三島ゆうゆうホールにて
「沖縄旅行、ジェットスター」
今回の旅行で乗った飛行機はLCCのジェットスター。1月に乗ったバニラエアと同様、安価な分だけいくつかの点で不便があった。成田空港では第2ターミナルに着くと、そこではなくてさらにずっと先の第3ターミナルでの乗降になるからまた徒歩またはシャトルバスで移動しなくてはいけない。建物もプレハブ風で天井にパイプがむき出しになっているのはいいとしても、いよいよ搭乗するには搭乗口から階段を降りて一度空港ビルの外に出て、飛行機の下まで歩いて行って横付けしたタラップの階段をあがらないといけない。
昔、大学4年の秋「モスクワ合唱団」のロシア語の通訳アルバイトとして九州公演に行くのに、初の国産旅客機YS11に乗った時もこういうタラップを登って搭乗したなあ。足の不自由な家内には車椅子が使えないから苦労する。しかし今回もジェットスターの職員はとてもよくしてくれた。階段を使用しなくていいようにリフト付きのトラックを手配してくれて、車椅子に座ったままリフトで上げて操縦席側の出口から搭乗させてくれたんだ。一般乗降口とは反対側にある食事などの搬入口から乗ったのは初めて・・・。
3年生のNAさんは前回、書き換え問題でAs the sun had set, we hurried to our house.をthe sunで書き始めるなら、つまり接続詞のAsが省略されるなら「分詞構文」を思いつく。前半を The sun having set,と直せばよかったね。今日は代名詞を使った構文でsome〜,others〜「〜という人もいるし〜という人もいる」など相関的な用法をいくつか勉強した。文法も和訳もとてもよくできていた。「スイスは国としてまとまっているか」の英文は少々複雑で難しかったかな。
2年生のYAさんは前回、文法作文で「It構文」をやったらどれもほぼ正しく解答できていたね。It was no use pretending that I knew the fact.(その事実を知っているというふりをするのは無駄だった。)では、no useはuselessと同じ形容詞の働きでof no useのこと。このItは動名詞以下をさす「形式主語」だね。
今日は「There構文」という単元を勉強した。As there was no money left in my pocket, I could not buy it.(ポケットになにもお金が残っていないのでそれが買えなかった。)は、No money was leftという受動態の文が疑問文のように「倒置」された文で、主語の位置に形式だけのthereを置いたものだ。意味上はno moneyが主語だけどこの倒置の文構造ではthereが主語なのだ。なぜなら、上の文をもし「分詞構文」に換えるならThere being no money left・・・となるから。 尾上
(追記)那覇空港は特にLCC(Low Cost Carrier格安フライト)の差別はなくて、皆ボーディング・ブリッジ(搭乗橋)から搭乗できるから気分がいい。この帰りの飛行機でも障害のある家内が一緒なので、搭乗も一番先に案内してもらったし前から2列目の近さだった。昔スチュアーデスと呼ばれた客室乗務員(CA、キャビンアテンダントは和製英語で、本当はFlight Attendant)は皆にこやかで、LCCの涙ぐましい企業努力が随所に見られてとても気に入った。(様々な問題だらけの日航、全日空も見習ってほしい。)
水平飛行に入ると前列の短パン姿の若い白人がいきなり椅子をリクライニングにした。私の脚にぶつかり窮屈なので膝でつついてやった。エコノミークラスは座席が一センチ単位で計算されているからこれだけで私自身のスペースが侵害されたことになる。相手がCAに英語で文句を言い出したから、No, I don’t like it! Put it back! It’s a bad manner! と大声で言ってやったらやっと席を元に戻した。いくら権利があると言っても2時間くらいの短いフライトで一人だけ楽をしようとは身勝手だよ。(いざとなったらケンカのできる英語力をめざしましょう!)
