「水芭蕉の花が咲いてる♫」
今日は春分の日でお彼岸だね。「暑さ寒さも彼岸まで」と言い古されてきたけど、やはりまだまだ寒の戻りがある。先日の箱根も晴れていたけど風が冷たかった。いつもの大学仲間とのトレッキングが今週末に迫ったので、見学場所に予定している「湿生花園」に下見に行ってみた。家内の歩行練習も兼ねているから、入り口で念のため車いすを借りて行ったけど、使わずに自力で園内を一周できて自信がついたようだ。
昨年までは3月20日がオープンだったけど、温暖化の理由もあって今年は1日から開業していた。まだまだ花が少なくて入場料を半額にしてもいいんじゃないの、と思いつつ入園してみると、それでもこの時期を逃すと見られない「フクジュソウ」(福寿草)や「セツブンソウ」(節分草)、「ユキワリソウ」(雪割草)、「ザゼンソウ」(座禅草)などが寒風の中で健気に咲いていたよ・・・。
2年生TAさんは前回「付帯状況」を表すwithの用法を勉強した。「目を閉じて・・」はwith his eyes closedで正解だったのだから、「塀にもたれて・・」もwith her back against the wall(背中が塀にむいた状況で)と言えたはず。withの後が「主語・述語」の関係なんだね。
今日は「挿入」の(2)をやった。What do you think will happen next?「次に何が起こると思う?」はdo you think の「挿入」と説明しているけどそれはウソ。どの参考書もこういう昔の説明で困ったものだ。前回のように、カンマカンマで語句を埋め込む場合を「挿入」と呼ぶのだが。補充のプリントで正しい説明をしてあげた。「間接疑問文」Do you know what will happen next?に対して、knowをthinkに変えると「疑問詞」のwhatが中心になって文頭に「移動」するのだ。この50年「英語学」は進歩して、チョムスキー博士のUG理論ではほとんどの変形を「移動」で説明するんだ。
MAさんは前回「関係詞」の問題で、We visited the house where we used to live.と〜the house which we used to live in.の違いに気づかなかったね。thereの代わりにwhereを主語の前に出すのに対しin itの代わりにin whichを出すことができる。ここではwhichだけを前に「移動」した場合なんだ。今日は「倒置構文」をやった。「否定語句」を文頭に出して強調すると、SVの語順が倒置して「疑問文と同じ」になるんだね。Never have I forgot your kindness.のように。
1年生のOB君は部活で目を強打したそうで眼帯をしてきた。大事にならないようで一安心。今日は「依頼・勧誘・推測」の表現をまとめて勉強した。「比較表現」ではnot so much A as B「AというよりむしろBだ」が難しかった。直訳すれば、「Bと比べるとAはそんなに多くない」だから「Aが少なくてBが多い」ということ。He is not so much a genius as a hard worker.も、「彼は天才というよりはむしろ努力家のほうだ。」となるでしょ。
SU君は前回「特殊構文」で、It is〜thatの「強調構文」を勉強した。文の一部を文頭に移動することで、「〜なのは〜だ」の日本文に相当するよ。日本語では強調したい語句を文尾に持っていくね。今日は1年文法の未習部分で「名詞」を勉強した。単数・複数の違い、数えられない名詞furnitureやadviceの扱い、アポストロフィs(‘s)の様々な用法など。細かいけど正しく書けるようにしよう。
YAさんは前回「比較」でもsuperior(より優れている)やinferior(より劣っている)などをやった。今日は「否定構文」で、「100%ではない」を意味する「部分否定」と、「0%だ」という「全否定」の表現の違いを整理して覚えた。和訳ではBy intelligence we mean a way of behaving in various situations.が難しかった。「知能という言葉で私たちが意味するのは、様々な状況での行動の仕方である。」 尾上
(追記)大学の仲間たちにぜひとも見てほしいと思うのはミズバショウだ。北側の林の中はまだ水の温度も低いらしく緑の細い葉が出始めたくらいで早すぎた。フェイスブックで「湿生花園」の投稿を毎日見ているから推測はできていたけど。それでも南側の日当たりの良い方の生育地まで行ってみると早くも見ごろを迎えていたよ。緑の葉と花の芯を囲む真っ白な苞が実に新鮮で美しい。
「夏が来れば思い出す、・・・水芭蕉の花が、咲いてる、・・・」とうたわれる「尾瀬が原」にはいつもの仲間と9年前の8月に一泊二日でトレッキングした。6月には花が終わってその葉だけがバカでかく成長して一面に繁茂していた。夕食前に山小屋を出て仲間とミズバショウの木道を散歩していたら、その茂みの中でゴソゴソと何か動物の気配がした。TA君が大声で演歌を歌ったら案の定、子供のツキノワグマが目の前に飛び出して一目散に逃げて行ったよ。皆のぞっとした顔、顔。クマの大好物だったらしい。









