高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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The 比較級 S V, the 比較級 S V「〜すればするほどますます〜」
The 比較級 S V, the 比較級 S V「〜すればするほどますます〜」
2018年12月6日(木)裾野市民文化センターにて 
「東山・とらや工房」 
 御殿場・東山にある喫茶「とらや工房」が最近とくににぎわっている。広い日本庭園を眺めながら工房で作った和菓子と淹れたての緑茶が飲めるという珍しさのためか、サイクリングで通りかかるたびにいつも駐車場がいっぱいだ。ナンバーを見ると京都とか九州・宮崎とかかなり遠方の車も多い。東名インターの近くだから箱根や富士五湖にドライブで来た人がちょっと立ち寄るのかな。「御殿場アウトレット」の帰り道にあるからかもしれない。
 燃え立つような真っ赤な紅葉の下に自転車を停めて、竹矢来を組んだ生垣の正門と大きな茅葺の山門をくぐる。見事な竹林を抜けて中庭に入ると小さな池を囲んで梅林になっている。長い弓なりの建築が喫茶スペースで、ガラス張りの工房の中で和菓子を制作している様子を見学できる。羊羹で有名な京都の老舗「とらや」が現代生活の中に活路を見出したのかな・・・。

 2年生TAさんは来月また英検を受けるのではじめに練習問題を少しやってみた。単語や熟語はどんどん覚えることにして、今日は文法よりも会話問題がどうも苦手のようだった。過去問をたくさん解くことでアップさせてほしいな。今日は「比較構文」でnot so much A as B (AというよりはむしろBだ)を勉強した。これはShe is not so tall as he.(彼女は彼ほど背が高くない。)がわかればその応用だよ。後半はThe 比較級SV, the 比較級SV (〜すればするほどますます〜)の難しい構文を勉強した。
 1年生のOB君は「使役・受け身」を勉強した。並べ替え問題では「東京理科大」の「これはだれかに手伝ってもらったほうがいいですよ。」が難しかった。「〜してもらう」は「使役」のhaveを使って、have 人 原形、とするといい。「だれかがあなたを助けるようにさせる」と考えてYou had better have someone help you with this. が正解。「させる」の動詞は「命令調」のmake、「許可」のlet(〜させてやる)、「依頼」のhave(〜してもらう)、を使い分けできるようにしよう。
 SU君は前回「否定」を勉強した。「彼はその事とはなんの関係もない。」はHe has nothing to do with the case. という。今日は「不定詞」の上級編を勉強した。too〜to〜構文、〜enough to 〜構文はとても大切だ。「目的」を意味するin order to〜とso as to〜(〜するように、〜するために)もしっかり使えるようにしよう。「〜しないように」と否定の意味にしたかったらin order not to 〜とかso as not to〜のように、to 不定詞の直前にnotをつけるよ。
 YAさんは学校の期末試験の対策で、教科書の英文和訳などに集中した。A and A’のルールに注意するとすっきり和訳できる英文がたくさんあるね。 尾上

(追記)我が家が御殿場市二ノ岡の小さな別荘を買って移住した36年前、箱根山麓の「東山」も古くからの別荘地で、「とらや工房」の土地は元首相「岸信介」つまり今の「安倍晋三首相」の祖父が晩年住んでいたところ。私が西宮市の高校生の頃、東京では「日米安保条約」改定反対を叫ぶ大学生たちが国会に押し寄せ激しいデモをした時のあの憎まれ首相だ。その後退陣した後も御殿場・東山には政界・財界の大物がおうぜい訪れていたらしい。
 私が自転車でよく訪れる「東山湖」は今はフィッシング・エリアで関東のファンに人気でよく大会も開かれる。早春には満開のサクラ並木の土手を一周できるし、湖面に写る「逆さ富士」とともに最高の観光スポットだ。この湖岸はかつては岸信介の散歩コースでもあって湖畔には本人の筆になる「東山湖由来の碑」が立っている。これは300年前、江戸時代に農作の灌漑用に作った池で今も箱根「丸岳」から集まる水をたっぷり蓄えている。岸辺に数十羽のアオサギが魚をねらって一列に並んでいる様は壮観だよ。
2018/12/06 (Thu) 23:37


He is not so much a musician as a teacher. 「彼は音楽家というよりはむしろ教師だ。」
He is not so much a musician as a teacher. 「彼は音楽家というよりはむしろ教師だ。」
2018年12月2日(日)御殿場市民会館にて 
「東山湖の逆さ富士」
 いよいよ師走というのに昨日は青空の暖かな日だったね。千葉・流山の友人ON君からの電話にこたえて、富士山の写真を撮りに早朝の「東山湖」に行ってみた。日の出が6:40だったのでまだ空には朝焼けの赤みが残っていて、さざ波のたつ湖面に映る「逆さ富士」の姿をカメラに収めることができたよ。
 ON君は富士山を年賀状の図案にしたいのだろうけど、ポーランド留学で世話になった友人に送る予定もあるらしい。ブームになっている外国人観光客に一番の人気スポットは「河口湖」から見た「逆さ富士」だそうだ。私も新年初頭のごあいさつには富士山のすがすがしい姿がふさわしいと思って毎年そうしているよ・・・。

 3年生のOSさんは前回「不定詞」を使う英作文をやった。「技術革新のおかげで人々の生活は豊かになった。」は、Technical innovation has enabled us to live a richer life.で、動詞は現在完了形で書きたかったね。enable 人to〜(〜を可能にする)がうまく使えていてよかった。今日は「分詞」の勉強で、「今朝、電車を待っている間に私は財布を盗まれた。」は、I had my purse stolen this morning while I was waiting for my train. でI had stolen my purse・・とやると「過去完了形」で「自分が盗んだ」ことになるよ。「受け身の特殊構文」have+物+-ed(〜を〜してもらう、〜される)をしっかり覚えておこう。
 2年生のARさんが久しぶりに出席して、さっそく「比較級」の特殊な構文をいくつか勉強した。He is not so much a musician as a teacher. 「彼は音楽家というよりはむしろ教師だ。」で、asが「〜と比べて」の意味の接続詞だからas he is a teacherということで、直訳すれば「先生をやっているのと比べると、音楽家の方はそんなにたくさんやっていない。」となるから、定訳が理解できるでしょ。一方、The 比較級 SV, the 比較級SV「〜すればするほどますます・・・」の構文も難しいね。これはAs SV 比較級, SV 比較級、のように接続詞as(〜するにつれて)を使って普通の複文で書けるものだけど。
 KI君は前回「人間にとって変化は苦痛だ」の英文で、This being so, we shall do well to maintain even those elements which are neither particularly harmful nor particularly valuable. 「こういうことはその通りなので、私たちは特に害にはならず特に価値あるものでもないような要素でさえも維持しておく方が賢明である。」冒頭は「分詞構文」で、前文の内容を受けて As this is so のこと。do well to〜はmay as well〜と同じように「〜したほうがよい」の意味。those〜 which・・やthat〜which・・はsuch〜as・・と同様に「・・のようなそういう〜」の働きなんだ。今日は「上智大」でよく出題される「会話問題」をやってみた。まぎらわしい選択肢が一つ紛れ込んでいるのが特徴だ。
 1年生のKAさんは明日からの期末テストのため対策に集中した。

(追記)2年生のARさんは語学留学でオーストラリアに3か月行ってきた。英語漬けの毎日で人格も一回り大きくなった感じだ。「フランクストンの高校に行ってました。」という。そこは古都メルボルンの南方、ちょうど「湘南海岸」のような海辺の美しい町で私も20数年前に2度行ったことがある。野生のペンギンを観察できる半島にも近い。
 ここは裾野市と姉妹都市で、市民の国際交流や高校生の交換留学を盛んにやっている。1996年「吹奏楽連盟」の海外遠征で、静岡県内の100人の高校生を連れて訪問してホームステイも体験し、現地の高校生と吹奏楽の合同演奏をした思い出が懐かしい。それがきっかけでその後の数年私は裾野市海外交流協会の役員をやっていたよ。
2018/12/02 (Sun) 23:29


「ケスケスING」
「ケスケスING」
2018年11月29日(木)裾野市民文化センターにて 
「樹空の森」 
 秋らしい青空と金曜からの三連休だからきっとどこかで渋滞にはまると思い、日曜日は市内・印野の公園「樹空の森」に行ってのんびり過ごしたよ。本当は今年も計画していたんだけど、東京・府中の母校では「外語祭」が5日間も開催されてとても賑わったようだ。その期間中にはいつも「オープンキャンパス」が開催されて全国の高校生も見学に訪れる。「UG会」の2年生TUさんもお母様と一緒に参加してとても参考になったそうだ。目標のひとつにしてほしいな。
 私の母校の学校祭のウリは「世界食べ歩き」や様々な「民族舞踊」と伝統の「語劇」だ。私も1年生の時には中年サラリーマンの役で「五夜」という「ロシア語劇」に出演したし、2年生ではトルストイの戯曲「ニヒリスト」の古本を探してきて制作・演出をやったよ。英語、ドイツ語、フランス語・・とたくさんあるからすべての科が上演すると5日間もかかるわけだ。キャンパスの入り口には文科省の支援で「アゴラ・グローバル」という演劇装置の整った多目的ホールも建っている。ステージの左右に大きな「字幕」が浮かび出る仕組みはユニークなんだ・・・。

 2年生TAさんは前回、「分詞・動名詞」の文法・作文を勉強した。(    ) in plain English, this book is easy to understand.「やさしい英語で書かれているのでこの本は読みやすい。」の意味ならAs it is written in・・・となるはず。一語で言い換えるには「分詞構文」に直せばよい。接続詞とSを省略してVを「分詞」-ingに変える。「ケスケスING」と覚えておけばいい。だから答えはBeing writenだけどBeingも省略してよいからwrittenだけ。今日はas〜as possible(できるだけ〜)や、as〜as ever(かつてないほど〜)のような慣用表現をいくつか勉強した。
 1年生のOB君は「原因・理由」の意味の表現をいろいろ勉強した。「玄関のドアに鍵をかけておかなかったなんて不注意でしたね。」は、「〜なんて」が判断の理由を表しているから不定詞to〜でいうよ。You were carelessのことをIt was careless of you ともいうから前半はうまく書けたけど、後半のto leave the front door unlockedが難しかったね。leave+O+形容詞で、「〜を〜にしておく」の意味になる。後半の時間は期末テストの対策にあてた。
 SU君は前回「様態・方法」表現の英作文をいくつかやった。文の組み立てが苦手だけど、日常会話なら通じそうな表現だったね。ニュージーランドでの学校生活がいまもいい財産になっているね。「何もしないで家にいるのは実に退屈なものです。」 の英訳では、 Stay at home with nothing to do. It’s very boring. と書いたけどなかなかいいね。「何もすることなしで家にいてごらん。それは退屈だよ。」の意味だけど。正しい解答はIt is boring to idle away at home. としたい。今日はto +〜の「不定詞」が三つの用法を持つから、しっかり区別してそれぞれの英文を和訳する練習をやった。
 もうすぐ12月。期末テスト期間になったので、MAさん、YAさんはその対策に専念した。今日は「冬期講習」の案内プリント(黄色)を配布しました。1月3日からの3日間ですが、正月明けの意識切り替えのためにも大いに参加してください。 尾上

(追記)私が在学中は演劇にのめりこむ学生がめだって、「フランス科」では発音を矯正するために前歯を抜いたつわものもいたとか。今年のNHK大河ドラマ「せごどん」の主役・鈴木亮平君も「英語科」に入学してきっとこのステージで活躍し、演劇の道に進んだのだろうな。私の4年先輩ではテレビ「木枯し紋次郎」を演じて人気だった中村敦夫も外語大だった。しかし中退して俳優座に入ったそうだ。
 私の在学した頃は、東大、ICU、青学と外語でTIAF(ティアフ)という「英語劇」の4大学連合がプロはだしの活躍をしていて一度公開上演を見に行ったことがある。迫真の演技でどの大学も甲乙つけがたかったよ。2年生の時演出をやって演劇にはまりかけた私は「ロシア語劇」でも4大学の競い合いができないかと、早稲田大の露文科にもちかけ上智大と拓殖大とのリーグを結成しようと試みたことがある。その頃劇団「民芸」や「俳優座」「文学座」などの舞台をよく見に行ったなあ。
2018/11/29 (Thu) 23:01


「クジラの公式」 A whale is no more a fish than a horse.
「クジラの公式」 A whale is no more a fish than a horse.
2018年11月25日(日)御殿場市民会館にて 
「奥多摩・鳩ノ巣渓谷」
 いつもの大学の同窓仲間4人が3連休の初日に「奥多摩」に集合した。「御岳山登山と渓谷歩き」いう私の計画だったけど、青梅線の「御岳」駅に着いてみたらびっくりするほどの登山者の群れ群れ。これではバスでもケーブルでもトイレでも長い行列になるのは目に見えている。この路線で何度も来た経験のある東京・赤羽のTA君の提案で、山登りせずに「渓谷ハイキング」だけに変更した。山頂の紅葉はもう終わっているし、私も先月ここへは下見で登っているから省略でいいにしよう。
 「御岳」駅前でバスを待っている登山者たちの長い行列をしり目に河岸に降りると、そこは見事な紅葉が朝日に染まって燃え立つようだった。ここが東京の人気紅葉スポット「御岳渓谷」だね。「奥多摩」の方に向かっていく「青梅街道」とJR「青梅線」に平行して、「多摩川」の河岸には広くてすばらしい散策の道が次の「川井」まで整備されていた。川面ではカヤック、河岸では岩登りを楽しむ若者たちのグループ、マス釣り場も人が一杯だ。今日は最高の行楽日和だね・・・。

 3年生のOSさんは前回、「比較構文」の英文が難しかった。no more ・・than・・・は「クジラの公式」 A whale is no more a fish than a horse.「鯨が魚でないのは馬が魚でないのと同じだよ。」で覚えておこう。「京都教育大」の One can no more write good English than one can compose good music merely by keeping the rules. も同様に、「規則を守るだけではいい音楽が作れないようにいい英語も書けないのだ。」今日は「不定詞」の慣用用法を勉強した。the last person to〜「決して〜するような人ではない」、have nothing to do with〜「〜とはなんの関係もない」など。
 2年生のTUさんは「仮定法未来」と「Ifのない仮定法の文」を勉強した。Otherwise the fish might have spread north quickly.では過去形の助動詞mightに着目して「仮定法」の文ではないかなと考える。「もしそうでなければその魚はすぐさま北に向かって広がっていたかもしれないが。」otherwiseは副詞でin other ways(ほかの方法では) のこと。ここに仮定の気持ちを込めて、「もしそうでなければ」と訳すのだ。文法・作文問題では「分詞・動名詞」を勉強した。
 1年生のKAさんは明日の英語試験の準備に専念した。
 MAさんは「特殊構文」の勉強で「強調構文」を勉強した。「このような時間に電話をかけてくるのはいったい誰なんだ?」は普通に書けば、Who is calling at this hour?でいけど、whoを強調するにはその後にin the worldやon earthをつけて「いったいだれが・・」の意味にできる。実はもう一つIt is〜that・・の「強調構文」の〜の部分に強調したい語句をはさむ方法もある。しかし、It is who that is calling at this hour?ではおかしいので疑問詞を文頭に出してWho is it that・・・の語順になるよ。疑問詞ならwhatやwhenでも同じことだ。
 KI君は前回「熊本県立大」の長文「ことばの魔力」を読んですべてに正解が出せた。「比較表現」の(7)では、「明治大」の英文「軍備の縮小」が難しかった。There can be no such thing as the total elimination of man’s physical capacity for violence, among nations any more than among individuals. 「人間がもつ暴力の物理的能力を完全に除去する、というようなことはありえない。それは人間同士と同様に国家間でも。」ここではno・・・ any more than・・・の構文が「クジラの公式」no more・・・than・・・のバリエーションとして使われているよ。今日は「北海道大」の長文「医療と動物実験」がしっかり読めていたね。 尾上

(追記)半月前にも「奥多摩」ハイキングに来たTA君が、「鳩ノ巣渓谷」の方がもっと素晴らしい紅葉の渓谷美が楽しめそうだよ、というので、自動車の往来が煩わしいけど国道沿いを次の「古里」の集落まで歩いた。「古里」から「鳩ノ巣」まで4キロが「大多摩ウォーキング・トレイル」の名で人気が高く、木々のうっそうとした登山道に入ると行きかうハイカーの数も増えてきた。最後の「鳩ノ巣・展望台」まではかなりの急傾斜になった。向う脛をケガした千葉のON君には最後のきつい登りになったね。
 半年前に胃の大手術をした横浜のAO君が、今日は一番元気で常に皆の先頭を行く。さすが大学時代にサッカーで鍛えた体躯だ。いよいよゴールの「鳩ノ巣渓谷」について、河岸の白い巨岩に映える「もみじ」の美しさに圧倒されたよ。高い崖の上にかけた吊り橋から見下ろすと箱庭の絵のようだ。東京のはずれでこんな美しい「紅葉狩り」が楽しめるなら、わざわざ日光・鬼怒川や箱根まで足を伸ばさなくてもいいよね。
2018/11/25 (Sun) 23:47


「あなたはいったい私を誰だと思っているんですか?」Who in the world do you think I am?
「あなたはいったい私を誰だと思っているんですか?」Who in the world do you think I am?
2018年11月22日(木)裾野市民文化センターにて 
「宮ケ瀬湖・紅葉レガッタ」 
 相模原市の山奥にある「宮ケ瀬湖」でもボート大会が開催されると知って初めて見に行った。東名厚木から「圏央道」に入って予想以上に早く到着できた。私が学生の頃は厚木からバスの便しかない山奥の風光明媚な「中津川渓谷」だったが、治水や上水、発電のために2000年にダムができて水没し、出現したその巨大な貯水量のダム湖が「宮ケ瀬湖」だ。美しいアーチ形の朱塗りの「虹の大橋」の下にある「カヌー場」が会場だった。
 出番を待機する大学生グループがサンタクロースの仮装をしてはしゃいでいた。すでに9時から競技は始まっていて、「ペンタ・シニア」と「濃青会・金閣」のエイト(8人乗り)のレースがスタートしたところ。場内アナウンスを聞いていると、「ペンタ」は5大学を表しわが母校「東京外語」と「東工大」「筑波大」などの卒業生クルーで平均年齢が77歳、「金閣」は京都大学ボート部のOBで平均78歳だというから驚き。私でもまだまだできるじゃないか・・・。

 2年生TAさんは前回、熟語動詞の問題が難しかった。「(会議)を延期する」はput offで一語ならpostponeという。英検ではこういう動詞や熟語動詞の知識を試される。今日は「仮定法・現在」という動詞の形を勉強した。「要求・提案」の内容文が・・that he be〜とか・・that she comeなんていうから気を付けないと。プリントの後半は「比較構文」に入った。The rent for apartments in the countryside is only half as much as you pay in big cities.「田舎のアパートの家賃は大都市で払うお金の半分しかかからない。」 as muchの前に「倍数」〜timesとか「分数」を加えればいい。
 1年生のOB君は前回、空所補充の問題で「あなたはいったい私を誰だと思っているんですか?」は、Who in the world do you think I am?が正解だった。In the world またはon earthは直前の「疑問詞」を強調する働きがあって「いったい誰が?いったいどこに?」のようになる。さらにDo you know の後は「間接疑問文」でwho Iam?と続くけど、Do you thinkの時は疑問詞を文頭に出さないといけないのだ。Who do you think I am?のように言うよ。Yes-Noで答える疑問文じゃないからね。今日は新しい英作文のテキストを始めた。「目的・結果」(〜するために、その結果〜)の表現をいくつか勉強した。
 SU君は前回「動名詞」の勉強で、-ingの前に「意味上の主語」を付けた場合の文をうまく和訳していた。Do you mind my staying in this room? は「この部屋に私がいても構いませんか」で、stayするのは「私」で「あなた」ではない。今日は「動名詞」の続きで、「完了形」 having -ed(〜したこと)を使う場合の例をたくさん勉強した。She regrets not having studied hard in her school days. 「彼女は学生時代熱心に勉強しなかったことを後悔している。」否定のnotは必ず動名詞-ingの前におくこと。
 YAさんは前回語句の並べ替えで、「彼女が家を出るや否や雨が降り出した。」が難しかった。She had no sooner left home than it started raining. 直訳すれば「雨が降り出した時よりも彼女が家を出た方が先だった、ということはなかった。」の意味で、過去より前のことは「過去完了形」になっている。No sooner had she left home・・・も正解だ。否定語のno soonerを強調して文頭に出したからSVに倒置が生じた文だ。今日は特殊な接続詞でthe moment(〜するとすぐに)、every time(〜する時はいつも)、once(いったん〜すれば),、now that(今はもう〜なので)などに注意した。SV〜とSV〜を主従関係でつなぐものがこういう接続詞だ。 尾上

(追記)ここは艇庫や管理棟などを完備した立派な施設で、「紅葉レガッタ」は今年で16回目になり最多の64チームも参加して、500mのコースを2チームごとにレースが行われた。平均年齢が13歳とか15歳の小中学生チームも横浜の市民クラブから参加していたよ。実に老若男女だれでもいつまでも楽しめるスポーツだなあ。学習院や中央大学の付属高校、山梨大医学部や共立女子大の現役学生も参加して実に多彩な大会だった。9月に見た「河口湖レガッタ」はほとんどが高校生チームだったけど。
 慶応大OBの「三田漕マスターズ」は平均年齢75歳。一方エビ茶色のシャツの胸に「早大理工碧水会」とある選手たちも66歳で元気一杯だ。50歳の沼津東高OBは「インビンシブル駿河」(invincible無敵)なんてチーム名で初出場、男女混成のエイトで東京多摩川のクルーと競った。やっとゲットした大会のプログラムにはそれぞれのクルーの「意気込み」や平均年齢が記載され、年齢に比例したハンディがもらえて優勝を競うらしい。これが読めたおかげで応援の楽しみが2倍に増えた。
2018/11/22 (Thu) 23:26


「there構文」の作り方
「there構文」の作り方
2018年11月18日(日)御殿場市民会館にて 
「四尾連湖」
 初めて訪れた「しびれこ」はちょうど紅葉や黄葉がまっさかりで神秘的な美しい湖だった。身延線の「市川大門」から急斜面をぐんぐん登っていくと標高850mの山の中にひょっこり出現したよ。周囲わずか1.2キロだから小さな沼のようなもので、秋になってもテントやバンガローなどでキャンプを楽しむ若者たちに人気のようだった。ボートやカヤック遊びにもいいし、コイやヘラブナ目当てに訪れる釣り客もいる。「富士五湖」にこの湖などを加えて「富士八湖」という言い方もあるそうだ。
 この湖畔の山小屋「水明荘」に家内を待たせて、私一人「蛾ケ岳」(ひるがたけ)に登った。「山梨百名山」のブクレットに紹介されていたから48番目の登頂に計画した。まだ少しは残る紅葉のみごとな急斜面を登って切り立ったヤセ尾根をいくつも越えていくと山頂1279mに出た。左手にはこの夏大学仲間と登った「櫛形山」がどっしりと。「鳳凰三山」もまぢかでその右には「八ヶ岳」と「茅が岳」、「瑞牆山」と「金峰山」がドーンと大パノラマだ。どの山も思い出深いなあ。振り返ると雲に隠れた「富士山」が・・・。

 3年生のOSさんは「受動態」を勉強した。語句並べ替えで、「これらの窓はいつもカギをかけたままにしておかなければなりません。」は、These windows must be kept locked at all times. これはSVOCの文型keep these widows locked を受動態に書き換えたもの。和訳ではOne cannot be taught; one can only teach oneself. が難しかった。Oneは「人」でeveryoneの意味だから「人には教えることができない。すなわち人は自分で自分に教えることしかできない。」となるね。セミコロン以下は説明なので「すなわち」と補っておく方がいいね。
 2年生のTUさんは「不定詞」で、語句整序の問題がほぼ全問マルだった。「被害は広範囲には及ばなかったようだ。」はNo damage appears to have been widespread. と言えばいいのだけれど、これにthereを加えるにはどうする?「there構文」の作り方を覚えておこう。A boy was standing by the car. はThere was a boy standing by the car. のように「倒置の文」にしても意味は同じだ。「進行形」や「受け身」の動詞でよく見られるよ。つまり答えは、There appears to have been no damage widespread. となるね。.
 1年生のKAさんは「原因・理由」の接続詞と前置詞を勉強した。becauseは接続詞だから後にSVが来るけど、後に名詞とか動名詞が来るときは「前置詞」のbecause ofを使わないといけない。Owing to とか due toやon account of も前置詞だ。「雨が降らず気温も高かったことが水不足の原因である。」は、The dry weather and high temperatures are to blame for the water shortage. 動詞句のare to blame for〜は、「〜を責められるべきだ、〜の責任がある」の意味でよく使われるよ。
 MAさんは長文で「野生動物の生活」を読んだ。You may find a rock in the woods(      )a pile of nut shells on it. 「森の中で、木の実の殻が上にのっている岩を見つけることがある。」で、カッコの中にwithを入れる。「付帯状況のwith」と呼ばれて、後に主語と述語が並んでいる。The boy came in with a cap on. 「その少年はぼうしをかぶったままで入ってきた。」のように。
 KI君は前回、英文和訳で不定詞の扱いが難しかった。We go on a journey chiefly to be free of all impediments and of all inconveniences; to leave ourselves behind, much more to get rid of others. 前半が「私たちが旅に出るのは主に、あらゆる煩わしさや不都合なことから逃れるためだ。」と「不定詞」を「目的」の意味で訳せたら、セミコロンの後も「つまり、自分を後に残していくためだ。」で、「ましてや他人を排除するためだ。」 となる。今日は「熊本県立大」の長文「名前の魔力」を読んですべての解答がパーフェクトだったね。 尾上

(追記)往復で3時間、登山口の「四尾連湖」に戻ってくるとやっと雲が切れて夕日が差してきた。「水明荘」の奥さんの淹れたコーヒーのいい香り!今のぼった「蛾ケ岳」までの峰々が鏡のような湖面にくっきりと反射して上下対象の見事な光景だ。紅葉に彩られた美しい湖畔の遊歩道を歩いてみると、対岸のキャンプ場までカートで薪と水を運ぶ若者たちとすれちがう。会話もはずんで実に楽しそうだなあ。
 湖から「市川大門」の街まで下る10キロほどの急な坂道には集落がいくつか点在していて不思議な気がした。古いお堂の前に立つ石碑の文字は「武田・・」と読める。車を停めて眺めているとこんな急坂を歩いて一人で登ってくる女性がいる。この土地の人らしく私の疑問に答えてくれた。「コミュニティ・バスがあるから買い物にも行けますよ。ここは武田一族ではなくて、平家の落人部落と伝えられています。ヤマザクラの季節には麓から頂上へとだんだんにピンクの花が登って来る様子はそれは美しいですよ。」と。今日もいい出会いがあったな。
2018/11/19 (Mon) 0:13


「同格関係」(〜という)を示すthat
「同格関係」(〜という)を示すthat
2018年11月15日(木)裾野市民文化センターにて
「さよなら普門館」 
 こんな見出しの朝日新聞デジタル版の記事に思わず懐かしさがこみあげてきた。老朽化のためにいよいよ取り壊されることになった東京・中野の「普門館」で、ここをホームグラウンドに長年活躍してきた「佼成ウインドオーケストラ」の主催で、見納めに7日間だけステージを開放してみたら、なんと全国の吹奏楽ファンが1万2千人も楽器を持って押しかけたそうだ。ポップスの「宝島」を全員合奏した様子の動画に涙が出てしまった。
 実は今から32年前、私が顧問と指揮者をやっていた「御殿場南高校吹奏楽部」もこの舞台で演奏したんだよ。信じられないだろうけど卒業生も参加して70人の大編成で2曲もね。5000人も収容できる巨大なホールなんて当時はほかになかった。名指揮者カラヤンが名門ベルリンフィルを率いて来日しコンサートを開催したことでも有名なホールなんだ。ウーン、さびしいね・・・。

 2年生MAさんは前回「不定詞」のイディオムを扱う文法問題をやった。be to〜が助動詞のwillやcan、shouldの意味に使われるし、be said to〜(〜だと言われている)、be supposed to〜(〜することになっている)も大切だ。be likely to〜(〜する可能性がある)は比較級にして be more likely to〜とも使うから覚えておこう。今日は「東海大」の「日本を国際化する?」を読んだ。いつもはA and A'のルールに気を付けよう、と私はみんなに言っているけど、ここではA or A' がたくさん出てきた。that節とthat節、its cultureとits life style、less Japaneseとmore Westernがorでつながっていたんだね。andやorがあったら△印で囲って相棒をよーく探してみよう。
 KA君は前回「分詞・動名詞」の語句整序の問題で、「助けを求めるのは気が進まなかったので、彼はそれをすべて一人で完成した。」が難しかった。As he was reluctant to ask for help, he completed it all by himself と普通にいえるならば、前半の節を「分詞構文」に言い換えて、Being reluctant to〜とすることができる。さらに形容詞の前のbeingも省略できる、と知っていれば正解が出せたけどね。今日はas〜as・・の「比較構文」で慣用用法をいくつか勉強した。Bob tried to remember as many Japanese words as possible.「ボブはできるだけたくさんの日本語の単語を覚えようと努力した。」前のasは「同じくらい」の副詞、後のasは「〜とくらべて」の接続詞だから文はその前で切れるよ。
 1年生のOB君は前回、長文の空所を埋める問題で They are reinforcing the idea that being different is good. は「人と違うことは良いことなんだ、という考えを強調している。」の意味で、thatは「同格関係」(〜という)を示す接続詞なんだ。今日は4コママンガのセリフを英語に直す問題だった。短く端的な会話表現をいかに英語らしくSVOの文型に置き換えられるかその力が求められる。特に動詞の「〜している」は現在形か現在進行形か、現在完了形かを状況に合わせて判断しないといけない。「楽しんでいる」は日常いつものことなら現在形で書くよ。
 SU君は前回、「不定詞」の勉強でask 人to動詞(人に〜するよう頼む)のような一般的な場合と、see 人 動詞(人が〜するのを見る)のようにtoがつかない特別の場合(原形不定詞という)を区別することを覚えた。今日は「動名詞」の用法を勉強した。「彼女はサヨナラも言わないで部屋から出て行った。」は She went out of the room without saying “Good-bye“.で後半は「サヨナラと言うことなしに」と考えるよ。英作文では「使役・受け身」を勉強した。「赤ん坊を検査してもらう」 have her baby examinedのように、have+O+−ed の構文が難しかったね。
 YAさんは「譲歩構文」でwhether〜 or not「〜であろうとなかろうと」を勉強した。Whether we like it or not, it is no longer possible for nations to shut themselves off from the rest of the world. 「好きでも嫌いでも、国家が世界の他の国々から孤立することは今ではもう不可能だ。」 the rest of〜には「〜の残りの部分」の意味があってここではthe other nationsの意味になるね。the rest of my lifeは「人生の残りの期間」だから私のような老人なら「余生」だし、君たち若者なら「これからの人生」だ。その状況に応じた和訳が求められるよ。英文和訳はどの問題もほぼ正確だったね。 尾上

(追記)吹奏楽の「甲子園」とも呼ばれて、10月のコンクール全国大会には全国10地区の選りすぐりの高校30団体しか出場できなかった「聖地」で私たちには聴衆として行くところだったけど、1986年6月、「普門バンドフェスティバル」が開催されたので応募するとテープ審査に通って採用されたんだ。その頃の御南は熱心で優秀な部員がそろっていてコンクール県大会でも常にトップになったから高く評価されたのかな。
 その日は家内も中3の長男も東京まで見に来て、私の大好きなG・ガーシュインの名曲を2曲演奏した。「パリのアメリカ人」と黒人オペラ「ポーギーとベス」のメドレーだった。壁に掛けた懐かしい記念写真をみると、音大に進学して今も大阪フィルで活躍するフルートのNO君、中学教師で吹奏楽指導をやっているMU君、ジャズバンドを組んで今も地元で活躍するIS君、SA君、KA君の顔も見える。私の「UG会」に参加したKI君兄弟のお母さんも右端でクラリネットを吹いているよ。
2018/11/15 (Thu) 23:17


「カンマカンマはカッコに入れる」の原則
「カンマカンマはカッコに入れる」の原則
2018年11月11日(日)御殿場市民会館にて 
「梅組の同窓会」
 東京中野で今も牛乳屋をやっているSU君から案内が来たのでまた「同窓会」に出かけて行った。毎年末、ウイーンに住むMAさんが実家に「里帰り」するたびに召集がかかる。彼女は小学校の頃来日した「ウイーン少年合唱団」にあこがれて、上智大に進学してドイツ語を学び卒業後はドイツの「ルフトハンザ航空」に就職して結婚し、そのままオーストリアの人となった。
 熱心な幹事のSU君が、静岡県で音信不通だった私を見つけ出してくれたのは10年以上も前。恩師のNA先生を囲んで毎年一回開いていた同窓会も、10年前先生が亡くなりなんと母校「桃園第三小学校」の名も併合で消えたけれど、それでも今も仲良しが15人ほど集まり旧交を温める。いつのまにか皆も自分も10歳の時の顔と口調に戻っているから不思議だね・・・。(白セーターが3年生の私)

 3年生のOSさんは「立命館大」の英文がつかみにくかった。As of all other good things, one can have too much even of reading. 述語のhave much of readingは「読書をたくさんやる」の意味だから、「人は読書についてさえもたくさんやりすぎることがある。」となるね。じゃあ前半は?as ofは(〜日現在で)のイデイオムではないよね。後半のof readingと対比させて、「ほかのすべての良いことの場合と同じように」の意味だ。今日は「助動詞」の語句整序問題でほとんど正解がだせてよかった。
 2年生のTUさんは「完了形」で語句整序問題をやった。「東洋大」の「彼女が家を出るや否や雨が降り出した」は、No sooner had she left home than it started raining. という。「雨が降り出した時よりも家を出た方が早かった、なんてことはなかった。」の意味。She had no sooner left homeの否定語を強調して文頭に出したからSVの「倒置」が生じたんだ。「特殊な接続詞」を終えて今日からは「仮定法構文」の勉強に入った。
 1年生のKAさんは長文「猿二態」を読んで語句並べ替えが難しかった。to find out の後だから「節」になるように、how long it would take the monkey to find the food. (猿がその食べ物を見つけるにはどれくらい時間がかかるか、を知る) 「It takes 人 時間 to〜」はとても大切な構文だよ。「It takes時間 for人 to〜」ともいう。今日は会話文で「招待の断り方で日米の違い」を読んで、空所に適切な文を埋める問題が難しかった。会話の人物と情景をくっきりイメージできると簡単なんだけどね。
 MAさんは「口語表現」でいくつか大切なイデイオムが難しかった。「ほっといてくれ」はLeave me alone,(一人にしておいて)、「余計なお世話だ」はMind your own business.(自分の仕事を気にしろ)、「お願いしたいことがあるのですが」はWill you do me a favor?(私に好意をしめしてくれませんか)のように直訳できないものをしっかり覚えよう。「分詞」のプリントではThe scene lying before us was very beautiful.(我々の前に横たわる光景はとても美しかった。)やA bus carrying 30 people ran into a truck.(30人を乗せたバスがトラックと衝突した。) は「分詞」-ing以下の句が直前の名詞を修飾している例文だね、
 KI君は前回、上智大の英文「欧州の宇宙開発」で少々てこずった。none the lessは副詞のneverthelessと同じ表現だから、The effort, marred by both political and scientific differences, has none the less had its triumphs −notably Arianne. で、「カンマカンマはカッコに入れる」の原則で残りを訳すと、「その努力はそれにもかかわらず勝利をいくつか得た。そのなかで注目すべきなのがアリアンヌだ。」それではmarred 以下はどんな働き?「ヨーロッパ各国の政治や科学の違いに妨げられたけれど」の意味で、Though it was marred by〜の節を分詞構文で言い換えたと考えるといいね。今日は「茨城大」の長文「エイズの安い薬」を読んで設問に答えた。ratify the treaty「条約を批准する」が難しかったけどほぼ正解が出せた。 尾上

(追記)出席者はみな同じ年で後期高齢者だから一番の関心事は「健康と病気」だし「孫の自慢と自分の終活」になってしまう。しかし、ここに出るような人は実に人生に前向きだ。脳内出血を患って発話に苦労するというKA君もそれを逆手に取って「失語症協会」の理事を任されている。駿台予備校でも私と一緒だったMI君は、「胆のう」を切り取る大病をしたのに「油物はダメだけど酒は大丈夫」といい、モンゴルとの文化交流で活躍し毎年彼の地で馬に乗り大魚を釣る。
 まだ戦後間もない昭和20年代なのにわが母校は1クラス65人、1学年7クラスものマンモス校だったが、この私たち「梅組」のパーティーに「菊組」からも一人ゲストが参加した。埼玉県で外科の医師をやっているKA君だった。私の無二の親友だった故人のUE君とともに「武蔵中・高」で学び東大医学部に進学した秀才だ。健康の秘訣について少しアドバイスがもらえて得した気分。
2018/11/11 (Sun) 23:06


With a little more patience, (もう少し忍耐力があれば)
With a little more patience, (もう少し忍耐力があれば)
2018年11月8日(木)裾野市民文化センターにて 
「狩野川レガッタ」 
 沼津の狩野川に行って「ボート大会」を見たよ。県の体育協会が主催して一般の社会人や小中学生にもボートを楽しんでもらおうという趣旨で始まり「狩野川レガッタ」と名付けて今年が7回目だ。要綱には一人で申し込んでもクルーに入れるというので、ちょっと参加してみようかなと思った。しかし事前に何回か陸上と水上の合同練習に参加しないといけないというので、今回は思いとどまった。
 河畔の「御成橋」に行ってみると、まだ知名度が低いせいか参加者も応援者も予想よりも少なくて寂しい大会だった。高校も沼津東と沼津工業の2校だけだったから競技にならないね。9月に見た「河口湖レガッタ」の方はすごく盛り上がっていた。もう38回になるから参加団体も多くて一般や大学の部もあり、高校の部には沼工のほかに地元の河口湖高校・吉田高校、長野の岡谷や横浜商業、慶応・早稲田の付属校なども参加していて、その父兄たちが大勢応援に来ていたけどな・・・。

 2年生のTAさんは「仮定法・未来」を勉強した。If節の動詞にshouldかwere toがついていたら、未来でもあり得ないことを仮定する。和訳ではIf all the plants were to explode at the same time,(もし仮にすべての発電所が同時に爆発するとしたら、・・)が難しかった。「If〜のない仮定法の文」では、With a little more patience, (もう少し忍耐力があれば)とWithout your help, (あなたの援助がなければ)の簡潔な表現にも注意しよう。
 MAさんは前回「不定詞」の並べ替え問題でいくつかミスをした、「彼は親切にも困難から私を助けてくれた。」は、He was so kind as to help me out of the difficulties.(so〜as to・・の構文)。「彼は始発の電車に乗れるくらい早く家を出た。」は、He left home early enough to catch the first train.(〜enough to・・の構文)で、ともに「程度」を表す似た意味の構文だ。今日は「仮定法」で「願望」の文を勉強した。I wish I could express myself better.は、「私はもっと上手に自己表現できたらいいのだけど。」の意味。
 KA君は前回「不定詞」の文法問題で、be eager to〜(〜したがる、切望する)やbe about to〜(いますぐ〜するところ)などの慣用用法が難しかった。今日は「仮定法・現在」を勉強した。「要求・提案・主張・必要」などを意味する文ではthat 節の動詞を「原形」でいうのだ。He demanded that the price be lowered. (彼はその値段を下げてくれるように要求した。)のように。しかしこれに違和感を感じたイギリス英語ではshould be lowered のように言っているからわかりやすい。
 1年生のOB君は前回、空所補充の英文完成をやって、「彼の話し方は彼の父親を思い出させる。」は、The way he speaks reminds me of his father. だけどHow he speaksでもOK。「関係副詞」のhowは先行詞のthe wayが不要だし、逆ならhowが不要だ。今日は最初に友人同士の会話を英訳した。動詞には時制がつきまとうから日本文の述語では「現在・過去・未来」しっかり見極めよう。
 SU君は前回、「不定詞」の勉強で「目的と結果」を勉強した。「〜するために」はin order to be in time for the first trainだし、「〜しないように」はin order not to miss the plane.で、notはtoの前につけるんだよ。今日は前回に続いて「受動態」の勉強をした。上級編では「群動詞」の場合、目的語が2つある場合、疑問詞が目的語の場合などを勉強した。What did Newton discover? はWhat was discovered by Newton?となるね。
 YAさんは前回、「受動態」の英作文をやった。「彼は20ドルを奪い取られた」は、「財布を盗まれた」と同じように have物-ed の構文で書ける。He had 20 dollars stolen.一方「人から〜を奪う」の構文 rob人of〜 でもいいね。受動態で「〜を奪われた」ならbe robbed of〜となるよ。今日は明日の英語テストのために準備勉強に専念した。  尾上

(追記)私は大学入学と同時にボート部に入部して、体力不足のために半年で落伍してしまったけど楽しい思い出も少しはあって、この歳になってしきりに一人乗りのシングルスカルを漕いでみたいなあと思い続けている。よく山梨の山登りに行く途中、早朝「河口湖漕艇場」を通りかかっては高校生や山梨大生たちのボートを楽しむ姿に触れてきた。あのアメンボウのように長いオールで漕いでスイスイと湖面を走る姿がなんとも美しい!
 ネットで調べてみると、長野県では「諏訪湖レガッタ」が5月に行われ41回になったそうだ。神奈川県では10月に実施する「相模湖レガッタ」が昨年61回で一番歴史がある。厚木の山奥、中津川渓谷の上流「宮ケ瀬湖」でも「紅葉レガッタ」と銘打った大会が今月中旬に16回目が計画されている。人気の観光スポットだし紅葉狩りとドライブもかねて見に行ってみようかな。
2018/11/08 (Thu) 23:44


Seeing is believing?
Seeing is believing?
2018年11月4日(日) 御殿場市民会館にて 
「奥多摩の御岳山」
 このところ青空が続いて気分がいいから、海に山にと毎日のように外出している。先日は東京・奥多摩の「御岳山」を下見に行ってきた。大学時代の仲間とのトレッキングで次の例会に「御岳渓谷の紅葉狩り」を計画したから。予想通り展望の開けたいい山だったよ。ケーブルに乗ればわずか6分で山頂駅だ。そこは800mを越えているからもう紅葉や黄葉が見ごろになって燃え立つようなモミジもあちこちに。
 家内をその駅の展望台で休ませて、「武蔵御岳神社」と「長尾平」まで登ってみた。日当たりがいいからリンドウが一杯山道のあちこちで花弁を開いていた。赤い鳥居から神社に至る境内は「天空都市」のように、宿坊と商店と食堂の町を形成していて驚いた。まるで小型の「高野山」のようだったよ・・・。

 3年生のOSさんが久しぶりに出席した。希望の京都外語大に合格しました、と嬉しい報告をしてくれた。AO入試では海外留学とボランテイア活動が高く評価されたようだ。来年のセンター試験を目標にさらに勉強を続けます、と意欲を示してくれた。今日は「完了形」に関する文法と作文問題に取り組んだ。「過去完了」も「未来完了」もしっかり理解できていたね。難しめの英文をたくさん読んで和訳の力をさらに強化していこう。
 2年生のTUさんは「譲歩構文」の勉強で、「関西学院大」の英文を和訳した。A lowered body temperature makes a person feel chilly. That is why a person who is sleeping must be covered .「体温が下がると人は寒気を感じる。そういう理由で、眠っている人には布団をかけてあげなくてはいけない。」whyは関係副詞でthe reason が省略されているとみれば、「それが〜の理由だ」というわけで、第2文の〜が「結果」ということになるでしょ。詳しくはmust be covered with futon.だね。
 1年生のKAさんは「否定構文」の勉強をやった。not alwaysなどの「部分否定」はよく理解できていたね。和訳では Most population growth is taking place in countries that do not always have enough food for their people. が少し難しかった。動詞Vを中心にSVOの構造をチェックすることが肝要だ。do notの前のthatがwhichと同様に主語の働きで関係代名詞だと気づけば、「ほとんどの人口増加は、その国民に十分な食糧を必ずしも持っていないような国で生じている。」と訳せるね。
 MAさんは前回、長文で「日米、医者と患者の関係の違い」を読んだ。It takes much time to understand what is wrong with us. 「医者は、患者のどこが具合が悪いのかつかむのに時間がとてもかかる。」と訳すといいね。医者は直接話法なら、”What is wrong with you?”と聞くだろうから。今日は「日記文」を2つ英訳してみた。ほぼうまく表現できていた。「1時間目は加藤先生だった。」は A was Bではまずいので、動詞「教える」teachを補ってOur first class was taught by Mr. Kato.としたいね。
 KI君は前回「比較表現」を使うパラグラフを読んだ。ほぼ正確に和訳できていたけど、2文目が1文目とどういう関係なのかを判断できるともっと良い訳文になる。Thus, for rats population and violence are directly related. 副詞のthusは「その結果」の接続詞的な意味のほかに、「このように」 in this wayの意味もある。ここは「ネズミにとってはこんな風に人口と暴力が直接関係しているのだ。」と訳す方がいいね。 いつもいうように、2文目に接続詞がないときは前の文の「説明」か「理由」なんだ。今日は「神戸大」の英文「見ることは信ずること?」を読んでほぼ正解が出せた。 尾上

(追記)天気も良くて展望台からは東京都心の高層ビル群がくっきり見えた。スカイツリーらしきものもかすかに。この山は春にはカタクリ、夏にはレンゲショウマをお目当てに訪れる観光客も多いそうだ。途中の「ビジターセンター」に寄って聞いてみると、ここのレンゲショウマは人工的に植栽したのでなくてもともと自生していたのを保護している。そのおかげで2万本にまで広がったのだそうだ。来年はぜひ見に来てみよう。我が家から山麓の「滝本駅」まで車で2時間弱で行けたから。
 下山してから「多摩川」上流の川岸にある「澤乃井園」に立ち寄って遅い昼食にした。銘酒「澤乃井」の造り酒屋が経営していてハイカーが必ず立ち寄るらしい。先代は青梅線の鉄道路線創始者でもあって、この景勝地のほとんどを所有していたそうだ。御岳駅から沢井駅までの川岸に遊歩道が続く「御岳渓谷」はさすがの人気スポットで、半月後のトレック例会では見事な紅葉が楽しめそうだ。
2018/11/04 (Sun) 23:08


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