「菜畑山」
「山梨百名山」の登山記録をまたひとつふやしたよ。「山中湖」の東にある道志村の温泉「道志の湯」から出発して「菜畑山」に登った。山の名前になっている菜の花は暖かな南伊豆や房総ではもう咲いているだろうけどそこはまだまだ雪道の残る冬景色だった。山の花も野草の楽しみもないけれど、空気が澄んでいるから遠くの山々の展望がいいんだ。
急傾斜を100分ほど登って1283mの山頂に着いた。正面には昔友人と登った西丹沢の「大室山」や「畦が丸」が雪をかぶって雄大に聳えている。眼下の谷間には「道志川」に沿って一直線に集落が伸びて神奈川県の「津久井湖」に向かっている。鮎釣りで人気の川でもうすぐイワナが解禁になるそうだ。美しい渓流だったよ・・・。
3年生MIさん、今日は教室に入るなり嬉しい報告。「津田塾大の英文科に合格しました!」なんとすばらしい。よく頑張ったね。東京外語大にいるお姉さんとも近くになるので同居するそうだ。「英語学」の伝統校でもあるからおおおいに「UG理論」も勉強してください。前回は「鳥取大」と「徳島大」の英作文をやって上手に和訳できていた。今日は前回のTOEICの問題に続いてTOEFLの過去問にもチャレンジしてみた。「自動車の開発の歴史」と「微生物の生存能力」の二つ。難しいけど60〜80%は読めていたね。
1年生TAさんは前回、「複合関係詞」のwhoever(〜する人はだれでも)やwherever(〜するところはどこへでも)が、anyone who、to any place whereと同じ意味であると勉強した。少々難しくて覚え切れなかったね。今日は高校生の苦手な「比較表現」の勉強だった。原級のas〜as・・、比較級の more〜 than・・は中学でもやったけど、日本語を英語に直すとなると難しい。「日本の気候はインドより穏やかです。」はThe climate of Japan is milder than India. ではマチガイだ。〜than that of India「インドのそれ(気候)より」のように2語補わないと理屈が合わないのだ。
1年生KA君も前回「関係詞」をやって、関係詞の前にカンマがある時にはそこで一度文を切って訳すと良い、と勉強した。He said he knew nothing about the matter, which was a lie. 「かれはそのことについて何も知らないと言った。しかしそれはウソだった。」では whichが前文の内容を受けてbut thatの働きをしているんだ。KA君も今日は「比較表現」で What is the third longest river in Japan?(3番目に長い川)とかShe is by far the brightest in her class.(クラスでずば抜けて一番頭がよい)など大切な表現を勉強したね。 尾上
(追記)ネットで何でも見れるすごい時代になったね。「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」を書いたロシア語同時通訳の「米原万里」さんが1996年、NHK・BSの「我が心の旅」に出演してチェコやユーゴスラビアなど東欧の国々を訪問した番組をユーチューブで見ることが出来たよ。特に親友のヤースナを30年ぶりに尋ねた首都ベオグラードの町の風景は私も懐かしさがこみ上げた。
ベオグラード「白い都」と呼ぶのは、「カレメグダン公園」の旧城壁が攻めてきたトルコ軍には遠くから白く見えたためらしい。ドナウ川とサバ川の合流点で市内一の観光名所で私も行ったことがある。それより20年も前の1976年、ヨーロッパ列車一人旅の時にホテルや列車の中で私が書きとめた赤表紙の小ノートを引っぱり出して読み返した。偉大な大統領チトーがまだ元気で、共産圏の異端児として複雑な連邦国家を一つにまとめていた夢のある時代だった。「ユーゴスラビアのこと」と題してつぎのように書いてあった。・・・
最近共産党世界会議が東ベルリンで開かれたときの、モスクワに対するチトー大統領の勝利は、市民に対する大きな期待を更に抱かせることになったのではないか。セルビアと比較して何かと優位に立っているクロアチアの首都ザグレブでもチトーの名でスプレーのいたずら書きが電停やビルの壁にたくさん見えるのはその証拠だろう。アメリカの経済力を目標にして憧れているのはユーゴ一国ではない。ここでは国民がソ連よりもよく働いている、と感じた。
