「富士山世界遺産センター」
予報では今日も真夏日になるというのでもっと涼しい所に逃げよう、と裾野市「水ケ塚」の公園に行った。標高500mの我が家でも沼津・三島より3度は低いけど、そこは1500mの高所だからさらに7度も涼しい。円形の草地にあずまやが建っていて、ネットラジオのオールド・ジャズを聴きながらのんびりランチを食べた。ここの草地も駐車してシャトルバスで5合目の登山口に向かう登山者の車でシーズン中はあふれるけど、夏休みシーズン直前のまだ静かな公園だった。
午後はこのスカイラインを「富士宮」側に下って、前から気になっていた「世界遺産センター」に行ってみることにした。「富士宮・浅間神社」の少し先にそのユニークな木組みの「逆三角形」が赤い鳥居と池の向こうに立っていた。このセンターはかなりの評判で、昨年暮にオープンして半年で30万人の来館者を記録したそうだ。カタツムリのような螺旋のスロープで1階から5階まで登る間に各合目の展望がスクリーンに映し出され、「田子の浦」の海岸から「富士山頂」までの登山を疑似体験できるように仕組んであったよ・・・。
2年生TAさんは前回「比較」に関する並べ替えと英作文をやった。日本語とのずれが多くて高校生は「比較」の英訳が苦手だ。「あなたは以前ほど若くない。」は「以前若かったのと比べるとそれほど若くない。」のように、省略を補えるように頑張ろう。You are not so young as you used to be.今日は「助動詞」のshould have -edが「〜すればよかったのに」と過去の行為を非難する表現を勉強した。need not have -ed なら「〜しないでもよかったのに」となるね。
KA君は前回「動名詞」の慣用表現で和訳をやった。前置詞のfor adults(大人たちにとって)だけでなく、接続詞のforはカンマのあとのbecauseのように,for she was not used to speaking「なぜなら彼女は・・・」にもなるから注意しよう。今日も「動名詞」でwould you mind opening the window? とwould you mind my opening the window?の違いを勉強した。前者は「開けてくれませんか?」で、後者は「私が開けてもいいですか?」となる。myは「動名詞の意味上の主語」だったね。
MAさんは前回「否定」で語句整序問題がとてもよくできていた。英作文では「彼に会うといつでも彼の母親を思い出す。」が素直にWhenever I meet him, I remember his mother.と「複文」で書ければいいけど、「二重否定」の構文でいえば I never meet him without remembering his mother. となるよ。今日は新たな「助動詞」で、may well(〜するのも当然だ)とmay as well(〜したほうがいい)を勉強した。後者はas〜as〜からの発想で「比較」の意味だと考えればいい。
YAさんは前回「助動詞+完了形」を勉強した。It must have rained heavily last night. The road is very muddy. 「昨夜は雨が激しく降ったに違いない。(なぜなら)道がすごくぬかっている(から)。」英語では2つ目の文が1つ目の文の「理由」や「説明」になることが多く、普通becauseとかforをいちいち言わない。和訳ではその省略語を補っておく方がよい。ここでは「・・に違いない」と断定した理由をつけ加えているよ。今日はused toとwould oftenがともに「過去の習慣」(よく〜したものだ)を表すことを勉強した。
1年生のOB君は前回「接続詞」の問題で「空所補充」をやってみた。SV that SV〜のように2組のSVがthatでつながったものを「複文」と呼んで主従関係でつながっている。It has been years since I heard from him last. も前半が「主文」で、接続詞since以下が「従節」だ。今日は「強調構文」It is 〜that・・・「・・・なのは〜だ」を勉強した。「私が初めてミュージカルを見たのはニューヨークでした。」は I saw musical in New York for the first time.の基本文から言いかえて It was in New York that I saw musical for the first time. といえばいい。
今日は8月・9月の「UG会予定表」を配布して、一緒に「夏期講習案内と新会員募集」のプリント(黄色)を2枚ずつお渡ししました。皆さんのお口添えがいただければ幸いです。三島会場が再開できますように。尾上
(追記)脚の不自由な家内のために、エレベーターで5階、つまり「山頂」に先に登ってから下山を体験することにした。火口を「お鉢巡り」してスクリーンに映る雲海を見ながらスロープをゆっくり順に下ってくる。シルエットの登山者と自分の影がダブって錯覚を起こす仕組みだ。山頂の砂漠のような光景から5合目の「森林限界」に入ってくると富士山の緑豊かな違った姿が映し出されて楽しい。
建物の外壁に近づいてガイドさんに聞いてみると、「ヒノキの角材を格子状に組み合わせてビスで止めただけの工法です。」とのこと。富士山をさかさまにしたようなデザインは実にユニークで、世界的に有名な「坂茂」という日本人建築家の設計だそうだ。ショップで彼の作品写真集を見ると、東京の「成蹊大学」の図書館もこの人の設計で、総ガラス張りの吹き抜け建築で宇宙船のカプセルのようなガラス玉のゼミ室が宙に浮いているのも面白い。









