2018年9月13日(木)裾野市民文化センターにて
「パラグライダー」
日頃500mの山の上に住んでいると時折海が見たくなるよ。最近は熱海の「サンビーチ」に行ってヨットハーバーとカモメと「初島航路」の船を眺めながら家内とお寿司を食べるのが楽しみ。それも市役所前の「熱海一」という頑固そうなオヤジの寿司がお気に入りで、「折り詰め」にしてもらいテイクアウトする。海岸にはヤシの木やジャカランダなどの高木が成長して、山を背景に高層ビルの立ち並ぶさまは地中海のモナコかニースの明るい海岸を思わせるよ。
地物のおいしい寿司と潮風をたっぷり味わって、さあ次の目的地は?景勝地の「錦ヶ浦」と「曽我浦」の断崖の上をドライブしながら南熱海の「伊豆多賀」の海に着いた。9月に入ったのに今日も30℃超えの暑さで、日曜日だから「長浜ビーチ」には海水浴を楽しむ家族連れがまだたくさんいたよ。海の家の前にはピンクの「ハマナス」や真っ赤な「アメリカデイゴ」の花がまだいっぱい咲き残っていた・・・。
2年生のTAさんは前回so〜that・・とsuch〜that・・が同じ構文で、「とても〜なので・・・だ」(結果)と「・・・するほど〜だ」(程度)の訳し分けを勉強した。〜と・・・のどちらに重点があるかを判断して和訳しないといけない。今日はそれと区別がしにくいso that・・の構文を勉強した。こちらは2語で接続詞になって「〜できるように」「〜するために」のような「目的」を意味する節をつくる。3語でin order that・・ともいう。In America, early newspapers were edited so that citizens could see what people in power said. 「アメリカでは、権力を持っている人たちがどんなことを言っているのか市民に理解できるように昔の新聞は編集されていた。
KA君は前回「前置詞」の勉強で、語句整序の問題をやった。「値段が高すぎることを除けば・・」は、・・except that the price is too high. 前置詞exceptをthat節の前につけないといけなかった。今日は「接続詞」の構文でも高校生の一番苦手な「時間構文」を勉強した。I had no sooner left home than it began to rain. 「彼が家を出るとすぐに雨が降り出した。」は直訳すれば、「雨が降り出した(過去)時よりも、私が家を出た(過去完了)方が早かった、なんてことはなかった。」だから、結局「ほとんど同時だった」の意味合いなんだ。おまけに否定語のNo soonerを文頭に出して強調するとhadが先に出て「倒置の文」になることも覚えておきたいね。
MAさんは前回「命令文」の後の接続詞orは「さもないと」の意味だと勉強した。Try not to criticize your child too much for what he has done, or・・は「自分の子供がやったことであまり非難しないように気をつけなさい。さもないと・・」notはtryではなくto〜を否定している。今日は「ビタミンC」の6行の英文をほぼうまく和訳できた。It may be destroyed by heat during cooking as well. ではas wellが難しかった。「〜も」の意味の,tooと同じ働きだ。構文A as well as B 「BだけでなくAも・・」を知っていればas wellの後の省略を補って〜as well as by contact with water 「水との接触の場合だけでなく〜でも」となるでしょ。
1年生のOB君は前回、英文和訳で「時制の一致」に注意する問題をやった。He said that the food was・・・and that he would come ・・・. 「彼はその料理が今までで一番おいしい。だからまたここに来ようと言った。」は、He said, “the food is・・・. I will come・・・” のように彼の発話が2つの文だったんだ。ここではand thatでつないでいることに注意。今日は総合問題で「発音」と「動詞の活用」の問題をやった。ほとんど正しく答えが出せたけど学校ではまだ未修の「仮定法」の問題は難しかったね。If I had known her telephone number, I would have called her.(もし彼女の電話番号を知っていたら、電話しただろうに。)は、昔の事実に反する仮定の文だ。
SU君は前回、日本語の会話を英語に言い変える問題が意外に難しかったね。口語体で簡単だったけど問題は「時制」だね。日本語でははっきりした形がないから、英語の動詞には「現在・過去・未来」の区別が必要だ。さらに「基本形」か「進行形」か「完了形」かも考えないといけない。先週「話法の書き換え」をやったので今日からはもう一度一年生の文法をおさらいしてみよう。まず「否定文」と「疑問文」の作り方を復習したら結構難しかった。一般動詞の時のdo does didの働きが危なかったね。最近の英会話ではあまり耳にしなくなった「付加疑問」のつけ方もしっかり覚えてほしい。
YAさんは前回「間接疑問文」の英作文で、「私が彼女にどんなプレゼントをあげたのか、彼は私に尋ねた。」は「間接話法」でHe asked me what present I had given to her. でいいのだけど、これは「直接話法」で言えばHe said to me,“What present did you give to her?”だね。動詞を「時制の一致」でhad givenにしなくてはいけなかったね。今日はwhatever「〜するものはどんなものでも」 whenever「〜のときはいつでも」のような「複合関係詞」とは、一語でanything whichやat any time whenの働きをするものだと勉強した。 He will succeed in whichever business he may be engaged in.(彼は従事する仕事ならどんな仕事でも成功するでしょう。) でもin any business whichのことだね。 尾上
(追記)この伊豆多賀から御殿場に帰るには街中の渋滞を避けて、伊豆の山々の尾根伝いに箱根に向かうのが一番いいルートだ。いつもの「自然郷」別荘地にちょっと立ち寄ってから、さらに駆け上って「玄岳IC」で「伊豆スカイライン」に入ると、入道雲の上に富士の山頂がちらっと視界に入ってきた。その天空に飛んでいる二つのものは何?ああ、パラグライダーだよ!ちょっと車を停めて見てみよう。
「滝知山展望台」には5〜6人の人たちが集合してカラフルな長い翼を組み立て始めた。中年の男性たちの中に紅一点、若い女性が一人の力で10mもありそうな赤いグライダーを組みたてているよ。ここは「丹那盆地」の真上で「パラグライダー」のテイクオフの場所だった。この下の盆地の着地(landing)点の近くに「体験教室」があって、入門すると女性も子供もその日から飛べるようになるそうだ。指導員とタンデム(2人乗り)で飛ぶのだけどね。これも面白そうだなあ。
