「サラシナショウマの海」
週間天気予報を見ていると、この所の天候不順で富士・箱根が本当の秋晴れになるのは9月中にはなさそうだ。「富士登山」に絶好の日はいつになるかな。富士山の北側なら晴れて少しは雲がきれているかと期待して富士吉田市の旧「吉田口登山道」入り口の「中ノ茶屋」に行ってみた。今月初めに「吉田高校」の全校生徒が「強歩大会」をやっていたところだ。やはりこちらでも富士山は雲の中だった。
江戸時代には「浅間神社」で参拝を終えた「富士講」の人たちが最初に立ち寄る休憩所だった。今も登山シーズン中や週末には営業しているそうで、「吉田のうどん」のメニューにひかれて入ってみた。今日は麺類ができませんというので、「串団子」と奥さん手作りの「カリントまんじゅう」を戴いたら、香ばしい黒砂糖のパリパリが餡子とマッチして実に美味だった。
店内で隣に座った初老の男性は毎日この道をジョギングしていてこの店の常連のようだ。今日も車道の終点「馬返し」まで走ってきたとのこと。「この店の先に川があるでしょ。そこを渡ると昔は『賽の河原』と呼ばれる霊界に入っていったんですよ」。そのせいなのか、この日のお目当ての「サラシナショウマ」が広大な赤松の森の中にこんなに一面真っ白な海になる場所を他に知らない・・・。
3年生TUさんは前回「独立不定詞」のイディオムを使う英文を和訳した。「群馬大」の「社会と年齢」では、Age is also a major touchstone by which individuals organize and interpret their own lives. 「年齢はさらに個人個人が自分の生活を組み立てたり理解したりするときにも主要な基準になっている。」で、「も」の位置が大切だ。副詞のalsoとevenは動詞の前後に置いて文全体を修飾する用法だけど、日本語では「〜も」と「〜さえ」はその対象になる語句、つまり「焦点」の直後に付け加えないといけないから難しい。直前の文から判断して、どの部分に「〜も」というか見分けることが大切だ。今日は「無生物主語」の文法作文をやった。His courage failed him. とは「勇気が彼を裏切った」、つまり「勇気が消えうせた」の意味。
ARさんは前回英文和訳で、「不定詞」の前のfor 〜が「意味上の主語」で「〜が」と訳すと勉強した。・・・ to realize how difficult it was for anyone interested in music at the beginning of the century to follow up that interest. 「今世紀の初め、音楽に興味のある人がそういう興味を続けていくことがどれほどむずかしいことであったかを理解するためには・・・」はIt was very difficult for him to〜が基本文になっているよね。今日は「疑問表現」を勉強した。「あなた、彼が何時に来るとおっしゃいましたか。」の並べ替えはWhat time did you say he was coming here? 「疑問詞」のwhat timeがheの前から「移動」して文頭に出ているのが正解。thinkやsayのような「軽い動詞」で聞いた時にはYesやNoでは答えないからね。
1年生のTU君は「分詞構文」を初めて勉強した。-ing 形には@「〜すること」(名詞用法:動名詞)とA「〜している」(形容詞用法:現在分詞)があることは前回のプリントで勉強したし、中学でもほぼ学習済み。実はもう一つB「〜しながら」(副詞用法)などの意味になる場合もある。同様に「〜した時」や「〜したので」の意味で、次の文章を修飾する「副詞句」の働きがあって、それを特別に「分詞構文」と呼んでいる。
接続詞+S+V+〜の「副詞節」が次の「主文」を修飾する場合に、いきなり-ingで始めても変わらない時の用法だ。Being sick, I had to stay home.「病気なので家にいなければならなかった。」も、As I was sick,という「節」を「句」に言い換えたものだ。今日はさらに「受動態」に関する「語句整序問題」で大学入試問題を基礎10問、発展10問をやってみたらすべて正解が出せた。満点だったよ!未知の単語もあったのに、英語の骨組みがしっかり理解できているんだね。 尾上
(追記)その日は富士山麓に行く前に忍野の「高座山」1304mに登った。山頂近くでやっと見つかった「ムラサキセンブリ」はまだ固いつぼみで期待外れ。半月早かったな。昨年の10月にやったトレッキングの例会では、大学の仲間3人をこの山に案内してちょうど満開になった「ムラサキセンブリ」を見てもらえたのに。半月後にもう一度来てみよう。
これはとても珍しい種類で、知らない人は山口県の「秋吉台」まではるばる見に行くそうだ。しかし今年はどの花も昨年より半月ほど遅いな。草花にはそれぞれ盛りの季節があって一期一会なんだ。日陰には紫色のトリカブト、日差しの中にはリンドウやピンク色のハクサンフウロが咲いて目を楽しませてくれた。









