高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

total : 111414
today : 116
yesterday : 57

A is to B what C is to D. の「公式」
A is to B what C is to D. の「公式」
2019年7月28(日) 御殿場市民会館にて 
「ナンバンギセル」
 「愛鷹山系」の中ではいちばん北端にある「越前岳」1504mが人気が高い。「サファリパーク」を過ぎた十里木の集落のはずれに登山口があって、はじめからきつい斜面を長い階段で登っていくコースだ。そこは広大なススキの草原のヘリになっていて、しばらくすると最初の「展望台」に着く。ここから振り返る「富士山」は眼下の十里木街道からせりあがっているから見下ろす感じで、実にでかくて手でつかめそうな近さだ。
 今日は登山じゃないからここまでにして、この草原の反対側の下山道に行ってみよう。そこで以前に偶然たくさん見つけた「ナンバンギセル」がそろそろ咲いているはず。あ!あったよ!ススキの根元に隠れて3本かたまって咲いているよ。花弁が唇形で女の子のおちょぼ口のようだね・・・。

 3年生TUさんは前回「関係詞」whatを使う英文を和訳した。「法政大」では、Facts are to the scientist what words are to the poet.「事実と科学者の関係は、言葉と詩人との関係と同じだ。」で、正解だった。ところで、このwhatは何かな?実は関係詞で「大切なもの」という意味なんだよ。直訳すれば、「言葉が詩人にとって大切なものであるように、事実は科学者にとって大切なものだ」ということ。今日は文法作文で「関係詞」をやったらまたwhatを使う並べ替え問題が出た。「明治大」の「桜の木は昔から日本においては、西洋諸国におけるバラのようなものである。」も、前回やったA is to B what C is to D. の「公式」の応用だね。The cherry tree has long been to Japan what the rose is to Western nations.
 ARさんは今日「否定」をやった。On no account should you leave the door unlocked while driving.「どんな理由でも、運転中に車のドアをロックしないでおくのはよくない。」 On no accountはNeverと同様、「否定の副詞」だから強調のために文頭に出したときはSVが倒置でshould you〜になるんだったね。和訳で難しかったのは形容詞用法(〜するための)で、「不定詞+前置詞」が「前置詞+関係詞+不定詞」に置き換えできること。the highest authority on serology under whom to study. 「その下で研究するには血清学の最高の権威者」で、under whom to studyは to study underのことだね。
 ご父兄様・・・来週4日の御殿場教室はお休みしますので、次回は8月11日(日)になります。 送迎よろしくお願いいたします。 なお、この「UG会ブログ日記」も8月の第1週は投稿をお休みし、8月7日(水)より再開します。 尾上

(追記)朝のうちは澄み切った青空で富士山もくっきりと全貌を見せて美しかった。しかし山の天気は気まぐれだ。ナンバンギセルを数か所でたくさん見つけてうれしくて、写真を撮っているうちに雨が急に降りだした。傘をさしながらかがみこんでガラケーで何枚もとり、アルバム用にiPADでも数枚撮った。Live撮影にすると2・3秒だけ動画になって、鳥のさえずりも録音出来るから臨場感が残せて楽しい。
 南蛮とは、江戸時代にスペインやポルトガルのことをそう呼んだ。長崎の港にやってくる船乗りたちのパイプに似ているキセル(煙管)だから「南蛮ギセル」と名付けたのだろうね。別名「オモイグサ」(思い草)ともいうよ。首をうなだれて思いにふける口紅をつけた娘さんのイメージかな。ススキやイネ、サトウキビなどの根から養分をもらって成長する「寄生植物」だ。
2019/07/28 (Sun) 23:01


There are cases where honesty does not pay.「正直さが割に合わない場合がある」
There are cases where honesty does not pay.「正直さが割に合わない場合がある」
2019年7月25日(木)裾野市民文化センターにて
「優雅なフウラン」
 「秩父宮公園」の母屋の坂下に「茶屋」がある。ロックガーデンを眺めながらのお茶もいいし軽食もとれる。この日も家内と立ち寄ってパスタとコーヒーをいただいてから園内を見て歩いた。アジサイが終わってギボウシやユリ、カンゾウの咲き乱れる季節だ。売店では山野草が直売されていて「フウラン」を数鉢見つけた。
 「風蘭」と書いて「フウキラン(富貴蘭)」の別名もある。ラン科の花では珍しく芳香がただよいその純白のほっそりした姿が風に揺れて何ともいえぬ優雅なたたずまい。「それほどの値段ではないわね」と、ロックガーデン担当のYAさんが言うから手入れの仕方を教えてもらい、一番よさそうな鉢を一つ選んでもらった・・・。

 3年のTAさんは前回「分詞」の文法作文をやった。「山田さんは通勤するのに2時間以上かけている」は、Mr Yamada spends more than two hours getting to work. get to workは「職場に行く」で、spend 時間-ing の構文は大切。今日は「名詞・代名詞・冠詞」の勉強。英文を書くときに注意すべきルールをいくつも覚えた。
 MAさんは前回「受動態」の作文をやった。「・・・数年にして地球の自然環境は完全に破壊されてしまうであろう」は、Natural environment of the earth would be completely destroyed in several years.今日は「関係詞」で文法作文をやった。There are cases ( ) honesty does not pay.「正直さが割に合わない場合がある」ではhonesty does not pay in the cases.が前の文を修飾しているから、カッコにはin whichまたはwhereに置き換えておけばよい。
 YAさんは前回「to不定詞の慣用用法」の英文を和訳した。A book has only to be barely readable once in order to serve its purpose.「本はその目的に役立つにはかろうじて一度だけ読めればそれでいいのだ。」have only to〜は「〜する必要だけがある」の意味。今日は「否定」の文法作文をやってfar from〜とfree from〜の違いを確認した。freeの意味はbarrier-freeのように「(バリア)を持っていない」だ。
 御殿場教室のARさんが出席した。前回は「関係詞」whatを使う英文を和訳した。They have thus eased people's greatest fear―but at what a cost! 「彼ら(宗教指導者たち)はこのようにして人々(信者)のもっとも大きな恐怖心を和らげてきた」。ダッシュの後の副詞句at a great costが訳しにくいね。3行後に「信者たちは自己改善のチャンスを無駄にした」とあるから、「しかし、そうするには人々に何という大きな犠牲を強いたことか。」今日は「関係詞」の文法作文をやったらとてもよくできていた。
 2年生のADさんは前回「人間と食物」の英文を和訳した。The places in which food grew best became the most populous parts of the earth. 「食料が一番よく育つ土地が地球でもっとも人口の多い地域になった。」 food grew best in the places.をin which〜に変えてbecameの前に割りこませた文。今日は「動詞+分詞」の意味と用法を勉強した。A man stood waving〜は「進行形」のwas wavingにstoodの意味を加えた。A man sat surrounded〜は「受動態」のwas surroundedにsatの意味を加えた、と考えればいい。
 OB君は明日から学校の補講が始まるので、そのテキストをすこし予習した。「自動詞・他動詞」は難しい。visitやapproach、reachは「他動詞」で、目的語に「場所」をとるからvisit to〜とかreach to〜としてはいけない。「他動詞」のdiscuss もabout〜をつけてはいけない。「自動詞」のtalk about〜やargue about〜ならOK.今日は「原形不定詞」をつかうイディオムをいくつか勉強した。
 SU君は前回、SVOCの文型を使う文を勉強した。「車のモーターオイル」に例えて、They keep American society running smoothly. 「それ(ほめ言葉)はアメリカ社会が滑らかに動くように保っている、」とうまく訳せた。今日はSVOCの文型で、Cが過去分詞(受け身の意味)の場合を勉強した。I had my money stolen yesterday. では、「金が盗まれるようにさせた」だから、「(人に)お金を盗まれた。」They had the photo taken〜は、「彼らはその写真を撮ってもらった」となる重要構文だよ。
 ご父兄様・・・来週8月1日(木)は会議室が予約できないのでお休みします。次回は8月8日(木)です。ご都合が悪い時には別会場においでください。

(追記)フウランは昔ほど「高嶺の花」ではなく気楽に買えるようになったし、もともと「高山の花」ではない。南国の花だから平地の半日陰ならどこにでも咲くらしい。セッコクと同じように「着生ラン」だから、梅や松の古木の枝にのせておけば咲いてくれるそうで、冬あまり寒くならなければ個人宅の庭でもなんとか咲かせることができるそうだ。「鎌倉」のお寺にあると聞いたので見に行ってみたい。
 セッコクなら箱根仙石原の花の寺「長安寺」でも梅の枝に着床させたものが毎年しっかり咲いてくれる。じゃあフウランはどうだろう?と翌日確かめに行ったけど見当たらなかった。600mの山の中では無理なんだね。でも、鐘撞堂の裏手に美しい竹林があってそこにツチアケビを一本見つけた。薄茶色のガクの中に鮮やかなクリーム色の花弁が開いたばかりでよく見ると美しい。実はこれもラン科の花なんだ。花の後は真っ赤なウィンナソーセ−ジのような実がたわわにぶら下がるよ。不気味な花だ。
2019/07/25 (Thu) 23:08


This, of course, is not the case.「もちろん、このことは事実ではない」
This, of course, is not the case.「もちろん、このことは事実ではない」
2019年7月21(日) 御殿場市民会館にて 
「富士山・太郎坊」
 富士山は7月10日に静岡県側も山開きしたとはいうけど、梅雨明けが遅いからまだ登山者は少ないだろうな、と予想して「太郎坊」に行ってみた。相変わらず5合目から上はすっぽり雲に包まれているからこの日は長靴をはいて下見と足慣らしだけにした。今年もまた登るとすれば9月10日の閉山の直後がいいな。ぞろそろと列をなして登るのはイヤだから。
 「太郎坊」の広場には貸し切りバスが2台駐車していて、大勢の子供たちが乗り込むところだった。先生に聞いてみると「日帰りで『二子山』まで登ってきました。雨だけど楽しかったですよ」。そうだね。子供のお目当ては山の展望でも山野草でもなくて、友達とのおしゃべりだからね。横浜市の小学校5年生の遠足だそうだ。天気が良ければもっといい企画になったのにね・・・。

 今日は3年生のARさんがお休みだったので、出席者はTUさん一人。久しぶりに3Fの第6会議室で大きな窓からは御殿場市内や箱根の展望がよく、晴れていれば富士山も正面に見えたのになあ。今年は梅雨明けがいやに遅れているね。
3年生TUさんは「受動態」の文法作文をやって、どの問題もほぼ正解が出せた。He was taken to the hospital to be treated for high blood pressure.は、「高血圧を治療してもらいにその病院に連れていかれた。」だから不定詞も受動態で書くよ。「大阪市大」の英文「肝臓の機能」の和訳では、This, of course, is not the case,・・・が難しかった。the caseは「事実、真相」の意味で、「もちろんこのことは事実ではない」となる。重要構文This is the case with〜「このことは〜に当てはまる」はThis is true of〜ともいえるね。
 ご父兄様・・・明日22日(月)は会場の予約がどこもとれず、日にちの変更も難しいので夏休み中一回だけの「休講」にしました。三島会場の次回は29日(月)です。ご都合の悪い生徒さんは、いつでも別の曜日に別会場をご利用ください。 尾上

(追記)富士登山のコースで「プリンスルート」というのを聞いたことがある?新しい天皇は登山がお好きで皇太子の時代、10年ほど前に「富士登山」されたときの新ルートのことだ。標高2400mの富士宮口5合目からスタートして、すぐに6合目から一度「宝永山」の火口に下ってそこから「御殿場口登山道」を登って行った。ここは「大砂走り」といって砂地だから下山には都合の良いコースだ。翌日にはもちろん御殿場口5合目の「太郎坊」がゴールだった。
 このコースは階段がなくて登りにくいし遠回りだけれど他の登山者が比較的少ないから皇室のお忍び登山として考え抜かれたのだろう。前日は8合5勺の「赤岩八合館」に宿泊なさった。ここは「農業大学校」で私たちの担当だった御殿場農協職員の福島さんのお父さんの経営で、まだ独身の彼女はお手伝いに来ていて夕食のときには「皇太子さまと盃を交わしたのよ、」と自慢げだった。寿退職して今は二児の母だけど、私の畑の「土壌検査」などで親切にしてもらった。
2019/07/21 (Sun) 23:25


not〜any more than〜「クジラの公式」
not〜any more than〜「クジラの公式」
2019年7月18日(木)裾野市民文化センターにて
「ウチョウラン」
 梅雨明けが待ち遠しいね。天気予報では今週中もずっと雨。ところが昨夜は寝ようと電気を消したら外が月明かりで驚いた。レーダー天気図を見ると、すっぽり雲の谷間ができている。わずかだけど梅雨の晴れ間だ。よし、もう一度「三つ峠」に登るには明日しかない。というわけで早起きして6時には家を出た。50キロだから一般道でも早朝なら1時間半で行ける。
 山頂から少し下って、湧き水が滝のようにしたたる屏風岩まで来ると、ピンクのシモツケや黄色のキンロバイが岩の割れ目に咲いている。今日こそ咲いていてほしい、と祈る思いでよく目を凝らしてみると、シモツケの一叢の下に隠れるようにほんの10センチにも満たない小さな薄紫色の花が?ウチョウランだ!見つけたよ!華やかな花を5輪も咲かせて・・・。

 3年のTAさんは前回「動名詞」を使う「並べ替え問題」で、「その外国人旅行者たちの多くは京都を訪れるのを楽しみにしています。」はMost of the foreign tourists are looking forward to visiting Kyoto.「訪れる」visitは他動詞で「場所」の目的語をとるからtoが不要だ。reachとapproachも同じだから注意しよう。今日は「分詞」の文法作文を勉強した。
 MAさんは「受動態」をやった。「以前は畑だったところに、家が次々と建てられている。」は、進行中だからHouses are being builtでいいね。「そこは以前畑だった」はThe place used to be fieldsだから関係詞を使ってon what used to be fields.とつなげる。「人に〜するよう求める」はask 人to〜で、call on 人 to〜ともいう。
 YAさんは「法政大」の英文でBut a collection of facts is not science any more than a dictionary is poetry.が難しいのにほぼ正解だった。not〜any more than〜の構文はno more〜than〜と同じだから、例の「クジラの公式」だね。否定の文を「わかりやすい例」を従えて「それと同じだよ」と言っている。「事実の寄せ集めが科学だなんて、辞書が詩ですというのと同様ありえない。」今日は「関係詞」の文法作文をやった。
 2年生のADさんは「不定詞」のイデイオムをいくつか勉強した。cannot but〜(〜以外は出来ない。〜しかできない。)do nothing but〜(〜以外何もしない、〜ばかりする)では〜の部分に「動詞の原形」をつかう。それを「toなし不定詞」とか「原形不定詞」と呼ぶよ。
 OB君は前回、文法で「仮定法」をおさらいした。We didn't have a car, so we took a taxi.という「直説法」で述べたものを「仮定法」の動詞に直すには「昔」の事実に反する仮定だから、If we had had a car, we would not have taken a taxi.(車があったらタクシーには乗らなかったのに)としないと。今日はもう一度「仮定法」の書き換え問題をやったら、ほとんど正解が出せた。
 SU君は前回「否定」の文法を勉強した。littleとfewは「ほとんど〜ない」の意味で「準否定」の形容詞。hardly (ほとんど〜しない)、seldom、rarely(めったに〜しない)は「準否定」の副詞。これは大切だ。今日は I saw a bird flying over a tree.は「鳥が木の上を飛んでいるのが見えた。」で、「飛んでいる鳥を見た。」じゃないよ。「飛んでいる情景が見えた」ということだ。第5文型SVOCの例だね。
ご父兄様・・・今日は「8月〜9月」の予定表をピンクのプリントにして配布しました。「夏期講習」は「三島ゆうゆうホール」を会場にして午前中に実施します。8月13日(火)〜16日(金)の3日間、参加をお待ちしております。 尾上

(追記)ウチョウランとは誰が名付けたのかね。漢字では「羽蝶蘭」と書くから一層かわいらしく感ずる。小さなラン科の花の蒐集や育成に夢中の愛好家がたくさんいることを知っている。胡蝶ランやカトレアなど派手な大型の洋ランとは違って、日本特産のウチョウランはフウランやセッコクなどと共に「山野草店」の目玉商品だ。私も展示会で安いのを一鉢買ったことがある。
 箱根山や富士山が身近にあるおかげで、絶滅危惧種といわれる花々にであう機会に恵まれる。「金時山」には200回を超えたし、「三つ峠」も毎年2〜3回だからこの10数年でずいぶん登ったなあ。今日は山頂の山小屋「四季楽園」に寄って昼食に「カップラーメン」を作ってもらった。500円もするけどお金に換えられないメリットがある。
 「この小屋は大正10年からですよ。もうじき100歳、」とご主人。小屋の中にはたくさんの山や花の写真が掲示され、新天皇が皇太子時代に訪れた時のものも。「8月のレンゲショウマや6月のアツモリソウはネットでも紹介するけど、ウチョウランは秘密です。盗掘する人が後を絶たないから・・・」と小屋の主人・中村さん。
2019/07/19 (Fri) 1:22


高校では「強調構文」、英語学では「分裂文」
高校では「強調構文」、英語学では「分裂文」
2019年7月17日(水) 三島ゆうゆうホールにて 
「金時山のイワタバコ」
 去年は特別早くて8日には「梅雨明け」したのに今年はなんと2週間も遅れそうだ。こんな天気でも山の花たちは待っていない。「金時山」の花が気になるので、長靴はいて傘もって「仙石原」の登山口に向かった。「矢倉沢峠」の「うぐいす茶屋」を過ぎると10日前の様子とはずいぶん変わってピンクの「シモツケ」と真っ白な「テリハノイバラ」、紫色の「ウツボグサ」と「ギボウシ」が登山道をにぎやかに飾っていたよ。
 山頂は予想通りガスがこめて展望ゼロで、「秀峰富士山」と白地に黒で書かれた大きな三角塔の向こうは真っ白な雲。週末で期待してきた登山客たちは残念で早々と下山していたから「金時小屋」も人がまばら。「みそ田楽」をいただいてからすぐ近くの秘密の花園へ。高さが6〜7メートルもある直立の大岩にびっしりと200本くらい「イワタバコ」のつぼみが膨らんですばらしい。気の早い数本が紫色の星形の花弁を開いていたよ・・・。

 3年生のNAさんは「分詞」の文法作文をやった。Those (who are) departing〜(出発予定の人たち)、an organization (which was) concerned with 〜(〜と関係のある組織)、cats and dogs (which were) left by〜(〜に捨てられた犬猫)のように、名詞+分詞(-ing〜/-ed〜)はその間の「関係詞」とbe動詞を省略したもの、と考えれば納得できるね。並べ替え問題で、「遅れて仕事にくる人は、その日のうちに無駄にした時間の埋め合わせをしなければならない。」は、Anyone coming to work late will have to make up for the lost time on the same day. が正解で、Anyone who is coming〜のことでしょ。
 2年生のYAさんは「重要構文101」が終わり、「英文法・英作文演習」シリーズが始まった。第1回目は「Itを含む構文」で、特に「強調構文」が難しかった。It wasn’t until yesterday that I knew that his father passed away.(昨日になって初めて・・・を知った。)は、I didn’t know that his father passed away until yesterday. .の最後のuntil yesterday(きのう以前)を切り裂いて文頭に移動してIt wasとthatの間に挟んだもの。日本語でも「・・・と知ったのは昨日以前ではなく昨日になってからのことだ。」のように、「・・・なのは〜だ」と、強調したい部分を切り裂いて文尾に移動するよね。こういう英文を高校では「強調構文」の一つにまとめるけど、英語学でも日本語学でも「分裂文」と呼んでいるよ。
 1年生のMA君は前回、「接続詞」を使う長めの英文「ネズミを飼う家」を読んだ。「譲歩」の接続詞thoughやalthoughは以下のSVを受けて「〜だけれど」。前回の「仮定法」で1年生の主な英文法をざっと概観したので、今日から「英作文のための文法」をテーマに少し深く勉強しよう。まず「助動詞」から始めた。can、may、mustには中学でもやった「基本的な意味」に加えて、「話者の推量」の意味もある。He cannot be older than you.は「君より年上であるはずがない。」これは話者が、「〜と考えることはできない」と言っているんだね。He must be from the South.は「南部の出身にちがいない。」これも「〜と考えなければならない」のことだね。
 ご父兄様…今日はホールの予約が15日の月曜日に取れなかったのでを変更して実施しました。来週22日(月)もまた「三島教室」は会場が借用できないため、仕方なく休講にしました。したがって次回は29日(月)になります。今日配布したピンクの計画表「8月〜9月」でもう一度お確かめください。今日は黄色のプリントで「夏期集中講座」の案内も配布しました。お盆の時期にも気を抜かず勉強しましょう。 尾上

(追記)花の名山「三つ峠」ではもうすぐ「ウチョウラン」が咲くらしい。ほんの5センチほどの小さなランだけど、「羽蝶蘭」と書くからいっそう魅力を感ずる。自然に咲く姿を一目見たいものだ。御殿場市保土沢の山野草店「野の花苑」に行けばいくつも見ることはできる。そこは訪れる園芸愛好家のためにたくさんの鉢植えを展示している。自然のままでも色合いや模様が様々で、さらに交配でいくつもの美しい苗が栽培されて、「品評会」に出品するような高値のものはきりがない。
 2年前の今ごろ、山梨・塩山の山奥「大菩薩峠」に登った時「ニョホウチドリ」を見たことがある。峠の山小屋「介山荘」に立ち寄ってお土産のTシャツを買ったお返しに、ご主人からおよその場所を聞き出して探し回ってとうとう2輪だけ発見した。濃い赤紫色のランで小さいながら華麗な姿に魅了された。日光の「女峰山」で発見されて命名された希少なランだ。もう一度見たいな。雨でも傘さして登ってこようかな。
2019/07/17 (Wed) 23:37


「台風が九州をおそう見込みです」A typhoon is expected to hit Kyushu.
「台風が九州をおそう見込みです」A typhoon is expected to hit Kyushu.
2019年7月14(日) 御殿場市民会館にて 
「三つ峠の屏風岩」
 忍野の森で花めぐりをした後は「河口湖」に足を延ばし、ラーメンの「れんげ」でおいしい「つけ麺」を味わった。「河口湖図書館」は町役場に隣接して、平日なのに訪れる利用者の多い活気のある新しい図書館で今回が二度目。吹き抜けの天井にも床にも木材をふんだんに使って、自然の採光もよく考えた美しい館内では本の陳列にも新鮮なアイデアがふんだんで、畳に座ってお勉強や話し合いをするコーナーもある。
 脚の不自由な家内にはここでじっくり4時間ほど読書してもらい私は花の名山「三つ峠」登山に出発した。御坂峠の「裏登山口」からいつもの山道を1時間ほど歩いて山頂の山小屋「四季楽園」に着いた。そこの植え込みを見ると、先月見たピンクの水玉模様の「カモメラン」がまだ5本ほど咲き残っていてうれしかった。すると、今まで雲に包まれていた山頂が突然晴れて眼の前に巨大な「屏風岩」が出現したよ・・・。

 3年生TUさんは「名詞・代名詞・冠詞」の文法作文をやった。「昨夜のリサイタルには多くの聴衆がいた。」は、There was a large audience at the recital last evening. が正しい。「聴衆」は listeners なら「加算名刺」だからa lot of でOKだけど、audienceはfamilyやclass、team、populationのように「集合名詞」で、a large familyやa small classのように「規模の大小」で表すよ。「私は思わず笑いだしてしまった。」は、I couldn't help laughing(笑わないわけにいかなかった)と書いたけど少し違うね。「突然〜しだす」でsuddenly began to laughのほうがより素直でしょ。しかし「名詞」を使う問題ではlaughter(笑い)を考えて、burst into laughterが書けるかどうか。イディオムでburst into tears(いきなりわっと泣きだす)を知っていたなら。
 ARさんは前回、「関係詞」whatを使う英文を和訳した。どれも難しい構文が読み取りにくかったけど「子供の教育」は示唆に富んだとてもいい英文だった。Love and enjoy your children for what they are, for what they look like, for what they do, and forget about the qualities that they do not have. ではand で2つの命令文がつながって、「自分の子供は、そのままの姿を、そのままの容姿を、そのままの行動を愛してあげなさい。そしてそれを楽しみなさい。子供が持っていないような特質などは忘れなさい。」今日は「受動態」の文法作文をやった。「明日台風が九州をおそう見込みです。」は「〜と見込まれている」で、It is expected that〜で始めることができる。それはIt is said that SV〜と同じように、S is said to V〜と言い換えられたね。だから A typhoon is expected to hit Kyushu tomorrow. となるわけ。
 ご父兄様・・・「夏期講習」の案内を黄色のプリントで配布しました。それから明日の「三島教室」は、17日(水)に変更しました。会場はいつもの「ゆうゆうホール」です。送迎よろしくお願いいたします。 尾上

(追記)「三つ峠」連山の一つ「木無山」山頂の草地には一面に紫色の「アヤメ」が咲き乱れて美しい。先月はここにも大型のピンクのラン「アツモリソウ」が咲いていた。もう一軒の「三つ峠山荘」に立ち寄って花の開花状況を聞いてみると、小屋主人の中村さんから「植物の保護活動を一緒にやってみませんか?」と誘われてしまった。ここには何回も登って「花好き」を認めてもらえたのだろうけど、御殿場からでは50キロもあるしやっぱり約束できない。
 こんどは東側の「表登山道」から崖を下ってみた。まもなく「屏風岩」の直立した岩壁の下に着いた。この岩はロッククライマーたちに人気の格好の練習場所で、今日も2組のグループが声をかけあってロープでよじ登っていたよ。この大岩を見上げながら行ったり来たりして目を凝らした。この岩のどこかに愛好家あこがれの貴重な花「ウチョウラン」が咲くはず、と忍野出身のGOさんが教えてくれたんだけどね。まだ早すぎたかな。
2019/07/14 (Sun) 23:03


notとnoの違いは?
notとnoの違いは?
2019年7月11日(木) 裾野市民文化センターにて
「キンセイラン発見!」
 漢字なら「金精蘭」と書くから、金色の妖精をイメージしたのだろうか。なるほど深い森の中でそこだけ光が当たったように「キンセイラン」はスッと立ち上がって咲いていた。篭坂峠を越えて忍野まで何度も通ったおかげでやっと巡り合えたよ。「たなばた」の頃に咲くから星つながりで「金星」のほうがいい、というファンもいる。学名が「ニッポニカ・マキノ」とあるからあの有名な植物学者「牧野富太郎」博士が命名したのだろうね。
 昨年忍野の「高座山」で知り合いになった人で、先月また同行をお願いしたら「コアツモリソウ」や「スズムシソウ」の自生地まで案内してくれた富士吉田のGOさんが、「キンセイランという珍しい花もこのあたりでもうじき咲くんですよ」と、教えてくれた。七夕の翌日、この辺かなと目星をつけて行った地点に、ちょうど20人くらいの年配の男女が森の奥からぞろぞろと出てきたところ。「きっとこの奥だな」と、山に分け入ってきょろきょろ探していたら、あ!あった!・・・。

 3年のTAさんは「動名詞」の文法作文をやった。書き換えで、He insisted on immediate payment.(彼はすぐに支払ってくれと主張した)は、payを「受動態」に変えて、being paid(払ってもらう)と書けるとよかった。payはgiveと同じように「pay+人+お金」と書けるから、受け身で「人is paid」と言える、「あいつの言うことはどこまで本気かわかったものじゃない。」は、ここではWe don't knowの意味で「慣用用法」のThere is no knowingを使う。「彼が言うことのうちどれほどを(本気で)意図しているのか」と疑問詞節に言い直してhow much he means of what he saysと続く。
 MAさんは前回、英文和訳で「関係詞の非制限用法」を勉強した。 he was entrusted with the compilation of the medical journal, which duty he performed with deep interest・・が難しかった。カンマの後のwhich dutyはthe compilationを指すから、「そして、その編集の仕事を彼は深い興味を抱いて遂行した。」今日は「名詞・代名詞・冠詞」の文法作文をやった。特定の「その卵2ダース」ならtwo dozens of the eggsとかtwo dozens of themというけど、不特定の「2ダースの卵」はtwo dozen eggsのようにdozenにsをつけずeggsを修飾する「形容詞」のはたらきにする。
 YAさんは明日から期末テストなので、対策勉強に専念した。
 2年生のADさんは「不定詞」の慣用用法をいくつか勉強した。Education is very important for a nation because the nation's future has much to do with its human resources. で、have much to do with〜(〜と大いに関係がある)を勉強したから、「国の未来はその国の人材と大いに関係があるから、国家にとって教育は大いに重要だ。」 と訳せるとよかった。
 OB君は「不定詞の慣用用法」をやった。「〜するために(目的)」はin order to〜に加えてso as to〜も同じ意味だ。・・enough to〜(〜するほど十分に・・)はよく似たso・・as to〜も使われて実にまぎらわしいね。今日は「仮定法」の文法作文をやった。「今」の事実に反する仮定と、「昔」の事実に反する仮定との2種類で、動詞の形の違いをしっかり覚えないといけない。
 SU君は「動詞+分詞」の構文を勉強した。was waving (進行形)でbe動詞に変えてstood waving(手を振ってたっていた)としたり、was surrounded(受動態)をsat surrounded (囲まれて座っていた)に変えたりできる、という項目だ。「ケイトはそのニュースに驚いた様子だった。」はKate was surprised at the news. のwasをlookedに置き換えればいい。後半は「否定」に関する文法を勉強した。notとnoの違いは?
 ご父兄様・・・今日は「夏期講習」の案内を黄色のプリントにして配布しました。「三島ゆうゆうホール」を会場にして午前中に実施します。8月13日(火)、14日(水)と16日(金)の3日間です。夏休み中の余裕のある時にしっかり実力を養いましょう。 尾上

(追記)「キンセイラン」はやはりラン科で「エビネ」の仲間だそうだ。細長い葉がロゼット状に広がった中から茎が立ち上がる姿は確かに、我が家の庭のエビネに似ている。黄色い花の「キエビネ」やピンクの「ナツエビネ」も似たような姿で、毎年玄関前で美しい花を咲かせてくれる。しかしこの「キンセイラン」は特別美しいためか、たぶん「盗掘」のせいで今では「絶滅危惧種」の一つだ。
 「キンセイラン」をネットで検索していて「花さんぽ」というブログを見つけた。山歩きの好きなご夫婦が様々な野草と出会った時の写真やエピソードが楽しく綴られている。かなり専門的な知識豊かな御夫婦で、日本国中を飛び歩いて「自然のまま」の山野草を探して投稿している。とくにキンセイランについてはかなり興奮気味で発見した時の写真と文を分担して実に仲睦まじい。
2019/07/11 (Thu) 23:49


カンマ、セミコロン(;)、コロン(:)やダッシュ(―)
カンマ、セミコロン(;)、コロン(:)やダッシュ(―)
2019年7月8日(月) 三島ゆうゆうホールにて 
「ミズチドリ」
 水千鳥とは実に魅力的な命名だねえ。これもラン科のひとつで箱根仙石原の湿原に咲き始めた。透明感のある純白の美しさで気に入っている。左の壁紙の写真はガラケーのカメラにマクロレンズを挟んで撮ったもの。1センチほどの小さな花がこんなに拡大されてまるで神秘の世界でしょ。スマホにも使えて100円ショップで買えるんだ。
 箱根町民の友人KAさんと一緒なら「湿生花園」の入場がタダ。おまけに箱根ビジターセンターのガイドをやっていたから植物や昆虫には至って詳しく教わることがとても多い。この日も草地では同じラン科のカキラン(柿欄)、サワラン(沢蘭)を発見し、岩場ではイワタバコ(岩煙草)、コマクサ(駒草)に出会えてうれしかった・・・。

 3年のNAさんは期末テストも終わりじっくりと勉強に取り組んだ。今日は「動名詞」の文法作文をやった。「日本女子大」の「彼の写真を眺めるときはいつでも、私は感動を覚えずにはいられません」は、Wheneverを使えば素直に書ける。Whenever I look at his pictures, I can’t help being impressed. 「二重否定」で書けばI never look at his pictures without being impressed.でもいいね。和訳ではカンマがとても多い英文の訳し方に困ったね。カンマが2つ続くときには「挿入」だからそれをカッコにくくるといい。If it is rainy tomorrow, のように「主文」のSVの前に「修飾節」が来るときはそこで切るためにカンマがつくのは普通。難しいのは「前文」の説明になるカンマやセミコロン(;)だ。コロン(:)やダッシュ(―)も前文や直前の語句の説明だから「すなわち」と和訳を加えるほうが良い。
 1年のMA君は昨日の「比較」に続いて、新しい項目「仮定法」を勉強した。中学ではwould like to〜(〜したいのですが)やCould you〜(〜していただけませんか)のような過去形の「助動詞」があると「ていねい」な表現だと習ったね。「駄目だと思うけど、〜できればいいなあ」の気持ちを「過去形」動詞や助動詞で表す。それを「仮定法の動詞」というよ。「もう10歳若かったらなあ」は、「無理だけど、今10歳若いということを願う。」の意味で、I wish I were ten years younger. be動詞がwasではなくてwereであることに注意。
 2年生のYAさんは学校の定期テストがまたすぐにあるので対策の勉強に専念した。
ご父兄様…来週の「三島教室」は会場が借用できないため、17日(水)に変更します。会場は「ゆうゆうホール」です。さらに22日(月)も会場が取れない状況で、思い切って講師の「夏休み」として休講にしました。したがって次々回は29日(月)になります。ピンクの計画表でもう一度お確かめください。 尾上

(追記)コマクサを高山の自然の姿で見たのは昨年登った「木曽駒ケ岳」や17年の「乗鞍岳」と16年の「燕岳」など2000m以上の高山で毎年一度は出会っている。10年前には「八ヶ岳」に横浜の友人AO君と登って「硫黄岳」の広大な斜面で大群落を見た。緑の絨毯にすくっと立つその気品のあるピンク色の姿はまるで貴婦人のよう。「高山植物の女王」といわれるのも納得だね。
 記憶をたどると最初は20年ほど前に「草津」の山で大群落に出会った。そこは「本白根山」のカルデラの斜面で、がれきの中にコマクサだけが一面に咲いていて感動した。ちょうど7月の今頃で、沼津東高校の2年生が早めに期末テストを終えて4泊5日の「高原教室」に出かける時期だった。スキーのメッカ長野県の「志賀高原」で登山の楽しみを覚えながら団体行動の大切さを学び友情を育む、という伝統行事でもう60年も変わらず続けている。
 生徒たちは職員とともに少人数のグループに分かれて3日間、朝から6〜7時間の行動で近くのスキー場「東館山」「焼額山」や「岩菅山」だけでなく、バスで遠く群馬県境を越えて「草津」まで足を伸ばし「横手山」や「白根山」周辺にもハイキングした。卒業してからも友情が続き、トレッキングやスキー・登山が今でも趣味になっていてくれればいいけどなあ。
2019/07/08 (Mon) 23:23


「彼にはどことなく魅力的なところがある」There is something attractive about him.
「彼にはどことなく魅力的なところがある」There is something attractive about him.
2019年7月7日(日) 御殿場市民会館にて 
「うどんパーティ」
 昨年秋に蒔いたコムギがうまく収穫できたので、うどんや他のメニューでも味見をしてみようよと、市民会館の「調理室」を借り切って畑の仲間10人で「食事会」を楽しんだ。「たこ焼き」の担当はホームパーティ用に「焼き器」を2台も持っているIKさん。「お好み焼き」は磐田市出身で「遠州風」で焼いてくれるおしどり夫婦のOKさん。そして「うどん」を10人分打って2時間寝かせて持参したのは私。
 ちょうど「たなばた」の季節なので「会場」にササを立てて飾りつけをした。パーティの気分が盛り上がるでしょ。まず「うどん」を麺棒で薄く延ばして細く切って熱湯でゆでなきゃ。TAさんが作ってくれただし汁をかけて食べましょう。「お好み焼き」にはおかか、のり、マヨネーズのほかに「たくあん」をトッピングに。それが「遠州風」で歯ごたえがあっておいしい。「たこ焼き」を任されて夢中になっているのは、技術屋KAさんの奥さん(中国人)だ・・・。

 3年生TUさんはカンマ+関係詞(つまり非制限用法)のある英文を和訳した。Mr. Kobayashi told Seisaku to visit his home with his mother, with whom he would talk over the question of Seisaku's further education. カンマの後のwith whomはwith herだしwouldはwillが「時制の一致」で変わったとみる。「小林先生」のセリフを「直接話法」で再現してみればもっとよくわかる。Mr. Kobayashi said to Seisaku,“ Visit my home with your mother. And I will talk over the question of your further education with her.”「君の進学についてお母さんと話し合うつもりだ。」の意味。
 ARさんは「名詞・代名詞・冠詞」の項目でこまごまとした「語法」を勉強した。「出席者は食事に満足していたと思います」は、I think those present were pleased with the food. が正解。「出席していた人々」はthose who were presentのことで、関係詞とbe動詞が省略されたのだ。「彼にはどことなく魅力的なところがある」の英文は、There is something attractive about him. という。このaboutは「〜の周辺に」の意味でaroundと同じ。だって「走り回る」をrun about というじゃないか。about ten o'clock.は10時の近辺という意味になるね。
 和訳ではHow they do what they do determines the quality of what they are. が難しくて手が出せなかった。単語や熟語が易しくても理解しにくい英文はSVをさがしてしっかりと分析すればよい。特にdetermines(決める)のSがhow以下全部であるとわかれば、「彼らが自分の行動をどういう風にやるかがその人の人格の資質を決定する。」関係詞のwhatは「こと、もの、姿」と覚えていたね。ここも「彼らの姿」つまり「人格」ということだよ。
 裾野教室のMAさんが出席して、「分詞」の文法作文をやった。「1週間でその仕事をやってしまわなければなりません」は、I have to get the work done in a week.「〜させる」のgetを使ってget the work doneだ。これは「時計を修理してもらう」 have the watch repairedと同じ文型だね。「彼は病院で30分以上も待たされた」は、「病院の人たち」を主語にしてThey kept him waiting for more than half an hour at the hospital.がすっきりしている。「受動態」ならHe was kept waiting〜とすればOK.
 三島教室の1年生MA君も、期末試験が終わったので出席して「比較」を勉強した。学校ではまだ2学期以降の内容だけど今日のプリントだけでしっかり学習できた。基本文のHe can swim as fast as you.は「君とくらべて同じくらい早く泳げる」だから前のasは「副詞」(同じくらい)で後のasは「接続詞」(〜とくらべて)。He can swim faster than you. でもthanは「〜とくらべて」の接続詞だからその前で一度文を切る。特にThe harder he worked, the richer he became.は難しい比較構文で、「〜すればするほど、ますます〜になる。」と訳す。The 比較級SV, the 比較級SV.と覚えよう。 尾上

(追記)このうち5人は10年前からずっと親しい友人だ。それは「御殿場農協」が家庭菜園の愛好家を育てようと企画した「農業大学校」で2〜3年ともに学んだ。掛川市の「サカタのタネ」の農園に見学に行ったり、皆で収穫したダイコンでキムチ漬けを作る実習もやった。そして「卒業式」の会場で「これからもさらに勉強を続けたいね、」と私が提案して始まったグループなんだ。
 「農業大学校」を担当していた農協職員のTUさんが「中畑」にある自分の広大な休閑地を快く提供してくれて、無償で技術指導もして田んぼも一部使わせてくれ、「収穫祭」のBBQの時には大きな温室も使わせてくれるからこんな恵まれたグループはほかにいないだろうな。苗を買うよりもできるだけタネから自分たちで育てて、収穫したらみんなで食べてみる、とモットーに。
2019/07/07 (Sun) 23:45


not〜but〜構文、not only〜but(also)〜構文
not〜but〜構文、not only〜but(also)〜構文
2019年7月4日(木) 裾野市民文化センターにて
「佐野川温泉でうなぎ」
 山梨の南端、「富士川」左岸の内船にある「佐野川温泉」に行った。身延線の「十島駅」にちかい山間の佐野川のほとりにある一軒宿だ。私の実弟が婿に入り、義父と一緒に開業して40年になる。4人の息子に恵まれ、今は長男が後継者になり時々フェイスブックに宿の宣伝で投稿する。「庭の池でホタルが飛んでます」というし、久しぶりに温泉にも入りたいし、弟が生きたウナギからさばいて焼いた「うな重」も味わいたいし。
 久々の「うな重」はふっくらと焼けた「かば焼き」にこってりしたタレがかかって絶妙の味わいだったよ。家内の苦手な「肝吸い」も私は大好きで、特に今回も頭の骨を包丁で細かく砕いて甘露煮にした一品は他所では味わえない向付け。こんな山奥で本格的「ウナギ料理」が味わえて、薬効豊かな源泉かけ流しの露天風呂につかるのは極楽々々・・・。

 2年生のADさんは前回「英検」の面接問題を実際に書く練習をやった。WhatやHowに対する答え方がきちんとできるようになった。合格するといいね。今日は期末試験の対策に専念し早めに帰宅した。OB君と3年のTAさん、MAさんも試験対策で自宅勉強だった。
 SU君は前回「時制の一致、話法」の文法問題をやった。I asked him what he was talking about.は「直接話法」で、I said to him,” What are you talking about?” だね。今日は期末試験対策をやった。範囲の「受動態」は「〜によって」がbyではない場合がat、in、to、withなど10個以上あるからそういうイディオムをまず全部覚えること。授業で使うテキストの解答がもらえないので添削してあげるしかないね。「不定詞」もイディオムがたくさんあるのでしっかり覚えよう。今度はもっといい成績をめざそうね。
 3年生のYAさんは前回、入試問題で「アメリカ人の質素な生活」を読んだ。But it does mean 'downscaling' your lifestyle to bring it in line with the reality of your income.「そうではなくて、それ(質素に暮らす)は、自分の収入の現実に見合うように生活のレベルを下げるということを意味している。」前文にdoes not mean〜とあるから、このbutは「しかし」ではおかしいね。not〜but〜の構文だ。今日もnot only〜but(also)〜を見落としていたね。
 今日は「受動態」の文法・作文をやった。基本事項ばかりなのにミスが多く、YAさんいつもの実力がでない。「ひょっとして最近英語を手抜きしてない?」と聞くと図星だった。「数学が気になって・・」というから、「記憶事項は維持されても頭脳の演算装置は使わないとすぐに錆びつくんだよ。数学も英語も数題でもいいから毎日解いてみることが大切なんだ。私の苦い体験から言えること。」
 今日の授業開始早々に、「UG会」を昨春卒業したTAさんがご父兄とともにご挨拶と相談に見えた。受験結果の連絡がなくてその後が気になっていたのだけど、一浪して見事「津田塾大」英文科に難関合格したということで誠におめでとうございます。同級生のMIさんと机が並べられるね。「UG会」からはこれで3人になった。しかし、英語の授業レベルがかなり高くて特に「英会話」やリスニング力をなんとかしないとついていけない、という相談だった。
 英文和訳と和文英訳(文法・作文)が中心だから「UG会」では何とも対応できないなあ。リスニング上達にはラジオ・テレビや英検問題集で独学するか「英会話教室」に通うかだね。大学生の夏休みは2か月以上あるからその間にNYやロンドンなどに短期の語学留学する方法もある。大学の留学システムとは別に、経済が許せば個人の計画でも可能だ。私の次男も大学一年の時、東京の留学センターの紹介でNYに単身渡り、3か月間マンハッタンの「外国語学校」に通って会話力をしっかりつけて帰った。まずはネットでいろいろ調べてみるといいね。 尾上

(追記)平日というのに露天風呂は大勢の日帰り客で一杯。地元民よりも富士・清水や静岡からわざわざやってくる常連さんたちだ。創業40年だけど古来の「下部温泉」と同じ鉱脈だとかで、飲用にも薬効があるので人気が高い。2年前には大学時代の登山仲間と一泊してウナギを味わってもらったなあ。最近は「朝霧高原」でレストランを経営する女優の工藤夕貴さんが入浴にきたよ、と記念写真を見せてくれた。ほかにも有名な美人の女優さんが一泊してくれて気に入ってもらえたよ、と弟は自慢げに語る。
 この日は富士山の裾野をぐるっと一周してしまった。まずは篭坂峠をこえて山中湖の湖岸を走って「忍野村」の後藤米店に行った。2日前に預けておいた「コムギ」4キロが製粉できたというので受けとりに行った。製粉も精米も互いにこすり合わせて作るから20キロくらい量がないとダメ。ちょうど「道志地区」の農家が依頼してきたコムギがあったのでそれと一緒に製粉できたという。これで2日後に予定の畑仲間との「たこ焼きパーティ」に間にあった。
2019/07/04 (Thu) 23:15


total : 111414
today : 116
yesterday : 57