「ユキワリソウが咲いた」
「建国記念の日」の11日、秩父宮公園を歩いてみたら一番奥の林の中に「雪割草」を5株発見した。正門のスタッフに報告すると、「昨日はまだ見なかったですが。そうですか、咲きましたか・・・」。まだまだ寒い日が続くけど日の出時刻が一日ごとに早くなって、その分季節は着実に春に向かっている。群馬県ではセツブンソウ(節分草)やフクジュソウ(福寿草)が咲いたというし、我が家の庭に咲いている山野草のバイカ(梅花)オウレンも特に狂い咲きでもなさそうだ。
この「ユキワリソウ」は新潟県では県の花に指定された「ミスミソウ」の別名で、その葉が大きなハート形なので「三角」の名がついたらしい。赤・白・ピンク・青・紫と色とりどりで園芸種もたくさんあるけど、山野草の自生のものを見るには「佐渡島」に船で渡って最高峰「ドンデン山」940mに登らないといけない。5月の連休の頃が見ごろだそうで保護センターの「朱鷺」にも会えるらしいから一度旅してみたい島だな・・・。
2年生MAさんは前回「比較」(2)の文法作文をやった。「東洋大」の「コンサート会場に着くのが早ければ早いほど、いい席を手に入れることができる。」は、接続詞のas(〜するにつれて)を使えばAs we get to the concert hall sooner, we are more likely to get good seats.(より早く着くにつれていい席をとる可能性がより多くなる。)と書ける。これをThe more SV, the more SV.の特殊構文に直さないといけないから難しい。正解はThe sooner we get to the concert hall, the more likely we are to get good seats. 今日は「無生物主語の文」の問題をやってみた。
TAさんも今日は「無生物主語の文」をやった。Learning another language is important, because it enables us to communicate with people in a different country and to learn more about that culture.で、動詞enableは「物事」が「人」に〜するのを可能にさせる、の意味。しかし「人」を主語にして和訳して、「物事のおかげで人は〜することができる。」と言ったほうがいいね。つまりこの英文は、「言語をもう一つ学習することは大切だ。なぜなら、そうすれば私たちは違った国の人たちと意思疎通ができるだろうし、その国の文化についてもっと多くのことを学ぶことができるだろうから。」
1年生OB君は前回「時・頻度」の文法作文をやった。「玉川大」の「ジャックにはよくあることだが、今日も遅れてきそうだな。」は、2つの文に分けて英訳すればJack is likely to be late today. It is often the case with him.でもOKだ。後半のitを関係代名詞のwhichに置き換えて一文につなげることもできる。特にこの文はイディオムになって、関係詞をasに変えて, as is often the case with him.を前半の文に続ければ正解だ。時にはそれを文頭に出してもよいからAs is often the case〜で始まることもあるよ。
SU君は初めて「仮定法」を勉強した。事実と異なることを述べるときに動詞の形を変えることで、留学先のニュージーランドでも使っていたはずだよ。友人同士では頼むときにWill you〜? Can you〜?言うけど、先生に対してはWould you〜?とかCould you〜?って言ってたんでしょ?その過去形の助動詞こそ「仮定法」の語形で、「本当はだめかもしれないけど、〜していただけますか?」のような「遠回しの」表現を使う。だから先生に対しては「ていねい」な表現だったんだね。I wish I were a bird.「今鳥であればいいのに(飛んでいけるのに)」も、I am not a birdを前提に、仮定法の動詞were(過去形)を使って仮の想定を表すよ。
YAさんは前回「水質汚染」の英文を読んで下線部和訳をやった。It may already be too late to save some rivers and lakes but others can still be saved if the correct action is taken at once.「もうすでに救うには手遅れの川や湖もあるけど、一方今すぐに正しい行動をとればまだ救えるものもある。」という和訳のほうが、someとothersの直訳より良かった。「Some〜,others〜の構文」は全体を2種類に分ける表現法で、「〜もあるし〜もある」と和訳しよう。今日は「比較構文」でno more than〜とnot more than〜の違いなどを勉強し、しっかり正解が出せていた。少々風邪気味なので早退した。お大事に。 尾上
(追記)早春まっさきに雪の中から咲き出すから、ミスミソウやらオオミスミソウ、スハマソウまで「ユキワリソウ」の別名を持っているけど、本当の学名のユキワリソウとは何だろう? Wikipediaによればそれはサクラソウの仲間で、高山で6月頃に雪どけとともに咲くという。2年前に「会津駒ケ岳」に登ってまだ雪の残る山頂で見つけた「ハクサンコザクラ」の仲間のことかもしれない。
ロシアの作家マルシャークが書いた戯曲「十二月」は、「森は生きている」の邦題で有名で児童劇団の舞台や映画で私も子供の頃に見た覚えがある。その中に継母に「森でマツユキソウを摘んでおいで」と言いつけられる女の子が登場する。その花がロシア語で「パトスニェージニク」と呼ばれている。つまり「雪の下の子」だから「待雪草」じゃなくてきっとこれも「雪割草」なんだろうね。花いっぱいの季節が待ち遠しいなあ。









