高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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There is no denying〜「〜を否定することができない」
There is no denying〜「〜を否定することができない」
2018年1月18日(木)裾野市民文化センターにて 
「ワカサギ釣り」
 快晴の日曜日、寒いけれど標高1000mの山中湖に行ってお気に入りのガーデンレストランPICAでおいしいパスタを食べた。食後は日当たりのよい湖岸に駐車してのんびり車内で一眠り。富士山と真っ青な湖を眺めていると、桟橋に大きな船からを下りてくる釣り人たち。近づいてクーラーボックスの中を見せてもらったらワカサギが一杯だ。「ドーム船」に相乗りして暖房完備の船の中で釣りをしたそうだ。乗船3時間で300匹も釣った人がいるよ。
 昔はもっと寒い日が続いて湖面が全面凍結することもあってバイクで横断したり走り回る人もいたとか。シベリアのバイカル湖のように凍結した湖面に穴を開けてワカサギ釣りができたと聞いた。温暖化の今はドーム船で沖に出て船底の穴から釣り糸を垂れるそうだ。釣った魚は宿でテンプラにしてもらう。家族連れやグループ旅行にいいな。一度やってみるかな・・・。

 センター試験が終わって4日たった。自己採点の結果を複数の大手予備校に送って、集計された全国規模の合否判定結果が担任と受験生の手元にそろそろ戻ってくる。そのデータを基に高校では「判定会議」が盛んに実施されるだろうな。今年の「UG会」3年生は6人。どうだっただろうか?
 MIさんは前回「動名詞」を使う英文を3回文まとめて和訳した。どれもほとんど正解が出せていた。難しかったのは When we read the lives of great men we cannot but be struck by the manner in which all kinds of experiences that might in themselves seem to be random are utilized in the long run. で、「偉人の伝記を読むと、それ自体はばらばらに思えるようないろいろな経験がすべて結局は活用されている生き方に感動しないわけにはいかない。」関係詞節の中にさらにthat 節も組み込まれている。今日は上智大の過去問をやってみたら、語句整序も長文の適語補充の問題も70〜80%正解だったね。
 SEさんは前回「仮定法」の英文で I think I could be justly blamed if I saw only people’s faults and were blind to their virtues. が難しかったね。「もし人の欠点だけ見てその美点を見ていないとしたら・・」という「仮定」の話だ。前半はjustlyが動詞ではなくて文全体を修飾するとわかれば、「わたしが責められても当然だろう」 副詞のjustly (正当に)はIt is just that〜(正しい)の意味だ。名詞はjustice(正義、正当)だから。今日はセンター対策に代わって「私大対策」の長文問題をひとつやってみた。立教大の「コンピューターの人工知能AIの進歩によって、人間がユニークな動物であるという観念が揺らいでいる」という65行の面白い英文を読んだ。パラグラフの順番に少し読んでは設問に答えるというやりかたでいいね。志望大学の問題にもおおいに挑戦しよう。
 KI君は前回「仮定法」の表現を使う英文を頑張って和訳した。「和歌山大」の英文は「もし動物が話せたら」という少し難しいものだったね。 Justice would be more properly served if animals could give testimony. 「もし動物が証言することが出来れば、裁判はもっと適切に行われるだろうに。」 不定詞の慣用表現でTo do him justice, 「彼を公平に判断すれば」もあるけどここでは「裁判」の意味。KI君も立教大の同じ問題を解いてみた。合格点はとれていると思うよ。
 1年生のKA君は前回「動名詞」の勉強だった。プリント2枚目の慣用表現は上級編で8つも代表的な例文が載っていたね。There is no denying〜は「否定することができない」の意味でWe can’t deny〜 とか It is impossible to deny〜というのと同じなのだ。日本語のことわざ「覆水盆に返らず」は英語ではミルクに変えて It is no use crying over spilt milk. という。「こぼれてしまったミルクについて泣きわめいても無駄だ。」という意味。今日は「不定詞」をやった。なかでも「不定詞の意味上の主語」が一番やっかいかな。It is dangerous/ for beginners to ski here. は斜線の後が本当の主語になっているから「初心者がここでスキーをやるのは危険(な事)だ。」と訳すのに対して、It was careless of you/ to miss the last bus. 「最終バスに乗り遅れるとは、君は不注意(な人)だったね。」では前半だけで You were carelessの意味になる特殊な文だ。to 以下がその判断理由になっている。
 1年生のTAさんは前回200語くらいの笑い話を読んで内容理解度をチェックする問題がほぼ正解出来た。「文型」の問題では @ I found the book easily.とA I found the book easy. の違いが見抜けなかった。@はeasilyが「簡単に」の副詞でSVOMの第3文型「簡単にその本を見つけた」。Aはeasyが「やさしい」の形容詞でSVOCの第5文型「その本がやさしいと思った」。findにも2つの意味があるんだ。今日はTAさんも「不定詞」を勉強した。中学ではIt is necessary for you to get up early every morning.は、「・・・はあなたにとって必要だ。」と訳すと教わってしっかり頭にすり込まれているね。しかしこのfor youはto get up の主語の働きなんだね。「あなたが起きることは・・・」と覚え直そう。不定詞にも「意味上の主語」が付けられるということだ。
 月曜日の夕方、裾野教室のKA君から電話で「今日は三島教室に振りかえてもいいですか?」とあったので、「今週15日から2ヶ月間三島教室は閉じたのでゴメンナサイ、」と返事した。裾野か御殿場のほうに来てください。ブログ日記もしばらく日曜、木曜の2回になります。尾上

(追記)夕陽を追いかけて北岸の「長池公園」に行ってみると10mほどの長い木に飾り付けをして男たちがなにか準備中だ。この14日は山中湖村で「どんど焼き」の日だったのだ。高い御神木に白紙や赤紙の飾り付けをして、お正月のしめ縄や門松・書き初めなどを燃やす行事だ。30mもの高さの御神木もあるらしい。わが家の近所の田んぼでもささ竹を束ねて10mくらいに組み上げていたなあ。
 もう太陽が富士山の左肩に沈みかけている。今日は南アルプスの白い峰々も見えたけど、雲ひとつない快晴の空にダイヤモンドのような後光が広がったよ。素晴らしい!これが山頂に沈む光景を「ダイヤモンド富士」というけど、それはまだ2週間先のこと。
2018/01/18 (Thu) 23:50


二重否定の構文never〜without –ing・・
二重否定の構文never〜without –ing・・
2018年1月14日(日)御殿場市民会館にて 
「あづまはや」
 新年になって2回目の「金時山」へは足柄峠の登山口に回った。車は「足柄駅」の裏から山道に入り平安時代の「足柄古道」に沿って細い道をくねくねと上って行く。「足柄峠」まで登り切るとそこには戦国時代に北条氏が築いた「足柄城」の遺構が残っている。時間の余裕があるので立ち寄ることにした。
 「空海」が本尊を祀ったという「聖天堂」の前に白いポールが立っていて「あづまはや・足柄峠」と書いてある。古代に「日本武尊」(倭建命・ヤマトタケルノミコト)が東国征伐からの帰途この峠に至って、妻を恋しく思い「吾妻」の意味で口にしたのが起源で「ひがし」を「あづま」と言うようになったとか・・・。

 センター試験2日目は今日、数学と理科を実施した。問題と解答が新聞紙上に転載されたし、代ゼミなどの予備校がネット上でも公開した。明日はどの高校でも自己採点の時間を設け、大手予備校のアンケートに答えて全国の受験生のデータをもとに、志望校の合否判定ABCDEを待つことになる。25日からの志願期間までに志望校を最終決定しないといけない。
 3年生EN君はセンターの英語で第5問をミスしたと残念がっていた。いつも90%以上を確実にとれていたのによほど難しかったんだね。きっと他の受験生も同じ思いじゃないかな。前回は「動名詞」の慣用表現を使う英文を和訳した。Well, talking of coffee it helps to keep us awake when we need to be alert, but it also prevents us from falling asleep when we badly need our sleep, doesn‘t it? 冒頭の部分は「ところで、コーヒーと言えば・・」の分詞構文を見落としたね。it also preventsは前文のit helpsに対して「さらに」と付け加えているから、「用心する必要のあるときにはずっと目覚めさせてくれるけど、眠りがどうしても必要な時には眠らせてくれないこともあるよね?」
 2年生MU君は「否定構文」で二重否定を勉強した。構文としてnever〜without –ing・・は必修だ。「〜するときは必ず・・する」のように、否定ではなく肯定文に置き換えて訳した方がいい場合がたくさんある。They never meet without quarreling.の二重否定の文はWhenever they meet, they quarrel. (会えば必ずケンカする)のように「肯定文」で言い換えが出来るといいね。We never watch television without being influenced by it.も「テレビを見ると必ずその影響を受ける。」という意味だ。
 新加入の2年生OSさんは「比較構文」が一通り勉強できたので今日から「否定構文」に入った。「部分否定」(すべてが・・・とは限らない)と「全否定」(すべて・・・でない)の違いを区別するには、100%を意味するevery、both、all (形容詞、代名詞)やalways、necessarily、quite(副詞)をしっかり覚えよう。これらは否定文の中で使うと100%を否定する(全部が〜とは限らない)だけで、0%を意味する「全部〜ではない」「全く〜でない」にはならないということだ。後半はnot A but B やnot only A but also B の構文も勉強した。
 同じく新加入の1年生ARさんは前回「動名詞」のプリントをやったら解答作業がとても早く理解も正確なので、さらに「態」の単元もやってみた。「その市長は多くの人たちに尊敬されている。」の部分英訳では The mayor is looked up to by a lot of people.が正解だけど、進行形でis being looked〜 と書いて失敗した。外国人の日本語教育では「〜ている」は「テイル形」の動詞として扱い、@「今〜」なら現在進行形、A「いつも〜」なら現在形、B「もうすでに〜」なら現在完了形の動詞に相当する、と教えるよ。今日は「不定詞」を勉強した。高校ですでに勉強したからどの問題もよくできた。「目的」(〜するために)と「結果」(〜してその結果・・)以外にも、happy、sorry、surprisedなどの「感情」の形容詞の後にある不定詞はその原因になるから「〜して」と和訳するとよい。stupid、foolish、luckyなど人を評価するような語句の時には不定詞は「判断の根拠」になるから「〜するとは」とか「〜するなんて」と和訳する。
 明日の「三島教室」はありません。参加者の3年生と1年生にはご父兄にも承諾がいただけたので、木曜日の裾野教室に出席していただけるようになりました。3月末の月曜日に再開する予定です。 尾上

(追記)鎌倉時代に箱根に街道が移るまでは、都からの旅人が沼津を出ると御殿場から足柄の竹ノ下に進み「足柄峠」を越えてから松田、秦野と今の246号線にほぼ沿ったルートで江戸の赤坂まで旅したそうだ。そのような旅人たちがこの峠で詠んだ歌が「万葉集」にたくさん収められている。
 県境を越えて少し行くと神奈川県立「万葉公園」に着く。「矢倉岳」を展望する尾根道にいくつもの石碑が建ててありこの峠で読んだ歌が彫られている。峠を反対側の関本に下る車道に沿って細い「足柄古道」が始まるのに気がついた。入口に「足柄明神」が祀られて「白鹿」の木造が立つ。この坂の守り神らしい。ここからは急傾斜になって「矢倉岳」の裾にぐんぐん降りていく明るい道だ。
2018/01/14 (Sun) 23:45


「公式 A and A’」
「公式 A and A’」
2018年1月11日(木)裾野市民文化センターにて 
「須走道路」
 山登りやサイクリングで山梨県に行く時はなるべく混雑する138号線を避けている。埼玉や群馬に行くときにも東名よりはこの道で行く。中央高速と圏央道のほうが渋滞が少ないし。御殿場駅前から富士山に向かうまっすぐの県道をのぼり、「滝ヶ原」の自衛隊の駐屯地を右折して「アルカディア乗馬クラブ」の横を通るのが早くて快適だ。
 先週の朝は白い柵の中に放牧された馬たちと富士山の姿も絵になっていた。車はその先でいよいよ138号線に合流するのだけど、ここから「富士五湖周遊道路」に入るまでは「須走道路」というバイパスが突貫工事の最中だ。昔あった御殿場唯一の大学「富士フェニックス短大」がわずか10年で廃校し、消えた後に巨大なコンクリートの橋脚が建設されているよ・・・。

 明後日の13日(土)にはいよいよ「センター試験」が実施される。この地区の生徒は日大三島高校か富士市の「常葉大学」で受験するようだ。1日目は午前中社会、午後に国語と英語だ。最後のリスニングが終わったら18時過ぎだから外は真っ暗だ。長時間だから健康に留意してベストコンディションで実力を発揮できるといいね。
 MIさんは「センター試験」に備えて、第1問と2問だけを3回分やってみた。どれも2、3箇所のミスだけだったから本番でも90%以上は確保できそうだ。If you spend money freely, you may find yourself in a situation ( ) you can’t pay your debts. の空所に関係詞を入れる問題では、You can’t pay your debts in the situation.(そういう状況では借金が支払えない。)が前文につながるわけだから in which とやるか一語で where とすればいい。.
 SEさんは前回「動名詞のイディオム」を含む英文を和訳した。「神戸大」の英文で Noise is one of the aspects of environmental pollution that certain human beings come to tolerate. 「騒音は環境汚染の側面のひとつですが、ある人たちはそれに寛容になってしまうのです。」形容詞のcertainは補語の働きなら「確かな」でいいけど、後の名詞を修飾するときは「ある特定の」の意味だからsomeに置きかえ出来る単語だよ。
 KI君も同じ問題でほかの5問はほぼ上手く和訳できていたけど、この「神戸大」は難しかったね。「騒音公害」は難聴の原因になる、という話。This, however, does not prevent destructive physiological effects from taking place.「無生物主語の文」でもよくみかけるprevent A from –ingの構文で、「しかしこんなことをしていると、生理学上壊滅的な影響が起こるのを防げなくなってしまう。」
 TAさんは前回「津田塾大」の第5問が英文和訳で、While it might take you a full second to notice something out of the corner of your eye, turn your head toward it, recognize and respond to it, the same reaction to a sudden sound happens at least ten times as fast. カンマがたくさんあってずいぶん長い一文だね。でもandが何と何をつなぐか、「公式 A and A’」を思い出そう。そして and は noticeから respondまでの4つの動作をひとつの流れと見なさなくてはいけない。「目尻の外に何かあるぞと気づいてそちらに頭を向け、理解してそれに反応するのには一秒たっぷりかかるかもしれないが、突然の音に対しては同様の反応が起こるのに少なくともその10倍の早さなのだ。」
 1年生のKA君は「動名詞」を勉強した。しっかり理解できてたくさん正答が出せたが、-ingの前に「意味上の主語」がつく場合がなかなか難しかった。She insisted that I should accept her invitation, (彼女は私に招待を受けるようにと強く求めた。)を動名詞を使って言い換えれば She insisted on my accepting her invitation. となる。「受動態」の動名詞もあって Nobody enjoys being scolded.(叱られることが楽しい人なんてだれもいない。)や I don‘t like being laughed at by someone like you. (君のような人に笑われるのは好きでない。)のように言う。
 1年生のTAさんは前回「助動詞」の勉強で「並べ替え」と「作文」をやった。「だれかがボクに風邪をうつしたにちがいない。」は、「昔」のことに推量を加えるので「助動詞+完了形」でいう。Someone must have given a cold to me. 今日は「不定詞」の用法を勉強した。意味は中学で@「こと」A「ための」B「ために」と覚えたね。Bの副詞用法はさらに「その結果」「〜して」(感情の原因)「〜するとは」(判断の根拠)の3つを加えないといけない。How stupid I was to leave my bag in the bus! 「バスの中にバッグを忘れてくるなんてボクはなんとバカだったんだろう」 尾上

(追記)御殿場では138号線の混雑を緩和するためにさらに西側にバイパスを建設するそうだ。今は山梨方面から中央高速と富士五湖周遊導路で快適にぐんぐん来て須走ICを出るといきなり渋滞に捕まる。わたしはいつも須走の街中に入り小山方面に逃げる。家にはすこし遠回りでも快適に早く帰宅できる。
 このバイパスは2年後のオリンピックの頃に一部完成するらしい。自動車専用道路もできて「新東名」や「東名」に接続できればますます「中央高速」との相互乗り入れが可能となって利用者が増えるだろうな。
2018/01/11 (Thu) 23:27


Would you mind mailing this letter on your way? (途中でこの手紙を投函して頂けませんか?)
Would you mind mailing this letter on your way? (途中でこの手紙を投函して頂けませんか?)
2018年1月8日(月) 三島ゆうゆうホールにて 
「リニアモーターカー」
 「九鬼山」の真下には「リニア中央新幹線」のトンネルが通っている、と地図を見て発見した。急峻な登山道を登って行くと時折木の間越しに、真っ白な橋脚の実験線が正面の「高川山」の裾に吸い込まれていき、そこに「県立リニア見学センター」が見えた。東京・品川―名古屋間は2027年の開業予定というからまだ10年も先のことだけどね。
 2・3年前「笹子」の山登りの後で、大学同窓の仲間と一緒にこの「見学センター」を訪問したことがある。ほんの10mくらいの長さだけど、模型のリニアモーターカーに乗せてもらえた。超ゆっくりだけど「磁気」の力で車体を浮かせて前進させるという仕組みをはっきり体験できて面白かった。運が良いとこのセンターを通過する猛スピードの実験車両が見られる日もあるらしい。時速600キロだというから空飛ぶジェット機よりも早い・・・!
 
 1年生のTAさんは前回「時制」に関する問題をやった。 My mother (cook) dinner in the kitchen when I came home.の動詞の形を変える問題で、「帰宅したら母が台所で調理していた。」は過去進行形でwas cookingとすればいいけど、もし「1時間前からずっと・・」だったら、She had been cooking〜for one hour・・のように「過去完了進行形」にしないといけない。今日は「動名詞」を勉強した。「〜すること」の意味だからI like to play tennis. はI like playing tennis. と言ってもいい。しかしどちらでもいいいのはlikeと beginの時だけで、中学で勉強したようにenjoy やfinish の後は動名詞〜ing しか使えない。さらに「気にする」のmindの後も必ず〜ingだけだ。ていねいなお願いでWould you mind mailing this letter on your way? (途中でこの手紙を投函して頂けませんか?)という。「投函するのが気になりますか?」という意味から理解できるね。
 3年生TAさんは11日(木)に振り替えしてお休み。きょうも一人だけだった。
・・・それで三島教室をしばらくお休みしようと考えています。今在籍は3年と1年の2名で、裾野市と長泉町に在住なので2人とも木曜日の「裾野文化センター」に切り替えても支障がないようならさっそく今週から実施したいと思います。
 11年前にこの「ゆうゆうホール」でUG会がスタートしてたくさんの優秀な卒業生を輩出したのですが、最近とくに今年度は三島地区で需要が減ってきたようです。三島や沼津ではどの予備校や塾でも同じように生徒数減で悩んでいるようです。少子化や世相の変化のせいでしょうか。3月末の月曜日にはもう一度「説明会」を計画して、新規加入の生徒を募集したいと考えています。「春期講習」についてはやはりこの大好きな「三島ゆうゆうホール」で実施する予定です。 尾上

(追記)「九鬼山」の登山で「大月」の近くまで行くからにはもう一つ目的があった。自作のコシヒカリの精米だ。これには富士吉田市の吉田高校の近くにある「クレイン農協」まで行ってコイン精米機を利用する。モミからの精米ができる機械は御殿場にも静岡県内にもないから峠を越えて山梨県まで行くしかないのだ。この日は、昨年秋に畑の仲間で収穫したコシヒカリがまだ15キロくらい残っていたので精米に出かけた。
 精米するとモミ殻と胚芽のヌカが落ちるから70%くらいに減ってしまう。「モミ」から精米してくれる「コイン精米機」は昔信州・松本に旅行した時に地元の農協で発見した。長野や山梨では美味しく食べるために収穫した「モミ」のままで保存する家が多いようだ。「食習慣」の違いで、静岡ではお米屋でも農家でも冷蔵庫で保存した「玄米」を必要に応じて精米してから販売したり食したりするよね。
2018/01/08 (Mon) 23:45


Nothing is as important as health. (健康ほど大切なものはない)
Nothing is as important as health. (健康ほど大切なものはない)
2018年1月7日(日) 御殿場市民会館にて  
「九鬼山」
 甲府市発行の「山梨百名山」の小冊子を昨年夏に「甘利山」の山荘でもらってからそのメモ欄に記入するのが楽しみになってきた。すでに富士山を始め45座(山の数)を登っているからもっともっと数を増やしたい。この冬の内に御殿場からアクセスしやすい低山をいくつか踏破しておこうかな、と思い短時間で日帰りの出来る1000m以下の山をいくつか検討した。
 昨日は朝から青空が広がって百名山の18番目「九鬼山」に登ったよ。このあたりは江戸時代「九鬼(くき)氏」の所領だったそうだ。富士急電車の「大月」の手前の「禾生」(かせい)駅が起点で「愛宕神社」横の「登山口」に駐車して出発だ。滑りそうなかなり急な斜面を登り続けて80分、北側が開けて展望のよい山頂に着いた。いままでに登った「大菩薩峠」や「雲取山」などたくさんの山々が眼前にパノラマになって懐かしい・・。

 3年生EN君は前回「動名詞」を使った英文を和訳した。「玉川大」のMy father gave me some advice that I've been turning over in my mind ever since. でturn over the advice in my mindとは何か。イディオムとして知らなくても「心の中でその忠告をひっくり返してきた」ことは、きっと「じっくり考えてきた」の意味だろうと予想がつくね。センター対策は今日も90%とれたね。いよいよ今週土曜日の本番にしっかり実力を発揮してきてください。
 今月から新加入の2年生OSさんは、冬期講習にもさっそく参加して「比較構文」を集中的に勉強した。今日はその延長で「最上級」の意味になる文を「原級」や「比較級」の構文で表す方法を勉強した。Nothing is as important as health. (健康ほど大切なものはない)は原級のimportantを使ってHealth is the most important.の意味が表せているね。Nothing is more important than health. でも最上級と同じ意味が表せる。また逆に Health is more important than any other thing. と言ってもいいね。後半はsuperior やinferior のような-or で終わる比較級の形容詞の用法も勉強した。
 御殿場教室に1年生が今月から加入し一緒に勉強することになった。ARさんはかなり英語の理解力がありそうだ。まだ学校では教わっていないそうだけど「動名詞」をやってみた。パート(1)の基本と(2)の応用を一度にやってみたら短時間で解説を読みとって設問にほぼ正しく解答することができた。少々難しいけど She insisted on my accepting her invitation. (彼女は私が招待を受けるようにと求めた。)では動名詞 acceptingの「意味上の主語」my(又はme)も理解できたね。I don’t like being laughed at by someone like you. (君のような人に笑われるのは好きではない。)はThey laugh at me. という能動態の文を受動態に言い換えた時動名詞でbeing laughed at のようにいうことも理解できたね。尾上

(追記)「九鬼山」の登山口へのアクセスは国道に沿って流れる「菅野川」の橋を越えてから、今度は赤レンガ作りの橋の下をくぐるという不思議なルートだった。「落合水路橋」とよばれるこの美しい橋は「国の有形文化財」だそうだ。横浜のレンガ倉庫のような明治の雰囲気を残していて面白い。川の上で交差するようにもう一本の川が橋の上を流れているよ。それは運河のようだ。
 調べてみると今から110年前の明治40年、当時の東京電力が大月に初の水力発電所を作った時のものだった。昨年秋に大月の名勝「猿橋」に行ったとき見つけた「駒橋発電所」のことだ。自転車で国道20号線を走ったら見上げるような絶壁に巨大なパイプが何本も立っていた。落差が100mもあるらしい。その水でタービンを回し発電しているのだった。
 その発電用の大量の水をどこから引いたのか、そのナゾがじつは今回判明した。「禾生」駅の北にある「桂川」の取り水口から運河を引いてあの「落合水路橋」で「菅野川」を渡り、「九鬼山」の裾をゆるやかに流して山の下にもトンネルを堀り、最後に「猿橋」の急峻な崖のうえから一気に水を落としたのだった。かなりの大がかりな工事をやったらしい。このあたりの詳しい地図を見てみるととても面白いよ。
2018/01/07 (Sun) 23:45


「普遍文法」Universal Grammar
「普遍文法」Universal Grammar
2018年1月4日(木) 裾野市民文化センターにて 「UG会の教室」
 1年、2年生が各一名と3年生4人が熱心に参加して年末年始4日間の冬期講習が終わった。1月2日の「ゆうゆうホール」は全くの貸し切りで第2会議室の「UG会」だけだった。新年の祝いにたたく太鼓の音が表通りから聞こえてくるくらいでとてもよい環境だったね。3日はお正月恒例の「こども映画大会」で大ホールでアンパンマンなどの人気映画を上映したらしい。しかし子供たちの声があまり聞こえなかったな。
 ホールから出ると正面大階段下には真っ赤なワゴン車の「ラーメン屋」と「おもちゃ屋」が客待ちして手もちぶさたそうだ。せっかくなので美味しそうな「焼き芋」を買ってみた。ここは昔「三島公会堂」といって、私が所属した「駿河フィルハーモニー」の本拠地だった。今もホールのロビー壁には「開館10周年記念コンサート」の写真が掲示されていて、ベートーヴェンの「第9」でチェロを弾く私も写っているよ。
 そういう思い入れの強いホールの周囲をお正月なのですこし歩いてみた。いつもは夜の塾で真っ暗だから新鮮な発見があるよ。隣の「楽寿園」の正門の大きな門松の前に立つと、向こうの木立の陰に今いた3階の教室の窓が見える。振り返れば反対側は静かな公園「白滝公園」になっていてその中に池と川のせせらぎが美しい。好きだなあ、この水の町・・・。

 今日は新年の第1回目。裾野文化センターは年末が28日(木)まで、新年は4日(木)からということで今年は正月休みにせずに裾野教室が開けた。センター試験まであと1週間だから大事な一日だ。
 SEさんは前回「動名詞」の慣用用法を使う英文の和訳で、「玉川大」の問題で少しミスをした。Whenever you feel like criticizing anyone, just remember that all the people in this world haven’t had the advantages that you’ve had. ここは「〜したい気になる」のイディオムだから、「誰かを批判したい気になったらいつでも、」だね。後半は命令文で、 all 〜not が「部分否定」であることに気づかないといけない。「お前がもっている長所をこの世のすべての人が持っているわけではない、と思い出しなさい。」きょうもセンター試験の第1・2問をやってみた。語句整序は全問正解だったけれど発音問題で失敗したね。
 KI君は前回「動名詞」を含む英文を6題和訳した。ほぼどれも正しく訳せたけれど「福島大」は少々難しかった。Some of them I have visited again and again during the course of twenty years but never without seeing some evidence of human activity which had diminished or destroyed things I had come to enjoy. 前半は「倒置の文」で目的語が文頭に出ているね。「その美しい場所のいくつかには20年の間に何度も訪れた」。but の後のnever は I have never visitedの略だね。すると次のwithout –ingに気をつければ「二重否定の文」で、「〜するときは必ず・・・する」と訳せるね。「しかし、訪れたときは必ず、私が楽しみに来た見どころを、削ってしまったり破壊してしまった人間活動の何らかの証拠を目にしたものだ。」
 1年生のKA君は前回「助動詞」のwouldにはたくさんの意味があることを勉強した。willが時制の一致で過去形wouldになっただけの他に、「拒絶」のwouldn’t〜(どうしても〜しようとしなかった)や「習慣」のwould often〜(よく〜したものだ)、「ていねい」のwould you〜(〜してくれませんか)などをしっかり覚えよう。今日は「受動態」を復習した。「態」の書き換えはほぼ正確に出来ていたけど、助動詞が含まれる能動態の文を「受動態」に変えるには注意が必要だ。must pay〜 は 〜must be paid のように。尾上

(追記)2007年春、三島ゆうゆうホールで「高校英語UG会」を立ち上げてからもうすぐ11年になる。沼津東高校で定年を迎え、退職後も再任用されて東高で1年、小山高で1年を過ごした時、昔の同僚YO先生から誘われ「三島進学ゼミナール・高校部」の講師を依頼されて三島の本部校舎に通うようになった。韮山高校や伊豆中央高校の生徒を大勢教えたよ。
 しかしまもなく採算のあわない高校部が廃止と決まって、YO先生が沼津で独立するというので、私もそれにならって三島で独立することにした。まず教室をどこに借りるか?以前に所属した「オーケストラ」や吹奏楽のコンサートで利用した「ゆうゆうホール」が駅にも近くてその会議室が最高の施設と思った。子供の時からなじみのある「楽寿園」の隣だしね。
 塾の名前を「UG会」とした。大学時代からずっと40年も勉強を続けてきた「生成文法」を生かした教え方をしたい。米国のMIT教授、チョムスキー博士の提唱する「UG理論」を英語指導に応用しようと考えた。それは世界中の言語に共通の「普遍文法」Universal Grammarを探求し確立しようという夢だ。高校時代に2年間お世話になった「Z会」のようなていねいな添削と一対一の会話形式をメインにしようと。
2018/01/04 (Thu) 23:08


あの「鯨の公式」も簡単だ
あの「鯨の公式」も簡単だ
2018年1月2日(火) 三島ゆうゆうホールにて 「初日の出」
 新年明けましておめでとうございます。こんなに暖かで雲ひとつない青空のお正月は近年なかったね。わたしは今年も「金時山」の頂上で初日の出を拝んだよ。「明神ケ岳」の向こうに房総半島の山々が連なってその上に黄金色の太陽が静かに浮かび上がった。空を真っ赤に染めて富士山も「紅富士」だ。見つめる私たちの顔も真っ赤。皆で一斉に叫んだよ。バンザイ!バンザイ!バンザイ!
 今回168回目を記録したけど、年に一回この日だけは我が家から山頂まで12キロを歩き通すことにしている。自分の体力と気力を前年と比較することができるでしょ。今回も夜中の2時に出発して「二の岡神社」に初詣してから国道を歩き始め、4時には「乙女峠」の手前に着いた。隣家の青年TA君とは昨年のようにここで待ち合わせ。
 そこからは2人で峠に上がって「長尾山」へ一気に登る。1時間もあって一番きつかったけれど、その後はほぼ尾根歩きで「前猪鼻山」を越えて6時過ぎに「金時山」山頂に着いた。また1年老いたけれどまだまだ気力は十分だよ・・。

 「冬期講習」も3日目が終わった。参加者6名のうち3年生は4人。「センター試験」の全6問をやると80分もかかってしまうので、「グラフ」や「広告文」などを正確に読み取らねばならない3問と4問を省略することにした、実際の受験でも3と4は飛ばして後で残った時間でじっくりやるといい。EN君、SEさん、MIさん、TAさん共にしっかり実践力を身につけて、70〜95%の立派な正解率を維持できているよ。
 その後は「私大対策」として「青山学院大」の過去問を解いてみた。かなり長い英文だけど、2〜3パラグラフを読んだら設問の方に目を向けて、解ける問題があるかを調べると良いね。10〜15題の設問は長文の流れに従って設けてあるし問題文も明瞭で迷うことはない。
 OSさんは1月から新加入の2年生。この冬期講習にさっそく参加してくれたので、「比較構文」を集中的に勉強することにした。学校の冬休みの「課題」もまさにここがテスト範囲になるからじっくり取り組んでおこう。比較構文のas やthanが「〜とくらべて」の意味の接続詞であることをしっかり覚えたね。こうして理解すればあの「鯨の公式」も簡単だ。文法がわかればただ「暗記せよ!」よりも記憶に定着しやすいでしょ。
 1年生TAさんは2学期にやった「文法」を復習し応用するような「総合問題」を毎回2つやった。「現在分詞と進行形」「過去分詞と受動態」「助動詞」のある長文を和訳し、日本語を英訳した。正確な解答のしかたが分かって自信がついてきたね。 尾上

(追記)6時ではまだうす暗いけど山頂は人々の快活な話し声で大賑わい。狭い山頂に200人以上はいそうだ。「大湧谷」の地震と噴火騒ぎが収まって団体登山がふえたし、最近の登山ブームでテレビ番組の紹介もあって昨年よりもずっと多い感じだ。2軒ある山小屋もお客で一杯。いつもの「金時娘」の小屋の方に立ち寄り朝食に「おしるこ」を注文した。85歳の「金時娘」妙子さんは骨折入院中で不在。かわりに中3の孫娘が注文係をやっていた。「高校受験なのに・・・」と父親のお手伝い。
 金時山頂は小山町と箱根町の県境になるので、「日の出」と同時にそれぞれの町の職員が記念品を配り始めた。これは私たちの登山の楽しみのひとつでもある。小山町は「まさかり」担いだ金太郎のバッジ。箱根町は干支の「犬」がスタンプで押された小さな木札の「絵馬」だった。こんな美しい元旦の朝はめったにない。今回が3度目のTA君、「来年もまた一緒にお願いします・・」
2018/01/02 (Tue) 16:05


There is no telling 〜は It is impossible to tell〜と同じ
There is no telling 〜は It is impossible to tell〜と同じ
2017年12月28日(木)裾野市民文化センターにて 「懐かしの彦根城」
 日曜の夜、テレビなんか見てるヒマは高校生にはないだろうけど、NHKの大河ドラマ「おんな城主直虎」はひさびさに面白くて、私は毎回録画予約しては塾のない日にみていた。その直虎が育てた先代藩主の遺児虎松こそが「彦根城」初代城主、井伊直政になったんだね。「関ヶ原の合戦」でたいした武功をあげ、徳川四天王のひとりとして京の都を守る防衛拠点「彦根」に城を築いたという。
 彦根城には昔まだ改修中だった頃に家内と旅行したことがある。冬休み中の訪問でこの城の中の庭園「玄宮園」の旧家(写真の手前)に宿泊できたのは幸運だった。白鳥が泳ぐ池にせりだすように建てた茅葺きの一棟が宿泊施設に提供されていたんだよ。幕末の大老・井伊直弼が生まれ育ったという家に泊まれて貴重な体験だったし、翌朝は突然の雪でこの庭園と池とが真っ白な銀世界に変わったのにはオドロキ・・・。

 3年生MIさんは前回、主語が残った「独立分詞構文」を含む英文を和訳した。「法政大」も「中央大」もほぼ正確に和訳できていたね。単に「間」を空けただけだけど、セミコロンの後の文は前文に「説明」や「理由」を加えるものだから、「すなわち」とか「なぜなら」と訳を加えると良い。それは声で読んだ場合ならイントネーションでわかりやすいのだけどね。今日も「上智大」の過去問をやった。
 KI君は前回「動名詞」の慣用表現を使う英文を和訳した。There is no telling what is the number of others which cannot be seen even through a telescope. 「望遠鏡を使っても見えないような星が他にどれくらいあるのかはわからない。」 There is no telling 〜はThere is no knowing〜と同じ意味で It is impossible to tell〜といいかえできる。 今日のセンター試験問題は安定した力を見せてくれたね。
 SEさんも前回「動名詞」をつかった英文の和訳で「神奈川大」が難しかった。There is no telling that if we do all these things we will not have any diseases.では、if文が途中に割り込んでいることに気づけば、「もしこれらのことをすべてやれば病気にはなにもかからない、とは言えない。」となるね。今日のセンター試験は発音問題でケアレスミスが多かったけど語句整序も完璧で80%の安全圏に入れたね。
 三島教室の3年生TAさんが出席した。前回は「津田塾大」の過去問で和訳と英訳をやった。特にwhatの用法が注意を要する。疑問詞の「なに?」なのか、関係代名詞の「こと」「もの」なのかは前後の文脈で判断する。We find it hard to identify what it is about a particular face, a piece of music, or a building that makes it attractive.の和訳問題が難しかったね。It is 〜 that の「強調構文」で疑問詞のwhat(何?)が強調されているよね。「ある特定の顔、ある曲、ある建物に関して、それを魅力的にさせているものは何なのかをつきとめることは難しいと思う。」
 御殿場教室の3年生YAさんはセンター試験の長文問題に挑戦して第4問と第5問をやってみた。グラフが含まれた英文は日頃から慣れておく必要があるね。前回同様、発音問題にも取り組んで一緒に読んでみた。
 三島教室の1年生TAさんが出席した。今日は「受動態」の勉強だ。SVO(第3文型)とかSVOO(第4)、SVOC(第5)の中の目的語(O)を主語(S)にしたらどうなるの?という問題だ。能動態の動詞(V)が現在か過去か、主語(S)が単数か複数かで is かareかwas wereかが決まる。プリント2枚目では「助動詞」の後とか、「進行形」と「現在完了形」の動詞の時にとる受動態も勉強した。いくつかミスをしてもちょっとヒントをあげるとすぐに正解が出せたね。
 明日の朝から冬期講習が始まります。3年生5名、2年生と1年生が1名ずつで、計7名が「ゆうゆうホール」に集まります。学校の授業がない時期にスランプに陥らないように「冬期講習」でコンスタントに勉強量を維持し、1月の授業にフル回転で取り組む事が出来るはず。そして3年生は13日からの「センター試験」に勝利しましょう。 尾上

(追記)写真は最近のテレビ画面を写した一枚だけど、初めて「彦根城」を訪れたのはもう50年前の秋。富士市の吉原高校で常勤講師に採用されたばかりだった。まだ講師になって二ヶ月目なのに2年生の修学旅行に副担任として引率することになった。有名な城郭の「天秤櫓」に渡る「廊下橋」を見上げる城壁の前で撮ったクラスの記念写真が残っている。いまでこそ男女共学になっているけど、その当時は全員女子だけで「三島北高」「沼津西高」と共に前身は戦前の高等女学校の伝統を持っていた。
 大学を卒業して7月に受けた静岡県の高校教員採用試験の結果を待ちながら、まだ外語大の「聴講生科」に在籍していた。8月末になって突然「吉原高校」の校長先生から電話が入り、夏休み中に退職した先生の補充に2学期から常勤講師をお願いしたい、との話。まだこれから東京都の採用試験も受ける予定だったけれど、考えた末に生まれ故郷の静岡県で採用してもらおうと決意し、東海道線に乗って初めての「吉原駅」で列車を降りた。昭和42年、1967年のことだよ。
2017/12/28 (Thu) 23:47


 You should have seen the game. 「その試合を君も見れば良かったね。」
 You should have seen the game. 「その試合を君も見れば良かったね。」
2017年12月25日(月)三島ゆうゆうホールにて 「箱根でクリスマス」 
 クリスマスの朝だから箱根はきっと賑わっているだろうな、と期待して家内と「芦ノ湖」までドライブした。風もない暖かな日なのに予想に反して車の渋滞もなく外国人観光客の姿もいつもより少なめだった。「成川美術館」の前に建つお気に入りの「ベイカリー&テーブル」は1Fに「足湯」が設けてあって、店中のパン屋さんで買ったパンを食べながら、足湯を楽しむ人たちで一杯だった。桟橋を出入する遊覧船や湖畔を行き交う人々や犬たちを眺めるのは楽しい。
 3Fのレストランに上がってカウンターに座ると、大きな一枚ガラスの向こうに大きな芦ノ湖と箱根の外輪山が大パノラマだ。クリスマスのスペシャルメニューはないので「ビーフシチュー」と「カレー味ピラフ」を注文した。目の前の鉄板でステーキを焼いてもらってもよかったな・・・・。

 3年生TAさんと1年生のTAさんが木曜日に振り替えしたので、今日は2人だけだった。
 御殿場教室の3年生YAさんが出席して「センター試験」の第3問をやってみた。こういう易しめの長文をいつも読んでいるかが問われる。「日本は労働力不足を外国人に頼るべきか、否か」を議論して、3人の異なる意見をそれぞれ要約する問題だった。後半は以前に渡したプリントで「単語の発音・アクセント問題、直前総整理」を一緒に読みながら勉強した。
 裾野教室の1年生KA君も振り替えで参加した。先週に続いて「助動詞」の上級編をやった。need not〜、used to〜、would often〜、had better〜などは直後に「動詞の原形」をおく。もし「完了形」をおくと You should have seen the game. (その試合を君も見れば良かったね。)とか You need not have got there so soon.(そんなに早くそこに着く必要はなかったのに。)のように「昔」のことで後悔とか残念な気持ちを表現できる。 尾上

(追記)私のようにスマホでインターネットラジオを聞いている人にまだ会ったことがない。ニューヨークの摩天楼「エンパイア・ステート・ビルディング」の中にあるラジオ局WQXRでは、「クリスマス・ウイーク」に入った今月始めからずっと「ホリデイ・チャンネル」「ホリデイ・スタンダード」の2局を臨時に設けて楽しい曲を24時間流してくれる。Silent Night、White Christmas、Jingle Bells、I Wish You a Merry Christmasなどなど、おなじみのクリスマス曲を止めどなく惜しみなく聞かせてくれる。
 私は登山の間にもしばしばスマホをつけてニューヨークのライブを聞いて歩くよ。車の運転中もこのインターネットラジオが一番楽しい。最近はJBLという評判の良い音響メーカーのBlue Toothスピーカーを買ってカーラジオの代わりにしている。起きてから朝食の間はロンドンから放送する静かな曲ばかりの「スムーズ・クラシックス」を聞いている。昼から午後はもっぱら「オペラ」だ。「オペラヴォーレ」という局から24時間、次々とオペラのアリアが流れてくる。夜もニューヨークからジャズが流れてきてサッチモやエラなど大スターの枯れた歌声をじっくり楽しんでいる。
2017/12/25 (Mon) 23:59


success、advice、musicianは第2音節にアクセント
success、advice、musicianは第2音節にアクセント
2017年12月24日(日)御殿場市民会館にて 「年末の金時山」
 今年最後の登山にしようと、少々暖かな土曜日の午後また「金時山」に登った。今回は「足柄峠」に回ったら林道のゲート前には何十台もの車。「富士山」「湘南」「横浜」などナンバーが様々。登山ブームが戻ってきたね。木々の葉が全て散って枯れ木の林越しに、冬は花がないけど展望がとても良い。下山してくるおおぜいの人たちのなかにも顔なじみが見える。
 小田原の女性NAさんとすれ違い挨拶した。「今日も金時のお母さんの代わりに手伝いをしてきたの。明日また来るわ。」もうすぐ70歳らしいけどたいしたスポーツウーマンで、登山記録は2000回をとっくに越えている。「金時娘」の妙子さんが11月から大腿部骨折で「虎ノ門整形外科」に入院中なので、今日のように大忙しの土日は長男の秀峰さんにはありがたい助っ人だそうだ・・・。

 3年生EN君は前回「動名詞」の慣用表現を使う英文を8題も和訳した。どれもほぼ上手く和訳できたけれど、カンマの扱いでミスした。There are practically no people who can do that , except, maybe, a superman. 「そんなことが出来る人は実際にだれもいない。」の後は maybeの前後のカンマカンマが割り込みのカッコのことで、「たぶん、スーパーマンを除いては」と追加している。 I believe in a heaven, but not in a hell, in the next world. でも2つのカンマをカッコだと見抜けば正解。そこを切り取って後で追加しておけばいい。「私は来世に天国があると信じている。しかし地獄があるとは思わない。」今日は「立命館大」の英文が少々長めでSVの分析に苦労したね。
 YAさんはまず「センター試験」の1・2問をやってみた。今日の語順配列の問題は3問中2問正解でとても良く出来た。「なぜ最近はオフィスで働く人が少なくなっているの?」に対して Computers have made it possible for more people to work from home. と答えれば正解だ。不定詞の前に意味上の主語 for more peopleを挟むのが難しい。「コンピューターのおかげで、ますます多くの人が在宅勤務することが可能になったからだよ。」発音問題では日本語に入った外来語の発音に注意しよう。success、police、technique、advice、musicianなどはみな第2音節にアクセントがあるのに、日本人はサクセス、ポリス、テクニック、アドバイス、ミュージシャンなどどれも最初にアクセントをつけて読むよね。カタカナの外来語はほぼこうなるらしい。
 2年生のMU君は総合問題で「会話体」が難しかった。Would you mind my smoking here? 「ここでタバコを吸ってもいいですか」は mindは「気にする、いやがる」だから、OKならば「いいえ、気になりません」 No, not at all.と答えるのだ。今日から「否定構文」を始めた。第一回は「部分否定と全体否定」。中学でnot alwaysは「いつも〜するとは限らない」と覚えさせられたね。100%やるのではないから、「時にはやらないこともある」という意味なので「部分否定」と呼ぶのだ。もし「いつも〜しない」と訳したら「なにもしない」の意味で0%の意味になるね。その時は副詞のneverを使えばよい。それを「全体否定」と呼ぶよ。 尾上

(追記)昔定年退職後に1年間だけ講師を勤めた「小山高校」の前を通って急な坂を下ると「足柄駅」前に出て御殿場線の踏切を渡る。このあたりを「竹ノ下」と呼んで古戦場の石碑が建っている。ここで鎌倉時代後期に足利尊氏の反乱軍が官軍の新田義貞と闘った「竹ノ下の合戦」があった。戦死した兵士たちの亡霊が今も鎧すがたで坂を登っていくのを見た、という人がいる。800年も前のことなのに。
 足柄駅からスタートして「金時山」まで登山するコースは「足柄古道」と呼ぶ木立の中のうっそうとした細い路だ。江戸時代に今の箱根の路が整備されるまではここが東海道だった。「足柄峠」まで登り切ると「聖天堂」があってここにも「関所」があった。ここから「相模の国」にはいって「地蔵堂」までぐんぐん下っていき小田原に向かう。「箱根の関」から東を「関東」と呼ぶ切っかけになった。
2017/12/25 (Mon) 0:23


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