高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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「there構文」の作り方
「there構文」の作り方
2018年11月18日(日)御殿場市民会館にて 
「四尾連湖」
 初めて訪れた「しびれこ」はちょうど紅葉や黄葉がまっさかりで神秘的な美しい湖だった。身延線の「市川大門」から急斜面をぐんぐん登っていくと標高850mの山の中にひょっこり出現したよ。周囲わずか1.2キロだから小さな沼のようなもので、秋になってもテントやバンガローなどでキャンプを楽しむ若者たちに人気のようだった。ボートやカヤック遊びにもいいし、コイやヘラブナ目当てに訪れる釣り客もいる。「富士五湖」にこの湖などを加えて「富士八湖」という言い方もあるそうだ。
 この湖畔の山小屋「水明荘」に家内を待たせて、私一人「蛾ケ岳」(ひるがたけ)に登った。「山梨百名山」のブクレットに紹介されていたから48番目の登頂に計画した。まだ少しは残る紅葉のみごとな急斜面を登って切り立ったヤセ尾根をいくつも越えていくと山頂1279mに出た。左手にはこの夏大学仲間と登った「櫛形山」がどっしりと。「鳳凰三山」もまぢかでその右には「八ヶ岳」と「茅が岳」、「瑞牆山」と「金峰山」がドーンと大パノラマだ。どの山も思い出深いなあ。振り返ると雲に隠れた「富士山」が・・・。

 3年生のOSさんは「受動態」を勉強した。語句並べ替えで、「これらの窓はいつもカギをかけたままにしておかなければなりません。」は、These windows must be kept locked at all times. これはSVOCの文型keep these widows locked を受動態に書き換えたもの。和訳ではOne cannot be taught; one can only teach oneself. が難しかった。Oneは「人」でeveryoneの意味だから「人には教えることができない。すなわち人は自分で自分に教えることしかできない。」となるね。セミコロン以下は説明なので「すなわち」と補っておく方がいいね。
 2年生のTUさんは「不定詞」で、語句整序の問題がほぼ全問マルだった。「被害は広範囲には及ばなかったようだ。」はNo damage appears to have been widespread. と言えばいいのだけれど、これにthereを加えるにはどうする?「there構文」の作り方を覚えておこう。A boy was standing by the car. はThere was a boy standing by the car. のように「倒置の文」にしても意味は同じだ。「進行形」や「受け身」の動詞でよく見られるよ。つまり答えは、There appears to have been no damage widespread. となるね。.
 1年生のKAさんは「原因・理由」の接続詞と前置詞を勉強した。becauseは接続詞だから後にSVが来るけど、後に名詞とか動名詞が来るときは「前置詞」のbecause ofを使わないといけない。Owing to とか due toやon account of も前置詞だ。「雨が降らず気温も高かったことが水不足の原因である。」は、The dry weather and high temperatures are to blame for the water shortage. 動詞句のare to blame for〜は、「〜を責められるべきだ、〜の責任がある」の意味でよく使われるよ。
 MAさんは長文で「野生動物の生活」を読んだ。You may find a rock in the woods(      )a pile of nut shells on it. 「森の中で、木の実の殻が上にのっている岩を見つけることがある。」で、カッコの中にwithを入れる。「付帯状況のwith」と呼ばれて、後に主語と述語が並んでいる。The boy came in with a cap on. 「その少年はぼうしをかぶったままで入ってきた。」のように。
 KI君は前回、英文和訳で不定詞の扱いが難しかった。We go on a journey chiefly to be free of all impediments and of all inconveniences; to leave ourselves behind, much more to get rid of others. 前半が「私たちが旅に出るのは主に、あらゆる煩わしさや不都合なことから逃れるためだ。」と「不定詞」を「目的」の意味で訳せたら、セミコロンの後も「つまり、自分を後に残していくためだ。」で、「ましてや他人を排除するためだ。」 となる。今日は「熊本県立大」の長文「名前の魔力」を読んですべての解答がパーフェクトだったね。 尾上

(追記)往復で3時間、登山口の「四尾連湖」に戻ってくるとやっと雲が切れて夕日が差してきた。「水明荘」の奥さんの淹れたコーヒーのいい香り!今のぼった「蛾ケ岳」までの峰々が鏡のような湖面にくっきりと反射して上下対象の見事な光景だ。紅葉に彩られた美しい湖畔の遊歩道を歩いてみると、対岸のキャンプ場までカートで薪と水を運ぶ若者たちとすれちがう。会話もはずんで実に楽しそうだなあ。
 湖から「市川大門」の街まで下る10キロほどの急な坂道には集落がいくつか点在していて不思議な気がした。古いお堂の前に立つ石碑の文字は「武田・・」と読める。車を停めて眺めているとこんな急坂を歩いて一人で登ってくる女性がいる。この土地の人らしく私の疑問に答えてくれた。「コミュニティ・バスがあるから買い物にも行けますよ。ここは武田一族ではなくて、平家の落人部落と伝えられています。ヤマザクラの季節には麓から頂上へとだんだんにピンクの花が登って来る様子はそれは美しいですよ。」と。今日もいい出会いがあったな。
2018/11/19 (Mon) 0:13


「同格関係」(〜という)を示すthat
「同格関係」(〜という)を示すthat
2018年11月15日(木)裾野市民文化センターにて
「さよなら普門館」 
 こんな見出しの朝日新聞デジタル版の記事に思わず懐かしさがこみあげてきた。老朽化のためにいよいよ取り壊されることになった東京・中野の「普門館」で、ここをホームグラウンドに長年活躍してきた「佼成ウインドオーケストラ」の主催で、見納めに7日間だけステージを開放してみたら、なんと全国の吹奏楽ファンが1万2千人も楽器を持って押しかけたそうだ。ポップスの「宝島」を全員合奏した様子の動画に涙が出てしまった。
 実は今から32年前、私が顧問と指揮者をやっていた「御殿場南高校吹奏楽部」もこの舞台で演奏したんだよ。信じられないだろうけど卒業生も参加して70人の大編成で2曲もね。5000人も収容できる巨大なホールなんて当時はほかになかった。名指揮者カラヤンが名門ベルリンフィルを率いて来日しコンサートを開催したことでも有名なホールなんだ。ウーン、さびしいね・・・。

 2年生MAさんは前回「不定詞」のイディオムを扱う文法問題をやった。be to〜が助動詞のwillやcan、shouldの意味に使われるし、be said to〜(〜だと言われている)、be supposed to〜(〜することになっている)も大切だ。be likely to〜(〜する可能性がある)は比較級にして be more likely to〜とも使うから覚えておこう。今日は「東海大」の「日本を国際化する?」を読んだ。いつもはA and A'のルールに気を付けよう、と私はみんなに言っているけど、ここではA or A' がたくさん出てきた。that節とthat節、its cultureとits life style、less Japaneseとmore Westernがorでつながっていたんだね。andやorがあったら△印で囲って相棒をよーく探してみよう。
 KA君は前回「分詞・動名詞」の語句整序の問題で、「助けを求めるのは気が進まなかったので、彼はそれをすべて一人で完成した。」が難しかった。As he was reluctant to ask for help, he completed it all by himself と普通にいえるならば、前半の節を「分詞構文」に言い換えて、Being reluctant to〜とすることができる。さらに形容詞の前のbeingも省略できる、と知っていれば正解が出せたけどね。今日はas〜as・・の「比較構文」で慣用用法をいくつか勉強した。Bob tried to remember as many Japanese words as possible.「ボブはできるだけたくさんの日本語の単語を覚えようと努力した。」前のasは「同じくらい」の副詞、後のasは「〜とくらべて」の接続詞だから文はその前で切れるよ。
 1年生のOB君は前回、長文の空所を埋める問題で They are reinforcing the idea that being different is good. は「人と違うことは良いことなんだ、という考えを強調している。」の意味で、thatは「同格関係」(〜という)を示す接続詞なんだ。今日は4コママンガのセリフを英語に直す問題だった。短く端的な会話表現をいかに英語らしくSVOの文型に置き換えられるかその力が求められる。特に動詞の「〜している」は現在形か現在進行形か、現在完了形かを状況に合わせて判断しないといけない。「楽しんでいる」は日常いつものことなら現在形で書くよ。
 SU君は前回、「不定詞」の勉強でask 人to動詞(人に〜するよう頼む)のような一般的な場合と、see 人 動詞(人が〜するのを見る)のようにtoがつかない特別の場合(原形不定詞という)を区別することを覚えた。今日は「動名詞」の用法を勉強した。「彼女はサヨナラも言わないで部屋から出て行った。」は She went out of the room without saying “Good-bye“.で後半は「サヨナラと言うことなしに」と考えるよ。英作文では「使役・受け身」を勉強した。「赤ん坊を検査してもらう」 have her baby examinedのように、have+O+−ed の構文が難しかったね。
 YAさんは「譲歩構文」でwhether〜 or not「〜であろうとなかろうと」を勉強した。Whether we like it or not, it is no longer possible for nations to shut themselves off from the rest of the world. 「好きでも嫌いでも、国家が世界の他の国々から孤立することは今ではもう不可能だ。」 the rest of〜には「〜の残りの部分」の意味があってここではthe other nationsの意味になるね。the rest of my lifeは「人生の残りの期間」だから私のような老人なら「余生」だし、君たち若者なら「これからの人生」だ。その状況に応じた和訳が求められるよ。英文和訳はどの問題もほぼ正確だったね。 尾上

(追記)吹奏楽の「甲子園」とも呼ばれて、10月のコンクール全国大会には全国10地区の選りすぐりの高校30団体しか出場できなかった「聖地」で私たちには聴衆として行くところだったけど、1986年6月、「普門バンドフェスティバル」が開催されたので応募するとテープ審査に通って採用されたんだ。その頃の御南は熱心で優秀な部員がそろっていてコンクール県大会でも常にトップになったから高く評価されたのかな。
 その日は家内も中3の長男も東京まで見に来て、私の大好きなG・ガーシュインの名曲を2曲演奏した。「パリのアメリカ人」と黒人オペラ「ポーギーとベス」のメドレーだった。壁に掛けた懐かしい記念写真をみると、音大に進学して今も大阪フィルで活躍するフルートのNO君、中学教師で吹奏楽指導をやっているMU君、ジャズバンドを組んで今も地元で活躍するIS君、SA君、KA君の顔も見える。私の「UG会」に参加したKI君兄弟のお母さんも右端でクラリネットを吹いているよ。
2018/11/15 (Thu) 23:17


「カンマカンマはカッコに入れる」の原則
「カンマカンマはカッコに入れる」の原則
2018年11月11日(日)御殿場市民会館にて 
「梅組の同窓会」
 東京中野で今も牛乳屋をやっているSU君から案内が来たのでまた「同窓会」に出かけて行った。毎年末、ウイーンに住むMAさんが実家に「里帰り」するたびに召集がかかる。彼女は小学校の頃来日した「ウイーン少年合唱団」にあこがれて、上智大に進学してドイツ語を学び卒業後はドイツの「ルフトハンザ航空」に就職して結婚し、そのままオーストリアの人となった。
 熱心な幹事のSU君が、静岡県で音信不通だった私を見つけ出してくれたのは10年以上も前。恩師のNA先生を囲んで毎年一回開いていた同窓会も、10年前先生が亡くなりなんと母校「桃園第三小学校」の名も併合で消えたけれど、それでも今も仲良しが15人ほど集まり旧交を温める。いつのまにか皆も自分も10歳の時の顔と口調に戻っているから不思議だね・・・。(白セーターが3年生の私)

 3年生のOSさんは「立命館大」の英文がつかみにくかった。As of all other good things, one can have too much even of reading. 述語のhave much of readingは「読書をたくさんやる」の意味だから、「人は読書についてさえもたくさんやりすぎることがある。」となるね。じゃあ前半は?as ofは(〜日現在で)のイデイオムではないよね。後半のof readingと対比させて、「ほかのすべての良いことの場合と同じように」の意味だ。今日は「助動詞」の語句整序問題でほとんど正解がだせてよかった。
 2年生のTUさんは「完了形」で語句整序問題をやった。「東洋大」の「彼女が家を出るや否や雨が降り出した」は、No sooner had she left home than it started raining. という。「雨が降り出した時よりも家を出た方が早かった、なんてことはなかった。」の意味。She had no sooner left homeの否定語を強調して文頭に出したからSVの「倒置」が生じたんだ。「特殊な接続詞」を終えて今日からは「仮定法構文」の勉強に入った。
 1年生のKAさんは長文「猿二態」を読んで語句並べ替えが難しかった。to find out の後だから「節」になるように、how long it would take the monkey to find the food. (猿がその食べ物を見つけるにはどれくらい時間がかかるか、を知る) 「It takes 人 時間 to〜」はとても大切な構文だよ。「It takes時間 for人 to〜」ともいう。今日は会話文で「招待の断り方で日米の違い」を読んで、空所に適切な文を埋める問題が難しかった。会話の人物と情景をくっきりイメージできると簡単なんだけどね。
 MAさんは「口語表現」でいくつか大切なイデイオムが難しかった。「ほっといてくれ」はLeave me alone,(一人にしておいて)、「余計なお世話だ」はMind your own business.(自分の仕事を気にしろ)、「お願いしたいことがあるのですが」はWill you do me a favor?(私に好意をしめしてくれませんか)のように直訳できないものをしっかり覚えよう。「分詞」のプリントではThe scene lying before us was very beautiful.(我々の前に横たわる光景はとても美しかった。)やA bus carrying 30 people ran into a truck.(30人を乗せたバスがトラックと衝突した。) は「分詞」-ing以下の句が直前の名詞を修飾している例文だね、
 KI君は前回、上智大の英文「欧州の宇宙開発」で少々てこずった。none the lessは副詞のneverthelessと同じ表現だから、The effort, marred by both political and scientific differences, has none the less had its triumphs −notably Arianne. で、「カンマカンマはカッコに入れる」の原則で残りを訳すと、「その努力はそれにもかかわらず勝利をいくつか得た。そのなかで注目すべきなのがアリアンヌだ。」それではmarred 以下はどんな働き?「ヨーロッパ各国の政治や科学の違いに妨げられたけれど」の意味で、Though it was marred by〜の節を分詞構文で言い換えたと考えるといいね。今日は「茨城大」の長文「エイズの安い薬」を読んで設問に答えた。ratify the treaty「条約を批准する」が難しかったけどほぼ正解が出せた。 尾上

(追記)出席者はみな同じ年で後期高齢者だから一番の関心事は「健康と病気」だし「孫の自慢と自分の終活」になってしまう。しかし、ここに出るような人は実に人生に前向きだ。脳内出血を患って発話に苦労するというKA君もそれを逆手に取って「失語症協会」の理事を任されている。駿台予備校でも私と一緒だったMI君は、「胆のう」を切り取る大病をしたのに「油物はダメだけど酒は大丈夫」といい、モンゴルとの文化交流で活躍し毎年彼の地で馬に乗り大魚を釣る。
 まだ戦後間もない昭和20年代なのにわが母校は1クラス65人、1学年7クラスものマンモス校だったが、この私たち「梅組」のパーティーに「菊組」からも一人ゲストが参加した。埼玉県で外科の医師をやっているKA君だった。私の無二の親友だった故人のUE君とともに「武蔵中・高」で学び東大医学部に進学した秀才だ。健康の秘訣について少しアドバイスがもらえて得した気分。
2018/11/11 (Sun) 23:06


With a little more patience, (もう少し忍耐力があれば)
With a little more patience, (もう少し忍耐力があれば)
2018年11月8日(木)裾野市民文化センターにて 
「狩野川レガッタ」 
 沼津の狩野川に行って「ボート大会」を見たよ。県の体育協会が主催して一般の社会人や小中学生にもボートを楽しんでもらおうという趣旨で始まり「狩野川レガッタ」と名付けて今年が7回目だ。要綱には一人で申し込んでもクルーに入れるというので、ちょっと参加してみようかなと思った。しかし事前に何回か陸上と水上の合同練習に参加しないといけないというので、今回は思いとどまった。
 河畔の「御成橋」に行ってみると、まだ知名度が低いせいか参加者も応援者も予想よりも少なくて寂しい大会だった。高校も沼津東と沼津工業の2校だけだったから競技にならないね。9月に見た「河口湖レガッタ」の方はすごく盛り上がっていた。もう38回になるから参加団体も多くて一般や大学の部もあり、高校の部には沼工のほかに地元の河口湖高校・吉田高校、長野の岡谷や横浜商業、慶応・早稲田の付属校なども参加していて、その父兄たちが大勢応援に来ていたけどな・・・。

 2年生のTAさんは「仮定法・未来」を勉強した。If節の動詞にshouldかwere toがついていたら、未来でもあり得ないことを仮定する。和訳ではIf all the plants were to explode at the same time,(もし仮にすべての発電所が同時に爆発するとしたら、・・)が難しかった。「If〜のない仮定法の文」では、With a little more patience, (もう少し忍耐力があれば)とWithout your help, (あなたの援助がなければ)の簡潔な表現にも注意しよう。
 MAさんは前回「不定詞」の並べ替え問題でいくつかミスをした、「彼は親切にも困難から私を助けてくれた。」は、He was so kind as to help me out of the difficulties.(so〜as to・・の構文)。「彼は始発の電車に乗れるくらい早く家を出た。」は、He left home early enough to catch the first train.(〜enough to・・の構文)で、ともに「程度」を表す似た意味の構文だ。今日は「仮定法」で「願望」の文を勉強した。I wish I could express myself better.は、「私はもっと上手に自己表現できたらいいのだけど。」の意味。
 KA君は前回「不定詞」の文法問題で、be eager to〜(〜したがる、切望する)やbe about to〜(いますぐ〜するところ)などの慣用用法が難しかった。今日は「仮定法・現在」を勉強した。「要求・提案・主張・必要」などを意味する文ではthat 節の動詞を「原形」でいうのだ。He demanded that the price be lowered. (彼はその値段を下げてくれるように要求した。)のように。しかしこれに違和感を感じたイギリス英語ではshould be lowered のように言っているからわかりやすい。
 1年生のOB君は前回、空所補充の英文完成をやって、「彼の話し方は彼の父親を思い出させる。」は、The way he speaks reminds me of his father. だけどHow he speaksでもOK。「関係副詞」のhowは先行詞のthe wayが不要だし、逆ならhowが不要だ。今日は最初に友人同士の会話を英訳した。動詞には時制がつきまとうから日本文の述語では「現在・過去・未来」しっかり見極めよう。
 SU君は前回、「不定詞」の勉強で「目的と結果」を勉強した。「〜するために」はin order to be in time for the first trainだし、「〜しないように」はin order not to miss the plane.で、notはtoの前につけるんだよ。今日は前回に続いて「受動態」の勉強をした。上級編では「群動詞」の場合、目的語が2つある場合、疑問詞が目的語の場合などを勉強した。What did Newton discover? はWhat was discovered by Newton?となるね。
 YAさんは前回、「受動態」の英作文をやった。「彼は20ドルを奪い取られた」は、「財布を盗まれた」と同じように have物-ed の構文で書ける。He had 20 dollars stolen.一方「人から〜を奪う」の構文 rob人of〜 でもいいね。受動態で「〜を奪われた」ならbe robbed of〜となるよ。今日は明日の英語テストのために準備勉強に専念した。  尾上

(追記)私は大学入学と同時にボート部に入部して、体力不足のために半年で落伍してしまったけど楽しい思い出も少しはあって、この歳になってしきりに一人乗りのシングルスカルを漕いでみたいなあと思い続けている。よく山梨の山登りに行く途中、早朝「河口湖漕艇場」を通りかかっては高校生や山梨大生たちのボートを楽しむ姿に触れてきた。あのアメンボウのように長いオールで漕いでスイスイと湖面を走る姿がなんとも美しい!
 ネットで調べてみると、長野県では「諏訪湖レガッタ」が5月に行われ41回になったそうだ。神奈川県では10月に実施する「相模湖レガッタ」が昨年61回で一番歴史がある。厚木の山奥、中津川渓谷の上流「宮ケ瀬湖」でも「紅葉レガッタ」と銘打った大会が今月中旬に16回目が計画されている。人気の観光スポットだし紅葉狩りとドライブもかねて見に行ってみようかな。
2018/11/08 (Thu) 23:44


Seeing is believing?
Seeing is believing?
2018年11月4日(日) 御殿場市民会館にて 
「奥多摩の御岳山」
 このところ青空が続いて気分がいいから、海に山にと毎日のように外出している。先日は東京・奥多摩の「御岳山」を下見に行ってきた。大学時代の仲間とのトレッキングで次の例会に「御岳渓谷の紅葉狩り」を計画したから。予想通り展望の開けたいい山だったよ。ケーブルに乗ればわずか6分で山頂駅だ。そこは800mを越えているからもう紅葉や黄葉が見ごろになって燃え立つようなモミジもあちこちに。
 家内をその駅の展望台で休ませて、「武蔵御岳神社」と「長尾平」まで登ってみた。日当たりがいいからリンドウが一杯山道のあちこちで花弁を開いていた。赤い鳥居から神社に至る境内は「天空都市」のように、宿坊と商店と食堂の町を形成していて驚いた。まるで小型の「高野山」のようだったよ・・・。

 3年生のOSさんが久しぶりに出席した。希望の京都外語大に合格しました、と嬉しい報告をしてくれた。AO入試では海外留学とボランテイア活動が高く評価されたようだ。来年のセンター試験を目標にさらに勉強を続けます、と意欲を示してくれた。今日は「完了形」に関する文法と作文問題に取り組んだ。「過去完了」も「未来完了」もしっかり理解できていたね。難しめの英文をたくさん読んで和訳の力をさらに強化していこう。
 2年生のTUさんは「譲歩構文」の勉強で、「関西学院大」の英文を和訳した。A lowered body temperature makes a person feel chilly. That is why a person who is sleeping must be covered .「体温が下がると人は寒気を感じる。そういう理由で、眠っている人には布団をかけてあげなくてはいけない。」whyは関係副詞でthe reason が省略されているとみれば、「それが〜の理由だ」というわけで、第2文の〜が「結果」ということになるでしょ。詳しくはmust be covered with futon.だね。
 1年生のKAさんは「否定構文」の勉強をやった。not alwaysなどの「部分否定」はよく理解できていたね。和訳では Most population growth is taking place in countries that do not always have enough food for their people. が少し難しかった。動詞Vを中心にSVOの構造をチェックすることが肝要だ。do notの前のthatがwhichと同様に主語の働きで関係代名詞だと気づけば、「ほとんどの人口増加は、その国民に十分な食糧を必ずしも持っていないような国で生じている。」と訳せるね。
 MAさんは前回、長文で「日米、医者と患者の関係の違い」を読んだ。It takes much time to understand what is wrong with us. 「医者は、患者のどこが具合が悪いのかつかむのに時間がとてもかかる。」と訳すといいね。医者は直接話法なら、”What is wrong with you?”と聞くだろうから。今日は「日記文」を2つ英訳してみた。ほぼうまく表現できていた。「1時間目は加藤先生だった。」は A was Bではまずいので、動詞「教える」teachを補ってOur first class was taught by Mr. Kato.としたいね。
 KI君は前回「比較表現」を使うパラグラフを読んだ。ほぼ正確に和訳できていたけど、2文目が1文目とどういう関係なのかを判断できるともっと良い訳文になる。Thus, for rats population and violence are directly related. 副詞のthusは「その結果」の接続詞的な意味のほかに、「このように」 in this wayの意味もある。ここは「ネズミにとってはこんな風に人口と暴力が直接関係しているのだ。」と訳す方がいいね。 いつもいうように、2文目に接続詞がないときは前の文の「説明」か「理由」なんだ。今日は「神戸大」の英文「見ることは信ずること?」を読んでほぼ正解が出せた。 尾上

(追記)天気も良くて展望台からは東京都心の高層ビル群がくっきり見えた。スカイツリーらしきものもかすかに。この山は春にはカタクリ、夏にはレンゲショウマをお目当てに訪れる観光客も多いそうだ。途中の「ビジターセンター」に寄って聞いてみると、ここのレンゲショウマは人工的に植栽したのでなくてもともと自生していたのを保護している。そのおかげで2万本にまで広がったのだそうだ。来年はぜひ見に来てみよう。我が家から山麓の「滝本駅」まで車で2時間弱で行けたから。
 下山してから「多摩川」上流の川岸にある「澤乃井園」に立ち寄って遅い昼食にした。銘酒「澤乃井」の造り酒屋が経営していてハイカーが必ず立ち寄るらしい。先代は青梅線の鉄道路線創始者でもあって、この景勝地のほとんどを所有していたそうだ。御岳駅から沢井駅までの川岸に遊歩道が続く「御岳渓谷」はさすがの人気スポットで、半月後のトレック例会では見事な紅葉が楽しめそうだ。
2018/11/04 (Sun) 23:08


If the sun were to rise in the west, 「仮に太陽が西から登っても・・」
If the sun were to rise in the west, 「仮に太陽が西から登っても・・」
2018年11月1日(木)裾野市民文化センターにて 
「米神漁港」 
 先週は沼津・内浦の海岸をサイクリングして「やっぱり海はいいなあ」と思ったけど、「今日は湘南・小田原の海が見たい。そのあと映画も・・」と家内が言うので箱根を越えて1号線を下って行った。仙石原から早川の渓谷に沿って走っていくと真っ青な空に紅葉が映えて実に美しい。もう紅葉の季節になったんだな。湯本まで下って高速に入るといつの間にか小田原を通過して「石橋インター」に着いた。目の前は真っ青な海、太平洋だ!
 「早川」の漁港に行ってランチのつもりが、行き過ぎて根府川寄りの見知らぬ「米神」(こめかみ)の漁港に来てしまった。幸い道路わきに一軒だけ「磯料理」の店を見つけて立ち寄ってみた。見晴らしの良い2階のレストランで大海原を眺めながらの「アジのたたき」定食はうまかったよ。目の前の漁港で上がった生きのいい魚が食べられるのだから・・・。 
 
 2年生のMAさんはThe moment(〜するとすぐに)やNow that(今はもう〜なので)のような特殊な「接続詞」をいくつか覚えた。後半はいよいよ「仮定法」に入って助動詞の過去形would(〜するだろうに)、could(〜できるだろうに)、might(〜かもしれないが)の使い方を勉強した。「専修大」のOurs would be a dull world if this were not true.「もしこういうことが仮に真実でないとしたら私たちの世界はつまらないものだろう。」で、動詞の語形を見ると「今〜なら今〜なのに」だとわかる。oursはour worldのことだね。
 KA君は「仮定法・未来」を勉強した。未来でも事実とみなしてよい事柄に反対の仮定をする場合がある。If the sun were to rise in the west, 「仮に太陽が西から登っても・・」のように。その時は動詞の過去形でなくて「助動詞」のshouldやwere toを補うのだ。「東海大」のIf Japan were to lose its Japanese identity, this would be a great loss not only for it but for the whole world.「もし仮に日本がその独自性を失うとしたら、そのことは日本だけでなくて全世界にとっても大きな損失になるだろう。」はうまく和訳できたね。
 1年生のOB君は前回「比較構文」で英訳をやった。Nothing is as much fun for me as talking to my friends. 原級の構文Nothing is as precious as time 「時間ほど貴重なものはない。」にならえば、「友人と話をすることほど私に楽しいことはない。」となるね。今日はまず「和文英訳」の問題をたくさんやった。「彼はわたしに何歳かと聞いた。」は簡単に「直接話法」でHe said to me, “How old are you?“でもいいのだけど、内容を簡潔に伝える「間接話法」ならHe asked me how old I was. とするのが難しいね。節にすると、疑問詞+SVの語順だよ。
 SU君は前回、英作文で「今晩はお泊りになってはいかがですか。」が難しかった。重要イディオムをつかって、What do you say to staying with us tonight? は難しいね。今日の基礎学習は「受動態」だった。「〜される」は動詞をbe+-ed に言いかえるのだけど、主語の単数・複数や動詞の時制をしっかり見ないとなかなかマルがもらえないね。さらに「否定文」「疑問文」の場合(1)や助動詞の後の場合(2)、動詞が「進行形」の場合(3)や「完了形」の場合(4)などもしっかり把握できればいいね。もう一度ペーパーに正解を書いてみてね。 尾上

(追記)満腹になったのでひと眠りしよう、と白波が打ち寄せる浜辺に降りて車を停めた。背後の山に向かって集落の狭い道を散策していると、どうもここには来たことがあるような気がしてきた。中腹には東海道線の列車が走りビワの畑やミカン畑は見覚えがある。そうか、数年前の春大学のトレッキング仲間とこの集落を通過したなあ。東海道線の「根府川」から「早川」まで車道を避けて山道を歩いた時にこの少し先の「石橋山」の古戦場を目指していた。それは平安時代に源頼朝がそこで旗揚げして合戦が行われた旧跡なんだ。
 浜辺に戻ると、一艘のカヤック発見!沖合100mくらいで釣りをして今陸に上がったところだ。その救命胴着と黒いウエアを着た好感の持てる青年に話しかけた。「静かな川や湖でカヤックは漕ぐものだと思っていました。こんな波の荒い海では転覆してしまうでしょう?」と聞くと、「ええ、しょっちゅうひっくり返りますよ。荷物も釣り竿もみな船体に結び付けておかないと流されてしまう。今日はこんなのが釣れました。」とクーラーボックスを開けて見せてくれた。カサゴや鮮やかな鯛のような魚が4匹も。ちょっと危険だけどこういう「海釣り」もあるんだね。
2018/11/01 (Thu) 23:41


nowhereが文頭に出たからSVが倒置に
nowhereが文頭に出たからSVが倒置に
2018年10月28日(日)御殿場市民会館にて 
「長浜城跡」
 内浦湾の海辺を走ってみたくて「淡島」の先にあるコンビニに駐車してレイチェルを組み立てた。トンネルを避けて「三津シーパラダイス」の裏道をいくとアシカの大きな叫び声がすぐ下の方から聞こえて来たよ。海風もさわやかで気分の良いサイクリング日和だなあ。高台に「長井崎中学」が見えるところまで来るとヨットハーバーに「長浜城」の案内があった。
 急な崖の階段を登ってみると曲輪の跡が4つもあって、監視の塔が復元されていた。ここは戦国時代に小田原の「後北条氏」の支配下で、内浦湾を隔てた沼津「三枚橋城」の甲州武田勢とその水軍を監視するために築いた砦だとのこと。最高所に立つと「淡島」の向こうに確かに沼津の市街地がはっきり見えたよ。富士山は霞の中だったけど・・・。
  
 2年生のTUさんは前回、2文を1文に書き換える問題では、He passed all his exams. This surprised us.が難しかった。「そしてこのことが・・・」だからカンマの後にwhich surprised us. と書けばいい。今日は「譲歩構文」の勉強で Even if やEven though「たとえ〜でも」をやった。広島大の英文Useful as it is, a computer is neither more nor less than a machine that faithfully follows our instruction. も「譲歩文」で接続詞のasはthoughと同じ働きだからThough it is useful とおなじ。「コンピューターは便利だけれど、私たちの指示に忠実に従う機械にすぎない。」
 1年生のKAさんは前回、英文「夏の夜のミステリー」を読んだ。英問英答では「代名詞」をうまく使って答えよう。今日は来週末の模試のために学校で与えられた過去問をやってみることに専念してプリントは次回に回した。
 MAさんは前回「時制の一致」で英作文をやった。「いつその仕事が終わるか教えてください。」はPlease tell meの後に when the job will be finished かwhen you will finish the job. とする。finishは他動詞だから受動態にしたいし、ここは未来形にしたいね。今日は4コマ漫画の会話を英語に直す問題から始めた。「熱があります。」とか「サイクリングが楽しかった。」のような「〜が」を主語とせずに、「人」を主語にして英文を組み立てることが肝心。I have a fever. I enjoyed cyclingのように。英作文では「今日は何曜日ですか」はWhat day of the week is it today? 「〜は」も主語とは限らないし、todayは時の副詞だから文尾におくよ。 
 KI君は前回、「比較表現」を使った英文を和訳した。「三重大」の「野鳥愛護」は構文が特に難しかった。Nowhere is the common British respect for living creatures shown more clearly than in the laws for the protection of wild birds. 否定の副詞nowhereが文頭に出たからSVが倒置になった。正常な語順なら、長い主語の後はis shown more clearly nowhere than in 〜となるね。「英国人の生き物に対する敬意が示されるのは、野鳥保護の法律ほど明瞭な場面はない。」今日は「東工大」の長文を読んだ。Travel experts ruled out economic factors and shifting tourist tastes・・「旅行評論家は、経済上の要素や旅行者の変わりやすい趣味を除外して・・」 rule outは「〜を除外する」の意味。 尾上

(追記)海辺のコンビニで一休みすると夕日がちょうど長井崎に落ちるところで、フェニックスの並木の向こうに海面が反射して黄金色に燃え立っているよ。自然の大パノラマにしばし呆然と見とれていた。突堤で釣り糸を垂れる若者たちのシルエットも美しく、まるでハワイに来たような雰囲気だね。
 この駐車場に置いてある真っ赤な船は何だ?船体に「セブンイレブン救命艇・いずみと」と書いてある。そうか!大津波の時にはこの潜水艦のような船にもぐりこんで、水面に浮かびながら救助を待つのだな。3・11の大災害以来、沼津のゼロメートル地帯は緊急非難の対策を真剣に考えているんだね。
2018/10/28 (Sun) 23:06


The party is to be held tomorrow. 「パーテイは明日開かれる予定だ。」
The party is to be held tomorrow. 「パーテイは明日開かれる予定だ。」
2018年10月25日(木)裾野市民文化センターにて 
「黄金色のカラマツ」 
 真っ青な秋の空にまぶしく輝く新雪が踏んでみたくて、「富士山スカイライン」を走って富士宮口五合目に行ってみた。標高2000mの4合目を超えると道路わきが白くなってきた。日中の暖かな日差しに溶け出した雪水が道路にあふれて流れている。終点の2400m地点はとくに雪が溶け切らずスリップしそうなので急斜面の手前に駐車した。
 素晴らしく晴れ渡った山腹からは駿河湾の大海原がキラキラ光って一望のもとだ。右手に富士・富士宮の市街地、さらにその先には清水の「三保の松原」方面まではっきり見える。左手には愛鷹山の山並みとその向こうに沼津市街と伊豆半島の西海岸も。 森林限界のこのあたりはカラマツの林の中。すっかり色づいたカラマツの葉が真っ白な雪の斜面に黄金色に映えて実に美しい・・・。

 2年生のTAさんは前回「不定詞」の問題で、Have you determined where to go?(どこに行ったらいいかもう決めたの?)Can you show me how to operate the machine? (その機械をどう操作するのか教えてくれる?)など、「疑問詞+不定詞」は必ず助動詞should(〜すべき)を補って和訳しよう。where you should goやhow I should operate〜と同じことだから。今日は「仮定法」の慣用表現でIf it were not for〜「仮に〜がないとすれば」を勉強した。2語でBut for〜、1語でWithout〜でも言いかえできる。動詞の語形で「今の仮定」か「昔の仮定」かを判断しよう。
 MAさんは前回「受動態」の文法・作文で入試問題をやってみた。Has this shirt been ironed?(現在完了)、Your meals will be paid for by the company. (will+受動態)We were made to wait for over half an hour. (使役動詞make)などの受動態が難しかったね。今日は「譲歩構文」でWhether SV or not, (〜であろうとなかろうと、)を勉強した。「三重大」のWhether we like it or not, it is no longer possible for nations to shut themselves off from the rest of the world.の和訳では、the restにもう一つの意味「その他の物」があるとは初めてだったね。「好きでも嫌いでも、国々が世界のほかの国々から鎖国することはもはや不可能だ。」
 KA君は「仮定法」の勉強で、I wish SV(〜であればいいのに)のような「願望」の文も事実の裏返しに仮定する言い回しだから、動詞には「今」なら過去形、「昔」のことなら「過去完了形」を使うことになる。I wish I were a bird.(鳥になれたらいいなあ)も「鳥でないのが残念だ。」の裏返しの表現法だね。「今」の事実に反する願望を書くには I wish SV. で動詞は「過去形」だ。3枚目のプリントは「不定詞」の入試問題をやった。不定詞を使う慣用表現がたくさんある中で特に、be to〜が「助動詞」の働きをすると勉強した。The party is to be held tomorrow. 「パーテイは明日開かれる予定だ。」
 1年生のOB君は前回「動名詞」を使う英文を和訳した。難しかったのはTrying to understand a difficult English sentence only by looking up each word in the dictionary and changing it into Japanese is not the best way. SVが見分けにくいほど長い文だね。動詞isの主語が冒頭のtrying〜だとわかるにはA and A’のルールに基づいてandの後のchangingが前方のlookingと並列していることを見抜かないと。「一つ一つの単語を辞書で見つけて、それを日本語に転換することだけで難しい英語の文を理解しようとすることは最善の方法ではない。」今日は「手紙文」を英語で言い換える勉強をやった。「私も学校は楽しい。」 はI enjoy myself at school.
 SU君は先週に続いて「助動詞」を自由に使えるように勉強した。中学でもやったcan、may、 mustのほかに、2語の助動詞ought to(〜すべき)、used to(よく〜したものだ) would not(どうしても〜しようとはしなかった)なども使えるようにしよう。should have -edの形は「助動詞+完了形」になっていて、「〜すべきだったのに」の意味。過去の行為に対して相手を非難しているね。後半は4コマ漫画のセリフを英語に直す問題だった。
 YAさんは前回、「動名詞」の慣用用法でThere is no denying the fact.(その事実を否定することは不可能だ。)が難しかった。不定詞を使ってIt is impossible to deny the fact. ともいえるね。もっと簡単にYou can't deny the fact.でもいいよね。今日は「譲歩」の接続詞 even ifとかeven though「たとえ〜であっても」の意味と用法を勉強した。People with different religions must try to understand each other's beliefs and values even if they do not accept them. 「さまざまな宗教をもつ人々は、たとえ相手の信仰や価値観を受け入れないまでも、理解をする努力をせねばならない。」 尾上

(追記)ヘルメットをかぶった2人組が自転車で登ってきたので、「よくここまで来ましたね!」と話しかけた。海抜ゼロメートルの「田子の浦」を今朝6:30に出発して富士宮市街を走り抜け、ここまで5時間で登り切ったという。素晴らしいね!最近の自転車はますます軽量化して、ハイグレードだと10kgくらいしかないから急な坂も走りやすく、富士山五合目にも登ってこられるんだね。それでも大した気力、体力だなあ!あと数百メートル先のゴールまで雪に注意しながら元気に走り出した。
 私の折り畳み式の愛車レイチェルはわずか5段切り替えですっごく重いんだけど、彼らのは11X2段も切り替えがあるというから富士山のこんな斜面も登り切ってしまうんだね。前日、富士吉田の道の駅に立ち寄ったら、スポーツショップの「モン・ベル」があって、50万円の自転車が展示してあって驚いた。シマノというメーカーの最高級ギアを使っているそうだ。
2018/10/25 (Thu) 23:31


「カンマ・カンマをカッコに入れる」
「カンマ・カンマをカッコに入れる」
2018年10月21日(日)御殿場市民会館にて 
「カベンタケ」
 まるで黄色の菊の花びらを一枚ずつ緑の芝生の上に散らしたような美しさ。カベンタケ(花弁茸)を昨日「富士山」で久しぶりに見つけて感動したよ。モミの木の薄暗い林の中で緑色の苔がびっしりと敷き詰めたようなところに鮮やかな黄色い花が咲いているから、知らない人なら何の花かと驚くよ。標高が1500mもあるような寒い所にしか生えないらしい。
 須走口5合目の「東富士山荘」のご主人夫妻が執筆した図鑑「富士山のきのこたち」を見ると、「とても」ではないけど「おいしい」と紹介されている。4〜5センチの小さなキノコだから、炒めものやスープに加えると美しい色どりになるよ・・・。
 
 2年生のTUさんは前回、文法・作文問題の第1日で「動詞」をやった。第5文型SVOCが難しいけどほとんど正解が出せたね。熊本県立大の「人間には異なる文化の集団を自分たちより劣っているとみなす傾向がある。」は Humans tend to regard a group with some different culture as inferior to themselves.「AをBとみなす」はregard A as Bだったね。look upon や単にseeでもよい。「自分たち」は主語に合わせてthemselvesとしよう。今日は接続詞as long as(〜のかぎりは)と「様態」のasの用法を勉強した。As ・・, so〜は「・・であるように、そのように〜」と訳すよ。このsoはなくてもいい副詞だ。
 1年生のKAさんは長文でThe American culture values individuality above everything else.「アメリカ文化は個性をなによりも重要だと考える。」を読んでみたけど少し難しかったね。前置詞aboveは「〜以上に」の意味。「アメリカ人は子供のころから、他人と違うことが良いことで真似するのは悪いこと、と教わる。」 copycat(まねしんぼ)とか「平均的アメリカ人」と呼ばれるのは恥ずかしいことなんだ。後半は「関係代名詞」で正解が多かったけど、2文を1文につなぐ問題が難しかったし、関係詞を含む長めの英文の和訳にも苦労したね。
 MAさんは英作文で、「〜は」のつく日本文を英訳した。「〜が」は主語を表すことが多いけれど、「〜は」は主語とは限らないよ。「ヨーロッパは去年行った。」「夕食は6時だ。」「歌は歌わない。」など、「時」「場所」の副詞や目的語が「テーマ」になると日本語では「〜は」と言うんだね。整序問題では「あなたの援助がなければ彼の計画は成功しなかったでしょう。」が難しかった。まだ未習の「仮定法」の文で、昔の事実に反する仮定は「助動詞+完了形」で書くから。His project wouldn’t have been successful without your help.
 KI君は前回、「特殊構文」の勉強で「明治大」の英文が訳しにくかった。The most superficial student of human nature realizes the importance of the emotional factor in life. 「人間の本質を学ぶ人でどんなに表面しか見ない人でも、人生における感情的要素の重要さに気がつく。」では、主語の最上級はしばしばevenが省略されているものとみる場合があり、この文がそれだ。studentが年齢に関係なくstudyする人の意味がふさわしい。今日は「愛知県立大」入試の長文を読んだ。下線部訳でThere is a growing tendency to make e-mail addresses, but not phone numbers, public. は、「カンマ・カンマをカッコに入れる」ならば、make 〜 publicで「〜を公にする」の意味だとわかる。 尾上

(追記)そろそろ「もみじ」の季節が始まるね。標高1000mの山中湖や河口湖の「紅葉まつり」まであと1〜2週間だけど、早めに紅葉が見たくて富士山の中腹まで行ってみた。山梨側の吉田口登山道を「中ノ茶屋」で左折して、平行する「滝沢林道」を登って二合目の「新屋山神社」まで行った。ここに駐車して「小富士林道」を歩いていけば「小富士」まではすぐ近くだし「須走口登山道」にもつながるはず、と教えてくれたのは「湘南ナンバー」の女性。何度も写真を撮りにこの地に来ているらしい。
 ここは麓の神社の「奥宮」で、ここまで狭い山道をわざわざ参拝に登ってくる車の多くは他県のナンバーなのが不思議だ。登山やキノコ採りとは無関係のような服装で埼玉、千葉、横浜などからで姫路ナンバーもあった。木造の小さな社と赤い鳥居があるだけで、若い巫女さんが一人で御札を売っていた。ネットで調べてみるとここは「金運パワースポット」として有名になっていて、数日前に恒例の「奥宮祭」が行われたらしい。ここから雲の切れ間の青空に一瞬だけ「富士山」の冠雪の山頂が拝めたよ。パワーをもらったんだ。
2018/10/21 (Sun) 23:39


be reminded of〜 がremember〜と同じ意味
be reminded of〜 がremember〜と同じ意味
2018年10月18日(木)裾野市民文化センターにて 
「富士山が初冠雪」 
 今週になって急に寒くなったね。明け方目が覚めると久しぶりに青空が見えたので、パジャマの上にガウンをひっかけて飛び出し自転車で裏山に登って行った。「二ノ岡配水場」のある斜面は御殿場市街地の向こうに愛鷹山と富士山の大パノラマが拝めるので、いい写真を撮りたいときはいつもここに来る。週末の雨模様の間に雪がたっぷり積もったらしく、宝永山から山頂にかけて富士山は真っ白な帽子をかぶっていた。去年より数日早い初冠雪だ。
 スマホで今日の富士山頂の日の出時刻を調べるとちょうど今頃、5:50となっている。東の空が少し赤みがかっている分だけ山頂の白雪がピンク色になってきたよ。久々に美しい赤富士だな。今年の元日に金時山頂で皆でバンザイして拝んだ富士山のようだ・・・。
 
 2年生のTAさんは特殊な接続詞をいくつか勉強した。The momentは「その瞬間」という名詞だけど、SVとSVをつなぐ位置にあるときは接続詞の働きで、「〜するとすぐに」as soon asと同じ意味になるよ。Now that everything is ready for the party, all we have to do is wait for the guests to come.は訳しにくかったね。Now thatが「理由」の接続詞だと分かれば、「今はもうパーティの準備がすべてできたから、あとはお客様が見えるのを待つだけだ。」 isの主語がallで、「しなければならないすべてのことは・・・だ。」の意味から考えてほしい。後半はいよいよ「仮定法」の構文に入った。
 MAさんは前回「時制」に関する文法・整序問題をやった。「若いころ、私はレストランを経営できればすばらしいことだと思っていた。」は、When I was young, I thought running a restaurant would be a great idea.となりwill beが時制の一致でwould beになっているね。今日は「譲歩」の接続詞を勉強した。butなどの逆接でつながる文のことで、even thoughや even ifが「たとえ〜だとしても」の意味になる。入試の英文和訳はどれも正解が出せて素晴らしかったね。読解力が向上しているよ。
 1年生のOB君は前回「不定詞」で Will you tell me what to do so as to help you?の和訳がもう少しだったね。「お手伝するために私が何をしたらよいか教えてくれませんか」。この疑問詞+不定詞は、what I should doと同じことで、助動詞shouldを意識して「〜すべきか」とか「〜したらよいか」と訳そう。今日は「4コマまんが」のセリフを英訳する問題だったけどかなりいい英文が書けた。「コーヒーをもう一杯いかがですか?」はHow about another cup of coffee?とよく言う表現。
 SU君は前回、短い英作文をやった。「どの先生よりも早く登校する。」はcomes to school earlier than any other teacherと書く。今日は「助動詞」の用法を勉強した。「助動詞」+「動詞の原形」で「〜せねばらね」mustや「〜してもよい」may、「〜できない」can’tの意味だけど、助動詞のあとに「完了形」の動詞が来ると、過去の事実に「推量」を加えてHe must have been a baseball player.「野球選手だったに違いない。」 It may have rained last night. 「夕べ雨が降ったのかも知れない。」のようになる。難しいけどしっかり覚えよう。
 YAさんは前回、書き換え問題が難しかった。Whenever I see this picture, I remember my sister.は「二重否定」の文で書き換えて、I never see this picture without being reminded of my sister. とする。他動詞remind人of 事、が「人に事を思い出させる」の意味で、be reminded of〜 がremember〜と同じ意味だ。今日は接続詞as long asが「〜するかぎり」「〜する間は」の意味でif とかwhileと似た意味だと勉強した。テキストでは先に出してある例文でas far asも「〜するかぎり」の意味に使えるけどこれは特殊な場合で、「私が知っているかぎり」とか「〜に関するかぎり」のように「範囲」を限定するときにだけ使うものだよ。  尾上

(追記)10月になってもなかなか一日スッキリ晴れる日が少ないね。予報では午前中だけ「お日さまマーク」という貴重な日なので箱根の「湖尻峠」に行ってみた。岩波の深良川に沿って急坂を上って「深良用水」の隧道出口を右に見てさらにぐいぐい上っていく。スカイラインにでる直前にここにも私の秘密の花園がある。それはアケボノソウの群落なんだよ。関東地方ではこれも絶滅危惧種に指定されている。
 長い緑の茎の先に咲いた真っ白な五弁の花がとてもおしゃれ。端を緑色に染めて明け方の星が輝いているような斑点をポツポツちりばめてある。先週「高座山」で見たムラサキセンブリと同じセンブリ科でリンドウの仲間なんだ。同じ仲間同士はほぼ同じ時期に咲くらしい。この後「湖尻峠」に出て尾根道のハイキングコースを歩いてみると真っ青なリンドウと白いセンブリが一杯見つかったよ。
2018/10/18 (Thu) 23:37


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