「黒檜山のアカヤシオ」
「赤城の山も今宵限りか」は侠客・国定忠治の芝居の名セリフだけど、「赤城山」は古火山全体の総称で最高峰は「黒檜山」(くろびさん)1828mだ。今回のトレッキング例会は南面の「長七郎山」1579mがゴールなので、この機会に「日本百名山」に数えられている最高峰にも登っておきたい、と思ってひそかに単独登山の計画を立てた。
朝日が昇って山頂を照らし始めた。山奥の神秘的なカルデラ湖「大沼」の湖畔を走ると登山口を発見した。さあ出発しよう!大岩がゴロゴロして歩きにくい急斜面を登ること100分。時期が遅かったかなとあきらめていたアカヤシオがまだ咲いて残っていたよ。そして早朝7時前には「黒檜山」に着いた!ヤマザクラが咲く山頂からは北に2000m超の高山が真っ白に光って。西には「富士山」も・・・。
3年生のNAさんは前回「Itを含む構文」で文法作文をやった。「うわさによると彼はスピード違反で罰金を取られたそうだ。」はイディオムでRumor has it that〜で始める。「噂には〜というものがある」の意味。itはthat以下をさす形式目的語だ。that he was fined for speeding.と続くよ。今日は「時制」のテーマで文法作文をやったらどれもかなりよく理解できていた。「私たちは、光は音よりずっと早く進むことを知った。」では、We knewではなくてWe have learnedで始めたかった。knowは「知っている」という「状態動詞」。ここでは「学んだ」という「動作動詞」がいい。その後はthat light travels much faster than sound. と書けるとよかったね。
2年生のYAさんは前回、文法でAs is often the case, she went to the theater with her mates.で冒頭のasはwhichと同じ後の文全体を先行詞とする「関係代名詞」なんだ。本当は後半に置くのに文頭に出して「よくあることなんだけど」の意味で使うよ。今日は中間テストの対策に専念した。
1年生のMA君は文法で「動名詞」を勉強した。プリントの解説をしっかり読んで空所補充問題は全部正解。並べ替えもほぼ全部正解だった。「あの小さな町は訪れる価値がある。」はThat small town is worth visiting.で、worth+-ing (〜する価値がある)は「動名詞」を使う重要表現だ。「窓を開けてもいいですか。」で mind(〜を気にする)を使うには Would you mind {気になりますか?}で始める。opening the windowだと「開ける」のはyouになってしまうから、「私が開けるのを」なら my opening the window と言わないといけない。このmy(又はme)を「動名詞」の「意味上の主語」と呼ぶよ。 尾上
(追記)3人の仲間が東京から列車とバスで着くまでに「日本百名山」に登っておこう。前夜御殿場を出発して途中「関越自動車道」のサービスエリアで仮眠をとり、早朝5時までには「黒檜山」の登山口に着いた。7時には一番乗りで「黒檜山」の山頂についたら、その後から数人の男性も追いついた。朝食を食べ終わると出発だ。尾根道を一度下ってから登りなおすと「駒ヶ岳」1685mだ。
昔登った思い出の「会津駒ヶ岳」や尾瀬の「燧岳」「至仏山」が真っ白な雪をかぶっているよ。ここ数年に登った思い出の「谷川岳」や昨年の「平標山」一昨年の「苗場山」など、北側に一列に白銀の峰を連ねている。「ほら、浅間山のかなたに北アルプスの奥穂や槍ヶ岳が・・・」という地元の登山家の指さす方を見た。「初夏なのに空気が澄んでこんなに展望がいい日は珍しいですよ。」









