高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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「of +抽象名詞」は形容詞の働き
「of +抽象名詞」は形容詞の働き
2018年6月21日(木)
裾野市民文化センターにて 
「金時山のオノエラン」
 私の名前を冠する「オノエラン」は「金時山」の秘密の大岩でいつも6月のこの時期に咲く。昨日20日は私の75歳の誕生日で今年も祝ってくれたよ。昭和18年、1943年の生まれだから、太平洋戦争が始まって1年半たち敗戦色が濃くなり混乱していた時期だ。東京の渋谷区千駄ヶ谷の家から疎開して、長泉村(今は町)本宿の母の実家で生まれた。2年後には我が家も焼けてしまい戦争がやっと終わり、小学校入学の時に東京に戻った。それからけっこう長い人生だったなあ。私の誕生のさらに75年前はなにがあったかというと1868年つまり明治1年だ。なんと江戸時代は意外と近くにあったのだ。
 今年は明治が始まって150年の区切りの年だ。私の曾祖父は明治になると、長崎奉行所の役人から長崎「高島炭鉱」の事務長に転職した。功績があったようで「長崎人物伝」にその名が残っている。明治生まれの祖父は長崎に生まれ木材会社の社員として大阪と東京で活躍した。旅行が好きで幼い私をリュックに入れてよく連れ歩いてくれたそうだ。父は大正時代に大阪の生まれで青山師範を出てから東京の軽金属会社に勤めた。大阪に移って小さな貿易会社を経営したこともある。しかし、私のように教育の世界に身を投じた親族はほかにいない。75歳、幸いにとても健康だからこれからもまだしばらく頑張れそうだ・・・。

 2年生TAさんは前回「語句並べ替え」問題で「彼は昨日財布を盗まれた。」はHe had his wallet stolen yesterday. という。動詞のhadが「〜させる」の意味だから、「財布が盗まれるようにさせてしまった。」となる。stolenは過去分詞形で「受身」の意味になっている。「〜してもらう」「〜させる」の意味で、「have +物+-ed」のSVOCの語順をしっかり覚えよう。今日は動名詞のイディオムでin -ing〜(〜した時に)とon -ing(〜するとすぐに)を勉強した。「語句並べ替え」では「受動態」をやってたくさん正解が出せた。
 2年生KA君は前回「付帯状況のwith」を勉強した。SV〜with 名詞+ingとかwith 名詞+-edを見たら主文に「状況をつけ加えている」表現だ。前者は「進行形」のように「〜していて」、後者は「受身形」のように「〜されて」という意味だ。with her hair waving in the windは「風に髪の毛がゆれて」、with his arms foldedは「腕が組まれて→腕を組んで」。今日は「独立分詞構文」のイディオムをたくさん勉強したあと「動名詞」の項目に入った。様々な動詞の目的語に「動名詞」〜ingをとる場合と「不定詞」to〜をとる場合の区別を勉強した。
 MAさんは並べ替えで「〜は私にあまり重要ではない」は〜is not so important to meでOKなんだけど、「of +抽象名詞」が形容詞の働きになることは大切だ。ここではis of little importanceと言い換えできるよ。たとえばThe book was of great use to me.は〜very useful to me(とても役に立った)と同じことだ。「語句並べ替え」問題で「乗客を守るためにあらゆることを尽くすべきだ。」は、Everything possible(可能なすべてのこと) を主語にするのが難しかったね。Give me something cold to drink.(冷たい飲み物) のように「代名詞+形容詞」の語順に注意。
 御殿場教室のARさんが出席した。今日は「分詞構文」に入った。学校でもちょうど教わっている所だそうでよかった。文の前半の「接続詞+S+V」の部分に着目して、「ケス、ケス、ING」と覚えておこう。理由の「〜なので」や「〜した時に」のような訳をつけてつなげればいい。後置の-ing〜の場合は@「〜しながら」またはA「〜して、そして」という訳し方だけでいい。Since she lived near the lake, she still swims well. は動詞の時制のずれに注意してHaving lived〜と「完了形」にしないといけないんだ。
 1年生のSU君は前回「受動態」をやってかなり正解が出せたね。be interested in〜や be made of〜、be satisfied with〜などby以外の前置詞をつかうイディオムをたくさん覚えておこう。今日は「不定詞」を基礎から順に勉強した。中学ではto+動詞の形をみたら「〜すること」(名詞用法)「〜するための」(形容詞用法)「〜するために」(副詞用法)の3つに区別する力をつける。高校ではさらに「〜して(うれしい)」「〜するとは(幸運だ)」「そして(その結果)〜した」などの訳し方も勉強するよ。2枚目の「関係代名詞」は少々むずかしい。くわしくは次回に期待しよう。
 YAさんは前回「名詞・代名詞」の英作文をやった。「その機械はどこか故障しているようだ」はSomething seems to be wrong with the machine.がいい。「その機械に関しては、どこかが具合悪いようだ。」と考える。The machine seems to have broken down.(その機械は壊れてしまったようだ)でもOKだけど、「どこか」にsomewhereを使うと、「どこかの家で」の意味になってしまうね。今日は「受動態」の語句並べ替えと英作文をやってみた。「日本食は健康に良いといわれています。」はIt is said that Japanese food is good for health.でいいのだけど、is said to〜を使えば Japanese foof is said to be good for health. 上の「機械」の例文もIt seems that something is wrong〜 から言い直してseems to〜を使ったものだから同じ書き換えだね。尾上

(追記)13年もつづいた山仲間のうちで一番屈強そうで昔サッカー部員だったAO君が、先月胃ガンの切除手術をして2週間入院した。すぐれた治療のおかげもあって無事退院したと電話があったので、先日横浜・青葉台の自宅までお見舞いに行った。まだ10日目なのに寝ているどころか午後の散歩から帰ってきたところだった。回復の速さに驚き!体力あるなあ。
 第1回目の「金時山」から数えるともう13年もたって、ずいぶん長く続いたものだ。その間4人全員が常に参加できたわけではなく本人や家族の病気のために3人になったことも多い。私も7年前には妻の脳内出血で手術入院のためしばらく山から遠ざかっていたことがある。その間ほかの3人で実行してもらった。
 7月の106回例会には南アルプス市の「櫛形山」2052mを提案している。山頂に自生のあやめが群落をなして咲き誇る「花の百名山」で有名だ。私の車で山頂近くまで行けるから、登りの標高差は200mくらいで年寄には手ごろなコースだ。今回はAO君ぬきで実行するしかなさそうだな。
2018/06/21 (Thu) 23:10


 what I was「私の昔の姿」
 what I was「私の昔の姿」
2018年6月17日(日)御殿場市民会館にて 
「割石峠」
 「富士サファリパーク」への道を左折すると突き当りが「黒岳」登山口だ。ここに駐車して「大沢」の渓流に沿って登り2時間、ゴロゴロした大きな岩の間をぬって今にも滑りそうな斜面を登りきり「割石峠」に着いた。その峠の名のように、そそり立つ巨大な岩を2つに割いたようにV字型の窓枠になって反対側の展望が突然開ける。千本松原から続く「富士市」の海岸線とさらに向こうには伊豆半島の大瀬崎だ。すごい!
 9年前にここで発見したオノエランをもう一度見てみようと、ゴツゴツとノコギリの刃のような「鋸岳」に向かった。富士山よりもずっと古い地層の尾根道は崩壊が続いて危険なので、手前の「蓬莱山」には立ち入り禁止の札が立っている。昔のように赤、白のドウダンツツジが満開だったけどオノエランはとうとう発見できなかったよ。もう一度「金時山」に行って探してみるか・・・。

 3年生OSさんは前回「不定詞」の文法問題をやった。It remains to be seen whether North Sea oil will improve Britain’s economic situation. 「北海の石油が英国の経済状況の改善に役立つかどうかはまだ見てみないと分からない。」Itはwhether以下を指す形式主語。直訳なら「〜は見られるために残っている」だ。今日は前回のプリントが残っていたので「不定詞」の並べ替えや作文問題に挑戦した。さらに学校の宿題で「語句並べ替え」の入試問題がとても難しいので、組み立ての筋道を教えてあげた。be full of(〜で一杯だ)やmake oneself understood(言葉を理解してもらう、言葉が通じる)などのイディオムが決め手になったね。今日予定していた「動名詞」は来週やることにしよう。
 1年生のKAさんは前回、未修の「代名詞」の問題が難しかった。「4年ごとに」every four years、「楽しく過ごす」enjoy ourselves、「わたしの一人の友人」a friend of mineなど。今日は「関係詞」の文法・作文をやってみた。「関係代名詞」のwho・whose・whomは人を指す「代名詞」のhe・his・himやshe・her・herやthey・their・themの代わりになるものと考えよう。which・whose・whichは物を指すit・its・itや複数形のthey・their・themの代わりに使うもの、と考えるのが正しい。関係代名詞whatはsomething whichと言いかえできるので、what I know「私が知っていること」、what I saw「私が見たもの」、what I was「私の昔の姿」のように、「こと」「もの」「すがた」と3つの和訳を覚えておきたい。
 KI君は前回「不定詞」の文法・作文をやった。4択問題にはとても強いが書き換え問題でミスが多かったね。It is not likely that Sue forgot to lock the door. をSueを主語にすれば、Sue is not likely to have forgot to lock the door.(〜した可能性はない)となる。It seems that SVを不定詞でS seems to Vに書き換えるのと同じだね。今日は「明治学院大」の過去問でかなり長めの英文読解に挑戦した。「英語がグローバル言語として隆盛を誇っている状況もそう長くは続かないだろう。」という趣旨のエッセイで面白いけど難解だったね。どの国でも言語と文化や歴史との関係が密で、そういう正統性authenticityは英語のようなグローバル言語に抵抗する強い力を持つからだ。Local tongues foster higher levels of school success, higher degrees of participation in local government, more informed citizenship, and better knowledge of one’s own culture, history, and faith. 「(英語よりも)その土地の言語を使う方が教育レベルが上がるし、地域の政治参加も高まり、住民の情報も豊かになり、自国の文化・歴史・宗教により詳しくなる。」と著者は言う。日本の英語教育政策はそれに逆行しているよ。小4から国民全員に(!)英会話を義務化して何の利益があるのだろう。優れた日本語を失うことにならないかな。 尾上

(追記)「割石峠」から下った帰りは須山の町中を通って、この日もTU先生が経営する食料品店「珠山」に立ちよった。10年前、吹奏楽の関係で知り合った先生が「富岡中学」の音楽の先生を早期退職して始めたログハウス風の趣味の店だ。「カレー」や「そば」「調味料」などで先生の選んだお気に入りの食品を売っている。昨秋からフランスに留学中の娘さんはどうしていますか、と聞こうとしたらお店に飛び込んできたのはだれあろう、そのイクコさんだよ!驚いたなあ。
 東高時代にこの「UG会」で勉強し「独協大学」でフランス語を学ぶうちフランス大好きになって、留学のあと「東京外語大」の3年編入学試験に合格しわたしの後輩になった。たいした努力家で、昨年卒業するとさらにフランスの大学院に進学したのだ。1年たって夏休みで帰省していたのだった。「セルジー大学」はパリから1時間ほどの郊外にあるそうだ。旅行ガイドの仕事につきたいと頑張っている。
2018/06/17 (Sun) 23:56


「ケス、ケサナイ、ING」
「ケス、ケサナイ、ING」
2018年6月14日(木)裾野市民文化センターにて 
「三ツ峠のアツモリソウ」
 先週、いよいよ「東海地方も梅雨に入ったようです」と宣言があったのに翌日は朝から青空だった。あきらめていたけどやはり今年も「三ツ峠」のアツモリソウとカモメランが見たいな、と思い立ち急遽「河口湖」に向かった。「御坂トンネル」の手前を右折するとニセアカシアの白い花が甘く香る「旧御坂みち」をくねくねと登っていく。登山口には駐車が4・5台だけだった。梅雨入りの翌日だから登山予定を組んだ人が少なかったのだな。
 1時間以上ほかの登山者に出会うことなしに山頂の「開運山」に着いたら驚いた。山頂の石柱に腰かけて白人の若い女性が2人おにぎりを食べていた。「ロンドンから来たの。昨日日本に着いたら大雨で心配だったけど、今日のこの青空は本当にラッキー!この山に登って富士山を見るのが第一の目的だったから」と。さらに山小屋の「四季楽園」に下ると4人の白人グループにも出会った。外国人に占拠されるほどによく知られた人気の山なんだなあ・・・。

 2年生TAさんは「独立分詞構文」で-ingの前に名詞が残っていてその主語の働きをしている場合の例文をたくさん勉強した。複文のAs the storm had gone, they started working again. 「嵐が過ぎ去ったので、・・」は、分詞を使って The storm having gone, they started・・と言い換えできる。接続詞+S+Vの部分を「ケス、ケサナイ、ING」と覚えておけばいい。並べ替え問題では「トニーは腕を組んで立っていた。」はTony was standing with his arms folded. となる。後半が「付帯状況」で「腕が組まれた」状況を付け加えている。withをカンマに変えれば「主語」をケサナイ「独立分詞構文」と同じだね。
 2年生KA君は前回「分詞構文」で、「過去分詞」-edで始まる場合を勉強してすべて正解だった。今日は「独立分詞構文」が少々難しかったね。It being cloudy, I took my umbrella with me.の前半は「曇っていたので」As it was cloudy, のこと。後の主語と異なるからitを残しておくのだ。There being so much rain, they were afraid of flood. 「雨がとても多いので彼らは洪水がこわかった。」もthereを主語とみなしてその位置に残しておくのだ。
 MAさんは「動名詞構文」に入って「不定詞」との違いを勉強した。I remember seeing you before.は「以前に会ったことを覚えている」で昔のこと。一方Please remember to turn off the lights. は「電気を消すのを覚えておいてね。」で未来のこと。「忘れる」のforgetも同じように使うよ。「動名詞」-ingは「今・昔」のことに、「不定詞」to〜は「未来」のことに使うことが多い。regretも後が-ingなら「昔やったことを悔やむ」で、to〜なら「これからやるのが悔やまれる、〜が残念だ。」の意味。
 1年生のSU君は前回「受動態」を勉強した。The job will be finished〜やThis homework cannot be done so easily.のように「助動詞」の後にはbe+-edが続く。「現在完了」の時もhave been saidとかhasn't been cleanedのようになるよ。今日は「動名詞」を勉強した。-ing「〜すること」がSやOやCになる例文をたくさん練習した。「慣用用法」つまりイディオムになるものはたくさん覚えていこう。look forward to -ing(〜することを楽しみに待っている)とかHow about -ing(〜してはどうですか)、can't help -ing(〜しないわけにいかない)など。
 YAさんは前回「助動詞」で「山口大」の和訳をやってみた。カンマの多い文で構造が掴みにくかったね。To study the past is to investigate a world that we have lost, to experience some of the wealth that has vanished, to visualize those things which might have happened but did not. 「過去を学ぶということは、失ってしまった世界を調べることだし、消えてしまった富の一部を体験することだし、起こったかもしれないが実際は起こらなかったようなことを可視化することなのだ。」to不定詞で始まる文を3つ順につなぐとよかった。助動詞mightの後が「完了形」になっているね。「昔」のことに対する推量を表すんだ。今日は2年生と一緒に「独立分詞構文」を勉強した。プリントの英文和訳では「接続詞」のforが「なぜなら」の意味だと知った。5つの「等位接続詞」and、but、or、for、soを覚えておこう。 尾上

(追記)「三ツ峠」は標高が1785mで「富士山」のいい展望台だけど、知る人ぞ知る「花の百名山」の一つでもある。私は年に最低2回はここに登るよ。6月はアツモリソウ、8月はレンゲショウマがお目当てでね。他にハクサンフウロ、ミツバツツジ、アヤメ、マツムシソウなど、日帰りのコースではここほどたくさんの花が楽しめる山はほかにない。山小屋が2軒もたっていてフェンスやロープで植物の管理がしっかりできているからかな。
 10年くらい前、1回目の登山では最高峰の「開運岳」だけ登って知らずに帰ってしまったが、もう一つの山頂「御巣鷹山」にむかう尾根道に実は大きな花園があることを知ってからはそこがお目当てになった。ここにラン科のピンク色の大柄の花「アツモリソウ」が咲いていて、今年もまた10株ほどの見事な姿に出会えたよ!オリの中に囲われているのが興ざめだけど。鹿の害や人間の盗掘を予防しているんだね。先週見た「入笠山」のホテイアツモリソウよりも淡いピンク色でほんとに可愛い。
2018/06/14 (Thu) 23:37


All are happy.(みんな幸せ)All is over.(万事休す)
All are happy.(みんな幸せ)All is over.(万事休す)
2018年6月10日(日) 御殿場市民会館にて 
「送電線の鉄塔」
 びっくりするくらい巨大な鉄塔がいくつも並ぶ「新富士変電所」は小山の町はずれ、246号線の「湯船トンネル」の上にあった。ゴルフ場と隣り合わせの広大な敷地には中に人がいる気配は何もない。強い電磁波が発生するから健康被害を避けなくてはいけないのだろう。高いフェンスでぐるっと囲まれて雑草雑木で見えにくいので車で一周してみた。この中で最大の鉄塔の足元を見ると「西群馬幹線」と書いた標識があった。私が新潟の「平標山」登山の時に見た巨大鉄塔が実は300キロ離れたここまで送電するためのものだったのか。
 11年前までは新潟の「柏崎刈羽原子力発電所」で発電した100万ボルトの電流が群馬県中之条町の「開閉所」 を通った後、山梨県の大月市を中継していくつもの山を越えここまで一直線に流れてきていたのだとわかった。送電線はこの「変電所」で左折して東名に沿って首都圏に向かう。その「秦野幹線」の巨大鉄塔もすぐ隣にそびえていたよ。パワフルで圧倒的な高層建築物だな・・・。

 3年生OSさんは「不定詞」の文法・作文の入試問題をやった。慣用用法がとても多い項目だからしっかり対策を立てておこう。ややこしいのはso as to〜が「目的、〜するために」を表すin order to〜と同じ意味で、一方so形as to〜は「程度、〜するほどに」の意味で、形enough to〜と同じ、ということ。It was not polite of the boy to leave without saying, “Thank you.”では、不定詞が「〜するなんて」の意味の副詞用法で、「ありがとうも言わないで帰るなんて、その少年は礼儀知らず(な人)だった。」という判断の理由を表す働きなんだね。It is 形of 人 to〜の構文には注意が必要だ。
 2年生ARさんは前回、「野球の発展」の英文を読んで正しく答えられた。「受動態」の動詞を使う文でThe old ballparks have been replaced by stadiums・・「古い球場はスタジアムにとりかえられた。」や、Stadiums are equipped to play night games・・「スタジアムはナイターができるように整備された。」が難しかったね。A replace Bは「新しいものAが古いものBに置き換わる」、equip A with Bは「場所Aに装置Bを備え付ける。」の受動態だからややこしいね。今日は「have+物+-ed」の構文をみたら「(他の人に)〜を〜してもらう」と訳す勉強だった。I had my watch fixed as soon as possible.も「時計が修理されるようにさせる。」と直訳してみると理解できるね。
 1年生のKAさんは前回長文で「アガサクリステイー」を読んで正しく解答できていた。名探偵ポアロ氏が活躍する推理小説をたくさん書いた英国女性だね。映画化もされているから見たことあるかな。「オリエント急行殺人事件」は名作だよ。今日は文法・作文で「受動態」をやった。「浩子はチームのキャプテンに選ばれた。」は Hiroko was elected captain of the team. 「〜の長」をあらわすcaptainのような語にはa もtheもつけないのだ。2枚目の「比較」では・・men are twice as likely as women to be unemployed.が難しかったね。「男性は無職になる可能性が女性の2倍だ。」 be likely to〜「〜の可能性が高い」が as〜as〜の比較構文に組み込まれているんだね。
 1年生のMAさんは前回「午前3時のお返し」を読んでよく理解できていた。I haven’t got a dog. はI don’t have a dog.と同じ。現在完了のhave gotが現在形のhave(持っている)と同じだ。今日は長文で「ある港の風景」を読んだ。None of the three old men thought that the coin belonged to somebody else. 「その3人の老人の中で、そのコインがだれか他の人のものになると考える人は誰もいなかった。」つまり、そのコインは自分のものだ、と皆考えていたということ。代名詞noneは「人」なら「誰もいない」で複数扱い、「物」なら単数扱いになるからちょうど反対語のallと同じ用法だね。All are happy.(みんな幸せ)とAll is over.(万事休す)という例文を見たことないかな。
 KI君は前回「近畿大」の英文が難しかった。You might as well not do a thing at all as leave it half done.「中途半端でやり残すくらいなら全然やらないほうがいいかもしれないけどね。」might as wellは直説法のmay as wellと違って「仮定法」つまり、現実と反対の言い回しだから、本当はどうも中途半端でもやってくれ、ということ。asの後leaveが動詞の原形で前のnot do〜が「それと同じようなものだ」と言ってるね。今日は「明治大」のかなりの長文「言語の普遍性」に取り組んだ。語彙のレベルが高いのと言語の本質に関する難解な英文で少々苦労したね。入試によく出題される「言語学」に関するエッセイで、「文明国の言語と原始社会の言語には優劣がつけられない。」という。「UG会」のUとはまさに世界中の言語のUniversal(普遍的)な性質のこと。 尾上

(追記) 日頃家で使っている電気がどこから流れてくるか考えたことある?7年前の3月、福島原発の大事故の後はしばらく「計画停電」の日があって苦労したよね。まだ寒い時期でエアコンや電子レンジも使えずテレビも見れず、懐中電灯やローソクの光がありがたかったね。私の御殿場市では246号線の「御殿場変電所」でスイッチオフしたんだろうね。東京電力にはもう一つ「柏崎刈羽」の原発もあったけど2007年の「中越沖地震」による火災事故のためにすでに4年前から使用停止になっていたから、福島原発が使えなくなれば計画的に停電させるしか方法がなかったのだ。
 「新富士変電所」の近くに「佐久間東幹線」の標識も見つけたよ。県西部の山奥「佐久間ダム」を知ってる?そこは東電ではないけど昔から中京地区だけでなく首都圏にも送電しているらしく、川根や富士宮から富士山の裾野を通っている。ネットで「鉄塔マップ」を見ると、「三国山」を越えて山中湖から「道志みち」に沿って相模湖のほうに通じていた。他のダムでも発電して補うのだろうね。東名高速や新東名の幹線道路は「電流の幹線」とも重なっていたということだね。
2018/06/10 (Sun) 23:48


There being no furniture,・・(家具が何もないので)はthere を主語扱い
There being no furniture,・・(家具が何もないので)はthere を主語扱い
2018年6月7日(木) 裾野市民文化センターにて 
「ホテイラン」
 先週は「入笠山」に行く前に時間の余裕があったので、「諏訪南インター」近くの八ヶ岳山麓に立ち寄ってホテイランを久しぶりに見ることにした。一番奥の登山口「美濃戸山荘」から南沢の渓流に沿って「赤岳」を目指して登っていくと、樹林の中にポツンポツンと出現するピンク色の美しいラン科の花だ。登山コース脇に咲いているからここで足を止めない人はいない。乱獲、盗掘を防ぐために緑のロープで立ち入り禁止にしてある。
 10センチほどの小さな花だから気をつけないと踏みつけてしまいそうだ。ホテイとは七福神の一人布袋様のようにぽってりと太鼓腹の姿に似ているからだろうね。布袋様が4人も並んで咲いているものもあったよ。根元に濃い緑の大きな葉を一枚だけつけている。3年前のハイキング例会で大学時代の仲間3人を案内してきたときにも美しい姿を見せてくれたなあ・・・。

 2年生KA君は前回「明治学院大」の英文を和訳した。have+物+-edの構文はとても大切だ。I had my PC repaired. (パソコンを修理してもらった。)なら見たことがあるね。SVOCの文型で受身だから「パソコンが修理されるようにさせた」の意味だ。The king chose a large section of land and had it planted with potatoes.「王様は大きな区画の土地を選んで、そこにポテトを植えてもらった。」王様だから「植えさせた」のほうがいいかな。もし嫌なことなら「植えられた」となるよ。It was planted with potatoes.が基本で決して自分で植えるわけではない。今日は「分詞構文」を勉強した。よく理解できていたね。
 MAさんは「独立分詞構文」を勉強した。分詞の-ingや-edの前に主語に相当する「名詞」が残っているような分詞構文のこと。All things considered, we'll adopt his project. 「すべてが考慮されれば、彼の企画を採用することになる。」は前半が受身の文でIf all things are considered, のこと。後の文の主語と異なるときには残しておくからだ。たくさんの例文の中でもIt being cloudy, (曇っていたので、)は天候の主語Itが残っているし、There being no furniture,(家具が何もないので、)では「存在」を表すthere を主語扱いして残してるでしょ。
 1年生のSU君は「受動態」の文を勉強した。基本はI love you.でyouを主語にしてみればいい。You are loved by me. だね。もとの動詞を「be動詞+過去分詞」に変えればいいんだけど、問題はこのbe動詞だね。現在なら is am areで過去ならwasとwereを使い分けなけりゃいけない。未来ならwill be で、助動詞canがつけば can beとなる。「現在完了」ならhave been にして後に過去分詞をつければいい。「私がついたとき、門はまだ開けられていなかった。」は「過去完了形」をつかって、The gate had not been opened yet when I arrived.とすればよかった。
 YAさんは前回大学入試問題で英文和訳をたくさんやってみた。SVを中心に英文の構造をつかむ力がかなりついていて、未知の単語は辞書さえあればなんとかなる。文意を正確につかむ判断力もたいしたものだ。「新潟大」ではLanguage is not something that is inherited; it is an art that can be passed on from one generation to the next only by intensive education. 「言語は遺伝で伝えられるものではない。すなわち、ある世代から次の世代へは集中的な教育によってしか伝えられない技量なのだ。」 onlyを「〜しか〜ない」と訳せるといいね。今日は中間試験もやっと終わったのでいつものプリント学習に戻って「助動詞」の入試問題をやってみた。過去に対する推量を表す「助動詞+完了形」とかwould rather (むしろ〜したい)やmay as well(〜したほうがいい)など、ほとんどが初めて見る問題で容易ではないことがわかった。基礎的なことに戻ってじっくりやってみよう。 尾上

(追記)3年前と同様に今回も南沢を1時間ほど登った渓流の上で朝食を食べてから引き返すことにした。持参したiPADのアルバムにホテイランが入ったし、「八ヶ岳」のひとつ「阿弥陀岳」が間近に見えたので満足だ。それに10年前には横浜の友人と2人で「八ヶ岳」縦走を達成しているから不満はない。次の予定の「入笠山」に早く向かおう。下り道で渓流を渡ると「ツバメオモト」を発見!細長い葉を3枚根元に広げて長い茎の先端に二輪だけ真白な花を咲かせる。美しいなあ・・
 まだ朝9時なのにもう下ってくる人がいたので話しかけた。昨日「硫黄岳」から縦走して赤岳の「展望荘」に泊まったそうだ。「横岳」ではツクモグサの珍しい黄色の花を発見したという。羨ましいな。「この山はスマホの電波がよく入って困ります。山頂で仕事に戻れとの連絡が来たので残念ながら早めに切り上げて浜松に帰ります。よかったら下の駐車場まで乗せてあげますよ。」ラッキー!次の山に行く時間が短縮できたぞ・・・。
2018/06/07 (Thu) 23:50


 助動詞は「動詞を助ける」のではない!
 助動詞は「動詞を助ける」のではない!
2018年6月3日(日) 
御殿場市民会館にて 
「ホテイアツモリソウ」
 「入笠山」1955mは広大な「パノラマスキー場」で有名。中央線の「富士見駅」から至近距離にゲレンデがあって「ゴンドラリフト」に乗ればあっという間にほぼ山頂だ。この「山頂駅」には「お花畑」が管理されて、昔近くの「釜無山」で一杯咲いていた絶滅危惧種のアツモリソウの一種を保護して咲かせていると聞いていた。快晴の土曜日、安易なゴンドラには乗らず8合目の「沢入登山口」に駐車して歩いて登って行った。
 山頂駅は登山者よりも家族連れの行楽客で一杯だった。「八ヶ岳」の全景を展望できるゲレンデは大きな花畑。満開のスズランが広がっていい香り。名物のソフトクリームを食べている人たちを横目に「実験育成の花畑」に行ってみると発見したよ!保護フェンスの向こうに濃い赤紫色の大きなアツモリソウの花が二つ、三つ、一つと斜面に点在していた。美しく豪華な花だなあ・・・。

 3年生OSさんは「助動詞」に関する入試問題で文法・作文をやった。助動詞は「動詞を助ける」のではない!だってCan you and your brother join us?でcanは遠く離れたjoinを助けてないよね?実は「補助的動詞」のことで「文」に話者の判断を加えるもの。たとえばmustには100%の義務「〜せねばならない(と思う)」から生まれた100%の推量「〜に違いない」の意味がある。それは判断に義務を課して「〜思わねばならない」という意味に発展して生まれた使い方なんだよ。should(〜のはずだ)、may(〜かもしれない)やcannot(〜のはずがない)も同じだから考えてごらん。こういうのを意味の拡張というよ。
 2年生ARさんは前回、「助動詞」の英作文をやった。「嵐の中を君は出かけるべきではなかったと私は彼に言った。」は、「非難」を意味する大事な表現で、「〜すべき」の助動詞の後に「完了形」の動詞を使ってshould not have gone outと書かないといけない。今日は「原形不定詞」(toなし)の慣用用法をいくつか勉強した。「中央大」では「食料探しが文明を作った」の英文で、Man could not but make groups to be able to hunt better, and so learned to live and work together.「人間はもっとうまく狩猟できるようになるためには集団をつくらずにいられなかった。だから一緒に住んで一緒に働くようになった。」このbutは「〜を除いて」の意味で「〜を作る以外のことはできなかった」と考えれば理解しやすい。だって「仮定法」の例文But for water, no animals could live on the earth.で 「水がなければ、・・」の意味を考えれば納得できるでしょ?
 1年生のKAさんは前回、英文で「農場を二分割する方法」を読んだ。親から相続した土地を争う兄弟に提示したK氏の案はOne of you will divide the land in the way that he thinks is best, and the other will then take either of the two parts he prefers.「一方がいちばんいいと思う分割案を出し、他方がそのどちらか好きな方を取る、」だった。なるほどこれなら喧嘩が収まるね。the otherは2人いるときの「もう一人」。anotherはan+otherだから3人以上いるときの「もう一人」のこと。今日は「分詞」について先取りの勉強をした。見る・聞く・感ずるのような「知覚動詞」の場合、I can hear the birds singing in the tree.は「歌っている鳥を聞く」ではなくて、「鳥が歌っている様子が聞こえる」の意味。つまり、singingがbirdsを修飾すのでなくて、birdsとsingingが「主語・述語」の関係SVOCの第5文型になっているのだ。
 1年生のMAさんは文化祭や体育祭、部活の遠征などが重なり久しぶりの出席だった。前回は「コンピューター」の長文を全訳しほとんど正解だった。今日は「不定詞」の単元で文法・作文をやってみた。並べ替え問題で「彼は無謀な運転をするほど愚かではないと思う。」はI don’t think he’s so crazy as to drive recklessly.が難しかった。 so・・as to〜は「〜するほどとても・・だ」だから結局ここでは〜crazy enough to drive〜というのと同じだね。「分詞」の項目では「There構文」を取り上げた。There is a pen on the desk. は単純にA pen is on the desk.というのと同じだけど、いきなり「不特定」のA penと言い出すと唐突なので、それを「疑問文」のように倒置にして代わりに主語の位置にThereを置くわけだ。動詞が「進行形」でis lyingならThere’s a big dog lying in front of a store. 「受身形」でis leftならThere is only one month left before she graduates.(卒業まで一か月しか残っていない。)となるよ。尾上

(追記)山に登るなら出発は早い方がいい。梅雨入り前に3日も晴天が続くという予報なのでじっとしてはいられない。いつもより半月早いけど、もうきっと咲いているだろうと予想してアツモリソウを見に「三ツ峠」を目指し4時に家を出た。しかし車が河口湖に近づく頃計画の練り直し。それは去年も一昨年も見たので今回は長野県まで足を延ばして、「入笠山」で咲くという「釜無ホテイアツモリソウ」を見に行っちゃおう。
 「入笠山」山頂の下の「マナスル山荘」でおでんを注文し花の情報を仕入れた。「鹿の害よけにフェンスを張り巡らしてあるけど、もっとひどいのは人間なの。アツモリソウは高価で取引されるから油断できないのよ・・」。御殿場市印野にある「野の花苑」では、ラン科の花以外にも珍しい野山の花をいろいろ売っていて楽しいから時々「畑仕事」の帰りに立ち寄る。このアツモリソウもこの季節には店に並ぶけど一株で数千円もする。どこから仕入れるかわからないけれど、人工栽培しにくいものの中には盗掘もあるかもしれないな。

2018/06/03 (Sun) 23:58


「どう言っていいかわからなかったので、彼は黙ったままでいました。」は Not knowing what to say, he remained silent.
「どう言っていいかわからなかったので、彼は黙ったままでいました。」は Not knowing what to say, he remained silent.
2018年5月31日(木)裾野市民文化センターにて 
「鉄塔マップ」
稲作を始めると一番大変なのは田んぼの水管理だ。2日に一回は水路を開けて自分の水田に水補充をしないとすぐに干上がってセリが一杯に生えてしまう。きのうも自宅から7キロ先の畑まで富士山に向かう道を自転車で登っていった。国道246との交差点にある「御殿場変電所」の前を通ると敷地の中に職員らしき人を二人発見。鉄扉越しに話しかけて質問した。「先日新潟の山に登った時に巨大な鉄塔が立っていて送電線にとても興味がわきまして・・・」
 「この送電線は小山町の湯船にある新富士変電所から引いてます。それは大月の東山梨変電所から山々を越えてきたもので、その元は新潟・柏崎の原発から。今は止まっていますけど・・・。」との答え。「新潟から隣の小山町までまっすぐに来てから東京に向かうんですか、なるほどー」と感心してお礼を言って、上空の送電線をたどりながらさらに坂を登っていくと右手に巨大な鉄塔が見えた!「マルハン」というバチンコ屋の建物の上にそびえている鉄塔は裾野・駿東線との分岐点になっていた。これかあ、今まで気がつかなかった・・・。

 2年生TAさんは前回、英文手紙を読み取る問題をやった。日本人の家族が夏休みにアメリカ人家族とお互いの家を交換しようというhouse exchangeの確認の手紙だったけど、よく正確に解答できた。今日は「分詞構文」を勉強した。これは文の最初がing形(現在分詞)で始まるけど、「〜している」で主語の名詞を修飾するのではなくて、カンマの後の文全体に対して「〜したので」「〜したときに」とつないでいく働きだ。さらに後半では、Beingが省略されていきなり過去分詞の-ed形で始まる分詞構文をたくさん見た。これは「〜されたので」「〜されたときに」のように「受身形」で和訳できる例だ。
 2年生KA君は前回「不定詞」の作文問題をやった。「家族全員が食事をするにはキッチンが狭すぎる。」は、よく知っているtoo〜to〜構文でThe kitchen is too small to eat in. がまず作れればいい。ここでは「意味上の主語」が「家族全員」なので、それをfor〜の形にして「不定詞」の前に割り込ませるのだ。〜too small for the whole family to eat in. 今日は「分詞」を使う第5文型SVOCを2通り勉強した。O(目的語)とC(補語)が主語と述語の関係になるような文で、特に「進行形」になる-ingと「受身形」になる-edの例文をたくさん見て英作文でも使えるようになった。
 御殿場教室のARさんがこちらに出席して、今週末の英検2級の対策勉強をやった。第1問の語彙力問題が一番点が取りにくいけれど、第2問と3問の長文読解問題でどれだけ挽回できるかだね。今日は直前でも得点につながりそうな第4問・英作文を3つやってもらって添削した。「ガラケーとスマホの対比」「映画館とビデオの対比」などについて80〜100語で書かせる問題だ。短時間でしっかりした英文が書けていたけど冠詞のa やtheの用法、比較構文の使い方ですこし減点された。いい結果がだせるよう祈ります。
 1年生のSU君も今週末英検2級を受ける予定だ。帰国して数か月になるけど次第に会話力が落ちていくのがわかる。環境が変わればだれでもそうだ。せっかくの英語を忘れないうちに資格を取っておくほうがなにかと有利だからね。前回「分詞」の用法を勉強した。並べ替えで「どう言っていいかわからなかったので、彼は黙ったままでいました。」は、Not knowing what to say, he remained silent. が正解。前半は「分詞構文」といって、接続詞+SVで言い換えればAs he didn't know what to say, と同じ。後半の文を修飾する働きなんだ。中学では教えていない。今日は英文を5つの文型に分類する勉強だった。第2文型SVCと第5文型SVOCがいちばんややこしい。補語Cがつかみにくいんだね。 尾上

(追記)新潟県の「平標山」で見た原発の巨大な鉄塔がきっかけで始まった私の探求心。ネットで調べるうちのたくさんの事実が判明したよ。新潟県の「柏崎刈羽原発」から送電されて群馬県中之条町の「開閉所」、大月市笹子の変電所から更に山中湖のパノラマ台を越えてわが町の近くに届いていたのであった。この小山町湯船にある「富士スピードウエイ」のあたりの「新富士変電所」こそ、東京電力の首都圏への電力供給の交差点なのだった。「灯台下暗し」とはまさにこのこと!
 インターネットで「鉄塔マップ」をクリックすると全国地図の上に次々と送電の鉄塔が数珠つなぎになって出現する。今建設中の「新東名高速」の予定線と並行してこの送電線は丹沢山系を通り首都圏に向かっていた。神奈川県の「秦野」から先は新しい高速の「圏央道」と同じように、「所沢」や「古河」を基点に関東平野をぐるっと取り囲んで千葉の「木更津」まで通じていたよ。そこからさらに都内をくまなく網羅している。この地図は実におもしろいよ。
2018/05/31 (Thu) 23:03


Do you mind my opening the window? ・・No, not at all.ええ、いいですよ
Do you mind my opening the window? ・・No, not at all.ええ、いいですよ
2018年5月27日(日)御殿場市民会館にて 
「御胎内の金蘭と銀蘭」
 御殿場市印野の「御胎内公園」に家内と散策に行った。今年は夏が早くて一面のツツジの海はもうほとんど散っていたけど、広い敷地の奥に富士山の溶岩でできた大きな洞窟がある。内部が母親の胎内のようにU字型になっていて、入り口からぐるっと回って反対側の出口に出てこられる。それでうっそうとした樹海のなかには安産祈願の神社も祭ってある。若い男女が一組受付で買ったローソクを灯しながらその洞窟に入って行った。
 そのお社の前に真っ赤な鳥居が立ちそこにはたくさんの黄色のキンランが咲き乱れていた。お社の裏手に回ると真っ白なササバギンランも数本発見!(左の壁紙の写真です。)白黄色ともに美しいラン科の野の花だ。夏も涼しくて湿度の高い御殿場では人の手の届かない神社やお寺でよく発見できる。最近我が家の裏の林でも2本見つけたよ。地中に「菌根菌」がないと育たないから栽培できないし鉢植えでも売っていない。マツタケやトリュフと同じだそうだ。自然のままで見るしかない貴重な花だよ・・。 
 
 1年生のKAさんは前回「不定詞」の問題をやって和訳も語句の並べ替えもしっかり正解が出せたね。中学でやったtoo〜to〜(あまりに〜なので〜できない:否定)に加えて新たに〜enough to〜(とても〜なので〜できる:肯定)が出てきた。enoughは形容詞(十分な〜)ならenough timeだけど副詞(十分に〜)ならold enoughと後置になることを覚えよう。今日は「動名詞」を勉強した。名詞用法の不定詞to〜と同じく「〜こと」と訳してよいけど、stop、give up、finish、avoid(避ける)などの「やめる」系の動詞の後は-ing形が多いよ。mind(気にする)も同じ仲間だ。「窓を開けてもいいですか?」はDo you mind my opening the window? という。「私が窓を開けることが気になりますか?」の意味。だからOKならNo, not at all.「いいえ、全然(気にしません)」と答えるよ。今日は「母音の発音」についても少し解説して練習してみた。日本語はアイウエオの5個、英語は母音が10個もある。
 裾野教室の2年生MAさんは「分詞構文」を勉強した。文頭が-ing形で始まりカンマ以降に主文が来るような構文のこと。when、as、ifのような「接続詞」を補って和訳するとよい。「〜時、〜ので、〜ならば」と覚えよう。主文をカンマで区切って、そのあとに-ingが来る場合は「後置修飾」で、同時の行為なら「〜しながら」、前後関係なら「そして〜」とandを補って和訳しよう。後半は「過去分詞」-ed形で始まる分詞構文も勉強した。Tom, forced to give up skating, took to skiing. 「トムはスケートを無理やり辞めさせられたのでスキーに打ち込んだ。」は As he was forced to 〜という節が「分詞構文」に変わって being forced to〜になりそのbeingを省略したのだ。これはSVの間に「割り込み」している例だ。 
 3年生OSさんは来週の英検のために対策勉強をやった。2級は第1問の語彙問題がレベル高くてなかなか正解がだせない。一緒にやってみるとどうもセンター試験よりも難しいようだね。あと数日だけどこういう時こそ集中力を発揮して苦労すると後々の試験でも報われるよ。頑張ろう。
 KI君は前回「新潟大」の英文が難しかったね。Children must be taught their native language and the necessary training takes a long time. 「子供に母国語は教えなければならない。そしてそれに必要な訓練には長い時間がかかるのだ。」一見やさしそうな文だけど「何が言いたいのか?」と考えることが大切だ。受動態のまま訳しては通じないし、テーマが「子供」ではなくて「ことば」であるならそこに「〜は」を使わないと通じない。次の文で「ことば」は親から遺伝でうけつぐものではない、と書いてあるからね。今日はまずいつも時間不足でやり切れない長文読解問題をやってみた。「旭川医科大」の「インターネットの副作用」を読んだらどの設問にも正確に答えが出せたね。和訳が少々難しかったけど。 尾上

(追記)この「御胎内公園」の近くに今は「樹空の森」という市民の「文化施設」と「運動場」の大きな憩いの公園ができて、日帰り温泉の「お胎内温泉」と隣り合わせだから週末には家族連れでおおいに賑わうようになった。しかし私が40年前御殿場南高校に転勤してきた頃にはこの辺りは自衛隊の「滝が原駐屯地」に近く「東富士演習場」の中の一画だったから市民が訪れることも少なかった。
 この冷涼な高原の「お胎内公園」が夏休み中は林間学校になった。酷暑の沼津や富士の方から高校生が「勉強合宿」のためにここに連泊して勉強に集中していた。私が指導する吹奏楽部では、8月中旬の県コンクールに出場するため直前にここで集中合宿をやっていた。生徒たちと寝泊まりしたその木造の宿舎は今も健在でとても懐かしかった。樹林の中にステージを設けて野外コンサートのような楽しい練習をやったなあ。
2018/05/27 (Sun) 23:11


I could not but laugh. (笑わずにいられなかった)
I could not but laugh. (笑わずにいられなかった)
2018年5月24日(木)裾野市民文化センターにて 
「原発の巨大な鉄塔」
 先週、新潟の「平標山」に登って巨大な鉄塔を見て以来「柏崎刈羽原発」の送電線が気になっている。宿泊したリゾートホテル「ベルナティオ」のある「あてま高原」や十日町市の信濃川の流域で原発の特に高い鉄塔群をたくさん見たので帰宅後ネットで調べてみた。GoogleMapにも載っていないが、「三国峠」を超えて関東地方に入ると東京まで送電線はどこを通るのだろうか?
 1987年に操業を始めて20年後、2007年7月に「中越沖地震」が起きて火災事故が発生して以来この柏崎原発7基はすべて停止した。直前にはカナダを抜いて世界一の発電力を誇っていたという。さらにその4年後、2011年3月11日に記憶も新しい「東日本大震災」と「福島原発」の大事故もあり、新潟の沖合に活断層も確認されてどうも再利用の見込みはなくなったようだ。でも巨大な建造物が人家を避けた山の上に取り残されている・・・。

 2年生TAさんは前回「不定詞」をつかう英作文をやった。「私は忙しすぎて今週末どこにも行けません。」は例のtoo〜to〜構文を使いたかったね。I was too busy to go anywhere this weekend. とすればよかった。becauseで2つの文に分けて書いてもOKだけど。今日は「分詞」の勉強に入り、SVOC(第5文型)の英文でC(補語)が現在分詞-ingや過去分詞-edになる場合をたくさんの例文で練習した。
 2年生KA君は前回「不定詞」で英文和訳をやった。My favorite Friday night activity was to go to the movie theater in my town and see whatever wa playing. はandの後に動詞の原形seeがあるので、前の方のgoと同じ種類と考える。「金曜夜の私の行動は、町の映画館に行って上映しているものなら何でも見ることだった。」このandが2つでなくてひとつながりの行動とみなすことが大事だ。今日はtoのない「原形不定詞」を使う慣用用法をいくつも勉強した。特にI could not but laugh. (笑わずにいられなかった)やHe did nothing but stand,(ただ立っているだけだった)はともにbutが「〜以外」「〜をのぞいて」の意味だと分かれば覚えやすいね。
 1年生のSU君は「助動詞」の用法を勉強した。中学で教える基本的な意味に加えて高校ではmust・should・ought to・may・can'tがそれぞれもう一つ別の意味をもっていて、「〜に違いない」(100%)、「〜のはずだ」(80%)、「〜かもしれない」(20%)、「〜のはずがない」(0%)などすべて「話者の推量」の強さを表す働きだと学ぶよ。今日は「否定文」の場合や後に「完了形」が来る場合も含めて、「助動詞」を含む英文の和訳と日本語を英語に直す練習をいくつもやった。
 YAさんは来週の試験対策に専念してプリントは次回に回した。 尾上

(追記)自称「鉄塔マニア」という人たちがいるようだ。特に2本合わせて100万ボルトもの高圧の送電線をつなぐ原発の鉄塔となるとかなり巨大で、一度気になると追いかけたくなるらしい。そういう人のブログを拾って調べてみたよ。新潟県から「三国峠」を超えて群馬県に入るとその2本をまず「西群馬開閉所」という所に集める。「榛名山」の北側にある中之条町の「四万温泉」のあたりだとわかった。何度か行ったことがあるが気がつかなかったなあ。
 しかし、ここからすぐ東京に向かうのではなくて、さらに埼玉県の「秩父山地」の山々を越えてまっすぐに南下し「山梨県」に入る。大月市の西部にある「笹子駅」のあたりの「東山梨変電所」を経由してからやっと東京に向かうらしい。高圧電流の付近には強い電磁波が発生して人体への悪影響も予想されるから、人家や町中を避けて山の中を一直線につなぐと思われる。すでに登ったことのある「妙義山」や「大菩薩」、「雁が腹摺山」のあたりも通っていたらしい。
2018/05/24 (Thu) 23:10


It is・・for人 to〜とIt is・・of 人to〜との違い
It is・・for人 to〜とIt is・・of 人to〜との違い
2018年5月20日(日) 御殿場市民会館にて 
「十日町のリゾート」
 あこがれの「平標山」を10時間も歩いて素晴らしい展望と花々をたっぷり楽しんだ。「苗場」の登山口に下山した後は日帰りで帰宅の予定だったけど、実は寄り道したい所があった。この日、母校・甲陽学院の同窓生によるゴルフコンペが新潟県十日町市で計画されていたから食事だけでも一緒にできたらと思っていた。数年前には長野県蓼科高原でのゴルフ大会にも家内と立ち寄ったことがある。
 「登山の帰りで突然だけど・・」と電話で打診したら即決で歓迎された。苗場から越後湯沢に下って50キロほど離れた「あてま高原リゾート」の豪華なホテル「ベルナティオ」に着いた。「今回は参加者がわずか6人でさびしいから尾上君に来てもらってよかったよ。」今回も「日本板硝子」会長だった親友のFU君が中心になって実現したらしい・・・。

 裾野教室の2年生MAさんは中間テストが終わったので木曜日の振り替えでこちらに参加した。前回は動詞の「完了形」や「進行形」を含む英作文をやった。特に「未来完了」が難しかったね。今日は「現在分詞」-ingと「過去分詞」-edが、SVOCの文型ではC(補語)として使われる文を研究した。OとCが主語・述語の関係だと考えればわかりやすい。be動詞がないけどそれぞれ「進行形」と「受動態」の文に相当するわけだね。No one is seen smoking on television anymore.を和訳せよ、の問題は難しかった。この受動態の文を能動態に直してみると分かりやすくなるよ。We see no one smoking on television anymore.だから問題のSVOCだ。「今はもうテレビではだれも喫煙しているのを見ることはない。」
 1年生のKAさんは前回、長文で「レストランをはやらせる方法」がほぼうまく和訳できた。The lady thought he was much more generous than he really was. 「その女性は彼が実際よりもずっと気前がいいと思った。」このmuchは次の比較級のmore generousを強調して「ずっと」と訳すといいね。今日は「不定詞」の勉強で、中学でやった内容に加えてIt is・・・for人 to〜、It is ・・・of 人to〜の違いを勉強。前者は「人が〜することは・・・だ」(名詞用法)、後者は「〜するとは・・・な人だな。」(副詞用法)の違いがなかなかややこしい。
 KI君は前回、「関西大」の英文を和訳した。The immigrants who came to America felt that they were coming to a promised land where they would neither be persecuted for their religion nor oppressed because they were born into a low social class. はneither A nor B(AもBも〜でない) に注意して、「その宗教のために迫害されることもないし低い階層に生まれたがために抑圧されることもないような約束の土地に・・・」となる。AとBがそれぞれ長くて判別しにくかったね。今日は「態」がテーマ。文法や作文の入試問題が意外に難しくて手こずったね。
 2年生のARさんは中間テストの対策で文法や語彙の問題に熱心に取り組んだ。 be toが「助動詞」のwillやcan、shouldのような働きになることを勉強した。 尾上

(追記)広々した露天風呂を楽しみ、安い宿泊代なのにビフテキまでつく豪華な夕食とお酒を味わってその晩は早めにベッドにもぐった。山登りのあとにこんな楽しい時間がもてるのはめったにない経験だ。翌朝早くめざめて散歩に出たら、お花畑が点在するホテル敷地の池の周辺で今回の集まりの幹事KO君と出会った。
 新潟市内に住んでいて先日の少女誘拐の犯人はすぐ近所の人だったそうだ。現役時代は「鹿島建設」にいたから柏崎・刈羽原発にも関係があって、私が「平標山」の下山で見た巨大な「原発の鉄塔」に驚いた話をすると、彼もそういう送電線や鉄塔の保全の仕事で山にはたくさん登ったよ、とのこと。平標山ももちろん苗場山も八海山もいい山だよね、という。
 「ゴルフ場がつぎつぎ閉鎖されているご時世に、こんな辺鄙な山の上のゴルフリゾートがなぜ平日でも満員なの?」と聞くと、この施設の建設には県と十日町市のほかに東京電力が多額の投資をしていることを教えてくれた。「ほら、あそこに一本あそこにも一本原発の鉄塔が立っているだろ。これが関東平野まで伸びていくんだ。」そうか、柏崎市と隣接のこの十日町市も「原発」誘致の見返りに市民・県民のレジャー施設としてここを開発したのだな。
2018/05/20 (Sun) 23:21


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