「金時山のトイプードル」
午後から雨で夜は雪の予想も出た寒い朝、今年最後の「金時山」に登った。「公時神社」の拝殿に参拝してこの一年の無事故に感謝しておみくじを引いたら「末吉」だった。まあこんなもんかな。平成27年のお正月にちょうど100回目になって、山小屋の「金時娘」妙子さんに記念の色紙を書いてもらってからこの4年間に、ほぼ月1〜2回のペースで90回登ったことになる。
同じ山でも登山コースが4つもあるから飽きることはない。花が楽しみの山で4月のスミレ、5月のシロヤシオ、6月のオノエラン・・・金時山だけの「花図鑑」が出版されているほどだ。今日は12月だというのにシロヤマギクとアキノキリンソウがわずかに咲いていたし、紫色のスミレも狂い咲きを一輪見つけた。スタート地点からずっと前後して登ってきたトイプードルも元気に山頂に着いた。寒いからコートを着せているよ。かわいい・・・。
2年生MAさんは前回「不定詞」の英作文をやってみた。「言うまでもなく、子供は親とは別の人格を持っている。」はIt goes without saying that〜 (〜は言うまでもない)もいいけど、全文修飾としてはNeedless to say,・・・が適切。Children have a different personality from their parents. 今日は「比較」で as〜as possibleとかas〜as you can(できる限り〜)、as〜as everとかas〜as any〜(だれにも劣らず〜)などの構文を覚えた。
御殿場教室のARさんが振替でこちらに出席した。「比較構文」のなかでも難しくて有名な「鯨の公式」を勉強した。A whale is no more a fish than a horse.のようにno moreは否定でnotと同じ位置に置くよ。A whale is not a fish any more than a horse.と書いても同じ。ただし、次の数字を修飾するだけの働きのno more than〜と区別しよう。no がmoreだけを否定して「多くない、少ない」の意味になる。「わずか〜しかない」でonlyと同じ意味になる。not more than〜 だとnotは後の語句全部を否定するから「〜より多いということはない」つまり、「多くとも〜だ」「せいぜい〜だ」の意味になる。
1年生のOB君は前回「使役・受け身」の文法・英作文をやってみた。「私の英語はあまり通じませんでした。」はI could hardly make myself understood in English. は暗記しておきたい文型で、hardly「ほとんど〜でない」の意味の準否定。今日は英作文で「様態・方法」の表現を勉強した。
SU君は「分詞」を勉強した。-ing(現在分詞)と-ed(過去分詞)の使い分けが難しかった。surprising news「人を驚かすようなニュース」は他動詞surprise(おどろかす)の現在分詞形。boring jobも「人を退屈させるような仕事」。wounded soldiersは「負傷した兵士」で、wound「〜を傷つける」の意味から受け身で「傷つけられた兵士」となるよ。
YAさんは前回「タイタニック号遭難の真実」を長文で読んでしっかり理解できていた。語句整序ではThe pancake was too hot to eat.「熱くて食べられなかった。」の文にmuchを加えるのが難しかったね。much too hot(すごく熱すぎた)ということがあるよ。muchがtooをさらに強調しているんだ。今日は「仮定法」の勉強でIf it were not for〜,「〜がなければ」が Without〜と同じ意味になることを覚えた。逆に肯定で「〜があれば」ならWith〜で表せるけど、If it were for〜なんていうのは使わないので注意しよう。否定の時だけです。
先週は「冬期講習・参加者募集」のプリント(黄色)を配布しました。三島の「ゆうゆうホール」で久々の実施です。1月3日(木)から3日間だけですが、朝のうちに勉強してお正月気分を早めに切り替えましょう。三島駅から歩いてすぐなので裾野や御殿場の人も是非参加してください。尾上
(追記)山頂には山小屋が2軒ある。今日はいつも立ち寄る足柄の「金時娘」の方が閉まっていたので、もう一軒の山小屋に初めて入って「おしるこ」を注文した。こちらは箱根・仙石原のご夫婦の経営で、コースでは今まで何度もすれ違っていたけど相手が挨拶も返さないし愛想もなさそうだから、「無口の変人なのかな・・・」と思い込んでその小屋には決して立ち寄らなかった。しかし、本当はよくおしゃべりする奥さんだったよ。私の思い過ごしだった。
私の顔を覚えていて、「あら、こんにちは。お住まいは御殿場ですか?」と聞いてきた。「二の岡のクッカには私もよくパンを買いに行きますよ。硬いけどおいしいパンですねえ。」「金時娘・妙子さんは元気になったようですけど、息子の秀峰さんが腰を痛めたらしく平日は雨戸が閉まったままです。」「今日は主人が仙石原に下る登山道を修理しているんです。だいぶ歩きやすくなりますよ。・・・」などなど、なかなかのお話上手。甘い小豆たっぷりの餅入り「おしるこ」におかきと緑茶をサービスしてくれたから十分な昼食になったよ。次回また立ち寄ってみよう。
