高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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Weather permitting,(天気が許せば)
Weather permitting,(天気が許せば)
2018年2月8日(木) 裾野市民文化センターにて 
「熱海ザクラ」
 テレビのニュースで「熱海ではもう桜が満開!」というので快晴の日曜日、熱海海岸ちかくの「糸川」まで出かけた。紅梅と見間違えしそうなほど紅色をした早咲きの避寒桜がもう一杯に咲き誇っていたよ。河津ザクラと同じだろうけどここはずいぶん早いね。来宮の「熱海梅園」では今「梅まつり」の真っ最中だというのに海辺のここは「桜まつり」だ。立春早々、春の訪れを実感できて幸せな気分になれたよ。
 観光客がカメラを向けている先にはたくさんの緑色の小鳥が花の蜜をもとめて枝から枝へ飛び回っている。家内が興奮して「ウグイスが!」なんて言うものだから隣の奥さんに「メジロですよ!」と訂正された。たしかにウグイスはもっと地味な色合いで「梅にウグイス、ホー・ホケキョ」というからね・・。

 3年生MIさんは前回英作文をやって「都立大」も「大阪大」も素直な良い英文が書けていた。私立大の入試が始まっているけど今日も出席して「仮定法」を使う英文を和訳した。助動詞のwouldやcouldがあったら「仮定法」かな、と疑って「条件」のif〜がなくても「もし〜ならば」に相当する語句を見つけられると一歩前進だ。MIさん、英語力向上のために引き続きUG会に出席したいという。いま英語力が絶好調のこの時期に、英検の準一級も一級も合格しておけば後々の資格としてきっと役に立つ。今日はTOEICの模試を一部プリントして自宅の課題にした。
 1年生TAさんは前回「分詞構文」を勉強した。特に慣用表現のいくつかを覚えないといけない。Weather permitting,(天気が許せば) Considering〜(〜を考えれば) Generally speaking, (一般的に言えば)など。今日は「関係代名詞」の単元でwho、whose、whomの使い方を勉強した。「人」をさす代名詞のhe、his、him、やshe、her、herの代わりに使うもので、直前の名詞(先行詞と呼ぶ)を説明する働きを持っている、と覚えよう。さらに「前置詞+関係代名詞」や、「こと」「もの」と訳せるwhatの働きも勉強したね。 尾上

(追記)南熱海に昔買っておいた小さな別荘地があるので時々点検に訪れる。「熱海自然卿」の中の一画で急斜面のその土地からは網代湾の沖に浮かぶ「初島」が正面に見える。家は建ててないから時々雑草を刈ったり伸びた木の枝を切ったりするだけだけど。夏ならここでテントを張ってもいいね。
 数年前「管理事務所」近くにスペイン風の赤い瓦屋根の「集会場」ができたので時々利用している。地域のコミセンみたいなものだけど、調理実習室があったり会議室やカラオケルームもあってなかなか楽しい。宿泊設備はないけれど多少は別荘気分にひたれる。三方が大きなガラス張りで暖かく、今回もここでランチをたべて昼寝をしたよ。
2018/02/08 (Thu) 23:46


Young as he is,・・「彼は若いけれど・・」
Young as he is,・・「彼は若いけれど・・」
2018年2月4日(日) 御殿場市民会館にて 
「沼津魚市場」
 今日は春分の日、とはいえまだ御殿場市内はどこにも雪が残っている。昨日は2月3日「節分」で、いつもの畑まで50分、雪の被害を確かめに運動がてら自転車で登って行った。途中で「節分祭」の案内に誘われて日蓮宗の「感応寺」に立ち寄ってみた。寒いのにおおぜいの檀家たちが家族ぐるみで参集し本堂はすしずめの大盛況だった。ここは有名なお寺なのかな?
 入口では参加者に甘酒がふるまわれ「赤鬼」姿の娘さんが元気に「恵方巻」を売り込んでいたのでひとつ買ってみた。きっと縁起物なんだね?ただの太い鉄火巻きだったけど・・。

 3年生EN君は前回「仮定法」で接続詞as ifを使う英文を良く理解して正しく和訳できた。「白百合女子大」の The happiest men I know are those who approach their work as if it were their hobby, something to be done for the sheer fun of it, not for the money involved. ではカンマ以下が「挿入」ではなくて、直前のhobbyの「説明」であることに気づかなかったね。「まるで自分の趣味、つまり全くの楽しみのためにやることであって関係するお金のためではないこと、のように・・・」今日は私立大入試のまっただ中で、今週の受験の対策として少し難しめの問題をやってみた。
 2年生のAOさんが久々に出席して「接続詞」の働きを勉強した。Even if は「たとえ〜でも」の意味でeven thoughと言うこともある。二文を逆接でつなぐから英語では「譲歩文」と呼ぶ。後半ではYoung as he is,・・「彼は若いけれど・・」が Though he is young, と同じ意味を表すよ。補語のyoungを強調して接続詞thoughの前に移動して、さらにそれをasに置き換えた文なのだ。In spite of her great poverty,・・ でも「彼女の大きな貧困にもかかわらず・・」ではおかしいから、「彼女はとても貧しいかったけれど・・」と「文」の形で和訳した方がいい。
 OSさんは新しい単元の「特殊構文」に入って今日は「名詞構文」を勉強した。I’m sure of his success in business. は「彼のビジネスでの成功を信じている。」と訳してもいいけど、「彼がビジネスで成功するだろうと・・・。」と訳したらどうだろう。つまり「〜の」を何度も繰り返すと意味不明の日本語になるから、名詞のhis successを動詞のhe will succeedに置き換えて「文」の形に言い換えた方が明瞭になる場合が多いのだ。
 1年生ARさんは前回「第5文型」SVOCを含む「語句整序」の問題が難しかったね。 Don’t leave the door open,やI found it difficult to read 〜は、OとCが主語・述語の関係に並んでいることが大事なんだ。今日は「関係詞」を勉強した。中学で勉強した基本事項はとてもよく理解できていた。高校ではwhatも関係代名詞に加わって難しくなったね。Something which〜に置き換えれるから「〜すること」とか「〜するもの」と訳すと良い。 尾上

(追記)お昼は家内と外食にしようと、寒い御殿場を逃げ出して海の見える「沼津港湾」へ下って行った。たしかに海辺は風がなければ温かく4度くらい気温が高いね。いちばん人気の「丸天」を選び、隅っこの席に案内されて「金目の煮付け」など魚料理を堪能した。昨年の6月には東京・横浜の大学同窓たちを登山の帰りにここに案内しておおいに喜ばれたよ。「魚市場」で食べる「魚料理」は最高だ。
 食後の昼寝には海が見えるところがいいな、と「港口公園」に行った。沼津港の出口にある「びゅうお」は津波よけの巨大な水門だ。高さ30m、巾30mのブリッジの下を観光船や漁船が頻繁に出入りしている。海岸を少し歩いてみると港の灯台のむこうに伊豆の山並みと大瀬崎が見渡せた。春が待ち遠しいね。
2018/02/04 (Sun) 23:47


代名詞 it、its、it の代わりに使う which、whose、which
代名詞 it、its、it の代わりに使う which、whose、which
2018年2月1日(木) 裾野市民文化センターにて 
「雪の朝」
 昨夕は満月で我が家からも珍しい「皆既月食」が見られたのに今日はまた雪になった。先週10センチも雪が積もったのは久しぶりだ。我が家はかなりトンガリ屋根の2階家だから雪が積もると大変。北側に積もった雪は隣接の平屋の屋根にどっさり落ちるし、南側は隣家の庭にドッシーンと飛び込む。近所の竹林や檜の並木に積もった雪の景色は美しいけど溶け出した頃が悩みの種なんだ。
 狭い土地に増築して2階の屋根裏を物置スペースにしたためのトンガリ屋根だ。折りたたみのハシゴ階段で上れるようにしてある。長男は高校時代その屋根裏を勉強部屋にしていたよ。10m以上の高さだから東に箱根の山並み、西には林越しに富士山がちらちら見える。しかし年寄りには階段の昇り降りがだんだん苦痛になってきた。家内の骨折を機会に生活を1階中心に切り替えなくては・・。

 今日から2月だね。私立大学の入試が本格的に始まったので3年生は全員お休みだった。1年生のTAさんが風邪をひいたので出席は1年生一人だけ。夕方になって雪も降り出したのでそれが安全だったかな。私の帰宅もスリップが心配でおそるおそる走ったよ。3年生の皆が希望通りに合格を勝ち取れるように祈っています。
 KA君は前回「分詞構文」の作り方を勉強した。When he heard the news , は「ケス・ケス・ING」のやり方で Hearing the news とすればいいだけ。ただしS(主語)が主文と異なるときは「Sを消さないで残す」。また、V(動詞)が主文より以前のことなら「完了形」having –edとしないといけない。たとえばSince he lived abroad for a while, he speaks some English. は分詞構文に直すとHaving lived〜となる。
 今日はいよいよ「関係代名詞」の勉強だ。中学では「人なら who、物ならwhich、thatはどちらにも使える」と教えておしまい。誰でも覚えているけどそれでは大学入試には通用しない。代名詞の he、his、himや she、her、herが必要な場所に代わりにそれぞれ who、whose、whomを使えば直前の名詞につながる(=関係づける)から「関係代名詞」というんだね。そう覚えればすべての難しい問題に正解が出せるんだ。「物」を示す代名詞 it、its、it の代わりには which、whose、whichを使うだけのこと。前置詞+関係代名詞の働きや、Something whichを一語に言い換える what(こと、ものと訳す)についても勉強してよく理解できていた。 尾上

(追記)先週から大工さんが来て我が家のリフォームが始まっている。我が家の一階廊下と隣接の母屋の間にドアを取り付けて母屋と行き来が出来るようにしようという計画。96歳の私の母が老人ホームに入ってからは母屋もずっと前から空き家だ。そのリビングをリフォームして私たちの生活を1階中心にしようと思う。
 しかし困ったな。35年前に中古の平屋を買って両親の住まいにし、そこに2階家を増築したときの内装建材と同じものがもう製造されていない。ナショナルはパナソニックと名前を変えネットでカタログを調べても、我が家のマホガニー色のヨーロッパ調のドアもドアノブも見つからない。玄関とリビングは明治大正の洋館のイメージで建てたんだ。その頃はドアの高さが一間、つまり1.8mだったのに今は全て2mだって。いつの間にかツーバイフォー工法がここまで普及していたよ。
2018/02/01 (Thu) 23:11


「分詞構文」は「ケス・ケス・ING」
「分詞構文」は「ケス・ケス・ING」
2018年1月28日(日)御殿場市民会館にて 
「ソリ滑り」
 月曜に降った大雪が富士山をすっかり冬姿にして五合目まで真っ白になった。雪山を少し歩いてみようとカンジキとソリを乗せて出発した。無風で青空のお出かけ日和で「太郎坊」のトンネル先の駐車スペースは数台の車で一杯。しかたなくノーマルタイヤでおそるおそる「水ケ塚公園」まで行ってみた。
 ここには40〜50台もの車。夏の登山シーズンにはこの駐車場でシャトルバスに乗り換えて「富士宮口五合目」に向かう。ここから見る富士山は実に雄大だ。山頂と宝永山の頂上が親子のように宝永火口を挟んでそびえ立つ。公園の周囲の斜面が「雪遊び」広場になっていて大勢の親子連れがソリ滑りに興じていた。私たち家族も40年前には「太郎坊」の旧スキー場であんな風に遊んだなあ・・・。

 3年生EN君は前回「お茶の水女子大」の英文が上手く和訳できていたけど、最後の一文が難しかったね。 I never knew Henry to do a vicious thing toward me or toward anyone else – but he frequently did righteous things that cost me as heavily. 後半のas heavilyの後には接続詞のasがあるはず。では省略語は?前出の「悪いこと」と比較しているから as a vicious thingだね。「しかし弟のヘンリーは悪いことと同じくらい私には重くのしかかる善良なことをしょっちゅうやった。」今日は「立教大」の英文で「イギリス人と列の並び方」を読んだ。パラグラフごとの内容理解テストでミスがもっと少なくなるように、解答の選択肢の英文の読み込みに細心の注意を払おう。
 2年生のMU君は前回「否定表現」のいろいろを勉強した。「國學院大」の The environment was anything but natural. 「その環境は自然なものでは決してなかった。」 anything 「なんでも、すべて」とbut「〜を除いて」を組み合わせたイディオムで、「〜以外のすべてだ」の意味だから「決して〜ではない」という否定の意味になるのだ。今日は新たな章で「名詞構文」に取り組んだ。前半はtake a bathやmake a promiseのように「名詞」を含むイディオムとして暗記すればいいけど、後半がいわゆる「名詞構文」でhis great success「彼の大成功」という名詞中心のひとまとまりを「文」のかたちで「彼が大成功したこと」のように和訳できるようにしよう、というテーマ。
 2年生OSさんは前回「東京女子大」の英文を和訳した。 An elderly gentleman came up and seated himself beside me. 「座る」のseat oneselfは主語に合わせてmyself、himselfのように変化させる。「座らせるseat」という動作が自分自身に戻るから「再帰代名詞」と呼んでいるよ。今日は「否定語noやnotを使わない否定表現」を勉強した。the last to 〜とかtoo〜to〜、far from、anything butなどのことだ。期末テストの範囲に桐原書店の「入試・重要構文問題集」が含まれるので、この「否定」だけでなく苦手な「関係詞」もしっかり勉強しておきたいね。次回もたくさん質問してください。
 1年生ARさんは前回「不定詞」の前半を勉強した。どの問題もほとんど正解が出せていたね。too〜to・・「余りにも〜なので・・できない」は中学でやったけど、「肯定」の意味の 〜enough to・・「十分に〜なので・・できる」には注意が必要。old enoughや hard enoughのように後から前の形容詞や副詞を修飾するよ。名詞なら前からenough money やenough timeのように修飾するのにね。今日は「分詞」の勉強で前半は「形容詞用法」で-ing(〜している)と-ed(〜された)を整理する問題に取り組んだ。後半は特に「分詞構文」の作りかたの練習をやった。「ケス・ケス・ING」と覚えるといいよ。When he arrived at the airport, he phoned his mother.で「接続詞+S+V」の部分を単純にArrivingとすればいい。 尾上

(追記)「水ケ塚」にはここを通る古い登山道があって、裾野市の「須山」からのぼるから「須山口登山道」と呼んでいる。宝永火口の中を登ったあとは「御殿場口登山道」に合流して山頂に向かうコースだ。10年前、皇太子様が「富士登山」された時には「富士宮五合目」から混雑を避けてこの「宝永火口」に迂回し、人が少なめの「赤岩八合館」に宿泊されたそうだ。
 広場で年寄りが一人ソリ滑りをするのは体裁悪いので、ストックをついて林の中の踏み固めた雪の登山道をすこし登って見た。ここにもそりの痕跡(シュプール)が残っているから私も持ってくれば良かったかな。下ってくる人に聞いたら、「宝永山」に向かってまっすぐ登って「御殿庭」まで行って帰ってきたという。そこは噴火口の一番下の名所で展望がとても良いはず。
2018/01/28 (Sun) 23:29


He had his hair cut at the barber’s. (床屋で髪を切ってもらった)
He had his hair cut at the barber’s. (床屋で髪を切ってもらった)
2018年1月25日(木)裾野市民文化センターにて 
「三浦半島の桜」
 最近は忘年会と新年会で遠出することが多かったなあ。先週末は「三浦半島」で大学の同窓生との山登りと温泉。その3日前には高校の東京支部同窓会があって「お茶の水」まで車で行った。年末は「中野駅前」で小学校の同窓会。1ヶ月の間に3回も10代・20代の若い頃にタイムスリップするチャンスに恵まれ実に楽しい時間を過ごしたよ。実は3ヶ月前には中学の同窓会にも呼ばれた。高校も一緒だったMA君からだが、兵庫県の「宝塚」まで来いというのではちょっと無理があって欠席の連絡をした。
 高校の同窓会では吹奏楽部で一緒だったSI君と思い出話が楽しかった。「3年生の夏、甲子園の全国大会に出場した佐賀県の高校を友情応援したよね?数学のON先生の母校だった。レパートリーが6曲しかなくて、何度も同じ曲ばかりで文句言われたけどお礼に一人5千円ももらったよね?」私の高校は甲子園球場のすぐ隣だった。この時はサックスの私が指揮棒を振ってアルプススタンドで応援演奏する姿がNHKテレビの中継にちらっと写ったんだ・・。

 MIさんは前回「鹿児島大」の「ことわざRaining cats and dogs(土砂降りの雨)」の英文でit is a reference to the kind of rain seen during a typhoon or a very heavy tropical thunderstorm. でミスをした。それは接続詞orの働き。同じものなのにここで「や」と訳すとおかしいね。「台風」は欧米人には元来外来語だから知らない人のために「或いは言いかえれば」の意味で説明を付け足すのだ。「台風、つまり激しい熱帯性暴風の間に見られるような種類の雨をさす表現だ。」正式にはカンマで区切ってthat isとか that is to sayと言うけどカンマだけでもいい。
 SEさんは前回「お茶の水女子大」の英文「母と私と弟」の和訳が難しかった。冒頭に My mother had a good deal of trouble with me・・「母は私には大変な苦労をした。」でこの withは「〜に関して」の意味とわかれば、次の文 She had none at all with my brother.でも「弟にはぜんぜん何も苦労しなかった。」となるね。noneはno troubleということ。今日は「立教大」の過去問で「英国人と列の並び方」を読んだ。何事もあけすけに物を言う米国人とは対称的に英国人は「割り込み」にたいしても控えめに抗議する、という話だった。未知の単語queuing も後にカッコでlining upとあるから「列に並ぶこと」だと想像できるよね。
 KI君は前回「筑波大」の英文「手紙の力」がとてもうまく和訳できていた。ダッシュ(―)の後に加えた to name just a few of the things that are part of the routine of living. が初めてだったね。「日常生活の一部になっている物事のうちほんの2―3の例をあげてみれば。」の意味。to nameは「条件」でif I nameの意味だ。文頭でTo hear・・・, とあったら「〜を聞けば」ともなる。今日は「上智大」の過去問をひとつやってみた。語句の並べ替えはほぼ完璧だったけど、長文読解でミスが多かったね。
 TAさんは前回「中央大」の英作文をやった。「年配者の間で株取引への関心がたかまっているが、老後の蓄えをすべて失う危険があることを認識しているだろうか。」前半は Elderly people are more interested in the stock business.でほぼいいね。後半は「〜の危険にあること」と考えて I wonder if they recognize they are in the risk of losing all their money for their old age. 動詞wonderの後には疑問だからthatでなくif「〜かどうか」を用いるよ。今日は「津田塾大」英文科の過去問をやったら正解が多かったね。長文「ディズニーは同時代の人たちの願望を映画に反映した点で、現代の語り部 story-tellerといえる。」が面白かった。
 1年生のKA君は前回「不定詞」で It is believed that George was a very honest boy.この「〜と信じられている」は It seems that〜「〜と思われている」と同じように、主語Georgeを文頭に出してGeorge is believed to have been a very〜と書き換えできるよ。「以前」の内容だから「完了形」の不定詞になおすことはよく理解できていたね。今日は「分詞」を勉強し、「〜を・・してもらう」の表現に苦労したね。have+物+-edの構文をしっかり覚えよう。He had his hair cut at the barber’s. (床屋で髪を切ってもらった)とか He had his bicycle fixed by his father.(自転車を修理してもらった)のように。ちなみにat the barber’sは後にshopが省略されているんだ。MacDonald’s も後にrestaurantが省略されている。
 1年生のTAさんは前回、「不定詞4」でseem to〜(〜と思われる、〜のようだ)の用法を勉強した。解説をていねいに読んで It seems that〜との関係も理解できたし正しく使えるようになったね。今日は「分詞」の勉強で「現在分詞」-ing (〜している)と「過去分詞」-ed (〜された)の用法を勉強した。それぞれbe 動詞の後におけば「進行形」と「受動態」が作れるけど、直前や直後の名詞を修飾する「形容詞」の働きがある。また文頭におけば、カンマの後の文SV〜を副詞的に修飾して、「〜したので」とか「〜したときに」のような意味にもなる、と勉強した。 尾上

(追記)若い頃の部活動は音楽一辺倒だったな。「中野区立桃園第三小学校」では4年生から「合唱部」のボーイソプラノに選ばれて楽譜が読めるようになった。関西に引っ越し「市立宝塚中学」では吹奏楽部に入った。最初にアコーディオン、2年でトランペット、3年になると買ったばかりで金ピカのアルトサキソフォンを吹かせてもらえた。昭和33年だから戦後の経済がやっと復興した頃のことだ。
 「甲陽学院高校」でも吹奏楽部に入ってサックスを吹いた。まだ吹奏楽コンクールの存在も知らず、すぐ近所の「今津中学」が全国大会の常連になっていることも知らず、顧問の先生にも面倒みてもらえず、20人くらいの部員でこじんまりと行進曲を中心に練習していたな。指揮棒を振ったのもこの時が初めて。
 「東京外国語大学」では始め「ボート部」に入ってみたけど半年で落伍して、やはり音楽の道を選んでオーケストラに入部した。自分で楽器も買ってトランペットを始めたけど、2年生でホルン担当になった。モーツアルトやシュトラウスのホルン協奏曲に惚れ込んで自分でもずいぶん挑戦したよ。2年生の夏には「北海道」へホルン片手に一人旅した。「北大」のポプラ並木でホルンを吹いてみようと夢見て。
2018/01/25 (Thu) 23:43


「カンマ・カンマはカッコ」
「カンマ・カンマはカッコ」
2018年1月21日(日)御殿場市民会館にて 
「海の学校」
 週末はとても天気が良く夕陽が海に沈むのを見たくて、三浦半島の先端にある「海の学校」に一泊した。オーシャンヴィレッジというペンションも併設していて誰でも泊まれるホテルだ。私たちのような老人夫婦でも受け入れてくれた。カヤックやダイビングに夢中の人たちに人気のようで前日申し込みでやっと一部屋確保できた。
 三浦半島西岸「油壺」の近くの静かな小さな入り江に、早朝7時から若者たちはパドルボードに立って漕ぎ出した。2階の洋室から見ていると大学生の合宿のようだ。朝日が空をほんのり赤く染めて楽しい日曜日の始まりだ。ここで練習を重ねてから沖縄やパラオなど南の島々にレジャーで出かけるそうだ。私もカヤックを漕いでみたい・・・。

 3年生EN君は「立教大」の過去問をやってみた。長文のパラグラフごとに設問があってほぼどれも正しく答えることが出来た。「時間は経済学的に考えよ」というこのエッセイの主題を決める問題が難しかったね。最初の1・2文に戻ればテーマがみつかるよ。
  先週休んだ裾野教室の3年生TAさんがこちらに参加した。「津田塾大」の難しい過去問にじっくりと取り組んだ。文法、語彙、会話などマーク式の問題はやさしかったけど、英文和訳が難問だったね。でも、「A and A’」や 「カンマ・カンマはカッコ」のルールに気がつけば大きな誤訳はしないはず。
 2年生のMU君は「否定構文」で not やnoを使わないけど、意味が「否定」になるような表現をたくさん勉強した。たとえば He is the last person to tell a lie. は「ウソをつきそうな最後の人」とは、そんな可能性が全くない、ということだから「否定的な意味」につながるよね。anything but〜やfar from〜などもneverに相当する。
 2年生OSさんは「二重否定」の文を勉強した。They never meet without quarreling. は「二人はケンカしないで出会うことがない」と直訳するよりはズバリ、「二人は出会うと必ずケンカする」のほうがスッキリするね。英語で言い換えたら Whenever they meet, they quarrel. と言えるよ。後半は It is not until 〜that SV・・「〜になって初めて・・・した」が「強調構文」であることを勉強した。
 1年生ARさんは前回やった「不定詞」の続きで上級編を勉強した。学校でもうすでに学習した項目はとてもよく理解していて正解だった。「不定詞の意味上の主語」には@for人と Aof人の使い分けが必要であると勉強した。S seem to Vの構文も間違えやすい重要構文だ。今日は学校で「進研模試」を受けてとても難しかった、と言っていたけど、1年生の内の学習進度には学校差や指導者の差があって、未習の文法事項や難しい単語・熟語が全国模試では問われることがよくある。それほど気にしなくていいよ。 尾上

(追記)大学仲間とのハイキングの会の104回目は暖かな「三浦半島」の「富士山と温泉」を提案した。京急の「津久井浜」駅から歩いて行ける家族向けコース。わずか200mの低山だけど「三浦富士」という名の山頂からは三浦半島の海岸線を東から西までずうっと見渡せてすばらしい展望だった。尾根続きの「武山」まで縦走するとリスに出会った。ここは野の草の宝庫だという。
 紅梅が満開の「東光寺」から出発した。ハウス栽培のイチゴ農園の中を抜け広大なダイコン畑を横目に本格的な山道を登っていく。左右が切り立った尾根道もありロープも使って急斜面を下ったりした。もうスイセンは満開で野草のオドリコソウ、オオイヌノフグリも咲き始めていた。さすが三浦半島は春が早いなあ。
 下山後「三浦市図書館」に預けておいた家内も乗せて「城ヶ島」の磯にある京急ホテルに行った。こんな海辺に温泉が湧いていて「立ち寄り湯」ができる。丁度夕陽が海の向こうに沈む時間で、「露天風呂」に出ると磯に打ちつける波の音が心地よい。聞きながら旧友たちのハダカ談義が続いた。さあ、これから5人で「新年会」だ。三浦半島に来たからにはやっぱり「マグロ丼」だね!
2018/01/22 (Mon) 0:36


There is no denying〜「〜を否定することができない」
There is no denying〜「〜を否定することができない」
2018年1月18日(木)裾野市民文化センターにて 
「ワカサギ釣り」
 快晴の日曜日、寒いけれど標高1000mの山中湖に行ってお気に入りのガーデンレストランPICAでおいしいパスタを食べた。食後は日当たりのよい湖岸に駐車してのんびり車内で一眠り。富士山と真っ青な湖を眺めていると、桟橋に大きな船からを下りてくる釣り人たち。近づいてクーラーボックスの中を見せてもらったらワカサギが一杯だ。「ドーム船」に相乗りして暖房完備の船の中で釣りをしたそうだ。乗船3時間で300匹も釣った人がいるよ。
 昔はもっと寒い日が続いて湖面が全面凍結することもあってバイクで横断したり走り回る人もいたとか。シベリアのバイカル湖のように凍結した湖面に穴を開けてワカサギ釣りができたと聞いた。温暖化の今はドーム船で沖に出て船底の穴から釣り糸を垂れるそうだ。釣った魚は宿でテンプラにしてもらう。家族連れやグループ旅行にいいな。一度やってみるかな・・・。

 センター試験が終わって4日たった。自己採点の結果を複数の大手予備校に送って、集計された全国規模の合否判定結果が担任と受験生の手元にそろそろ戻ってくる。そのデータを基に高校では「判定会議」が盛んに実施されるだろうな。今年の「UG会」3年生は6人。どうだっただろうか?
 MIさんは前回「動名詞」を使う英文を3回文まとめて和訳した。どれもほとんど正解が出せていた。難しかったのは When we read the lives of great men we cannot but be struck by the manner in which all kinds of experiences that might in themselves seem to be random are utilized in the long run. で、「偉人の伝記を読むと、それ自体はばらばらに思えるようないろいろな経験がすべて結局は活用されている生き方に感動しないわけにはいかない。」関係詞節の中にさらにthat 節も組み込まれている。今日は上智大の過去問をやってみたら、語句整序も長文の適語補充の問題も70〜80%正解だったね。
 SEさんは前回「仮定法」の英文で I think I could be justly blamed if I saw only people’s faults and were blind to their virtues. が難しかったね。「もし人の欠点だけ見てその美点を見ていないとしたら・・」という「仮定」の話だ。前半はjustlyが動詞ではなくて文全体を修飾するとわかれば、「わたしが責められても当然だろう」 副詞のjustly (正当に)はIt is just that〜(正しい)の意味だ。名詞はjustice(正義、正当)だから。今日はセンター対策に代わって「私大対策」の長文問題をひとつやってみた。立教大の「コンピューターの人工知能AIの進歩によって、人間がユニークな動物であるという観念が揺らいでいる」という65行の面白い英文を読んだ。パラグラフの順番に少し読んでは設問に答えるというやりかたでいいね。志望大学の問題にもおおいに挑戦しよう。
 KI君は前回「仮定法」の表現を使う英文を頑張って和訳した。「和歌山大」の英文は「もし動物が話せたら」という少し難しいものだったね。 Justice would be more properly served if animals could give testimony. 「もし動物が証言することが出来れば、裁判はもっと適切に行われるだろうに。」 不定詞の慣用表現でTo do him justice, 「彼を公平に判断すれば」もあるけどここでは「裁判」の意味。KI君も立教大の同じ問題を解いてみた。合格点はとれていると思うよ。
 1年生のKA君は前回「動名詞」の勉強だった。プリント2枚目の慣用表現は上級編で8つも代表的な例文が載っていたね。There is no denying〜は「否定することができない」の意味でWe can’t deny〜 とか It is impossible to deny〜というのと同じなのだ。日本語のことわざ「覆水盆に返らず」は英語ではミルクに変えて It is no use crying over spilt milk. という。「こぼれてしまったミルクについて泣きわめいても無駄だ。」という意味。今日は「不定詞」をやった。なかでも「不定詞の意味上の主語」が一番やっかいかな。It is dangerous/ for beginners to ski here. は斜線の後が本当の主語になっているから「初心者がここでスキーをやるのは危険(な事)だ。」と訳すのに対して、It was careless of you/ to miss the last bus. 「最終バスに乗り遅れるとは、君は不注意(な人)だったね。」では前半だけで You were carelessの意味になる特殊な文だ。to 以下がその判断理由になっている。
 1年生のTAさんは前回200語くらいの笑い話を読んで内容理解度をチェックする問題がほぼ正解出来た。「文型」の問題では @ I found the book easily.とA I found the book easy. の違いが見抜けなかった。@はeasilyが「簡単に」の副詞でSVOMの第3文型「簡単にその本を見つけた」。Aはeasyが「やさしい」の形容詞でSVOCの第5文型「その本がやさしいと思った」。findにも2つの意味があるんだ。今日はTAさんも「不定詞」を勉強した。中学ではIt is necessary for you to get up early every morning.は、「・・・はあなたにとって必要だ。」と訳すと教わってしっかり頭にすり込まれているね。しかしこのfor youはto get up の主語の働きなんだね。「あなたが起きることは・・・」と覚え直そう。不定詞にも「意味上の主語」が付けられるということだ。
 月曜日の夕方、裾野教室のKA君から電話で「今日は三島教室に振りかえてもいいですか?」とあったので、「今週15日から2ヶ月間三島教室は閉じたのでゴメンナサイ、」と返事した。裾野か御殿場のほうに来てください。ブログ日記もしばらく日曜、木曜の2回になります。尾上

(追記)夕陽を追いかけて北岸の「長池公園」に行ってみると10mほどの長い木に飾り付けをして男たちがなにか準備中だ。この14日は山中湖村で「どんど焼き」の日だったのだ。高い御神木に白紙や赤紙の飾り付けをして、お正月のしめ縄や門松・書き初めなどを燃やす行事だ。30mもの高さの御神木もあるらしい。わが家の近所の田んぼでもささ竹を束ねて10mくらいに組み上げていたなあ。
 もう太陽が富士山の左肩に沈みかけている。今日は南アルプスの白い峰々も見えたけど、雲ひとつない快晴の空にダイヤモンドのような後光が広がったよ。素晴らしい!これが山頂に沈む光景を「ダイヤモンド富士」というけど、それはまだ2週間先のこと。
2018/01/18 (Thu) 23:50


二重否定の構文never〜without –ing・・
二重否定の構文never〜without –ing・・
2018年1月14日(日)御殿場市民会館にて 
「あづまはや」
 新年になって2回目の「金時山」へは足柄峠の登山口に回った。車は「足柄駅」の裏から山道に入り平安時代の「足柄古道」に沿って細い道をくねくねと上って行く。「足柄峠」まで登り切るとそこには戦国時代に北条氏が築いた「足柄城」の遺構が残っている。時間の余裕があるので立ち寄ることにした。
 「空海」が本尊を祀ったという「聖天堂」の前に白いポールが立っていて「あづまはや・足柄峠」と書いてある。古代に「日本武尊」(倭建命・ヤマトタケルノミコト)が東国征伐からの帰途この峠に至って、妻を恋しく思い「吾妻」の意味で口にしたのが起源で「ひがし」を「あづま」と言うようになったとか・・・。

 センター試験2日目は今日、数学と理科を実施した。問題と解答が新聞紙上に転載されたし、代ゼミなどの予備校がネット上でも公開した。明日はどの高校でも自己採点の時間を設け、大手予備校のアンケートに答えて全国の受験生のデータをもとに、志望校の合否判定ABCDEを待つことになる。25日からの志願期間までに志望校を最終決定しないといけない。
 3年生EN君はセンターの英語で第5問をミスしたと残念がっていた。いつも90%以上を確実にとれていたのによほど難しかったんだね。きっと他の受験生も同じ思いじゃないかな。前回は「動名詞」の慣用表現を使う英文を和訳した。Well, talking of coffee it helps to keep us awake when we need to be alert, but it also prevents us from falling asleep when we badly need our sleep, doesn‘t it? 冒頭の部分は「ところで、コーヒーと言えば・・」の分詞構文を見落としたね。it also preventsは前文のit helpsに対して「さらに」と付け加えているから、「用心する必要のあるときにはずっと目覚めさせてくれるけど、眠りがどうしても必要な時には眠らせてくれないこともあるよね?」
 2年生MU君は「否定構文」で二重否定を勉強した。構文としてnever〜without –ing・・は必修だ。「〜するときは必ず・・する」のように、否定ではなく肯定文に置き換えて訳した方がいい場合がたくさんある。They never meet without quarreling.の二重否定の文はWhenever they meet, they quarrel. (会えば必ずケンカする)のように「肯定文」で言い換えが出来るといいね。We never watch television without being influenced by it.も「テレビを見ると必ずその影響を受ける。」という意味だ。
 新加入の2年生OSさんは「比較構文」が一通り勉強できたので今日から「否定構文」に入った。「部分否定」(すべてが・・・とは限らない)と「全否定」(すべて・・・でない)の違いを区別するには、100%を意味するevery、both、all (形容詞、代名詞)やalways、necessarily、quite(副詞)をしっかり覚えよう。これらは否定文の中で使うと100%を否定する(全部が〜とは限らない)だけで、0%を意味する「全部〜ではない」「全く〜でない」にはならないということだ。後半はnot A but B やnot only A but also B の構文も勉強した。
 同じく新加入の1年生ARさんは前回「動名詞」のプリントをやったら解答作業がとても早く理解も正確なので、さらに「態」の単元もやってみた。「その市長は多くの人たちに尊敬されている。」の部分英訳では The mayor is looked up to by a lot of people.が正解だけど、進行形でis being looked〜 と書いて失敗した。外国人の日本語教育では「〜ている」は「テイル形」の動詞として扱い、@「今〜」なら現在進行形、A「いつも〜」なら現在形、B「もうすでに〜」なら現在完了形の動詞に相当する、と教えるよ。今日は「不定詞」を勉強した。高校ですでに勉強したからどの問題もよくできた。「目的」(〜するために)と「結果」(〜してその結果・・)以外にも、happy、sorry、surprisedなどの「感情」の形容詞の後にある不定詞はその原因になるから「〜して」と和訳するとよい。stupid、foolish、luckyなど人を評価するような語句の時には不定詞は「判断の根拠」になるから「〜するとは」とか「〜するなんて」と和訳する。
 明日の「三島教室」はありません。参加者の3年生と1年生にはご父兄にも承諾がいただけたので、木曜日の裾野教室に出席していただけるようになりました。3月末の月曜日に再開する予定です。 尾上

(追記)鎌倉時代に箱根に街道が移るまでは、都からの旅人が沼津を出ると御殿場から足柄の竹ノ下に進み「足柄峠」を越えてから松田、秦野と今の246号線にほぼ沿ったルートで江戸の赤坂まで旅したそうだ。そのような旅人たちがこの峠で詠んだ歌が「万葉集」にたくさん収められている。
 県境を越えて少し行くと神奈川県立「万葉公園」に着く。「矢倉岳」を展望する尾根道にいくつもの石碑が建ててありこの峠で読んだ歌が彫られている。峠を反対側の関本に下る車道に沿って細い「足柄古道」が始まるのに気がついた。入口に「足柄明神」が祀られて「白鹿」の木造が立つ。この坂の守り神らしい。ここからは急傾斜になって「矢倉岳」の裾にぐんぐん降りていく明るい道だ。
2018/01/14 (Sun) 23:45


「公式 A and A’」
「公式 A and A’」
2018年1月11日(木)裾野市民文化センターにて 
「須走道路」
 山登りやサイクリングで山梨県に行く時はなるべく混雑する138号線を避けている。埼玉や群馬に行くときにも東名よりはこの道で行く。中央高速と圏央道のほうが渋滞が少ないし。御殿場駅前から富士山に向かうまっすぐの県道をのぼり、「滝ヶ原」の自衛隊の駐屯地を右折して「アルカディア乗馬クラブ」の横を通るのが早くて快適だ。
 先週の朝は白い柵の中に放牧された馬たちと富士山の姿も絵になっていた。車はその先でいよいよ138号線に合流するのだけど、ここから「富士五湖周遊道路」に入るまでは「須走道路」というバイパスが突貫工事の最中だ。昔あった御殿場唯一の大学「富士フェニックス短大」がわずか10年で廃校し、消えた後に巨大なコンクリートの橋脚が建設されているよ・・・。

 明後日の13日(土)にはいよいよ「センター試験」が実施される。この地区の生徒は日大三島高校か富士市の「常葉大学」で受験するようだ。1日目は午前中社会、午後に国語と英語だ。最後のリスニングが終わったら18時過ぎだから外は真っ暗だ。長時間だから健康に留意してベストコンディションで実力を発揮できるといいね。
 MIさんは「センター試験」に備えて、第1問と2問だけを3回分やってみた。どれも2、3箇所のミスだけだったから本番でも90%以上は確保できそうだ。If you spend money freely, you may find yourself in a situation ( ) you can’t pay your debts. の空所に関係詞を入れる問題では、You can’t pay your debts in the situation.(そういう状況では借金が支払えない。)が前文につながるわけだから in which とやるか一語で where とすればいい。.
 SEさんは前回「動名詞のイディオム」を含む英文を和訳した。「神戸大」の英文で Noise is one of the aspects of environmental pollution that certain human beings come to tolerate. 「騒音は環境汚染の側面のひとつですが、ある人たちはそれに寛容になってしまうのです。」形容詞のcertainは補語の働きなら「確かな」でいいけど、後の名詞を修飾するときは「ある特定の」の意味だからsomeに置きかえ出来る単語だよ。
 KI君も同じ問題でほかの5問はほぼ上手く和訳できていたけど、この「神戸大」は難しかったね。「騒音公害」は難聴の原因になる、という話。This, however, does not prevent destructive physiological effects from taking place.「無生物主語の文」でもよくみかけるprevent A from –ingの構文で、「しかしこんなことをしていると、生理学上壊滅的な影響が起こるのを防げなくなってしまう。」
 TAさんは前回「津田塾大」の第5問が英文和訳で、While it might take you a full second to notice something out of the corner of your eye, turn your head toward it, recognize and respond to it, the same reaction to a sudden sound happens at least ten times as fast. カンマがたくさんあってずいぶん長い一文だね。でもandが何と何をつなぐか、「公式 A and A’」を思い出そう。そして and は noticeから respondまでの4つの動作をひとつの流れと見なさなくてはいけない。「目尻の外に何かあるぞと気づいてそちらに頭を向け、理解してそれに反応するのには一秒たっぷりかかるかもしれないが、突然の音に対しては同様の反応が起こるのに少なくともその10倍の早さなのだ。」
 1年生のKA君は「動名詞」を勉強した。しっかり理解できてたくさん正答が出せたが、-ingの前に「意味上の主語」がつく場合がなかなか難しかった。She insisted that I should accept her invitation, (彼女は私に招待を受けるようにと強く求めた。)を動名詞を使って言い換えれば She insisted on my accepting her invitation. となる。「受動態」の動名詞もあって Nobody enjoys being scolded.(叱られることが楽しい人なんてだれもいない。)や I don‘t like being laughed at by someone like you. (君のような人に笑われるのは好きでない。)のように言う。
 1年生のTAさんは前回「助動詞」の勉強で「並べ替え」と「作文」をやった。「だれかがボクに風邪をうつしたにちがいない。」は、「昔」のことに推量を加えるので「助動詞+完了形」でいう。Someone must have given a cold to me. 今日は「不定詞」の用法を勉強した。意味は中学で@「こと」A「ための」B「ために」と覚えたね。Bの副詞用法はさらに「その結果」「〜して」(感情の原因)「〜するとは」(判断の根拠)の3つを加えないといけない。How stupid I was to leave my bag in the bus! 「バスの中にバッグを忘れてくるなんてボクはなんとバカだったんだろう」 尾上

(追記)御殿場では138号線の混雑を緩和するためにさらに西側にバイパスを建設するそうだ。今は山梨方面から中央高速と富士五湖周遊導路で快適にぐんぐん来て須走ICを出るといきなり渋滞に捕まる。わたしはいつも須走の街中に入り小山方面に逃げる。家にはすこし遠回りでも快適に早く帰宅できる。
 このバイパスは2年後のオリンピックの頃に一部完成するらしい。自動車専用道路もできて「新東名」や「東名」に接続できればますます「中央高速」との相互乗り入れが可能となって利用者が増えるだろうな。
2018/01/11 (Thu) 23:27


Would you mind mailing this letter on your way? (途中でこの手紙を投函して頂けませんか?)
Would you mind mailing this letter on your way? (途中でこの手紙を投函して頂けませんか?)
2018年1月8日(月) 三島ゆうゆうホールにて 
「リニアモーターカー」
 「九鬼山」の真下には「リニア中央新幹線」のトンネルが通っている、と地図を見て発見した。急峻な登山道を登って行くと時折木の間越しに、真っ白な橋脚の実験線が正面の「高川山」の裾に吸い込まれていき、そこに「県立リニア見学センター」が見えた。東京・品川―名古屋間は2027年の開業予定というからまだ10年も先のことだけどね。
 2・3年前「笹子」の山登りの後で、大学同窓の仲間と一緒にこの「見学センター」を訪問したことがある。ほんの10mくらいの長さだけど、模型のリニアモーターカーに乗せてもらえた。超ゆっくりだけど「磁気」の力で車体を浮かせて前進させるという仕組みをはっきり体験できて面白かった。運が良いとこのセンターを通過する猛スピードの実験車両が見られる日もあるらしい。時速600キロだというから空飛ぶジェット機よりも早い・・・!
 
 1年生のTAさんは前回「時制」に関する問題をやった。 My mother (cook) dinner in the kitchen when I came home.の動詞の形を変える問題で、「帰宅したら母が台所で調理していた。」は過去進行形でwas cookingとすればいいけど、もし「1時間前からずっと・・」だったら、She had been cooking〜for one hour・・のように「過去完了進行形」にしないといけない。今日は「動名詞」を勉強した。「〜すること」の意味だからI like to play tennis. はI like playing tennis. と言ってもいい。しかしどちらでもいいいのはlikeと beginの時だけで、中学で勉強したようにenjoy やfinish の後は動名詞〜ing しか使えない。さらに「気にする」のmindの後も必ず〜ingだけだ。ていねいなお願いでWould you mind mailing this letter on your way? (途中でこの手紙を投函して頂けませんか?)という。「投函するのが気になりますか?」という意味から理解できるね。
 3年生TAさんは11日(木)に振り替えしてお休み。きょうも一人だけだった。
・・・それで三島教室をしばらくお休みしようと考えています。今在籍は3年と1年の2名で、裾野市と長泉町に在住なので2人とも木曜日の「裾野文化センター」に切り替えても支障がないようならさっそく今週から実施したいと思います。
 11年前にこの「ゆうゆうホール」でUG会がスタートしてたくさんの優秀な卒業生を輩出したのですが、最近とくに今年度は三島地区で需要が減ってきたようです。三島や沼津ではどの予備校や塾でも同じように生徒数減で悩んでいるようです。少子化や世相の変化のせいでしょうか。3月末の月曜日にはもう一度「説明会」を計画して、新規加入の生徒を募集したいと考えています。「春期講習」についてはやはりこの大好きな「三島ゆうゆうホール」で実施する予定です。 尾上

(追記)「九鬼山」の登山で「大月」の近くまで行くからにはもう一つ目的があった。自作のコシヒカリの精米だ。これには富士吉田市の吉田高校の近くにある「クレイン農協」まで行ってコイン精米機を利用する。モミからの精米ができる機械は御殿場にも静岡県内にもないから峠を越えて山梨県まで行くしかないのだ。この日は、昨年秋に畑の仲間で収穫したコシヒカリがまだ15キロくらい残っていたので精米に出かけた。
 精米するとモミ殻と胚芽のヌカが落ちるから70%くらいに減ってしまう。「モミ」から精米してくれる「コイン精米機」は昔信州・松本に旅行した時に地元の農協で発見した。長野や山梨では美味しく食べるために収穫した「モミ」のままで保存する家が多いようだ。「食習慣」の違いで、静岡ではお米屋でも農家でも冷蔵庫で保存した「玄米」を必要に応じて精米してから販売したり食したりするよね。
2018/01/08 (Mon) 23:45


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