「平標山のシラネアオイ」
いつもの山の仲間には数年越しで提案してきた憧れの山、「たいらっぴょう」1984mは群馬県と新潟県にまたがる「花の百名山」だ。一昨日、珍しい紫色のヤシオツツジが咲くこの時期に思い切って単独で登ってきた。夜通し高速を走り続けて早朝、越後湯沢の「苗場スキー場」の登山口から出発した。例年より早く暑い夏日が続くけど、「平標山の家」から見上げる「谷川岳」の峰々にはまだ雪渓がまだら模様に残ってとても美しかったよ。
「山の家」で花柄の入ったオリジナルTシャツを買って小屋の若いご夫婦から「花の情報」を仕入れた。「まだ雪が多くてこの先の平標山頂まではほとんど花が咲いていないから、逆にこの高さで大源太山まで行ってみたら?タムシバ、イワナシ、シャクナゲが咲き出しているし、その先の三角山ではシラネアオイも見つかりますよ。」へえ、そんな大好きな紫の花が咲いているのか、よし計画変更だ・・・。
2年生TAさんは前回「助動詞」で英作文をやってみた。「関西学院大」の「トムは傘を座席の下に忘れてきたかもしれないと言った。」は「昔のことへの推量」なので、後半がHe may have left his umbrella under his seat.のように助動詞mayの後を「完了形」で書かないといけない。さらに「〜といった」が昔のことなのでHe said thatの後に続ける伝達文には「時制の一致」でmayを過去形のmightにしないといけない。今日からは「分詞」の勉強だ。「進行形」の動詞be + -ingと「受動態」の動詞be + -edで、be動詞をsitやstandなどに置き換えてさらに意味を加える働きを勉強した。
1年生のSU君は中学英語の復習で、前回「進行形」be + -ingでたくさんの練習問題をやってみた。「動作」が進行中だから「〜している」となる。「今」なら現在形のis・am・are、「昔」ならwas・wereを忘れてはいけない。助動詞では「義務」のmust(〜せねばならない)が「推量」で「〜に違いない」の意味にも使うことを覚えた。反対に「不可能」のcannotが「推量」で「〜のはずがない」の意味になる。今日は「完了形」の勉強で、現在完了だけなく、すこし高校分野に踏み込んで「過去完了」と「未来完了」も勉強した。とても難しかったね。
KA君とYAさんは明日の中間試験のために対策の勉強に専念した。MAさんも試験の関係で次の日曜日に振り替えてお休みした。 尾上
(追記)山頂とは逆に「三国山」に向かって尾根道をアップダウンしていく気持ち良さ。右手のかなたには真っ白な山脈が連なる。あの白銀のテーブル状の大きな山は一昨年2人の仲間と登った「苗場山」だ。あの急峻な崖をふうふう言って登りきったのは路傍に咲く花々に癒されたおかげだ。左手にも真っ白な「谷川岳」の双耳峰がそびえている。正面に三角の山が見えてきた。足元に大きな紫色の花が3輪も咲いているよ。あこがれの高貴な花、シラネアオイだ!
長い木道を登り切ってやっとたどり着いた「平標山」の山頂からは360度の大展望。7月になれば可愛いいハクサンコザクラやチングルマのお花畑が広がる斜面がすぐ目の前に。向かいの最高峰「仙ノ倉山」2026mから「谷川岳」に向かう尾根道も残雪が美しい。持参のiPADでカシャッと記念アルバムに収めて昼食のおにぎりを食べた。さあ、今日のお目当てはムラサキヤシオツツジだったな。これから「松手山」に下ったあたりならきっと咲いているはず。
