裾野市民文化センターにて
「大沢くずれ」
「剣ヶ峰」山頂には様々な人たちが来ていた。日本一高い所を体験させたかったのか、トイプードルを抱いて記念写真に納まる若い夫婦。リュックもストックもなしで、尻ポケットにスマホをさして服も靴も街中スタイルで登ってきたオヤジさん。ペットボトル一本片手に手ぶらでやってきた外人の若者2人。まあ、人さまざまだね。私は今日も長靴だけど一応登山スタイルだ。日本一の富士山に敬意を表さないと。
さあ、せっかく苦労して登ったから時計まわりでゆっくりと「お鉢巡り」をしていこうか。60分ぐらいでカルデラを一周できるはず。西側に回ると展望がさらに開けて、南アルプスや八ヶ岳の稜線がくっきり。「大沢崩れ」が目の前から始まって、富士宮の「潤井川」という一本の川に落ちていく。一日にダンプトラック30台分が崩れているという。富士山は最近噴火した若い山だからいつかは山頂の形が崩れてしまうらしい・・・。
3年生のYAさんは前回、疑問詞+to〜を使う英文を和訳したらほぼ完璧だった。「東京外語大」の「教育と学習」ではWe do not always learn from experience, but we certainly learn by reflecting upon our experience.が読み取れなかった。接続詞butが前文と後文を対比させているのはnot alwaysとcertainlyなんだ。「私たちはいつも経験から学ぶとは限らないが、自分の経験を振り返ることで学んでいることは確実だ。」certainlyは直後の動詞を修飾するわけではなくて、「全文修飾」でIt is certain that〜のことだね。今日は「完了形」の文法作文をやってすべて正解だった。
MAさんは前回「疑問文」の英作文をやった。「名古屋大」の「彼らは電気のない生活がどんなものであるか、わかっていなかった。」は、They didn't know what life without electricity was like.時制の一致で wasがいいし「予想」するならwould beでもいいいね。「青山学院」の問題で「貧困がどんなものか〜」の場合は「仮主語」を使って〜what it is like to be poor.だったね。今日は「時制」の文法作文をやった。「霧があまりにも濃かったのでその橋はほとんど見えなかった。」は、The fog was so thick that the bridge could hardly be seen.
御殿場教室の3年生ARさんが出席した。中間試験中なのでその対策勉強に集中した。「形容詞」の語彙選択問題に苦労していた。特に、sensitive(感受性のするどい)、sensible(分別のある)、sensual(肉感的な)の違いが難しかった。senseは名詞では「感覚」、動詞なら「感じ取る」の意味になるから語尾で類推するといいね。
2年生のADさんは「動名詞」の構文で、On going to bed, he fell asleep.「床につくとすぐに、彼は眠ってしまった。」と、Don't be afraid of making mistakes in speaking English.「英語を話す時には間違うことを恐れてはいけません。」とはともに、in+-ing〜がwhen SVの意味。on+-ing〜がAs soon as SVの意味に近いことを学んだ。
SU君は前回、新しい英作文シリーズを始めた。まず「5文型」で、「私たちは新任の数学の先生が神経質だとわかった」は、We knew our new math teacher was nervous.で、ほぼ書けていたけど節の動詞の時制を一致させてwasとしないといけなかった。今日は「動名詞」の構文でIt is no use asking him for help.「彼に助けを求めても無駄だ。」とThere is no knowing what will happen next. 「次に何が起こるかわからない」とを勉強した。There is no denying the fact that students tend to study just before an examination.も「生徒が試験の直前だけ勉強する傾向がある、という事実は否定できない。」となるね。 尾上
(追記)「お鉢巡り」はぐるっと北側に回って「久須志神社」まで来た。富士吉田市の「富士山駅」からバスに乗りスバルラインで来た登山者が登ってくる「吉田口」の登山道が八合目で「須走口」と一本になり、この神社の前がゴールになるからシーズンには一番混雑する地点だ。山小屋もたくさんあるけどすでにみな閉まっている。登山道もバリケードで閉じられてほとんど人影もない。いつの間にか雲海ができて、その穴の中に「山中湖」が見えた。なるほど、クジラの形に見えるね。
その先に「御殿場口」の下山道が見えた。ここからは「大砂走り」という快適な下山道が始まる。一歩で2,3mはズルズルっと下れるし、倒れてもケガの心配がない。新しい天皇が皇太子の時代にこのルートを使って「太郎坊」まで下って行かれた。それを「プリンスルート」と呼んでいる。私はさらに先に進んでもとの「富士宮口」に戻った。
石のゴロゴロした階段を下っていくと一番転倒の危険がある。そこで私が選んだのは山小屋の歩荷が使うブルドーザーの道。それぞれの山小屋をつなぐ道だから、ジグザグに登ってくる。登山道から離れても迷う心配はないし、すべて砂地だから「大砂走り」とおなじようにずんずんずり落ちるように下っていける。シーズン中は進入禁止でも今ならOKだ。14時に下山を開始して、2時間20分で駐車場に戻った。登りのわずか3分の一で下れた!
