還暦を迎えて節目ごとにお祝いしようと始まった3組の夫婦の親睦パーテイは15年以上も続いている。昨夕は「御殿場高原ホテル」に6人が元気に集まり、クリスマスのイルミネーションでまばゆい園内を歩き、「茶目湯殿」の中にあるレストランでおいしい和食に舌鼓を打った。77歳の「喜寿」を迎えたYA先生を囲んで、HO先生と私がそれぞれ奥様同伴でお互いの健康をたたえ合った。
2人にONOEのイニシャルを加えるとうまい具合にYAHOOになるでしょ。ヤフー会でもいいしヤッホー会でもいい。御殿場南高校や沼津東高校の同僚で一番気のおけない3人がテニスを通じて仲良くなってもう25年。私はテニスが下手で山登りに転向したけどあと二人は今でもテニスの同好会で活躍中だ。スポーツが若さ維持の秘訣だね・・・。
3年生MIさんは前回「分詞構文」を含む英文を和訳した。文中のコロンの働きも、前出の語句の説明と気がついて「それはすなわち」と和訳を加えたのはとても良かった。今日の「上智大」の長文は50行の「日本人のアイデンティティ」を読んだ。文中の空欄を埋める語句を4択で答えるもの。ほぼ内容は読み取れていても、選択肢の語句や文で判別がつけにくくて迷うね。60%は正解出来るんだがもう少しだ。
SEさんは前回「学習院大」の英文「鳥のさえずりを聞く楽しみ」を和訳した。 I generally rise from bed about that indistinct interval, which, properly speaking, is neither night nor day. このthat はwhich と呼応して such〜 asのような働きをしている。「きちんと言えば夜でもないし昼でもないような、そういうはっきりしない時間帯に私は普通寝床から起き上がる。」
KI君は前回「千葉大」の英作文で「人生をどう生きるか」を英訳した。「それはあなたのせいではないし、その人が不幸であるということでもありません。」は It doesn’t mean that you are to blame, nor that he is unfortunate. 今日はセンター試験が難しめで特に会話文で You can say that again ! は「まったくその通りだね。」と相手に同意しあいづちを打つ表現だった。That’s none of your business. は「お前の知ったことではない。他人のことに口をはさむな。」の意味。
三島教室のTAさんが出席して「津田塾大」の過去問をやってみた。会話文の完成も長文の空所補充もほぼ完璧に正解だったけど、「語句整序」の5題がうまく行かなかった。The team beat their opponents by a big margin. は「そのチームは敵に大差で勝った。」の意味。marginは「本の余白」の他に「余裕」の意味もあるし、「マージンを稼ぐ」といえば「利ざやを稼ぐ」ということだ。元は「へり」の意味なのにずいぶん拡張したんだね。形容詞のmarginalは「周辺的な」とか「余白の」の意味になる。
御殿場教室のYAさんは「センター試験問題」で、語句整序の問題が難しかった。Could you draw a map for me? と I have difficulty finding your house. (あなたの家を見つけるのに苦労する)の2文が組み立てられたのだから、残りのinとcaseをどう扱うかだ。in case が接続詞で「〜の場合に備えて」の意味だとわかれば後半は in case I have difficulty finding your house と書けたのに。
1年生のKA君は「助動詞」を勉強した。「話者の主観」を表すから助動詞は2つ重ねてはいけない。mustを未来形にしたいときに、will must ではマズイのでwill have toと書く。have to 〜は「〜する義務を持っている」からうまれて「〜せねばならぬ」の意味になったし、don’t have to〜は「〜する義務を持っていない」から、「〜する必要がない」の意味に使われるのだ。その語源をたどると覚えやすい表現がたくさんあるよ。
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(追記)HO先生もYA先生も早稻田の出身で同窓生の「稲門会」に属する。私も昔早稻田の入試には合格しているから仲間に入れてもらえるよね。「空手」の顧問として韮山高校では県下一の指導者だったHO先生とは沼東時代に同じ英語科だった。夏の高原教室引率では一緒の学年所属が多くて、信州の「志賀高原」に3泊4日ででかけ生徒たちと一日中山々を駆け巡ったなあ。「丸池スキー場」を起点に「奥志賀」や「本白根山」まで足をのばしたのはいい思い出だ。
YA先生とは御殿場南高で数年一緒だった。社会科の地理が専門で担任としても生徒たちの信望が厚かった。仲間作りが得意で親分肌の面倒見の良さがある。教員同士でテニスの同好会をつくって合宿も計画し親睦をはかった。その後沼津東高、西高に転任しても昔の気の合う仲間は大切にする。私たち夫婦とも家族ぐるみのおつきあいが今も続いているかけがえのない友人だ。
