「九鬼山」
甲府市発行の「山梨百名山」の小冊子を昨年夏に「甘利山」の山荘でもらってからそのメモ欄に記入するのが楽しみになってきた。すでに富士山を始め45座(山の数)を登っているからもっともっと数を増やしたい。この冬の内に御殿場からアクセスしやすい低山をいくつか踏破しておこうかな、と思い短時間で日帰りの出来る1000m以下の山をいくつか検討した。
昨日は朝から青空が広がって百名山の18番目「九鬼山」に登ったよ。このあたりは江戸時代「九鬼(くき)氏」の所領だったそうだ。富士急電車の「大月」の手前の「禾生」(かせい)駅が起点で「愛宕神社」横の「登山口」に駐車して出発だ。滑りそうなかなり急な斜面を登り続けて80分、北側が開けて展望のよい山頂に着いた。いままでに登った「大菩薩峠」や「雲取山」などたくさんの山々が眼前にパノラマになって懐かしい・・。
3年生EN君は前回「動名詞」を使った英文を和訳した。「玉川大」のMy father gave me some advice that I've been turning over in my mind ever since. でturn over the advice in my mindとは何か。イディオムとして知らなくても「心の中でその忠告をひっくり返してきた」ことは、きっと「じっくり考えてきた」の意味だろうと予想がつくね。センター対策は今日も90%とれたね。いよいよ今週土曜日の本番にしっかり実力を発揮してきてください。
今月から新加入の2年生OSさんは、冬期講習にもさっそく参加して「比較構文」を集中的に勉強した。今日はその延長で「最上級」の意味になる文を「原級」や「比較級」の構文で表す方法を勉強した。Nothing is as important as health. (健康ほど大切なものはない)は原級のimportantを使ってHealth is the most important.の意味が表せているね。Nothing is more important than health. でも最上級と同じ意味が表せる。また逆に Health is more important than any other thing. と言ってもいいね。後半はsuperior やinferior のような-or で終わる比較級の形容詞の用法も勉強した。
御殿場教室に1年生が今月から加入し一緒に勉強することになった。ARさんはかなり英語の理解力がありそうだ。まだ学校では教わっていないそうだけど「動名詞」をやってみた。パート(1)の基本と(2)の応用を一度にやってみたら短時間で解説を読みとって設問にほぼ正しく解答することができた。少々難しいけど She insisted on my accepting her invitation. (彼女は私が招待を受けるようにと求めた。)では動名詞 acceptingの「意味上の主語」my(又はme)も理解できたね。I don’t like being laughed at by someone like you. (君のような人に笑われるのは好きではない。)はThey laugh at me. という能動態の文を受動態に言い換えた時動名詞でbeing laughed at のようにいうことも理解できたね。尾上
(追記)「九鬼山」の登山口へのアクセスは国道に沿って流れる「菅野川」の橋を越えてから、今度は赤レンガ作りの橋の下をくぐるという不思議なルートだった。「落合水路橋」とよばれるこの美しい橋は「国の有形文化財」だそうだ。横浜のレンガ倉庫のような明治の雰囲気を残していて面白い。川の上で交差するようにもう一本の川が橋の上を流れているよ。それは運河のようだ。
調べてみると今から110年前の明治40年、当時の東京電力が大月に初の水力発電所を作った時のものだった。昨年秋に大月の名勝「猿橋」に行ったとき見つけた「駒橋発電所」のことだ。自転車で国道20号線を走ったら見上げるような絶壁に巨大なパイプが何本も立っていた。落差が100mもあるらしい。その水でタービンを回し発電しているのだった。
その発電用の大量の水をどこから引いたのか、そのナゾがじつは今回判明した。「禾生」駅の北にある「桂川」の取り水口から運河を引いてあの「落合水路橋」で「菅野川」を渡り、「九鬼山」の裾をゆるやかに流して山の下にもトンネルを堀り、最後に「猿橋」の急峻な崖のうえから一気に水を落としたのだった。かなりの大がかりな工事をやったらしい。このあたりの詳しい地図を見てみるととても面白いよ。
