高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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English is Fun
English is Fun
2019年7月1日(月) 三島ゆうゆうホールにて 
「英語はおもしろい」
 これは米国ニューヨーク州立大学シラキュース校で教えている友人のNIさんがフェイスブックに投稿してくれて発見した。NIさんは航空機の歴史が専門で、東京工大に招かれてセミナーで講演したときに出席させてもらったことがある。小田原高校を卒業後米国オハイオ州立大学に留学し、そのまま大学院に進んで研究。私の次男とはそのとき友人として親しくしてもらった。
 英語のtongueには「舌」と「言葉」、patientには「患者」と「がまん強い」、presentには「贈り物」と「現在」のように、一つの単語に2つ以上の意味があるのが普通で日本語でも同じことだね。そういう「多義語」を盛り込んでウイットにあふれた「人生訓」を込めた格言やメッセージを発信しているブログがある。English is Fun(英語はおしろい)をフェイスブックで検索してごらん。次をクリックでもOK。https://www.facebook.com/EnglishIF/

 今日は出席者ゼロだった。3年のNAさんと1年のMA君は明日から期末試験、YAさんは体調悪くメールで欠席連絡をくれた。せっかく三島まで来たので教室でのんびりしようと、スマホでNYのFM放送WQXRにアクセスし「オペラボーレ」を聞いた。古今のさまざまなオペラの有名なアリアや合唱、序曲などを次々と一日24時間流してくれる。私のお気に入りの放送だ。
 読書もずいぶん進んだ。「徳川家康」の第17巻、「大阪夏の陣」で豊臣秀頼の隠し子「国松」12歳が京の河原で処刑される場面だった。戦国時代の悲惨な状況はまだ治まっていなかったのだ。この時家康は74歳の高齢だからもうストーリーも終結に近づいた。次の第18巻でいよいよ読了だな。 尾上

(追記)箱根の「くらかけゴルフ場」では、梅雨の季節の真ん中なのに素晴らしい青空に恵まれて、パノラマの大展望とおいしいランチを楽しんだ。食後の腹ごなしに「箱根峠」から「湖畔」まで旧東海道の「挟石坂」をくだってみた。「箱根関所」の北側、つまり「江戸」側にある杉並木が有名だけど、ここにも樹齢400年の杉並木と江戸時代に敷いた石畳が残っていたよ。知らなかった。
 箱根の関所を無事通過して次の「三島宿」に向かう旅人は芦ノ湖岸を歩いて「芦川」からもう一度登りになる。その名のごとしで「箱根峠」に向かっていくから「向坂」の石碑が立って「芦川の石仏」が並んでいた。わずか400mの直線の坂道の脇には「赤石坂」「釜石坂」「風越坂」の立て札が立ててあったよ。歴史を感ずるね。
2019/07/01 (Mon) 23:19


Granting that 〜,「〜は認めるけれど」
Granting that 〜,「〜は認めるけれど」
2019年6月30(日) 御殿場市民会館にて 
「箱根くらかけゴルフ場」
 梅雨の中休みで太陽が出るともう真夏であることを実感するね。どうせなら涼しい所でランチしようよ、と家内を誘って箱根に行った。乙女峠を越えるとすぐに「富士屋ホテル・仙石ゴルフコース」がある。以前に外来で2度寄ってみたがレストランの大きな窓から広大なグリーンと「金時山」「神山」の大展望が楽しめるし、特にここの食事は宮ノ下の「富士屋ホテル」と同じシェフの調理だそうでビーフカレーも実にうまい。
 ところが値段は実にリーズナブルなのだ。最近のゴルフ客はプレーの合間に急いで昼食にするから贅沢しないで定食か蕎麦かカレーで済ます。いろいろ味わいたいから今日は別のゴルフ場に行ってみようか。芦之湯の「湯の花ゴルフ場」も湖尻の「芦ノ湖畔ゴルフ場」も行ったことがあるから、展望のさらに良さそうな「箱根峠」の「くらかけゴルフ場」はどうかな・・・。

 3年生TUさんは前回「茨城大」の英文で、In no country other than England, it has been said, can one experience four seasons in the course of a single day! が難しかった。カンマカンマの中は挿入だからカッコに入れておいて文をつないで見ると、「否定語句」が強調のために文頭にでたので、canが主語one「人」の前に出て「倒置」になっているね。「英国以外のどの国においても、人がたった一日のうちに4つの季節を経験するなんて不可能だ、と言われてきた。」今日は「動名詞」の文法・作文をやった。He needs to wash his shirt.はHis shirt needs washing.とパラフレーズできる。同様にwantも「物want -ing」といえる。washing(洗濯)cleaning(掃除)brushing(磨き)など「〜が必要だ」の意味で使う特別用法だよ。
 ARさんは前回、「野口英世」の英文で・・・his mother, with whom he would talk over the question of Seisaku's further education.が難しかった。「小林先生」がセイサク(英世)に言ったことは、関係詞をwith herと置き換えて、「先生はセイサクの進学の問題についてお母さんと話し合う予定だよ」と訳せばよかった。今日は今週の期末試験の対策に専念して「動名詞」や「分詞」の慣用用法をたくさん覚えた。Granting that 〜,「〜は認めるけれど」はAdmitting that〜と同じで「分詞構文」で後が逆接になる。「〜は認められるけれど」でGranted that〜, といってもよい。 尾上

(追記)「プレー代」がずいぶん安くなって誘ってくれる友人もいるけれど私はゴルフはやらない。本当のことを言うと40年くらい前、島田商業高校時代に伯父から譲ってもらったクラブセットをしばらく振ったことがある。知人で「浜岡ゴルフ場」の経営者が週一回の休業日にコースを無料で自由に使わせてくれた時には、同僚の先生と一緒にカートを押してグリーンを回った思い出があるよ。
かつてバブルの頃は高価な「会員権」が取引されたけど今では経営困難なゴルフ場ばかりのようだ。だから「今日はプレーじゃないけど昼食だけできますか?」とフロントで聞くとたいていOKだよ。ゴルフは「紳士のスポーツ」と言われるから「ドレス・コード」というのがあって正装を求められるけど、係りの職員も礼儀ただしくテーブルまで丁重に案内してくれるのがうれしい。
 期待通り「くらかけゴルフ場」でもおいしい焼肉定食が頂けた。スポーツを愛する紳士・淑女(?)ばかりだから静かな雰囲気も気に入った。クラブ2階のレストランからは広大なコースの全貌が眼下に広がるし、芦ノ湖、駒ヶ岳、富士山、伊豆の山々がパノラマの大展望だったよ。(つづく)
2019/06/30 (Sun) 22:56


「光ほど早く進むものはない」Light goes faster than anything else. 
「光ほど早く進むものはない」Light goes faster than anything else. 
2019年6月27日(木)裾野市民文化センターにて
「忍野は山野草の宝庫」
 昨年の秋にはいつもの大学同窓3人との「トレッキンング例会」で山梨の「忍野八海」の近くの「高座山」に登った。山梨百名山の「杓子山」を縦走するコースの最初の低山で、私の案内で珍しい「ムラサキセンブリ」の高貴な美しい姿を見てもらった。その時山頂で話しかけた人が忍野村役場のもと職員GOさん。この村の出身だから「道なき道」にも実に詳しい。帰り道は彼にガイドしてもらい別ルートで一緒に下ることにした。「夏になればここにはスズムシソウ、ここにはキンセイラン・・・」と、山野草の知識が豊富で驚いた。
 話し好きで教えることが大好きそうなGOさんが、「コアツモリソウ」という希少なラン科の花も6月にその山で咲く、と言ったことを思いだし富士吉田市の彼に電話した。スマホに不慣れな彼にやっと通じて「去年の秋にはお世話になりました。今度はいつ歩きますか?ぜひご一緒させてください」というと、「コアツモリソウが見たいのですか。じゃあ、明日の朝どうですか?」と即答!登山口近くの「忍野中学」で待ち合わせすることになったよ・・・。

 3年生のMAさんは「動名詞」の文法作文をやった。I'm sorry I didn't answer your letter sooner.を動名詞を使って「単文」に書き直すには、I'm sorry for not having answered your letter sooner.が正解。動名詞の「完了形」having -ed(〜したこと)は主文の動詞より以前のことを表す。さらに否定のnotは常に-ingの前につけることに注意。having not answeredじゃないよ。
 TAさんは「不定詞」(2)で「使役動詞」のmake(〜させる)let(〜させてやる)have(〜してもらう)はその後に「人+原形」が来るのでユニークだ。同じような意味でget(〜させる)allow(許す)ask(〜頼む)を使うなら「人+to〜」と普通の不定詞が来るのにね。「慣用表現」もいくつか勉強した。To do him justice(彼を公正に判断すれば)、not to mention〜,(〜については言うまでもなく)、To make matters worse,(さらに悪いことには)など「文修飾」になるイディオムをたくさん覚えなくてはいけない。
 YAさんは前回「野口英世」の英文和訳をやった。Kobayashi offered what assistance he could.「小林はできる限りの援助を申し出た」。what+名詞がwhateverのように「どんな〜でも」の意味になる例だね。今日は「名詞・冠詞・代名詞」の項目で、「岡山大」の「昨夜のピアノリサイタルには多くの聴衆がいた」は、There was a large audience at the piano recital last evening.とやる。audienceは「集合名詞」で「大家族」a large familyと同じで一つと考える。
 2年生のADさんは前回、英検二次試験の面接問題をやった。Why〜?(理由)ならBecauseで、How〜?(方法)ならBy -ing〜で始めよう。今日はもう一度、英問英答の練習をやった。正確に聞き取るためには自分でも正確に発音し話せないといけない。しっかり「上げ下げ」のイントネーションをつけて質問や答えを読み上げる練習が大切だ。今週末の英検が合格するといいね。
 SU君は前回「仮定法」(2)を勉強した。「重要表現」としてas if やas thoughが接続詞で「まるで〜であるかのように」の意味になる。as if she knew〜なら「今、まるで〜を知っているかのように」、as though he had lived in〜なら「その頃、まるで〜に住んでいたかのように」。今日は「重要構文101」で「原形不定詞の慣用表現」をやった。He did nothing but play tennis during the summer.「夏の間テニス以外何もしなかった」は、butが「〜以外」「〜を除いて」の意味なんだ。「中央大」の問題でMan could not but make groups to be able to hunt better.も「人間はもっとうまく狩猟ができるように、グループをつくる以外に方法がなかった。」
 OB君は前回「比較」(2)をやった。「文の書き換え」ではNothing goes faster than light.(光ほど早く進むものはない)は、Light goes faster than anything else. となる。「ほかのどんな物よりも」はthan any other thingというよりも「代名詞」anythingを使ってelse(ほかの)を後置にするよ。今日は期末試験が近いので、対策勉強に専念した。  尾上

(追記)山で出会う人に話しかけ花の話が通じるとすぐに友人になるよ。それは私の特技かな。箱根仙石原のKOさんとは「愛鷹山」で、山梨市職員のAMさんとは「青木が原樹海」で、先週も甲府市の「?さん」と「三つ峠」で話してたくさんの花情報をもらった。私が10年前に山野草の好事家の仲間入りをした発端は図鑑「金時山の花」を山小屋で購入したときだ。「オノエラン」の名を発見してすぐ著者の高田さんに電話し厚かましくも次の登山に同行をお願いした。「オノエランの尾上です!」と言って。
 三角山の「高座山」には山腹のカヤの原に「中、上、下」の文字が切り取られ遠くからよく見える。忍野のその3地区ごとに縄張りがあって昔は馬で山に入り「茅葺屋根」のために刈り取って運んだそうだ。その馬が進んだという細く切り取った道をぐんぐん上ってGOさんの後を追う。「ほら、これが貴重なキンセイラン。金星だから七夕のころに黄色の美しい花を咲かせますよ。あのミズナラの木から10m下と覚えて、また探しに来てください。」
 GOさんお気に入りの洋食屋「風詩」で一緒にランチをした後、次は「杓子山」東側の下山口に案内してくれた。ゴルフ場を造成予定だったのにバブル崩壊で放置された森林の中でめったに人が入らない。ここで「鈴虫」の姿に似た貴重な「スズムシソウ」も、お目当ての「コアツモリソウ」にも数えきれないほど出会えたよ。対生の2枚葉の間から細い茎を垂らした先にまん丸い白い花が顔を伏せて咲いていたよ。
2019/06/27 (Thu) 23:30


「彼には話しあえる友人がいない」He has no friends with whom to talk.
「彼には話しあえる友人がいない」He has no friends with whom to talk.
2019年6月24日(月) 三島ゆうゆうホールにて 
「クモキリソウがこんな所に」
 雨の日でも坂道を歩いて体力維持を心掛けているよ。箱根へ行く途中スカイラインと分岐点にある「乙女キャンプ場」の駐車場は、富士山と御殿場市街の展望台としておすすめだ。ここは「金時山」登山の出発点でもあり、わたしはこの日「乙女トンネル」まで傘をさして長靴で登って行った。週末だから雨空にもめげずにテントを張っている家族たちが幾組も。
 ほんの40分くらいで「乙女トンネル」まで登れた。その入り口にあるドライブイン「富士見茶屋」で名物の「みそ田楽」を食べるのも楽しみ。店の裏山にちょっと登ると「乙女の鐘」展望台があって、ここから真正面の富士山に向かって手をあわせ鐘をつくと願いが叶うんだ。ひょっと振り返ると薄紫色の茎が美しいコアジサイが咲いてたよ・・・。

 3年生のNAさんは前回「関係詞」を使う英文で、「非制限用法」が和訳しにくかった。Babies in understaffed foundling hospitals. who see very little of older people, are said. except for crying, to be almost silent. カンマカンマは「挿入」で、主語のbabiesの説明になっているから、「職員が少ない孤児院にいる赤ん坊は、年上の人にほとんど会わないので、泣くことを除いてはほとんど口がきけないといわれている。」今日は「不定詞」(2)をやった。He has no friends to talk with.(彼には話しあえる友人がいない)でwithを不定詞の前に出すには「関係代名詞」を使ってHe has no friends with whom to talk.とやればいい。
 2年生のYAさんは明日の英語の試験対策のために文法問題をたくさんやった。「比較」は中でも難しい単元で、日本語の訳文と一致しない部分が多い。いくつかの質問に答えてあげた。
 1年生のMA君は前回「長文」で「ミステリー作家、アガサ・クリステイ」を読んだ。戯曲のあらすじの部分を「要約」せよ、が難しかった。今日は文法作文で「関係詞」を勉強した。関係代名詞のwho、whose、whom は代名詞のhe、his、himやshe、her、herの代わりに使って「2文を1文」につなぐのだ。「物」の代名詞it、its、itの代わりにはwhich、whose、whichを使う。さらに「関係副詞」のwhenやwhereも「副詞」のthen、thereの代わりだと考えればたいして難しくないね。短時間なのに「関係詞」の概要がちゃんとつかめたね。今日の「長文」は「エビ漁による環境破壊」を読んでしっかり設問に答えられた。 尾上

(追記)帰りの下り坂でイチヤクソウ(一薬草)の白花を3本みつけ、おまけに絶滅危惧種のクモキリソウ(雲切草)の薄緑色の花まで2本見つけた。こんな身近なところに、と興奮してしまう。これもオノエランや三つ峠のアツモリソウと同じラン科の花だ。わざわざ山梨や箱根まで行かなくても、御殿場の地元に見つかることが分かってきた。このあたりで標高が700mで低山といってもいいし、我が家だって460mあるから山野草が咲いてもおかしくない。
 昨日の「除草剤」の話を読んだ感想はどうですか?私もさらにネットで調べてみたら、モンサントの「ラウンドアップ」の販売は規制の緩い日本が世界で一番のお得意様らしい。政府や農水省が許可していて規制がないし、今だに全国の農協が推奨しているからね。庭やお墓の草取りに苦労しているお母さんたちはつい「除草剤」を買ってしまう。DIYやスーパーや百円ショップでも売っているからね。
 日産化学の「ラウンドアップ」だけでなく同じ発がん性の「グリホサート」をどの製品も含んでいて、「アイリスオーヤマ」の「速攻除草剤」やほかにも「除草王」「激枯れ」「ネコソギ」「こっぱみじん」などの別名で店の棚に並んでいる。スイスもフランスもカナダも販売禁止というのに日本はなぜ禁止しないのだろか?私の借りている田んぼの周囲でも地主さんがつい先週「除草剤」をすべての田んぼに撒いたらしい。稲だけ無事でほかの雑草を殺す薬があるのだろうか?
 (追記2)「モンサント社」は米国ミズーリ州にあって、かつてベトナム戦争で「奇形の兄弟」ベトちゃん・ドクちゃんを生んだ化学兵器「枯葉剤」を製造した会社だそうだ。植物が成長に欠かせない「アミノ酸」をブロックする効果で殺すから、人間の持つ「免疫力」にも悪影響がないわけない、と素人ながら私も信じる。
2019/06/24 (Mon) 23:53


 be of+名詞は「形容詞」
 be of+名詞は「形容詞」
2019年6月23(日)  御殿場市民会館にて 
「3年目のコムギ刈り取り」
 去年の11月に種まきしたコムギ6列がしっかり生育して黄色く色づいたので刈り取りをやったよ。根元をモグラにやられて一時は成長が止まったのだけどその後持ち直した。農作仲間の7人がカマを持ち寄ったら一輪車4杯分があっという間に収穫できた。さっそく「足踏み式の脱穀機」で麦の穂からモミを飛ばしたら10キロくらいになった。地主さんのハウスの中でしばらく天日干しさせてもらうことにした。
 去年はおいしそうに実がついたころ空からスズメの大群に食い散らされて跡形もなし。一昨年は冬の新芽のころ畑にシカが侵入して食い荒らし収穫ゼロ。畑の周囲に電気柵を張り巡らしたおかげと、天敵カラスが繁殖したせいでスズメの姿が見えなかったのとが幸いしたらしい。それでも侵入してくるヤツがいた。畑の草むらに発見したのはなんとキジのタマゴ2個!
 
 3年生TUさんは前回「関係詞」をつかう英文で難しかったのは「wh移動」だ。They will only repeat something that somebody else has said about what they think they have been reading.でthey thinkは旧来の英文法では「挿入」と説明されていた。しかしそうではなくて、新しい英文法ではwhat they have been〜の関係詞whatがthey thinkのさらに前に移動してaboutの目的語になるのだ。「彼らは今まで読んでいたと思っている本について、だれかほかの人が言ったようなことを単に繰り返しているだけなんだ。」今日は「不定詞」(2)の文法作文をやってほとんど全問正解だった。「感謝の気持ちを表す言葉もございません」は、I have no words to express my gratitude with.で、文尾の前置詞withを前に移動する方法はwith which to express〜とするね。
 ARさんは「分詞」の文法作文をやったらどれもほぼ正解だった。素晴らしい。「一時間あればそんな仕事も難なく片づけられるよ」は、「片づけに苦労しないだろう」とすれば「仮定法」の助動詞を使ってWe would have no difficulty finishing the task in an hour. と書ける。英文和訳では「関係詞whichの非制限用法」をやってみた。He was entrusted with the compilation of the medical journal published by the hospital, which duty he performed with deep interest as he himself was of a literary disposition.「彼はその病院によって出版されている医学雑誌の編集を任された。」の後を切って、「彼自身は文学的資質の持ち主だったので、深い興味を抱いてその仕事を遂行した。」be of+名詞は「形容詞」の働きだったね。 尾上

(追記)収穫したコムギは製粉してすぐに皆で食べてみよう。これは薄力粉でパンにはむかないからお好み焼きかたこ焼きにいいね。残った麦の茎をどうしようか。麦わら帽子を編んでもいいね、という人もいる。英語でストローハット(straw hat)っていうよね。ストローといえばジュースを飲むのに使えるな、と気づいた。中が空洞だから節と節の間を切り取れば天然のストローになってちゅうちゅう吸えたよ。無農薬で育てたから全く安全。無肥料だから高さも実のつきもあまりよくないけど。
 農薬といえば畑に使う「除草剤」で有名なブランド「ラウンドアップ」ってお家で使ってる?今すぐやめたほうがいいよ。発がん物質「グリホサート」が含まれていることが最近立証されて米国で3件の訴訟で会社側が敗訴した。今回は個人の庭で除草用に長年使った夫婦がガンを発病したのでそれぞれ$1 billion(1千億円)の賠償金だそうだ。米国の訴訟はすごい額だね。
 ROUNDUPは元は米国「モンサント社」の製品だから名前を聞いたことがあるでしょう。世界中で発売して40年以上になるそうだ。日本でももちろん市販されて君の家にも一本くらいあるかもしれない。それを今はドイツの有名な薬品会社「バイエル」が買収したから、何万件も同じ訴訟が続くと被告のバイエル社は経営困難になるだろう、ということをフェイスブックで知った。英語でGoogle検索したらNew York Times誌とイギリスのThe Guardian誌がすっぱ抜いた記事を見つけた。日本のメデイアはどのテレビ局も朝日新聞も「日経」も今のところ報道していない。なぜだろう?
2019/06/23 (Sun) 23:56


To make matters worse.(さらに悪いことには)
To make matters worse.(さらに悪いことには)
2019年6月20日(木) 裾野市民文化センターにて
「三つ峠から本社ケ丸へ」
 今年の「三つ峠」では今まで以上にたくさんの「アツモリソウ」に出会えたし、黄色の食虫植物のような「キバナノアツモリソウ」も珍しかった。山頂の手前ではピンクや白のカモメランもいっぱい咲いていた。梅雨のこの時期にこれほど空気の澄み切った青空も珍しい。山頂からヤマツツジを前景に富士山の美しい姿をたっぷり堪能して、「早起きは三文の徳」を実感したよ。
 まだ朝の8時だし同じ道を下っていくのもつまらない。もう一つの山梨百名山「ほんじゃがまる」1630mにも寄ってみよう。このまま尾根伝いに行けるはずだから。紅葉の季節に御坂峠の茶店「天下茶屋」から登った時には、尾根道でイワカガミの葉をたくさん見つけたし、ウチョウランや貴重な山野草が咲くいい山だと聞いていたから・・・。
 
 3年生のMAさんは前回、英文「女性の賃金」を和訳した。Clearly it is unfair, they say, for women to be paid less than men for the same work.で、カンマカンマの部分は挿入語句だからカッコにいれれて後で訳しておけば、残った文はIt is・・for〜to〜という見慣れた文型だね。for〜は「不定詞の意味上の主語」だったから、「女性が同じ仕事をやって男性より低い賃金であることは明らかに不公平だ、と彼女たちは言っている。」今日は「不定詞」の(2)で「あなたはパーティが始まる時間を彼女に伝えるだけでいい」は、All you should do is to tell her when the party will start.だね。You have only to tell〜でもよかった。
 YAさんは前回「関係詞」を含む英文を和訳した。Children themselves are different from adults ― once again, in degree but not in kind.がダッシュで追加した部分が訳しにくかったね。「子供自身は大人とは異なるが、もう一度言うと、程度が異なるのであって種類が異なるのではない。」今日は「分詞」の文法作文をやった。「どの辞書を買ったらよいか、その学生はなかなか決められなかった。」は単にThe student couldn't decide〜で書き始めてもよいし、「時間がかかった」ならThe student spent much time deciding〜、またはIt took the student a lot of time to decide〜とするのが一般的。
 2年生のADさんは前回「自然と科学技術」を和訳した。Nature always, so to speak, knows where and when to stop.はカンマカンマで挿入されたso to speak(いわば)が次のknowsの注釈になっているんだ。「知っている」のは普通人間だからね。「自然というのはどこでいつ留まればよいか、いわば知っているのだ」。今日も前回のように「英検」の面接問題の対策として、設問を確実に理解して的確に簡潔に答える方法を勉強した。How〜?と「方法」を聞かれたらBy -ing・・と答えよう。
 SU君は前回「不定詞」を使ったイディオムをいくつか勉強した。would like to(〜したいと思う)、have nothing to do with〜(〜と関係が何もない)など。今日は前回やり残した「仮定法」(2)を勉強した。「願望の文」でI wish SV〜(〜であればいいのに)でもVの語形に注意。「今の事実に反する願望」ならI wish I were a bird.で「昔の・・・」ならI wish I had been a bird.のようにいうんだ。If を使わなくてもWith (〜があれば)やwithout(〜がなければ)などで表現できる英文も勉強した。
 OB君は前回「関係詞」(3)で、関係副詞のwhenとwhereの用法を勉強した。The year when I came to Japan(関係副詞)とThe year which I can’t forget(関係代名詞)の使い分けに注意。whenはthenの代わり、whichはitの代わりなんだ。今日は「独立不定詞」を勉強した。To tell the truth,(本当のことを言えば)やTo make matters worse.(さらに悪いことには)のように文頭に置いて、後の文全体を修飾するような「不定詞」の働きを復習した。しかし、Sophie is, so to speak, our Queen.(ソフィーはいわば僕たちの女王さまだ。)のように、次の語句だけの注釈になっている「不定詞」にも注意したい。 尾上

(追記)もう一度アツモリソウの咲くお花畑を通って「御巣鷹山」に登り、今度は「清八峠」に向かって急傾斜を下っていく。8月にはレンゲショウマが咲き乱れる道を行くと「八丁峠」で今度は登り返し。息切れして足もがたがただけどやっと「清八山」の山頂に出た。南アルプスの「北岳」「間ノ岳」「農鳥岳」が白く輝き、さらにその南に「赤石岳」「塩見岳」も連なっているよ。甲府盆地の奥には「八ヶ岳」もまだ白い峰だ。
 せまい尾根道を戻ってきた男性に「本社ケ丸でなにかいい花が見つかりましたか」と聞くと、「山頂の岩場でオノエランを見つけましたよ」と言って、スマホの写真を見せてその場所を説明してくれた。「奈良から甲府に転居して山好きになり、ボランティアで自然保護活動をやってます。7月になったらウチョウランもそこで咲きますよ」と。よーし、オノエランまであと1時間だ。頑張るぞ。
2019/06/20 (Thu) 23:28


The boy is the last to tell a lie.は「決して嘘なんかつかない人」
The boy is the last to tell a lie.は「決して嘘なんかつかない人」
2019年6月18日(火)三島商工会議所にて 
「三つ峠のアツモリソウ」
 御坂山系の「三つ峠」登山はもう20回以上になるかな。富士急の電車で来る人は「三つ峠駅」が登山口になるけど、車や貸し切りバスなら西側の「御坂峠」からもっと短時間で登れる。花の百名山の一つで、6月の「アツモリソウ」と8月の「レンゲショウマ」の時期は必ず行く。13年前の7月に初めて大学時代の仲間を誘って4人で登った時には花にあまり関心なかったけど。
 昨日は家を夜明け前に出発して5時半には登山口についた。空気が乾燥して富士山もくっきりと姿を見せて天気は最高。月曜日の早朝とあって前を歩くのは老夫婦一組だけ。お目当ての「御巣鷹山」のお花畑に早く着いてアツモリソウを独り占めしようとすぐに追い越した。やっぱり咲いていたよ。ほらそこにも、ここにも!それぞれの群落に鹿よけの檻をかぶせているから写真が撮りにくいね・・・。

 3年生のNAさんは前回、語句並べ替えで「この時期にしては暖かすぎる」が難しかった。「この時期に暖かいはずの天候よりももっと暖かい」と言い換えできれば、The weather is warmer than it ought to be this time of year. もし「去年暖かかったよりも〜」なら、〜than it was last yearとなるでしょ。.今日は「不定詞」(1)の文法作文をやった。「地球は丸いと最初に言い出したのは誰ですか?」は「最初に〜した人」で不定詞の「形容詞用法」を使えばいい。Who was the first to say that the earth was round?と。同様に、The boy is the last to tell a lie.は「嘘をつきそうな最後の人」だから、「決して嘘なんかつかない人」の意味になる。
 2年生のYAさんは前回、「外国語学習ではミスを恐れるな」を読んだ。Students of English will sound like what they are − students.が難しかった。sound like〜はlook like〜「(顔が)〜のように見える」と対比して「(ことばが)〜のように聞こえる」の意味。what they areは「彼らの姿」と訳すとピッタリ。「英語の学習者の発音は、彼らの姿、つまり学習者のように聞こえる」。だから無教養の人とは違うから恐れることはない、の意味。今日は「重要構文101」の最終回で「文修飾の副詞」を勉強した。語尾にlyの付く副詞は基本的に「動詞」を修飾するから、He didn’t die luckily.は「幸運な死に方をしなかった」。しかし副詞のluckilyを文頭に出すとLuckily he didn’t dieは「幸運にも彼は死ななかった。」のように文全体を修飾して、「幸運なことなんだけど」の意味になるよ。
 1年生のMA君は前回、長文で「港の風景」を読んだ。下線部訳でNone of the three men thought that the coin belonged to somebody else.が難しかった。「そのコインが誰かほかの人のものになると考える人は3人のうちだれもいなかった。」ここでは「物belong to 人」の構文(物が人のものになる)が見慣れなかったね。今日は「受動態」を勉強した。よく理解できていてほぼ全問正解だった。例えば過去形のwas written (書かれた)は未来ならwill be writtenだし、現在完了ならhas been writtenで、進行形ならis being written(今書かれているところ)となることにも注意。 尾上

(追記)「三つ峠」の「アツモリソウ」は直径が5センチもある大型で鮮やかなピンク色をしている。白色の「クマガイソウ」とよく対比されるのはこの2つの花がともにラン科で、下の大きな唇弁が袋の形をしていることだけでなく、もともと「源平の戦い」に由来する。源氏の名将「熊谷直実」が「一の谷の合戦」で平家の若武者「敦盛」を打ちとった史実が歌舞伎でよく演じられる。騎馬武者は後から弓矢で射られないように大きな袋(ホロ)を背負っていた。平家は赤の、源氏は白のホロだったから。
 「三つ峠」とは3つの山が尾根続きになっている山の総称だ。「御巣鷹山」でアツモリソウを前から上から下から写真を撮りまくって十分満足したので、次は最高峰の「開運山」1785mに向かうとしよう。その道筋ではもう一つのラン科の花「カモメラン」の群生が見られた。こちらは1センチほどの小さな白い花でピンクの斑点がいっぱいついておしゃれな花だ。山頂からは残雪の富士山が青空にくっきりと!
2019/06/18 (Tue) 23:31


notは動詞を否定するのではなくて「文全体」を否定する
notは動詞を否定するのではなくて「文全体」を否定する
2019年6月16(日) 御殿場市民会館にて 
「オノエランと金時娘」
 202回目の「金時山」に登って今年も純白の妖精のような花「オノエラン」に出会えたよ。高さ10センチほどの小さなラン科の花で、漢字なら「尾上蘭」と書く「尾根の上のラン」という意味なんだ。5弁のうち一番下の大きな「唇弁」の奥には黄色い「W」のマークが覗いて可愛いい。早稲田の校旗や駅伝の選手のユニフォームについているWだね。
 この日は山小屋に「金時娘」の妙子さんが久しぶりに来ていた。大腿部骨折をやってから1年以上はリハビリに通っていたから週末に時々登るくらい。もう86歳なのに「荷揚げ用」のリフトに乗せられても登ってくる根性のすさまじさ。元祖「金時娘」の看板の自負があるんだね。「公時神社」の奥宮に2度目の「お百度」を達成したということで記念の色紙に達筆で「二百回登頂証」と書いてくれたよ・・・。

 3年生TUさんは前回長文で「よい翻訳とは」を読んだ。下線部訳ではA good translation is perhaps one in which the translator handles the building blocks provided in a very natural way.が難しかった。providedは直前のパラグラフにあるdesignated (指定された)と同じ意味で「建築用ブロック」を修飾している。oneは主語と同じだから「翻訳」と訳そう。「よい翻訳とはたぶん、翻訳者が与えられた建築材料をきわめて自然に扱っているような翻訳でしょう」。今日は「不定詞」(1)の文法作文をやってほとんど正解できた。英文和訳ではThese persons do not speak seriously.に注意。notは動詞speakを否定して「まじめに話さない」ではなくて「文全体」を否定するから「まじめに話してるのではない」で、結局seriouslyに否定の焦点が当たり「ふまじめに話している」の意味なんだ。
 ARさんは前回「学習院大」の入試問題で「関係詞」whatsoeverのある英文「労働条件の改革」が難しかった。The rest of every man's time will be his own, to do with whatsoever he likes. 「すべての人の時間の残りの部分はその人自身のものとなり、好きなことは何でもやれる時間になるでしょう。」whatsoeverはwhateverと同じでanything that〜(〜なものは何でも)の意味。今日は「動名詞」の文法作文をやった。「いやしくも読む価値のある本ならば繰り返し読む価値がある」は、「万一にでも、そもそも」の意味のat allを使って、Any book that is worth reading at all is worth reading over and over again.とすれば、「読む価値があるどんな本でも・・」で上記の例と同じようにwhatever book is worth〜とも言えるね。 
 ご父兄様へ・・・明日月曜日の「三島教室」は休館日のため、火曜日18日に向かいの「商工会議所」4Fに変更します。送迎よろしくお願いいたします。 尾上

(追記)今週の「壁紙」でページの左側に写っている花は「トキソウ」。これもラン科の花で漢字では「朱鷺草」と書く。花のピンク色が新潟県佐渡島の保護鳥「トキ」の羽に似ているから。先週、箱根・仙石原の「湿生花園」で咲きだした小さな美しい花だ。園芸用の大きめのトキソウを自宅で栽培している人もいるけれど、私は仙石湿原でこっそり自然に咲く姿を見るのが好きだ。
 一方、「オノエラン」は暑さに弱くて1000mを越える山にしか咲けないし栽培も難しいらしく、よく訪れる御殿場市印野の山野草の店「野之花苑」でも売っていない。私は「愛鷹山」の「前岳」や「鋸岳」の尾根筋でも偶然見つけて感動した。東北の「蔵王」や「栗駒山」に登った友人から「オノエラン見たよ」という話を聞いたことがある。
 これはちょうど今頃、山梨・御坂の「三つ峠」に群落で咲いているピンク色の「カモメラン」の仲間に分類されている。尾上家一族の「はとこ」YO君は東京都職員を定年退職した後、自然保護のレインジャーとして「高尾山」や「陣馬山」の野草や野鳥の観察を仕事にしている。先日「三つ峠」に行ってラン科の「アツモリソウ」の生育保護の様子をお仲間と研修してきたそうだ。まだつぼみだったそうだけどもうそろそろ見ごろだろうな。
2019/06/16 (Sun) 23:32


There is no point in –ing〜(〜することには意味がない)
There is no point in –ing〜(〜することには意味がない)
2019年6月13日(木) 裾野市民文化センターにて
「花しょうぶとジャカランダ」
 目が覚めたらいやに外が明るいぞ。iPADで音声対応のSIRIに話しかけ、天気予報を聞いたら午前中だけ晴れるという。朝食を急いですませて箱根の道に向かった。今年のバラは見事かなと期待して小田原の「フラワーガーデン」に行ってみた。覚えきれないほどのバラの名前の中で真っ先に目についたのは純白の「チャイコフスキー」。次いで元気のよい黄色いバラが気に入ったが、梅雨に入って連日の雨に打たれた花びらは最盛期を過ぎて赤もピンクもほとんどが無残な姿だった。
 遅かったかな!と少々残念な気持ちで奥に進むと、そこは日本庭園にがらりと変わって先週から「花しょうぶ・睡蓮まつり」が開幕していた。白も紫色もピンクも今一斉に咲きだしたところで、小川のせせらぎに沿って咲く花も大きなハスの池のふちを一周取り巻いて咲く花も、しっかりと手入れが行き届いてそれは見事な景観だったよ・・・。

 3年生のMAさんは前回「助動詞」の作文をやった。「荷物をまとめて帰ったほうがよさそうだ」は、We might as well pack up and go home.後には比較のas〜が省略されている。「このままここにいるより」as stay hereは言わなくてもいいからね。as〜asの「比較構文」であることに注意。今日は「不定詞」(1)で、「彼は目を覚ますと見知らぬ人々に囲まれているのに気付いた。」はHe awoke to find himself surrounded by strange people.で、不定詞to findがawokeの結果になっている。
 TAさんも「不定詞」の(1)で「壊さないように気を付けてこれを運んで下さい」の英訳は、「〜しないように」(目的)でso as not to〜とかin order not to〜が使えるとよかった。命令文だからCarry this carefullyで始める。You have only to accept yourself as you are.は「あなたは自分をありのままの姿で受け入れるだけでいいのだ。」 ではhave only to〜またはonly have to〜が重要イディオムだ。All you have to do is accept〜と同じ意味になる。
 YAさんは前回英文で「人生の明暗両面」を読んだ。下線部訳でThey saw life, even at their young age, as boring, frustrating and full of problems.は「カンマカンマをカッコに」入れればsee A as B (AをBとみなす)が見えたはず。regard A as Bとか、look upon A as Bともいうね。「学生たちはまだその若さなのに、人生を退屈で不満で難しいことばかりだと考えていた。」今日は「動名詞」で、I am ashamed of not having been kind to the old woman on the train.で否定のnotは完了形でも-ingの前につける、と覚えた。
 御殿場教室のARさんが出席して学校のテスト問題を総点検した。特に「動名詞」には様々な慣用表現があって覚えきれないね。There is no point in –ing〜(〜することには意味がない)、look forward to -ing〜(〜することを楽しみにしている)などなど。I was ashamed of there being no room〜(〜の部屋がないのが恥ずかしかった)は複文でI am ashamed that there was no room〜を書き換えたもの。動名詞の「意味上の主語」がthereなんだよ。
 2年生のADさんは前回「岡山大」の入試英文を和訳してみた。英文はすべて「動詞+〜」で成り立っているから難しいときはまずそこをチェックしよう。Nature, so to speak, knows where and when to stop.「自然は、どこでいつとどまるべきか、いわば『知っている』のだ」動詞knowsの主語はnatureだね。カンマカンマをカッコに入れて考えるよ。今日は7月「英検」の対策で「面接」問題をやってみた。口頭で答える部分を実際にノートに書いてみるといい勉強になる。たくさんやってみて。
 SU君は前回「仮定法」(1)の文法問題をやった。「もし私が(今)あなただったら、そんなことはしないのですが」は、If I were you, I would not do a thing like that.で、前文が「条件節」で、「今」の事実の逆だから「過去形」でamでも wasでもなくwereという。後文が帰結文で「〜しないだろうに」は、will not do〜ではなくwould not do〜と過去形にしないといけない。「昔」の事実の逆なら、If I had been you, I would not have done〜だ。前文のhad been(過去完了形)、後文の動詞もwould notの後が「完了形」have doneになっているね。今日は前回のプリントを添削しながら、特に「昔〜だったら〜だったのに」という時の「仮定法」の動詞の形を練習した。
 OB君は前回「コンマ+関係詞」を勉強した。I love April, when a lot of flowers come out. 「私は4月が好きだ。4月には花がたくさん咲きだすから。」のように2文に分けて和訳しよう。後半が理由になっているね。今日は重要構文でIt is ・・for人to〜(人が〜するのは・・・)と、It is ・・of 人to〜(〜するなんて、その人は・・・だね。)の違いを勉強した。前者の不定詞は「名詞用法」(〜すること)で、後者は「副詞用法」で「〜するなんて」と判断の根拠を示している。後半は文法で「比較構文」を復習した。「差」を表すにはHe is taller than she by ten years.のようにby +数字を文尾に書くか、「比較級」の直前に数字をおいてHe is ten years older than she. とやる。 尾上

(追記)花の咲く季節は一定ではないから油断できない。特に梅雨の晴れ間をねらって出かけるからしっかり開花情報をチェックしておかないといけない。熱海のジャカランダもきっと咲いているんじゃないかなと心配になって、「小田原フラワーガーデン」を後にして早川、根府川、真鶴、と海岸線を西に向かった。この道路の両側には海鮮料理のレストランがいくつも海に向かって並んでいてうれしい。「貝焼食堂」の名にひかれて初めて寄ってみた。新鮮なホタテ、ハマグリ、エビなどを網焼きしながら舌鼓を打った。
 熱海海岸の「お宮の松」あたりは観光客にあふれていた。ちょうどジャカランダの見ごろで根元に散った花弁が青い絨毯のようだった。熱海市がポルトガルのカスカイ市と姉妹都市になって寄贈された2本の苗を育てたら30年で100本に増えてこんなに大きく成長した。桐の花をもっと青紫色に染めたような大ぶりの花を一杯に咲かせている。気候の違いが心配だったけど温暖な熱海海岸ならではだね。
2019/06/13 (Thu) 23:22


I might as well throw the money away as lend it to him.「その金を彼に貸すくらいなら捨ててしまう方がましだ。」
I might as well throw the money away as lend it to him.「その金を彼に貸すくらいなら捨ててしまう方がましだ。」
2019年6月10日(月)三島ゆうゆうホールにて 
「樹海のギンラン」
 皮肉なことに大雨が降って気象庁が「梅雨入り」を宣言すると、翌日はカラッと晴れ上がることが多い。だから「梅雨に入ったと思われる」なんてぼかした表現になっているね。8日(土)は強い日差しで目が覚めて、「しまった!早起きするんだった」と後悔。今日は「富士山を歩こう」と思い立ち車を飛ばして「青木ヶ原樹海」まで行ってみた。
 お目当ての「コアツモリソウ」には1か月近く早すぎたもよう。2年前のこの時期にこの樹海で偶然知り合いになった山梨市役所職員のAMさんに電話してわかった。同じラン科の珍しい「ジガバチソウ」は教えられた場所まで行って3本だけ発見できたけどまだ緑の2枚葉の上の茎につぼみを出したばかり。それでも林の中のあちこちに「ササバギンラン」の純白の立ち姿を無数に発見して感激だった・・・。
 
 3年生のNAさんは前回「非制限用法の関係詞」のある英文を和訳した。カンマの後に出る関係詞は前文の「先行詞」を修飾(制限)するのでなく、一度切って「説明」するだけだから「非制限」なのだ。The White House, in which the President lives, is visited by tourists every day.「ホワイトハウスは、そこに大統領が住んでいるが、毎日見学者が訪れる。」のように。今日は「助動詞」の文法作文をやった。I might as well throw the money away as lend it to him.「その金を彼に貸すくらいなら捨ててしまう方がましだ。」は受験生必修の重要構文だけど覚えにくいね。as〜as〜に注目すると「〜と〜は同じ」と言っているし助動詞のmightは仮定法で使う「〜かもしれないが」の意味だね。「貸すのと捨てるのは同じかもしれない」と言ってるね。
 2年生のYAさんは「代名詞」の慣用用法をいくつか勉強した。全体をおおまかに2種類に分けるとSome・・・others・・・「〜という人もいるし、〜という人もいる」のように訳して、someは「いくつか〜」のようにわずかなの意味にしないことだ。The patriotic feeling of the Swiss is greater than that of many people who speak only one language. 「スイス国民の愛国心は、一つの言語しか話さない多くの人たちの愛国心より強い。」では代名詞のthat(それ)が前出のthe patriotic feelingのことだね。that of〜は、指すものが複数形ならthose of〜となるよ。
 1年生のMA君は「分詞」を勉強した。動詞の-ing形は、名詞用法で「〜すること」と訳せるものは「動名詞」、形容詞用法で「〜している」なら「現在分詞」と呼んでいる。a sleeping dog(寝ている犬)やThe girl talking with him(彼と話している少女)のように。もう一つ「〜しながら」と訳せる「現在分詞」もあって、主文全体を修飾するから「副詞用法」になり特別に「分詞構文」と呼んでいる。Playing soccer, I twisted my ankle.「サッカーをやりながら(やっている時)、足首をひねった。」では前半がWhen I played soccerの意味で使われている。一方「過去分詞」と呼ばれる-edとか-enの形のものは、いつも「受動態」の意味で「〜される、〜された」と訳すよ。Written in easy English, this book is good to start with. 「やさしい英語で書かれているので、この本から始めるのがいい。」ではAs it is written〜を書き換えた「分詞構文」だ。
 ご父兄様へ・・・次回の「三島教室」は、火曜日18日に向かいの「商工会議所」4Fに変更します。送迎よろしくお願いいたします。 尾上

(追記)車で「精進湖」に行く手前で「鳴沢小学校」の先のセブンイレブンを左折して林道を上って行くと「ふじてんリゾート」という人工スキー場がある。ずっと昔教師仲間で滑りに来たことがある。小さなゲレンデだけど近場で便利だった。夏のシーズンオフにはマウンテンバイクを担いでリフトで登っては、豪快に走り下りてくるスポーツが人気だ。
 そのさらに奥の林道を上って標高1400mくらいまで行くと「富士山登山道」と交差する。山梨県側には「精進湖」からも「富士登山」のコースがあって、青木ケ原の樹海の中をまっすぐ抜けて「吉田口」や「スバルライン」と五合目で合流する。今では珍しくなった「カッコウ」の大きな声が聞こえる。「ホホトギス」や「ウグイス」の声も山間にこだまする一人きりの世界だ。
 お目当ての花の場所に向かって歩いていると、ここにもギンランが・・・。背後から人が迫ってくる足音にビクッ!振り返るとトレラン(Trail Running)の男性だった。「富士山駅から吉田登山道を五合目まで登って今この道で精進湖まで走ります」と。「すごいなあ、気を付けて。」
2019/06/10 (Mon) 23:34


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