高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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Do you mind my opening the window? ・・No, not at all.ええ、いいですよ
Do you mind my opening the window? ・・No, not at all.ええ、いいですよ
2018年5月27日(日)御殿場市民会館にて 
「御胎内の金蘭と銀蘭」
 御殿場市印野の「御胎内公園」に家内と散策に行った。今年は夏が早くて一面のツツジの海はもうほとんど散っていたけど、広い敷地の奥に富士山の溶岩でできた大きな洞窟がある。内部が母親の胎内のようにU字型になっていて、入り口からぐるっと回って反対側の出口に出てこられる。それでうっそうとした樹海のなかには安産祈願の神社も祭ってある。若い男女が一組受付で買ったローソクを灯しながらその洞窟に入って行った。
 そのお社の前に真っ赤な鳥居が立ちそこにはたくさんの黄色のキンランが咲き乱れていた。お社の裏手に回ると真っ白なササバギンランも数本発見!(左の壁紙の写真です。)白黄色ともに美しいラン科の野の花だ。夏も涼しくて湿度の高い御殿場では人の手の届かない神社やお寺でよく発見できる。最近我が家の裏の林でも2本見つけたよ。地中に「菌根菌」がないと育たないから栽培できないし鉢植えでも売っていない。マツタケやトリュフと同じだそうだ。自然のままで見るしかない貴重な花だよ・・。 
 
 1年生のKAさんは前回「不定詞」の問題をやって和訳も語句の並べ替えもしっかり正解が出せたね。中学でやったtoo〜to〜(あまりに〜なので〜できない:否定)に加えて新たに〜enough to〜(とても〜なので〜できる:肯定)が出てきた。enoughは形容詞(十分な〜)ならenough timeだけど副詞(十分に〜)ならold enoughと後置になることを覚えよう。今日は「動名詞」を勉強した。名詞用法の不定詞to〜と同じく「〜こと」と訳してよいけど、stop、give up、finish、avoid(避ける)などの「やめる」系の動詞の後は-ing形が多いよ。mind(気にする)も同じ仲間だ。「窓を開けてもいいですか?」はDo you mind my opening the window? という。「私が窓を開けることが気になりますか?」の意味。だからOKならNo, not at all.「いいえ、全然(気にしません)」と答えるよ。今日は「母音の発音」についても少し解説して練習してみた。日本語はアイウエオの5個、英語は母音が10個もある。
 裾野教室の2年生MAさんは「分詞構文」を勉強した。文頭が-ing形で始まりカンマ以降に主文が来るような構文のこと。when、as、ifのような「接続詞」を補って和訳するとよい。「〜時、〜ので、〜ならば」と覚えよう。主文をカンマで区切って、そのあとに-ingが来る場合は「後置修飾」で、同時の行為なら「〜しながら」、前後関係なら「そして〜」とandを補って和訳しよう。後半は「過去分詞」-ed形で始まる分詞構文も勉強した。Tom, forced to give up skating, took to skiing. 「トムはスケートを無理やり辞めさせられたのでスキーに打ち込んだ。」は As he was forced to 〜という節が「分詞構文」に変わって being forced to〜になりそのbeingを省略したのだ。これはSVの間に「割り込み」している例だ。 
 3年生OSさんは来週の英検のために対策勉強をやった。2級は第1問の語彙問題がレベル高くてなかなか正解がだせない。一緒にやってみるとどうもセンター試験よりも難しいようだね。あと数日だけどこういう時こそ集中力を発揮して苦労すると後々の試験でも報われるよ。頑張ろう。
 KI君は前回「新潟大」の英文が難しかったね。Children must be taught their native language and the necessary training takes a long time. 「子供に母国語は教えなければならない。そしてそれに必要な訓練には長い時間がかかるのだ。」一見やさしそうな文だけど「何が言いたいのか?」と考えることが大切だ。受動態のまま訳しては通じないし、テーマが「子供」ではなくて「ことば」であるならそこに「〜は」を使わないと通じない。次の文で「ことば」は親から遺伝でうけつぐものではない、と書いてあるからね。今日はまずいつも時間不足でやり切れない長文読解問題をやってみた。「旭川医科大」の「インターネットの副作用」を読んだらどの設問にも正確に答えが出せたね。和訳が少々難しかったけど。 尾上

(追記)この「御胎内公園」の近くに今は「樹空の森」という市民の「文化施設」と「運動場」の大きな憩いの公園ができて、日帰り温泉の「お胎内温泉」と隣り合わせだから週末には家族連れでおおいに賑わうようになった。しかし私が40年前御殿場南高校に転勤してきた頃にはこの辺りは自衛隊の「滝が原駐屯地」に近く「東富士演習場」の中の一画だったから市民が訪れることも少なかった。
 この冷涼な高原の「お胎内公園」が夏休み中は林間学校になった。酷暑の沼津や富士の方から高校生が「勉強合宿」のためにここに連泊して勉強に集中していた。私が指導する吹奏楽部では、8月中旬の県コンクールに出場するため直前にここで集中合宿をやっていた。生徒たちと寝泊まりしたその木造の宿舎は今も健在でとても懐かしかった。樹林の中にステージを設けて野外コンサートのような楽しい練習をやったなあ。
2018/05/27 (Sun) 23:11


I could not but laugh. (笑わずにいられなかった)
I could not but laugh. (笑わずにいられなかった)
2018年5月24日(木)裾野市民文化センターにて 
「原発の巨大な鉄塔」
 先週、新潟の「平標山」に登って巨大な鉄塔を見て以来「柏崎刈羽原発」の送電線が気になっている。宿泊したリゾートホテル「ベルナティオ」のある「あてま高原」や十日町市の信濃川の流域で原発の特に高い鉄塔群をたくさん見たので帰宅後ネットで調べてみた。GoogleMapにも載っていないが、「三国峠」を超えて関東地方に入ると東京まで送電線はどこを通るのだろうか?
 1987年に操業を始めて20年後、2007年7月に「中越沖地震」が起きて火災事故が発生して以来この柏崎原発7基はすべて停止した。直前にはカナダを抜いて世界一の発電力を誇っていたという。さらにその4年後、2011年3月11日に記憶も新しい「東日本大震災」と「福島原発」の大事故もあり、新潟の沖合に活断層も確認されてどうも再利用の見込みはなくなったようだ。でも巨大な建造物が人家を避けた山の上に取り残されている・・・。

 2年生TAさんは前回「不定詞」をつかう英作文をやった。「私は忙しすぎて今週末どこにも行けません。」は例のtoo〜to〜構文を使いたかったね。I was too busy to go anywhere this weekend. とすればよかった。becauseで2つの文に分けて書いてもOKだけど。今日は「分詞」の勉強に入り、SVOC(第5文型)の英文でC(補語)が現在分詞-ingや過去分詞-edになる場合をたくさんの例文で練習した。
 2年生KA君は前回「不定詞」で英文和訳をやった。My favorite Friday night activity was to go to the movie theater in my town and see whatever wa playing. はandの後に動詞の原形seeがあるので、前の方のgoと同じ種類と考える。「金曜夜の私の行動は、町の映画館に行って上映しているものなら何でも見ることだった。」このandが2つでなくてひとつながりの行動とみなすことが大事だ。今日はtoのない「原形不定詞」を使う慣用用法をいくつも勉強した。特にI could not but laugh. (笑わずにいられなかった)やHe did nothing but stand,(ただ立っているだけだった)はともにbutが「〜以外」「〜をのぞいて」の意味だと分かれば覚えやすいね。
 1年生のSU君は「助動詞」の用法を勉強した。中学で教える基本的な意味に加えて高校ではmust・should・ought to・may・can'tがそれぞれもう一つ別の意味をもっていて、「〜に違いない」(100%)、「〜のはずだ」(80%)、「〜かもしれない」(20%)、「〜のはずがない」(0%)などすべて「話者の推量」の強さを表す働きだと学ぶよ。今日は「否定文」の場合や後に「完了形」が来る場合も含めて、「助動詞」を含む英文の和訳と日本語を英語に直す練習をいくつもやった。
 YAさんは来週の試験対策に専念してプリントは次回に回した。 尾上

(追記)自称「鉄塔マニア」という人たちがいるようだ。特に2本合わせて100万ボルトもの高圧の送電線をつなぐ原発の鉄塔となるとかなり巨大で、一度気になると追いかけたくなるらしい。そういう人のブログを拾って調べてみたよ。新潟県から「三国峠」を超えて群馬県に入るとその2本をまず「西群馬開閉所」という所に集める。「榛名山」の北側にある中之条町の「四万温泉」のあたりだとわかった。何度か行ったことがあるが気がつかなかったなあ。
 しかし、ここからすぐ東京に向かうのではなくて、さらに埼玉県の「秩父山地」の山々を越えてまっすぐに南下し「山梨県」に入る。大月市の西部にある「笹子駅」のあたりの「東山梨変電所」を経由してからやっと東京に向かうらしい。高圧電流の付近には強い電磁波が発生して人体への悪影響も予想されるから、人家や町中を避けて山の中を一直線につなぐと思われる。すでに登ったことのある「妙義山」や「大菩薩」、「雁が腹摺山」のあたりも通っていたらしい。
2018/05/24 (Thu) 23:10


It is・・for人 to〜とIt is・・of 人to〜との違い
It is・・for人 to〜とIt is・・of 人to〜との違い
2018年5月20日(日) 御殿場市民会館にて 
「十日町のリゾート」
 あこがれの「平標山」を10時間も歩いて素晴らしい展望と花々をたっぷり楽しんだ。「苗場」の登山口に下山した後は日帰りで帰宅の予定だったけど、実は寄り道したい所があった。この日、母校・甲陽学院の同窓生によるゴルフコンペが新潟県十日町市で計画されていたから食事だけでも一緒にできたらと思っていた。数年前には長野県蓼科高原でのゴルフ大会にも家内と立ち寄ったことがある。
 「登山の帰りで突然だけど・・」と電話で打診したら即決で歓迎された。苗場から越後湯沢に下って50キロほど離れた「あてま高原リゾート」の豪華なホテル「ベルナティオ」に着いた。「今回は参加者がわずか6人でさびしいから尾上君に来てもらってよかったよ。」今回も「日本板硝子」会長だった親友のFU君が中心になって実現したらしい・・・。

 裾野教室の2年生MAさんは中間テストが終わったので木曜日の振り替えでこちらに参加した。前回は動詞の「完了形」や「進行形」を含む英作文をやった。特に「未来完了」が難しかったね。今日は「現在分詞」-ingと「過去分詞」-edが、SVOCの文型ではC(補語)として使われる文を研究した。OとCが主語・述語の関係だと考えればわかりやすい。be動詞がないけどそれぞれ「進行形」と「受動態」の文に相当するわけだね。No one is seen smoking on television anymore.を和訳せよ、の問題は難しかった。この受動態の文を能動態に直してみると分かりやすくなるよ。We see no one smoking on television anymore.だから問題のSVOCだ。「今はもうテレビではだれも喫煙しているのを見ることはない。」
 1年生のKAさんは前回、長文で「レストランをはやらせる方法」がほぼうまく和訳できた。The lady thought he was much more generous than he really was. 「その女性は彼が実際よりもずっと気前がいいと思った。」このmuchは次の比較級のmore generousを強調して「ずっと」と訳すといいね。今日は「不定詞」の勉強で、中学でやった内容に加えてIt is・・・for人 to〜、It is ・・・of 人to〜の違いを勉強。前者は「人が〜することは・・・だ」(名詞用法)、後者は「〜するとは・・・な人だな。」(副詞用法)の違いがなかなかややこしい。
 KI君は前回、「関西大」の英文を和訳した。The immigrants who came to America felt that they were coming to a promised land where they would neither be persecuted for their religion nor oppressed because they were born into a low social class. はneither A nor B(AもBも〜でない) に注意して、「その宗教のために迫害されることもないし低い階層に生まれたがために抑圧されることもないような約束の土地に・・・」となる。AとBがそれぞれ長くて判別しにくかったね。今日は「態」がテーマ。文法や作文の入試問題が意外に難しくて手こずったね。
 2年生のARさんは中間テストの対策で文法や語彙の問題に熱心に取り組んだ。 be toが「助動詞」のwillやcan、shouldのような働きになることを勉強した。 尾上

(追記)広々した露天風呂を楽しみ、安い宿泊代なのにビフテキまでつく豪華な夕食とお酒を味わってその晩は早めにベッドにもぐった。山登りのあとにこんな楽しい時間がもてるのはめったにない経験だ。翌朝早くめざめて散歩に出たら、お花畑が点在するホテル敷地の池の周辺で今回の集まりの幹事KO君と出会った。
 新潟市内に住んでいて先日の少女誘拐の犯人はすぐ近所の人だったそうだ。現役時代は「鹿島建設」にいたから柏崎・刈羽原発にも関係があって、私が「平標山」の下山で見た巨大な「原発の鉄塔」に驚いた話をすると、彼もそういう送電線や鉄塔の保全の仕事で山にはたくさん登ったよ、とのこと。平標山ももちろん苗場山も八海山もいい山だよね、という。
 「ゴルフ場がつぎつぎ閉鎖されているご時世に、こんな辺鄙な山の上のゴルフリゾートがなぜ平日でも満員なの?」と聞くと、この施設の建設には県と十日町市のほかに東京電力が多額の投資をしていることを教えてくれた。「ほら、あそこに一本あそこにも一本原発の鉄塔が立っているだろ。これが関東平野まで伸びていくんだ。」そうか、柏崎市と隣接のこの十日町市も「原発」誘致の見返りに市民・県民のレジャー施設としてここを開発したのだな。
2018/05/20 (Sun) 23:21


助動詞mayを過去形のmightに
助動詞mayを過去形のmightに
2018年5月17日(木)裾野市民文化センターにて 
「平標山のシラネアオイ」
 いつもの山の仲間には数年越しで提案してきた憧れの山、「たいらっぴょう」1984mは群馬県と新潟県にまたがる「花の百名山」だ。一昨日、珍しい紫色のヤシオツツジが咲くこの時期に思い切って単独で登ってきた。夜通し高速を走り続けて早朝、越後湯沢の「苗場スキー場」の登山口から出発した。例年より早く暑い夏日が続くけど、「平標山の家」から見上げる「谷川岳」の峰々にはまだ雪渓がまだら模様に残ってとても美しかったよ。
 「山の家」で花柄の入ったオリジナルTシャツを買って小屋の若いご夫婦から「花の情報」を仕入れた。「まだ雪が多くてこの先の平標山頂まではほとんど花が咲いていないから、逆にこの高さで大源太山まで行ってみたら?タムシバ、イワナシ、シャクナゲが咲き出しているし、その先の三角山ではシラネアオイも見つかりますよ。」へえ、そんな大好きな紫の花が咲いているのか、よし計画変更だ・・・。

 2年生TAさんは前回「助動詞」で英作文をやってみた。「関西学院大」の「トムは傘を座席の下に忘れてきたかもしれないと言った。」は「昔のことへの推量」なので、後半がHe may have left his umbrella under his seat.のように助動詞mayの後を「完了形」で書かないといけない。さらに「〜といった」が昔のことなのでHe said thatの後に続ける伝達文には「時制の一致」でmayを過去形のmightにしないといけない。今日からは「分詞」の勉強だ。「進行形」の動詞be + -ingと「受動態」の動詞be + -edで、be動詞をsitやstandなどに置き換えてさらに意味を加える働きを勉強した。
 1年生のSU君は中学英語の復習で、前回「進行形」be + -ingでたくさんの練習問題をやってみた。「動作」が進行中だから「〜している」となる。「今」なら現在形のis・am・are、「昔」ならwas・wereを忘れてはいけない。助動詞では「義務」のmust(〜せねばならない)が「推量」で「〜に違いない」の意味にも使うことを覚えた。反対に「不可能」のcannotが「推量」で「〜のはずがない」の意味になる。今日は「完了形」の勉強で、現在完了だけなく、すこし高校分野に踏み込んで「過去完了」と「未来完了」も勉強した。とても難しかったね。
 KA君とYAさんは明日の中間試験のために対策の勉強に専念した。MAさんも試験の関係で次の日曜日に振り替えてお休みした。 尾上

(追記)山頂とは逆に「三国山」に向かって尾根道をアップダウンしていく気持ち良さ。右手のかなたには真っ白な山脈が連なる。あの白銀のテーブル状の大きな山は一昨年2人の仲間と登った「苗場山」だ。あの急峻な崖をふうふう言って登りきったのは路傍に咲く花々に癒されたおかげだ。左手にも真っ白な「谷川岳」の双耳峰がそびえている。正面に三角の山が見えてきた。足元に大きな紫色の花が3輪も咲いているよ。あこがれの高貴な花、シラネアオイだ!
 長い木道を登り切ってやっとたどり着いた「平標山」の山頂からは360度の大展望。7月になれば可愛いいハクサンコザクラやチングルマのお花畑が広がる斜面がすぐ目の前に。向かいの最高峰「仙ノ倉山」2026mから「谷川岳」に向かう尾根道も残雪が美しい。持参のiPADでカシャッと記念アルバムに収めて昼食のおにぎりを食べた。さあ、今日のお目当てはムラサキヤシオツツジだったな。これから「松手山」に下ったあたりならきっと咲いているはず。
2018/05/17 (Thu) 22:50


ダッシュの用法を覚えよう
ダッシュの用法を覚えよう
2018年5月13日(日) 御殿場市民会館にて 
「田植えをやったよ」
 いつもの畑仲間がほぼ全員参加して1週間遅れの「田植え」をやった。原始的だけどこれが楽しくてもう6・7年続く行事になった。お金をかけずによその家の田んぼで余った稲をもらって植えるからどうしても遅れるんだ。仲間のTAさんはご主人が稲作の専門家で、いつも私のモミまきから芽出しまで助けてくれる。今年もトレーで6枚分けてくれた。ありがとうございます。
 長靴でもいいけど思い切って裸足になって田んぼに飛び込み、3本指に稲を3・4本つまんで水の中に差し込む。2m幅で一列7・8か所に植えていく。仲間7人の個性の寄せ集めでまとまりはないけどまあまあきれいな田んぼが完成したよ。地主さんの左右の田んぼは田植え機を使っているからきちんと整列して美しいけど・・。
 
 3年生のOSさんは前回「早稲田大」の英作文をやった。「あなたが帰国なさる頃には桜はみんな散ってしまっていることでしょう。」最後の動詞の部分は「未来完了」だと気づけばwill have fallenと書けたのに。「帰国なさる頃までには」の意味でbeforeとかby the timeでつなぐ。継続「〜までずっと」のtillやuntilではないよ。時、条件だからwill(〜だろう)なしで現在形で書くことが大切。今日は「受動態」で文法・並べ替え・作文など入試問題をたくさんやってみた。
 2年生ARさんからは明日のテスト対策で「仮定法」の難しい問題点について質問があった。今日のプリントは「不定詞」の慣用用法で、too〜to〜や〜enough to〜と同じ意味でso〜as to〜も覚えた。しかし似たようなso as to〜はin order to〜と同じ「目的」を表して「〜するために」の意味になるから混同しないように。
 1年生のKAさんは前回「盲導犬」のエッセイを読んだ。They have been used to help blind people ― now more commonly called the sightless or visually impaired ― for over seventy-five years. 途中にある2つの横棒は「ダッシュ」といって文中に「挿入」して「差別用語」のblind peopleの説明を補っているから、「盲人(今では目の見えない人とか視覚障害者とよばれるほうが多いが)を補助するために75年以上前から使われている。」のようにカッコをうまく使うといい訳になる。
 MAさんは前回、英文「人間より洋服が大事」を全訳した。these clothesは複数形だけど「この服」でOK。shoesやpantsは1足、1着でも複数形だからthisとはいえないよ。助動詞のshould(〜すべきだ)はought toと同じ意味。今日は「助動詞」の上級編で、助動詞+完了形を勉強した。You should have watched 〜「見ればよかったのに。」とかYou need not have watched〜「見る必要なかったのに」のように、昔の事実に対して残念とか非難の気持ちを表す言い方だ。 尾上

(追記)市内中畑の地主さんから休耕田の一角を50坪ほどだけ借りて、畔シートで区切って小型の田んぼにしている。昔わたしも覚えがあるけど小学校の校庭の片隅に「田んぼ」があって体験作業をした人もいるでしょう。そのようなものです。私が自宅で育てている稲はやっと10センチになってあと半月ほどしないと移植できない。それでTAさんに頼んで植え残りを分けてもらったというわけ。
 私は東京の小学校に入るまでは長泉町の農家に住んでいたから「田植え」にも一緒に行ったよ。昔の「田植え」は6月の梅雨時にやっていたから4月に蒔いたモミが十分発育して20センチくらいの丈だった。今は気候に逆らって農協主導で「早期収穫」を目指しているからすべてが機械化して稲も短い。田植え機に載せて植える稲も農協で育ててもらって一皿1000円で買う農家も多いそうだ。
 数百万円もする自動田植え機で植えるから果たして利益が出るのだろうか。そういう周囲の環境の中では私たちの楽しむ50年も昔の「自然農法」がなかなかやりにくいなあ。
2018/05/13 (Sun) 23:09


命令文Do it at once. の受動態Let it be done at once.
命令文Do it at once. の受動態Let it be done at once.
2018年5月10日(木)裾野市民文化センターにて 
「ヤマシャクヤク」
 昨年、東京青山の「アップルストア」でタブレットのiPADを購入してから1年になった。WIFI専用だから自宅では居間・台所・浴室などを移動しながらもっぱらネットラジオでオペラやジャズをかけている。なにしろNYからのナマ放送で24時間途切れずにやっているから、起きてから寝るまで家中に音楽の流れる生活だ。よく飽きないわねえ、と家内があきれている。
 家の外ではカメラだ。いつもはこれを赤い皮のケースに入れて肩にかけて山に行く。畑仕事の仲間のひとりOKさんが持っていたのと同じものが欲しくて奥さんに頼んでもう一つ手作りしてもらった特注品だ。6日はGWの最終日で晴天続きもいよいよ終わりの予報なのでiPADを提げて裾野市須山の「黒岳」に登った。昨年より半月も早いけどピッタリ正解だった!大好きなヤマシャクヤクの素敵な写真が今年もまたiPADのアルバムに加わった・・。

 2年生TAさんは「不定詞」の慣用用法をたくさん勉強した。目的の「〜するために」はin order to〜かso as to〜を使う。結果の「とても〜なので・・・できない」は中学でも勉強したtoo〜 to・・・だけど、その逆に肯定で「・・・できる」の時には〜enough to・・・を使うよ。The problem of saving the forests is too important to leave only to the environmentalists.の和訳はほぼよかったね。「森を守るという問題はとても重要だから環境保護論者たちだけにまかせておけない。」
 KA君は前回「岡山大」の英文でThere is measure in all natural things ―in their size, speed or violence. の訳が難しかった。コロンやセミコロンと同じように、横棒の「ダッシュ」も一度そこで文を切って、前文の一部に説明を加えるために使うから「すなわち」と和訳しておくとよい。ここではin 〜と同じものが前にもあることに注目して、「すべての自然界の物事には適度というものがある。すなわち大きさにも速さにも激しさにも。」今日の「立教大」の英文でも・・・agricultural goods or natural resouces: cocoa, tea spices・・・の箇所にコロン(:)が使われている。その前文の追加説明なので、訳はそこで切って「すなわち」とか「たとえば」と和訳をつけ加えておきたい。
 MAさんは明日から中間テストなので、プリントは次週に延ばして試験対策に集中した。助動詞が英語の試験範囲で、特に「助動詞+have -ed」が難しいようだった。教科書の例文がわずかなので、ほかの例文をいくつか提示して理解力を高めるアドバイスをした。わかってもらえてよかった。
 1年生のSU君は前回、動詞の「現在完了形」have+-edを勉強した。「完了」だからすでに過去のことだけど「今」とも関係がある場合に使うもので日本人にはなじみがなくてなかなか難しい。「今までずっと〜してきた」(継続)、「今はもう〜してしまった」(完了)、「今までに〜したことがある」(経験)などの和訳に相当する。接続詞のsinceや前置詞のfor、副詞のalreadyやever、neverなどを伴うから見分けやすいよ。今日も中学の復習をやってみた。動詞の規則変化表はしっかり勉強した成果が表れていたね。進行形be+-ingの作り方ではbe動詞を落としてはいけない。「付加疑問文」の作り方も今日初めて覚えたね。何か発言のあとに、「それともそうではないの?」という意味で念を押す言い方なんだね。NZ(ニュージーランド)の中学では先生たち大人は使うけど、「丁寧にしゃべるとき」だから生徒たちは使わなかったらしい。その代わりに最近のアメリカでは「念を押す」のにはyou know?をやたらに使うようになったよ。
 YAさんは学校の試験対策を少しやってから今日の課題プリントで「態」に関する入試問題をやってみた。1・2年生で出てくる文法事項はほぼ80%理解できていたね。「命令文」の受動態の作り方は初めてだった。Do it at once. 「それをすぐやれ」は、Let it be done at once.「それがすぐやられるようにせよ」にすればいい。Letではじまる命令文にかわるのだ。ザ・ビートルズの名曲Let it be「なすがままに」もこれだね。 尾上

(追記)サファリパークへの少し手前を左折すると「山神社」に着く。「愛鷹山系」の人気コースの登山口で駐車場はすでにいっぱいだった。無人小屋の「愛鷹山荘」を過ぎるとたいていの人は左の「越前岳」1504mを目指す。わたしは右に折れてもっと低い「黒岳」1086mに向かって急傾斜を登る。杉林の中を半時間ほど登ると山頂だ。ここにお目当てのヤマシャクヤクが咲いているはずだけどな。
 手前の展望台の群生地ではまだ早くて開花は数輪だけだったのに、山頂に着いて富士山の反対斜面をのぞくとそこは秘密のお花畑だった。数人の若い登山グループは話に夢中で全然気づいていない。20輪ものヤマシャクヤクが今日一斉に「私のために」開花したかのよう。ラッキー!純白のボールが割れて中に黄色のオシベと紫の花芯が見える。まるで京都の和菓子のようだよ。
2018/05/10 (Thu) 23:53


「カンマカンマはカッコに入れよ」
「カンマカンマはカッコに入れよ」
2018年5月6日(日)  御殿場市民会館にて 
「淡島水族館のカサゴ」
 今年のGWはどうだった?私は「淡島マリンパーク」に初めて家内と船で渡ったよ。目の前に浮かぶ島だからほんの2・3分のことだけどね。乗船客には私たちのような年配者の姿が見えないし子供連れの家族はいるけど20代30代の若者の方が多いのは不思議だった。どうして「水族館」がこんなに若い男女に人気があるのかな?
 美しいカサゴの優雅な姿やアメフラシの不気味な肌に触れたりして童心に返ったあと、お決まりのイルカやアシカの曲芸もひさしぶりに面白かった。しかしあの若者たちはどうも別行動のようだ。皆一様にスマホと紙袋を手に淡島ホテルの裏のトンネルに入っていく。仲間でなにかわからない会話をしている。ベンチの男子に聞いてみたら、「体験型・リアル無人島脱出ゲーム」というイベントに参加しているのだった・・・

 3年生のOSさんは前回「動詞」の項目で和訳をやった。「早稲田大」の英文が長くてSV構造が判別しにくかったね。Those who look on history as just a record of famous people and events that are of little importance to people living now do not understand its true value. Those(人々)がSでdo not understandがVだね。「歴史というものを、単に有名人の記録とか今生きている人たちには大して重要でもない出来事の記録だと見なしているような人たちは、歴史の本当の価値が理解できないのだ。」今日は「時制」の勉強で入試問題に取り組んだ。
 2年生ARさんは前回「英作文」の入試問題で、「バスを乗り間違えるなんてあなたは不注意でしたね」は You were carelessでもIt was careless of you でもOK.さらに「間違ったバスに乗るなんて」と言い換えてto take a wrong busが正解。今日は「不定詞」で慣用用法をたくさん勉強した。「〜は言うまでもなく」to say nothing of〜、と単に「いうまでもなく」Needless to say, とを混同しないようにしよう。文中に挿入されたso to speak(いわば)は、直後の語句に対して「例えてみれば」の意味で使う。Nature always, so to speak, knows where and when to stop.では動詞knowsが「いわば」なのだ。
 1年生のKAさんは英作文で「助動詞」を勉強した。助動詞は「動詞を助ける」じゃなくて、「補助的な動詞」という意味で「文」全体に「話者の気持ち」を伝える働きだ。「ねばならぬ」のmustは「〜が義務だと思う」、「できない」のcannotは「〜が不可能だと思う」が本来の意味だ。それぞれにもう一つ発展した(拡張した)第2の意味がある。must「〜にちがいない」cannot「〜のはずがない」は「〜と思わねばならぬ」「〜と思うことはできない」が原義だと考えれば納得できるよね。
 MAさんは前回「態」に関する総合問題をやってみた。She bought her son a new sweater. はSVOOの第4文型なので、受動態に直すには「目的語」の「息子に」も主語になって「息子は〜を買ってもらった」となるからHer son was bought a new sweater by her. 今日は「助動詞」で和文英訳をやってみた。「カナはまもなくあなたと同じくらい速く泳げるようになるでしょう。」で、Kana will soon be able to swim as fast as you.が難しかったね。最後は〜as you (can swim fast)「あなたが泳ぐ速さと比べて」のことで「比較構文」の作り方がむずかしい。2学期以降に勉強するよ。
 KI君は前回「上智大」の英文を和訳した。「カンマカンマはカッコに入れよ」のルールを思い出せば骨の部分が浮き出してくる。Every European knows that wealth could only be acquired at the expense of other human beings,・・・ 「富は、ほかの人間を犠牲にしてしか獲得できなかったということをヨーロッパ人ならだれでも知っている。」さらにカンマの後にあるeither by・・・or by・・・(〜か〜かのどちらかで)はat the expense of「〜を犠牲にして」の説明だから単に追加しておけばいい。 尾上

(追記)「淡島」より少し先にあるもう一つの水族館「三津シーパラダイス」もそうだけど、様々な世代の客を呼び込もうと必死なんだね。若い女の子が彼氏を誘っていくのかな。以前に行ってみた「江の島水族館」では見上げるような巨大な水槽に泳ぐ魚たちの姿が魅力だしクラゲの展示も人気が高かった。沖縄の「美ら海水族館」にもいつか行ってみたい。大水槽のジンベエザメが有名だ。
 催しものの「ザリガニ釣り」をやってみた。スルメを糸の先につけて水中から引き上げるんだ。ただ釣るだけで食べはしないけどね。東京の小学校時代に近所の沼で友人とザリガニを釣ったなあ。60年以上前、今は人口密集地だけど杉並区高円寺の「青梅街道」のあたりは全くの田舎で森や沼があった。我が家も畑の土地の上に建てて庭の隅に肥溜めがあったのを覚えている。
 この日は三島のトヨタに行って先月購入した中古のクラウンを受け取った。同じ車種で色がシルバーからホワイトに変わっただけだけど前後左右キズだらけだったクラウンが新車同様にピカピカになった。ナンバーも9316(草色)から8716(花色)に変わった。それで試験運転のつもりで内浦の海岸まで走って行って、海鮮のランチにしようと「淡島」に立ち寄ったというわけ。船に乗るとは予想しなかったよ。
2018/05/06 (Sun) 23:39


It is・・for〜to〜の構文
It is・・for〜to〜の構文
2018年5月3日(木) 裾野市民文化センターにて 
「陣馬山のキンラン」
 やっと105回目のハイキング例会がいつもの4人全員で実現できたよ。3月末の計画だったけど「大雪」だとか「老人グループの遭難騒ぎ」だとか、個人的用事とのからみもあって結局1か月も遅れてしまった。「相模湖」の北側にそびえる「陣馬山」855mは、東京の「高尾山」とともに初心者でも登りやすくて一番人気がある。一人で何度も登った経験のあるTA君が今回はガイド役で、3人は東京・横浜・千葉からJR中央線の「藤野駅」に集合した。
 「この山は花の楽しみが余りないから尾上君にはつまらないかな・・」と言っていたけどどうしてどうして。薄いピンクのイカリソウが見頃で随所に群落をなし、チゴユリのかわいい白花と艶を競っていたよ。馬の背のなだらかな尾根道を3時間ほど登っていくと山頂の手前では黄色い房状の花を2株発見!なんとキンランだった。異常気象で半月も早く咲きだしたのか・・・

 2年生TAさんは前回SVOCの文型で「知覚動詞」の後に出る不定詞にはtoがつかないことを勉強した。「国学院大」の英文でIn modern zoos, people can see animals live in more natural environments.は動詞seeの後に「原形不定詞」のliveがあるから、「動物たちがもっと自然な環境で生活している様子を見ることができる。」となる。今日は「不定詞の意味上の主語」を勉強した。中学でもやったIt is・・for〜to〜の構文で、for〜が次の不定詞to〜の主語の働きをしているとみなして「〜が〜するのは」と訳そうという項目だ。英作文でも正しい文が書けるようになったね。
 MAさんは前回「完了形」を使って和文英訳をやった。「彼らは結婚してから7年になる。」はIt has been seven years since they got married. のほかにも言い方がある。「7年が過ぎた」なら、Seven years have passed since〜でもいいし、「7年間結婚した状態だ。」とも言えるからThey have been married for seven years.もいい。動詞marryは「他動詞」で「AがBと結婚する」は単にA marry Bでいい。A get married to Bも使えるよ。今日はtoo〜to〜や〜enough to〜など、不定詞の慣用用法をいくつも勉強して「立教大」の入試問題を和訳してみたらほぼ正解が出せたね。
 先月見学に見えた1年生のYAさんが今月から入会してくれた。英会話教室にも通って英語が大好きなようだから楽しみだ。一緒に張りましょう。高校は中高一貫校で英数国の進度がかなり進んでいるのでとりあえず高3のレベルでやってみることにした。今日はまず「時制」に関する文法・整序・作文と英文読解の問題に取り組んだらかなり正確にこたえることができたね。和訳ではより適切な日本語訳をめざして努力してほしい。最後の「同志社大」の入試問題は70行の長文で、難しくて時間不足だったけれどコツコツ取り組む姿勢が素晴らしかった。 尾上

(追記)「陣馬山」山頂のシンボルは巨大な「白馬」の像だ。50年前京王電鉄が観光名所にしようと建てたもの。白馬を背景にして記念写真をとるグループが順番を待つくらいに山頂は大賑わい。特に親子連れが多いなあ。昔から付近の小学校の遠足コースだそうだ。西に富士山、東に東京のビル街が展望できる360度パノラマの広い山頂には茶店が3軒もあって我々は人気の「なめこ汁」を注文し持参のお弁当にした。
 ここは「関東ふれあいの道」のルート上にあたり、すでに1都6県1665km全部を踏破して「認定証」を授与された経験のあるTA君には得意な山のひとつだ。ロシア語の力を生かして厚労省の臨時職員に今年も採用され、毎朝「霞が関」に通うTA君は健康のためほぼ毎週山に登る。ヘビースモーカーだった弟2人を先に亡くしたのでまずは禁煙し、山登りなどで「健康維持」に努力しているようだ。
2018/05/03 (Thu) 23:08


重要構文「It takes 人 時間to〜」
重要構文「It takes 人 時間to〜」
2018年4月29日(日) 御殿場市民会館にて 
「芦ノ湖でサイクリング」
 桃源台の「箱根ビジターセンター」で自転車を組み立てて芦ノ湖に向かって下って行った。船着き場の「湖尻」からは歩行者・サイクリング専用の道路で、「箱根園」のプリンスホテルまでアップダウンしながら静かな広い道を走って行ける。木々の合間にキラキラ光る湖面を見下ろしながら、急な上り坂は汗かいて押していけばいい。下りはスイスイと楽できるから。
 ネットラジオでドイツ語のオペラを聴きながら走っていると道端に一杯咲き乱れる黄色のケマンソウ。写真を撮っていると追い越した外人の若いカップルが振り返ってニコニコあいさつしてくれた。ドイツから来ましたという。この先にある「九頭竜神社」に行くのかな。恋愛成就の神様だそうで外国人も含めずいぶん大勢の観光客とすれ違った。
 「箱根園」を過ぎると豪華な日本建築の「ホテル竜宮殿」から先は芦ノ湖の湖岸を通る狭い自動車道でとても走りにくい。「山のホテル」と「箱根神社」の正面を通っていよいよ今日の終着点「東海道・杉並木」だ。近くのコンビニ店内でも湖畔の遊歩道でも外国人ばかりで大にぎわい。すれ違う人々の会話は中国語が一番多いな。箱根は本当に国際観光地だなあと実感する・・。
 
 3年生のOSさんは新しい文法・作文・読解の「三位一体」の入試問題集に切り替えてみた。今日のテーマは「動詞」で「自動詞」と「他動詞」を使い分ける問題だ。marry(〜と結婚する)、resemble(〜に似ている)、discuss(〜ついて討論する)、approach(〜に近づく)など、訳が「〜を」にならないけど「前置詞」をつけずに「目的語」をとる他動詞には要注意だね。しっかり覚えておこう。
 2年生ARさんは前回、和文英訳をやってみた。「彼女が自転車を修理するのに3時間かかった。」は It took her three hours to repair her bike. ここでは重要構文「It takes 人 時間to〜」を覚えておきたいね。It costs 人 金額to〜も「かかる」だから似た表現だ。今日は明日の英語テストのために対策勉強に専念。時折質問に答えてあげた。「結婚する」marryは「人marry人」で「他動詞」だ。受身でbe married to〜(〜と結婚している)は「状態」だからget married to〜といえば、marryと同じ変化の意味になる。
 1年生のKAさんは第4文型SVOOと第5文型SVOCの区別をさせる問題が難しかったね。The parents made her a doll.「彼女に人形を作ってやった。」He called me a taxi.「私にタクシーを呼んでくれた。」のように「〜してあげる」「〜してくれる」と和訳するとよい。第4文型はO(人)とO(物)が並んでいてこういう動詞を「授与動詞」と呼ぶこともあるよ。今日は中学でもやった「現在完了」を復習し、さらに「過去完了」や「未来完了」の考え方に発展する問題も解くことができた。
 MAさんは前回、英文「笑顔の大切さ」を全文和訳してみた。「代名詞」が指すものを正確につかんでしっかり和訳できていたね。今日は「過去完了進行形」という動詞の形を勉強して、We had been playing soccer for an hour when it began to rain. 「雨が降り始めた時には1時間サッカーの練習をし続けていた。」という文を並べ替えた。過去のある時点までずっと続いていた行為を表している。学校で教わる前にほぼ理解できてしまったね。
 KI君は前回「相関接続詞」の英文を和訳した。not〜but〜やnot only〜but also〜、〜as well as〜などを的確に見抜く勉強だがかなりうまく訳せていたね。セミコロン(;)は和訳をそこで止めて「すなわち」と和訳するとよい。短めの「間」をあけることで「説明」を追加しているから。今日は「動詞句」をいくつも覚えて「早稲田」の英文を和訳した。The tourism of the 21st century, which can be characterized as mass travel, will bring about major changes in the travel industry. SとVの間のカンマカンマの部分は「割り込み文」なので「注釈」としておこう。「21世紀の観光旅行は、一般大衆の旅行という特徴付けができるが、旅行業界に大きな変化をもたらすだろう。」 尾上

(追記)芦ノ湖の桃源台にある環境省の「箱根ビジターセンター」に行くと火山活動や野鳥・樹木・草花の情報がたくさん入手できる。ここで毎週金曜日に開催される「ミニ観察会」にはなんどか参加して、園内や芦ノ湖周辺の植物観察がとても勉強になった。野山の花の名前をたくさん教えてくれた職員の何人かとは長年顔なじみだ。今日は最長老で嘱託のKOさんに会うことができ、先日お借りした手作りの音楽CDをお返しした。
 私が所属していた三島のオーケストラに紹介して30年ほど前、箱根・仙石原で合宿し「文化センター」で演奏会を開いたことがあった。KOさんはそこの職員だったころからの知人で、私たちのコンサートのお手伝いだけでなく恒例の「箱根の秋・音楽祭」でも音響を担当して録音技術にとても詳しかった。退職後の今も「ホテル仙郷楼」でサロンコンサートをマネージメントしていて、そのバイオリン演奏会のCDを聞かせてくれたのだった。
2018/04/29 (Sun) 23:29


To tell the truth, 「本当のことを言えば・・」
To tell the truth, 「本当のことを言えば・・」
2018年4月26日(木)裾野市民文化センターにて 
「丹那断層を見た」
 三島のみずほ銀行に家内を連れて行ったついでに函南町の別荘地エメラルドタウンに住む友人のNA君宅を再訪した。隣接の別荘地ダイヤランドに展望のよいレストランがあると聞いていたのでランチを一緒にしようと提案した。400mの山の上だから晴れていれば富士山と駿河湾が真正面に見えるそうだ。薄曇りの天気だったけど素晴らしい展望は想像できたし期待通りのおいしいエビフライが味わえたよ。
 NA君宅でお茶をいただき楽しい時を過ごした後、おいとまして別荘地の急な坂を下って熱函道路に出た。車のナビを見ると「丹那断層」のマークがあるので気になって立ち寄ることにした。昭和5年、今から90年ちかく前に「北伊豆大地震」があってこの丹那盆地が南北に2mずれた痕跡がはっきりと残って地下にその地層を見ることができる。この断層はかなり大規模で箱根の「芦ノ湖」から中伊豆の「修善寺」にまで及ぶそうだ・・。

 2年生TAさんは前回「不定詞」の勉強で seem to〜(〜のようだ)やhappen to〜(たまたま〜だ)が「助動詞」のように、文全体に筆者の気持ち・判断を付け加える、と勉強した。「理科大」の英文和訳にも挑戦してほぼうまく和訳できていたね。今日はSVOC(第5文型)に使われる不定詞を勉強したwant人to〜(人に〜してほしい)とか believe人to〜(人が〜だと信ずる)のような文だ。特に「知覚動詞」see,hear ,feelの時や「使役動詞」make, let, have(〜させる、させてやる、してもらう)の時には後の「不定詞」にtoがつかないことをしっかり覚えよう。
 KA君は「不定詞」でIt is・・for〜to〜の構文を勉強した。for〜が「不定詞の意味上の主語」の働きだから「〜にとって」ではなく主語のように「〜が」と訳すとよい。ただしfor〜のかわりにof〜となる文型にも注意が必要だと勉強した。It is polite of this boy to greet me. はThis boy is polite to greet me. と同じ意味で「私に挨拶するなんて礼儀正しい子だ。」だから、不定詞が「挨拶すること」という名詞用法ではないことに注意。
 MAさんも不定詞の勉強で「独立不定詞」といわれるイディオムをたくさん勉強した。To tell the truth, SV〜「本当のことを言えば・・」のように、文頭に置いて、カンマから後の文全体に注釈を加える働きだ。Needless to say, も「言うまでもないけれど・・」となる。「岡山大」の英文でNature always, so to speak, knows where and when to stop.ではso to speak(いわば、例えてみれば)が「独立不定詞」で次の単語knowsに注釈を加えている。「自然が知っている」なんてはずはないからね。
 1年生のSU君は前回「中学英語」の復習をやった。「形容詞、副詞の比較」では規則変化の-er、-estやmore〜、most〜に対して、いくつかの不規則変化 good/well、better、bestなどをしっかりおぼえよう。今日は「受動態」(〜される)の作り方を勉強した。目的語を主語にした時には動詞をbe+過去分詞の形に変えないといけない。動詞の過去形、過去分詞形では「不規則な変化」をしっかり覚えないといけない。これは「受動態」でも「現在完了」でもいつも使うので早く覚えてしまおう。プリントに56語あるから中間テストまでには記憶してね。 尾上

(追記)NAさんとは外語大のオーケストラで一緒だった。今もバイオリンを弾き、三島フィルに所属してステージで演奏している。私も昔は同じ楽団でチェロを弾いていたから入れ替わりだ。インドシナ科でベトナム語を専攻し、卒業後は明治乳業に就職し東南アジアなどの海外勤務が長かった。最後にオーストラリアのメルボルン駐在を終えて退職し、富士山が望める自然豊かなこの伊豆に終の棲家を求めたようだ。
 タイ・バンコック駐在の時には中3の娘さんも一緒に移住した。おかげで「帰国子女」の枠に入ることができ大学進学では幸運にも「一橋大学」に合格できたそうだ。バイオリン演奏や油絵にも興味を持って夜明け前の3時には毎朝起きるという。園芸には自分でバラのアーチを手作りするほどの熱の入れようで、この日も庭はサクラソウやオオデマリなど見頃の花で一杯。「ここでオープンガーデンができそうだね・・・。」
2018/04/26 (Thu) 23:19


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