裾野市民文化センターにて
「金時山のオノエラン」
私の名前を冠する「オノエラン」は「金時山」の秘密の大岩でいつも6月のこの時期に咲く。昨日20日は私の75歳の誕生日で今年も祝ってくれたよ。昭和18年、1943年の生まれだから、太平洋戦争が始まって1年半たち敗戦色が濃くなり混乱していた時期だ。東京の渋谷区千駄ヶ谷の家から疎開して、長泉村(今は町)本宿の母の実家で生まれた。2年後には我が家も焼けてしまい戦争がやっと終わり、小学校入学の時に東京に戻った。それからけっこう長い人生だったなあ。私の誕生のさらに75年前はなにがあったかというと1868年つまり明治1年だ。なんと江戸時代は意外と近くにあったのだ。
今年は明治が始まって150年の区切りの年だ。私の曾祖父は明治になると、長崎奉行所の役人から長崎「高島炭鉱」の事務長に転職した。功績があったようで「長崎人物伝」にその名が残っている。明治生まれの祖父は長崎に生まれ木材会社の社員として大阪と東京で活躍した。旅行が好きで幼い私をリュックに入れてよく連れ歩いてくれたそうだ。父は大正時代に大阪の生まれで青山師範を出てから東京の軽金属会社に勤めた。大阪に移って小さな貿易会社を経営したこともある。しかし、私のように教育の世界に身を投じた親族はほかにいない。75歳、幸いにとても健康だからこれからもまだしばらく頑張れそうだ・・・。
2年生TAさんは前回「語句並べ替え」問題で「彼は昨日財布を盗まれた。」はHe had his wallet stolen yesterday. という。動詞のhadが「〜させる」の意味だから、「財布が盗まれるようにさせてしまった。」となる。stolenは過去分詞形で「受身」の意味になっている。「〜してもらう」「〜させる」の意味で、「have +物+-ed」のSVOCの語順をしっかり覚えよう。今日は動名詞のイディオムでin -ing〜(〜した時に)とon -ing(〜するとすぐに)を勉強した。「語句並べ替え」では「受動態」をやってたくさん正解が出せた。
2年生KA君は前回「付帯状況のwith」を勉強した。SV〜with 名詞+ingとかwith 名詞+-edを見たら主文に「状況をつけ加えている」表現だ。前者は「進行形」のように「〜していて」、後者は「受身形」のように「〜されて」という意味だ。with her hair waving in the windは「風に髪の毛がゆれて」、with his arms foldedは「腕が組まれて→腕を組んで」。今日は「独立分詞構文」のイディオムをたくさん勉強したあと「動名詞」の項目に入った。様々な動詞の目的語に「動名詞」〜ingをとる場合と「不定詞」to〜をとる場合の区別を勉強した。
MAさんは並べ替えで「〜は私にあまり重要ではない」は〜is not so important to meでOKなんだけど、「of +抽象名詞」が形容詞の働きになることは大切だ。ここではis of little importanceと言い換えできるよ。たとえばThe book was of great use to me.は〜very useful to me(とても役に立った)と同じことだ。「語句並べ替え」問題で「乗客を守るためにあらゆることを尽くすべきだ。」は、Everything possible(可能なすべてのこと) を主語にするのが難しかったね。Give me something cold to drink.(冷たい飲み物) のように「代名詞+形容詞」の語順に注意。
御殿場教室のARさんが出席した。今日は「分詞構文」に入った。学校でもちょうど教わっている所だそうでよかった。文の前半の「接続詞+S+V」の部分に着目して、「ケス、ケス、ING」と覚えておこう。理由の「〜なので」や「〜した時に」のような訳をつけてつなげればいい。後置の-ing〜の場合は@「〜しながら」またはA「〜して、そして」という訳し方だけでいい。Since she lived near the lake, she still swims well. は動詞の時制のずれに注意してHaving lived〜と「完了形」にしないといけないんだ。
1年生のSU君は前回「受動態」をやってかなり正解が出せたね。be interested in〜や be made of〜、be satisfied with〜などby以外の前置詞をつかうイディオムをたくさん覚えておこう。今日は「不定詞」を基礎から順に勉強した。中学ではto+動詞の形をみたら「〜すること」(名詞用法)「〜するための」(形容詞用法)「〜するために」(副詞用法)の3つに区別する力をつける。高校ではさらに「〜して(うれしい)」「〜するとは(幸運だ)」「そして(その結果)〜した」などの訳し方も勉強するよ。2枚目の「関係代名詞」は少々むずかしい。くわしくは次回に期待しよう。
YAさんは前回「名詞・代名詞」の英作文をやった。「その機械はどこか故障しているようだ」はSomething seems to be wrong with the machine.がいい。「その機械に関しては、どこかが具合悪いようだ。」と考える。The machine seems to have broken down.(その機械は壊れてしまったようだ)でもOKだけど、「どこか」にsomewhereを使うと、「どこかの家で」の意味になってしまうね。今日は「受動態」の語句並べ替えと英作文をやってみた。「日本食は健康に良いといわれています。」はIt is said that Japanese food is good for health.でいいのだけど、is said to〜を使えば Japanese foof is said to be good for health. 上の「機械」の例文もIt seems that something is wrong〜 から言い直してseems to〜を使ったものだから同じ書き換えだね。尾上
(追記)13年もつづいた山仲間のうちで一番屈強そうで昔サッカー部員だったAO君が、先月胃ガンの切除手術をして2週間入院した。すぐれた治療のおかげもあって無事退院したと電話があったので、先日横浜・青葉台の自宅までお見舞いに行った。まだ10日目なのに寝ているどころか午後の散歩から帰ってきたところだった。回復の速さに驚き!体力あるなあ。
第1回目の「金時山」から数えるともう13年もたって、ずいぶん長く続いたものだ。その間4人全員が常に参加できたわけではなく本人や家族の病気のために3人になったことも多い。私も7年前には妻の脳内出血で手術入院のためしばらく山から遠ざかっていたことがある。その間ほかの3人で実行してもらった。
7月の106回例会には南アルプス市の「櫛形山」2052mを提案している。山頂に自生のあやめが群落をなして咲き誇る「花の百名山」で有名だ。私の車で山頂近くまで行けるから、登りの標高差は200mくらいで年寄には手ごろなコースだ。今回はAO君ぬきで実行するしかなさそうだな。
