新年明けましておめでとうございます。こんなに暖かで雲ひとつない青空のお正月は近年なかったね。わたしは今年も「金時山」の頂上で初日の出を拝んだよ。「明神ケ岳」の向こうに房総半島の山々が連なってその上に黄金色の太陽が静かに浮かび上がった。空を真っ赤に染めて富士山も「紅富士」だ。見つめる私たちの顔も真っ赤。皆で一斉に叫んだよ。バンザイ!バンザイ!バンザイ!
今回168回目を記録したけど、年に一回この日だけは我が家から山頂まで12キロを歩き通すことにしている。自分の体力と気力を前年と比較することができるでしょ。今回も夜中の2時に出発して「二の岡神社」に初詣してから国道を歩き始め、4時には「乙女峠」の手前に着いた。隣家の青年TA君とは昨年のようにここで待ち合わせ。
そこからは2人で峠に上がって「長尾山」へ一気に登る。1時間もあって一番きつかったけれど、その後はほぼ尾根歩きで「前猪鼻山」を越えて6時過ぎに「金時山」山頂に着いた。また1年老いたけれどまだまだ気力は十分だよ・・。
「冬期講習」も3日目が終わった。参加者6名のうち3年生は4人。「センター試験」の全6問をやると80分もかかってしまうので、「グラフ」や「広告文」などを正確に読み取らねばならない3問と4問を省略することにした、実際の受験でも3と4は飛ばして後で残った時間でじっくりやるといい。EN君、SEさん、MIさん、TAさん共にしっかり実践力を身につけて、70〜95%の立派な正解率を維持できているよ。
その後は「私大対策」として「青山学院大」の過去問を解いてみた。かなり長い英文だけど、2〜3パラグラフを読んだら設問の方に目を向けて、解ける問題があるかを調べると良いね。10〜15題の設問は長文の流れに従って設けてあるし問題文も明瞭で迷うことはない。
OSさんは1月から新加入の2年生。この冬期講習にさっそく参加してくれたので、「比較構文」を集中的に勉強することにした。学校の冬休みの「課題」もまさにここがテスト範囲になるからじっくり取り組んでおこう。比較構文のas やthanが「〜とくらべて」の意味の接続詞であることをしっかり覚えたね。こうして理解すればあの「鯨の公式」も簡単だ。文法がわかればただ「暗記せよ!」よりも記憶に定着しやすいでしょ。
1年生TAさんは2学期にやった「文法」を復習し応用するような「総合問題」を毎回2つやった。「現在分詞と進行形」「過去分詞と受動態」「助動詞」のある長文を和訳し、日本語を英訳した。正確な解答のしかたが分かって自信がついてきたね。 尾上
(追記)6時ではまだうす暗いけど山頂は人々の快活な話し声で大賑わい。狭い山頂に200人以上はいそうだ。「大湧谷」の地震と噴火騒ぎが収まって団体登山がふえたし、最近の登山ブームでテレビ番組の紹介もあって昨年よりもずっと多い感じだ。2軒ある山小屋もお客で一杯。いつもの「金時娘」の小屋の方に立ち寄り朝食に「おしるこ」を注文した。85歳の「金時娘」妙子さんは骨折入院中で不在。かわりに中3の孫娘が注文係をやっていた。「高校受験なのに・・・」と父親のお手伝い。
金時山頂は小山町と箱根町の県境になるので、「日の出」と同時にそれぞれの町の職員が記念品を配り始めた。これは私たちの登山の楽しみのひとつでもある。小山町は「まさかり」担いだ金太郎のバッジ。箱根町は干支の「犬」がスタンプで押された小さな木札の「絵馬」だった。こんな美しい元旦の朝はめったにない。今回が3度目のTA君、「来年もまた一緒にお願いします・・」









