高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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seem to〜「〜のように思われる」
seem to〜「〜のように思われる」
2018年4月12日(木)裾野市民文化センターにて 
「シラネアオイが咲いた」
 たっぷり運動をした後のお風呂の気分は格別だね。激しかった風も収まって暖かな午後、「秩父宮記念公園」に立ち寄ったら大好きなシラネアオイを発見。さらにサイクリングで箱根の坂道を汗だくになって登っていった。昔からある市営の「御殿場温泉」の先で「乙女キャンプ場」の隣にできた「富士八景の湯」が私のお気に入りだ。3キロを5段変速のローギアでなんとか登りきると今日も中国人観光客専用の貸し切りバスが3台も駐車しているよ。
 ここからは御殿場の市街地の全体が展望できて最高だ。今日はサクラも満開で春霞の向こうに富士山もぼんやりと浮かび上がっている。広い露天風呂に出てみると先客は4人くらいで中国語が飛び交っていた。ほんのカタコトだけど年長者に「ベイジン(北京)?」と話しかけてみた。すると相棒の若者が「シャンハイ(上海)の近く。今は東京・・・」と怪しい日本語で答えた。会話がそれきりになりそうなとき「英語ダメ。ロシア語少し・・」というので私がうれしくなって「パ・ルースキ(ロシア語で)?」と言うと突然若者もニコニコ顔に・・・。

 2年生はTAさん、KA君、MAさんが「不定詞」の2回目で、 seem to〜「〜のように思われる」を勉強した。He seems to be honest. はIt seems that he is honest. と同じ意味だけど、不定詞を「完了形」にしてto have been とすると「昔」のことになってIt seems that he was honest. の意味になる。このIt seems that〜はIt is thought that〜 と言いかえても同じだし、元はI think that〜で、ある情報に「自分の判断」を加えているだけなのだ。
 後半は「不定詞」の副詞的用法の5種類、「目的」「原因」「理由」「結果」「条件」を勉強した。応用編では入試問題の英文和訳を解答用紙に実際に書いてみた。単語や構文の理解に柔軟性がないと奇妙な日本語を書いてしまうことになる。切れ目の「カンマ」や接続詞andの扱いにも少しずつ慣れていってほしい。
 1年生のSU君はすでに英検「準2級」を持っているのでもうすぐ「2級」を受ける予定だそうだ。ふつうは高校2年でやっと合格するレベルだけど3年間ニュージーランドの中学に行っていたから「英会話」には不自由しないし、忘れないうちに受験すればきっと合格するだろう。さらに大学入試にも英語に関しては「英検準一級」がとれていればとても有利だからそのレベルを目指すのは良いと思う。
 英検やTOEFL、TOEICはマークシート方式だから与えられた「答」を4択で選べばいい。しかし学校の授業やテストは「記述式」だからそう簡単ではない。英文をSVOCなどの文型に合わせて「きちんと」書いたり発話したりできないといけない。高校だけでなく大学の英語はまさに「記述力」を必要とするから、そのための練習問題をたくさんこなしていこう。
 今日は新一年生がひとりお母様と見学に見えた。中学のうちに「英検2級」を取得していて、1年生用のプリントをためしにやってもらったらほぼ満点だった。6年一貫教育だと英語は進度が早いね。毎週公立中学の2倍の時間をかけているだろうから3年間で5年分くらい進んでしまうのだ。もし入会してくれれば「2年生」または「3年生」のテキストから始めてもよさそうだね。 尾上

(追記)31歳の中国人で「紀(チー)さん」は青年実業家だった。2年前東京に移るまでロシアで貿易をやっていた。親戚をつてに極東のナホトカ市近郊に住んで携帯電話を売るビジネスを展開。しかし通貨ルーブルの価格変動のために利益が出ないとあきらめ2年前東京に移り住んだ、というような話をロシア語と日本語と時折漢字を手のひらに書いたりして理解できた。今は日本製品を香港に売り込んでいるそうだ。
 露天の湯にのぼせるほど入ったり出たりして30分は話に夢中になった。私のロシア語は大学時代以来でかなり錆びついていて単語を思い出すのに苦労した。彼もカタコトだったが2年間ロシアに住む間に愛称をイーゴリと呼ばせたらしい。「モスクワは遠すぎるけどバイカル湖には行ったことがあります。」「そう、私も家内と新婚旅行でバイカル湖まで行ったよ。大きな湖だよね。」
 私が先に風呂からあがると外から女性の声で叫んでいる。バスの出発時間がとうに過ぎていてガイドさんがイーゴリ君を呼びに来たらしい。「ケイタイ番号を教えてください。今度また富士山にきたら連絡します。」と別れがつらそう。バス乗り場で見かけて、私が「ツァイチェン(再見)」というと「ダ・スビダーニヤ(また会う日まで)」と答えた。
2018/04/12 (Thu) 23:49


How soon「あとどれくらいしたら」
How soon「あとどれくらいしたら」
2018年4月8日(日) 御殿場市民会館にて 
「大月の百蔵山」
 昨日7日にはいつもの山仲間と相模湖の「陣馬山」登山を計画していたけど、天気予報があまり良くないので延期にした。たしかに前夜は予想以上に大荒れで、とんがり屋根でのっぽの我が家が強風にグラグラとゆれるくらいの強風だった。しかし翌朝は早めに回復して青空も見えたので「一人で登ってこよう」と山梨の大月市まで高速を走った。
 山頂のサクラで人気の高い「ももくらやま」に挑戦した。ガイドブックでは中央線「猿橋駅」が出発点だけど、私は登山口の「百蔵浄水場」まで車で登って行って時間稼ぎできた。ふもとのサクラはもう散りかけていたけどモモの畑は赤も白も満開で見上げるとかなたに目指す山頂が・・・。
  
 新3年生のOSさんは春休みの課題になっていた「文法と語彙」に関する入試問題集についてテスト対策に集中した。「仮定法」ではshould(万一〜すれば)を使う場合や、If の省略で「倒置」になる場合が難しかったね。「関係詞」では「前文」を先行詞にするwhich(そのこと)が、「〜であるように」といえる時には asになることも覚えた。疑問点を一つ一つ解明できたからきっといい結果が期待できるよ。
 新2年生ARさんは前回「発音問題」が難しかったので、今日は「発音記号」をいくつか例にあげて解き方のコツを教えた。今日からは1年の文法を発展させ入試問題に応用できるように「構文101」を始めよう。毎回2つずつで1年がかりだ。まず「不定詞」では中学でもやったhow to skateを発展させ、what to doやwhom to choose、where to goなどが「何をするべきか」などのように助動詞のshouldが隠れていることを忘れずに和訳しよう。易しい入試問題にチャレンジすることも毎回やっていこう。今日の和訳では A and A’ のルールがいかに難しく大切であるかを実感してもらえたね。接続詞andの後を見て、同じ種類の語をもう一つ前の方に見つけてつなぎ方を考えないといけないんだ。
 新1年生のKAさんとMAさんは今日が2回目。前回の「5文型」に続いて「疑問文」を勉強した。中学でしっかりやってほとんど問題なかったけど、新たな項目が2つあった。一つはHow soonで、「どれくらいすぐに」だから「あとどれくらいしたら(飛行機は着くの)?」のように使う。
 もうひとつは「間接疑問文」で Do you know who will come next?「次に誰が来るか知ってる?」は動詞knowをthinkに置き換えると、Who do you think will come next? のように疑問詞のwhoを文頭に「移動」させないといけない。なぜなら前者はYes-No Questionだけど、後者はWH Questionで疑問詞の答えを求めているからなんだ。今日のプリントでは「5文型」を問う問題がまたでたけど二人ともほぼ正解だった。SVOOとSVOCの区別がまだ少々あやしかったけど。 尾上

(追記)わずか1003mの低い山だけど「山梨百名山」のひとつで人気が高く、この日も「夜半の嵐」の翌日なのに何組かの登山者とすれちがった。登山口には入山者が自分で押すようにカウンターがおいてあった。「富士山」や南アルプスの「北岳」「間ノ岳」など日本最高峰と2位、4位をかかえた山梨県はルートもしっかり整備されていて山頂にはきちんと標識が立っていて安心だ。
 最近は1月に都留市の「九鬼山」、2月に道志村の「菜畑山」と1000m前後の低山をいくつも制覇してきた。まだ50座に満たないけれど、写真入りでとても便利な小冊子「山梨百名山手帳」(甲府市「やまなし観光機構」発行)を紐解きながらいつか100座を全部、と夢見ている。
2018/04/08 (Sun) 23:54


A and A' のルール
 A and A' のルール
2018年4月5日(木) 裾野市民文化センターにて 
「秩父宮記念公園」
 「御殿場さくらまつり」は今週末7日(土)から予定していたけれど、異常気象による開花の早まりで急遽3日夕方からライトアップが始まった。私の住む「二ノ岡」の「秩父宮記念公園」前の道路は数百メートルにわたって大きく成長した桜のトンネルが見事で、この時期は駐車場があふれるほど。特急「あさぎり」が新宿から直行で御殿場に来られるから、「小田急線」のファイスブックにも「記念公園」のライトアップされた美しい写真が投稿されていたので私の友人たちにシェアした。
 昭和16年から10年間はご夫妻で、さらに平成7年まで妃殿下が余生をすごされた旧宮邸が御殿場市に寄贈されて「記念公園」としてオープンして15年になる。小高い丘の上にはお住まいになった茅葺の母屋を包むように大きな枝垂桜がちょうど見頃になった。山と花を愛した宮様の登山姿が銅像になって母屋の前で「富士山」を見上げて・・。

 裾野教室は新2年生3人と1年生1人でスタートした。2年生は定評ある山口書店の「重要構文101」に毎回2つずつ取り組む。1年生の文法で学習した内容を発展させて、特に複雑な表現や慣用表現を中心に勉強していきます。「訳してみよう」では、大学入試に出題された英文の和訳に挑戦します。文法や単語熟語の意味だけでなく、パラグラフの構成や英語の文脈に注意しながら、筆者の主張を正確に読み取る練習をやります。
 今日は第1回目「不定詞」の用法で、how to 〜(どうやって〜したらよいか)やwhere to〜(どこに〜するべきか)など「疑問詞+不定詞」の構文を勉強した。後半は「be to〜」が助動詞のwillやshouldのような働きをする場合の英文の訳し方を学んだ。TAさん、KA君、そして新会員のMAさんが3時間かけてじっくり問題に取り組んだ。特に接続詞のandが多用される英文では A and A' のルールに注意すると正確に読み取れる場合を勉強した。「andの後を見よ!」だね。
 新1年生にSU君が入会してくれた。中学の3年間を家族とニュージーランドで過ごした帰国子女の一人だ。まず最初に20行ほどの英文「私のインド、私の夢」を声に出して読んでもらったらかなりすらすらと正確に読める。内容理解の問題もほぼ正解が出せた。日本の中学での英語授業の経験がないから、「正しく書く」とか「正しく和訳する」という点ですこし苦労するかもしれないが。英検で2級や準1級がとれるように頑張れば、大学進学や将来の趣味・職業にしっかり生かされると思うよ。頑張ろう。 尾上

(追記)昭和天皇には弟に「秩父宮」「高松宮」「三笠宮」がおられた。次男の「秩父宮様」はスポーツがお好きで登山のほかに特にラグビーの愛好家で、東京・神宮外苑の「秩父宮ラグビー場」にその名が残っている。大阪の「花園ラグビー場」建設も宮様のご意向がきっかけだそうだ。
 お后の勢津子様は福島・会津の殿様「松平家」の出身。戊辰戦争で新政府と戦った藩主・松平容保公の孫にあたる。明治の新政府にたてついた「徳川一族」からその後皇族に嫁することがあったのだ。公園内の売店に立ち寄ると、お土産の中に「会津若松」の松平家ゆかりの「薬草園」のグッズや「赤べこ」のアクセサリーが並んでいて、福島が身近にある気になる。私の家内が会津の喜多方の生まれで昔一緒に旅行したことがあるから。
 休憩所では背の高い白人のお父さんと日系人らしきお母さんと、ラテン人っぽい男の子と白人のかわいい娘さんの4人家族が隣のベンチに腰掛けたので、「失礼ですが、何語で話しているのですか?」と聞いた。きれいな英語で「私はオランダ語だけど家内はブラジルの出身でポルトガル語です。子供たちはその二つをミックスしてしゃべっているんですよ・・・。」
2018/04/06 (Fri) 0:35


「クジラは魚じゃないよ、馬とおなじさ。」
「クジラは魚じゃないよ、馬とおなじさ。」
2018年4月3日(火) 三島ゆうゆうホールにて 
「サクラとゆうゆうホール」
 月曜日の三島教室はまたしばらくお休みにさせてください。三島地区と沼津地区の2回、合計で16万部以上に新聞折込を依頼したけれどまったく手ごたえがない。5年前や10年前はこんなではなかったのに、最近1〜2年はどうしたのだろう?少子化で塾通いの需要が減ったのか、大手予備校の経営戦略が勝っているためか、過当競争になっているのか?こんな総合広告版の片隅ではご父兄の目に触れないためか。どなたか教えてくださーい。
 それでも春期講習や夏期講習のときは大好きなこのホールを主会場にしたいな。私の英語塾「UG会」のスタート地点だし、若い頃の20年間この大ホールで駿河フィルのメンバーとしてチェロを弾いた思い出がいっぱい詰まっているから。1日(日)にはここで「韮山高校」の吹奏楽部が定期コンサートを開催していたよ。ここでまた2学期から「UG会」を再開できるように頑張ろう・・・。
 
 先月末に「ゆうゆうホール」で始まった「春期講習」も今日で3日目。出席者は新2年生2人だけだけれどとても充実した時間になっている。建築デザイナーを目指すTAさんと看護師希望のMAさん。ともに理系だけど英語の重要さを十分知って積極的に参加してくれている。2階の会議室の窓からはたっぷりと日差しが入り「楽寿園」の森の新緑がまぶしい。大きなサクラの木もいつもより早くすでに満開になった。
 2年生TAさんは長泉町から自転車で通ってくる。英語大好きの頑張り屋さんでホール到着がいつも私より早い。講習では1日目に「受動態」、2日目に「分詞・分詞構文」を中心にそれぞれ文法・作文の総復習と発展をやった。今日3日目は「比較構文」をバッチリ深めnot so much A as B 「AというよりむしろBだ。」とか、A whale is no more a fish than a horse.「クジラは魚じゃないよ、馬とおなじさ。」のような難しい表現にまで挑戦したね。2時間半の授業があっという間に過ぎてしまう、と言っている。
 今日は風邪でお休みしたけど新会員のMAさんは御殿場からさっそくこの春期講習に参加してくれた2年生。TAさんと同じテキストでやっている。「受動態」も「分詞」もほぼしっかり理解できていたが、1年生の時に学校では実に駆け足で一冊終えてしまうから教わっていない項目がいくつもあって、その不足分を今回このテキストで発見できてよかったね。文法をしっかり理解すれば、それだけ英文和訳でも英作文でも実力がアップするし、ひいてはそれが英会話の能力にも反映するわけです。明日は最後に「関係詞」を徹底的に勉強してもらいます。 尾上
 
(追記)先週の月曜夜、この「ゆうゆうホール」で開いたひさびさの「三島教室」に出席してくれたEN君は、第1志望の立教大学の入学式を前にいよいよ東京に旅立った。入試直前にはなんと「英検準一級」にも合格して英語力も絶好調だった。2月・3月も英語力増強のために「UG会」御殿場教室に出席して、TOEICとTOEFLの検定試験対策に熱心に取り組んだ。先日、ご両親が我が家までご挨拶に見えてくださった。EN君はまさに私には「教師冥利に尽きる」素晴らしい生徒の一人だったなあ。
 保護者のみなさまへ。お配りしてあるピンクの「UG会」計画表4〜5月を一部訂正し、月曜日の「三島教室」を削除してください。また月曜日に「振り替え」ができなくなることもご了承お願いいたします。
2018/04/03 (Tue) 20:51


 第4文型SVOOと第5文型SVOCの違い
 第4文型SVOOと第5文型SVOCの違い
2018年4月1日(日) 御殿場市民会館にて 
「土肥の砂浜」
 西伊豆の旅行では土肥まで行ってやっと寿司屋を見つけ遅い昼食になった。水曜日というのは週の真ん中でどの店もお休みだった。「松の寿司」で私が好物の「カサゴのから揚げ」家内が「地魚のちらし寿司」を頼んだ。自宅で調理すると「揚げ物」は後始末が大変だから私はやらないことにしている。メニューで見つけてラッキーだった。
 隣のテーブルの父子は豪勢にも「タイの刺身」と「焼き魚」を食べている。「真鯛かな。ずいぶん大きいですね」と聞いてみると、「すぐ近くの港の釣り堀で今釣り上げたもので、持ち込むとこの店で調理してくれるんですよ。一尾2000円で買い取らないといけないんですが・・・」
 
 新3年生のOSさんは春休みの課題テストがあるのでその対策に集中した。「分詞」の問題がなかなか難しい。make oneself understood in English(英語で自分の言葉を理解してもらう、英語が通じる)などの慣用表現をいくつも覚えなくてはいけない。4択問題はじつに紛らわしいけれど、私が隣で訳とかヒントを出すとほとんど正解が出せた。解説書を参考にコツコツ積み重ねるしかないね。
 新2年生ARさんは前回プリントで「関係詞」の問題をやった。難しかったのは「複合関係詞」のwhoever(〜する人はだれでも)、whatever(〜するものは何でも)などのつく節で、「2とうり」の用法があることを説明したね。今日は1年生の文法で大切な「代名詞」の復習をやった。特に「不定代名詞」のone とanother、every〜とbothとallの使い分けなどが難しかった。それぞれが「否定」で使われると、no〜、neither、noneとなるよ。
 新1年生のKAさんは先週から出席して高校の春休み課題を全部片づけたので、今日はいよいよ1年英語の分野のスタートだ。まずは「5文型」の問題から始めた。SVの後にくる語句で、つまり文の骨格になる要素で英文は5種類に分けられる。O(目的語)とC(補語)の判断が難しかったね。主要素ではなく修飾するだけの語句をM(修飾語)として切り取ることも大事だ。「場所」や「時」を表す語句は前置詞がついている場合が多いからすぐにMだと気づくね。
 同じく新1年生のMAさんが先週見学に来て今日入会してくれた。高校の授業が始まる前に早くもスタートだ。中学では「文法用語」を使わない方針だけど、高校では特に大学進学をめざすばあい「文法」が何よりも大切になる。英語は語順で意味が決まるからね。今日はまず第4文型SVOOと第5文型SVOCの違いが難しかった。第4では「人に物をあげる、教えてあげる、作ってあげる、見せてあげる」などの動詞give、teach、make、showが「授与動詞」と呼ばれていると学んだ。第5ではOとCが主語と述語の関係になっている、と見破るのが決め手だね。 尾上

(追記)土肥の砂浜には沼津東高校時代に引率で何度も来たなあ。期末テストが終わって夏休みに入る直前1年生全員が「海浜教室」に参加した。水泳の得意な子も苦手な子もこの土肥で2泊3日を過ごした。砂浜で「夜のつどい」のファイアーストームをやった。最終日に、中・上級者は港の突堤の外に出て灯台までの遠泳に参加した。大波が打ち寄せるのに何の事故もなく今も無事に伝統行事になっている。ボートで伴走し救護に備える教師たちの方が怖がっていたなあ。
 1年生全員は沼津の港湾に現地集合してチャーター船に乗り「土肥」の港まで直行だ。船着き場に近いホテル「明治館」が定宿で、夏休み前のまだ空いている期間に大人数でお世話になった。まだ梅雨明け前で悪天候の中でも「水泳教室」を実施しなければいけない年もあった。こんな危険を伴う行事が今も続く伝統校だ。
2018/04/01 (Sun) 23:57


「関係代名詞」と「関係副詞」の違い
「関係代名詞」と「関係副詞」の違い
2018年3月29日(木)裾野市民文化センターにて 
「伊豆の西海岸」
 500mの高原で暮らしていると花の季節の訪れが半月遅いからじれったくなる。あちこちでいつもより早いお花見が始まっているとテレビでいうから、温泉にも入りたくて「西伊豆」にドライブに出かけた。久しぶりの修善寺では夏日のようで、鮮やかなレンギョウやスイセンの黄色、真っ赤なシャクナゲの狂い咲き。朱塗りの橋の向こうにギリシャ正教会の尖塔を包むような満開のサクラが。
 「達磨山」の登山口の戸田峠を越えると海に向かって下り道はくねくねとサクラのトンネルをいくつもくぐる。車はまるで桃源郷のようなひなびた戸田の街に入っていった。天橋立のように砂嘴がのびている静かな入り江に開けた集落だ。半島の先端に「ロシア船」の記念館がある。江戸末期に下田から修理のために曳航したがここで難破したディアナ号の大きな錨が展示されて、「日ソ友愛の像」とロシア語で刻印されていたよ・・・。

 1年生TAさんは前回、「関係代名詞」whichと「関係副詞」whereの違いを見分ける問題が難しかった。This is the point where you made a mistake.「ここが君が間違った箇所だよ。」はYou made a mistake there.のthereがwhereに変わってyou の前に出た。This is the village which I’d like to visit again some day. 「ここがいつかもう一度訪れたい村だよ。」は I’d like to visit it〜のitがwhichに変わったもの。今日は「代名詞」の総まとめをやった。特に「不定代名詞」で「2つ」のboth、either、neitherの違い、「3つ以上」のallとnoneの対比など、覚えきれないくらいの内容の詰まった単元だね。
 三島地区では広告の反応が全くないので、昨日28日に沼津地区にも新聞折込の広告を追加で依頼した。それを見て今夜は一組だけ見学者があった。授業が毎回3時間では長すぎるとか、集中しきれないという意見もあるようなので、例えば7時から9時までの2時間にして会費の値下げをしてもいいと思っている。その方が参加者が増えるならば。
 KA君はお休みした。 尾上

(追記)戸田から土肥、そして松崎まではくねくねとアップダウンしながら駿河湾の大海原を見下ろしながら海岸線の上を走った。満開のサクラの古木が並木になって広い海の青にピンク色が映えてなんとも美しい。仁科海岸の「沢田公園」の岩山には珍しい露天風呂があって、久しぶりに立ち寄ってみると一人旅の若者と一緒になった。静大の学生で浜松からずっと自転車できて伊豆半島を一周する計画という。「堂ヶ島」の島々と絶壁に打ち付ける大波のしぶきを見ながら潮風に吹かれていい湯だね!
 松崎に入る手前で道が左に折れて下田に向かう。桜並木が何キロも続く那珂川に沿って松崎高校の先を更に行くと「道の駅・三聖堂」がある。ここで一休みして「ぜんざい」を食べた。園内には「旧大沢学舎」の白い木造と、これを建てた「依田佐二平」という人の銅像が立っている。江戸から明治時代にかけての偉人で、この大沢村の出身で国会議員まで務めた人だ。明治になって松崎に銀行や海運・製糸業などを振興し「豆陽中学」(今の下田高校)創設に携わったそうだ。
 その依田佐二平(子爵)の旧家に行ってみた。築300年という「なまこ壁」のどっしりした瓦屋根で「有形文化財」に指定された観光スポットだが、実はここに昔私たちは夫婦で一泊したことがある。今は廃業したけれど、かつては「大沢温泉ホテル」という名門旅館で特に母屋の主人の部屋に泊めてもらったのは思い出深い。山懐につつまれた小さな集落で、旧家の前の川はちょうど「桜まつり」の赤ちょうちんが下がって、両岸は満開の桜の古木がはてしなく続いていた。河原にはゴザを敷きギター片手に子供たちと花見をする家族のほほえましい風景が。
2018/03/29 (Thu) 23:11


挿入語句のthat is (to say)(すなわち)
挿入語句のthat is (to say)(すなわち)
2018年3月26日(月)三島ゆうゆうホールにて 
「ショウジョウバカマ」
 北海道・旭川市に住む南高の吹奏楽部の卒業生から「近く帰省する機会に懐かしい仲間たちと同窓会を35年ぶりにやりたいので先生も出席できますか?」と電話があって、「残念だけど当日は大学時代の仲間と陣馬山登山の計画があってね・・・」というと、「では数人の卒業生でその前の晩お会いしましょう」と決まった。
 御殿場駅前の「居酒屋えびす」は私もなじみの店。山登りの反省会によく仲間と利用する。狭い店内に入りきれないほどの客がわいわい賑やか。その隅っこにフルートやオーボエ、トランペットなどを吹いていた懐かしい顔が6人集まった。声も話しぶりも昔のままだよ。「みんな変わらないねえ」「先生こそどうしてそんなに若々しいんですか?」
 翌日は後輩たちの演奏会「ゆきどけコンサート」に集まり若い頃を懐かしむという。夜が更けても思い出話はつきず私も少々飲みすぎた。最後に「尾上先生へ、私たちも52歳になりました」と書いた花かごをいただいた。春宵一刻値千金。いい一夜だったなあ・・・。

 3年生EN君は前回、挿入語句のthat is (to say)(すなわち)やin other words(言い換えれば)のある英文を和訳した。「武蔵大」の The end of study is not to possess knowledge as a man possesses the coins in his purse, but to make knowledge a part of ourselves, that is, to turn knowledge into thought, as the food we eat is turned into the life-giving and nerve-nourishing blood. は長い一文ですこし難しかったね。
 not〜but 構文には気づいたけど接続詞のasの用法は「様態」の「〜のように」なんだね。「学問の目的は、人が財布にお金を持っているように知識を蓄えることではなくて、知識を自分の一部にすることだ。すなわち、知識を思考に変えることなのだ。ちょうど食べたものが命を与え神経を育む血液に変えられるように。」
 今日はただ一人、久々にこの「ゆうゆうホール」で開いた教室に最後に参加してくれた。いつものTOEICとTOEFLの問題をやってもらった。TOEFLは難しくて70%くらい。しかしTOEICの方は99%正解だった。彼の行く大学では入学前に英語授業のクラス分けテストがあるそうだ。この分だと上位クラスに入れそうだね。2年半の間「UG会」に熱心に通ってしっかり力をつけてくれたね。東京での大学生活もおおいに充実させてください。お元気で。 尾上
 
(追記)御殿場南高には35歳から50歳まで15年も勤務した。赴任した昭和54年は、前年に「定期演奏会」の第1回を実施して部活がとても意気盛んで、吹奏楽の専門家をほしがっていた。それで中部の島田商業高校で顧問と指揮もやっていた私が英語教諭として採用された。新装なった「御殿場市民会館」をコンサートの会場にできたことも大いに影響した。
 吹奏楽コンクール東部地区大会では高校30校のうち金賞は4校だけで、上位の県大会に出場することは大変な難関だった。しかし生徒の努力と私の熱意が実ってほぼ毎年金賞をとることができたよ。その晩はその頃の生徒たちの集まりだったから、もっぱらコンクール前の曲作りの思い出に花が咲いた。
2018/03/27 (Tue) 0:09


a piece of advice、two pieces of information
 a piece of advice、two pieces of information
2018年3月25日(日) 御殿場市民会館にて 
「ミズバショウ」
 フェイスブックを見ると「ミズバショウが咲きました。」というので箱根・仙石原の「湿生花園」に家内を連れて行ってみた。今年は例年の20日よりオープンが半月早くて、1日に特別に開園した時にも箱根の友人と行ってみたがまだ寒くてお目当てはまだ葉の新芽だけ。やっとセツブンソウとユキワリソウがちらほらくらいで他には咲いていなかった。だから入場料金も割引だった。
 しかし今日は素晴らしかった。3日前の大雪も溶けてカタクリやキクザキイチゲ、ザゼンソウもかわいかったけど、咲いたばかりのミズバショウの一番純白で瑞々しい姿が湿原一面に広がっていたよ。「尾瀬ヶ原」の方が有名だから6月の梅雨時に咲くものだ、と思われているけどここでは今が早春の雪どけでミズバショウの季節なのだ・・・。
 
 2年生のOSさんは前回、「挿入」を勉強した。Many of my friends, however, were very cynical about the Japanese・・(しかし、友人の多くは日本人に関してとても冷笑的で・・)のように文頭に移動すれば接続詞Butと同じ働きの副詞を文中に挿入することがよくある。今日は「挿入」の(2)でWhere do you think he lives? のように、疑問詞が文頭に出る場合を勉強した。間接疑問文Do you know where he lives? との違いはなにか?それは前者が「wh-疑問文」で後者が「Yes-No疑問文」ということだ。
 2年生AOさんは前回、「Ifのない仮定法の文」を勉強した。The Japanese sometimes feel it is necessary to say something when a native speaker of English would usually say nothing.「日本人は、英語を母国語とする人ならば何も言わないだろうと思われるときに、何か言う必要があるなと感ずることが時々ある。」助動詞のwouldを見かけたらIf〜がなくてもその文のどこかに「仮定」された部分を見つけて「〜ならば」と和訳しよう。今日は最後に「仮定法・現在」を勉強した。
 1年生ARさんは前回「話法の書き換え」を勉強した。疑問文を間接話法に書き換えるには ask 人 if SV〜「〜かどうかを尋ねる」とする。感嘆文の場合はそのままHow(What)〜SVの語順で伝えればいい。今日は「名詞・冠詞」を勉強した。学校で教わった項目だったのでどの問題もほぼ正確に答えられたね。不可算名詞には数種類あるけどadviceとinformationが抽象名詞でa や-sがつけられないから物質名詞のpaperと同じように a piece of advice とかtwo pieces of informationのようにいうよ。
 今日は会員のご紹介や新聞折込で広告を見たご父兄が二組も見学に来てくださりとてもうれしかった。「UG会」は来週4月1日からいよいよ新年度がスタートとします。ぜひ入会して英語力にさらに磨きをかけましょう。先週見学に来てすぐに入会してくれた新1年生のKAさんは今日から出席して、入学前に渡された課題を今日の3時間で一冊全部やってしまった。中学英語の総まとめを長文読解も含めてやすやすと。楽しみだな。 尾上

(追記)箱根に行くと必ず立ち寄るのは仙石原の「長安寺」だ。「花の寺」といわれるだけあって、いつも珍しい山の花に出会える大好きなお寺だ。ここで春一番に咲くのはショウジョウバカマ。夏山のシーズンが始まると、木曽駒ケ岳など2000m以上の高山で溶けた雪の合間にみられる珍しいピンクの花だ。それがこの標高600mで咲くとは!
 ちょうど住職さんがお孫さんと散歩に出てきたのでご挨拶した。「珍しい山の花を上手に咲かせていらっしゃいますね」というと、「ショウジョウバカマは新潟からもらってきて植えてみたらついたんです。あの一面のカタクリは種をまいたんですよ・・・」。ユニークな顔つきの五百羅漢が一面に鎮座している裏山には、すでに紫色のカタクリも斜面一杯に咲いて「ちょうど見頃ですね。」とのお話。
2018/03/25 (Sun) 23:50


抽象名詞、物質名詞、固有名詞
抽象名詞、物質名詞、固有名詞
2018年3月22日(木)裾野市民文化センターにて 
「ヒスイカズラ」
 マメ科のヒスイカズラが咲いた、というので小田原の「フラワーパーク」に行ってみた。まるでバナナのように、ツルの先に透明感のあるコバルトブルーの花が房状に密集して咲いていた。フィリピン原産というけどなんともいえない神秘的な美しさだよ。むかし東京深大寺の「神代植物園」の温室で見つけて感動した覚えがある。ヒスイとはこういう色なのか。英語でもJade Vineというから漢字で書けば「翡翠蔓」だね。
 ここは小田原市でも国府津の方に近いから、東名高速で松田ICから行く方が近いけれど、先に平塚市の病院に入院中の友人を見舞ってからにしようとこの日は乙女峠を越えてから箱根湯本に出て西湘バイパスを走っていった。いつも山の中にいると真っ青な空とキラキラ輝く海を眺めながらのドライブは実に楽しい・・・。
 
 3年生MIさんはいよいよ今日が最後になった。お母様も一緒にご挨拶に見えてくださった。来月から津田塾大で英語を専攻するには翻訳コースか通訳コースを選ばなくてはいけないそうだ。東京外語大で中国語を専攻しているお姉さんと一緒の下宿に住むようで安心だね。西武線の小平までは少々遠いけど。今日もまたTOEICとTOEFLの問題をやってみたらそれぞれ今までで一番正解が多かった。難しいTOEFLも読みやすい問題で90%以上得点できていた。素晴らしいね。今後が楽しみだ。
 1年生TAさんは前回、総合問題で「関係詞」を選ぶ問題でいくつかミスをした。特にwhoseやwhatの働きをもう一度勉強しておきたいね。今日は「名詞」をまとめて勉強した。可算名詞(数えられるもの)は単数と複数がある。不可算名詞(数えられないもの、量的なもの)は抽象名詞、物質名詞、固有名詞などがある。後半は「冠詞」のa(ひとつの、ある〜:不特定の名詞につける)やthe(その〜:特定の名詞につける)の用法を勉強した。TAさん、長い間の疑問がすこしスッキリしたようだ。
 1年生KA君は前回、総合問題で「代名詞」を選ぶ問題が難しかった。「もうひとつ」の意味ではthe other とanotherの使い分けが重要。前者は2つかしかない場合、後者は3つ以上ある場合で「定冠詞」のtheと「不定冠詞」のanとの違いということだ。今日は「話法の書き換え」を勉強した。人のセリフをそのまま伝える「直接話法」を、内容だけ要領よく伝える「間接話法」に書き換えるのは、その会話の当事者を想定していないと代名詞のIやyouの置き換えに失敗する。
 保護者の皆様へ。毎回ご子息の送迎ご苦労様です。「UG会」での学習成果がしっかり出ているでしょうか。新聞折込みで20日(火)、裾野・御殿場地区に「UG会」の生徒募集を出しました。三島・長泉・裾野地区には24日(土)の朝刊で依頼してあります。しかし最近は少子化のためか、小さな広告のためか反応が少なくて困っております。皆様からも是非お知り合いにご紹介いただき、私の大切なこの「UG会」の存続にお力添えをお願いできますれば幸いです。 尾上

(追記)平塚市で入院中の友人YA君はもと東京の武蔵工大と東京都市大の思想史教授。市内の松風町という海岸近くの閑静な住宅街で美しい奥様と2人のお嬢さんに囲まれて暮らしていた。三島の日大国際関係学部にも週一で教えに来ていた。私と同じ東京外語大のオーケストラでともにホルンを吹いた後輩だ。ドイツ語科を出て一橋大学の院に進学し教壇に立ったけど趣味のホルンとは終生のおつきあい。
 多数の著書の一つに「音のアルカディア」(ありな書房)がある。副題が「角笛の鳴り響くところ」といって、ホルンという楽器の歴史と音楽文化を熱っぽく語っている。今も4〜5台持っていて本当にホルンが好きなんだ。プロの演奏家に交じって「日本ホルン協会」の副会長までやっていたから。もう一冊の「オルフェオ」は古典オペラの誕生を語る力作で、若くしてガンで早世した奥様の追悼の思いから書いた。
 この日もまだ寝たきりで鼻からパイプで栄養をとる状態。目が見えなくなっているし声も出しにくいから手を握って私から一方的に話しかけた。「来月また後輩たちの定期演奏会が予定されているから、その開演前に3年ぶりにまた皆で集まって同窓会をやりたいと思っているよ。前回は私が家まで迎えに来て一緒に荻窪の杉並公会堂まで行けたのにね。今度は練馬文化センターだよ。メンデルスゾーンの5番をやるそうだ。聴きに行けるといいねえ。」
2018/03/22 (Thu) 23:16


新会員の募集。新聞の折り込み広告。
新会員の募集。新聞の折り込み広告。
2018年3月18日(日) 御殿場市民会館にて 
「月刊誌・高校英語研究」
 UG会の御殿場教室に入会を希望する新2年生のご父兄から電話で、塾の「ブログ」が見てみたい旨の問い合わせがあったので、私の氏名「尾上敏起」でGOOGLE検索してみてください、とお話しした。念のため私も久しぶりにサーチしてみるといくつかの項目が出てくる。昔のめりこんでいた吹奏楽コンクールの結果や「学芸大・大学院」の修士論文など。FACEBOOKも尾上個人とUG会の2つ。
 ネットの検索能力のすごさは驚きだ。さらに1988年の受験雑誌「高校英語研究11月号」の表紙写真が載っていたよ。それは最近「ヤフオク」でオークションに出品されて1700円で落札されたらしい。30年前「御殿場南高校」時代に、辞書で有名な「研究社」の友人ON君を通じて依頼されて私が書いた「特集記事」が載っている。題して「英作文で80%モノにする方法(自分の知っている単語と構文を使って)」・・・。

 3年生EN君は今日もTOEICの語彙選択問題を40題やった。According to〜(〜によれば)、order物from〜(〜に注文する)などのイディオムで少しミスしたけどおおむね合格だ。TOEFLの方はすこし難しくて、長文「アメリカ人の開拓魂」を読んでパラグラフごとに内容の理解度を4択でためす問題。裾野教室のMIさんと同様50%の出来だった。religious toleranceなんて難しいよね。「宗教上の寛容さ」とでも訳せるかな。
 2年生のOSさんは前回「省略」を勉強した。前述の文を否定してnot一語で受けて、「そうでないと思う」は良いことならI hope not.良くないことなら I am afraid not. というよ。前述が肯定文ならI hope so. とかI’m afraid so. という。今日は期末テストを持参してくれたので答案のミスの部分を検討した。特に語句の並べ替え問題で少しずつ惜しいミスが目立っていた。次の試験のためには大切な反省の機会になるね。
 2年生AOさんは「仮定法・未来」を勉強した。条件を示すIf節の動詞に助動詞のshould かwere to を加えて「将来もありえないようなことがら」を仮定する場合に使う。If the sun were to rise in the west, (仮に太陽が西から昇ことがあっても・・)のように。後半はIf のない「仮定法」の文を勉強した。助動詞would、could、mightが文中で使ってあったら、「仮定法かな?」と疑ってSやOやMに仮定の「〜ならば」を補って和訳してみよう、という項目だ。
 1年生ARさんは前回「仮定法」の慣用表現をやって If it were not for〜(〜がなければ)、It is high time SV〜 (〜してもよさそうな頃だ)などを覚えた。今日はさらに接続詞ifを省略して「倒置文」にしてもよいと勉強した。よく理解できたので、次の「話法」の項目に進んだ。「直接話法」を「間接話法」に書き換える問題はすで学校でも習ったのでよく理解できていて、ミスをしてもすぐに正解が言えたね。
 今日は8時に新しい入会希望者がお母様と見学に来てくれた。新1年生の第1号で、参考までに「動詞の時制」に関するプリントをやってもらった。3単現のsにも注意が配れてかなり英語の力がありそうだ。その場で「入会申し込み」をしてくれたので、さっそく来週から始めてみよう。入学前に渡された課題もやっておいてね。 尾上

(追記)その「高校英語研究」は定価540円だった。なんと3倍以上で売れたようだ。30年も昔の雑誌を欲しがる人がいるんだね。今はもう廃刊になっているけどその当時は評価の高い「英語青年」と共にユニークな大学受験英語の月刊誌で、読者が回答して郵送してきた英作文を添削する仕事も私は毎月1回頼まれて続けていたよ。
 ネットオークションで入札した人は私の書いた特集記事が目的だったかどうかはわからないよ。冒頭の5ページは私の記事だけどほかにもたくさんの先生が寄稿している受験雑誌だからね。改めて開いて見てみると、私の次は「河合塾」の人気講師・森田勝之先生、さらにわが恩師の「東京外語大」斎藤次郎教授、英作文で有名な「神戸大学」吉田一彦教授と続いていた。
 高校教師の肩書では私一人だったよ。「駿台」の名物講師・高橋義昭先生、「お茶の水女子大」の宮川幸久教授も書いていたとはまたまたオドロキ。こんなスゴイ高校生雑誌は今どこにもない。
2018/03/18 (Sun) 23:17


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