高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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命令文Do it at once. の受動態Let it be done at once.
命令文Do it at once. の受動態Let it be done at once.
2018年5月10日(木)裾野市民文化センターにて 
「ヤマシャクヤク」
 昨年、東京青山の「アップルストア」でタブレットのiPADを購入してから1年になった。WIFI専用だから自宅では居間・台所・浴室などを移動しながらもっぱらネットラジオでオペラやジャズをかけている。なにしろNYからのナマ放送で24時間途切れずにやっているから、起きてから寝るまで家中に音楽の流れる生活だ。よく飽きないわねえ、と家内があきれている。
 家の外ではカメラだ。いつもはこれを赤い皮のケースに入れて肩にかけて山に行く。畑仕事の仲間のひとりOKさんが持っていたのと同じものが欲しくて奥さんに頼んでもう一つ手作りしてもらった特注品だ。6日はGWの最終日で晴天続きもいよいよ終わりの予報なのでiPADを提げて裾野市須山の「黒岳」に登った。昨年より半月も早いけどピッタリ正解だった!大好きなヤマシャクヤクの素敵な写真が今年もまたiPADのアルバムに加わった・・。

 2年生TAさんは「不定詞」の慣用用法をたくさん勉強した。目的の「〜するために」はin order to〜かso as to〜を使う。結果の「とても〜なので・・・できない」は中学でも勉強したtoo〜 to・・・だけど、その逆に肯定で「・・・できる」の時には〜enough to・・・を使うよ。The problem of saving the forests is too important to leave only to the environmentalists.の和訳はほぼよかったね。「森を守るという問題はとても重要だから環境保護論者たちだけにまかせておけない。」
 KA君は前回「岡山大」の英文でThere is measure in all natural things ―in their size, speed or violence. の訳が難しかった。コロンやセミコロンと同じように、横棒の「ダッシュ」も一度そこで文を切って、前文の一部に説明を加えるために使うから「すなわち」と和訳しておくとよい。ここではin 〜と同じものが前にもあることに注目して、「すべての自然界の物事には適度というものがある。すなわち大きさにも速さにも激しさにも。」今日の「立教大」の英文でも・・・agricultural goods or natural resouces: cocoa, tea spices・・・の箇所にコロン(:)が使われている。その前文の追加説明なので、訳はそこで切って「すなわち」とか「たとえば」と和訳をつけ加えておきたい。
 MAさんは明日から中間テストなので、プリントは次週に延ばして試験対策に集中した。助動詞が英語の試験範囲で、特に「助動詞+have -ed」が難しいようだった。教科書の例文がわずかなので、ほかの例文をいくつか提示して理解力を高めるアドバイスをした。わかってもらえてよかった。
 1年生のSU君は前回、動詞の「現在完了形」have+-edを勉強した。「完了」だからすでに過去のことだけど「今」とも関係がある場合に使うもので日本人にはなじみがなくてなかなか難しい。「今までずっと〜してきた」(継続)、「今はもう〜してしまった」(完了)、「今までに〜したことがある」(経験)などの和訳に相当する。接続詞のsinceや前置詞のfor、副詞のalreadyやever、neverなどを伴うから見分けやすいよ。今日も中学の復習をやってみた。動詞の規則変化表はしっかり勉強した成果が表れていたね。進行形be+-ingの作り方ではbe動詞を落としてはいけない。「付加疑問文」の作り方も今日初めて覚えたね。何か発言のあとに、「それともそうではないの?」という意味で念を押す言い方なんだね。NZ(ニュージーランド)の中学では先生たち大人は使うけど、「丁寧にしゃべるとき」だから生徒たちは使わなかったらしい。その代わりに最近のアメリカでは「念を押す」のにはyou know?をやたらに使うようになったよ。
 YAさんは学校の試験対策を少しやってから今日の課題プリントで「態」に関する入試問題をやってみた。1・2年生で出てくる文法事項はほぼ80%理解できていたね。「命令文」の受動態の作り方は初めてだった。Do it at once. 「それをすぐやれ」は、Let it be done at once.「それがすぐやられるようにせよ」にすればいい。Letではじまる命令文にかわるのだ。ザ・ビートルズの名曲Let it be「なすがままに」もこれだね。 尾上

(追記)サファリパークへの少し手前を左折すると「山神社」に着く。「愛鷹山系」の人気コースの登山口で駐車場はすでにいっぱいだった。無人小屋の「愛鷹山荘」を過ぎるとたいていの人は左の「越前岳」1504mを目指す。わたしは右に折れてもっと低い「黒岳」1086mに向かって急傾斜を登る。杉林の中を半時間ほど登ると山頂だ。ここにお目当てのヤマシャクヤクが咲いているはずだけどな。
 手前の展望台の群生地ではまだ早くて開花は数輪だけだったのに、山頂に着いて富士山の反対斜面をのぞくとそこは秘密のお花畑だった。数人の若い登山グループは話に夢中で全然気づいていない。20輪ものヤマシャクヤクが今日一斉に「私のために」開花したかのよう。ラッキー!純白のボールが割れて中に黄色のオシベと紫の花芯が見える。まるで京都の和菓子のようだよ。
2018/05/10 (Thu) 23:53


「カンマカンマはカッコに入れよ」
「カンマカンマはカッコに入れよ」
2018年5月6日(日)  御殿場市民会館にて 
「淡島水族館のカサゴ」
 今年のGWはどうだった?私は「淡島マリンパーク」に初めて家内と船で渡ったよ。目の前に浮かぶ島だからほんの2・3分のことだけどね。乗船客には私たちのような年配者の姿が見えないし子供連れの家族はいるけど20代30代の若者の方が多いのは不思議だった。どうして「水族館」がこんなに若い男女に人気があるのかな?
 美しいカサゴの優雅な姿やアメフラシの不気味な肌に触れたりして童心に返ったあと、お決まりのイルカやアシカの曲芸もひさしぶりに面白かった。しかしあの若者たちはどうも別行動のようだ。皆一様にスマホと紙袋を手に淡島ホテルの裏のトンネルに入っていく。仲間でなにかわからない会話をしている。ベンチの男子に聞いてみたら、「体験型・リアル無人島脱出ゲーム」というイベントに参加しているのだった・・・

 3年生のOSさんは前回「動詞」の項目で和訳をやった。「早稲田大」の英文が長くてSV構造が判別しにくかったね。Those who look on history as just a record of famous people and events that are of little importance to people living now do not understand its true value. Those(人々)がSでdo not understandがVだね。「歴史というものを、単に有名人の記録とか今生きている人たちには大して重要でもない出来事の記録だと見なしているような人たちは、歴史の本当の価値が理解できないのだ。」今日は「時制」の勉強で入試問題に取り組んだ。
 2年生ARさんは前回「英作文」の入試問題で、「バスを乗り間違えるなんてあなたは不注意でしたね」は You were carelessでもIt was careless of you でもOK.さらに「間違ったバスに乗るなんて」と言い換えてto take a wrong busが正解。今日は「不定詞」で慣用用法をたくさん勉強した。「〜は言うまでもなく」to say nothing of〜、と単に「いうまでもなく」Needless to say, とを混同しないようにしよう。文中に挿入されたso to speak(いわば)は、直後の語句に対して「例えてみれば」の意味で使う。Nature always, so to speak, knows where and when to stop.では動詞knowsが「いわば」なのだ。
 1年生のKAさんは英作文で「助動詞」を勉強した。助動詞は「動詞を助ける」じゃなくて、「補助的な動詞」という意味で「文」全体に「話者の気持ち」を伝える働きだ。「ねばならぬ」のmustは「〜が義務だと思う」、「できない」のcannotは「〜が不可能だと思う」が本来の意味だ。それぞれにもう一つ発展した(拡張した)第2の意味がある。must「〜にちがいない」cannot「〜のはずがない」は「〜と思わねばならぬ」「〜と思うことはできない」が原義だと考えれば納得できるよね。
 MAさんは前回「態」に関する総合問題をやってみた。She bought her son a new sweater. はSVOOの第4文型なので、受動態に直すには「目的語」の「息子に」も主語になって「息子は〜を買ってもらった」となるからHer son was bought a new sweater by her. 今日は「助動詞」で和文英訳をやってみた。「カナはまもなくあなたと同じくらい速く泳げるようになるでしょう。」で、Kana will soon be able to swim as fast as you.が難しかったね。最後は〜as you (can swim fast)「あなたが泳ぐ速さと比べて」のことで「比較構文」の作り方がむずかしい。2学期以降に勉強するよ。
 KI君は前回「上智大」の英文を和訳した。「カンマカンマはカッコに入れよ」のルールを思い出せば骨の部分が浮き出してくる。Every European knows that wealth could only be acquired at the expense of other human beings,・・・ 「富は、ほかの人間を犠牲にしてしか獲得できなかったということをヨーロッパ人ならだれでも知っている。」さらにカンマの後にあるeither by・・・or by・・・(〜か〜かのどちらかで)はat the expense of「〜を犠牲にして」の説明だから単に追加しておけばいい。 尾上

(追記)「淡島」より少し先にあるもう一つの水族館「三津シーパラダイス」もそうだけど、様々な世代の客を呼び込もうと必死なんだね。若い女の子が彼氏を誘っていくのかな。以前に行ってみた「江の島水族館」では見上げるような巨大な水槽に泳ぐ魚たちの姿が魅力だしクラゲの展示も人気が高かった。沖縄の「美ら海水族館」にもいつか行ってみたい。大水槽のジンベエザメが有名だ。
 催しものの「ザリガニ釣り」をやってみた。スルメを糸の先につけて水中から引き上げるんだ。ただ釣るだけで食べはしないけどね。東京の小学校時代に近所の沼で友人とザリガニを釣ったなあ。60年以上前、今は人口密集地だけど杉並区高円寺の「青梅街道」のあたりは全くの田舎で森や沼があった。我が家も畑の土地の上に建てて庭の隅に肥溜めがあったのを覚えている。
 この日は三島のトヨタに行って先月購入した中古のクラウンを受け取った。同じ車種で色がシルバーからホワイトに変わっただけだけど前後左右キズだらけだったクラウンが新車同様にピカピカになった。ナンバーも9316(草色)から8716(花色)に変わった。それで試験運転のつもりで内浦の海岸まで走って行って、海鮮のランチにしようと「淡島」に立ち寄ったというわけ。船に乗るとは予想しなかったよ。
2018/05/06 (Sun) 23:39


It is・・for〜to〜の構文
It is・・for〜to〜の構文
2018年5月3日(木) 裾野市民文化センターにて 
「陣馬山のキンラン」
 やっと105回目のハイキング例会がいつもの4人全員で実現できたよ。3月末の計画だったけど「大雪」だとか「老人グループの遭難騒ぎ」だとか、個人的用事とのからみもあって結局1か月も遅れてしまった。「相模湖」の北側にそびえる「陣馬山」855mは、東京の「高尾山」とともに初心者でも登りやすくて一番人気がある。一人で何度も登った経験のあるTA君が今回はガイド役で、3人は東京・横浜・千葉からJR中央線の「藤野駅」に集合した。
 「この山は花の楽しみが余りないから尾上君にはつまらないかな・・」と言っていたけどどうしてどうして。薄いピンクのイカリソウが見頃で随所に群落をなし、チゴユリのかわいい白花と艶を競っていたよ。馬の背のなだらかな尾根道を3時間ほど登っていくと山頂の手前では黄色い房状の花を2株発見!なんとキンランだった。異常気象で半月も早く咲きだしたのか・・・

 2年生TAさんは前回SVOCの文型で「知覚動詞」の後に出る不定詞にはtoがつかないことを勉強した。「国学院大」の英文でIn modern zoos, people can see animals live in more natural environments.は動詞seeの後に「原形不定詞」のliveがあるから、「動物たちがもっと自然な環境で生活している様子を見ることができる。」となる。今日は「不定詞の意味上の主語」を勉強した。中学でもやったIt is・・for〜to〜の構文で、for〜が次の不定詞to〜の主語の働きをしているとみなして「〜が〜するのは」と訳そうという項目だ。英作文でも正しい文が書けるようになったね。
 MAさんは前回「完了形」を使って和文英訳をやった。「彼らは結婚してから7年になる。」はIt has been seven years since they got married. のほかにも言い方がある。「7年が過ぎた」なら、Seven years have passed since〜でもいいし、「7年間結婚した状態だ。」とも言えるからThey have been married for seven years.もいい。動詞marryは「他動詞」で「AがBと結婚する」は単にA marry Bでいい。A get married to Bも使えるよ。今日はtoo〜to〜や〜enough to〜など、不定詞の慣用用法をいくつも勉強して「立教大」の入試問題を和訳してみたらほぼ正解が出せたね。
 先月見学に見えた1年生のYAさんが今月から入会してくれた。英会話教室にも通って英語が大好きなようだから楽しみだ。一緒に張りましょう。高校は中高一貫校で英数国の進度がかなり進んでいるのでとりあえず高3のレベルでやってみることにした。今日はまず「時制」に関する文法・整序・作文と英文読解の問題に取り組んだらかなり正確にこたえることができたね。和訳ではより適切な日本語訳をめざして努力してほしい。最後の「同志社大」の入試問題は70行の長文で、難しくて時間不足だったけれどコツコツ取り組む姿勢が素晴らしかった。 尾上

(追記)「陣馬山」山頂のシンボルは巨大な「白馬」の像だ。50年前京王電鉄が観光名所にしようと建てたもの。白馬を背景にして記念写真をとるグループが順番を待つくらいに山頂は大賑わい。特に親子連れが多いなあ。昔から付近の小学校の遠足コースだそうだ。西に富士山、東に東京のビル街が展望できる360度パノラマの広い山頂には茶店が3軒もあって我々は人気の「なめこ汁」を注文し持参のお弁当にした。
 ここは「関東ふれあいの道」のルート上にあたり、すでに1都6県1665km全部を踏破して「認定証」を授与された経験のあるTA君には得意な山のひとつだ。ロシア語の力を生かして厚労省の臨時職員に今年も採用され、毎朝「霞が関」に通うTA君は健康のためほぼ毎週山に登る。ヘビースモーカーだった弟2人を先に亡くしたのでまずは禁煙し、山登りなどで「健康維持」に努力しているようだ。
2018/05/03 (Thu) 23:08


重要構文「It takes 人 時間to〜」
重要構文「It takes 人 時間to〜」
2018年4月29日(日) 御殿場市民会館にて 
「芦ノ湖でサイクリング」
 桃源台の「箱根ビジターセンター」で自転車を組み立てて芦ノ湖に向かって下って行った。船着き場の「湖尻」からは歩行者・サイクリング専用の道路で、「箱根園」のプリンスホテルまでアップダウンしながら静かな広い道を走って行ける。木々の合間にキラキラ光る湖面を見下ろしながら、急な上り坂は汗かいて押していけばいい。下りはスイスイと楽できるから。
 ネットラジオでドイツ語のオペラを聴きながら走っていると道端に一杯咲き乱れる黄色のケマンソウ。写真を撮っていると追い越した外人の若いカップルが振り返ってニコニコあいさつしてくれた。ドイツから来ましたという。この先にある「九頭竜神社」に行くのかな。恋愛成就の神様だそうで外国人も含めずいぶん大勢の観光客とすれ違った。
 「箱根園」を過ぎると豪華な日本建築の「ホテル竜宮殿」から先は芦ノ湖の湖岸を通る狭い自動車道でとても走りにくい。「山のホテル」と「箱根神社」の正面を通っていよいよ今日の終着点「東海道・杉並木」だ。近くのコンビニ店内でも湖畔の遊歩道でも外国人ばかりで大にぎわい。すれ違う人々の会話は中国語が一番多いな。箱根は本当に国際観光地だなあと実感する・・。
 
 3年生のOSさんは新しい文法・作文・読解の「三位一体」の入試問題集に切り替えてみた。今日のテーマは「動詞」で「自動詞」と「他動詞」を使い分ける問題だ。marry(〜と結婚する)、resemble(〜に似ている)、discuss(〜ついて討論する)、approach(〜に近づく)など、訳が「〜を」にならないけど「前置詞」をつけずに「目的語」をとる他動詞には要注意だね。しっかり覚えておこう。
 2年生ARさんは前回、和文英訳をやってみた。「彼女が自転車を修理するのに3時間かかった。」は It took her three hours to repair her bike. ここでは重要構文「It takes 人 時間to〜」を覚えておきたいね。It costs 人 金額to〜も「かかる」だから似た表現だ。今日は明日の英語テストのために対策勉強に専念。時折質問に答えてあげた。「結婚する」marryは「人marry人」で「他動詞」だ。受身でbe married to〜(〜と結婚している)は「状態」だからget married to〜といえば、marryと同じ変化の意味になる。
 1年生のKAさんは第4文型SVOOと第5文型SVOCの区別をさせる問題が難しかったね。The parents made her a doll.「彼女に人形を作ってやった。」He called me a taxi.「私にタクシーを呼んでくれた。」のように「〜してあげる」「〜してくれる」と和訳するとよい。第4文型はO(人)とO(物)が並んでいてこういう動詞を「授与動詞」と呼ぶこともあるよ。今日は中学でもやった「現在完了」を復習し、さらに「過去完了」や「未来完了」の考え方に発展する問題も解くことができた。
 MAさんは前回、英文「笑顔の大切さ」を全文和訳してみた。「代名詞」が指すものを正確につかんでしっかり和訳できていたね。今日は「過去完了進行形」という動詞の形を勉強して、We had been playing soccer for an hour when it began to rain. 「雨が降り始めた時には1時間サッカーの練習をし続けていた。」という文を並べ替えた。過去のある時点までずっと続いていた行為を表している。学校で教わる前にほぼ理解できてしまったね。
 KI君は前回「相関接続詞」の英文を和訳した。not〜but〜やnot only〜but also〜、〜as well as〜などを的確に見抜く勉強だがかなりうまく訳せていたね。セミコロン(;)は和訳をそこで止めて「すなわち」と和訳するとよい。短めの「間」をあけることで「説明」を追加しているから。今日は「動詞句」をいくつも覚えて「早稲田」の英文を和訳した。The tourism of the 21st century, which can be characterized as mass travel, will bring about major changes in the travel industry. SとVの間のカンマカンマの部分は「割り込み文」なので「注釈」としておこう。「21世紀の観光旅行は、一般大衆の旅行という特徴付けができるが、旅行業界に大きな変化をもたらすだろう。」 尾上

(追記)芦ノ湖の桃源台にある環境省の「箱根ビジターセンター」に行くと火山活動や野鳥・樹木・草花の情報がたくさん入手できる。ここで毎週金曜日に開催される「ミニ観察会」にはなんどか参加して、園内や芦ノ湖周辺の植物観察がとても勉強になった。野山の花の名前をたくさん教えてくれた職員の何人かとは長年顔なじみだ。今日は最長老で嘱託のKOさんに会うことができ、先日お借りした手作りの音楽CDをお返しした。
 私が所属していた三島のオーケストラに紹介して30年ほど前、箱根・仙石原で合宿し「文化センター」で演奏会を開いたことがあった。KOさんはそこの職員だったころからの知人で、私たちのコンサートのお手伝いだけでなく恒例の「箱根の秋・音楽祭」でも音響を担当して録音技術にとても詳しかった。退職後の今も「ホテル仙郷楼」でサロンコンサートをマネージメントしていて、そのバイオリン演奏会のCDを聞かせてくれたのだった。
2018/04/29 (Sun) 23:29


To tell the truth, 「本当のことを言えば・・」
To tell the truth, 「本当のことを言えば・・」
2018年4月26日(木)裾野市民文化センターにて 
「丹那断層を見た」
 三島のみずほ銀行に家内を連れて行ったついでに函南町の別荘地エメラルドタウンに住む友人のNA君宅を再訪した。隣接の別荘地ダイヤランドに展望のよいレストランがあると聞いていたのでランチを一緒にしようと提案した。400mの山の上だから晴れていれば富士山と駿河湾が真正面に見えるそうだ。薄曇りの天気だったけど素晴らしい展望は想像できたし期待通りのおいしいエビフライが味わえたよ。
 NA君宅でお茶をいただき楽しい時を過ごした後、おいとまして別荘地の急な坂を下って熱函道路に出た。車のナビを見ると「丹那断層」のマークがあるので気になって立ち寄ることにした。昭和5年、今から90年ちかく前に「北伊豆大地震」があってこの丹那盆地が南北に2mずれた痕跡がはっきりと残って地下にその地層を見ることができる。この断層はかなり大規模で箱根の「芦ノ湖」から中伊豆の「修善寺」にまで及ぶそうだ・・。

 2年生TAさんは前回「不定詞」の勉強で seem to〜(〜のようだ)やhappen to〜(たまたま〜だ)が「助動詞」のように、文全体に筆者の気持ち・判断を付け加える、と勉強した。「理科大」の英文和訳にも挑戦してほぼうまく和訳できていたね。今日はSVOC(第5文型)に使われる不定詞を勉強したwant人to〜(人に〜してほしい)とか believe人to〜(人が〜だと信ずる)のような文だ。特に「知覚動詞」see,hear ,feelの時や「使役動詞」make, let, have(〜させる、させてやる、してもらう)の時には後の「不定詞」にtoがつかないことをしっかり覚えよう。
 KA君は「不定詞」でIt is・・for〜to〜の構文を勉強した。for〜が「不定詞の意味上の主語」の働きだから「〜にとって」ではなく主語のように「〜が」と訳すとよい。ただしfor〜のかわりにof〜となる文型にも注意が必要だと勉強した。It is polite of this boy to greet me. はThis boy is polite to greet me. と同じ意味で「私に挨拶するなんて礼儀正しい子だ。」だから、不定詞が「挨拶すること」という名詞用法ではないことに注意。
 MAさんも不定詞の勉強で「独立不定詞」といわれるイディオムをたくさん勉強した。To tell the truth, SV〜「本当のことを言えば・・」のように、文頭に置いて、カンマから後の文全体に注釈を加える働きだ。Needless to say, も「言うまでもないけれど・・」となる。「岡山大」の英文でNature always, so to speak, knows where and when to stop.ではso to speak(いわば、例えてみれば)が「独立不定詞」で次の単語knowsに注釈を加えている。「自然が知っている」なんてはずはないからね。
 1年生のSU君は前回「中学英語」の復習をやった。「形容詞、副詞の比較」では規則変化の-er、-estやmore〜、most〜に対して、いくつかの不規則変化 good/well、better、bestなどをしっかりおぼえよう。今日は「受動態」(〜される)の作り方を勉強した。目的語を主語にした時には動詞をbe+過去分詞の形に変えないといけない。動詞の過去形、過去分詞形では「不規則な変化」をしっかり覚えないといけない。これは「受動態」でも「現在完了」でもいつも使うので早く覚えてしまおう。プリントに56語あるから中間テストまでには記憶してね。 尾上

(追記)NAさんとは外語大のオーケストラで一緒だった。今もバイオリンを弾き、三島フィルに所属してステージで演奏している。私も昔は同じ楽団でチェロを弾いていたから入れ替わりだ。インドシナ科でベトナム語を専攻し、卒業後は明治乳業に就職し東南アジアなどの海外勤務が長かった。最後にオーストラリアのメルボルン駐在を終えて退職し、富士山が望める自然豊かなこの伊豆に終の棲家を求めたようだ。
 タイ・バンコック駐在の時には中3の娘さんも一緒に移住した。おかげで「帰国子女」の枠に入ることができ大学進学では幸運にも「一橋大学」に合格できたそうだ。バイオリン演奏や油絵にも興味を持って夜明け前の3時には毎朝起きるという。園芸には自分でバラのアーチを手作りするほどの熱の入れようで、この日も庭はサクラソウやオオデマリなど見頃の花で一杯。「ここでオープンガーデンができそうだね・・・。」
2018/04/26 (Thu) 23:19


 I didn’t expect the restaurant to be open yet,
 I didn’t expect the restaurant to be open yet,
2018年4月22日(日) 御殿場市民会館にて 
「コイワザクラ」
 異常気象がまだ続いていて昨日も真夏のような暑さだったね。きっと山の花も早めに咲きだしているかなと心配になって「金時山」に登った。北側の足柄峠の側にも登山口があってゲート前には車がずらり。かなりの登山者のようだな。登山道の左右に咲き乱れる紫色のタチツボスミレを楽しみながら30分行くといよいよ急斜面が始まる。ここからはギザギザ葉の優雅なエイザンスミレ(京都・比叡山)の世界に変わる。
 金時山は「猪鼻砦」と呼ばれて、「イノシシの鼻」のように直立した斜面だから昔はクサリ場の連続だったけど、今はアルミの梯子が12本設置してあってずっと登りやすくなった。その5番目の梯子を登りきると目の前の岩壁に思いがけずコイワザクラが1輪!下ってきた一団のおばさんたちが大声で「こっちの崖下にもたくさん咲いているわよ・・」
 
 3年生のOSさんは第2回で「時制」に関する入試問題をやった。現在完了、過去完了、未来完了の用法が難しかったかな。並べ替えでは「竜谷大」の「お済みになったらそれを私に渡してください。」は命令文で始めないといけないからPass it to me when you have done with it.となる。未来完了のwill have doneにはしないのはwhenで始まる「時」の副詞節だから。実は、will をつけたら「〜だろう」で不確定になってしまうからなんだ。whenや ifは「〜の場合には」だから確定したものと仮定しないと。
 2年生ARさんは「不定詞」でwant人to〜のようなSVOCの文型を勉強した。tell人to〜やthink人to〜も同じ文型にはいるから注意しよう。「仏教大」の英訳ではI didn’t expect the restaurant to be open yet.がうまく訳せたね。「レストランはまだ開いていないと予想した。」 OとCが主語・述語の関係になっているんだね。後半は「知覚動詞」と「使役動詞」の場合の特殊性を勉強した。不定詞にtoをつけないから「原形不定詞」と呼んでいるよ。
 1年生のKAさんは「時制」を勉強した。未来の動詞にはwillをつけるけど代わりにbe going toや、「今すぐ」の時にはbe about to〜も使う。「明日の今頃は雪が降っているでしょう」はIt will be raining about this time tomorrow.のようにwillの後に進行形の動詞 be + -ingをつければいいと分かったね。「態」の問題ではHis words cannot be relied on.が難しかった。常に「能動態」に戻してみると正解につながるよ。We cannot rely on his words.(彼の言葉を信用できない)を受動態に変えるとこうなる。熟語のrely onを一つの動詞とみなすんだ。
 MAさんも「時制」の勉強で英作文をやった。「彼はいつも漫画ばかり読んでいます。」はHe always reads comics every day.でもいいけど「困ったものだ」という不満の気持ちが表れない。そういう時には特別にHe is always reading〜と「現在進行形」で書くことがあるよ。 二枚目の「態」では受動態の作り方を勉強した。 (    )was this window broken? の空所は何かな。答えがThis window was broken by him. のようになると考えればBy whom を文頭に出せばいい、とわかるね。
 今日からKI君がUG会に戻って来た。この2月の入試で第一志望の大学に失敗してしまったので再挑戦するために浪人することになった。理系だから数学には特に力を入れて予備校に毎日通っているのだけど、「英語についてはUG会がとても刺激になるのでお願いします。」ということで改めて入会してくれた。高校4年生と名付けてさっそく文法・作文・読解の「三位一体」の英語問題を始めることにした。過去の入試問題から抜粋した良問ばかりでとてもよいテキストだ。第一回は「文型」と「文の種類」で、「疑問詞」の用法で忘れていた項目がみつかったね。
 授業開始の前にニコニコ顔で現れたのは?「ああ裕子さんだ、お帰りなさい!」大学2年の秋、優秀な6人の一人に選ばれて、カナダの名門ヴィクトリア大学に7か月留学して帰国したばかりだ。昔教師をしていた黒人のご一家にホームステイをして勉強してきた。地域のボランティア活動にも参加しとても健康的で明るい雰囲気を身につけて、短期間に自信にあふれた素敵な女性に成長したね。YAさんは大学生になってからもずっとUG会に通って英検合格を目指してくれた。これからも一級をめざしてがんばってね。メープルシロップありがとう。尾上

(追記)いつもは5月のゴールデンウイークの後に咲くはずなのに半月以上も早いよ。低地のサクラソウの仲間だけど山でしか見られない種類で特にかわいい。山頂に着くといつもの2倍も3倍もの登山者がグループごとに岩場で楽しい昼食中だ。この岩場の陰にも探してみるとコイワザクラが10輪ほどあるある。麓から吹き上げる風に吹かれてこっそり咲いていたよ。でも興味のない人は気づかないね。
 山頂から尾根続きに乙女峠に向かうルートをちょっぴり行くと「秘密の大岩」があって、この直立した絶壁にも咲いていたよ。100本も150本もありそうだな。コイワザクラの大群落、ピンク色の滝のようだ。この岩肌にはイワタバコのチジれた葉がもう出始めていたし、6月には真っ白なオノエランもこの絶壁に咲くんだ。
 「元祖金時小屋」に入って登山者名簿に174回目と記帳する。店主・秀峰さん、「おふくろ(金時娘のこと)は骨折のリハビリがまだあるけど家でじっとしていられなくて先週から月水金の3回ここに登っています。ゴールデンウイークはここに宿泊させる予定です。」70年前、お父さんの小屋を継いだ妙子さんは「金時娘」と呼ばれてそれが「商標」のようになっているから、彼女がいないとこの小屋は成り立たないんだね。
2018/04/22 (Sun) 23:53


「書き言葉」では語順が大切
「書き言葉」では語順が大切
2018年4月19日(木)裾野市民文化センターにて 
「熱海海岸にフクロウが」
 また海が見たくて熱海のサンビーチに行ったよ。初島を望むヨットハーバーに階段状のウッドデッキが整備されて有名な「海上花火大会」の観覧席にもちょうどいいようだ。「お宮の松」から熱海港に向かう遊歩道にはカモメやハトが飛び交い、犬の散歩やら若いカップルのそぞろ歩きやら初老の夫婦のエクササイズやらで、たえず目の前を行き来する人々を人間観察するのが面白い。ベンチに座って海風に吹かれ、お気に入りの「熱海一」で握ってもらったお寿司を食べながら。
 首に大きなカメラをさげ左手にペットのフクロウを乗せた若い女の人が登場。ニコニコ顔で写真のモデルになってくれた。顔の半分もありそうな大きなクリクリ目でおとなしく手につかまっているフクロウは、飼い主が腕にロープを巻き付けて少しだけ飛べるようにしてある。小型だけどくちばしはなかなか凶暴そうだ。「肉食だから餌はナマ肉だけで魚も野菜も食べません。この海岸には時々散歩(飛?)に連れてきますよ・・・。」

 KA君は前回「不定詞の副詞的用法」で、「関西大」の英文を和訳してみた。・・are truly amazed to discover just how big the boom in Japanese comics has become. 「日本の漫画ブームがなんと大きなものになったのか、と知っただけで本当に驚いている」ではhow big以下が「感嘆文」の語順になっていることに気がつくとよかったね。今日はwant人to〜(人に〜してほしい)、think人to〜(人が〜だと思う)のような第5文型SVOCに分類される文をまとめてみた。後半もSVOCだけどsee人〜(人が〜するのを見る)、make人〜(人に〜させる)のように不定詞にtoがつかない特殊な場合を勉強した。知覚動詞(see、watch、hear、feelなど)や使役動詞(make、let、have、help)の場合だ。「原型不定詞」と呼ぶよ。
 MAさんは前回、語句整序問題で「動詞表現」をやってみた。どれも大学入試問題でイディオム表現をたくさん知っていないと難しいね。英作文力をつけたいから次回からもう少しわかりやすい和文英訳問題に切り替えてみよう。今日は「不定詞」をつかう英文をいくつか和訳してみた。センター試験の英文でSome Japanese business leaders have encouraged workers to take more paid vacations in order to reduce international criticism. 「日本のビジネス経営者たちの中には、国際間の批判を少なくするためにもっと有給休暇をとるように社員に奨励しているひとたちもいる。」
 1年生のSU君は前回、「中学英語の総まとめ」をやってから「疑問詞」を勉強した。特に疑問文の語順はとても大切で英会話でも同じだ。イントネーションを最後に「上げ調子」にすれば会話ではOKだけど「書き言葉」ではきちんと語順が大切だ。一般動詞の時にはDo Does Didを前に出さないといけない。今日はさらに「命令文」と「感嘆文」の作り方にも少々怪しい点があったのでたくさんの練習問題でしっかりおさえておいた。もうじき高校でも難しい「現在完了」などに入るから予習にも復習にも頑張ってほしい。 尾上

(追記)熱海港に出入りする観光船や初島航路の客船を眺めながら読書するのも楽しいけど、もうすこし海岸をドライブしてみよう。「錦ヶ浦」を見ながら「伊豆多賀」の長浜海水浴場まで行ってみた。カヤックに空気を入れて沖に漕ぎ出す外人の姿。砂浜に沿ってツツジが咲いているなかにピンクのハマナスを見つけた。4月に咲きだすとはオドロキだ。
 今年の春は異常気象で花の開花が実に変だよね。サクラは半月早かったし5月の花がもう咲いているのもある。しかし豪雪に見舞われたニューヨークはいつもより春が遅いようだ。たびたび訪れたことのあるブルックリン植物園では「日本庭園」のサクラの開花状況がネットで毎日アップデートされて、マップ上に一本一本について「つぼみ」「咲き始め」「満開」「散り始め」の4種類で色分けされている。
 毎年このころに日本からもおうぜい参加して、園内のサクラ並木の下で日本舞踊や剣舞や太鼓などを披露する「サクラ祭り」は、八重桜の咲く今月末の28・29日予定だけどその頃はまだ咲いていないかもしれないね。こういう異常気象を「エルニーニョ現象」と呼ぶけど、日本は4月なのに夏日到来がもう報道されているのは地球温暖化のせいかな。
2018/04/19 (Thu) 23:36


take it for granted that〜「〜を当然だと考える」
take it for granted that〜「〜を当然だと考える」
2018年4月15日(日) 御殿場市民会館にて 
「練馬文化センター」
 大学時代のサークルの同窓会のために半年ぶりに東京に出た。西武池袋線「練馬」駅前の「練馬文化センター」で外語大オーケストラの後輩たちが第95回目の定期演奏会を開くというので、それに便乗して「2年ぶりに旧交を温めようよ」という私の提案だった。演奏会場のセンター3階にある会議室を借りておいた。大きな窓の下にツツジ公園が広がり赤白のハナミズキも満開で美しい。
 幹事だから真っ先に到着して机椅子をセットし終えたところに懐かしの同期の男性5名、女性3名が駆けつけて和気あいあいの雰囲気で昔話に花が咲いた。予定した2時間があっというまに過ぎて、「18時からのコンサート聴いていく?」と聞くと、「長時間座っていられないから帰る」の意見が圧倒的。みんな年だねえ。それならと大ホールに入れてもらい開演前のゲネプロ(総練習)をちょっぴり皆で見学した。後輩たちはこの50年で団員数も3倍以上に増えているし技も上がったなあと感心して・・・。
 
 新3年生のOSさんは今日から「文法・作文」の入試問題を始めた。第一回は「It構文」で、形式主語、形式目的語や強調構文に使われる代名詞itの用法を勉強した。特に慣用用法で、See to it that〜「〜となるように注意せよ」、take it for granted that〜「〜を当然だと考える」、It takes 人 時間 to〜「人が〜するのに〜時間かかる」などは受験生の必須事項だよ。その知識が「語句整序問題」や「和文英訳」にも生かせるように力をつけよう。
 新2年生ARさんは前回「語句整序問題」で、「私は髪を切ってもらわなければならない」は I must have my hair cut. のように言う。have 物 -ed で「〜してもらう」や「〜される」の意味になるよ。今日は不定詞の慣用用法でseem to〜「〜と思われる」happen to〜「たまたま〜した」を使う英文を和訳した。それぞれがIt seems that やIt happens thatをつかって言い換えできることも大切だ。
 新1年生のKAさんは「時制」に関する総合問題をやってみた。「ほら、バスが来るよ。」はHere comes the bus. という。第1文型のSVM The bus comes here.が「倒置」されてMVSの語順に変わったもので現在形の動詞を使う。今日は「完了形」というテーマで、「現在完了」のほかに「過去完了」と「未来完了」が登場した。中学でやったように「経験」「継続」「完了」の動詞が「今」を基準にするだけでなく、「過去」や「未来」のある時を基準にしても表現できることを初めて学んだ。高校でも今月中には勉強するはずだよ。
 MAさんは Ken wants to go to college and study hard every day. 「ケンは大学に行って毎日勉強を頑張りたいと思っている。」では動詞の原形でstudyが正解。接続詞のandが同じ原形のgoとつなげているから。これをA and A’ のルールと呼ぼう。今日は「文の種類」が4つあることを勉強した。@「平叙文」A「疑問文」B「命令文」C「感嘆文」で、それはSVOCなどの「文型」とは違って、SVの前に「助動詞」が出たりA、SがなかったりB、SVの前に「強調部分」のHow〜やWhat〜が出たりC、のようなバリエーションを「文の種類」と呼ぶよ。 尾上

(追記)仕事を終えて最後に会場に現れた先輩のKIさんは、素朴な人柄でクラリネットがうまかったなあ。ポル・ブラ科から東大の大学院に進学し、母校の外語大で長らく教鞭をとり今は名誉教授だ。昔から「キンチャン」なんて呼んでいるけど、ポルトガルやブラジルの歴史学では国内第一人者で著書も多数だ。外語大退職後は奈良の天理大学に迎えられ天理市に6年住んでいた。「奈良・京都の神社仏閣をたっぷり堪能してきたよ」、だそうだ。
 私と同期入学の旧姓SAさんはバイオリンがとてもうまかった。東京の双葉高校出身で英米科の才媛だった。卒業後「小金井市民オーケストラ」で長らくトップを弾いていたし、古希を過ぎた今も最古参のメンバーだ。ご主人は芸大出身のフルート奏者で有名な「東京フィル」で吹いていたから私も何度かコンサートやテレビ番組でお見かけしている。
 私はもうホルンもチェロもやめてしまったけれど、毎日ネットラジオでクラシックやジャズを聴いて、NYのメトロポリタンオペラの最新の舞台をオン・デマンドで見てそれが生きがいになっている。同期の仲間がそれぞれ楽器や音楽をいつまでも趣味に持ち続けて、こうして2年に一回の同窓会に出会い語り合えるのは幸せだよ。次は2020年、東京オリンピック・イヤーの秋にやる予定だけど永久幹事の私が元気でいられるかどうか。
2018/04/15 (Sun) 23:14


seem to〜「〜のように思われる」
seem to〜「〜のように思われる」
2018年4月12日(木)裾野市民文化センターにて 
「シラネアオイが咲いた」
 たっぷり運動をした後のお風呂の気分は格別だね。激しかった風も収まって暖かな午後、「秩父宮記念公園」に立ち寄ったら大好きなシラネアオイを発見。さらにサイクリングで箱根の坂道を汗だくになって登っていった。昔からある市営の「御殿場温泉」の先で「乙女キャンプ場」の隣にできた「富士八景の湯」が私のお気に入りだ。3キロを5段変速のローギアでなんとか登りきると今日も中国人観光客専用の貸し切りバスが3台も駐車しているよ。
 ここからは御殿場の市街地の全体が展望できて最高だ。今日はサクラも満開で春霞の向こうに富士山もぼんやりと浮かび上がっている。広い露天風呂に出てみると先客は4人くらいで中国語が飛び交っていた。ほんのカタコトだけど年長者に「ベイジン(北京)?」と話しかけてみた。すると相棒の若者が「シャンハイ(上海)の近く。今は東京・・・」と怪しい日本語で答えた。会話がそれきりになりそうなとき「英語ダメ。ロシア語少し・・」というので私がうれしくなって「パ・ルースキ(ロシア語で)?」と言うと突然若者もニコニコ顔に・・・。

 2年生はTAさん、KA君、MAさんが「不定詞」の2回目で、 seem to〜「〜のように思われる」を勉強した。He seems to be honest. はIt seems that he is honest. と同じ意味だけど、不定詞を「完了形」にしてto have been とすると「昔」のことになってIt seems that he was honest. の意味になる。このIt seems that〜はIt is thought that〜 と言いかえても同じだし、元はI think that〜で、ある情報に「自分の判断」を加えているだけなのだ。
 後半は「不定詞」の副詞的用法の5種類、「目的」「原因」「理由」「結果」「条件」を勉強した。応用編では入試問題の英文和訳を解答用紙に実際に書いてみた。単語や構文の理解に柔軟性がないと奇妙な日本語を書いてしまうことになる。切れ目の「カンマ」や接続詞andの扱いにも少しずつ慣れていってほしい。
 1年生のSU君はすでに英検「準2級」を持っているのでもうすぐ「2級」を受ける予定だそうだ。ふつうは高校2年でやっと合格するレベルだけど3年間ニュージーランドの中学に行っていたから「英会話」には不自由しないし、忘れないうちに受験すればきっと合格するだろう。さらに大学入試にも英語に関しては「英検準一級」がとれていればとても有利だからそのレベルを目指すのは良いと思う。
 英検やTOEFL、TOEICはマークシート方式だから与えられた「答」を4択で選べばいい。しかし学校の授業やテストは「記述式」だからそう簡単ではない。英文をSVOCなどの文型に合わせて「きちんと」書いたり発話したりできないといけない。高校だけでなく大学の英語はまさに「記述力」を必要とするから、そのための練習問題をたくさんこなしていこう。
 今日は新一年生がひとりお母様と見学に見えた。中学のうちに「英検2級」を取得していて、1年生用のプリントをためしにやってもらったらほぼ満点だった。6年一貫教育だと英語は進度が早いね。毎週公立中学の2倍の時間をかけているだろうから3年間で5年分くらい進んでしまうのだ。もし入会してくれれば「2年生」または「3年生」のテキストから始めてもよさそうだね。 尾上

(追記)31歳の中国人で「紀(チー)さん」は青年実業家だった。2年前東京に移るまでロシアで貿易をやっていた。親戚をつてに極東のナホトカ市近郊に住んで携帯電話を売るビジネスを展開。しかし通貨ルーブルの価格変動のために利益が出ないとあきらめ2年前東京に移り住んだ、というような話をロシア語と日本語と時折漢字を手のひらに書いたりして理解できた。今は日本製品を香港に売り込んでいるそうだ。
 露天の湯にのぼせるほど入ったり出たりして30分は話に夢中になった。私のロシア語は大学時代以来でかなり錆びついていて単語を思い出すのに苦労した。彼もカタコトだったが2年間ロシアに住む間に愛称をイーゴリと呼ばせたらしい。「モスクワは遠すぎるけどバイカル湖には行ったことがあります。」「そう、私も家内と新婚旅行でバイカル湖まで行ったよ。大きな湖だよね。」
 私が先に風呂からあがると外から女性の声で叫んでいる。バスの出発時間がとうに過ぎていてガイドさんがイーゴリ君を呼びに来たらしい。「ケイタイ番号を教えてください。今度また富士山にきたら連絡します。」と別れがつらそう。バス乗り場で見かけて、私が「ツァイチェン(再見)」というと「ダ・スビダーニヤ(また会う日まで)」と答えた。
2018/04/12 (Thu) 23:49


How soon「あとどれくらいしたら」
How soon「あとどれくらいしたら」
2018年4月8日(日) 御殿場市民会館にて 
「大月の百蔵山」
 昨日7日にはいつもの山仲間と相模湖の「陣馬山」登山を計画していたけど、天気予報があまり良くないので延期にした。たしかに前夜は予想以上に大荒れで、とんがり屋根でのっぽの我が家が強風にグラグラとゆれるくらいの強風だった。しかし翌朝は早めに回復して青空も見えたので「一人で登ってこよう」と山梨の大月市まで高速を走った。
 山頂のサクラで人気の高い「ももくらやま」に挑戦した。ガイドブックでは中央線「猿橋駅」が出発点だけど、私は登山口の「百蔵浄水場」まで車で登って行って時間稼ぎできた。ふもとのサクラはもう散りかけていたけどモモの畑は赤も白も満開で見上げるとかなたに目指す山頂が・・・。
  
 新3年生のOSさんは春休みの課題になっていた「文法と語彙」に関する入試問題集についてテスト対策に集中した。「仮定法」ではshould(万一〜すれば)を使う場合や、If の省略で「倒置」になる場合が難しかったね。「関係詞」では「前文」を先行詞にするwhich(そのこと)が、「〜であるように」といえる時には asになることも覚えた。疑問点を一つ一つ解明できたからきっといい結果が期待できるよ。
 新2年生ARさんは前回「発音問題」が難しかったので、今日は「発音記号」をいくつか例にあげて解き方のコツを教えた。今日からは1年の文法を発展させ入試問題に応用できるように「構文101」を始めよう。毎回2つずつで1年がかりだ。まず「不定詞」では中学でもやったhow to skateを発展させ、what to doやwhom to choose、where to goなどが「何をするべきか」などのように助動詞のshouldが隠れていることを忘れずに和訳しよう。易しい入試問題にチャレンジすることも毎回やっていこう。今日の和訳では A and A’ のルールがいかに難しく大切であるかを実感してもらえたね。接続詞andの後を見て、同じ種類の語をもう一つ前の方に見つけてつなぎ方を考えないといけないんだ。
 新1年生のKAさんとMAさんは今日が2回目。前回の「5文型」に続いて「疑問文」を勉強した。中学でしっかりやってほとんど問題なかったけど、新たな項目が2つあった。一つはHow soonで、「どれくらいすぐに」だから「あとどれくらいしたら(飛行機は着くの)?」のように使う。
 もうひとつは「間接疑問文」で Do you know who will come next?「次に誰が来るか知ってる?」は動詞knowをthinkに置き換えると、Who do you think will come next? のように疑問詞のwhoを文頭に「移動」させないといけない。なぜなら前者はYes-No Questionだけど、後者はWH Questionで疑問詞の答えを求めているからなんだ。今日のプリントでは「5文型」を問う問題がまたでたけど二人ともほぼ正解だった。SVOOとSVOCの区別がまだ少々あやしかったけど。 尾上

(追記)わずか1003mの低い山だけど「山梨百名山」のひとつで人気が高く、この日も「夜半の嵐」の翌日なのに何組かの登山者とすれちがった。登山口には入山者が自分で押すようにカウンターがおいてあった。「富士山」や南アルプスの「北岳」「間ノ岳」など日本最高峰と2位、4位をかかえた山梨県はルートもしっかり整備されていて山頂にはきちんと標識が立っていて安心だ。
 最近は1月に都留市の「九鬼山」、2月に道志村の「菜畑山」と1000m前後の低山をいくつも制覇してきた。まだ50座に満たないけれど、写真入りでとても便利な小冊子「山梨百名山手帳」(甲府市「やまなし観光機構」発行)を紐解きながらいつか100座を全部、と夢見ている。
2018/04/08 (Sun) 23:54


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