2019年6月13日(木) 裾野市民文化センターにて
「花しょうぶとジャカランダ」
目が覚めたらいやに外が明るいぞ。iPADで音声対応のSIRIに話しかけ、天気予報を聞いたら午前中だけ晴れるという。朝食を急いですませて箱根の道に向かった。今年のバラは見事かなと期待して小田原の「フラワーガーデン」に行ってみた。覚えきれないほどのバラの名前の中で真っ先に目についたのは純白の「チャイコフスキー」。次いで元気のよい黄色いバラが気に入ったが、梅雨に入って連日の雨に打たれた花びらは最盛期を過ぎて赤もピンクもほとんどが無残な姿だった。
遅かったかな!と少々残念な気持ちで奥に進むと、そこは日本庭園にがらりと変わって先週から「花しょうぶ・睡蓮まつり」が開幕していた。白も紫色もピンクも今一斉に咲きだしたところで、小川のせせらぎに沿って咲く花も大きなハスの池のふちを一周取り巻いて咲く花も、しっかりと手入れが行き届いてそれは見事な景観だったよ・・・。
3年生のMAさんは前回「助動詞」の作文をやった。「荷物をまとめて帰ったほうがよさそうだ」は、We might as well pack up and go home.後には比較のas〜が省略されている。「このままここにいるより」as stay hereは言わなくてもいいからね。as〜asの「比較構文」であることに注意。今日は「不定詞」(1)で、「彼は目を覚ますと見知らぬ人々に囲まれているのに気付いた。」はHe awoke to find himself surrounded by strange people.で、不定詞to findがawokeの結果になっている。
TAさんも「不定詞」の(1)で「壊さないように気を付けてこれを運んで下さい」の英訳は、「〜しないように」(目的)でso as not to〜とかin order not to〜が使えるとよかった。命令文だからCarry this carefullyで始める。You have only to accept yourself as you are.は「あなたは自分をありのままの姿で受け入れるだけでいいのだ。」 ではhave only to〜またはonly have to〜が重要イディオムだ。All you have to do is accept〜と同じ意味になる。
YAさんは前回英文で「人生の明暗両面」を読んだ。下線部訳でThey saw life, even at their young age, as boring, frustrating and full of problems.は「カンマカンマをカッコに」入れればsee A as B (AをBとみなす)が見えたはず。regard A as Bとか、look upon A as Bともいうね。「学生たちはまだその若さなのに、人生を退屈で不満で難しいことばかりだと考えていた。」今日は「動名詞」で、I am ashamed of not having been kind to the old woman on the train.で否定のnotは完了形でも-ingの前につける、と覚えた。
御殿場教室のARさんが出席して学校のテスト問題を総点検した。特に「動名詞」には様々な慣用表現があって覚えきれないね。There is no point in –ing〜(〜することには意味がない)、look forward to -ing〜(〜することを楽しみにしている)などなど。I was ashamed of there being no room〜(〜の部屋がないのが恥ずかしかった)は複文でI am ashamed that there was no room〜を書き換えたもの。動名詞の「意味上の主語」がthereなんだよ。
2年生のADさんは前回「岡山大」の入試英文を和訳してみた。英文はすべて「動詞+〜」で成り立っているから難しいときはまずそこをチェックしよう。Nature, so to speak, knows where and when to stop.「自然は、どこでいつとどまるべきか、いわば『知っている』のだ」動詞knowsの主語はnatureだね。カンマカンマをカッコに入れて考えるよ。今日は7月「英検」の対策で「面接」問題をやってみた。口頭で答える部分を実際にノートに書いてみるといい勉強になる。たくさんやってみて。
SU君は前回「仮定法」(1)の文法問題をやった。「もし私が(今)あなただったら、そんなことはしないのですが」は、If I were you, I would not do a thing like that.で、前文が「条件節」で、「今」の事実の逆だから「過去形」でamでも wasでもなくwereという。後文が帰結文で「〜しないだろうに」は、will not do〜ではなくwould not do〜と過去形にしないといけない。「昔」の事実の逆なら、If I had been you, I would not have done〜だ。前文のhad been(過去完了形)、後文の動詞もwould notの後が「完了形」have doneになっているね。今日は前回のプリントを添削しながら、特に「昔〜だったら〜だったのに」という時の「仮定法」の動詞の形を練習した。
OB君は前回「コンマ+関係詞」を勉強した。I love April, when a lot of flowers come out. 「私は4月が好きだ。4月には花がたくさん咲きだすから。」のように2文に分けて和訳しよう。後半が理由になっているね。今日は重要構文でIt is ・・for人to〜(人が〜するのは・・・)と、It is ・・of 人to〜(〜するなんて、その人は・・・だね。)の違いを勉強した。前者の不定詞は「名詞用法」(〜すること)で、後者は「副詞用法」で「〜するなんて」と判断の根拠を示している。後半は文法で「比較構文」を復習した。「差」を表すにはHe is taller than she by ten years.のようにby +数字を文尾に書くか、「比較級」の直前に数字をおいてHe is ten years older than she. とやる。 尾上
(追記)花の咲く季節は一定ではないから油断できない。特に梅雨の晴れ間をねらって出かけるからしっかり開花情報をチェックしておかないといけない。熱海のジャカランダもきっと咲いているんじゃないかなと心配になって、「小田原フラワーガーデン」を後にして早川、根府川、真鶴、と海岸線を西に向かった。この道路の両側には海鮮料理のレストランがいくつも海に向かって並んでいてうれしい。「貝焼食堂」の名にひかれて初めて寄ってみた。新鮮なホタテ、ハマグリ、エビなどを網焼きしながら舌鼓を打った。
熱海海岸の「お宮の松」あたりは観光客にあふれていた。ちょうどジャカランダの見ごろで根元に散った花弁が青い絨毯のようだった。熱海市がポルトガルのカスカイ市と姉妹都市になって寄贈された2本の苗を育てたら30年で100本に増えてこんなに大きく成長した。桐の花をもっと青紫色に染めたような大ぶりの花を一杯に咲かせている。気候の違いが心配だったけど温暖な熱海海岸ならではだね。
