御殿場市民会館にて
「富士山のサクラ」
薄曇りなのに富士山の五合目あたりだけ明るく輝いているので歩いてみようか、と須走から「ふじあざみライン」を車で登っていった。山頂にはまだ雪が残っているけど5月の連休に合わせて大きなコンクリートのゲートが取り外されて、五合目登山口まで全線開通していた。
冬の積雪の頃はなんどか「ソリ滑り」を楽しんだスロープには両側に桜の並木がずっと続いて、正面に大きく広がる富士山と美を競っている。4合目の標高1500mくらいまで来ると素朴な一重のヤマザクラや小粒のマメザクラがちょうど見ごろでお花見をもう一度楽しめたよ・・・。
3年生のARさんは文法作文で「時制」をやった。どの問題もほとんどが正解なので「素晴らしいねえ!」と言ったら、「明日の中間の範囲なんです」と。そりゃピッタリでよかった。「彼女は雇われてからほんの2か月で首になった。」はbeforeを使う指定だから「首になる前に雇われていたのはほんの2か月」と言い換えてShe had only been employed for two months before she was fired. だね。前半が「過去完了」の動詞でないといけない。和訳プリントを次回に回して残りは試験対策に手中した。
TUさんは前回、「名前と住所と職業を書くだけでいいのですよ。」を英訳した。「〜だけでいい」は「〜だけする必要がある」だからhave only to〜とかonly have to〜という。toの前にneed(必要)が省略されていると考えれば覚えやすいでしょ。今日は「関係詞」の和訳をやった。If you have ever traveled to a country of which you did not know the language,は「もしあなたが知らなかった言語の国に旅したことがあれば、」で、後半は独立させればyou did not know the language of the country.だね。所有格のthe language of which の代わりにwhose languageともいえるね。プリント「長文読解」の代わりに、6月受検の「英検」の練習もやってみた。とくに「英作文」で得点を稼ごうか。 尾上
(追記)そこからさらに登っていくと景色がまるで冬のままなので車を止めた。五合目登山口にあるなじみの「東富士山荘」に問い合わせの電話をすると、「まだ登山道にはお花は何も咲いてないわねえ。今山に登ってくる人はたいてい『幻の滝』がお目当てですよ・・・」この時期、富士山の雪解け水が一部溶岩の岩肌の上をしぶきをあげて豪快に流れ落ちるさまは一見に値するよ。ほんの一時なので「まぼろし」なのだ。
今日は脚力を鍛えにきたので、5合目まで行くのはやめにしてサクラを見ながら少し斜面を登ることにした。薄紫のタチツボスミレやヘビイチゴがたくさん咲く林の中を行くと、途中で大掛かりな「砂防ダム工事」が行われて、富士宮の「大沢崩れ」のように富士山がどんどん崩れていく様子に驚いた。「ふじあざみライン」が通行止めになってしまうこともありうるな。









