「ミドリ米の花」
九州では台風の被害で米作が全滅の地区もあるようだけど、わが田んぼは今年も豊作になりそうだ。コシヒカリはびっしりと稲穂をつけたけどミドリ米はどうだろう?印野の「田んぼ」に行ってみると、「あっ、咲いた、咲いた」。黒っぽい穂に極小の白い花が見える?風にヒラヒラと、蚊か何かの虫に見えるけどこれは「米の花」。といっても花弁はなくて雄しべだけ。こうして日差しの強いお昼前の1・2時間だけモミ殻を割って顔を出して受粉しそして閉じる。成長が遅いけれどあとひと月半すれば稲刈りができるはずだ。
昨年仲間に「黒米の苗だけど・・」といって託されて育てたものを、収穫し精米してみたら黒ではなくて薄緑色のコメで、調べたら「ミドリ米」といって九州地方で栽培されている「もち米」の一種であることがわかった。定価が普通のコシヒカリの5倍もする。炊き込みご飯に混ぜるととてもおいしかったので今年は自分で作ってみようと思い、種苗販売で有名な「国華園」から100グラムだけタネを取り寄せた・・・。
3年のYAさんは前回「不定詞」の特別用法で、be to〜が「助動詞」のような働きをする場合の英文を和訳した。難しい入試問題をほぼすべて正解できたね。「お茶飲み水女子大」の「脳とコンピューター」のTo serve abstract thought alone,は「抽象的思考だけに働くために、」でaloneは後置修飾でそれだけ、単独で、他のものなしで」の意味。「夫婦二人だけで〜」にも使う。「一人で」ではないよ。前置修飾のonlyは「〜だけ、〜しかない」で、「否定的な意味なんだ。今日は「程度・目的・結果」を意味する英文の文法作文をやったらとてもよくできていた。
MAさんは前回「譲歩」を勉強した。wh-everやNo matter wh-で始まるいわゆる「譲歩文」はしっかり理解できていたね。His condition is serious, if not fatal.は、「彼の病状は深刻だ。命に係わるとは言わないまでも」の意味で、if it is not fatal.の短縮されたもの。There are few, if any, such men.(そのような人は、もし仮にいたとしてもほんのわずかだ。)と、He has seldom, if ever, spoken in public.(彼が人前で話したことなんて、もし仮にあったとしても、めったにないことだ。)はともに「否定語」の後にカンマカンマで「挿入語句」を挟んで注釈を加えたものだ。今日は「原因・理由」がテーマで、接続詞や前置詞を使う表現をたくさん勉強した。
御殿場教室のARさんが振替えで出席した。「原因・理由」の例文10個のなかで、Because his wife was there, I said nothing about it.(彼の奥さんがそこにいたので、私はそれについて何も言わなかった)の前半の「節」(接続詞+S+V)を「句」に言い換えたのがBecause of his wife's being there, なんだ。「前置詞+意味上の主語+動名詞」で書き換えられるよ。前置詞の「〜のために」は@「目的」ならfor〜やfor the sake of 〜だが、A「理由」ならbecause of〜やon account of〜、thanks to〜が使い分けできるといいね。
2年生のADさんは後半出席して「分詞構文」を少しだけ勉強した。Written in English, this book is easy for me to read.「英語で書かれているので、この本は私が読むには簡単だ。」で、「過去分詞」で始まり途中にカンマのある文は、「受け身の分詞構文」と呼ぶ。As it is written in English,という「節」を「句」に変えたものだ。接続詞と主語が省略できて、isをbeingに変えればいい、つまり「ケス・ケス・ING」でいいけどその-INGも省略できるというわけ。
SU君は前回「代名詞」の用法を勉強した。特に-selfの「再帰代名詞」はby itself(ひとりでに)、beside myself(われを忘れて)、make yourself at home(くつろぐ)のようなイデオムをたくさんおぼえよう。Itの用法もたくさんあって、It makes no difference(何もちがわない、どっちでも同じ)、It doesn’t matter(たいして重要ではない)、It never occurred to me (〜は思い浮かばなかった)などもまだ難しかったね。今日は「付帯状況」のwithを勉強した。The princess lay with her eyes closed. 「目を閉じたままで寝ていた」は、「目が閉じられた状況」を主文に付け加えている。「主語」が異なるときに使う用法だ。
OB君はSVOCの文型で「過去分詞」がC(補語)の場合を勉強した。OとCが主語・述語の関係と同じだから、I heard my name called in the station.「私は駅で、自分の名前が呼ばれるのが聞こえた。」のように、My name was calledという「受け身」の文がO+Cとして組み込まれているのだ。Children hear a language spoken around them and learn to speak it.も、「子供は自分の周りで言葉が話されているのを聞いてそれが話せるようになる。」となる。「話される言語」のように修飾するわけではないよ。 尾上
(追記)このミドリ米は他人や機械に頼らず、初めからすべて自分で育てた会心の作物になるはず。4月中旬になって日中の気温が15度を超えるころ、まずモミを水につけて芽だしをさせる。2枚のトレイの苗床にモミを蒔いて一か月。やっと背丈が10センチの苗ができたところで田植えだ。今年もGW後に畑の仲間たちと一緒にコシヒカリを田植えしたとき、残しておいた一列にミドリ米を植えたのは1か月遅れだった。でも6月の梅雨入り前だったから問題ない。
わずか50坪の田んぼを作り続けてもう10年になる。7人の畑仲間には「田植え」と「稲刈り」の時だけ動員をお願いし、「脱穀」までを一緒にやって楽しんでもらっている。しかし、早春の耕地から日常の水の管理と雑草とり、施肥のころ合いなどすべて一人でやっている。先月田んぼの隅に「オモダカ」を一株移植したら大きな矢じりの形をした葉と白い花が美しく咲いている。「ホテイ草」がびっしりと株間に生えて取り切れずにいたら今日は青いきれいな花が咲いていたよ。ともに農家が嫌う雑草だけど楽しみだ。









