高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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We don’t understand the value of health until we lose it.「健康の価値は失って始めて分かる。」
We don’t understand the value of health until we lose it.「健康の価値は失って始めて分かる。」
2018年10月14日(日)御殿場市民会館にて 
「東京六本木で同窓会」
 母校大学の同窓会の会報がペーパーからデジタル版になって毎月2回送られてくる。いつも11月に開催される学校祭「外語祭」の案内とか、卒業生の国内外での活躍ぶり、世界各地にある同窓会の支部の報告などが読んで楽しい。私も昨年は「会員通信」に寄稿したよ。いつもの同窓4人のトレッキングが12年も続いて、いよいよ100回目の記念に「身延山」に登った時のことを紹介した。
 その会報で、「サロン・ド・外語」というイベントが頻繁に開催されていることに興味を持ち参加を申し込んだ。六本木の高層ビル「アークヒルズ」にあるクラブ制レストランで、ランチの後でトークとディスカッションをしようという集まりだ。大学卒業後の「留学」とかMBA取得とか就職後の「転職」が長い人生のキャリアとどう関わるのか、後輩たちの波乱の人生を聞かせてもらうのも悪くはない・・・。

 2年生のTUさんは前回「関係詞」の非制限用法を勉強した。カンマの後の関係詞はその前にある名詞(先行詞)を修飾するのではなくて、いったん切って説明を追加すればいいのだ。My house, which I bought ten years ago, still looks new.も「私が買った家は・・」ではなくて、「私の家は、10年前に買ったものだが、・・・」のように説明するだけの働きだ。今日は「接続詞」」の勉強でHardly had we started before it began to rain heavily.の和訳がややこしい。「雨が激しく降り始めた時にもう出発していた、ということはほとんどなかった。」で「準否定」のhardlyが曲者だ。だから「出発するかしないかのうちに雨が降り出した。」となる。つまりほとんど同時だった、ということだね。
 1年生のKAさんは「前置詞と接続詞」を勉強した。Not only you but also John wants to work here. 「あなただけでなくジョンもここで働きたがっている。」はジョンを強調する表現で、文法的にも「2人」ではなく「ジョン」だけに焦点を当てて、動詞が単数でwantsとなっているね。これを言い換えたのが John as well as you wants to work here. でwantsの主語はやはりJohnなのだ。英作文では「健康の価値は失って始めて分かる。」が難しかったね。「〜を失った後で・・がわかる」ならafterを使って普通に言えるけど、これを「否定文」で表現して「〜を失うまで・・がわからない」としたらぴったりだ。We don’t understand the value of health until we lose it. 
 MAさんは英作文で「ほとんどの生徒がこの漢字をよめませんでした。」はMost students couldn’t read this Chinese character.でもいいけど 「読めた生徒はほとんどいない」とすればVery few students could read〜とも言える。Almostは副詞だからalmost all studentsのように使いたかったね。「並べ替え」では「大阪まで電車でいくらですか。」が難しかった。動詞cost(お金がかかる)を使って、How much would it cost to get to Osaka by train? (電車で大阪に着くにはどれくらいかかりますか。)ちなみに「時間がかかる」は動詞takeを使うよ。 尾上

(追記)昨日は畑の仲間たちとコムギのタネをまく準備に、長靴を履いて笠をかぶって鍬をふるっていた私が、今日は上下背広にピンクのネクタイを締めて革鞄を手に新宿行きの小田急バスに乗った。こんなフォーマルな恰好も東京に出かけるのも実に何か月ぶりだろう。六本木といえば米国やスエーデンなどの大使館や美術館やテレビ朝日のあるところ。少々緊張の面持ちで地下鉄南北線を降りた。
 前菜とポークステーキだけの軽いランチだけどとても美味しかった。37Fのレストランの大きな窓から東京タワーと銀座方面が曇天にかすんで見える。語科も違うし卒業年度も異なる35人の参加者は私には初対面の人ばかりだったけど全く気にならない。同じ大学で学び同じ食堂で定食を食べたし、全学ボート大会では同じコースで船を漕いだという親近感のおかげかな。
 1967年卒の私が最古参だったけど、同じテーブルを囲んだ6人の中で一番年の近いKOさんとは音楽の話で意気投合した。「にっぽん丸」のクルージングで有名な「商船三井」の顧問で、長年ここのクラブのメンバーで影の幹事だった。趣味では「六本木男性合唱団」の団員で、イタリアのバチカンやニューヨークのステージでも歌ったという本格派。外語大のオーケストラ定演にはよく聞きに行くそうだから、きっと近いうちに会場でまた会えますね・・・。
2018/10/14 (Sun) 23:47


As far as I am concerned, 「私に関する限りでは」
As far as I am concerned, 「私に関する限りでは」
2018年10月11日(木)裾野市民文化センターにて 
「星形の紫色のセンブリ」 
 いつもの大学の同窓仲間で山梨・忍野村の「高座山」に登ったよ。「たかざすやま」と読む1304mの山で、山梨百名山のひとつ「杓子山」の前山だ。富士五湖周遊道路で「山中湖IC」に近づくと忍野村の北に三角形の屏風のようにそびえているススキの斜面。ここが知る人ぞ知る花の宝庫なのだ。今日のお目当ては絶滅危惧種のムラサキセンブリ。煎じると胃腸の薬になるあの苦いセンブリとはずいぶん違う。
 友は東京・千葉・横浜から御殿場駅に到着し、さっそく私の車で登山口に向かった。真っ白なブラシのようなサラシナショウマと真っ青なトリカブトがお出迎え。そろそろ紅葉が始まりウルシの赤い葉が美しい。ススキの広大な草原に出るとピンクのヤマラッキョウやマツムシソウが現れ、いよいよ山頂直下はロープをつかんで急な崖をよじのぼる。その斜面の左手にあるある!紫色の星の形をしたムラサキセンブリの花が一株に5つも6つも・・・

 2年生のKA君はthe momentや every timeが後にSVを従えて接続詞の「〜するとすぐに」や「〜するときはいつも」の意味になることを勉強した。「桜美林大」の , provided they’ve completed a driver’s education at school・・「学校で運転者教育を修了してしまえば、」ではprovided (that)〜が「〜という条件があれば」の意味で接続詞のif と同じ働きなんだ。後半は「仮定法」の勉強に入った。
 MAさんはAs long asがSVを従えて接続詞の「〜する限り、〜であるなら」の意味で条件のif と同じ働きをすることを勉強した。Any book will do as long as it is interesting and helpful. 「面白くて役に立つのならどんな本でもいいですよ。」ただし「範囲」を限定して「〜する限りは・・・」の意味ではlong ではなくて特別に as far asを使うよ。As far as I am concerned, 「私に関する限りでは」のように。
 1年生のOB君は英作文で日常会話を英語に言いかえた。日本語には主語が現れないことが多いからSVを基本にして英文を組み立てないといけない。動詞の時制、現在・過去・未来も日本語には明瞭な区別がないから気をつけよう。「読んでみたらすごくおもしろかったんだ。」は I read it と第5文型のI found it very interesting (それが面白いとわかった。)をつなぐといい。
 SU君は前回、長文・発音・文法・作文などの「総合問題」をやってみた。空所補充ではThe idea of staying in Oregon for a month sounds (    ). (一か月オレゴンに滞在するという考えは楽しみに思えた。)この主語は「人」ではないのでexcitedはダメ。An exciting ideaのように言うからsounds excitingで「楽しそうに聞こえる」となるよ。今日は「動詞」の時制の勉強から始めた。現在・過去・未来だけでなくそれぞれ動詞が「進行形」にすべきか、「完了形」ではないのか、と考える余裕を持つことだ。
 YAさんは前回「ビタミンC」の英文和訳でSo whenever possible, food should be prepared quickly and the cooking water used rather than wasted.の構造が難しかったね。A and A' のルールを思い出せば、前半のSVと同じ文型が来るはずだからusedの前にshould be が省略されていると見破る。「可能な時にはいつでも、食材は素早く用意(水洗い)するほうがいいし、調理の水は捨てるよりは使った方がいい。」今日は難しい「時間構文」の勉強で、たとえばNo sooner had I left home than it began to rain.は直訳で、「雨が降り出した時よりも私が家を出た時の方が早かった、ということは決してなかった。」から、「私が家を出るか出ないうちに雨が降り出した。」 と訳す。 尾上

(追記)ムラサキセンブリは大陸とつながっていた時代の生き残りで日本では本当に珍しい。5年ほど前に偶然ここで見つけた時は、下ってきた女性グループに「山口県の秋吉台でしか見られない貴重な花で、あまり教えないようにしましょうね。」と言われたものだ。カルスト地形で石灰質の秋吉台とこの高座山との地質になにか共通点があるようだ。ひそかに「山の花の宝庫」と呼ぶ人がいるらしい。
 山道で後先になって歩く単独の男性と知り合いになった。私よりも花の名前にずっと詳しい人で、この山の麓の「忍野小学校・中学校」の出身だからここは子供の頃からの遊び場だそうだ。「金時山」や「三つ峠」にも花を求めてよく登るという。山頂で一緒に昼食の後、この男性が案内してくれると言うので下山にはススキの広大な斜面をぐるっと大回りして花を探索するコースを選んだ。
 クサボケの大きな実、サンショウの赤い実と見つけては味わっている。リンドウ、ナデシコ、ヤマハッカは私にもわかるけど、ほかにコシオガマ、サカネラン、ヒナノキンチャクなど珍しい花の名をいくつも教わった。またいい山の友人ができたな。来年の花の季節には一緒に歩かせてもらおう。
2018/10/11 (Thu) 23:20


You have only to press the button.「ボタンを押すだけでいい。」
You have only to press the button.「ボタンを押すだけでいい。」
2018年10月7日(日) 御殿場市民会館にて 
「金時山のイワシャジン」
 9月はずいぶん台風や秋雨にたたられ晴れの日が少なかったね。「富士山」だけは成功したけどそれ以外には登山の計画がなかなか実行できず、10月になって水曜日にやっと184回目の「金時山」に行けた。27年のお正月に100回目を記録してからもうすぐ4年。月2回をノルマに課しているけどなかなか難しい。先月は登山口から30分で雨が降り出し雷もなり出して危険なので退却したからゼロ回だった。
 足柄峠の登山口から登り始めると尾根道で真っ青なトリカブトの群落が出迎えてくれた。「猪鼻山」の別名のように「イノシシの鼻」のように切り立った斜面に取り掛かるとイワシャジン、ピンクのシオガマ、真っ白なサラシナショウマが咲く。本当に「金時」は花の山だなあ。12本のアルミのハシゴがあって、トントンと元気に降りてくる外人あり。ニコニコと愛想よく挨拶をかわし出身地を聞くと、「アメリカ、フロリダ。この山いいねえ・・・。」

 1年生のKAさんは「200年前の気球」を読んで正しく解答できていた。空所補充では All you have to do is press the button. 動詞isの主語がAllだと見抜けば、「やらねばならぬすべてはボタンを押すことだ。」つまり、「ボタンを押すだけでいい。」 You have only to press the button.と同じになるね。ところで、have to〜はmustと同じだよね。じゃなぜdon’t have to〜は「〜する必要がない」なの?中学で教えてくれないね。それはhave need to〜「〜する必要がある」の否定だから。needの省略と考えればいい。have only to〜も「〜する必要しかない」から「〜しさえすればいい」となるんだね。今日は手製の「発音表」をつかって「母音」の発音10コを勉強した。英語の母音はアイウエオ以外にあと5個もあるよ。大きな「オー」と小さな「オウ」の違いは大切なんだ。
 KI君は前回、「話法の書き換え」の文法・作文問題をやってすこし苦労した。「間接話法」をセリフの入った「直接話法」に直す方が難しいし、和訳するには実践的だね。ぜひマスターしてほしい。今日は長文問題「農業改革」を一つやったらとてもよく読み取れていて100%正解だった。次回はもう少し難しめのものをやってみよう。文法では「強調構文」や「倒置文」で少々不安があるけど、かなりよく理解できていたね。
 今日は3人がお休みした。3連休を利用していろいろ用事ができたようだ。 尾上

(追記)山頂に着くとともに霧が迫ってきて箱根連山も富士山の展望もなくなった。大岩の上でお昼の弁当を楽しむ人々がだれも気づかないけど、すぐその岩の陰に回ってみるとお目当ての真っ白な「シラヒゲソウ」が1本咲き残っていた。雪の結晶のような5弁の小さな花を細い茎の先に乗せて、その茎をまん丸い葉がくるんでいてとても人気がある。「金時茶屋」に戻って主人の秀ちゃんに名物「きのこ汁」を注文して私もお昼にした。息子の翼君は小山高校の3年生。吹奏楽部をこの夏で引退し、センター試験を目指して頑張っているとのこと。
 もう一つお目当ての秘密の場所に行ってみた。「乙女峠」の下山口に少し向かうと急斜面に大岩があって、その直立した岩肌に5月はピンクのコイワザクラ、6月は真っ白なオノエラン、7月はイワタバコが次々と咲き、そして今日はダイモンジソウと一緒に真っ青なイワシャジンが2本、釣鐘をそれぞれ10個も鈴なりにして首をうなだれていた。花屋で売っているような栽培ものじゃなくて自然のままだよ。美しいなあ!
2018/10/07 (Sun) 23:06


「出席者」はthose presentでOK
「出席者」はthose presentでOK
2018年10月4日(木)裾野市民文化センターにて 
「台風の被害」 
いやー、恐ろしい台風だったね。日曜日のUG会は早めに帰宅できて無事でしたか?我が家はとんがり屋根の3階家だから風当たりも強くて夜中に寝室が揺れること、揺れること。今にも窓ガラスを割られそうでなかなか寝つけなかったよ。そしてとうとうガッターン!という大きな破壊音。どこかやられたな。しかし風速40メートルでは雨が吹きつけて窓を開けるわけにもいかず。外は真っ暗で何も見えないし。
 寝不足の翌朝、ベランダに出るとプラスチックのルーフにすっぽりと大きな穴が開いていた。折れたスギの大枝が飛んできてぶつかったのだろう。洗濯物が干せなくなってしまうからさっそく修理してもらわなくては。今回も火災保険でまかなえそうだから何とかなるけど・・・。

 2年生のTAさんは前回「接続詞」のeven though(たとえ〜でも)を勉強した。It is true 〜but・・・・(なるほど〜だけど、でも・・・)も共に2文が逆接でつながるので英語では「譲歩構文」と呼ぶよ。今日も「英検」の過去問を1回分やってみた。4択で答えるのはなかなかまぎらわしい。リスニング問題にも慣れておくように20題やってみた。いよいよ明後日6日が本番になった。頑張ってください。
 KA君は前回「受動態」で語句整序の問題が難しかった。「出席者は食事に満足していたと思います。」 「出席者」に関係詞を使ってThose who were present で、省略形はthose presentでOK. thoseがpeopleの意味に使われる。今日は「譲歩構文」の whether 〜or・・(〜であろうと・・であろうと)やWhatever SV, SV (〜が何であろうとも)を勉強した。
 MAさんは前回「動詞」で語句整序の問題をやった。SVOC(第5文型)になる文が難しかったね。「屋根を修理してもらう」はhave the roof repaired(修理されるようにさせる)。「英語が通じる」はmake himself understood(自分を理解してもらう)。「窓を閉めておいてね。」はkeep the window closed。今日は明日の中間テストのために試験勉強に専念した。
 1年生のOB君も明日の中間テストのためにその対策に専念した。 尾上

(追記)台風一過の朝、お借りしている畑の地主さんから電話。「尾上さん、天日干してあったおコメが水浸しだよ。ハウスの屋根が強風でフッ飛んでしまってね。」と教えてくれた。驚いて早速飛んで行って現場を見ると、コンバインも入るような巨大なビニールハウスの屋根の波板が割れて飛び散り10数か所に穴が開きそこから雨が吹き込んだらしい。
 稲刈りしてその日のうちに脱穀し、扇風機で草ワラを吹き飛ばして選別したばかりの新米が、ハウスに入れて天日干しを始めた2日目にびしょびしょになってしまった。5袋のうち2袋だけだったからまだ助かったけれど。我が家にも仲間の家にも大量のコメを干す場所はないから、なんとかこの地主さんのハウスを借りるしかない。雨が当たらない箇所に移動して1〜2週間天日干しさせてもらおう。
2018/10/04 (Thu) 22:46


The year 2020 will see the second Tokyo Olympic Games. 「2020年には2回目の東京オリンピックがある。」
The year 2020 will see the second Tokyo Olympic Games. 「2020年には2回目の東京オリンピックがある。」
2018年9月30日(日) 御殿場市民会館にて 
「イネカリ」
 今年の「御殿場コシヒカリ」は今までになく豊作のような気がする。久々に青く晴れ渡った「金曜日」、7人の農作仲間が午前中から市内中畑の田んぼに集合して持参の鎌でイネを刈り取り始めた。昨日の雨でまだぬかるんでいるから「田植えのようなイネカリだねえ・・」と元幼稚園の先生TAさん。50坪ほどの小さな田んぼだけれどかなり量があるんだ。ザクッ、ザクッと切れ味が小気味よい。
 旧態依然の私たちの稲作で機械といえば、自衛官のIKさん夫妻が千葉県から仕入れてきた廃品の足踏み式「脱穀機」だけ。それまで軍手をはめて一本ずつ作業していたのに格段に進歩した。江戸時代の「千歯こき」(櫛のようなもの)から一気に昭和前期の文明の利器が手に入ったのだ。午後にはすぐに「脱穀」を始め夕方4時には大きな稲わらの山ができた。山登りで鍛えた私の脚力を期待されて、すっかり「足踏み」担当にされてしまった・・・。

 強烈な台風24号が九州・四国に強い風と大雨をもたらし夜8時には和歌山県に上陸したとのこと。今日のUG会が始まるころにはまだ御殿場市民会館のあたりは無風で雨も時折降る程度だったので、1時間だけ早めて8:30終了ということにして様子を見ながら実施した。大事をとってOSさんが欠席だったけど5人が出席した。
 ほとんどの人が中間試験を直前に控えているのでプリントは次回に回して試験対策に専念した。2年生のTUさんは「不定詞」、1年生のMAさんは「動名詞」、KAさんは「動詞」の問題に取り組んでいたので少しずつ質問に答えた。
 KI君は前回「熊本大」のsuch〜 thatの構文を使う英文が難しかった。These changes are involving such widespread further changes that the fairly near future is likely to see an almost complete reorganization of our lives,・・・「こういう変化はとても広範囲の奥の深い変化を内包しているので、かなり近い将来我々の生活がほぼ完全に再構築される可能性がある。・・」
 これは動詞seeの主語が「人」ではなくて「時」を表すfutureである特殊な文で「無生物主語の文」の一つなのだ。The year 2020 will see the second Tokyo Olympic Games. 「2020年には2回目の東京オリンピックがある。」のように訳せばよい。他にも世界一の英語辞書OEDにも載っていないようなユニークな例文がたくさん英国の新聞で見つかって、私の大学院での修士論文のテーマだったんだ。2001年に東大で開催された「日本英語学会」でも研究発表したよ。ちょっと自慢・・・。
 今日のKI君には「東北大」の長文で、「珍獣カモノハシ」を読んでもらったらどれも立派な解答が出せた。読解力は素晴らしいね。下線部の和訳では、taking advantage of the distance and strangeness of the continentが難しかった。「大陸の距離と奇妙さを利用して」では意味がはっきり伝わらない。ここは前置詞のof〜が「主語」を表して「名詞構文」になっていることに注意して「文」に直せば、The continent is distant and strange.「その(オーストラリア)大陸が(イギリスから)遠く離れて未知の土地であるということ」という明快な和訳ができるでしょ。
 裾野教室のTAさんが出席した。前回は英検の過去問を1回分、筆記問題とリスニングをやってみた。今日もリスニング問題は私が問題を読み上げる形で聞いて回答してもらった。昨年からは50〜60語の英作文も出題されるので、ひとつやってみたらなんとか書けそうだね。 尾上

(追記)私たち農作仲間7人は10年前、御殿場農協が主催した「農業大学校」で3年間実習を学び仲良くなって、「卒業後も続けましょう」と私が音頭を取って始めたグループが中心になっている。年齢も40歳から77歳までまちまちで女性が2人いるのもいい。共同で根菜類のダイコン、サツマイモ、ジャガイモなどを植え付け収穫すると全員で均等に分け合う。ハクサイ、ブロッコリー、ネギなどの葉物は各自割り当ての畑で栽培している。新米が採れたら秋の「収穫祭」、ソバが採れたら新春の「ソバ打ち大会」を毎年やっているよ。
 今お借りしている広大な畑の地主さんは農協の職員で、「農業大学校」の発案者だからとても理解があり無償で使わせてくれている。雑誌やテレビで仕入れた情報を教えあったり、旅行先で仕入れた珍しい作物のタネとか蒔いて余ったタネを交換したり。金曜日の午後2時間だけの例会だけど、だれかが「お茶にしましょう」の掛け声で草の上に車座になってお菓子や果物を交換する。技術屋のKAさんが中国人の奥様を連れてくると「中国語会話」の時間になるし、耕運機のエンジンが不調だと元「セイコー」の社員だったOKさんが手際よく直してくれる。
2018/09/30 (Sun) 22:52


reflecting and formingが並列でA and A'のルール
reflecting and formingが並列でA and A'のルール
2018年9月27日(木)裾野市民文化センターにて 
「すすき祭り」 
 「中秋の名月」の24日はいい天気だったから「お月見」ができたでしょう?箱根仙石原の「台ヶ岳」の斜面は「すすきの郷」という観光名所になっている。24日の箱根も好天に恵まれ連休とも相まって大勢の観光客でにぎわっていた。「すすき祭り」はススキ(別名、カヤ)の海の中の一本道を1キロほど往復するだけだけど都会の人にはどうも珍しいらしい。新宿の花屋では一束いくらで売っていたなあ。
 ここのすすきは湿原の一部で自然保護のために早春の2月には山焼きで消えまた新たに生まれ変わる。昔は「茅葺き」の屋根の材料で貴重だっただろうに、需要がなくなったんだね。山梨の「忍野八海」の村落に行くと今もまだ「茅葺屋根」の家がいくつも見られて、私の好きな「高座山」(たかざすやま)の急斜面が広大な「草刈り場」に保護されているよ・・・。

 2年生のTAさんは前回「英検」の過去問を1回分やってみた。正解がいくつも出せてほぼ合格点だった。リスニングと面接の練習もしておこう。和訳ではAny book will do as long as it is interesting and helpful. がむずかしかった。「面白くて役に立つならどんな本でもいいですよ。」as long asは接続詞のifに近く「〜の限り」の意味。今日も10月の英検のために30問のリスニングの過去問をやってみた。CDがないので設問の会話を私が読み上げて回答してもらった。それぞれ一度しか読まないけれどかなり正しく聞き取れていたね。
 KA君は前回、「独協大」の英文、The person who can laugh at himself sees himself as others see him. でSVがいくつもあって難しかった。seesの主語がthe personとわかれば、「自分を笑える人は自分を他人が見るように見ている。」今日は接続詞 even thoughが「たとえ〜でも」と「譲歩構文」をつくることを勉強した。「和歌山大」のAdvertisements are one of the most important cultural factors, reflecting and even forming our lives today. が難しかったね。後半の「分詞構文」に注意して、and they reflect〜 と言い換えれば、「広告は文化のもっとも重要な要素のひとつで、今日の私たちの生活を反映し、さらに作り出してもいる。」
 MAさんは来週の「中間テスト」の対策に集中してプリントは次回にした。
 1年生のOB君は前回、学校では未修の「仮定法」が難しかったね。「彼女の電話番号をもし知っていたら電話したのに。」のように、事実と反対の仮定を表現したいときに使う動詞の形を覚えよう。ここでは「昔」のことなのでIf I had known her telephone number, I would have called her.となる。今日は「英作文」でマンガのセリフを英訳した。あとは学校の中間テストが近づいているのでその対策勉強にした。
 SU君は前回、空所埋めの問題で「彼女は親切にも娘の世話をしてくれた。」が書けなかった。She was kind enough to take care of my daughter. で「形容詞 enough to〜」が使いたかった。今日はまず「動詞」の語形変化の基本的勉強をやった。動詞の-ing形、sや-esのつけ方、などいくつかミスが見つかった。英作文では「友人間の手紙文」を英訳した。動詞の語形を現在・過去・未来のどれにするか、完了形にするか進行形にするかを文脈から判断しないといけない。 尾上

(追記)その前日23日(日)は「山中湖」の展望台「パノラマ台」に行って「ススキ草原」を楽しんだ。車やバイクのツーリストがおうぜい集まってカメラを向けている。「明神山」1291mは「三国山縦走ハイキングコース」の終着点で人気の山だ。すり鉢型の山全体が美しいススキでおおわれて山頂から見る「山中湖」がススキの海の上に浮かんでいる。雲が多いけど青空も見える良い日で「富士山」の山頂が雲間に一瞬顔を出したよ。
 山の仲間との例会で昔この「明神山」に登った時には、このススキの根元にピンク色のナンバンギセルを一本見つけた。夏、ススキにだけ寄生するキセル(煙管)のような形の花で、高値で取引されている。今日は秋の花、ピンクのシオガマやノコンギクを見つけながら登っていくと山頂でうれしい発見があった。お弁当を食べている家族連れや団体の傍らに珍しい真っ白な「フジアザミ」が何株も咲いていたんだ。突然変異なのかなあ。
2018/09/27 (Thu) 22:59


Little did I dream that・・(・・だとは夢にも思わなかった。)
Little did I dream that・・(・・だとは夢にも思わなかった。)
2018年9月23日(日)森の腰中央公民館にて 
「8回目の富士登山」
 今年も富士山に登ったよ。天候不順で9月になってから一度も登山日和の日がない。今年はやめようかと悩みつつ、ちょっとよさそうな天気予報にダマされて19日、未明に家を出て「富士宮口五合目」2400m登山口に着いた。雲海を下に見ながらスタート。六合目の「宝永山荘」で日の出を拝んだ。「ご来光」は何度見ても神々しく美しい。
 今回山頂一周「おはち巡り」ができなかったけれど、最高峰「剣が峰」まで登って記録写真が撮れた。これまで健康と体力のバロメーターとしても毎年一回は登りたいと続けてきた。しかしもうそろそろ限界かな。登りが6時間、そして下山に4時間。合計10時間も歩き詰めだと帰宅してから一晩の睡眠では疲労が取り切れないところに年齢を感ずるよ・・・。

 3年生OSさんは前回「否定」に関係の文法をやった。Never have so many women received Ph.D. degrees as today. 「今日ほど多くの女性が博士号を取ったことはない。」は、否定の副詞never が文頭に出て強調されたために、SVが倒置構文になっている。元に戻せばSo many women have never received〜のはず。Little did I dream that・・(・・だとは夢にも思わなかった。)が典型的な例文だよ。今日は「発音問題」をやったら全く苦手であることが判明。発音記号も教わったことがない、というので来週プリントでくわしく解説をするね。
 KI君は前回「仮定法」の動詞が使われる英文を和訳した。都立大の「すべての小中学校が望遠鏡を備えて、宇宙の勉強を導入したら」で、This would help foster students’ critical and analytical thinking and a creative involvement with the scientific method. 「こうすれば、生徒の批判的な思考や分析的な思考とか、科学的方法に創造的にかかわる態度を育てるのに役立つだろう。」助動詞のwouldに注意を払って主語のthisに「仮定」の意味を読み取ろう。helpの後の不定詞はtoが省略されることが多い。今日は易しめの長文を読んでから「話法の転換」問題に取り組んだ。
 2年生のTUさんは前回、長文「ビーバー」を読んで下線部訳が難しかった。The beaver had few natural enemies left, and now men were no longer an enemy.「ビーバーには自然界の敵がほとんど残っていなかったし、そして今や人間ももはや敵ではなくなったのだ。」have 物-edは「財布を盗まれる」のような「受身」の特殊構文だったね。fewとlittleは準否定の「ほとんど〜ない」の意味で、肯定「少しある」のa few、a littleと区別してほしい。ちなみにquite a fewは「とても多くの」となるよ。今日はso〜that構文、such〜that構文の勉強だった。
 1年生のKAさんはマンガのセリフを英語に直す問題をやった。「単語」だけで会話がなりたち主語や動詞のない日本語を英語らしくSVOの文型に置き換える練習だ。言語学者によるユニークな英作文のテキストで面白い。穴埋めの英作文では「コーヒーもう一杯いかがですか?」で、How about another cup of coffee? と書けるとよかった。anotherはan+otherだからone more(もうひとつの)と同じ。How aboutの後には playing baseball?のように「動名詞」をつかうこともできたね。How do you feel about〜ということだ。What about〜もWhat do you think about〜で「〜はどう思う?」の意味。
 今日の御殿場教室は、久々に「森の腰中央公民館」をお借りしました。新しい予定表に書いたように、市民会館が使えない日だったので昨日22日(土)に日程変更をお願いしたのですが出席の都合のつかない人が多かった。それで急遽皆さんにお電話やFAXしてご都合を聞き今日の実施に戻しました。皆さんいろいろなスケジュールでつまっているし、送迎のご父兄も困るので、会場を変えても曜日は変えない方がいいなと実感しました。ご迷惑をおかけしました。 尾上

(追記)今までいつも日帰り登山だった。2007年に初めて登頂したのは10月22日で、すでに初冠雪があって目前の最高峰「剣が峰」には登って行けず奥宮に参拝して下山した。2009年9月の第2回目には家内も一緒に登頂して最高峰まで到達できた。5合目登山口をうかつにも9時に出発したから下山できたのは夜8時すぎ。御殿場市と富士市から届く市街地の明かりだけを頼りに、暗闇の中での下山道はゴロゴロ石に躓きそうで恐ろしかったなあ。
 今回の下山には安全な「プリンスルート」をまた選んだ。10年前の2008年、皇太子さまが富士登山されたときには、「富士宮口」からそのまま登られたのではなくて、六合目の「宝永山荘」前から一度「宝永火口」に下った後「宝永山」の馬の背に登り返し、人の少ない「御殿場ルート」で山頂を目指したそうだ。その同じルートで下山したらほとんどが火山灰の道「大砂走り」だから転倒しても安全だし自然にスピードも出せる。下山はずっとガスの中だったけど。3時間半で登山口に無事戻ることができたよ。
2018/09/23 (Sun) 23:04


A and A’ のルール
A and A’ のルール
2018年9月20日(木)裾野市民文化センターにて 
「マツタケの季節」 
 久々に富士山頂が晴れ渡ったので須走口5合目2000mに車で行った。しかし青空は朝のうちだけですぐにガスに包まれてしまった。このところなんとも不安定な空模様だね。山小屋の前で登山スタイルよりも腰にカゴをさげている人の多いのに気付いた。そうか!キノコ狩りだ。忘れていたよ。みなさん、マツタケの季節ですね。
 馴染みの山小屋「東富士山荘」前では、大勢の家族連れや団体が付近で収穫してきたキノコを広げて小屋の主人米山さんに鑑定してもらっている。1「毒キノコ」2「食べられる」3「おいしい」4「すごくおいしい」に振り分けてもらう。とつぜん、「これマツタケだよ!」に見つけた男性もビックリ。みんなが駆け寄り歓声をあげている。私もガラケーでカシャッ・・・。
 
 2年生のTAさんは前回、英訳で「京都大」の「私たちの健康にとって歯は大切な役割を果たしています。」はSVに注目して、A tooth plays an important role for our health.としたかった。この動詞「果たす」はplay でtake part in 〜(〜に参加する)と勘違いしたね。今日は来月の「英語検定」の対策のために過去問をいくつかやってみた。問題数をこなして慣れることも大切だ。
 KA君は前回「目的」のso that節の勉強では英文和訳ですこし間違えた。One might cross a border and need to use a second language. 「(狭いヨーロッパでは)人は国境を越えて別の言語を使う必要があるかもしれない。」いつも話すA and A’ のルールで、needという動詞が前方のcrossと並列することを見抜く。ここでは2つの別の行為ではなくてひとつながりの行為なんだよ。英語ではandが一番難しい。
 MAさんは前回、英文和訳をやってどれもほぼ正しく訳せていた。until「〜まで」は前置詞と接続詞の2つの用法があって、うっかりするとSVが続く節であることを見逃してしまう。・・until increasing damage to the atmosphere results in problems ・・も複雑に入り組んでいて見分けにくかったね。今日は「時間構文」No sooner had I left home than it began to rain.「家を出るとすぐに雨が降り出した。」を勉強した。
 1年生のOB君は前回、整序問題で「喫煙は周りの人に迷惑をかけます。」が難しかった。動詞のgiveは「give人・物」とするか「give物 to人」とするんだったね。だからSmoking gives trouble to the people around the smoker. 今日は「日記文」を英語に直す問題をやった。「今日は大変だった。」はSVに注意してI had a hard time today. がいいい。todayは「時の副詞」だから主語にしないで文尾に置くよ。
 SU君は前回「日常会話」を英語に直す問題をやった。日本語にはSVがはっきり出ていないから、それを発見することから始めよう。「まあ、親切ね。」はyou are kind.か it’s kind of you. 「何をおこっているの?」はWhy are you angry? もbe動詞が必要だった。今日は「動詞」の勉強だったけど知らない単語や熟語が多くて困ったね。英語で一番大事なのがSVだからたくさん覚えてほしい。
 YAさんは前回「前置詞」をやったら整序問題はどれも正解だった。「彼の演説は聞く価値があるにちがいない。」は、worth -ingがうまく使えなかったね。His speech must be worth listening to.が正しい。 「〜聞くことは価値がある」ならIt is worth while to listen to his speechと書くから、それを変形させるとこうなるよ。このwhileは「時間」の意味。今日はso〜that・・やsuch〜that・・が「とても〜なので・・・」(結果)とか「・・するほど〜だ」(程度)を表す構文だと勉強した。どちらかは文脈で判断するよ。
 御殿場教室のOSさんが出席して「特殊構文」を勉強した。いわゆる「強調構文」といえば、It is〜thatで挟み込むように文の一部を左に移動して「強調」するのだったね。「・・なのは〜だ」と訳すから、日本語にも同じような働きがあるでしょ。もし強調する語句が「疑問詞」だったらどうする?その時はいつもその疑問詞を文頭に出して When is it that・・? とかWho is it that・・?といえばいい。覚えておこう。
 今日は次の10月―11月のUG会予定表(ピンク色)を配布しました。そこにも書き添えましたが、次回の御殿場教室は明後日22日(土)です。1日前なのでお忘れなきように。 尾上

(追記)秋の長雨が続いたのでキノコが面白いように見つかり、閉山した後の5合目の登山口もこの3連休は大賑わいだったそうだ。山小屋のテーブルに腰かけて家内とキノコ入りの焼きそばとピッツアを注文した。調理は奥さんにまかせてご主人はキノコ鑑定でお客サービス。お仲間と「キノコ図鑑」を出版するほどのエキスパートだ。小山町の議員もやっているからなかなか丁寧な応対でもある。
 私は「キノコ狩り」でなく山の花を求めて来たので溶岩の山道を少し登ってみることにした。山頂や途中の山小屋は先週すべて閉じたので、下ってくる人はみな夜中に出発して日帰り登山だからくたくただ。一人歩きの外人もいる。言葉を交わすと山頂で見事な「ご来光」が拝めたといっている。私も2年前にこのような「弾丸登山」をやってみたけれど、夜明け前の3時4時の頃睡魔が襲ってきて一番つらかったな。もう二度とやらないよ。
 6合目に向かって1時間ほど登ると巨大なフジアザミや真っ青なトリカブトが何株も咲き残ってみごとだったよ。時折ガスが晴れて日差しがあたり、トリカブトの花弁の筋が血管のように透けて見えて美しい。
2018/09/20 (Thu) 22:58


As far as I am concerned,「私に関する限り」
As far as I am concerned,「私に関する限り」
2018年9月16日(日) 御殿場市民会館にて 
「高ボッチ高原」
 ちょっと面白い山の名前でしょ。諏訪湖の岡谷市から駆け上って「高ボッチ山」1665mから松本市に抜ける山岳道路を「高ボッチスカイライン」と呼んでいる。ここも「花の百名山」だと知って、長野自動車道の岡谷ICを出て「塩尻峠」からぐんぐん登って行った。山頂ちかくには広大な羊や乳牛の牧場があって8月に恒例の「草競馬」で人気が高いそうだ。
 秋の紅葉には少し早めで人も花も寂しい山だったけど、ヤマラッキョウやウメバチソウやトリカブトが咲き残っていてほっと慰められたよ。最高峰の「鉢伏山」に向かってなだらかな尾根道を行く途中、サラシナショウマの群落を発見。長い軸の先に純白の穂を風に揺らしている。あっ、雲の切れ間に見えるのは「富士山頂」かな?雲海の向こう「美ヶ原」の台地の上にたくさんのアンテナが並んでいるよ。晴れていたらこの10倍も楽しめるのになあ・・・。

 2年生のTUさんは前回「時・条件」の接続詞を使って英作文をやった。3語の接続詞So long asはAs long asとも言って「〜である限り」の意味。接続詞のIfとほぼ同じだ。しかしAs far as I am concerned,・・は「私に関する限り、・・」の意味でfarだから「範囲」を表す特別の働きだ。今日は「複合関係詞」のwhateverやwhereverがしっかり理解できていた。その先行詞にany〜(どんな〜でも)がついた場合の関係詞を一語にまとめたから「複合」なんだ。英作文では「太陽は東から出て西に沈む。」の前置詞が難しかった。The sun rises in the east and sets in the west. ともにinでOKだよ。
 1年生のKAさんは「不定詞」の文法問題がほぼ理解できていたけど、書き換え問題が難しかった。We couldn’t answer the question because it was difficult. (その問題は難しくて答えられなかった。)は、The question was too difficult for us to answer. と言い換えられる。 It was difficult for us to answer the question.(その問題に答えることは難しかった)ではto answerが「名詞用法」だからtoo〜to・・の構文にならないでしょ。「笑い話」の「消えた魚屋の看板」はよく読み取れていたね。
 今日は次の10月―11月のUG会予定表(ピンク色)を配布しました。そこにも書き添えましたが、次回の御殿場教室は22日(土)に変更します。23日(日)は全館貸し切りだそうです。1日前なのでお忘れなきように。 尾上

(追記)花の百名山「鉢伏山」は、「6月にはレンゲツツジで全山真っ赤に染まるんですよ。」と語る「鉢伏山荘」のご主人は低音が魅力の山男で、私たちを待っていて香り豊かなコーヒーをドリップ式で淹れてくれた。ここには電気も来ていないので夜間はローソクやランプの明かりだそうだ。隣に立つ大きな鉄筋のトイレの屋根には「太陽光」のパネルがいっぱいあるのにね。
 「今は使っていません。一時流行した太陽光発電は維持が大変ですよ。蓄電池の寿命が10年弱なので、さらに200万以上で買い替えないといけない。結局高いものについてしまった。昔ながらの重油の発電機のほうがよっぽど経済的ですよ・・。」家内をここで休ませてもらい私一人で山頂を目指した。
 その名のごとく「お椀」を伏せたようななだらかな草原で、山頂にシカが2頭姿を見せてじっと静止してこちらを偵察していた。「鉢伏山」の山頂は1929mあるから雲海の上で時折キリが流れて視界が開ける。眼下の松本平は見えないけれど、そのはるかかなたの「北アルプス」の峰々が島のように雲海に浮かんでいる。正面の三角山が松本市民に人気の「常念岳」。その右に一昨年登った「燕岳」、左に今年登った「蝶が岳」がそびえてその背後にかろうじて「穂高」と「槍」の穂先も見えたよ。すばらしい!
2018/09/16 (Sun) 23:01


「時間構文」I had no sooner left home than it began to rain.
「時間構文」I had no sooner left home than it began to rain.
2018年9月13日(木)裾野市民文化センターにて 
「パラグライダー」 
 日頃500mの山の上に住んでいると時折海が見たくなるよ。最近は熱海の「サンビーチ」に行ってヨットハーバーとカモメと「初島航路」の船を眺めながら家内とお寿司を食べるのが楽しみ。それも市役所前の「熱海一」という頑固そうなオヤジの寿司がお気に入りで、「折り詰め」にしてもらいテイクアウトする。海岸にはヤシの木やジャカランダなどの高木が成長して、山を背景に高層ビルの立ち並ぶさまは地中海のモナコかニースの明るい海岸を思わせるよ。
 地物のおいしい寿司と潮風をたっぷり味わって、さあ次の目的地は?景勝地の「錦ヶ浦」と「曽我浦」の断崖の上をドライブしながら南熱海の「伊豆多賀」の海に着いた。9月に入ったのに今日も30℃超えの暑さで、日曜日だから「長浜ビーチ」には海水浴を楽しむ家族連れがまだたくさんいたよ。海の家の前にはピンクの「ハマナス」や真っ赤な「アメリカデイゴ」の花がまだいっぱい咲き残っていた・・・。

 2年生のTAさんは前回so〜that・・とsuch〜that・・が同じ構文で、「とても〜なので・・・だ」(結果)と「・・・するほど〜だ」(程度)の訳し分けを勉強した。〜と・・・のどちらに重点があるかを判断して和訳しないといけない。今日はそれと区別がしにくいso that・・の構文を勉強した。こちらは2語で接続詞になって「〜できるように」「〜するために」のような「目的」を意味する節をつくる。3語でin order that・・ともいう。In America, early newspapers were edited so that citizens could see what people in power said. 「アメリカでは、権力を持っている人たちがどんなことを言っているのか市民に理解できるように昔の新聞は編集されていた。
 KA君は前回「前置詞」の勉強で、語句整序の問題をやった。「値段が高すぎることを除けば・・」は、・・except that the price is too high. 前置詞exceptをthat節の前につけないといけなかった。今日は「接続詞」の構文でも高校生の一番苦手な「時間構文」を勉強した。I had no sooner left home than it began to rain. 「彼が家を出るとすぐに雨が降り出した。」は直訳すれば、「雨が降り出した(過去)時よりも、私が家を出た(過去完了)方が早かった、なんてことはなかった。」だから、結局「ほとんど同時だった」の意味合いなんだ。おまけに否定語のNo soonerを文頭に出して強調するとhadが先に出て「倒置の文」になることも覚えておきたいね。
 MAさんは前回「命令文」の後の接続詞orは「さもないと」の意味だと勉強した。Try not to criticize your child too much for what he has done, or・・は「自分の子供がやったことであまり非難しないように気をつけなさい。さもないと・・」notはtryではなくto〜を否定している。今日は「ビタミンC」の6行の英文をほぼうまく和訳できた。It may be destroyed by heat during cooking as well. ではas wellが難しかった。「〜も」の意味の,tooと同じ働きだ。構文A as well as B 「BだけでなくAも・・」を知っていればas wellの後の省略を補って〜as well as by contact with water 「水との接触の場合だけでなく〜でも」となるでしょ。
 1年生のOB君は前回、英文和訳で「時制の一致」に注意する問題をやった。He said that the food was・・・and that he would come ・・・. 「彼はその料理が今までで一番おいしい。だからまたここに来ようと言った。」は、He said, “the food is・・・. I will come・・・” のように彼の発話が2つの文だったんだ。ここではand thatでつないでいることに注意。今日は総合問題で「発音」と「動詞の活用」の問題をやった。ほとんど正しく答えが出せたけど学校ではまだ未修の「仮定法」の問題は難しかったね。If I had known her telephone number, I would have called her.(もし彼女の電話番号を知っていたら、電話しただろうに。)は、昔の事実に反する仮定の文だ。
 SU君は前回、日本語の会話を英語に言い変える問題が意外に難しかったね。口語体で簡単だったけど問題は「時制」だね。日本語でははっきりした形がないから、英語の動詞には「現在・過去・未来」の区別が必要だ。さらに「基本形」か「進行形」か「完了形」かも考えないといけない。先週「話法の書き換え」をやったので今日からはもう一度一年生の文法をおさらいしてみよう。まず「否定文」と「疑問文」の作り方を復習したら結構難しかった。一般動詞の時のdo does didの働きが危なかったね。最近の英会話ではあまり耳にしなくなった「付加疑問」のつけ方もしっかり覚えてほしい。
 YAさんは前回「間接疑問文」の英作文で、「私が彼女にどんなプレゼントをあげたのか、彼は私に尋ねた。」は「間接話法」でHe asked me what present I had given to her. でいいのだけど、これは「直接話法」で言えばHe said to me,“What present did you give to her?”だね。動詞を「時制の一致」でhad givenにしなくてはいけなかったね。今日はwhatever「〜するものはどんなものでも」 whenever「〜のときはいつでも」のような「複合関係詞」とは、一語でanything whichやat any time whenの働きをするものだと勉強した。 He will succeed in whichever business he may be engaged in.(彼は従事する仕事ならどんな仕事でも成功するでしょう。) でもin any business whichのことだね。 尾上

(追記)この伊豆多賀から御殿場に帰るには街中の渋滞を避けて、伊豆の山々の尾根伝いに箱根に向かうのが一番いいルートだ。いつもの「自然郷」別荘地にちょっと立ち寄ってから、さらに駆け上って「玄岳IC」で「伊豆スカイライン」に入ると、入道雲の上に富士の山頂がちらっと視界に入ってきた。その天空に飛んでいる二つのものは何?ああ、パラグライダーだよ!ちょっと車を停めて見てみよう。
 「滝知山展望台」には5〜6人の人たちが集合してカラフルな長い翼を組み立て始めた。中年の男性たちの中に紅一点、若い女性が一人の力で10mもありそうな赤いグライダーを組みたてているよ。ここは「丹那盆地」の真上で「パラグライダー」のテイクオフの場所だった。この下の盆地の着地(landing)点の近くに「体験教室」があって、入門すると女性も子供もその日から飛べるようになるそうだ。指導員とタンデム(2人乗り)で飛ぶのだけどね。これも面白そうだなあ。
2018/09/13 (Thu) 23:51


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