高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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「部分否定」Not every student studying law can be a lawyer.
「部分否定」Not every student studying law can be a lawyer.
2019年1月13日(日) 御殿場市民会館にて 
「二ノ岡神社のさいと焼き」
 久しぶりに川柳の畑まで自転車で登って行った。富士山に向かって登山道を7キロ、ずっと登りで50分かかるけど健康維持のためだ。新年になって初めてだから少々心配だったけど、まん丸い聖護院ダイコンがまだ3個残っていて収穫できた。ハクサイは小さいからこのまま花を咲かせてしまおう。菜の花と同じできれいなものだ。さてと、「麦踏み」もやっておこうか。農家の冬の風物詩だけど、根を強くしたり「分けつ」を促して本数を増やす意味があるのだ。
 アレー!コムギの穂先が食われているよ。またまたスズメたちのしわざか?農協が「鹿よけ」対策で、広大な畑全体に「高圧電流」の電線を張り巡らしてくれたおかげで、3年前からシカの被害がなくなって喜んでいたら、今度は空の上からスズメの大群だ。昨年は6月の刈り取り直前にコムギをすっかり食われてしまった。今年はまだ若い新芽のうちにやられたよ・・・!

 3年生のOSさんは前回、助動詞のmight as wellを使う英文を和訳した。One might as well throw money away as spend it in betting.は、as〜asに注目すると「比較構文」でもあり、「賭け事に金を使うのはそれを投げ捨てるのと同じようなものだ。」と訳せるね。may ではなく過去形のmightを使うのは「仮定法」で、「本当はやらないけど、やった方がましだろうに。」の気持ちなんだね。今日は「否定」を勉強した。「法律を学んでいる学生がみな法律家になれるというわけではない。」はNot every student studying law can be a lawyer.で、 「部分否定」と呼ばれている。
 KI君は前回、「比較」で「中央大」の英文を和訳した。難しかったのは「旅行で泊まったホテル」について I’m sure I have forgotten a few, some of which, being so bad, might as well be forgotten. 「忘れたものも少しあると思う。そのうちのいくつかはとてもひどいものだったので、忘れたほうがましかもしれない。」初めのカンマは「非制限用法」で一度そこで切る。次の「カンマカンマ」は分詞構文だとわかればカッコに入れて、「〜なので」と付け加えておこう。今日は上智大の「会話問題」をやって合格点が取れた。「大阪電通大」の長文「妻のアルツハイマー」を読んでほぼどれも正解だった。
 裾野教室の2年生TAさんが出席して、前回やりきれなかったプリントを勉強した。長めの文を和訳してみよう、ということで「テレビの悪影響」を読んだ。There is evidence that in fact TV leads people to accept more violence in everyday life. では接続詞のthatが「同格関係」(〜という)を表すとわかれば、「事実、テレビが日常生活でますます暴力を人々に受け入れさせている、という証拠がある。」と訳せるとよかったね。
 1年生のKAさんは学校でも今月から「比較」に入ったという。プリントでは整序問題で「彼女は夫をその欠点のゆえに一層愛した。」が難しかった。She loved her husband all the more for his faults.「一層」のmoreに「〜だからその分だけ〜」の意味のall theをつけないといけない。「山本さんは学者というよりむしろ文筆家だ。」はMr. Yamamoto is a writer rather than a scholar. といえば簡単そうに見えるけど、逆に並べてHe is not so much a scholar as a writer.という表現は難しいね。asは接続詞で「〜とくらべると」の意味だから「文筆家と比べると、学者の方はそんなにたくさんやってない。」と直訳できるのだ。 
 2年生のTUさんは今週末の「英検・準一級」のために模擬問題を1回分やって、リスニングにも挑戦した。語彙力問題がかなり厳しいけど、読解力やリスニングで挽回できそうだ。頑張ってきてください。
 OSさんとKI君は今週末19日、20日がいよいよ「センター試験」だ。実力が十分発揮できるよう体調管理に注意してください。健闘を祈ります。 尾上

(追記)翌日、恒例の「新年会」を郊外の台湾料理店「味珍」でやった。畑の仲間7人の集まりだけど、この日は毎年家族同伴で参加するメンバーが多い。私も初めて家内を連れて参加した。会長のYAさんも愛妻家で奥様と一緒だった。さらにゲストとしてあの青森県鯵ヶ沢出身のIKさんも参加してくれた。この農作仲間の以前の会長だけど、1年の半分は大阪・高槻市の長男の家に同居するようになって今は脱会している。年末年始と8月のお盆の頃だけ御殿場の次男の家に戻ってくる生活だ。
 「ギョウザ」や「焼肉」などそれぞれが好きな定食を注文した。安くてボリュームがあって人気のお店だ。中国人の経営で店員もみな中国人。KAさんの奥様は中国の人だから連れてくればよかったね。KA さんもOKさんも共に小山の「セイコー」の社員だったから技術屋さんで二人とも中国語で注文ができる。年齢も40歳から80歳まで、元の職業も様々でじつに面白いグループだ。
 「新年おめでとうございます。昨日畑にムギフミに行ったら、コムギが2割ほどスズメに食われてしまっていたよ。去年のようにネットをかぶせようか?」と私が言うと、「ダメですよ、スズメの足がネットに絡んで逃げられずに干からびてしまうから・・」と反対するのは若手のTA君で「野鳥の会」で活躍している。
2019/01/13 (Sun) 23:06


複合関係詞whoever〜はanyone who〜を一語でまとめたもの
複合関係詞whoever〜はanyone who〜を一語でまとめたもの
2019年1月10日(木)裾野市民文化センターにて 
「鯵ヶ沢の岩木山」 
 青森県のアジガサワって聞いたことある?日本海に面した港町を中心にした人口1万人弱の小さな町だけど、日本で最初の世界自然遺産に認定されブナの古木で有名な「白神山地」観光の出発点で、「津軽富士」と呼ばれる名峰「岩木山」1625mを抱える広がりを持つ。一面の菜の花畑の向こうに横たわる冠雪の岩木山は実に美しい。
 昨日、この鯵ヶ沢町出身で東京に住む大学同窓のNY君がお兄さんと一緒に御殿場の拙宅に来訪した。先月の東京での「同窓会」で話すうちに私の農作仲間のIKさんと同郷であることが判明したので、私が「お引き合わせ」の役を買って出て、60年ぶりのご対面となった。それも鯵ヶ沢では3軒先のご近所で小中時代は一緒によく遊んだというから本当に奇遇だ。世の中はこんなに狭いものかなあ・・・。

 2年生TAさんは前回「接続詞」の上級編でso that(〜するために)Now that(もう〜なので)などを勉強した。They kept watching all night (・・・・) thieves should come.は「泥棒が来ないように一晩中見張りを続けた。」の意味だから接続詞のlestを使う。「〜しないように」だからso that 〜not〜とも言えるけどね。今日は「否定」の勉強で、「二重否定」のnever〜 without -ing・・「〜すると必ず・・する」やnot〜until・・・「・・して初めて〜する」のような難しい構文を覚えた。
 MAさんは前回「関係詞」の文法作文問題をやった。The prize will go to (‥‥) writes the best report. では「一番いいレポートを書いた人に〜」の意味だから、anyone whoが入ればいい。一語で言い換えればwhoeverだね。先行詞を含むから「複合関係詞」と呼んでいる。今日は「比較」の勉強で「中京大」の英文を和訳した。Some people think that the kind of knowledge gained through a formal education is inferior to the kind of knowledge gained through actual experience in life.「正式な教育で得たような種類の知識は、人生の中での実体験で得たような種類の知識に比べると劣っている、と考える人もいる。」
 1年生OB君は前回「使役、受け身」の英作文をやった。「実をいうと私の英語はあまり通じませんでした。」は難しいけど、My English was not so useful. 「それほど役に立たなかった。」とうまく逃げたね。これは出題頻度の高い問題で、「英語で理解してもらえなかった。」と言い換える方がよくて、I couldn't make myself understood in English.という。「自分自身が理解されるようにさせる」の意味だ。今日は「分詞」の勉強でI took the pictures of the bird flying in the sky.「空を飛んでいる鳥の写真を撮った。」やThe language spoken in Brazil is Portuguese.「ブラジルで話される言語はポルトガル語です。」のように「現在分詞」のflying(飛んでいる) は直前のbirdを修飾するし、「過去分詞」のspoken(話される)も直前のlanguageにかかる。
 SU君は「関係代名詞」の問題をやってみた。2文で共通する単語があれば、一方を「関係詞」に置き換えることで一文にまとめることができる。The roses smell sweet. My friend gave them to me yesterday.の2文目が1文目のthe rosesの説明になるようにthem をwhichに置き換えてその直後に「割り込み」させるとThe roses which my friend gave to me yesterday smell sweet.となる。「代名詞」themを「関係代名詞」whichにおきかえているだけなのだ。しっかり復習しておこう。
 YAさんは前回「分詞・動名詞」の整序問題をやった。「飛行機が着陸するまで座席にお座りください。」は、「ずっと座ったままでいる」の意味だからremain seatedという。「座っている」状態はbe seatedで、「そのままでいる」のremainにおきかえるといい。sit downだと動作の「座る」になってしまうんだ。今日は「仮定法現在」を終わって「比較構文」の章に入った。The rent for apartments in the countryside is only half as much as you pay in big cities.このような文で、二つのasは異なった働きだ。as much(money)は副詞で「同じくらい(たくさんのお金)」だし、as you payは「(あなたが払うの)と比べると」の意味の「接続詞」だ。 尾上

(追記)この鯵ヶ沢から県都の青森に行くには85キロをローカル列車で2時間近くかかる。御殿場から静岡駅や東京駅まで行くのと同様で毎日の通学には難しい。NY君は成績優秀で名門「青森高校」に進学し寄宿生活だった。東京外語大に進学して偶々私と同級生だったけど、卒業後は「東大・教育学部」に学士入学してその後NHKに奉職した。
 IKさんも成績優秀だったけど経済的事情で、列車で20分の「つがる市」の「木造高校」に進学し自宅から通学した。その後「中央大学」を卒業して鯵ヶ沢に戻り、県東部の大都市「八戸」の女性と結婚した。そのような昔話を今日初めて聞いて実に興味深かった。私も戦後間もない頃に疎開先の「長泉村」で幼少期を過ごしたからイメージが重なる部分が多かった。
 鯵ヶ沢漁港の近くに「相撲館」という資料館がある。力士をたくさん排出している町で、NHKの相撲中継でよく名解説をしてくれる元小結「舞の海」もここの出身だそうで彼をたたえる展示があるそうだ。いつか訪ねてみたい町だな。
2019/01/10 (Thu) 23:48


本来のnotは文全体を「そういうことではない」と否定するもの
本来のnotは文全体を「そういうことではない」と否定するもの
2019年1月6日(日) 御殿場市民会館にて 
「からくり時計」
 改めて新年あけましておめでとうございます。雪にもならず日差しがたっぷりの暖かなお正月でしたね。早朝「冬期講習」のために三島に下っていくと少しずつ温度が高くなっていくのがわかります。真っ赤な「からくり時計」が印象的な「ゆうゆうホール」前の「愛染の滝」にはハートマークの花輪が飾られもう春の訪れを思わせました。駅から「三島大社」に向かって初詣に行く人たちの服装も軽やかです。
 「冬期講習」は成功だったと思う。御殿場のTUさんも三島のYAさんもお正月返上で3日間、私のおしゃべりによく耳を傾けてくれた。教えていてとても楽しかったよ。70%の合格ラインにはまだ少し足りないかもしれないがさらにチャレンジしてみよう。たしかに「英検準一級」はレベルがかなり高く、高校2年生で「二級」に合格すれば学力が高い方だ。しかし今までこの「UG会」では4名が「準一級」に合格して、それぞれ第一志望の「上智大」や「立教大」に進学できた。やればやるほど確実に成果が表れるよ。
 また4月の「春期講習」もこの三島で開催したいと思い会議室を予約しておきました。駅から近くて便利だしもっと参加者がふえるといいな。口コミよろしく・・・。
  
 3年生のOSさんは「比較」の文法作文問題をやった。「熊本工業大」の「私はできるだけの援助を彼にしてあげました。」は暗記項目のas〜as I canがしっかり応用できないと思わぬ失敗をするよ。「できるだけたくさんの援助」と省略語を補えないといけない。I gave him as much help as I could.のように。前のasは副詞で「同じくらい」、後のasは接続詞でSVを導いて「〜と比べると」の意味なんだ。
 KI君は前回「立教大」の長文で「世界は一つになりつつあるのか?」を読んでかなり正解が出せた。The differences in vales and assumptionsは「価値観や想定におけるいくつかのくい違い」であってdifference from〜「〜との違い」と勘違いしてしまったね。今日の「上智大」の会話問題は「大臣秘書官と国務次官」とのテレビ討論についての内容で比喩表現が多く難しかったけれどなんとか合格点が取れていた。
 2年生のARさんは前回、「人間と動物とではどちらが優れている?」を読んだ。Animals do not turn grassland into desert or make water undrinkable by filling lakes and rivers with waste materials. が難しかった。A or A’ のルールに注意すれば、orの直後のmake (動詞原形)が前出のturnと同じ種類だとわかるね。否定だから、「〜もしないし〜もしない」という意味だ。「動物たちは草原を砂漠に変えることもしないし、湖や川を廃棄物であふれさせることで水を飲めなくさせるようなこともしない。」
 裾野教室のTAさんが出席して「否定構文」を勉強した。A book is not always a good book just because it is written by a famous writer. 「本というものは有名な作家が書いたという理由だけでいつもいい本だ、ということではない。」で、notは次のalwaysを否定して「いつもではない」、100%ではない、70%くらいだ、の意味だと考えてもよいけれど、本来のnotは文全体を「そういうことではない」と否定するものなんだ。動詞のisを否定しているのでもない。
 1年生のKAさんは前回、対話文で「子供の成長に必要なものは?」を読んだ。Success in life, even in your career, doesn’t depend only on how you do in school.は「カンマカンマ」をカッコに入れて、「職業の場合でさえも」を後から補っておけばいい。「人生での成功は、学校での成績がどうなのかだけに依存するのではない。」と訳せればよかった。do well in schoolは「学校での成績が良い」の意味だ。今日は、明日の課題テストの対策勉強に励んだ。 尾上

(追記)今日はお正月早々、平塚市の友人の葬儀に出席してきた。50年前、母校外語大のオーケストラで私と一緒にホルンを吹いたかけがえのないパートナーの山西君が、2年間の闘病の末に先週亡くなってしまったのだ。なんとも実に寂しい。私より3歳も若いのに早すぎるよ。つい一昨年の3月にお見舞いに行った時にはまだ歩くことができて、「海鮮料理」の店に連れ出してお寿司を実にうまそうに食べてくれたのに。
 山西龍郎君はドイツ語科を卒業した後「一橋大学・大学院」に進学し、「武蔵工大」今の「東京都市大」の教授を長年勤めていた。「日大・国際関係学部」の講師として三島にも通っていた。オーケストラでフルートを吹いていたイタリア語科の部員を見初めてゴールイン。二女を授かり幸せな生活を送っていたのに25年前に奥様に先立たれてしまった。彼の著書「オルフェオ」にはその妻への切なる愛が反映されている。
 単にドイツ語の先生だけでなく「哲学」や「美学」の講座を専門にして著書もいくつか出版した。終生ホルンを愛して学生時代以来の様々なホルンのコレクションが家に眠っている。いちばん評価の高い著書「音のアルカディア」はホルン(原型は角笛)やその音楽文化についての研究だ。全国組織の「日本ホルン協会」の副会長にも推されて、プロの演奏家たちとも親しく交流していた。実に惜しい人を亡くした。「お別れ会」には同期のオーケストラ部員が15名も私の呼びかけにこたえて駆けつけ、山西君を一緒に見送った。 合掌
2019/01/06 (Sun) 23:46


「UG会」冬期講習
「UG会」冬期講習
2019年1月3日(木)
三島ゆうゆうホールにて 
「初日の出」 
 小田原の海に上がった初日の出。初登山は今年もまた隣家の若者と「金時山」でした。三日月がうっすら照らしてくれるなか、大晦日に降った小雪が凍ってつるつる滑る尾根道を歩いていきました。皆さま、新年あけましておめでとうございます。今年は皆様にとってもさらに実り多き年になりますようお祈り申し上げます。
 「UG会・冬期講習」が今朝から始まり、久しぶりの会場「三島ゆうゆうホール」に2名の生徒が出席してくれました。二人とも今月実施予定の「英検」で「準一級」を受検するのでその対策に取り組むことにしました。正月気分を早くすっ飛ばして3日間頑張りましょう。「UG会」発祥の地「三島」で教室が開催できなくなってから1年。せめて「特別講習」だけでも私の思い出のつまったこの「ゆうゆうホール」で実施したいと思っています。幼いころの「三島大社」の夏祭りや「楽寿園」が懐かしい・・・。

 YAさんは高校でリスニングの授業が多いそうで、PART 1の12問はすべて正解だったね。筆記試験第1問の語彙力テストはかなりレベルが高くて、25問中50%に届かなかった。私も1問間違えたから本当に難しいんだよ。出題者にはこれが平均点を抑える問題なんだろうね。第4問の英作文(手紙の返信を書け)は得意な分野でほかの弱点を補えそうだ。
 TUさんはじっくり丁寧に問題文を読むタイプで少々時間が気になるけど実に正確だ。第2問以降は長文の内容を問う問題で解答を4つの選択肢から選ぶのが難しかった。「巨大昆虫のいた時代」は初めての内容で読みにくいしね。しかし、第3問の一番長い英文「イギリスの若者たちの一気飲み」は4問共にパーフェクトだったね。
 今日は語彙力増強の対策に「単語のしくみ」を勉強した。たとえばimmortal「不死の」は、im-mort-alと分析でき、「語幹」のmort(死)の前に「接頭辞」のim(否定)、後には「接尾辞」al(形容詞)がついているから、「語幹」さえ意味が分かれば、そこから派生した単語が想像できるというわけだ。語彙力増強の一つの方法だよ。あす私の手作りレジメ「接頭辞と接尾辞一覧」をコピーして分けてあげます。 尾上

(追記)「金時娘」の妙子さんとツーショットの写真を撮ったよ。昨秋大腿骨折で手術・リハビリしていたのに見事復活して、またこの山に登ってきている87歳の看板娘だ。大賑わいの「元祖金時小屋」には入りきれないほどの登山客。大忙しの注文受付係・孫の翼君は「小山高校」の3年生。吹奏楽部でバス・クラリネットを吹いていた。まもなく受験なのに、「あまり勉強やってない・・」だって。おなかペコペコの友人は名物「キノコ汁」、私はお餅入りの「お汁粉」に舌鼓。
 「乙女キャンプ場」の登山口から3時間も歩いて6時半、まだ薄暗い頂上に着くともう「方向指示盤」のまわりに長蛇の列。500人くらいいるかな。オリジナルデザインの「記念バッジ」と干支を描いた「絵馬」を貰おうとして並んでいる。3776mの富士山頂には真っ先に太陽が当たって「赤富士」が見られるはずなのに今年はすっぽり雲の中。東の空に目を向けると相模灘の雲の切れ目からやっと神々しい赤い光が差してきた。平成31年の初日の出だ。小山町職員の掛け声で「バンザイ、バンザイ」を全員で叫んだよ。
2019/01/03 (Thu) 21:14


My uncle has made me what I am today.「私を今の姿にしてくれた」
My uncle has made me what I am today.「私を今の姿にしてくれた」
2018年12月27日(木)裾野市民文化センターにて 
「東大・イチョウ並木」 
 大学の同窓がいつもの2倍の8人も集まってくれて、母校の旧キャンパスで昼食をとった後都内トレックに出発した。一行は名勝「六義園」をゆっくり散策した後「国道17号線」つまり江戸時代の街道「中山道」を歩きとおして「本郷通り」に合流した。赤いレンガの塀にそって「農学部」と「工学部」を抜けるといよいよ「東大正門」だ。黄色く色づいたイチョウ並木を抜けて真正面にそびえる「安田講堂」に向かった。さあ、皆で記念写真を撮ろうよ。「今やっと東大に入れたよ!」とつぶやきながら。
 私も含めてほとんどがここを受験して落ちた人ばかりだからねえ。大学の学長になったKA君は外語大卒業後あきらめずに「東大大学院」に挑戦して赤門をくぐった。さらに5年勉強を続けて「博士課程」を修了した秀才だ。TA君の弟も外語大の「ドイツ科」から同じコースで努力し長らく「東大教授」だったそうで今は「名誉教授」だ。すごいね、恐れ入ります。
 夏目漱石の小説にちなんで名づけられた「三四郎池」は、真っ赤な紅葉が見事な森の中だった。ここはかつて「加賀百万石」といわれた「前田家」の大名屋敷跡で昔のままだ。池をぐるっと巡って教育学部の校舎前を通ると有名な「赤門」をくぐることになる。再び「本郷通り」を歩いていよいよゴールの「お茶の水駅」に向かった。ガラケーの万歩計をみたらなんと2万歩、計画した6キロの2倍で12キロも歩いていたよ・・・。

 2年生TAさんは前回、「関係詞」のwhat やwhateverを勉強した。「今日の私があるのは叔父のおかげだ。」は、難かしいけどほぼ正解だった。My uncle has made me what I am today.「私を今の姿にしてくれた」で、このwhatはsomething whichを一語にまとめたもので、(私の知っている)「こと」、(私が読んだ)「もの」と訳せばいいけど、what I amは「私の今の姿」がピッタリだ。今日は「最上級」の内容を「比較級」や「原級」で言い換える勉強をした。
 MAさんは前回「関係詞」の文法・作文をやった。The speed (.......)this digital camera can transmit an image is remarkable.はimageの後にat the speedがないからat whichに置き換えて「先行詞」the speedの後につなげる。「関係代名詞」は「代名詞」he、she、 itなどの代わりで「先行詞」につなげる働きを持つと考えよう。今日は「鯨は・・」で有名なno more〜than・・の構文を勉強した。Watching television is no more passive than observing a landscape, listening to music, or reading a book.「テレビを見ることが受動的でないことは、景色を見たり音楽を聴いたり本を読んだりするのとおなじことだ。」
 1年生のSU君は「疑問詞と疑問文」の用法を勉強した。How old〜? How much〜?はよく見るけど、How often(何回?)やHow soon(あとどれくらいで?)は見慣れないけど大切だ。「間接疑問文」Do you know how fast the superexpress runs?(その特急がどれくらいの速さで走るか知ってる?)は「疑問詞+S+V」になることに注意。しかし、know のかわりにthinkやsayだとHow fast do you think the superexpress runs?(・・と思う?)となる。Yes-Noじゃなくて、疑問詞にすぐ答えてほしいからHow fastが「文頭」に出るんだ。
 YAさんは前回難しい文法問題をやった。Not until she got off the subway did she find she had had her bag stolen. 「彼女は地下鉄を降りるまでバッグを盗まれたことに気づかなかった。」は難しい「倒置構文」で、普通にいえばShe did not find she had had her bag stolen until she got off the subway.なんだけどね。until以下の節にnotをつけて文頭に移動したからSVが「倒置」になった。今日は「仮定法・未来」(万一〜だとすれば)と、「Ifのない仮定法の文」(〜ならば)を勉強した。
 裾野教室は来週1月3日(木)、ホールが休館日なのでお休みです。新年は第2週の10日からです。UG会「冬期講習」は1月3日から3日間、三島の「ゆうゆうホール」で朝9:30からです。3年生は2週間後にはセンター試験の本番ですね。
 みなさん、よいお年をお迎えください。 尾上

(追記)私たちが東京の街中を10キロもトレッキングした22日(土)、米国ニューヨークの街中でも同じようなウォーキングのイベントがあったそうだ。「モバイル・ハレルヤ」という名で、マンハッタン72丁目の「ベルディ広場」を18時に出発し、片耳にイヤホンをさして主催者のラジオ局がネットで流すオーケストラ伴奏をスマホで聞きながら、歌の得意な見知らぬ人同士がヘンデルの名曲「メサイア」の第2部終曲「ハレルヤ」の4分間を何度も繰り返してNYの町を練り歩こう、というクリスマスのイベントだった。
 道行く歩行者をびっくりさせながらブロードウエーを南下して14丁目の「ユニオン広場」まで来ると、今度は五番街を北上して82丁目の「メトロポリタン美術館」まで歩く、という3時間のイベントだった。歌詞は英語だけど女性はソプラノかアルト、男性はテナーかバスの四部で歌えないといけない。合唱の経験者がきっと大勢いるんだね。マンハッタンでは縦横に地下鉄路線が張り巡らされているから、この行進に参加したい人は自由に好きな駅から合流して好きなだけ歌うことができたらしい。活気あふれるニューヨークならではのイベントだね。ハーレルヤ、ハーレルヤ、・・・
Hallelujah, Hallelujah! King of Kings, Lord of Lords. (王の中の王)
He shall reign for ever and ever.(永遠に治めてもらおう)
2018/12/27 (Thu) 23:20


Nothing is more precious than time.「時間ほど貴重なものはない。」
Nothing is more precious than time.「時間ほど貴重なものはない。」
2018年12月23日(日)御殿場市民会館にて 
「紅葉の名勝・六義園」
 昨日のトレッキング例会は日頃の山登りではなくて、東京北区の「駒込駅」から「お茶の水駅」まで10キロ以上も歩いた。今回のテーマは「50年前にタイムスリップしよう」で、我々が学んだ東京外語大の跡地「北区西が原」から、明治時代の開校の地「お茶の水・昌平坂学問所」までをたどるコースだった。ここは国道17号線の「旧中山道」で、私たちはよく神田の本屋街に行くのに「巣鴨」から路面電車(別名、チンチン電車)を利用した。今はその都電も廃止されてその下を「地下鉄三田線」が走っている。
 いつもの大学同窓4人にさらに4人が初参加してくれて記念すべき例会になった。静岡福祉大学の学長までやったKA君、元商社マンのKA君とMI君、そしてNHKの放送局で長年活躍したNY君。今は北区の「みんなの公園」として親しまれている思い出のキャンパス跡地に、予定の正午懐かしい顔が次々と現れたよ、4時間のウォーキングにふさわしいスタイルで。雨の予報だったから「長靴」を履いていたのは私だけ・・・。

 3年生のOSさんは「関係詞」を勉強した。「私はあなたがしてくださる援助すべてに感謝しております。」は、I am thankful for whatever help you can offer me.がむずかしかった。「〜するどんな援助でも」はany help which〜とも言えるところに「複合関係代名詞」でwhatever helpに置き換えるわけだ。「社長は勤勉によって現在の地位を築いた。」はhis positionでもいいけれど、「姿」のwhatを使って「現在の姿はその勤勉のおかげ」と言い換えれば The president owes what he is to hard work. が正解だった。
 KI君は前回「比較表現」のas much asなどが次の「数字」を強調する働きを勉強した。横浜市立大では As late as the second decade of the twentieth century, ・・・とあるから、as late asが「20世紀の二つ目の10年間(1910年代のこと)に」を「遅い」つまり「最近のこと」と強調している。「〜のようなつい最近になっても」と付け加えておくといいね。反対にas early asは「早く」、つまり「ずっと昔のことだが」 と次の年号を強調するよ。今日は「立教大」の長文と「上智大」の会話文問題をやって、「比較構文」のnot so much A as B「AというよりむしろBの方だ」をつかう英文を和訳した。
 2年生のARさんは前回、「関係詞」のwhat が難しかった。「理科大」の「なぜ彼が誰にも告げす出国したか、私は理解に苦しみます。」は、「私を悩ますことは、なぜ〜したかだ。」の構文にして、What puzzles me is why he left the country の後にwithout telling anyone. と書くよ。今日は「比較構文」でTime is more precious than any other thing.「時間は他のどんな物よりも貴重だ。」はNothing is more precious than time.「時間ほど貴重なものはない。」のように「逆転」させることができたね。否定文で言い換えれば同じ意味になるね。
 1年生のKAさんは前回「文化と迷信」についての英文を読んだ。It is true that the younger generation is not quite as superstitious, but it is best to be on the safe side whoever you give to. 「確かに若い世代が老人ほど迷信深くないことはその通りだが、誰にあげるとしても安全な立場にいるのが一番いい。」後半は no matter who you give toのこと。今日は「否定」の文法・作文をやってみた。1年生の文法の最後に出てくるから学校では教える時間がないかもしれない。暗記事項がたくさんあって難しい。notやneverのほかにhardly(ほとんど〜がない:程度)、seldom(めったに〜しない:回数)のような準否定の語句もたくさん覚えないといけないね。
 御殿場教室は次回が年末の30日で休館日なのでお休みにします。次回は1月6日から始めます。お休みして教材が遅れている人は27日の裾野教室に出席できます。冬期講習の希望者は1月3日から三島教室で実施します。 尾上
Merry Christmas and Happy Holidays!

(追記)外語大旧キャンパスの正門を出て13時、気ばかりは若い老人8人が「都内トレッキング」に出発だ。まずは巣鴨駅からの通学路だった「染井霊園」の中を通り、近代日本文学の嚆矢で文豪「二葉亭四迷」先輩の墓の前で手を合わした。墓碑は「長谷川辰之助」の本名が刻まれた一枚岩の大きなものだった。「染井霊園」はこのような著名人の墓がたくさんあるが、江戸時代には「植木職人」の町で桜の名所だったそうだ。
 次に向かった「名勝・六義園」のすばらしさには驚愕したよ。喧噪の大都会の片隅にこんな静寂の大きな空間が残っているとは!ここは江戸時代には柳沢吉保の大名屋敷で「心字池」をめぐる大庭園だった。松の銘木には積雪に備えて縄の「雪つり」がかけられ水面に映って美しいし、燃え立つような紅葉がまだまだ見ごろだった。ここでは仲間の足並みが乱れて予定以上の時間を食った。写真撮りに夢中のTA君や私、「茶屋」に立ち寄り一人甘酒を味わったON君。(つづく)
2018/12/23 (Sun) 23:48


not so much A as B「AというよりむしろBだ」
not so much A as B「AというよりむしろBだ」
2018年12月20日(木)裾野市民文化センターにて 
「修善寺の紅葉」 
 伊豆縦貫道のおかげで「修善寺」がとても近くなった。家内をのせて裾野のクリニックに行ったらすごく混んでいたので夕方もう一度来ることにして、じゃあ昼食をどこでとろうか。そうだ!久しぶりに「なな番」の「禅寺そば」が食べたいね、と修善寺まで車をすっ飛ばした。芙蓉台の団地を左手に見て丘陵地を抜けるともう函南だ。長岡の「葛城山ロープウエイ」の下をくぐり狩野川を越え、右手に城山の絶壁が見えるともう修善寺だ。わずか30分たらずで着いてしまうから驚きだ。昔の三島市街や韮山、長岡の渋滞が夢のようだ。
 平日なのにさすが評判のお店でかなり順番を待たされたよ。注文の「てんざるそば」には葉や茎のついた太いワサビがまるごと一本添えてあった。自分でこれをすりおろして味わってね、ということだね。昔ニューヨークから来たカナダ人夫妻をこの店に案内してとても感激された。「修善寺物語」や鎌倉時代の歴史の舞台だし、窓の外が「桂川」の美しい渓流だからね。温暖な伊豆では今がちょうど紅葉のみごろだったよ・・・。

 2年生TAさんは先週修学旅行で「台湾」に行っていた。ヤマハのピアノ工場が台北にもあるそうで見学してとても勉強になったそうだ。現地の大学生ガイドと英会話ができて刺激になったとか。おみやげにおいしいヌガーをいただいた。今日は「比較構文」で難しいno more〜than・・「〜でないのは・・でないのと同じ」を勉強してその英文を和訳した。後半は大きな数字の読み方が難しかったね。日本語や中国語は「万、億、兆、京・・」のように4桁ごとに区切って読む。英語では、thousand(千)、million(100万)、billion(10億)、trillion(兆)のように3桁ごとだから、最小公倍数の12桁でやっと呼び名が一致するんだ。ややこしいね。
 MAさんは前回「助動詞」上級編を勉強した。語句整序で「どんなに言論の自由があってもかまわない、という意見もある。」は、According to one view, there cannot be too much freedom of speech. これは「自由がたくさんある」There is much freedom〜.の基本文にcannot 〜too〜 (どんなに〜しても〜しすぎということはない)の構文をあてはめるとよかった。今日は「比較」でnot so much A as Bの構文「AというよりむしろBだ。」を勉強した。直訳すれば「Bと比べるとAはそれほど多くない」だから、「Aが少なくてBの方が多い」ということだね。丸暗記よりも理屈で納得した方が記憶しやすいよ。
 1年生のOB君は前回、文法で文の書き換え問題をやった。He told us that we had been responsible for it.(彼は私たちに責任があったことを話した。)を「引用符」“・・・“のついた文、つまり「直接話法」で書き換えると、He said to us, “You were responsible for it.“「君たちの責任だったんだよ。」が正解だ。動詞の「時制」が「間接話法」では「過去完了形」になっていることに注意。今日は「否定」の勉強だった。notやneverのほかに「程度」のhardly(ほとんど〜でない)や「回数」のseldom(めったに〜しない)も覚えた。
 SU君は前回「比較」の文法問題をやった。「正直に言って、状況は心配していたより悪い。」は、Frankly speaking, the situation is worse than we feared. 形容詞bad、worse、worstの変化に注意しよう。今日は「分詞」の上級で、-ingや-edで始まる文つまり「分詞構文」を勉強した。後半の文とつなぐために、「〜したので」とか「〜したときに」のような訳語を加えればいいんだ。
 UG会「冬期講習」は1月3日から三島の「ゆうゆうホール」で実施します。3年生は2週間後にはセンター試験の本番だし、1・2年生もお正月気分を早めに切り替え3学期に備えましょう。三島駅から歩いてすぐなので裾野や御殿場の人も是非参加してください。 尾上

(追記)家内を車に待たせてひとり散策に出かけた。修善寺の山門をくぐるとお清めの水はなるほど「温泉」だったよ。「桂川」にギボシ(擬宝珠)のついた真っ赤な欄干がかかる「かつら橋」と「かえで橋」の間が「竹林の小径」で特に美しい。青空にまっすぐ伸びた竹の緑と渓流にかかるかえでの赤が見事なコントラスト。早くも白いスイセンの花がいっぱい咲いて早春と間違えそう。伊豆は暖かいなあ。
 裏通りの老舗「あさば旅館」も懐かしい。御殿場南高校時代に職員の「忘年会」で一泊したなあ。中庭の大きな池の向こうに野外の立派な「能舞台」があって、宿泊客は自室の縁側からかがり火の明かりで「薪能」が堪能できるという仕組みだった。「宙」(そら)という新しい高級ホテルを見上げると、その向こうに懐かしい「ギリシャ正教・教会」の尖塔が見えた。東京・お茶の水や函館にも似たようなのがあって、100年前の建造だけど地元の熱心な信者が寄進したものらしいよ。
2018/12/20 (Thu) 23:35


Where do you think she comes from?は文頭に「疑問詞」
Where do you think she comes from?は文頭に「疑問詞」
2018年12月16日(日)御殿場市民会館にて 
「山梨百名山・達沢山」
 昨日、ちょうど半分の50座目に達成したのは「達沢山」。河口湖から北に向かって御坂トンネルを越えて笛吹市に下っていく途中にあった。駐車場には私の一台だけ。ふかふかの落ち葉を踏みしめながらすばらしい青空の下をゆっくり登って行った。1358mの山頂はマイナス6℃くらいだろうか。積雪はまだないけれど写真を撮る指先がかじかんで動かないよ。
 予想以上の大展望で感激だった。何よりも「北岳」から始まる「白根三山」の真っ白な峰々が目に飛び込んでくる。さらにその南にはまだ登ったことのない「塩見岳」「悪沢岳」「聖岳」などが冠雪して光っているよ。たった一人で食べる氷のような冷たいコンビニ弁当でも山の上だから実に美味しかった・・・。

 3年生のOSさんは「前置詞」の文法・作文をやった。得意な項目で正解が多かったね。「彼がその授業を履修しなかったのは賢明ではなかった、」は、It was unwise of him not to take the class. でOK。前半はHe was unwiseと同じ意味でよく使う表現だ。「感謝の気持ち」を表すのにIt is nice of you.というでしょ。後半は不定詞を否定するからnot to〜の形になるよ。「〜しないなんて」の意味で「判断の根拠」を表す副詞用法なんだ。だから文頭のitはto以下をさす形式主語じゃなくて、漠然とした状況のItだ。
 KI君は前回「比較表現」で「同志社大」の英文が難しかった。The department stores in Japan are decked out for the festive season as glitteringly as any western store. 「原級」だけどas〜as any・・は「どの・・にも負けないくらい〜」の意味だから結局「最上級」と同じになるね。「日本のデパートはこのお歳暮の季節のために西洋のどんな店にも負けないくらい派手派手に飾りつけをする。」今日は「岩手大」の英文「触れてみることの大切さ」を読んだ。In seeing with the eyes alone, we are limited to what is immediately in front of us. 「目だけで物を見るときには、すぐ目の前にあるものに限定されてしまう。」 In -ingは「〜する時に」でwhen SVと同じ。
 TUさんは「比較構文」を勉強した。Bob tried to remember as many Japanese words as possible. 「ボブはできるだけたくさんの日本語の単語を覚えようと努力した。」最後のas以下はas it was possible to rememberのこと。このasは「〜とくらべて」の意味の接続詞なんだ。It was as terrible a flood as ever occurred in this country. 「それはこの国でいままでに起きたどんな洪水にも劣らぬほどひどい洪水だった。」最後のas は「〜とくらべて」の意味だけど、「接続詞」ではなくてwhichと同じ「関係代名詞」の働きだ。前のasはterribleを修飾する副詞で「同じくらい」の意味。冠詞のaの位置に注意しよう。so good a bookや too good a film のように言うよ。
 1年生のKAさんは前回、英作文で「彼女はどこの出身だと思いますか。」は、Where do you think she comes from? が正解。think(思う)の時は疑問詞の答えが欲しいからwhereが文頭に出てくることに注意。Do you know・・・? ならYes-Noで答える疑問文だからwhere she comes fromと続ければいい。今日は「様態・方法」の表現をたくさん勉強した。「ひかりに空席がなかったので私は京都までたちっぱなしだった。」はAs there were no vacant seats in the Hikari, I stood all the way to Kyoto. でOK。接続詞のAsなしで表現するなら「分詞構文」にしないといけないから、There being no vacant seats〜となるよ。 尾上

(追記)登山の前に早朝の河口湖に立ち寄った。久々のすばらしい青空の下でシングルスカルが湖面を滑る姿を期待してきたのだけど、今日は地元の高校生のボート練習はお休みのようだ。冬期は陸上のトレーニングだけなのかな。さざ波が立って「逆さ富士」が映らないけれど、オレンジのダウンを着た中国人らしきペアが富士山に向かって三脚を立てていた。
 この日「山梨」に来た第一目的は富士吉田農協の「コイン精米」だ。今年畑の仲間と一緒に育てた「御殿場コシヒカリ」50キロの残りの半分を精米しようと「達沢山」登山の帰りに立ち寄った。食習慣の違いかもしれないが、モミ殻から一度に精米できるような機械が御殿場にも静岡県のどこにも設置してないから、いつも登山の楽しみがてら山梨県のここまで精米しに来るよ。
2018/12/16 (Sun) 23:12


wounded soldiers「負傷した兵士」
wounded soldiers「負傷した兵士」
2018年12月13日(木)裾野市民文化センターにて 
「金時山のトイプードル」 
 午後から雨で夜は雪の予想も出た寒い朝、今年最後の「金時山」に登った。「公時神社」の拝殿に参拝してこの一年の無事故に感謝しておみくじを引いたら「末吉」だった。まあこんなもんかな。平成27年のお正月にちょうど100回目になって、山小屋の「金時娘」妙子さんに記念の色紙を書いてもらってからこの4年間に、ほぼ月1〜2回のペースで90回登ったことになる。
 同じ山でも登山コースが4つもあるから飽きることはない。花が楽しみの山で4月のスミレ、5月のシロヤシオ、6月のオノエラン・・・金時山だけの「花図鑑」が出版されているほどだ。今日は12月だというのにシロヤマギクとアキノキリンソウがわずかに咲いていたし、紫色のスミレも狂い咲きを一輪見つけた。スタート地点からずっと前後して登ってきたトイプードルも元気に山頂に着いた。寒いからコートを着せているよ。かわいい・・・。

 2年生MAさんは前回「不定詞」の英作文をやってみた。「言うまでもなく、子供は親とは別の人格を持っている。」はIt goes without saying that〜 (〜は言うまでもない)もいいけど、全文修飾としてはNeedless to say,・・・が適切。Children have a different personality from their parents. 今日は「比較」で as〜as possibleとかas〜as you can(できる限り〜)、as〜as everとかas〜as any〜(だれにも劣らず〜)などの構文を覚えた。
 御殿場教室のARさんが振替でこちらに出席した。「比較構文」のなかでも難しくて有名な「鯨の公式」を勉強した。A whale is no more a fish than a horse.のようにno moreは否定でnotと同じ位置に置くよ。A whale is not a fish any more than a horse.と書いても同じ。ただし、次の数字を修飾するだけの働きのno more than〜と区別しよう。no がmoreだけを否定して「多くない、少ない」の意味になる。「わずか〜しかない」でonlyと同じ意味になる。not more than〜 だとnotは後の語句全部を否定するから「〜より多いということはない」つまり、「多くとも〜だ」「せいぜい〜だ」の意味になる。
 1年生のOB君は前回「使役・受け身」の文法・英作文をやってみた。「私の英語はあまり通じませんでした。」はI could hardly make myself understood in English. は暗記しておきたい文型で、hardly「ほとんど〜でない」の意味の準否定。今日は英作文で「様態・方法」の表現を勉強した。
 SU君は「分詞」を勉強した。-ing(現在分詞)と-ed(過去分詞)の使い分けが難しかった。surprising news「人を驚かすようなニュース」は他動詞surprise(おどろかす)の現在分詞形。boring jobも「人を退屈させるような仕事」。wounded soldiersは「負傷した兵士」で、wound「〜を傷つける」の意味から受け身で「傷つけられた兵士」となるよ。
 YAさんは前回「タイタニック号遭難の真実」を長文で読んでしっかり理解できていた。語句整序ではThe pancake was too hot to eat.「熱くて食べられなかった。」の文にmuchを加えるのが難しかったね。much too hot(すごく熱すぎた)ということがあるよ。muchがtooをさらに強調しているんだ。今日は「仮定法」の勉強でIf it were not for〜,「〜がなければ」が Without〜と同じ意味になることを覚えた。逆に肯定で「〜があれば」ならWith〜で表せるけど、If it were for〜なんていうのは使わないので注意しよう。否定の時だけです。
 先週は「冬期講習・参加者募集」のプリント(黄色)を配布しました。三島の「ゆうゆうホール」で久々の実施です。1月3日(木)から3日間だけですが、朝のうちに勉強してお正月気分を早めに切り替えましょう。三島駅から歩いてすぐなので裾野や御殿場の人も是非参加してください。尾上

(追記)山頂には山小屋が2軒ある。今日はいつも立ち寄る足柄の「金時娘」の方が閉まっていたので、もう一軒の山小屋に初めて入って「おしるこ」を注文した。こちらは箱根・仙石原のご夫婦の経営で、コースでは今まで何度もすれ違っていたけど相手が挨拶も返さないし愛想もなさそうだから、「無口の変人なのかな・・・」と思い込んでその小屋には決して立ち寄らなかった。しかし、本当はよくおしゃべりする奥さんだったよ。私の思い過ごしだった。
 私の顔を覚えていて、「あら、こんにちは。お住まいは御殿場ですか?」と聞いてきた。「二の岡のクッカには私もよくパンを買いに行きますよ。硬いけどおいしいパンですねえ。」「金時娘・妙子さんは元気になったようですけど、息子の秀峰さんが腰を痛めたらしく平日は雨戸が閉まったままです。」「今日は主人が仙石原に下る登山道を修理しているんです。だいぶ歩きやすくなりますよ。・・・」などなど、なかなかのお話上手。甘い小豆たっぷりの餅入り「おしるこ」におかきと緑茶をサービスしてくれたから十分な昼食になったよ。次回また立ち寄ってみよう。
2018/12/13 (Thu) 23:09


「〜を〜してもらう」の特殊構文「have+物+-ed」
「〜を〜してもらう」の特殊構文「have+物+-ed」
2018年12月9日(日) 御殿場市民会館にて 
「昇仙峡・羅漢寺山」
 快晴の土曜日、山梨百名山のひとつ「羅漢寺山」に登った。これが49座目になった。12月になって紅葉もすっかり散ってしまったから、こんな有名な観光地でもきっと空いているだろうと期待して「昇仙峡ロープウエイ」山麓駅に到着。下山にここを利用してゴールにしたので自転車を木の下に待機させて、渓谷の下流にある登山口まで車で下っていき、「昇仙峡入り口」460mから「羅漢寺山」山頂1058mに向かって登山を始めた。
 1時間半ほどで「白山」展望台に到着。松の木と花崗岩の砂に覆われ「白砂青松」の海岸のよう。「鳳凰三山」と「甲斐駒ヶ岳」を眼前にして甲府盆地が大パノラマだ。その背後にある「北岳」は雲に隠れているけど、どの山も「日本百名山」で横浜のAO君と2人で登った頃が懐かしい・・・・。

 3年生のOSさんは「動名詞」をやった。「中央大」の語句整序の問題で、「私は彼女にやさしくしなかったことを恥じている。」は I am ashamed that I was not kind to her. と書けるけど、後半を「動名詞」で書き換えよというなら I am ashamed of not having been kind to her. と「完了形」になるよ。英文和訳では He was as free from ambition as any man who ever lived.が 難しかった。as〜as any・・(だれにも負けないくらい〜)に注意すれば、「今までにいたどの人にも負けないくらい野心というものがなかった。」 be free from〜はdon’t have〜と同じ。
 2年生のARさんは前回、「関係詞」を使う英作文をやった。「福島医大」の「英語を母国語とする人に、英語で書いた僕のレポートを直してもらいました。」では、まず「〜に〜してもらう」はhave+人+原形とやるか、have+物+-edを思いうかべよう。I had my essay in English corrected by a person whose native language is English. がいい。受け身にしないでA person corrected my essay〜でも通じるけどね。「なおす」も多義語で、repairやfixは「壊れた物を修理する」の意味。ここでは「訂正する」でcorrectだね。今日は「比較構文」のスタートに戻ってまとめて6つの項目を勉強した。as〜as ever〜とas〜as any〜の構文が結局「最上級」の意味合いになることを学んだ。
 TUさんは「仮定法・現在」を勉強した。アメリカ英語では、主張・要求・提案の内容には動詞に「原形」を使うんだ。・・・that he be〜なんていうよ。なんだか「命令文」の原形と共通性がありそうだね。要求内容はまだやってないことだから「仮定」の気分なんだろうね。イギリス英語の方はさらに発達して、助動詞のshould(〜すべき)を加えるから普通の文だね。後半は「比較構文」に入って原級の「as〜as〜構文」の成り立ちを勉強した。後のasはSVを従えて接続詞の働き。前のasは副詞で次の単語を「同じくらい〜」と修飾するんだ。
 裾野教室のMAさんが出席して今日から「比較構文」に入った。まず原級のas〜as・・と倍数表現の〜times as〜as・・から始めてよく理解できた。和訳では「人間の脳と機械」で、It may take us a long time to make it intelligent, but that will happen.は、 「我々がその機械を知的なものにするには長い時間がかかるかもしれない。しかしそのことは起こるだろう。」takeは「時間がかかる」、makeは「させる」の意味。
 KI君は今日も苦手な「会話問題」に挑戦した。「不動産屋でアパート探し」の内容で、Bill本人以外の登場人物に注意するとagentが業者でassociateはその同僚の意味だ。注意すればAnnという女性であることもわかる。We will need a damage deposit of $250.は250ドルの「損害委託金」つまり「保証金」とか「敷金」ということだね。長文読解では「福島大」の「睡眠の大切さ」が少し難しかった。ここではパラグラフの第1文が結論を提起していたね。だから第2文以降はその説明や理由を述べている場合が多いんだ。
 1年生のKAさんは前回「日米の家庭の違い」を読んだ。大学入試問題で少々難しかった。下線部のMothers look at raising children as a joint responsibility and they demand that the father contribute his share. 「母親たちは子育てを共同の責任だとみなしている。だから、父親がその分担を果たすように要求している。」イディオムでlook at A as B(AをBとみる)はregardやseeでもOK. 「〜として」のasを使う。動詞demandの後では、動詞が原形のcontribute(貢献する、責任を果たす)になっているね。今日は「使役・受け身」の表現をいくつか勉強した。「〜を〜してもらう」の特殊構文は「have+物+-ed」でとても大切だ。

(追記)「羅漢寺山」は昇仙峡の深い渓谷からまっすぐ切り立った大きな岩山だった。ハシゴやロープがなければ登れない岩場の連続だけど、白い岩の上の展望は抜群でこの日の美しい青空の下、奥秩父連峰の「金峰山」と西には「茅が岳」そして南東の「富士山」も。山頂駅の周辺には最近はやりの「パワースポット」なる案内板があちこちにあって、ロープウエイで登ってきた大ぜいの若い男女が軽装のままこの岩山にも登ってきた。
 ロープウエイで下山後は待たせておいた自転車に乗って「渓流」の遊歩道を下って行くことにした。一番の名所「仙峨滝」までは階段だから降りて転がしたけどね。下の駐車場から登ってくる人のうらやましそうな顔を見ながらスイスイと。まだ鮮やかな紅葉が所々で残っていて楽しめたし「ラクダ岩」「トーフ岩」「亀岩」など面白い名前の付いた渓流の岩を見ながらスタート地点の「ながとろ橋」へ。
2018/12/10 (Mon) 0:01


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