高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

total : 111431
today : 133
yesterday : 57

must「〜と考えねばならない」→「〜に違いない」
must「〜と考えねばならない」→「〜に違いない」
2019年6月9日(日)  御殿場市民会館にて 
「仙石原のヒメサユリ」
 いよいよ梅雨に入って野山の花々も一斉に咲き始める季節だね。箱根・仙石原の「湿生花園」が毎日アップしてくれるフェイスブックで「ヒメサユリ」が咲いた、というので家内のリハビリを兼ねて散策に行った。うすいピンク色のユリの花は初々しく気品のある美しさ。嗅いでみたらほんのりといい香りがしたよ。箱根の気候がこの生育に合っているようで昨年よりずっと株数が増えた。
 これは東北地方の固有種で、福島県南会津町の高原には100万本のヒメサユリが栽培され土地の観光目玉になっているそうだ。「喜多方ラーメン」で有名な喜多方市の郊外では「ヒメサユリまつり」を毎年この時期に開催している。自然に生き残っている姿は新潟県の山奥の「浅草岳」や「守門岳」に登山すれば大きな群落に出会えるというけれどちょっと遠いなあ・・・。

 3年生TUさんは「助動詞」を勉強した。can、may、mustには「能力」「許可」「義務」のほかにもう一つ「推量」の意味がそれぞれにあることを覚えているね。それを英語学では「認識的意味」と呼んでいる。その文の話者が自分の判断についてcan't「〜とは考えられない」→「〜のはずがない」とか、may「〜と考えてもいい」→「〜かもしれない」、must「〜と考えねばならない」→「〜に違いない」という用法が生まれたのだ。こういうのを「意味の拡張」と呼ぶよ。should、ought to「〜するべきだ」(80%義務)も「〜と考えるべきだ」から「〜のはずだ」の意味が生まれたと考えていいね。後半はwhateverやwhoeverのような-everのつく関係代名詞が含まれる英文の和訳をやってみた。それぞれがanything which「〜するものは何でも」とanyone who「〜する人は誰でも」の意味になることを理解してしっかり和訳することができた。
 ARさんは「不定詞」(2)の文法作文をやった。語句並べ替えで「私たちは最善を尽くしさえすれば良い」は、We have only to do our best.が正解だけど覚えにくいね。have toが「〜せねばならぬ」で、don't have toは「する必要がない、と中学で覚えさせられたでしょ。なぜだろう?それはhave の目的語に名詞のneed(必要)を補ってみればいい。have need toと考えれば、「〜する必要を持っている」だからmustと同じだし、don't have need toもすんなり理解できる。have only need toは「〜する必要だけ持っている」だから「〜するだけでいい」となるでしょ。この問題の答えはWe only have to do our best.でもOKなんだ。「〜する必要を持っているだけだ」でonlyが動詞以下を全部修飾するから。 尾上

(追記)「湿生花園」では終わりかけのブルーポピーがまだたくさん咲いていて家内を喜ばせた。インドのヒマラヤの高地に自生するという「青色のケシの花」で非常に珍しい。日本では栽培が無理だとされていたが、北海道と長野県南部の山中で、最近では日光の植物園でもわずかに成功しているそうだ。箱根の「湿生花園」ではもちろん無理なので毎年その地方から開花直前の株を購入して展示しているのだ。
 このブルーポピーが初めて日本でお披露目された日が懐かしい。もう30年も40年も昔のことだ。新宿のSKビルに行くと正面玄関のロビーに、ヒマラヤから空輸してきた数本の青いケシの花がガラスケースに囲まれて、この世のものとは思われぬ美しい姿を見せてくれた。1990年の大阪花博でも展示されたらしい。
2019/06/09 (Sun) 23:19


no less hairy than〜「〜に劣らぬくらい毛深い」
no less hairy than〜「〜に劣らぬくらい毛深い」
2019年6月6日(木) 裾野市民文化センターにて
「ちいさな田んぼ」
 市内中畑に一部借りている田んぼで原始的な手植えの「田植え」をやったよ。おいしいと評判のゴテンバコシヒカリを今年もなるべく自然農法で作ってみたいと思っている。畑仲間のTAさんのご主人はコメの専門家で、3月末の寒いうちに発芽用の機器で芽が出たモミを専用のトレイに蒔いた。このトレイは「田植え機」にぴったり載ってそのまま植えられるようになっている。その残り物のモミを少し分けていただいて私は発砲スチロールなどの箱に蒔いて自宅の庭で7枚の苗を育てた。
 さらに、昨年はもち米の苗を頂いて育てたらとてもおいしかったので、種苗の販売で有名な「国華園」から「ミドリ米」のモミを100gだけ購入した。4月に桜が咲いて暖かくなったころ水に浸したら3週間もかかってやっと発芽したのでこれも3枚のトレイに蒔いた。御殿場ではゴールデンウィークの間にどの農家も田植えをやってしまうけど私たちは自然に従って3週間遅れの田植えとなった。10mx16mでわずか50坪、民家一軒分の小さな田んぼだけどこれでも昨年は50キロも収穫があったから今年も楽しみ・・・。
 
 3年生のMAさんは前回「関係詞」の前にカンマが付く場合を勉強した。The languages of western Europe are divided into three branches, each of which has made considerable impact on English.「西ヨーロッパの言語は3つに枝分かれしている。」の後はカンマで文を切って、Each of the branches has〜のことだから、「そしてその枝のそれぞれが英語にかなりの影響を与えてきた」と訳す。今日は「助動詞」の勉強でmust have -ed(〜だったに違いない)など「完了形」が後にくる場合が難しい。
 YAさんは「不定詞」の(2)で主に慣用表現を勉強した。文頭に置いて「全文修飾」の用法では、To be frank with you,(率直に言えば)などのイディオムを覚えよう。「東京医大」の英文「子供の扱い」でFrom those whom they feel to be affectionate they will put up with whatever strictness results from genuine desire for their proper development.「子供は愛情あふれると感じられるような大人から、子供がちゃんと成長するのを真に願う気持ちから生ずるようなどんな厳しさがあってもそれを我慢するであろう。」ではresultsが動詞、desireが名詞なんだね。
 2年生のADさんは前回、英文「人間とチンパンジー、ゴリラはほぼ同じ」の和訳をやった。Chimps, though smaller, are no less hairy.では接続詞のthoughの後にthey are smaller than gorillasが続くと見れれば「チンパンジーはゴリラよりもっと小さいけれど、ゴリラと同様に毛深い」。no less hairy than〜は「〜に劣らぬくらい・・・」で as hairy as〜の意味。今日は「不定詞」で慣用用法のTo tell the truth(本当のことを言えば)やStrange to say,(奇妙なことに)などを覚えた。
 SU君は「不定詞」の慣用表現をいくつか覚えた。in order to catch the first train(始発列車に間に合うように)は、so as to catch〜ともいえる。しかし似ているけどso―as to〜ならーenough to〜のことなんだ。・・strong enough to lift it.「それを持ち上げられるほど強い」は、・・so strong as to lift it.と言ってもいい。The problem of saving the forests is too important to leave only to the environmentalists.は、「森林を救うという問題は、環境保護論者たちだけに任せておくにはあまりに重要だ。」つまり、「とても重要すぎて〜に任せておけない」の意味。
 OB君は「知覚動詞」のsee、hear、feelやwatch、noticeなどが「see+人+原形」の語順になり、「〜が〜する様子を見る」の意味になることを勉強した。決して「〜する人を見る」じゃないよ。「〜する人を聞く」なんて言わないし。さらに「使役動詞」のmake、let、haveとhelpが「人に〜させる」の意味になり、これらも「make+人+原形」となる。「toなし不定詞」とか「原形不定詞」と呼ぶよ。同じ「〜させる」でもmakeはtellやorderのように「命令して」の意味。letは「〜させてやる」で許可のallowに近いけどallow 人to〜となる。 尾上

(追記)米作りは私の個人的趣味なので6人の畑仲間には「田植え」と「稲刈り」「脱穀」以外には援助を求めない。毎日のように地主さんの了承を得ながら川の水を分けてもらうのも一苦労。他の農家のように「除草剤」はいっさい撒かないから秋の収穫まで毎回セリやヒエなどの雑草との戦いだ。「殺虫剤」はヘリコプターで一斉に蒔かれてしまうので自分の田んぼに一部かかってしまっても仕方ない。
 気心の知れた仲間たちは御殿場JAの「農業大学校」を卒業して10年以上のお付き合い。共同作業では「サツマイモ」「ジャガイモ」「里芋」と「コムギ」や「ソバ」もやっている。クボタの中古の耕運機があるから作業も楽しい。個人に割り当ての畑では各自好きな種や苗を植えては収穫物のおすそ分けをする。
週一回の例会だけど、一仕事終えて草の上で車座になりおしゃべりや情報交換して、持ち寄ったお菓子や飲み物で「お茶」するが楽しみだ。私の畑には今2列でナス、トマト、サヤエンドウ、ソラマメが花を咲かせ、1列だけは花壇にして赤白ピンクのナデシコが満開で昨年タネを蒔いた真っ赤なポピーが一面に咲いて風に揺れている。
2019/06/06 (Thu) 23:50


「インド・ヨーロッパ語族」
「インド・ヨーロッパ語族」
2019年6月3日(月) 三島ゆうゆうホールにて 
「丹沢山のシロヤシオ」
 NHKテレビの「日本百名山」で「丹沢山」を見たらどうしても登りたくなった。「金時山」ではほとんど終わっていたし群馬の「赤城山」ではまだ早すぎて見つからなかった「シロヤシオツツジ」が、「丹沢の檜洞丸(ひのきぼらまる)では今週末が最後の見ごろでしょう・・・」との情報を見つけた。「西丹沢ビジターセンター」に車を停めて早朝5時半、「つつじ新道」の急斜面を4時間ひたすらヘトヘトになって登って行った。標準よりも1時間余計にかかったのは年齢のせいかな。
 花つきがとてもよくて登山道がシロヤシオのトンネルになるのは10年に一回のことらしい。昨年がその当たり年だったそうだけどそれでも雪をかぶったように真っ白に咲き誇る大木をいくつも発見して興奮したよ。はなびらが絹布のような高貴な白色で、下向きに半開きで咲くのがなんとも奥ゆかしくて魅力的だ。これは天皇家の愛子様の「おしるし」になっている。東国ミツバツツジのピンクの花も負けじと咲き競って、「檜洞丸」山頂は花盛りだった・・・。

 2年生のYAさんは中間テストでお休みした。3年生のNAさんと1年生のMA君は学校の「体育祭」が長引いたために結局出席できなかったようだ。というわけで、今日は待てど暮らせど出席者ゼロ!私は愛読書の「徳川家康」18巻のうち第17巻をたっぷり読み進めることができたよ。「大坂夏の陣」で豊臣方の敗北が決まり、倉庫に追い詰められた淀君と秀頼親子が火を放ち自害して果てるくだりだ。2人の命をぜひとも救いたかった73歳の「家康」が涙を流して一生の不覚と嘆く場面が克明に画かれて圧巻だった。山岡荘八の描写のすさまじさは驚くほどだ。
 昨日の御殿場教室も中間テストのために3年生のTUさんが一人きりだった。英文和訳では「ヨーロッパの言語の話」が難しかった。それは大きく分けて、ロマンス語族(仏語など)・ケルト語族(アイルランドなど)・ゲルマン語族(ドイツ語など)の3つの枝からなり、それぞれが英語に大きな影響を及ぼした、という内容だった。英語の語彙が実に豊富なのはそのせいで、同じものをさすのに複数の単語があってその微妙な差に苦労するよね。我々が「やまとことば」と「漢語」と「英語などの外来語」を使い分けているのと似ているね。
 そこでTUさんに「印欧祖語」の話をした。古代の西洋の言語を「インド・ヨーロッパ語族」という分け方がある。大学の古典語の選択になっている「ラテン語」「ギリシャ語」「サンスクリット」の3つだ。インド南部の「ヒンデイー語」(古代はサンスクリット、日本の仏教で使う梵語)が「英語」(古代はラテン語)と文法がそっくりだ、と気づいた人が偉い。18世紀末に植民地インドの法廷に赴任していたイギリス人裁判官だったそうだ。それが「比較言語学」の嚆矢となった。
 以来200年「言語学」は発展をしてきたが、1957年の著書「統語構造論」によって米国・MIT教授N・チョムスキー博士が「革命」を起こし、言語学は「サイエンス」になった。人間の大脳には共通の「文法」が生得的に備わっている(遺伝子に組み込まれている)、というのだ。彼はそれを「UG」Universal Grammarと呼んだ。世界の6000の言語を生み出したのは「普遍文法」がすべての人間の大脳にあるおかげだ。私も学生時代以来ずっとその「ブーム」に乗って夢中になった一人。この英語塾の名称も「UG会」しか考えられない。
 この4月、画期的な新書本が「集英社」から刊行された。「チョムスキーと言語脳科学」で東京大学大学院の酒井邦嘉教授の研究だ。前頭葉の左脳に「文法」を司る部位と、「語彙」を出し入れする部位が、「脳波」による検査で発見されたのだ。これでチョムスキーの「文法生得説」の仮説が裏付けられたわけだ。世界中でもっと大騒ぎしてもいいのに・・・。TUさん「ぜひ読んでみたいです!」っていうから、次回貸してあげよう。尾上

(追記)ふつうに町中や街路で見かけるツツジも色とりどりで華やかな花だけど、山道を登っていくと頭上を覆うように咲くオレンジ色のヤマツツジ、ピンク色のトウゴクミツバツツジとこのシロヤシオには特別感動する。先週「赤城山」で見たのは「アカヤシオ」、昨年新潟の「平標山」でみたのは「ムラサキヤシオ」だけど、これは「シロヤシオ」でともに透明色の上品な五葉のツツジだ。ヤシオとは漢字で「八汐」と書く。染色の用語で八回染めるという意味らしい。
 1610mの山頂からは同じ道を下るのが早道だけどそれではつまらない。3キロ離れた「犬越路」という1110mの峠に縦走して下山した。時間もかかって苦しいけれどこのコースが特に「シロヤシオ」や「ミツバツツジ」がもっとたくさん楽しめるんだ。4つも5つもアップダウンを繰り返して「はしご」や「クサリ」をたよりに狭くて急な崖路を下っていくから危険この上ない。下りにも4時間以上かかってゴールの「用木沢」まで下った時に冷たい沢の水に手と顔を浸してサッパリした気分。
2019/06/03 (Mon) 23:54


A person's worth lies not so much in what he has as in what he is.「人の価値とはその財産よりもむしろその人格にある」
A person's worth lies not so much in what he has as in what he is.「人の価値とはその財産よりもむしろその人格にある」
2019年6月2日(日) 御殿場市民会館にて 
「早雲山のイワカガミ」
 山の仲間たちにも以前紹介したことのある「箱根」のイワカガミがそろそろ終わりかけているかな、と心配になって早朝「早雲山駅」に行ってみた。4年前の「噴火騒ぎ」で入山禁止になって以来「大涌谷―神山」の登山道に踏み込むことは不可能だ。しかし「富士山」とおなじく自己責任でも登りたいのが人情。「早雲山」なら反対側で噴煙も臭気も全くない。
 噴火の危険はないけど水蒸気の噴煙に有毒ガスが含まれている。大涌谷駅の二酸化硫黄の濃度は「箱根ロープウエー」のHP上に毎日数値が公表されて、0.2以上だと「レベル1」で注意喚起だ。10日前に久しぶりに5.0ppmの「レベル2」になって国際観光地「大涌谷」にはロープウエーでもバスでも行けなくなった。しかしすぐに0.0または0.1にまで戻って平常値になったが現在も運休が続いている。
 登山道はしばらく手入れがしてないので時折倒木が道をふさぐけれどまだしっかり標識も残っていて、オレンジ色のヤマツツジが咲き乱れる急斜面を登ること100分でイワカガミの花園に着いた。光沢のある丸い葉の上に赤い茎を伸ばしピンクのフリルのスカートを広げた娘たちが何千何万と豪華な絨毯のように岩の斜面を覆っていたよ・・・。

 3年生TUさんは「時制」の入試問題をやったら文法はすばらしく満点だった。作文では「いつもは学校に遅刻することはないのに・・・」でnot always〜を使ったけど、これは「部分否定」の代表で「いつも(100%)遅刻するわけではない」のことで間違いだね。まるで遅刻常習犯の言い訳のようだ。日本語をよく考えたら「めったに〜しない」とか「けっして〜しない」の意味にとらえれば seldomとかneverを使ってI seldom come late for school.と「習慣」だから現在形で書けばいい。
 学校でやった英文の和訳で質問があった。A person's worth lies not so much in what he has as in what he is.「人の価値とはその財産よりもむしろその人格にある」では、関係詞のwhatはsomething whichのことだから、最初は「その人の持つもの」つまり財産、次は「その人の姿」つまり人格のことだ。not so much A as Bは、直訳すると「Bと比べるとAはそれほど多くない」だから結局、「Aが少なくてBが多い」つまり「AというよりむしろBだ」となるんだね。 尾上

(追記)先週新宿で参加した「いとこ会」の話を続けるね。これは私たち尾上家の親戚の集まりだけど医療に携わる「はとこ」の兄弟も私とは小学校からの幼なじみで大事な出席者だった。兄弟の父親は日本郵船の船医をやり長年東京・中野で「尾上医院」を開業していて、隣の高円寺に住んでいた我が家はとてもお世話になった。50年前には私たち夫婦のお仲人もやってもらった。その伯父が生前、東京在住の「尾上家」一族の親睦会をこういう風に始めたいきさつがあり私も何度か出席したことがある。
 その伯父の父親と私の祖父は長崎から東京に出てきた明治生まれの仲の良い兄弟で、江戸時代末期に「長崎奉行所」の役人だった尾上栄文を父に持ってそれが誇りだった。この曽祖父・栄文は立志伝中の一人で剣術・砲術など武勇に優れ、幕末の黒船来航には有能な官吏として、明治維新後は長崎「高島炭鉱」の事務長として大いに貢献した、という記述が大正時代発行の「長崎県人物伝」に詳しく書かれている。私は40年前家族4人で長崎旅行した時に訪れた「出島資料館」でその記述を紹介されて感激したよ。
2019/06/02 (Sun) 23:08


3つの並列A, B and C
3つの並列A, B and C
2019年5月30日(木) 裾野市民文化センターにて
「新宿でいとこ会」
 「久しぶりにいとこ会がやりたいね」という話がまとまって、実に10年ぶりに新宿南口駅前の「小田急センチュリーホテル」に尾上家の親戚8人が集まった。私も山梨の実弟を誘って車を出し2夫婦で東名を走って出席した。19階の「シェンロン」という中華料理店でガラス窓の向こうに東京都庁の高層ビルを見ながら、シュウマイや春巻きなど飲茶を腹いっぱい頂きながら懐かしの話題に盛り上がった。
 高所恐怖症で飛行機大嫌いな弟はなるべく後ろを見ないようにしている。2歩さがれば一枚ガラスの向こうに真っ逆さまだから。日も暮れてどの高層ビルにも明かりがついて美しい。10時や11時まではたいてい残業しているらしい。真下にはJR新宿駅と「高島屋」と「東急ハンズ」。新しい高層マンションにはでなイルミネーションがつき、遠く東京タワーやスカイツリーも明るく輝いているよ・・・。
 
 3年生のTAさんは前回「助動詞」の文法作文問題で、「完了形」have+過去分詞がくる場合が正解だった。「彼はもう会社に着いているはずだ」はHe should have arrived at the office by now.2語の助動詞had betterとwould ratherは「否定」ならnotはその後に入れること。今日は「時制」の文法作文問題をやった。The movie will have already started by the time we get to the theater.では「未来完了」(〜してしまっているだろう)だし、We had been waiting for nearly thirty minutes when the train arrived.では「過去完了」(ずっと〜していた)を使うからしっかり判断しよう。
 YAさんは前回「関係詞」がもう一つのSVを飛び越えて「移動」することを勉強した。「本当の読書とは」について、They will only repeat something that somebody else has said about what they think they have been reading.では関係詞のwhatがthinkの後からaboutの後に「移動」して、「自分が読んでいたと思っている本についてほかの人が言ったことをただ繰り返しているにすぎないだろう。」今日は中間テストの真っ最中で対策に専念したら、試験範囲のなかにも上記の「移動」で説明すべき箇所が、昔ながらの「挿入」となっていた。疑問点が解決できて「納得しました!」。良かったね。
 2年生のADさんは「外国生活」の英文を和訳した。It is exciting to see new sights, to hear a different language and to eat different foods in a foreign country.は接続詞のandが次のto eat〜と前のto hearをつないでいて、さらに前のto seeとも1、2、3の順に並んでいることがわかれば、「外国で新しい景色を見たり、違った言語を聞いたり、違った食物を食べたりすることは楽しい。」これをA and A'のルールと呼ぼう。今日も「不定詞」で和訳をやったら3つの並列A, B and Cが2度も出てきたね。It is 〜for人 to・・で「意味上の主語」を勉強した。for人は「〜にとって」ではなくて「〜が」と訳そう。
 SU君は今週末の「英検」受検の対策に専念してプリントは次回に回した。「準一級」を受けるにはかなりのハイレベルが要求される。特に第1問の「語彙補充」の問題は使用頻度の低いハイレベルの語彙がずらっと並ぶから付け焼刃では効かないね。65点満点で4つの大問のうち第1,2,3問はマークの四択問題。第4問が英作文で帰国子女のSU君にはリスニングとともに点がとりやすい。毎回「メールの返事」を書く問題で、3つの質問に対し個人の意見を100語程度で書くのだ。練習の成果がすぐに表れそうだ。6月2日(日)に日大で英語検定がある。がんばれ! 尾上

(追記)私たち兄弟の亡父・和は大正6年、1917(ロシア革命)の年に5人兄弟の次男として大阪に生まれ軽金属の海外貿易に活躍した。その弟・幹はカメラや映写機の会社を興した技術者で世界を旅してまわり93歳の今も健在だ。その長女・緑が父親譲りの実業家肌で神田にオフィスを持ち全国を飛び回っている。その彼女と仲良しの埼玉・所沢市に住む従姉の照子が今回の「いとこ会」の仕掛人だった。 
 いとこの緑は私より10歳下で照子と同じ「武蔵野美大」を卒業しデザイナー学校の講師をやりつつ、御殿場だけでなく全国のアウトレットを飛び歩いては店舗のディスプレイを担当している。実に多趣味で明治神宮での「よさこい踊り」や「俳句の会」の体験をフェイスブック上に毎日投稿するし、「タップダンス」や最近は「アナウンサー養成講座」にも首を突っ込んだ。還暦も過ぎてますますお盛んだ。(つづく)
2019/05/30 (Thu) 23:11


Light travels much faster than sound.「光は音よりずっと早く進む」
Light travels much faster than sound.「光は音よりずっと早く進む」
2019年5月27日(月) 三島ゆうゆうホールにて 
「黒檜山のアカヤシオ」
 「赤城の山も今宵限りか」は侠客・国定忠治の芝居の名セリフだけど、「赤城山」は古火山全体の総称で最高峰は「黒檜山」(くろびさん)1828mだ。今回のトレッキング例会は南面の「長七郎山」1579mがゴールなので、この機会に「日本百名山」に数えられている最高峰にも登っておきたい、と思ってひそかに単独登山の計画を立てた。
 朝日が昇って山頂を照らし始めた。山奥の神秘的なカルデラ湖「大沼」の湖畔を走ると登山口を発見した。さあ出発しよう!大岩がゴロゴロして歩きにくい急斜面を登ること100分。時期が遅かったかなとあきらめていたアカヤシオがまだ咲いて残っていたよ。そして早朝7時前には「黒檜山」に着いた!ヤマザクラが咲く山頂からは北に2000m超の高山が真っ白に光って。西には「富士山」も・・・。

 3年生のNAさんは前回「Itを含む構文」で文法作文をやった。「うわさによると彼はスピード違反で罰金を取られたそうだ。」はイディオムでRumor has it that〜で始める。「噂には〜というものがある」の意味。itはthat以下をさす形式目的語だ。that he was fined for speeding.と続くよ。今日は「時制」のテーマで文法作文をやったらどれもかなりよく理解できていた。「私たちは、光は音よりずっと早く進むことを知った。」では、We knewではなくてWe have learnedで始めたかった。knowは「知っている」という「状態動詞」。ここでは「学んだ」という「動作動詞」がいい。その後はthat light travels much faster than sound. と書けるとよかったね。
 2年生のYAさんは前回、文法でAs is often the case, she went to the theater with her mates.で冒頭のasはwhichと同じ後の文全体を先行詞とする「関係代名詞」なんだ。本当は後半に置くのに文頭に出して「よくあることなんだけど」の意味で使うよ。今日は中間テストの対策に専念した。
 1年生のMA君は文法で「動名詞」を勉強した。プリントの解説をしっかり読んで空所補充問題は全部正解。並べ替えもほぼ全部正解だった。「あの小さな町は訪れる価値がある。」はThat small town is worth visiting.で、worth+-ing (〜する価値がある)は「動名詞」を使う重要表現だ。「窓を開けてもいいですか。」で mind(〜を気にする)を使うには Would you mind {気になりますか?}で始める。opening the windowだと「開ける」のはyouになってしまうから、「私が開けるのを」なら my opening the window と言わないといけない。このmy(又はme)を「動名詞」の「意味上の主語」と呼ぶよ。 尾上

(追記)3人の仲間が東京から列車とバスで着くまでに「日本百名山」に登っておこう。前夜御殿場を出発して途中「関越自動車道」のサービスエリアで仮眠をとり、早朝5時までには「黒檜山」の登山口に着いた。7時には一番乗りで「黒檜山」の山頂についたら、その後から数人の男性も追いついた。朝食を食べ終わると出発だ。尾根道を一度下ってから登りなおすと「駒ヶ岳」1685mだ。
 昔登った思い出の「会津駒ヶ岳」や尾瀬の「燧岳」「至仏山」が真っ白な雪をかぶっているよ。ここ数年に登った思い出の「谷川岳」や昨年の「平標山」一昨年の「苗場山」など、北側に一列に白銀の峰を連ねている。「ほら、浅間山のかなたに北アルプスの奥穂や槍ヶ岳が・・・」という地元の登山家の指さす方を見た。「初夏なのに空気が澄んでこんなに展望がいい日は珍しいですよ。」
2019/05/28 (Tue) 0:06


「並列のルール」A or A'
「並列のルール」A or A'
2019年5月26日(日)御殿場市民会館にて 
「赤城山のオオカメノキ」
 大学同窓のいつもの山仲間4人で群馬県前橋の「赤城山」に登った。大沼、小沼というカルデラ湖をかかえた美しい古火山で日本百名山だ。私が以前から気になって登りたかった「赤城山」にやっと巡り合えた。もう一つの大きな魅力はツツジの宝庫で、昨年は花の季節が半月早くてシロヤシオ、アカヤシオに加えてムラサキヤシオなど憧れの五葉ツツジがこの時期にそろって咲いたという。
 今回の山旅は東京・赤羽のTA君がガイド役だ。彼は1都6県にまたがる「関東ふれあいの道」1800キロの全行程150コースを4年かけて踏破して表彰状ももらっているんだ。こんな1800mを越える「赤城山」にもそのコースが含まれているので今まで何度も訪れたそうだ。その彼が「今年はおかしいな。日光ではもう散っていたアカヤシオがまだ咲いていてシロヤシオが見えない。真っ白なオオカメノキがこんなに満開で見事なのは見たことがない」と・・・。

 3年生ARさんは前回、「助動詞」の文法作文で、「車なんか乗ってこない方がよかったんだよ。」が難しかった。「〜すべきだったのに」(後悔、非難)のshould have -edが使いたかった。You should not have driven a car to come here.今日は「不定詞」(1)の文法作文で入試問題をやってみた。「〜するだけでよい」have only to〜、「〜になる」come to〜、「初めに〜した人」the first to〜、「〜なのは当然だ」have good reason to〜などの慣用表現は大切だ。
 和訳では「接続詞」のorの用法に苦しんだね。「広島大」の「対話で守るべきこと」の一文では、・・・, either directly through words or indirectly through gestures or similar nonverbal signals.が、either A or Bの対比を明示し、次のorも後のsignalsが前のgesturesと「並列のルール」A or A'になっているよ。「言葉を使って直接的に言うか、または身ぶりや似たような非言語の合図を使って間接的に言うかで、(会話に前向きに反応しないといけない。)」 尾上

(追記)私は夜中にのうちに車で前橋について、早朝「赤城山」に一人で登り最高峰の「黒檜山」も制覇していたので、後からバスで来る3人とは11時ころ終点の「ビジターセンター」で待ち合わせした。目の前に広がる湿原「覚満淵」を散策して外輪山の一つ「長七郎山」登山に出発した。枯草の中にショウジョウバカマのピンクの花が咲いているよ。まだ雪解けが終わったばかりのような景色だね。
 桐生市との境になる「鳥居峠」にその登山口があった。5月というのに真夏のように暑い日だ。登山口の売店で買ったソフトクリームが味が濃くてうまかった。ここは山の茶屋とは思えないほど大きな木造建築で、よく見ると「国登録有形文化財」と書いてあるよ。昔はケーブルカーの山頂駅だったそうで、なるほど駅の階段や中央のロープ用レールが残っていた。
 「赤城山頂記念館」となっている山小屋の屋内に入ってみるとこのケーブル建設にまつわる展示もあって、「赤城鉄道の歴史」が写真入りで詳しく説明されていた。桐生市側の山麓「利平茶屋」にケーブル駅を作りこの「鳥居峠」まで、登山やスキーの客を運ぶ目的で東武鉄道が観光開発に力を入れ60年前に建設したけど、自動車道の開発で利用が減り10年で廃線になったそうだ。
2019/05/26 (Sun) 23:48


All you have to do is accept yourself as you are.(あなたのやるべきことは自分をありのままに受け入れることだ。それだけでいい。)
All you have to do is accept yourself as you are.(あなたのやるべきことは自分をありのままに受け入れることだ。それだけでいい。)
2019年5月23日(木)裾野市民文化センターにて
「山中湖のズミの花」
 山中湖は標高が1000mもあってやっと初夏の訪れだ。須走から「篭坂峠」を越えて湖岸に下っていくと噴き出した新緑の木々の合間に湖面が近づいてくる。「旭日丘」の「湖畔緑地公園」に駐車して歩いてみよう。遊歩道にはライラックの赤や白の花がいい香り。白いドウダンツツジやサラサドウダン、八重桜が咲いてその道をゆっくり散策する老夫婦たちの姿がちらほら。
 高校教員をやっていたころ「吹奏楽部」の部活指導で土日も返上で忙しい毎日だった。しかし5月中旬は中間テストの期間で部活もないし早退できるので、午後はよく「山中湖」にドライブに訪れた。リンゴのようなピンク色の花を咲かせるズミの高木がお目当てで、その背景に湖水が見えて大好きな景色だったなあ・・・。

 3年生のMAさんは文法作文で「時制」をやった。「医学の進歩によって、日本人の平均寿命が伸びました。」は「無生物主語の構文」を思い出して、「医学の進歩が寿命を伸ばした。」の語順に並べるとよかった。Advances in medical care have lengthened the average life-span of the Japanese. のように「現在完了」で書く。
 TAさんは「助動詞」の入試問題を勉強した。You ought to be really careful when you drive,・・・で、ought toは2語でshouldと同じ意味「@〜すべきだ、A〜のはずだ」になる。どの助動詞も2つ以上の意味を持つことが多いから注意。must(〜にちがいない、100%)、may(〜かもしれない、20%)、can't(〜のはずがない、0%)のような「推量」の意味でよく使われるよ。
 YAさんは前回「比較」の文法問題で、She is no less charming than her sister.「姉に劣らず魅力的だ」はnoが次のlessを強く否定して「少ないどころか大いに〜」の意味。今日は「不定詞」の入試問題でAll you have to do is accept yourself as you are.(あなたのやるべきことは自分をありのままに受け入れることだ。)isの主語はallで関係詞thatの省略だ。イデイオムでYou have only to accept〜とかYou only have to〜(受け入れるだけでいい)と言い換えることができる。
 御殿場教室のARさんが出席して「助動詞」の入試問題に取り組んだ。並べ替えで「彼らは食事を共にしたことさえないので、・・・」はThey have not even shared a meal・・・と簡単に言えるところ、They have never so much as shared a meal・・・とする。字句通りでは「〜とくらべてそれくらいの量のことも」が動詞shareの前に入る。〜without so much as saying good-bye(さよならも言わないで)もよく知られた表現だよ。
 2年生のADさんは「不定詞」で「感覚動詞」のsee、hear、feelの後はsee+人+toなし不定詞(人が〜するのを見る)、「使役動詞」make、let、haveの後もmake+人+toなし不定詞(人に〜させる)となることを学んだ。「彼らに私のコンピューターを使わせないで。」は「させてやる」のletを使ってDon't let them use my computer.
 2年生のSU君は前回「比較」(1)を勉強してかなり正解が出せた。しかし今日の(2)はレベルが高かったね。He read as many books as he could when he was young.(若い頃できるだけたくさんの本を読んだ。)ではas〜as he canがas〜as possibleと同じ意味なんだ。前のasは「同じくらい」の副詞。後のasは「〜とくらべて」の意味の接続詞でふつうSVが続くんだ。「彼が読むことができるのと同じ数の本を読んだ。」の意味。 尾上

(追記)ベンチに座って湖を眺めていると桟橋の方から「ワアー」という歓声が響いた。水陸両用の「KABAバス」がしぶきをあげて湖に着水し大勢の乗客が発した感動の声だった。どうも中国人観光客ばかりのようだ。最近東京の「お台場」にも「ダックツアー」が登場して人気らしい。箱根の「芦ノ湖」でも昨年の夏、「忍者バス」の名前で真っ黒に塗った観光バスが人気を呼んでいた。やはり中国人観光客が大勢乗っていたなあ。
 観光用のバスはアメリカが発祥のようだ。戦争前からドイツとアメリカが開発競争していた「水陸両用軍用車」が戦後70年の間にスポーツタイプに改良され、21世紀になってイギリスの「ドーバー海峡」35kmを100分で渡った車種もあるそうだ。私は1976年の「ヨーロッパ一人旅」でフランスのダンケルク港から英国のドーバーまで大型フェリーで渡ったのを思い出す。真夜中に出港して明け方に着いたから3時間はかかった。
2019/05/23 (Thu) 23:43


UG会・予定表6月〜7月号配布
UG会・予定表6月〜7月号配布
2019年5月20日(月)
三島商工会議所にて 
「黒岳の山シャクヤク」
 体力維持のために山登りは2・3日以上間をあけない方がいい。「金時山」に続いて先週末は午後「愛鷹山」の「黒岳」に登った。お目当ては山頂の目立たぬところに咲く「山シャクヤク」の群落だ。体力の弱くなった私でも登山口から1時間で登れるから初心者にはよいコース。小さな子供連れのファミリーにも追い越され10分遅れてやっとたどり着いた。やっぱり咲いていたよ!真っ白な妖精たちがあそこに6輪、こちらに2輪と。
 我が家の庭にもシャクヤクは咲くけれど園芸用のピンク色だ。バラやダリアのように八重咲で大輪のボタンとの区別が難しい華やかなもの。美人を形容して「立てば芍薬、座れば牡丹・・」というよね。しかしこれは「ヤマシャクヤク」といって一重の白い山野草。ピンポン玉のようなつぼみが割れて合間から黄色い雄しべと紫色の雌しべが見えてくる。透明感のある白い花弁の清楚な乙女の美しさ・・・。

 2年生のYAさん、1年生のMA君が出席して中間テストの試験勉強に専念した。3年生のNAさんは自宅で試験対策。今日の三島教室は「ゆうゆうホール」が第3月曜日で休館のため「三島商工会議所」の4階で実施しました。もとは喫煙ルームだった小部屋が会議室Fになってフランス語の講座、奥の狭いEでは「外人による英会話教室」が開かれていた。どこも生徒は1〜2名でさびしい。ほぼ1年ぶりに「商工会議所」4階の広い会議室Dを使用したので2名ではやはりさびしいね。窓から順天堂大学と市立図書館とその向こうに箱根の山々が見える。10月からは「ゆうゆうホール」改築のため、1年間ずっとこの「商工会議所」をお借りすることになります。今日も「UG会 計画表6月〜7月」を配布しました。 尾上

(追記)「越前岳・黒岳」の登山口には30台以上も駐車して満杯だ。県外ナンバーが多く、名古屋からはるばる車中泊で来て「三つ峠」と「越前岳」に登ったという男性と話した。ここから渓谷沿いに歩いて「割石峠」に登り、さらに尾根道を登って「越前岳」山頂にたち、真正面に「富士山」と対峙しようというコースだった。ガスで残念ながら富士山が見えなかったそうだけど。
 しかし振り返った時「駿河湾」の大展望が素晴らしかったという。下りは尾根道を「富士見峠」まで下りスタート地点に周遊してこられる素晴らしいコースなんだ。先週、箱根・仙石原に住む山の仲間のKA君もそのコースで登って「越前岳」山頂から電話をくれた。「割石峠でコイワザクラとイワカガミを見つけましたよ・・・」と。「それはよかった。それじゃ、帰りに黒岳にも立ち寄って山シャクヤクも探してみて・・・。」
2019/05/20 (Mon) 22:49


try to use〜(使おうと努力する) vs try using〜(実際に使ってみる)
try to use〜(使おうと努力する) vs try using〜(実際に使ってみる)
2019年5月19日(日) 御殿場市民会館にて 
「金時山のイワカガミ」
 花の山「金時山」中腹の切り立った岩場でお目当てのイワカガミに出会えた。鏡のようにテカテカ光る丸い葉のうえに立ち上がるピンクのかわいい花。5弁の筒型の先端がフリルのように、あるいは海のイソギンチャクのように裂けて面白い。白い花と区別して箱根のものはアカバナヒメイワカガミという長い名前だ。向かいの「大湧谷」の登山道にはその大群落があるけど今は噴火騒ぎで見に行けない。
 「金時山」の山頂に至る登山道は、仙石原の「公時神社」から登る正統派のコースのほかに、南側の「乙女峠」から山を3つ越えて尾根道をたどるコースがあってそれぞれが異なる植物や草花に彩られる。今回の北側「足柄峠」から登るコースはアルミのはしごを12本もよじ登らないといけない急な岩場の連続だ。日差しも少なく積雪も多いからこの大きな岩のかげには寒冷地の高山植物がいくつも見られて興奮するよ・・・。

 3年生のARさんはテスト勉強のため欠席。TUさんは文化祭のため欠席。
三島教室の1年生MA君が一人だけ出席した。今日は「不定詞」の文法と作文をやった。中学でやった内容の復習と、too〜to〜以外の慣用表現を新しくいくつか勉強した。「彼は無謀な運転をするほど愚かではないと思う。」の語句並べ替え問題ではI don't think he is so crazy as to drive recklessly.が難しかったね。so・・as to〜は ・・enough to〜(〜するほどに・・)と同じで「肯定」の意味だからtoo・・to〜の「否定」の意味と逆だね。「コンピューター」の題の長文も内容がよく読めていた。try to use〜(使おうと努力する)とtry using〜(実際に使ってみる)の違いは、to〜「不定詞」が「未来」を意味するのに対して〜ing「動名詞」は「現在」や「過去」の行為を意味する。

「ご父兄へ」・・・今日はピンクのプリントで「UG会 計画表6月〜7月」を配布しました。明日20日(月)の三島教室は「ゆうゆうホール」が休館のため、その正面にある「三島商工会議所」の4階で実施します。送迎よろしくお願いいたします。 尾上

(追記)「金時山」の登山回数がちょうど200回目なので、いつもの大学同窓の山仲間3人が「記念のお祝いに駆けつけようか」、といってくれたけど、季節の花々がどんどん盛りを過ぎていくし日程が合わせにくいので辞退して単独で登ってしまった。平成27年の正月1日に雪の中を登山して100回目を記録した時には、「金時娘」の妙子さんが色紙に「百回登頂証・尾上敏起様」と力強い毛筆で書いてくれた。
 ゲート前に車を置いて歩き始めるとまもなく紫色の「タチツボスミレ」の群落の先に青と赤2色の「ホタルカズラ」。5弁の星の形でお菓子のようだ。「猪鼻砦」の展望台では紅色の「クサボケ」。「サンショウバラ」もつぼみが大きくなってきた。急傾斜になって4番目のハシゴを登ると「イワカガミ」、6番目の先にはサクラソウの仲間の「コイワザクラ」、10番目のハシゴの先にはピンクの華やかな「東国ミツバツツジ」と下向きに控えめに咲く五葉ツツジ「シロヤシオ」。愛子様のお印の花だ。かくも「金時山」は名にし負う花の山なのだ。
2019/05/19 (Sun) 22:39


total : 111431
today : 133
yesterday : 57