「ミズチドリ」
水千鳥とは実に魅力的な命名だねえ。これもラン科のひとつで箱根仙石原の湿原に咲き始めた。透明感のある純白の美しさで気に入っている。左の壁紙の写真はガラケーのカメラにマクロレンズを挟んで撮ったもの。1センチほどの小さな花がこんなに拡大されてまるで神秘の世界でしょ。スマホにも使えて100円ショップで買えるんだ。
箱根町民の友人KAさんと一緒なら「湿生花園」の入場がタダ。おまけに箱根ビジターセンターのガイドをやっていたから植物や昆虫には至って詳しく教わることがとても多い。この日も草地では同じラン科のカキラン(柿欄)、サワラン(沢蘭)を発見し、岩場ではイワタバコ(岩煙草)、コマクサ(駒草)に出会えてうれしかった・・・。
3年のNAさんは期末テストも終わりじっくりと勉強に取り組んだ。今日は「動名詞」の文法作文をやった。「日本女子大」の「彼の写真を眺めるときはいつでも、私は感動を覚えずにはいられません」は、Wheneverを使えば素直に書ける。Whenever I look at his pictures, I can’t help being impressed. 「二重否定」で書けばI never look at his pictures without being impressed.でもいいね。和訳ではカンマがとても多い英文の訳し方に困ったね。カンマが2つ続くときには「挿入」だからそれをカッコにくくるといい。If it is rainy tomorrow, のように「主文」のSVの前に「修飾節」が来るときはそこで切るためにカンマがつくのは普通。難しいのは「前文」の説明になるカンマやセミコロン(;)だ。コロン(:)やダッシュ(―)も前文や直前の語句の説明だから「すなわち」と和訳を加えるほうが良い。
1年のMA君は昨日の「比較」に続いて、新しい項目「仮定法」を勉強した。中学ではwould like to〜(〜したいのですが)やCould you〜(〜していただけませんか)のような過去形の「助動詞」があると「ていねい」な表現だと習ったね。「駄目だと思うけど、〜できればいいなあ」の気持ちを「過去形」動詞や助動詞で表す。それを「仮定法の動詞」というよ。「もう10歳若かったらなあ」は、「無理だけど、今10歳若いということを願う。」の意味で、I wish I were ten years younger. be動詞がwasではなくてwereであることに注意。
2年生のYAさんは学校の定期テストがまたすぐにあるので対策の勉強に専念した。
ご父兄様…来週の「三島教室」は会場が借用できないため、17日(水)に変更します。会場は「ゆうゆうホール」です。さらに22日(月)も会場が取れない状況で、思い切って講師の「夏休み」として休講にしました。したがって次々回は29日(月)になります。ピンクの計画表でもう一度お確かめください。 尾上
(追記)コマクサを高山の自然の姿で見たのは昨年登った「木曽駒ケ岳」や17年の「乗鞍岳」と16年の「燕岳」など2000m以上の高山で毎年一度は出会っている。10年前には「八ヶ岳」に横浜の友人AO君と登って「硫黄岳」の広大な斜面で大群落を見た。緑の絨毯にすくっと立つその気品のあるピンク色の姿はまるで貴婦人のよう。「高山植物の女王」といわれるのも納得だね。
記憶をたどると最初は20年ほど前に「草津」の山で大群落に出会った。そこは「本白根山」のカルデラの斜面で、がれきの中にコマクサだけが一面に咲いていて感動した。ちょうど7月の今頃で、沼津東高校の2年生が早めに期末テストを終えて4泊5日の「高原教室」に出かける時期だった。スキーのメッカ長野県の「志賀高原」で登山の楽しみを覚えながら団体行動の大切さを学び友情を育む、という伝統行事でもう60年も変わらず続けている。
生徒たちは職員とともに少人数のグループに分かれて3日間、朝から6〜7時間の行動で近くのスキー場「東館山」「焼額山」や「岩菅山」だけでなく、バスで遠く群馬県境を越えて「草津」まで足を伸ばし「横手山」や「白根山」周辺にもハイキングした。卒業してからも友情が続き、トレッキングやスキー・登山が今でも趣味になっていてくれればいいけどなあ。
