高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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See to it that〜(〜に気をつけよ。)
See to it that〜(〜に気をつけよ。)
2018年3月15日(木)裾野市民文化センターにて 
「熱海サンビーチ」
 天気のとても良い朝、また熱海の海を見ようと出かけた。先月満開だった「糸川」沿いではもうすっかり葉桜になっていたけど、熱海サンビーチの数本の熱海ザクラが満開で遊歩道をそぞろ歩きする人たちでいっぱいだった。ベンチで寿司を食べていると餌を求めてカモメやハトが群れで飛んでくるのどかな風景。初島行きの観光船が港に出入りし、潮風にのってどこからともなく「焼きイカ」のいい匂い!
 この日は熱海に行く途中で大学の後輩NA君の住む「函南エメラルドタウン」のお宅に初めて立ち寄った。ガーデニングが趣味だと聞いていたので早春のお庭を拝見しようと、熱函道路をそれて丹那盆地からくねくねと坂道を登って行った。ずいぶん高い山の上で標高400mもあるそうだから御殿場の拙宅とあまり変わらない。それでも日当たりのよいお庭ではクロッカスやアネモネが一足早く咲いていたよ。
 NA君とは大学のオーケストラで一緒だった。タイ語科を卒業後「明治乳業」で活躍しタイのバンコック駐在が長く、後にメルボルン駐在で定年となり帰国して、富士山が真正面に望めるレンガ造りのこの二階家を永住の地と決めた。前庭には大きなカキの古木が、裏庭には白梅が満開だった。バラのアーチをいくつも手作りしたそうでシーズンになったらまた訪問してみたい・・・。

 3年生MIさんは前回、プリントで接続詞thatの特別用法を含む英文を和訳した。See to it that〜(〜に気をつけよ。)とか、・・in that〜(〜という点で)などほぼうまく和訳できていた。今日ははじめにTOEICの語彙の選択問題をやった。90%も正解がだせたけど、しかしTOEFLの方は難しかった。長文で「アメリカ人の開拓魂」を読んだ。段落ごとの要旨を問う問題や代名詞が指す語句を探す問題などで正解は50%。やはり語彙力をもっとつけることだね。
 1年生TAさんは今日「話法」の勉強をした。他所での話を人に伝えるには@直接話法」(そのセリフのまま伝える)と、A「間接話法」(内容だけ簡潔に伝える)の二つがある。学校では教わっていないけどTAさん、解説文をしっかり読んでから問題をといたので練習問題ではミスが少ないし間違えても自分ですぐに訂正ができたね。伝達文が「疑問文」や「感嘆文」のときの「話法の書き換え」が一番難しかったね。
 1年生KA君は前回「仮定法」の基本が終わり重要表現に入った。「まるで〜のように」の接続詞as ifはifの場合と同じく「仮定法」の動詞を使う。「今まるで〜であるかのように」なら過去形で、「昔〜であったかのように」なら過去完了形になるよ。今日は「仮定法」のしめくくりに「接続詞Ifの省略」や「ifのない場合の訳し方」を勉強した。今月はあと2回で1年の文法を完了し、4月からは「重要構文101」のテキストを使って文法の応用力を高めやさしい入試問題が解けるまでの力を養います。
 保護者の皆様へ。今日は「春期講習」の案内プリントと、新会員募集の「UG会紹介」のプリントを配布しました。3月31日から4日間「三島ゆうゆうホール」で恒例の「集中講座」をやります。非会員でもこれだけ単独で参加できます。また新聞に折込み広告を依頼しました。裾野・御殿場地区は20日(火)に、三島・長泉・裾野地区は24日(土)に「企業ニュース」の片隅に載りますのでご覧になってお知り合いにもご紹介ください。特に今ゼロの三島教室に生徒がたくさん来てくれることを願って。 尾上

(追記)NA君は古希を過ぎた今もアマチュアのオーケストラ「三島フィル」でバイオリンを弾いている。その前身は「駿河フィル」という名で、実は私も20年前まではそこでチェロを弾いていた。40年前の1976年、ヨーロッパ8か国一人旅をしたときにドイツのフランクフルトで買った中古のチェロなんだ。独学で始めて20年ほど駿河フィルで弾いていたけど、今は全く弾かないので同じく大学の後輩で新座市に住むSA君に貸してあるよ。
 東京外語大オ−ケストラの現役学生たちが今春95回目の定期演奏会をやる。私たちが定演第1回目を始めたころは30人ほどの小所帯だったのに、50年後の今では100人の大楽団になって毎年春と秋の2回もコンサートを開いている。それで85回目と90回目の時に後輩たちの応援を兼ねてその会場で「同窓会」を実施してきた。そろそろまた同窓会の幹事として企画をたてなくては。
2018/03/15 (Thu) 23:41


「倒置構文」Little did I dream・・
「倒置構文」Little did I dream・・
2018年3月11日(日) 御殿場市民会館にて 
「大涌谷のイワカガミ」
 今にも降りそうな天気だけど体力と気力の維持のために山にでかけよう。箱根に向かって車を走らせるうちにどこの山に登るかを考える。きっと人にたくさん出会えるのは「大涌谷」かな。「姥子」の「船見石」に車を置いて歩き始めた。ハイキングコースは3年前から閉鎖されたままなので自動車道を歩く。渋滞している車の列を横目にぐいぐい追い越していくのは気分がいい。
 たしかにここは国際観光地だね。様々な国の人々の姿を見るのが楽しい。「黒たまご」売り場でもロープウエー乗り場でも中国人の元気のよい声があちこちで響き渡っている。白人もアラブ系の人たちもいるけど・・・。

 3年生EN君は高校の卒業式が終わった後も英語の勉強を忘れずに、立教大学での学生生活を充実させようと頑張っている。今日もTOEICとTOEFLのリーデイング問題をそれぞれ一問ずつやってみた。後者は「霊長類の脳のサイズと社会性」をテーマにしたエッセイを読んだ。So the question is, what in fact does correlate with brain size?The answer is group size. The larger their neocortex is , the larger the average size of the groups they live with. 「脳のサイズと実際に関係しているのは何だろう?(ある人類学者によると)それは集団のサイズだ。脳の新皮質が大きいほど彼らの社会生活の集団の平均サイズは大きい。」
 2年生のOSさんは期末試験が終わって、「試験結果は勉強量に比例すると実感しました」とのこと。頑張ったんだね。今日は「倒置構文」をやってみた。Little did I dream that・・「・・とは夢にも思わなかった」のように I little dreamed that・・で否定語のnever やlittle、hardlyを文頭に出すとSVが倒置になる。つまり「疑問文」と同じように助動詞のdo、does、didやcan、will、haveなどが主語の前に出るということだ。
 1年生ARさんも期末試験の対策で止めていたプリントを再開した。今日は「仮定法」の全体をひととおり勉強した。学校でもすでにやった分野だけどいくつかの点で弱い部分があったね。基本は述語動詞の形が2通りということ。「今」または「昔」の事実と裏返しに、遠回しに表現するのだ。さらに上級編に進んで「仮定法未来」やas if以下の節(まるで〜のように)についても勉強を深めた。 尾上

(追記)平成27年の地震と噴火騒ぎ以来、「神山登山道」がまだ閉鎖のままのゲートまで行ってみると、「黒たまご」の作業小屋にむかう道にブルドーザーが2台入ってなにか造成中だ。「シェルター」を作っているのだった。巡回の男性に聞いてみたら「やっと県が重い腰を上げてシェルターの予算をたてたんです。大涌谷に来た観光客はやはり黒たまごの小屋まで登っていきたいですからね。」
 「大涌谷」のゲートが開くのはいつだろう。「早雲山コース」も「神山コース」もさらに「駒ヶ岳コース」もここがスタート地点だから、箱根の登山の楽しみが半減してしまっている。とりわけ私が一番好きだったのはゲートから「冠が岳」に向かってわずか20分ほど登った分岐点で、かわいいフリルの花弁を広げた「紅花イワカガミ」が斜面一帯に咲き乱れるお花畑だ。5月の連休の後そのあたりにはピンクの「ミツバツツジ」のトンネルがずっと続いてそれは見事なんだよ。
2018/03/11 (Sun) 23:47


have my bad teeth pulled out (虫歯を抜いてもらう)
have my bad teeth pulled out (虫歯を抜いてもらう)
2018年3月8日(木) 裾野市民文化センターにて 
「バイカオウレン」
 市内印野の「野の花苑」などで買って楽しんだ後の花は、ポットや鉢植えのまま玄関先の植込みの下に置いておく。我が家は林の中だから日差しが少ないのでそのほうが好きな花もあって、今朝もふと見ると小さなポットに真っ白な「オウレン」の小さな花が咲いていたよ。これは梅の花の咲き方に似ているから「バイカオウレン」という名だ。とても珍しく信州「八ヶ岳」の中腹にはその名も「オウレン小屋」という山荘があって、自然のままに咲くのを見るにはそこまで登らないといけない。
 そろそろ「ユキワリソウ」が咲いたかな、とサイクリングで「秩父宮記念公園」に行ってみた。まだ冬枯れの林の中に赤、ピンク、紫、白の花をいっぱいにつけた株が群れを作っていたよ。入口の案内所でいつも顔なじみの職員が、「今月で定年退職です。いつもありがとうございました」と話しかけてきた。そうか、高校の先生たちも退職や転勤の時期だし学生たちは卒業の季節だね・・・。

 3年生MIさんは前回、TOEFLのリーディング問題「大麦の栽培」を読んだ。パラグラフや構文の読解力は十分だけど、細かな枝問でfor all intents and purposes(あらゆる点で)やresilient(弾力性のある)など未知の単語・熟語に困ったね。今日はビジネス向けのTOIECと、米国留学のためのTOEFLのそれぞれリーディング問題を一つずつやってみた。ともにしっかり読み取れていたね。10〜20%のミスは仕方ないか。
 1年生TAさんは前回「総合問題」で「分詞」をやった。He saw an old man crossing the street. は「第5文型」SVOCの普通の例だけど、have my bad teeth pulled out (虫歯を抜いてもらう)やmake himself understood(ことばを理解してもらう)などの慣用表現をたくさん覚えよう。今日は「仮定法」の続きで「上級編」をやった。接続詞のas if(まるで〜のように)も、事実とは異なる内容を述べるので動詞を過去形(今のこと)または過去完了形(昔のこと)で使うのだ。
 1年生KA君は前回「仮定法」の勉強に入った。彼の高校では2年生に持ち越したようだけど基本は単純で、If節の中の動詞が「過去形」なら「今」の事実の裏返しで、「過去完了形」なら「昔」の事実の裏返し。そのどちらかだ。しかし特例として「未来でも確実なこと」に反する仮定もありうる。そこで今日はさらに「仮定法未来」も勉強した。未来でもほぼあり得ないことに対しては「万が一〜なんてことがあったら」とか、「仮に太陽が西から昇っても」とかの時に、前者は動詞の前に助動詞のshouldを加え後者はwere toを加えるのだ。 尾上

(追記)新しいパソコンが予定よりも早く手元に届いたので、こうしてWORDで下書きしてからブログ日記を投稿できるようになった。昨年無料でダウンロードできたwindows10の使いにくさを友人たちから聞いていたので心配だったけど、しばらくやっていけば慣れるだろう。wordやexcelも2007年のものからバージョンアップして2016年版になったから2日目ではまだ不慣れで困っている。
 機種交換で親切にしてもらったパソコン専門店「OAナガシマ」のMIさんによると、パソコンの寿命は5年と見られている。わたしの前の機種「オンキョウ・ソーテック」が8年も使えたなんて異例だそうだ。こんどのwindows10も実は2025年、つまりあと7年で終了と決まっているそうだ。windowsやexcelのソフトをそのたびに購入しないといけないからマイクロソフトがますます儲かる仕組みだね。
 PCメーカーも価格競争が激しくて、今回購入した台湾のACERや中国で組み立ての米国DELLなどのように価格競争に勝てるところだけが生き残る。技術力は一番なのに人件費の高い日本のメーカーはどんどん撤退を余儀なくされるらしい。私の昔のSONYのVAIOも家内のまだ使っている日立のPRIUSももう販売していない。今生き残っている富士通とNEC、パナソニックの3社もデスクトップの生産をいつ終了するだろうか。
2018/03/08 (Thu) 23:04


新会員募集中。春期講習は3月31日から三島ゆうゆうホールで。
新会員募集中。春期講習は3月31日から三島ゆうゆうホールで。
2018年3月4日(日) 御殿場市民会館にて
「皆既月食」
8年使ったデスクトップのPCがとうとう壊れた。その間にお気に入りのメーカー「ソーテック」は製造をやめているし、便利なwindows7も2020年にはサービス終了だそうだ。市内の「ナガシマ」に持ち込んで新品のwindows10に交換することにした。データ移行で一週間かかるとのことで、このブログはタブレットのiPADで書いている。文書はやはりwordでないと実に不便だよ。

3年生のEN君は前回、接続詞のneither A nor Bのある英文を和訳した。they were coming to a promised land where they would neither be pesucuted for their religion nor oppressed because they were born into a low class.「アメリカの移民たちは、その宗教のために迫害されることもなく、社会の底辺に生まれたばかりに抑圧されることもないような「約束の土地」に向かっているのだと、、、、」A とBがそれぞれ長い文だったね。今日はTOEFLの問題を先週に続きやってみた。語彙レベルがすごく高くて難解だったね。
2年生のAOさんは特殊な接続詞を勉強した後「仮定法」に入った。和訳では「ーだろうに」とか、「ーだろうが」としたほうがよい。「実はそうではないのだが」の意味だから。
OSさんは今週の期末テストのために、学校の課題にとりくんだ。関係代名詞と関係副詞の違いを説明してあげた。
1年生のARさんも期末テストの対策に集中した。
2018/03/04 (Sun) 22:15


not so much A as B(AというよりむしろBのほうだ)
not so much A as B(AというよりむしろBのほうだ)
2018年3月1日(木) 裾野市民文化センターにて 
「ユキワリソウ」
 昨夜の激しい風雨が朝にはやんで青空が見え始め暖かくなった。「春一番」だったのかな。今日は3月1日だからほとんどの高校で卒業式があったね。私立大学の志望校に合格した人もそうでない人もみな卒業おめでとう。26日に国公立前期を受けてきた人は来週中にその結果がでるね。悲喜こもごもの季節だ。
 午後から箱根仙石原の友人KA君をさそって「湿生花園」に行ってみた。昨年までは3月20日オープンだったけど、今年は3週間早めて今日1日から開園、とフェイスブックで見たから。お目当てのミズバショウは早すぎたけど、それでも緑の葉の先端をもたげた株が水辺に点々と。白やピンクの小さなユキワリソウ、薄紫のセツブンソウも黄金色のフクジュソウと同じキンポウゲの仲間でもう咲き始めた。待ち焦がれた「花のシーズン」がやっと・・・。

 3年生MIさんは「津田塾大」に合格し入学をきめたが、入学早々にクラス分けの英語テストがあるので今月もUG会に出席することにした。きっとTOEFLの問題を使うだろうから今日も難しいのを2つやってみた。「文化の所有権」と「大麦栽培」で、単語やイデイオム、内容に関する四択の質問には易しいものとむずかしものが取り混ぜてあってなかなか70%の正解を出すのが大変だった。
 1年生TAさんは前回「比較構文」を勉強した。not so much A as B(AというよりむしろBのほうだ)は覚えにくいけど、「Bと比べるとAはそんなに多くない」と直訳してみれば納得できるね。今日は「仮定法」の勉強に入った。中学でも「ていねいな表現」would like to〜(〜したいのだけど)やCould you〜?(〜してくれませんか)で勉強しているはず。過去形の助動詞wouldやcould、mightを使って「事実とは反対の予想」をするのだ。 解説のページをていねいに読んでしっかり問題に正解が出せたね。
 1年生KA君は先週やり残した「比較構文」の後半をやった。「最上級」の内容を「原級」のas 〜as・・や比較級のmore 〜than・・で書き換える問題など。The 比較級S V,the 比較級 S V. は「〜すればするほどますます・・」の日本語に相当する難しい構文だ。後半はKA君も「仮定法」に入った。助動詞の過去形wouldやcouldが「今」の事実に反する「仮定」の気分を表すのだ。「〜するだろうに」とか「〜できるだろうが」と訳せるといいね。 尾上

(追記)今週も「山梨百名山」にひとつ登ったよ。この冬の内に御殿場の自宅から短時間で行ける低い山を順番に制覇しよう。まだまだ山の花は咲かないからせめて白銀の山稜を見たいと思う。ガイドブックの「百名山手帳」を見ると「春日山」は「・・・甲府盆地越しに白根三山等の南アルプス、八ヶ岳、金峰山の峰々の眺めがよい。」とある。この日は「春がすみ」がかかって残念ながら遠方の景色は見えなかったが。
 河口湖から「若彦トンネル」を抜けて山間の「芦川村」に向かった。春には白樺林の中にスズランが一面に咲き乱れ、夏には小紫の「レンゲショウマ」が斜面に群生するから毎年楽しみに出かけている。石和に通じる「鳥坂峠」のトンネル横に駐車して登山開始。今日もスマホでNYからのネットラジオをかけ、それをブルートゥースの強力スピーカーで拡大し低音を楽しみながら歩く。ボーカルが好きで「オペラ」もいいし「ジャズ」もいい。一人も出会わない山道だから「熊よけ」にもなるよ。
2018/03/01 (Thu) 23:50


TOEFL検定とIELTS検定
TOEFL検定とIELTS検定
2018年2月25日(日) 御殿場市民会館にて 
「ダイヤモンド富士」
 この冬最後の「ダイヤモンド富士」を見たくて「山中湖」の「パノラマ台」に行ってみた。他県ナンバーの車が駐車場からあふれて40〜50台も路肩を占領しているよ。一番いい斜面にずらっと一列に並んでカメラを三脚に載せて、もうすぐ始まる自然の一大ページェントを待ち構えている。
 例年にない寒さでこの冬は山中湖が半分凍結し、山の上から見ると東端の平野のあたりの湖面は結氷で真っ白だ。4:30いよいよはじまるぞ。夕陽が富士山頂にかかった。眩しい光が四方八方に分散し山頂で大爆発が起こっているような荘厳な瞬間だ・・・。

 3年生EN君からも今夜は嬉しい報告。「第一志望の立教大に合格しました。明治大は80%取らないと受からないらしくダメでしたが。」でも良かったねえ。直前に「英検準一級」にも合格していたから心配しなかったけど。「立教は4月早々に英語クラスの振り分けテストがあるのでノンビリできません。大学が始まるまで3月もUG会に出席させてください」、とのこと。今日からTOEFLの模試問題をやってみよう。米国の大学や院に進学するには必須の検定試験だ。ビジネス向けのTOEICよりずっと難しいよ。英文和訳と英作文もそのまま続けることにしよう。
 2年生のOSさんは前回「強調構文」 It is 〜that・・の勉強で和訳をやった。It was not until about the year 1100 that paper was made in southern Europe. 強調部分に注意すると「1100年頃になってはじめて南ヨーロッパでは紙が製造された。」という和訳がいいね。今日はプリント学習を中断して学校の期末テスト対策をやった。入試頻出問題集が文法や構文のかなり広い範囲で出題される。解説書を見ながら自習せよ、という課題だ。しかし、解説の膨大な中身はなかなか覚えきれるものではない。代名詞のmostやanotherで苦労していたね。most students(ほとんどの学生)に対してmost of the students(その学生の内のほとんどの人)は、mostが形容詞か代名詞かの違い。次回もおおいに質問してほしい。
 1年生ARさんは前回総合問題をやってみた。「動名詞」を使う重要構文でinsist on –ing が難しかった。 She insists on my taking her to a nice restaurant. 「彼女は私に素敵なレストランに連れて行ってとせがんでいる。」 my taking(私が連れて行くこと)のmyは動名詞の「意味上の主語」と呼ぶよ。今日はARさんも期末テスト対策に切り替えたら質問を次々と投げかけてきた。英文法の入試問題集をやってみよ、という課題だから1年生で勉強した内容ではとても歯が立たないようなレベルの問題ばかりだ。学校の授業では時間不足で扱えないから将来のために自分でやってみろ、ということだね。いくらでも手伝うからこの「UG会」でどしどし質問していいよ。 尾上

(追記)山中湖で最高の自然の光景を堪能したあとは、須走にある食堂「山小屋」で夕食とした。ここの御主人はシーズン中には「須走口五合目」2000mの「東富士山荘」で登山者の案内やみやげものを売っている。私がよく利用する山荘で、昼食を注文しながら山の花の開花情報をもらったり付近で採集したきのこを鑑定してもらっている。11月から4月まで「ふじあざみライン」が閉鎖される期間はこの須走の街中でレストランを経営しているのだ。
 私たち夫婦は御殿場南高での教え子の仲人をやったことがある。私が顧問をやっていた吹奏楽部で、打楽器とトロンボーンを吹いていた同級生の二人だ。その結婚から20年、その可愛い一人娘がこの春高校を卒業してイギリスの大学に留学することになった。そのお祝いということで、この日は夕食を共にしようと須走町内に住むそのYO君一家を「山小屋」に招いたのだ。
 「ランカスター大学」は創立50年ほどの英国王室公認の公立大学。英国中部のランカシャーにあってロンドンから300キロ北だそうだ。まだ若い大学なのに英国のランキングではいつも上位に入る難関校だ。英国留学の検定試験をIELTS(アイエルツ)というがそれで英語力を伸ばし、娘さんは今月試しに受けてみた「早稻田」や「上智」にも合格したけどやはり「ランカスター」に行くと決めた。夢は「チャーミングな人間になるために・・」だって。いいなあ。
2018/02/25 (Sun) 23:29


She is by far the brightest in her class.
She is by far the brightest in her class.
2018年2月22日(木)裾野市民文化センターにて 
「菜畑山」
 「山梨百名山」の登山記録をまたひとつふやしたよ。「山中湖」の東にある道志村の温泉「道志の湯」から出発して「菜畑山」に登った。山の名前になっている菜の花は暖かな南伊豆や房総ではもう咲いているだろうけどそこはまだまだ雪道の残る冬景色だった。山の花も野草の楽しみもないけれど、空気が澄んでいるから遠くの山々の展望がいいんだ。
 急傾斜を100分ほど登って1283mの山頂に着いた。正面には昔友人と登った西丹沢の「大室山」や「畦が丸」が雪をかぶって雄大に聳えている。眼下の谷間には「道志川」に沿って一直線に集落が伸びて神奈川県の「津久井湖」に向かっている。鮎釣りで人気の川でもうすぐイワナが解禁になるそうだ。美しい渓流だったよ・・・。

 3年生MIさん、今日は教室に入るなり嬉しい報告。「津田塾大の英文科に合格しました!」なんとすばらしい。よく頑張ったね。東京外語大にいるお姉さんとも近くになるので同居するそうだ。「英語学」の伝統校でもあるからおおおいに「UG理論」も勉強してください。前回は「鳥取大」と「徳島大」の英作文をやって上手に和訳できていた。今日は前回のTOEICの問題に続いてTOEFLの過去問にもチャレンジしてみた。「自動車の開発の歴史」と「微生物の生存能力」の二つ。難しいけど60〜80%は読めていたね。
 1年生TAさんは前回、「複合関係詞」のwhoever(〜する人はだれでも)やwherever(〜するところはどこへでも)が、anyone who、to any place whereと同じ意味であると勉強した。少々難しくて覚え切れなかったね。今日は高校生の苦手な「比較表現」の勉強だった。原級のas〜as・・、比較級の more〜 than・・は中学でもやったけど、日本語を英語に直すとなると難しい。「日本の気候はインドより穏やかです。」はThe climate of Japan is milder than India. ではマチガイだ。〜than that of India「インドのそれ(気候)より」のように2語補わないと理屈が合わないのだ。
 1年生KA君も前回「関係詞」をやって、関係詞の前にカンマがある時にはそこで一度文を切って訳すと良い、と勉強した。He said he knew nothing about the matter, which was a lie. 「かれはそのことについて何も知らないと言った。しかしそれはウソだった。」では whichが前文の内容を受けてbut thatの働きをしているんだ。KA君も今日は「比較表現」で What is the third longest river in Japan?(3番目に長い川)とかShe is by far the brightest in her class.(クラスでずば抜けて一番頭がよい)など大切な表現を勉強したね。 尾上

(追記)ネットで何でも見れるすごい時代になったね。「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」を書いたロシア語同時通訳の「米原万里」さんが1996年、NHK・BSの「我が心の旅」に出演してチェコやユーゴスラビアなど東欧の国々を訪問した番組をユーチューブで見ることが出来たよ。特に親友のヤースナを30年ぶりに尋ねた首都ベオグラードの町の風景は私も懐かしさがこみ上げた。
 ベオグラード「白い都」と呼ぶのは、「カレメグダン公園」の旧城壁が攻めてきたトルコ軍には遠くから白く見えたためらしい。ドナウ川とサバ川の合流点で市内一の観光名所で私も行ったことがある。それより20年も前の1976年、ヨーロッパ列車一人旅の時にホテルや列車の中で私が書きとめた赤表紙の小ノートを引っぱり出して読み返した。偉大な大統領チトーがまだ元気で、共産圏の異端児として複雑な連邦国家を一つにまとめていた夢のある時代だった。「ユーゴスラビアのこと」と題してつぎのように書いてあった。・・・
 最近共産党世界会議が東ベルリンで開かれたときの、モスクワに対するチトー大統領の勝利は、市民に対する大きな期待を更に抱かせることになったのではないか。セルビアと比較して何かと優位に立っているクロアチアの首都ザグレブでもチトーの名でスプレーのいたずら書きが電停やビルの壁にたくさん見えるのはその証拠だろう。アメリカの経済力を目標にして憧れているのはユーゴ一国ではない。ここでは国民がソ連よりもよく働いている、と感じた。
2018/02/22 (Thu) 23:55


He is not so much a scholar as a writer.「学者というよりはむしろ作家の方だ。」
He is not so much a scholar as a writer.「学者というよりはむしろ作家の方だ。」
2018年2月18日(日) 御殿場市民会館にて 
「旧御殿場スキー場」
 急に春めいてきたね。雪が消えないうちに御殿場登山口の「太郎坊」でもソリ滑りをやってみようと出かけてみた。県道「スカイライン」の傍らに駐車して雪のカラマツ林の中を登って行くと、1時間ほどで6合目の「大石小屋」に着く。ここから三方にコースが分かれる。富士山頂に向かう道と御殿庭の「幕岩」に向かう樹林のハイキングコース。もう一つは2000mの「双子山」登山のコースだ。
 ここには30年前、御殿場市営のスキー場があってリフトも設置されていた。移動ロープに掴まって登るだけの簡易リフトだけどとても役に立った。その頃息子たちをつれてよくソリ滑りをやった。しかし山頂から吹き下ろす強風のためにポールが何度も倒されてとうとう廃止してしまった。民間の人工のHOWスキー場がすぐ先の「水ケ塚」にできたから・・・。

 3年生EN君は前回、「命令法」の英文を和訳した。「明治大」の英文「ガラスは液体か」では Heat it a bit more and it runs like syrup; cool it down and it grows plastic. 原形動詞で始まる命令文のあとにandがあるから「もう少し熱してごらん。そうすればシロップのように流れ出すよ。ところが一方冷やしてみればガラスはプラスチックのようになる。」セミコロン(;)には対比で「ところが一方」と訳した方がいい時もあるよ。今日も英文和訳と英作文の練習をやる前に「TOEIC」の模試で英文読解を21題やってみたら20問も正解だったね。次回は「TOEFL」に挑戦してみよう。
 2年生のOSさんは「特殊構文」のうちの「強調」を勉強した。中でも「強調構文」は It is〜that・・・の形で「・・・なのは〜だ」という日本語に相当する。英語では文中の一部を「切り取り」文頭に出して強調するけど日本では文尾に移動するのだ。「切り取り文」だから、言語学で正式には「分裂文」と呼んでいるよ。It was not until about the year 1100 that paper was made in southern Europe.「紙が南欧で作られたのは1100年頃以前ではなかった。」のような否定の内容でも強調して文頭に出してある。だから「1100年頃になって初めて・・した。」のほうがここでは優れた和訳だね。
 1年生ARさんは「比較」を勉強した。原級のas〜as・・と比較級の more〜than・・、最上級の the most〜of・・はとても正確に使えていたね。上級編で「重要表現」をいくつか勉強したなかで He is not so much a scholar as a writer. はややこしい。後半は as he is a writer. の省略形で「かれは、作家をやっているのと比べれば、学者の方はそんなにたくさんやっていない。」と和訳できるでしょ。つまり「学者が少なくて作家が多い」ということ。だから「学者というよりはむしろ作家の方だ。」と和訳するわけ。ちなみにこのasは接続詞で「〜と比べると」の意味。じつはthanも「〜より」じゃなくて「〜と比べると」の意味なんだ。 尾上

(追記)「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」という文庫本を久々に感慨深く読んだ。面白いタイトルでしょ?作者は「米原万里」という女性で今から60年前、9歳の時に父親の転勤でチェコのプラハに移り住んだ帰国子女のひとり。小学校はアメリカンスクールではなく、ソ連のラッシャンスクールで帰国までの5年間を過ごした。ここでの多国籍の同級生との交流の話が面白い。
 紹介された3人のうちの一人アーニャはルーマニアの政府要人の娘でウソばかりつく子だった。なぜかは読み進む内に判明する。あの処刑されたチャウシェスク大統領の率いるルーマニアの特権階級の娘だったから。もう一人の親友ヤースナは旧ユーゴスラビアから来た大人びた子で頭脳明晰で「葛飾北斎」の好きな娘だった。父親はボスニア人でチトー大統領を失った後のユーゴの大統領も務めた人。元同胞のセルビアの軍隊から襲撃を受け地下に潜伏しているらしい。
 それから35年、ロシア語の国際通訳では第一人者になった米原がNHK・BS「世界わが心の旅」の取材で東欧を再訪しチェコからルーマニア、ユーゴスラビアを旅する番組で「プラハ・4つの国の同級生」に出演した。その体験をエッセイに書き下ろしたのがこの「嘘つき・・・」だ。懐かしいプラハの小学校を訪問し、さらにブカレストまで旅して「嘘つき」アーニャの消息を尋ね、ユーゴのベオグラードではヤースナ一家のアパートに招かれる。1989年のベルリンの壁崩壊とソ連邦崩壊と共に、どこの国も民族主義が復活して混乱と紛争が起こり、米原は激動の現状を見てまわる。
 私が1976年にヨーロッパ一人旅をしたときには、イタリア経由で夜行列車でユーゴスラビアを訪問しているから興味も倍増した。ユーゴの大学に留学してセルビア語の専門家になろうと夢見たこともあったなあ。このエッセイの作者・米原万里は2006年、惜しくも56歳で早世してしまったが、すばらしいエッセイストで小説家で、東京外語大ロシア語科の最も優秀な私の後輩の一人だった。
2018/02/19 (Mon) 0:39


You may read whichever book you like. 「君の好きな本ならどの本でも読んでいいよ。」
You may read whichever book you like. 「君の好きな本ならどの本でも読んでいいよ。」
2018年2月15日(木)裾野市民文化センターにて 
「リフォーム」
 我が家のリフォーム工事がやっと終わった。両親が使っていた平屋の方は、私が御殿場南高に転勤した時に中古で購入した物だからすでに築50年近く経っている。大工さんがぶかぶかの床を開けてみたらシロアリであちこち食われていてビックリ。予想以上に老朽化していたけど部分改修ですましてなんとかしばらくは応接間として使用しよう。少人数ならUG会の教室としても使える。
 今住んでいるのは35年前その隣に増築した2階家だけど、家内の脳卒中や骨折もあって階段の上り下りが難しくなった。1階のリビングをベッドルームに変えて生活の中心にし、衣類ダンスなどを2階から母屋のリフォームした部屋に移すことにした。玄関脇の壁をドア1枚分ぶち抜いたらうまい具合に隣家の部屋と小階段ひとつでつながったよ・・。

 3年生MIさんは前回、接続詞ifを使わない「仮定法」の英文を和訳した。「早稻田大」では「誤りの指摘は子供に対しても礼儀が必要だ」という趣旨で、To have said it right away would have seemed like too severe a correction. 主語は完了形の不定詞で「すぐに正解を言ったことは」だけど、述語で「厳しすぎる訂正のように思われたであろうが。」と「仮定法」の動詞があるから、「すぐに正解を言ったとしたら、それは・・」と「条件」として和訳できるとよかった。先週宿題にしてあったTOEICの問題をやってきたので採点してみたら適語選択では70%正解だし読解問題もほぼ満点だった。今日も続きをやってみたら短文の読解でどれも正確に解答できたね。入試の好結果を楽しみにしてるよ。
 1年生TAさんは前回、「関係代名詞」を勉強して英作文にも挑戦した。「私が今一番欲しいものは自由な時間です。」はThe thing is free time. とI want it most.の2つに分析し、それを関係代名詞でつなげるにはitをwhichに変えてThe thing which I want most is free time. とすればいい。そのThe thing whichを一語でwhatと言い換えるのだ。今日は更に一歩すすめて「関係副詞」を勉強した。代名詞のhe、his、himの代わりになるのが「関係代名詞」であるのに対して then やthereなどの「副詞」の代わりに使うのが「関係副詞」when、whereなんだね。よく見るとスペルのtがwに変わっただけでしょ。さらに「理由」にはwhy、「方法」にはhowでつなぐ。
 1年生KA君も「関係詞」の上級編に入って「複合関係詞」を勉強した。One who says that is a liar. 「そんなことを言う人は嘘つきだ。」なら普通だけど、文頭を Anyone who・・にしたら「・・人はだれでも・・」となるね。その2語を1語でWhoeverに置き換え出来る、という話だ。「複合・・」とは-everのつく関係詞ということ。You may read whichever book you like. でも ・・any book that you likeと同じだから「君の好きな本ならどの本でも読んでいいよ。」となる。しかしこの-everはもう一つ別の用法があってややこしいよ。しかし途中にかならずカンマがあるから後半の文を修飾する働きだと分かる。Whoever comes, don’t open the door.「誰が来たとしても、ドアを開けてはいけない。」 尾上

(追記)このリフォームはほんの一部改修。経費節約のために内装工事は自分でやったらいいですよ、と大工さんが言うものだから、DIYつまりDo It Youself 「日曜大工」で楽しみながらやってみよう。ホームセンターに立ち寄ってはあれこれ物色している。床と階段の塗装は何色にしようか?マロン色かチョコレート色か。壁紙は職人に頼まなくてもシロウトでも出来るように糊つきの便利なものが10mや15m単位で売っている。
 2階家を増築したときにはひどいペンキ屋でいやな思い出がある。工事中私が三重県に研修出張して3日ぶりに帰宅してみると、本棚も階段や床もとんでもない色に塗られていておどろいた。色見本から明治時代風のマホガニー色を指定してあったのに明るいオーク色で勝手に塗ってあったのだ。「乾けば黒くなります」なんて言いつくろうから私も怒り狂って、その塗装屋の職人を呼びつけて全部塗り替えさせたよ。
2018/02/15 (Thu) 23:24


ルール A and A' (同じ種類の単語を探せ)
ルール A and A' (同じ種類の単語を探せ)
2018年2月11日(日) 御殿場市民会館にて 
「ふじあざみライン」
 韓国の平昌で冬期オリンピックが始まったね。現地はものすごく寒いらしい。御殿場でも例年になく寒い日が続く。それでも心身共に健康でいるためには外に出よう。「須走登山道」は積雪の具合はどうだろう。1日の夜に降ってから1週間たつのでそろそろ「ソリ滑り」の頃合いかな。青空も広がったので須走に行き「道の駅」に駐車して、プラスチックのそりを片手にゆっくりと登り始めた。
 富士山頂に向かってまっすぐ伸びる松並木の広い県道「ふじあざみライン」は、積雪で真っ白だけど自衛隊や一般車がしっかり踏み固めてある。積雪と凍結のため「進入禁止」の標識が立っていても、半開きのゲートを抜けた車が数台登ってきた。5キロほど先のゲートで終点なのにね・・・。

 3年生も今は私立大学の入試のまっただ中。そろそろ合格発表もあって一喜一憂の日々だね。最後に早稻田と慶応の入試が終わるといよいよ25日に国公立の前期試験が始まる。
 3年生EN君はM大学の合格をひとつ決めた。入学手続きは全ての受験校の発表が終わってからでもいいそうだ。入試が終わっても大学が始まるまで英語の勉強を忘れずに続けたいという。それで今日はTOEICの筆記問題を三分の一だけやってみた。英文の読解力は得意だけど前半の語彙力の問題40題がなかなか難しかったね。英文和訳では Let his occupation be what it may, he must devote himself to it if he is to succeed. が難しかった。前半は「命令文」の形をとって、「自分の仕事がどんなものになってもいいよ」という意味から、「どんなものであろうとも・・」という「譲歩」の働きになっているんだね。後半は「成功したいと思うならその仕事に集中しないといけない。」if 文の中で is to〜は「意図、〜するつもり」」を意味するよ。
 2年生のOSさんは「無生物主語の文」を勉強した。「人が人に〜させる」なら普通だけど、英語では「物事が人に〜させる」という文も普通に言うので、日本人には違和感がある。「プライドが許さない」なんていう特殊な例もあるけどね。人の代わりに「無生物」が主語になる文をまとめて勉強した。動詞のmake(〜させる)のほかに enable(可能にさせる)prevent(不可能にさせる)remind(思い出させる)などの使い方を勉強した。入試の英文和訳に挑戦して今日はルール A and A'を覚えた。どことどこがandでつながるかを見極めると正しい和訳が出来る、ということ。
 AOさんが教室に顔をだして、今日の課題プリントを受けとって帰った。もうすぐ期末試験なので、合間に自宅でやってきます、ということだった。
 1年生ARさんは前回「不定詞」をつかう200語ほどの英文を読んだ。「人の死を予言する魔術師」の笑い話だった。最後のオチが難しかったかな。 The king said that everything must be done to make him live as long as he could. このhimもheもmagicianのことだから「王様は、その魔術師をできるだけ長生きさせるためにあらゆることをしなければならない、と言った」 as〜as he couldはas〜as possible と同じく「できるだけ〜」だったね。make him live longのmakeは「使役動詞」で「〜させる」の意味。今日は「関係詞」の用法の上級編で、「関係副詞」when、where、why、howの用法を勉強した。関係代名詞のwhatも「こと」「もの」と訳す場合に加えて、what Japan is today「日本の今日の姿」のように「すがた」と訳す場合も覚えておこう。 尾上

(追記)ユネスコ文化遺産のひとつになった須走の「浅間神社」から登山道は始まる。松並木をまっすぐに3キロほど登ると、いよいよカーブが始まり「旧登山道」の標識が立っている。自動車道の「ふじあざみライン」はジグザグに登って行くけど、旧登山道はまっすぐ原生林の中へと入っていく。地名を「凸凹山」と言って標高が1120mだそうだ。「金時山」とほぼ同じだね。
 カーブにはコンクリートの白い壁が立っていて巨大な「ふじあざみ」の花と野鳥の絵が描かれている。ここまで80分ほどの登りで適度に汗をかいていいトレッキングができた。富士山は笠雲の中だけど振り返ると青空の向こうに箱根の山並みが見える。雪山の静寂の中で気分は最高だ。さあ、下りはそり滑りでスイスイと。
2018/02/11 (Sun) 23:37


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