「東山・とらや工房」
御殿場・東山にある喫茶「とらや工房」が最近とくににぎわっている。広い日本庭園を眺めながら工房で作った和菓子と淹れたての緑茶が飲めるという珍しさのためか、サイクリングで通りかかるたびにいつも駐車場がいっぱいだ。ナンバーを見ると京都とか九州・宮崎とかかなり遠方の車も多い。東名インターの近くだから箱根や富士五湖にドライブで来た人がちょっと立ち寄るのかな。「御殿場アウトレット」の帰り道にあるからかもしれない。
燃え立つような真っ赤な紅葉の下に自転車を停めて、竹矢来を組んだ生垣の正門と大きな茅葺の山門をくぐる。見事な竹林を抜けて中庭に入ると小さな池を囲んで梅林になっている。長い弓なりの建築が喫茶スペースで、ガラス張りの工房の中で和菓子を制作している様子を見学できる。羊羹で有名な京都の老舗「とらや」が現代生活の中に活路を見出したのかな・・・。
2年生TAさんは来月また英検を受けるのではじめに練習問題を少しやってみた。単語や熟語はどんどん覚えることにして、今日は文法よりも会話問題がどうも苦手のようだった。過去問をたくさん解くことでアップさせてほしいな。今日は「比較構文」でnot so much A as B (AというよりはむしろBだ)を勉強した。これはShe is not so tall as he.(彼女は彼ほど背が高くない。)がわかればその応用だよ。後半はThe 比較級SV, the 比較級SV (〜すればするほどますます〜)の難しい構文を勉強した。
1年生のOB君は「使役・受け身」を勉強した。並べ替え問題では「東京理科大」の「これはだれかに手伝ってもらったほうがいいですよ。」が難しかった。「〜してもらう」は「使役」のhaveを使って、have 人 原形、とするといい。「だれかがあなたを助けるようにさせる」と考えてYou had better have someone help you with this. が正解。「させる」の動詞は「命令調」のmake、「許可」のlet(〜させてやる)、「依頼」のhave(〜してもらう)、を使い分けできるようにしよう。
SU君は前回「否定」を勉強した。「彼はその事とはなんの関係もない。」はHe has nothing to do with the case. という。今日は「不定詞」の上級編を勉強した。too〜to〜構文、〜enough to 〜構文はとても大切だ。「目的」を意味するin order to〜とso as to〜(〜するように、〜するために)もしっかり使えるようにしよう。「〜しないように」と否定の意味にしたかったらin order not to 〜とかso as not to〜のように、to 不定詞の直前にnotをつけるよ。
YAさんは学校の期末試験の対策で、教科書の英文和訳などに集中した。A and A’のルールに注意するとすっきり和訳できる英文がたくさんあるね。 尾上
(追記)我が家が御殿場市二ノ岡の小さな別荘を買って移住した36年前、箱根山麓の「東山」も古くからの別荘地で、「とらや工房」の土地は元首相「岸信介」つまり今の「安倍晋三首相」の祖父が晩年住んでいたところ。私が西宮市の高校生の頃、東京では「日米安保条約」改定反対を叫ぶ大学生たちが国会に押し寄せ激しいデモをした時のあの憎まれ首相だ。その後退陣した後も御殿場・東山には政界・財界の大物がおうぜい訪れていたらしい。
私が自転車でよく訪れる「東山湖」は今はフィッシング・エリアで関東のファンに人気でよく大会も開かれる。早春には満開のサクラ並木の土手を一周できるし、湖面に写る「逆さ富士」とともに最高の観光スポットだ。この湖岸はかつては岸信介の散歩コースでもあって湖畔には本人の筆になる「東山湖由来の碑」が立っている。これは300年前、江戸時代に農作の灌漑用に作った池で今も箱根「丸岳」から集まる水をたっぷり蓄えている。岸辺に数十羽のアオサギが魚をねらって一列に並んでいる様は壮観だよ。









