寄稿した。「新たなる挑戦、ウクライナ語」という副題で、この夏に3週間留学したウクライナでの学生生活をリポートした。「ポーランド」語学留学で同じクラスになった若い大学生がウクライナの出身だったことがきっかけで、千葉の自宅に招待したり自分も今度はウクライナ語の語学留学を紹介されたのだ。
 我が国最大のロシア語辞典、「研究社」の「露和辞典」と「和露辞典」の編集・発行という金字塔を打ち立てて勇退したON君はポーランド語に挑戦し、その高齢を意に介せず「スピーチコンテスト」に出場し見事優勝した。そのごほうびに「ポーランド留学ご招待」を獲得してから人生が急展開したという。「語学は身を助ける」、というより「語学は人生を豊かにする」、だね。
2017/11/16 (Thu) 23:44


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