「ワカサギ釣り」
快晴の日曜日、寒いけれど標高1000mの山中湖に行ってお気に入りのガーデンレストランPICAでおいしいパスタを食べた。食後は日当たりのよい湖岸に駐車してのんびり車内で一眠り。富士山と真っ青な湖を眺めていると、桟橋に大きな船からを下りてくる釣り人たち。近づいてクーラーボックスの中を見せてもらったらワカサギが一杯だ。「ドーム船」に相乗りして暖房完備の船の中で釣りをしたそうだ。乗船3時間で300匹も釣った人がいるよ。
昔はもっと寒い日が続いて湖面が全面凍結することもあってバイクで横断したり走り回る人もいたとか。シベリアのバイカル湖のように凍結した湖面に穴を開けてワカサギ釣りができたと聞いた。温暖化の今はドーム船で沖に出て船底の穴から釣り糸を垂れるそうだ。釣った魚は宿でテンプラにしてもらう。家族連れやグループ旅行にいいな。一度やってみるかな・・・。
センター試験が終わって4日たった。自己採点の結果を複数の大手予備校に送って、集計された全国規模の合否判定結果が担任と受験生の手元にそろそろ戻ってくる。そのデータを基に高校では「判定会議」が盛んに実施されるだろうな。今年の「UG会」3年生は6人。どうだっただろうか?
MIさんは前回「動名詞」を使う英文を3回文まとめて和訳した。どれもほとんど正解が出せていた。難しかったのは When we read the lives of great men we cannot but be struck by the manner in which all kinds of experiences that might in themselves seem to be random are utilized in the long run. で、「偉人の伝記を読むと、それ自体はばらばらに思えるようないろいろな経験がすべて結局は活用されている生き方に感動しないわけにはいかない。」関係詞節の中にさらにthat 節も組み込まれている。今日は上智大の過去問をやってみたら、語句整序も長文の適語補充の問題も70〜80%正解だったね。
SEさんは前回「仮定法」の英文で I think I could be justly blamed if I saw only people’s faults and were blind to their virtues. が難しかったね。「もし人の欠点だけ見てその美点を見ていないとしたら・・」という「仮定」の話だ。前半はjustlyが動詞ではなくて文全体を修飾するとわかれば、「わたしが責められても当然だろう」 副詞のjustly (正当に)はIt is just that〜(正しい)の意味だ。名詞はjustice(正義、正当)だから。今日はセンター対策に代わって「私大対策」の長文問題をひとつやってみた。立教大の「コンピューターの人工知能AIの進歩によって、人間がユニークな動物であるという観念が揺らいでいる」という65行の面白い英文を読んだ。パラグラフの順番に少し読んでは設問に答えるというやりかたでいいね。志望大学の問題にもおおいに挑戦しよう。
KI君は前回「仮定法」の表現を使う英文を頑張って和訳した。「和歌山大」の英文は「もし動物が話せたら」という少し難しいものだったね。 Justice would be more properly served if animals could give testimony. 「もし動物が証言することが出来れば、裁判はもっと適切に行われるだろうに。」 不定詞の慣用表現でTo do him justice, 「彼を公平に判断すれば」もあるけどここでは「裁判」の意味。KI君も立教大の同じ問題を解いてみた。合格点はとれていると思うよ。
1年生のKA君は前回「動名詞」の勉強だった。プリント2枚目の慣用表現は上級編で8つも代表的な例文が載っていたね。There is no denying〜は「否定することができない」の意味でWe can’t deny〜 とか It is impossible to deny〜というのと同じなのだ。日本語のことわざ「覆水盆に返らず」は英語ではミルクに変えて It is no use crying over spilt milk. という。「こぼれてしまったミルクについて泣きわめいても無駄だ。」という意味。今日は「不定詞」をやった。なかでも「不定詞の意味上の主語」が一番やっかいかな。It is dangerous/ for beginners to ski here. は斜線の後が本当の主語になっているから「初心者がここでスキーをやるのは危険(な事)だ。」と訳すのに対して、It was careless of you/ to miss the last bus. 「最終バスに乗り遅れるとは、君は不注意(な人)だったね。」では前半だけで You were carelessの意味になる特殊な文だ。to 以下がその判断理由になっている。
1年生のTAさんは前回200語くらいの笑い話を読んで内容理解度をチェックする問題がほぼ正解出来た。「文型」の問題では @ I found the book easily.とA I found the book easy. の違いが見抜けなかった。@はeasilyが「簡単に」の副詞でSVOMの第3文型「簡単にその本を見つけた」。Aはeasyが「やさしい」の形容詞でSVOCの第5文型「その本がやさしいと思った」。findにも2つの意味があるんだ。今日はTAさんも「不定詞」を勉強した。中学ではIt is necessary for you to get up early every morning.は、「・・・はあなたにとって必要だ。」と訳すと教わってしっかり頭にすり込まれているね。しかしこのfor youはto get up の主語の働きなんだね。「あなたが起きることは・・・」と覚え直そう。不定詞にも「意味上の主語」が付けられるということだ。
月曜日の夕方、裾野教室のKA君から電話で「今日は三島教室に振りかえてもいいですか?」とあったので、「今週15日から2ヶ月間三島教室は閉じたのでゴメンナサイ、」と返事した。裾野か御殿場のほうに来てください。ブログ日記もしばらく日曜、木曜の2回になります。尾上
(追記)夕陽を追いかけて北岸の「長池公園」に行ってみると10mほどの長い木に飾り付けをして男たちがなにか準備中だ。この14日は山中湖村で「どんど焼き」の日だったのだ。高い御神木に白紙や赤紙の飾り付けをして、お正月のしめ縄や門松・書き初めなどを燃やす行事だ。30mもの高さの御神木もあるらしい。わが家の近所の田んぼでもささ竹を束ねて10mくらいに組み上げていたなあ。
もう太陽が富士山の左肩に沈みかけている。今日は南アルプスの白い峰々も見えたけど、雲ひとつない快晴の空にダイヤモンドのような後光が広がったよ。素晴らしい!これが山頂に沈む光景を「ダイヤモンド富士」というけど、それはまだ2週間先のこと。
