高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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「台風が九州をおそう見込みです」A typhoon is expected to hit Kyushu.
「台風が九州をおそう見込みです」A typhoon is expected to hit Kyushu.
2019年7月14(日) 御殿場市民会館にて 
「三つ峠の屏風岩」
 忍野の森で花めぐりをした後は「河口湖」に足を延ばし、ラーメンの「れんげ」でおいしい「つけ麺」を味わった。「河口湖図書館」は町役場に隣接して、平日なのに訪れる利用者の多い活気のある新しい図書館で今回が二度目。吹き抜けの天井にも床にも木材をふんだんに使って、自然の採光もよく考えた美しい館内では本の陳列にも新鮮なアイデアがふんだんで、畳に座ってお勉強や話し合いをするコーナーもある。
 脚の不自由な家内にはここでじっくり4時間ほど読書してもらい私は花の名山「三つ峠」登山に出発した。御坂峠の「裏登山口」からいつもの山道を1時間ほど歩いて山頂の山小屋「四季楽園」に着いた。そこの植え込みを見ると、先月見たピンクの水玉模様の「カモメラン」がまだ5本ほど咲き残っていてうれしかった。すると、今まで雲に包まれていた山頂が突然晴れて眼の前に巨大な「屏風岩」が出現したよ・・・。

 3年生TUさんは「名詞・代名詞・冠詞」の文法作文をやった。「昨夜のリサイタルには多くの聴衆がいた。」は、There was a large audience at the recital last evening. が正しい。「聴衆」は listeners なら「加算名刺」だからa lot of でOKだけど、audienceはfamilyやclass、team、populationのように「集合名詞」で、a large familyやa small classのように「規模の大小」で表すよ。「私は思わず笑いだしてしまった。」は、I couldn't help laughing(笑わないわけにいかなかった)と書いたけど少し違うね。「突然〜しだす」でsuddenly began to laughのほうがより素直でしょ。しかし「名詞」を使う問題ではlaughter(笑い)を考えて、burst into laughterが書けるかどうか。イディオムでburst into tears(いきなりわっと泣きだす)を知っていたなら。
 ARさんは前回、「関係詞」whatを使う英文を和訳した。どれも難しい構文が読み取りにくかったけど「子供の教育」は示唆に富んだとてもいい英文だった。Love and enjoy your children for what they are, for what they look like, for what they do, and forget about the qualities that they do not have. ではand で2つの命令文がつながって、「自分の子供は、そのままの姿を、そのままの容姿を、そのままの行動を愛してあげなさい。そしてそれを楽しみなさい。子供が持っていないような特質などは忘れなさい。」今日は「受動態」の文法作文をやった。「明日台風が九州をおそう見込みです。」は「〜と見込まれている」で、It is expected that〜で始めることができる。それはIt is said that SV〜と同じように、S is said to V〜と言い換えられたね。だから A typhoon is expected to hit Kyushu tomorrow. となるわけ。
 ご父兄様・・・「夏期講習」の案内を黄色のプリントで配布しました。それから明日の「三島教室」は、17日(水)に変更しました。会場はいつもの「ゆうゆうホール」です。送迎よろしくお願いいたします。 尾上

(追記)「三つ峠」連山の一つ「木無山」山頂の草地には一面に紫色の「アヤメ」が咲き乱れて美しい。先月はここにも大型のピンクのラン「アツモリソウ」が咲いていた。もう一軒の「三つ峠山荘」に立ち寄って花の開花状況を聞いてみると、小屋主人の中村さんから「植物の保護活動を一緒にやってみませんか?」と誘われてしまった。ここには何回も登って「花好き」を認めてもらえたのだろうけど、御殿場からでは50キロもあるしやっぱり約束できない。
 こんどは東側の「表登山道」から崖を下ってみた。まもなく「屏風岩」の直立した岩壁の下に着いた。この岩はロッククライマーたちに人気の格好の練習場所で、今日も2組のグループが声をかけあってロープでよじ登っていたよ。この大岩を見上げながら行ったり来たりして目を凝らした。この岩のどこかに愛好家あこがれの貴重な花「ウチョウラン」が咲くはず、と忍野出身のGOさんが教えてくれたんだけどね。まだ早すぎたかな。
2019/07/14 (Sun) 23:03


notとnoの違いは?
notとnoの違いは?
2019年7月11日(木) 裾野市民文化センターにて
「キンセイラン発見!」
 漢字なら「金精蘭」と書くから、金色の妖精をイメージしたのだろうか。なるほど深い森の中でそこだけ光が当たったように「キンセイラン」はスッと立ち上がって咲いていた。篭坂峠を越えて忍野まで何度も通ったおかげでやっと巡り合えたよ。「たなばた」の頃に咲くから星つながりで「金星」のほうがいい、というファンもいる。学名が「ニッポニカ・マキノ」とあるからあの有名な植物学者「牧野富太郎」博士が命名したのだろうね。
 昨年忍野の「高座山」で知り合いになった人で、先月また同行をお願いしたら「コアツモリソウ」や「スズムシソウ」の自生地まで案内してくれた富士吉田のGOさんが、「キンセイランという珍しい花もこのあたりでもうじき咲くんですよ」と、教えてくれた。七夕の翌日、この辺かなと目星をつけて行った地点に、ちょうど20人くらいの年配の男女が森の奥からぞろぞろと出てきたところ。「きっとこの奥だな」と、山に分け入ってきょろきょろ探していたら、あ!あった!・・・。

 3年のTAさんは「動名詞」の文法作文をやった。書き換えで、He insisted on immediate payment.(彼はすぐに支払ってくれと主張した)は、payを「受動態」に変えて、being paid(払ってもらう)と書けるとよかった。payはgiveと同じように「pay+人+お金」と書けるから、受け身で「人is paid」と言える、「あいつの言うことはどこまで本気かわかったものじゃない。」は、ここではWe don't knowの意味で「慣用用法」のThere is no knowingを使う。「彼が言うことのうちどれほどを(本気で)意図しているのか」と疑問詞節に言い直してhow much he means of what he saysと続く。
 MAさんは前回、英文和訳で「関係詞の非制限用法」を勉強した。 he was entrusted with the compilation of the medical journal, which duty he performed with deep interest・・が難しかった。カンマの後のwhich dutyはthe compilationを指すから、「そして、その編集の仕事を彼は深い興味を抱いて遂行した。」今日は「名詞・代名詞・冠詞」の文法作文をやった。特定の「その卵2ダース」ならtwo dozens of the eggsとかtwo dozens of themというけど、不特定の「2ダースの卵」はtwo dozen eggsのようにdozenにsをつけずeggsを修飾する「形容詞」のはたらきにする。
 YAさんは明日から期末テストなので、対策勉強に専念した。
 2年生のADさんは「不定詞」の慣用用法をいくつか勉強した。Education is very important for a nation because the nation's future has much to do with its human resources. で、have much to do with〜(〜と大いに関係がある)を勉強したから、「国の未来はその国の人材と大いに関係があるから、国家にとって教育は大いに重要だ。」 と訳せるとよかった。
 OB君は「不定詞の慣用用法」をやった。「〜するために(目的)」はin order to〜に加えてso as to〜も同じ意味だ。・・enough to〜(〜するほど十分に・・)はよく似たso・・as to〜も使われて実にまぎらわしいね。今日は「仮定法」の文法作文をやった。「今」の事実に反する仮定と、「昔」の事実に反する仮定との2種類で、動詞の形の違いをしっかり覚えないといけない。
 SU君は「動詞+分詞」の構文を勉強した。was waving (進行形)でbe動詞に変えてstood waving(手を振ってたっていた)としたり、was surrounded(受動態)をsat surrounded (囲まれて座っていた)に変えたりできる、という項目だ。「ケイトはそのニュースに驚いた様子だった。」はKate was surprised at the news. のwasをlookedに置き換えればいい。後半は「否定」に関する文法を勉強した。notとnoの違いは?
 ご父兄様・・・今日は「夏期講習」の案内を黄色のプリントにして配布しました。「三島ゆうゆうホール」を会場にして午前中に実施します。8月13日(火)、14日(水)と16日(金)の3日間です。夏休み中の余裕のある時にしっかり実力を養いましょう。 尾上

(追記)「キンセイラン」はやはりラン科で「エビネ」の仲間だそうだ。細長い葉がロゼット状に広がった中から茎が立ち上がる姿は確かに、我が家の庭のエビネに似ている。黄色い花の「キエビネ」やピンクの「ナツエビネ」も似たような姿で、毎年玄関前で美しい花を咲かせてくれる。しかしこの「キンセイラン」は特別美しいためか、たぶん「盗掘」のせいで今では「絶滅危惧種」の一つだ。
 「キンセイラン」をネットで検索していて「花さんぽ」というブログを見つけた。山歩きの好きなご夫婦が様々な野草と出会った時の写真やエピソードが楽しく綴られている。かなり専門的な知識豊かな御夫婦で、日本国中を飛び歩いて「自然のまま」の山野草を探して投稿している。とくにキンセイランについてはかなり興奮気味で発見した時の写真と文を分担して実に仲睦まじい。
2019/07/11 (Thu) 23:49


カンマ、セミコロン(;)、コロン(:)やダッシュ(―)
カンマ、セミコロン(;)、コロン(:)やダッシュ(―)
2019年7月8日(月) 三島ゆうゆうホールにて 
「ミズチドリ」
 水千鳥とは実に魅力的な命名だねえ。これもラン科のひとつで箱根仙石原の湿原に咲き始めた。透明感のある純白の美しさで気に入っている。左の壁紙の写真はガラケーのカメラにマクロレンズを挟んで撮ったもの。1センチほどの小さな花がこんなに拡大されてまるで神秘の世界でしょ。スマホにも使えて100円ショップで買えるんだ。
 箱根町民の友人KAさんと一緒なら「湿生花園」の入場がタダ。おまけに箱根ビジターセンターのガイドをやっていたから植物や昆虫には至って詳しく教わることがとても多い。この日も草地では同じラン科のカキラン(柿欄)、サワラン(沢蘭)を発見し、岩場ではイワタバコ(岩煙草)、コマクサ(駒草)に出会えてうれしかった・・・。

 3年のNAさんは期末テストも終わりじっくりと勉強に取り組んだ。今日は「動名詞」の文法作文をやった。「日本女子大」の「彼の写真を眺めるときはいつでも、私は感動を覚えずにはいられません」は、Wheneverを使えば素直に書ける。Whenever I look at his pictures, I can’t help being impressed. 「二重否定」で書けばI never look at his pictures without being impressed.でもいいね。和訳ではカンマがとても多い英文の訳し方に困ったね。カンマが2つ続くときには「挿入」だからそれをカッコにくくるといい。If it is rainy tomorrow, のように「主文」のSVの前に「修飾節」が来るときはそこで切るためにカンマがつくのは普通。難しいのは「前文」の説明になるカンマやセミコロン(;)だ。コロン(:)やダッシュ(―)も前文や直前の語句の説明だから「すなわち」と和訳を加えるほうが良い。
 1年のMA君は昨日の「比較」に続いて、新しい項目「仮定法」を勉強した。中学ではwould like to〜(〜したいのですが)やCould you〜(〜していただけませんか)のような過去形の「助動詞」があると「ていねい」な表現だと習ったね。「駄目だと思うけど、〜できればいいなあ」の気持ちを「過去形」動詞や助動詞で表す。それを「仮定法の動詞」というよ。「もう10歳若かったらなあ」は、「無理だけど、今10歳若いということを願う。」の意味で、I wish I were ten years younger. be動詞がwasではなくてwereであることに注意。
 2年生のYAさんは学校の定期テストがまたすぐにあるので対策の勉強に専念した。
ご父兄様…来週の「三島教室」は会場が借用できないため、17日(水)に変更します。会場は「ゆうゆうホール」です。さらに22日(月)も会場が取れない状況で、思い切って講師の「夏休み」として休講にしました。したがって次々回は29日(月)になります。ピンクの計画表でもう一度お確かめください。 尾上

(追記)コマクサを高山の自然の姿で見たのは昨年登った「木曽駒ケ岳」や17年の「乗鞍岳」と16年の「燕岳」など2000m以上の高山で毎年一度は出会っている。10年前には「八ヶ岳」に横浜の友人AO君と登って「硫黄岳」の広大な斜面で大群落を見た。緑の絨毯にすくっと立つその気品のあるピンク色の姿はまるで貴婦人のよう。「高山植物の女王」といわれるのも納得だね。
 記憶をたどると最初は20年ほど前に「草津」の山で大群落に出会った。そこは「本白根山」のカルデラの斜面で、がれきの中にコマクサだけが一面に咲いていて感動した。ちょうど7月の今頃で、沼津東高校の2年生が早めに期末テストを終えて4泊5日の「高原教室」に出かける時期だった。スキーのメッカ長野県の「志賀高原」で登山の楽しみを覚えながら団体行動の大切さを学び友情を育む、という伝統行事でもう60年も変わらず続けている。
 生徒たちは職員とともに少人数のグループに分かれて3日間、朝から6〜7時間の行動で近くのスキー場「東館山」「焼額山」や「岩菅山」だけでなく、バスで遠く群馬県境を越えて「草津」まで足を伸ばし「横手山」や「白根山」周辺にもハイキングした。卒業してからも友情が続き、トレッキングやスキー・登山が今でも趣味になっていてくれればいいけどなあ。
2019/07/08 (Mon) 23:23


「彼にはどことなく魅力的なところがある」There is something attractive about him.
「彼にはどことなく魅力的なところがある」There is something attractive about him.
2019年7月7日(日) 御殿場市民会館にて 
「うどんパーティ」
 昨年秋に蒔いたコムギがうまく収穫できたので、うどんや他のメニューでも味見をしてみようよと、市民会館の「調理室」を借り切って畑の仲間10人で「食事会」を楽しんだ。「たこ焼き」の担当はホームパーティ用に「焼き器」を2台も持っているIKさん。「お好み焼き」は磐田市出身で「遠州風」で焼いてくれるおしどり夫婦のOKさん。そして「うどん」を10人分打って2時間寝かせて持参したのは私。
 ちょうど「たなばた」の季節なので「会場」にササを立てて飾りつけをした。パーティの気分が盛り上がるでしょ。まず「うどん」を麺棒で薄く延ばして細く切って熱湯でゆでなきゃ。TAさんが作ってくれただし汁をかけて食べましょう。「お好み焼き」にはおかか、のり、マヨネーズのほかに「たくあん」をトッピングに。それが「遠州風」で歯ごたえがあっておいしい。「たこ焼き」を任されて夢中になっているのは、技術屋KAさんの奥さん(中国人)だ・・・。

 3年生TUさんはカンマ+関係詞(つまり非制限用法)のある英文を和訳した。Mr. Kobayashi told Seisaku to visit his home with his mother, with whom he would talk over the question of Seisaku's further education. カンマの後のwith whomはwith herだしwouldはwillが「時制の一致」で変わったとみる。「小林先生」のセリフを「直接話法」で再現してみればもっとよくわかる。Mr. Kobayashi said to Seisaku,“ Visit my home with your mother. And I will talk over the question of your further education with her.”「君の進学についてお母さんと話し合うつもりだ。」の意味。
 ARさんは「名詞・代名詞・冠詞」の項目でこまごまとした「語法」を勉強した。「出席者は食事に満足していたと思います」は、I think those present were pleased with the food. が正解。「出席していた人々」はthose who were presentのことで、関係詞とbe動詞が省略されたのだ。「彼にはどことなく魅力的なところがある」の英文は、There is something attractive about him. という。このaboutは「〜の周辺に」の意味でaroundと同じ。だって「走り回る」をrun about というじゃないか。about ten o'clock.は10時の近辺という意味になるね。
 和訳ではHow they do what they do determines the quality of what they are. が難しくて手が出せなかった。単語や熟語が易しくても理解しにくい英文はSVをさがしてしっかりと分析すればよい。特にdetermines(決める)のSがhow以下全部であるとわかれば、「彼らが自分の行動をどういう風にやるかがその人の人格の資質を決定する。」関係詞のwhatは「こと、もの、姿」と覚えていたね。ここも「彼らの姿」つまり「人格」ということだよ。
 裾野教室のMAさんが出席して、「分詞」の文法作文をやった。「1週間でその仕事をやってしまわなければなりません」は、I have to get the work done in a week.「〜させる」のgetを使ってget the work doneだ。これは「時計を修理してもらう」 have the watch repairedと同じ文型だね。「彼は病院で30分以上も待たされた」は、「病院の人たち」を主語にしてThey kept him waiting for more than half an hour at the hospital.がすっきりしている。「受動態」ならHe was kept waiting〜とすればOK.
 三島教室の1年生MA君も、期末試験が終わったので出席して「比較」を勉強した。学校ではまだ2学期以降の内容だけど今日のプリントだけでしっかり学習できた。基本文のHe can swim as fast as you.は「君とくらべて同じくらい早く泳げる」だから前のasは「副詞」(同じくらい)で後のasは「接続詞」(〜とくらべて)。He can swim faster than you. でもthanは「〜とくらべて」の接続詞だからその前で一度文を切る。特にThe harder he worked, the richer he became.は難しい比較構文で、「〜すればするほど、ますます〜になる。」と訳す。The 比較級SV, the 比較級SV.と覚えよう。 尾上

(追記)このうち5人は10年前からずっと親しい友人だ。それは「御殿場農協」が家庭菜園の愛好家を育てようと企画した「農業大学校」で2〜3年ともに学んだ。掛川市の「サカタのタネ」の農園に見学に行ったり、皆で収穫したダイコンでキムチ漬けを作る実習もやった。そして「卒業式」の会場で「これからもさらに勉強を続けたいね、」と私が提案して始まったグループなんだ。
 「農業大学校」を担当していた農協職員のTUさんが「中畑」にある自分の広大な休閑地を快く提供してくれて、無償で技術指導もして田んぼも一部使わせてくれ、「収穫祭」のBBQの時には大きな温室も使わせてくれるからこんな恵まれたグループはほかにいないだろうな。苗を買うよりもできるだけタネから自分たちで育てて、収穫したらみんなで食べてみる、とモットーに。
2019/07/07 (Sun) 23:45


not〜but〜構文、not only〜but(also)〜構文
not〜but〜構文、not only〜but(also)〜構文
2019年7月4日(木) 裾野市民文化センターにて
「佐野川温泉でうなぎ」
 山梨の南端、「富士川」左岸の内船にある「佐野川温泉」に行った。身延線の「十島駅」にちかい山間の佐野川のほとりにある一軒宿だ。私の実弟が婿に入り、義父と一緒に開業して40年になる。4人の息子に恵まれ、今は長男が後継者になり時々フェイスブックに宿の宣伝で投稿する。「庭の池でホタルが飛んでます」というし、久しぶりに温泉にも入りたいし、弟が生きたウナギからさばいて焼いた「うな重」も味わいたいし。
 久々の「うな重」はふっくらと焼けた「かば焼き」にこってりしたタレがかかって絶妙の味わいだったよ。家内の苦手な「肝吸い」も私は大好きで、特に今回も頭の骨を包丁で細かく砕いて甘露煮にした一品は他所では味わえない向付け。こんな山奥で本格的「ウナギ料理」が味わえて、薬効豊かな源泉かけ流しの露天風呂につかるのは極楽々々・・・。

 2年生のADさんは前回「英検」の面接問題を実際に書く練習をやった。WhatやHowに対する答え方がきちんとできるようになった。合格するといいね。今日は期末試験の対策に専念し早めに帰宅した。OB君と3年のTAさん、MAさんも試験対策で自宅勉強だった。
 SU君は前回「時制の一致、話法」の文法問題をやった。I asked him what he was talking about.は「直接話法」で、I said to him,” What are you talking about?” だね。今日は期末試験対策をやった。範囲の「受動態」は「〜によって」がbyではない場合がat、in、to、withなど10個以上あるからそういうイディオムをまず全部覚えること。授業で使うテキストの解答がもらえないので添削してあげるしかないね。「不定詞」もイディオムがたくさんあるのでしっかり覚えよう。今度はもっといい成績をめざそうね。
 3年生のYAさんは前回、入試問題で「アメリカ人の質素な生活」を読んだ。But it does mean 'downscaling' your lifestyle to bring it in line with the reality of your income.「そうではなくて、それ(質素に暮らす)は、自分の収入の現実に見合うように生活のレベルを下げるということを意味している。」前文にdoes not mean〜とあるから、このbutは「しかし」ではおかしいね。not〜but〜の構文だ。今日もnot only〜but(also)〜を見落としていたね。
 今日は「受動態」の文法・作文をやった。基本事項ばかりなのにミスが多く、YAさんいつもの実力がでない。「ひょっとして最近英語を手抜きしてない?」と聞くと図星だった。「数学が気になって・・」というから、「記憶事項は維持されても頭脳の演算装置は使わないとすぐに錆びつくんだよ。数学も英語も数題でもいいから毎日解いてみることが大切なんだ。私の苦い体験から言えること。」
 今日の授業開始早々に、「UG会」を昨春卒業したTAさんがご父兄とともにご挨拶と相談に見えた。受験結果の連絡がなくてその後が気になっていたのだけど、一浪して見事「津田塾大」英文科に難関合格したということで誠におめでとうございます。同級生のMIさんと机が並べられるね。「UG会」からはこれで3人になった。しかし、英語の授業レベルがかなり高くて特に「英会話」やリスニング力をなんとかしないとついていけない、という相談だった。
 英文和訳と和文英訳(文法・作文)が中心だから「UG会」では何とも対応できないなあ。リスニング上達にはラジオ・テレビや英検問題集で独学するか「英会話教室」に通うかだね。大学生の夏休みは2か月以上あるからその間にNYやロンドンなどに短期の語学留学する方法もある。大学の留学システムとは別に、経済が許せば個人の計画でも可能だ。私の次男も大学一年の時、東京の留学センターの紹介でNYに単身渡り、3か月間マンハッタンの「外国語学校」に通って会話力をしっかりつけて帰った。まずはネットでいろいろ調べてみるといいね。 尾上

(追記)平日というのに露天風呂は大勢の日帰り客で一杯。地元民よりも富士・清水や静岡からわざわざやってくる常連さんたちだ。創業40年だけど古来の「下部温泉」と同じ鉱脈だとかで、飲用にも薬効があるので人気が高い。2年前には大学時代の登山仲間と一泊してウナギを味わってもらったなあ。最近は「朝霧高原」でレストランを経営する女優の工藤夕貴さんが入浴にきたよ、と記念写真を見せてくれた。ほかにも有名な美人の女優さんが一泊してくれて気に入ってもらえたよ、と弟は自慢げに語る。
 この日は富士山の裾野をぐるっと一周してしまった。まずは篭坂峠をこえて山中湖の湖岸を走って「忍野村」の後藤米店に行った。2日前に預けておいた「コムギ」4キロが製粉できたというので受けとりに行った。製粉も精米も互いにこすり合わせて作るから20キロくらい量がないとダメ。ちょうど「道志地区」の農家が依頼してきたコムギがあったのでそれと一緒に製粉できたという。これで2日後に予定の畑仲間との「たこ焼きパーティ」に間にあった。
2019/07/04 (Thu) 23:15


English is Fun
English is Fun
2019年7月1日(月) 三島ゆうゆうホールにて 
「英語はおもしろい」
 これは米国ニューヨーク州立大学シラキュース校で教えている友人のNIさんがフェイスブックに投稿してくれて発見した。NIさんは航空機の歴史が専門で、東京工大に招かれてセミナーで講演したときに出席させてもらったことがある。小田原高校を卒業後米国オハイオ州立大学に留学し、そのまま大学院に進んで研究。私の次男とはそのとき友人として親しくしてもらった。
 英語のtongueには「舌」と「言葉」、patientには「患者」と「がまん強い」、presentには「贈り物」と「現在」のように、一つの単語に2つ以上の意味があるのが普通で日本語でも同じことだね。そういう「多義語」を盛り込んでウイットにあふれた「人生訓」を込めた格言やメッセージを発信しているブログがある。English is Fun(英語はおしろい)をフェイスブックで検索してごらん。次をクリックでもOK。https://www.facebook.com/EnglishIF/

 今日は出席者ゼロだった。3年のNAさんと1年のMA君は明日から期末試験、YAさんは体調悪くメールで欠席連絡をくれた。せっかく三島まで来たので教室でのんびりしようと、スマホでNYのFM放送WQXRにアクセスし「オペラボーレ」を聞いた。古今のさまざまなオペラの有名なアリアや合唱、序曲などを次々と一日24時間流してくれる。私のお気に入りの放送だ。
 読書もずいぶん進んだ。「徳川家康」の第17巻、「大阪夏の陣」で豊臣秀頼の隠し子「国松」12歳が京の河原で処刑される場面だった。戦国時代の悲惨な状況はまだ治まっていなかったのだ。この時家康は74歳の高齢だからもうストーリーも終結に近づいた。次の第18巻でいよいよ読了だな。 尾上

(追記)箱根の「くらかけゴルフ場」では、梅雨の季節の真ん中なのに素晴らしい青空に恵まれて、パノラマの大展望とおいしいランチを楽しんだ。食後の腹ごなしに「箱根峠」から「湖畔」まで旧東海道の「挟石坂」をくだってみた。「箱根関所」の北側、つまり「江戸」側にある杉並木が有名だけど、ここにも樹齢400年の杉並木と江戸時代に敷いた石畳が残っていたよ。知らなかった。
 箱根の関所を無事通過して次の「三島宿」に向かう旅人は芦ノ湖岸を歩いて「芦川」からもう一度登りになる。その名のごとしで「箱根峠」に向かっていくから「向坂」の石碑が立って「芦川の石仏」が並んでいた。わずか400mの直線の坂道の脇には「赤石坂」「釜石坂」「風越坂」の立て札が立ててあったよ。歴史を感ずるね。
2019/07/01 (Mon) 23:19


Granting that 〜,「〜は認めるけれど」
Granting that 〜,「〜は認めるけれど」
2019年6月30(日) 御殿場市民会館にて 
「箱根くらかけゴルフ場」
 梅雨の中休みで太陽が出るともう真夏であることを実感するね。どうせなら涼しい所でランチしようよ、と家内を誘って箱根に行った。乙女峠を越えるとすぐに「富士屋ホテル・仙石ゴルフコース」がある。以前に外来で2度寄ってみたがレストランの大きな窓から広大なグリーンと「金時山」「神山」の大展望が楽しめるし、特にここの食事は宮ノ下の「富士屋ホテル」と同じシェフの調理だそうでビーフカレーも実にうまい。
 ところが値段は実にリーズナブルなのだ。最近のゴルフ客はプレーの合間に急いで昼食にするから贅沢しないで定食か蕎麦かカレーで済ます。いろいろ味わいたいから今日は別のゴルフ場に行ってみようか。芦之湯の「湯の花ゴルフ場」も湖尻の「芦ノ湖畔ゴルフ場」も行ったことがあるから、展望のさらに良さそうな「箱根峠」の「くらかけゴルフ場」はどうかな・・・。

 3年生TUさんは前回「茨城大」の英文で、In no country other than England, it has been said, can one experience four seasons in the course of a single day! が難しかった。カンマカンマの中は挿入だからカッコに入れておいて文をつないで見ると、「否定語句」が強調のために文頭にでたので、canが主語one「人」の前に出て「倒置」になっているね。「英国以外のどの国においても、人がたった一日のうちに4つの季節を経験するなんて不可能だ、と言われてきた。」今日は「動名詞」の文法・作文をやった。He needs to wash his shirt.はHis shirt needs washing.とパラフレーズできる。同様にwantも「物want -ing」といえる。washing(洗濯)cleaning(掃除)brushing(磨き)など「〜が必要だ」の意味で使う特別用法だよ。
 ARさんは前回、「野口英世」の英文で・・・his mother, with whom he would talk over the question of Seisaku's further education.が難しかった。「小林先生」がセイサク(英世)に言ったことは、関係詞をwith herと置き換えて、「先生はセイサクの進学の問題についてお母さんと話し合う予定だよ」と訳せばよかった。今日は今週の期末試験の対策に専念して「動名詞」や「分詞」の慣用用法をたくさん覚えた。Granting that 〜,「〜は認めるけれど」はAdmitting that〜と同じで「分詞構文」で後が逆接になる。「〜は認められるけれど」でGranted that〜, といってもよい。 尾上

(追記)「プレー代」がずいぶん安くなって誘ってくれる友人もいるけれど私はゴルフはやらない。本当のことを言うと40年くらい前、島田商業高校時代に伯父から譲ってもらったクラブセットをしばらく振ったことがある。知人で「浜岡ゴルフ場」の経営者が週一回の休業日にコースを無料で自由に使わせてくれた時には、同僚の先生と一緒にカートを押してグリーンを回った思い出があるよ。
かつてバブルの頃は高価な「会員権」が取引されたけど今では経営困難なゴルフ場ばかりのようだ。だから「今日はプレーじゃないけど昼食だけできますか?」とフロントで聞くとたいていOKだよ。ゴルフは「紳士のスポーツ」と言われるから「ドレス・コード」というのがあって正装を求められるけど、係りの職員も礼儀ただしくテーブルまで丁重に案内してくれるのがうれしい。
 期待通り「くらかけゴルフ場」でもおいしい焼肉定食が頂けた。スポーツを愛する紳士・淑女(?)ばかりだから静かな雰囲気も気に入った。クラブ2階のレストランからは広大なコースの全貌が眼下に広がるし、芦ノ湖、駒ヶ岳、富士山、伊豆の山々がパノラマの大展望だったよ。(つづく)
2019/06/30 (Sun) 22:56


「光ほど早く進むものはない」Light goes faster than anything else. 
「光ほど早く進むものはない」Light goes faster than anything else. 
2019年6月27日(木)裾野市民文化センターにて
「忍野は山野草の宝庫」
 昨年の秋にはいつもの大学同窓3人との「トレッキンング例会」で山梨の「忍野八海」の近くの「高座山」に登った。山梨百名山の「杓子山」を縦走するコースの最初の低山で、私の案内で珍しい「ムラサキセンブリ」の高貴な美しい姿を見てもらった。その時山頂で話しかけた人が忍野村役場のもと職員GOさん。この村の出身だから「道なき道」にも実に詳しい。帰り道は彼にガイドしてもらい別ルートで一緒に下ることにした。「夏になればここにはスズムシソウ、ここにはキンセイラン・・・」と、山野草の知識が豊富で驚いた。
 話し好きで教えることが大好きそうなGOさんが、「コアツモリソウ」という希少なラン科の花も6月にその山で咲く、と言ったことを思いだし富士吉田市の彼に電話した。スマホに不慣れな彼にやっと通じて「去年の秋にはお世話になりました。今度はいつ歩きますか?ぜひご一緒させてください」というと、「コアツモリソウが見たいのですか。じゃあ、明日の朝どうですか?」と即答!登山口近くの「忍野中学」で待ち合わせすることになったよ・・・。

 3年生のMAさんは「動名詞」の文法作文をやった。I'm sorry I didn't answer your letter sooner.を動名詞を使って「単文」に書き直すには、I'm sorry for not having answered your letter sooner.が正解。動名詞の「完了形」having -ed(〜したこと)は主文の動詞より以前のことを表す。さらに否定のnotは常に-ingの前につけることに注意。having not answeredじゃないよ。
 TAさんは「不定詞」(2)で「使役動詞」のmake(〜させる)let(〜させてやる)have(〜してもらう)はその後に「人+原形」が来るのでユニークだ。同じような意味でget(〜させる)allow(許す)ask(〜頼む)を使うなら「人+to〜」と普通の不定詞が来るのにね。「慣用表現」もいくつか勉強した。To do him justice(彼を公正に判断すれば)、not to mention〜,(〜については言うまでもなく)、To make matters worse,(さらに悪いことには)など「文修飾」になるイディオムをたくさん覚えなくてはいけない。
 YAさんは前回「野口英世」の英文和訳をやった。Kobayashi offered what assistance he could.「小林はできる限りの援助を申し出た」。what+名詞がwhateverのように「どんな〜でも」の意味になる例だね。今日は「名詞・冠詞・代名詞」の項目で、「岡山大」の「昨夜のピアノリサイタルには多くの聴衆がいた」は、There was a large audience at the piano recital last evening.とやる。audienceは「集合名詞」で「大家族」a large familyと同じで一つと考える。
 2年生のADさんは前回、英検二次試験の面接問題をやった。Why〜?(理由)ならBecauseで、How〜?(方法)ならBy -ing〜で始めよう。今日はもう一度、英問英答の練習をやった。正確に聞き取るためには自分でも正確に発音し話せないといけない。しっかり「上げ下げ」のイントネーションをつけて質問や答えを読み上げる練習が大切だ。今週末の英検が合格するといいね。
 SU君は前回「仮定法」(2)を勉強した。「重要表現」としてas if やas thoughが接続詞で「まるで〜であるかのように」の意味になる。as if she knew〜なら「今、まるで〜を知っているかのように」、as though he had lived in〜なら「その頃、まるで〜に住んでいたかのように」。今日は「重要構文101」で「原形不定詞の慣用表現」をやった。He did nothing but play tennis during the summer.「夏の間テニス以外何もしなかった」は、butが「〜以外」「〜を除いて」の意味なんだ。「中央大」の問題でMan could not but make groups to be able to hunt better.も「人間はもっとうまく狩猟ができるように、グループをつくる以外に方法がなかった。」
 OB君は前回「比較」(2)をやった。「文の書き換え」ではNothing goes faster than light.(光ほど早く進むものはない)は、Light goes faster than anything else. となる。「ほかのどんな物よりも」はthan any other thingというよりも「代名詞」anythingを使ってelse(ほかの)を後置にするよ。今日は期末試験が近いので、対策勉強に専念した。  尾上

(追記)山で出会う人に話しかけ花の話が通じるとすぐに友人になるよ。それは私の特技かな。箱根仙石原のKOさんとは「愛鷹山」で、山梨市職員のAMさんとは「青木が原樹海」で、先週も甲府市の「?さん」と「三つ峠」で話してたくさんの花情報をもらった。私が10年前に山野草の好事家の仲間入りをした発端は図鑑「金時山の花」を山小屋で購入したときだ。「オノエラン」の名を発見してすぐ著者の高田さんに電話し厚かましくも次の登山に同行をお願いした。「オノエランの尾上です!」と言って。
 三角山の「高座山」には山腹のカヤの原に「中、上、下」の文字が切り取られ遠くからよく見える。忍野のその3地区ごとに縄張りがあって昔は馬で山に入り「茅葺屋根」のために刈り取って運んだそうだ。その馬が進んだという細く切り取った道をぐんぐん上ってGOさんの後を追う。「ほら、これが貴重なキンセイラン。金星だから七夕のころに黄色の美しい花を咲かせますよ。あのミズナラの木から10m下と覚えて、また探しに来てください。」
 GOさんお気に入りの洋食屋「風詩」で一緒にランチをした後、次は「杓子山」東側の下山口に案内してくれた。ゴルフ場を造成予定だったのにバブル崩壊で放置された森林の中でめったに人が入らない。ここで「鈴虫」の姿に似た貴重な「スズムシソウ」も、お目当ての「コアツモリソウ」にも数えきれないほど出会えたよ。対生の2枚葉の間から細い茎を垂らした先にまん丸い白い花が顔を伏せて咲いていたよ。
2019/06/27 (Thu) 23:30


「彼には話しあえる友人がいない」He has no friends with whom to talk.
「彼には話しあえる友人がいない」He has no friends with whom to talk.
2019年6月24日(月) 三島ゆうゆうホールにて 
「クモキリソウがこんな所に」
 雨の日でも坂道を歩いて体力維持を心掛けているよ。箱根へ行く途中スカイラインと分岐点にある「乙女キャンプ場」の駐車場は、富士山と御殿場市街の展望台としておすすめだ。ここは「金時山」登山の出発点でもあり、わたしはこの日「乙女トンネル」まで傘をさして長靴で登って行った。週末だから雨空にもめげずにテントを張っている家族たちが幾組も。
 ほんの40分くらいで「乙女トンネル」まで登れた。その入り口にあるドライブイン「富士見茶屋」で名物の「みそ田楽」を食べるのも楽しみ。店の裏山にちょっと登ると「乙女の鐘」展望台があって、ここから真正面の富士山に向かって手をあわせ鐘をつくと願いが叶うんだ。ひょっと振り返ると薄紫色の茎が美しいコアジサイが咲いてたよ・・・。

 3年生のNAさんは前回「関係詞」を使う英文で、「非制限用法」が和訳しにくかった。Babies in understaffed foundling hospitals. who see very little of older people, are said. except for crying, to be almost silent. カンマカンマは「挿入」で、主語のbabiesの説明になっているから、「職員が少ない孤児院にいる赤ん坊は、年上の人にほとんど会わないので、泣くことを除いてはほとんど口がきけないといわれている。」今日は「不定詞」(2)をやった。He has no friends to talk with.(彼には話しあえる友人がいない)でwithを不定詞の前に出すには「関係代名詞」を使ってHe has no friends with whom to talk.とやればいい。
 2年生のYAさんは明日の英語の試験対策のために文法問題をたくさんやった。「比較」は中でも難しい単元で、日本語の訳文と一致しない部分が多い。いくつかの質問に答えてあげた。
 1年生のMA君は前回「長文」で「ミステリー作家、アガサ・クリステイ」を読んだ。戯曲のあらすじの部分を「要約」せよ、が難しかった。今日は文法作文で「関係詞」を勉強した。関係代名詞のwho、whose、whom は代名詞のhe、his、himやshe、her、herの代わりに使って「2文を1文」につなぐのだ。「物」の代名詞it、its、itの代わりにはwhich、whose、whichを使う。さらに「関係副詞」のwhenやwhereも「副詞」のthen、thereの代わりだと考えればたいして難しくないね。短時間なのに「関係詞」の概要がちゃんとつかめたね。今日の「長文」は「エビ漁による環境破壊」を読んでしっかり設問に答えられた。 尾上

(追記)帰りの下り坂でイチヤクソウ(一薬草)の白花を3本みつけ、おまけに絶滅危惧種のクモキリソウ(雲切草)の薄緑色の花まで2本見つけた。こんな身近なところに、と興奮してしまう。これもオノエランや三つ峠のアツモリソウと同じラン科の花だ。わざわざ山梨や箱根まで行かなくても、御殿場の地元に見つかることが分かってきた。このあたりで標高が700mで低山といってもいいし、我が家だって460mあるから山野草が咲いてもおかしくない。
 昨日の「除草剤」の話を読んだ感想はどうですか?私もさらにネットで調べてみたら、モンサントの「ラウンドアップ」の販売は規制の緩い日本が世界で一番のお得意様らしい。政府や農水省が許可していて規制がないし、今だに全国の農協が推奨しているからね。庭やお墓の草取りに苦労しているお母さんたちはつい「除草剤」を買ってしまう。DIYやスーパーや百円ショップでも売っているからね。
 日産化学の「ラウンドアップ」だけでなく同じ発がん性の「グリホサート」をどの製品も含んでいて、「アイリスオーヤマ」の「速攻除草剤」やほかにも「除草王」「激枯れ」「ネコソギ」「こっぱみじん」などの別名で店の棚に並んでいる。スイスもフランスもカナダも販売禁止というのに日本はなぜ禁止しないのだろか?私の借りている田んぼの周囲でも地主さんがつい先週「除草剤」をすべての田んぼに撒いたらしい。稲だけ無事でほかの雑草を殺す薬があるのだろうか?
 (追記2)「モンサント社」は米国ミズーリ州にあって、かつてベトナム戦争で「奇形の兄弟」ベトちゃん・ドクちゃんを生んだ化学兵器「枯葉剤」を製造した会社だそうだ。植物が成長に欠かせない「アミノ酸」をブロックする効果で殺すから、人間の持つ「免疫力」にも悪影響がないわけない、と素人ながら私も信じる。
2019/06/24 (Mon) 23:53


 be of+名詞は「形容詞」
 be of+名詞は「形容詞」
2019年6月23(日)  御殿場市民会館にて 
「3年目のコムギ刈り取り」
 去年の11月に種まきしたコムギ6列がしっかり生育して黄色く色づいたので刈り取りをやったよ。根元をモグラにやられて一時は成長が止まったのだけどその後持ち直した。農作仲間の7人がカマを持ち寄ったら一輪車4杯分があっという間に収穫できた。さっそく「足踏み式の脱穀機」で麦の穂からモミを飛ばしたら10キロくらいになった。地主さんのハウスの中でしばらく天日干しさせてもらうことにした。
 去年はおいしそうに実がついたころ空からスズメの大群に食い散らされて跡形もなし。一昨年は冬の新芽のころ畑にシカが侵入して食い荒らし収穫ゼロ。畑の周囲に電気柵を張り巡らしたおかげと、天敵カラスが繁殖したせいでスズメの姿が見えなかったのとが幸いしたらしい。それでも侵入してくるヤツがいた。畑の草むらに発見したのはなんとキジのタマゴ2個!
 
 3年生TUさんは前回「関係詞」をつかう英文で難しかったのは「wh移動」だ。They will only repeat something that somebody else has said about what they think they have been reading.でthey thinkは旧来の英文法では「挿入」と説明されていた。しかしそうではなくて、新しい英文法ではwhat they have been〜の関係詞whatがthey thinkのさらに前に移動してaboutの目的語になるのだ。「彼らは今まで読んでいたと思っている本について、だれかほかの人が言ったようなことを単に繰り返しているだけなんだ。」今日は「不定詞」(2)の文法作文をやってほとんど全問正解だった。「感謝の気持ちを表す言葉もございません」は、I have no words to express my gratitude with.で、文尾の前置詞withを前に移動する方法はwith which to express〜とするね。
 ARさんは「分詞」の文法作文をやったらどれもほぼ正解だった。素晴らしい。「一時間あればそんな仕事も難なく片づけられるよ」は、「片づけに苦労しないだろう」とすれば「仮定法」の助動詞を使ってWe would have no difficulty finishing the task in an hour. と書ける。英文和訳では「関係詞whichの非制限用法」をやってみた。He was entrusted with the compilation of the medical journal published by the hospital, which duty he performed with deep interest as he himself was of a literary disposition.「彼はその病院によって出版されている医学雑誌の編集を任された。」の後を切って、「彼自身は文学的資質の持ち主だったので、深い興味を抱いてその仕事を遂行した。」be of+名詞は「形容詞」の働きだったね。 尾上

(追記)収穫したコムギは製粉してすぐに皆で食べてみよう。これは薄力粉でパンにはむかないからお好み焼きかたこ焼きにいいね。残った麦の茎をどうしようか。麦わら帽子を編んでもいいね、という人もいる。英語でストローハット(straw hat)っていうよね。ストローといえばジュースを飲むのに使えるな、と気づいた。中が空洞だから節と節の間を切り取れば天然のストローになってちゅうちゅう吸えたよ。無農薬で育てたから全く安全。無肥料だから高さも実のつきもあまりよくないけど。
 農薬といえば畑に使う「除草剤」で有名なブランド「ラウンドアップ」ってお家で使ってる?今すぐやめたほうがいいよ。発がん物質「グリホサート」が含まれていることが最近立証されて米国で3件の訴訟で会社側が敗訴した。今回は個人の庭で除草用に長年使った夫婦がガンを発病したのでそれぞれ$1 billion(1千億円)の賠償金だそうだ。米国の訴訟はすごい額だね。
 ROUNDUPは元は米国「モンサント社」の製品だから名前を聞いたことがあるでしょう。世界中で発売して40年以上になるそうだ。日本でももちろん市販されて君の家にも一本くらいあるかもしれない。それを今はドイツの有名な薬品会社「バイエル」が買収したから、何万件も同じ訴訟が続くと被告のバイエル社は経営困難になるだろう、ということをフェイスブックで知った。英語でGoogle検索したらNew York Times誌とイギリスのThe Guardian誌がすっぱ抜いた記事を見つけた。日本のメデイアはどのテレビ局も朝日新聞も「日経」も今のところ報道していない。なぜだろう?
2019/06/23 (Sun) 23:56


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