高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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There is no knowing what will happen next. 「次に何が起こるかわからない」
There is no knowing what will happen next. 「次に何が起こるかわからない」
2019年10月10日(木) 
裾野市民文化センターにて
「大沢くずれ」
 「剣ヶ峰」山頂には様々な人たちが来ていた。日本一高い所を体験させたかったのか、トイプードルを抱いて記念写真に納まる若い夫婦。リュックもストックもなしで、尻ポケットにスマホをさして服も靴も街中スタイルで登ってきたオヤジさん。ペットボトル一本片手に手ぶらでやってきた外人の若者2人。まあ、人さまざまだね。私は今日も長靴だけど一応登山スタイルだ。日本一の富士山に敬意を表さないと。
 さあ、せっかく苦労して登ったから時計まわりでゆっくりと「お鉢巡り」をしていこうか。60分ぐらいでカルデラを一周できるはず。西側に回ると展望がさらに開けて、南アルプスや八ヶ岳の稜線がくっきり。「大沢崩れ」が目の前から始まって、富士宮の「潤井川」という一本の川に落ちていく。一日にダンプトラック30台分が崩れているという。富士山は最近噴火した若い山だからいつかは山頂の形が崩れてしまうらしい・・・。

 3年生のYAさんは前回、疑問詞+to〜を使う英文を和訳したらほぼ完璧だった。「東京外語大」の「教育と学習」ではWe do not always learn from experience, but we certainly learn by reflecting upon our experience.が読み取れなかった。接続詞butが前文と後文を対比させているのはnot alwaysとcertainlyなんだ。「私たちはいつも経験から学ぶとは限らないが、自分の経験を振り返ることで学んでいることは確実だ。」certainlyは直後の動詞を修飾するわけではなくて、「全文修飾」でIt is certain that〜のことだね。今日は「完了形」の文法作文をやってすべて正解だった。
 MAさんは前回「疑問文」の英作文をやった。「名古屋大」の「彼らは電気のない生活がどんなものであるか、わかっていなかった。」は、They didn't know what life without electricity was like.時制の一致で wasがいいし「予想」するならwould beでもいいいね。「青山学院」の問題で「貧困がどんなものか〜」の場合は「仮主語」を使って〜what it is like to be poor.だったね。今日は「時制」の文法作文をやった。「霧があまりにも濃かったのでその橋はほとんど見えなかった。」は、The fog was so thick that the bridge could hardly be seen.
 御殿場教室の3年生ARさんが出席した。中間試験中なのでその対策勉強に集中した。「形容詞」の語彙選択問題に苦労していた。特に、sensitive(感受性のするどい)、sensible(分別のある)、sensual(肉感的な)の違いが難しかった。senseは名詞では「感覚」、動詞なら「感じ取る」の意味になるから語尾で類推するといいね。
 2年生のADさんは「動名詞」の構文で、On going to bed, he fell asleep.「床につくとすぐに、彼は眠ってしまった。」と、Don't be afraid of making mistakes in speaking English.「英語を話す時には間違うことを恐れてはいけません。」とはともに、in+-ing〜がwhen SVの意味。on+-ing〜がAs soon as SVの意味に近いことを学んだ。
 SU君は前回、新しい英作文シリーズを始めた。まず「5文型」で、「私たちは新任の数学の先生が神経質だとわかった」は、We knew our new math teacher was nervous.で、ほぼ書けていたけど節の動詞の時制を一致させてwasとしないといけなかった。今日は「動名詞」の構文でIt is no use asking him for help.「彼に助けを求めても無駄だ。」とThere is no knowing what will happen next. 「次に何が起こるかわからない」とを勉強した。There is no denying the fact that students tend to study just before an examination.も「生徒が試験の直前だけ勉強する傾向がある、という事実は否定できない。」となるね。 尾上

(追記)「お鉢巡り」はぐるっと北側に回って「久須志神社」まで来た。富士吉田市の「富士山駅」からバスに乗りスバルラインで来た登山者が登ってくる「吉田口」の登山道が八合目で「須走口」と一本になり、この神社の前がゴールになるからシーズンには一番混雑する地点だ。山小屋もたくさんあるけどすでにみな閉まっている。登山道もバリケードで閉じられてほとんど人影もない。いつの間にか雲海ができて、その穴の中に「山中湖」が見えた。なるほど、クジラの形に見えるね。
 その先に「御殿場口」の下山道が見えた。ここからは「大砂走り」という快適な下山道が始まる。一歩で2,3mはズルズルっと下れるし、倒れてもケガの心配がない。新しい天皇が皇太子の時代にこのルートを使って「太郎坊」まで下って行かれた。それを「プリンスルート」と呼んでいる。私はさらに先に進んでもとの「富士宮口」に戻った。
 石のゴロゴロした階段を下っていくと一番転倒の危険がある。そこで私が選んだのは山小屋の歩荷が使うブルドーザーの道。それぞれの山小屋をつなぐ道だから、ジグザグに登ってくる。登山道から離れても迷う心配はないし、すべて砂地だから「大砂走り」とおなじようにずんずんずり落ちるように下っていける。シーズン中は進入禁止でも今ならOKだ。14時に下山を開始して、2時間20分で駐車場に戻った。登りのわずか3分の一で下れた!
2019/10/10 (Thu) 23:56


「関係形容詞」whatとwhich
「関係形容詞」whatとwhich
2019年10月7日(月) 三島商工会議所にて 
「今年も登れたよ、富士山」
 9月10日にシーズンが終わってからも悪天候ばかりで、英語塾がない日で快晴という日が全くなくて今年は無理かとあきらめかけていた。1年に一回は登ろう、と決めてこれで連続9回目になる。初冠雪が来そうな10月になってやっと5日(土)に絶好の天候になった。夜明け前に家を出て「富士宮口5合目」2400mに到着。暗闇の中ヘッドランプをつけてスタート。空が次第に白み始め5時半、6合目の「宝永山荘」で日の出を迎えた。空が真っ赤に染まって「三浦半島」の海に黄金の太陽が昇った。なんと神々しい!
 ここから上は山小屋も診療所も閉鎖していてトイレも使えない。この時期に登る人はみな日帰りだから経験豊富なんだろうな。どんなに足の早い人でも往復に7時間はかかる。私はきっと今年も登りだけで7時間だろう。心臓は丈夫だけど筋肉が固くて若い人たちにはとてもかなわない。次々と後ろから追いついてくる人たちに道を譲る。女性たちも足取りが軽やかで外人も体力があるなあ・・・。

 今日から1年間はこの「商工会議所」がいつも教室になる。目の前の「ゆうゆうホ−ル」の入り口はバリケードで封鎖されていた。もうじき改修工事が始まるのだろう。いまはどの高校も中間試験の期間で、3年生NAさんも1年生MA君もお休みだった。2学期制のために前期試験が終わったばかりの2年生YAさん一人だけが出席した。
 YAさんは「分詞」の文法作文をやった。どの問題もほぼ正解ですばらしい。作文では「成城大」の「市役所の人が、飼い主に捨てられた犬や猫の面倒を見てくれる人を探している。」が難しかった。「テイル形」の動詞はここでは「前からずっとやっている」だから「現在完了進行形」がいちばんいい。主語は役所や学校やお店なら代名詞のTheyにしよう。At the city hall, they have been looking for those who will take care of the dogs or cats abandoned by their owners. 「過去分詞」のabandonedが「受け身」で前の名詞を修飾しているでしょ。
 英文和訳では「関係形容詞」のwhatとwhichのある文が目新しかった。He read what books his father had in his library.「彼は父親が書斎に持っている本をすべて読んだ」。He offered what assistance he could.「彼は自分にできる援助ならなんでも申し出た」のように、whatがwhatever(どんな〜でも)の意味に使われている。・・・,which duty he performed with deep interest as he himself was of a literary disposition.も難しかったね。, and he performed that duty〜と考えればいい。「そして自分自身文学が好きな性格だったので深い関心をもってその職務を務めた。」このwhich dutyはthat duty(その仕事)を置き換えたものだから「関係形容詞」と呼ぶわけだね。 尾上

(追記)7時には「七合目」、9時には「九合目」の「万年雪山荘」3460mに到着。あと300mだけどここからがいよいよ正念場、体力勝負だ。足を投げ出してべたっと座る。疲労感はあるけど呼吸は正常。いままで高山病にかかったこともない。雲一つない快晴だから、「駿河湾」を囲む「伊豆半島西岸」と「富士市」から「三保の松原」にかけての海岸線がくっきりと。地球がまるいことが感じられるよ。眼前の大展望にしばし見とれてからさあ行こうか。
 11時、真っ白な鳥居を抜けたところがやっと頂上の「浅間神社奥宮」だ。いよいよ眼前にそびえる最高峰「剣ヶ峰」3776mへ向かって巨大な噴火口を右下に見下ろしながらおずおずと。30分足らずだけれどかなりの急傾斜で、雪が積もると危険で登れないところだ。着いた!9回目の登頂だ!むかし「富士山測候所」のあった山頂には丸い観測ドームを取り外してあるけど、観測小屋はまだ残っていて利用されている。ここがいい風よけでランチタイムに最高。お弁当食べたら「お鉢巡り」していこう。(つづく)
2019/10/07 (Mon) 23:50


A sound mind in a sound body.「健全な魂は健全な身体に宿る」
A sound mind in a sound body.「健全な魂は健全な身体に宿る」
2019年10月6日(日) 御殿場市民会館にて 
「上高地のかっぱ橋」
 蓼科の翌朝はすばらしい青空が広がった。おいしい朝食の後同窓の男性5人は隣接の「蓼科高原ゴルフコース」へ出発。同伴の奥様2人と私たち夫婦はホテル主催の「ワンデイトリップ」に参加することにした。希望者には「上高地」や「乗鞍岳」まで日帰りのバス旅行付きなのだ。今日はひさびさの「上高地」だ。御殿場から持参してきた車いすも載せてもらっていざ出発。運転手のガイドがすばらしく楽しいバス旅行の始まり。
 上高地に入るには電車なら「新島々」の終点で、マイカーでも「沢渡」(さわんど)でシャトルバスに乗り換えないといけない。でも今回はホテルのマイクロバスだから乗り換えなしだ。平湯への分岐になる「中の湯」では検査がある。40年前には自分の車で「小梨平」のターミナルまで行けたのに。私たちは終点より手前の「大正池」で降ろしてもらって「かっぱ橋」まで歩くことにした・・・。

 3年生TUさんは前回、seem to〜、appear to〜のある英文「電話は悪魔の発明品?」を和訳した。We are often awakened out of sound sleep by telephone calls. 「電話の音でよく熟睡から起こされる。」 このsoundは形容詞で、A sound mind in a sound body.「健全な魂は健全な身体に宿る」ということわざが有名。今日は「時・条件」の文法作文をやった。Weather permitting,はイディオムでIf the weather permits,のこと。「ほとんどすべての人が海外旅行をするようになる日も遠くはあるまい」は、The day will come soon when・・もいいけれど、It will not be long before・・のほうがもっと日本語に近い表現だね。
 今日は「テーマ英作文」の対策として、自作のものをいくつか用意してきたので添削してあげた。「そろばんは時代遅れか?」では、まずそろばんの長所にも触れられるとよかったね。アナログ(analog類似性、類推)とデジタル(digital数値化、2進法の1 or 0)のちがいにも関係するからね。ところで「そろばん教室」ってまだあるんだね。私は小学校の3年生の頃「足し算引き算」まで習ってやめちゃった。家の廊下でスケート代わりに乗って滑って遊んだなあ。40年前まだパソコンもない頃、勤務した島田商業高校では「珠算」の科目があったよ。「情報処理科」の生徒は最新のコンピューター・プログラミングの授業も受けていたけど。
 1年生のTU君は前回長文「ことばの力」を読んだ。feminism とfemininityの違いをよく理解できていた。単に「女性解放(運動)」と「女性らしさ」で片づけてはいけないということ。今日は中間テストの対策で、「不定詞」「動名詞」を中心に勉強した。It is necessary for you to get ready for the class. (君が授業の予習をするのは必要なことだ)とIt is nice of you to see me off at the station. (駅まで見送りに来てくれてありがとう)は、単に前置詞のforとofの使い分けでなく、「不定詞」の用法が異なるよ。
 前者のfor〜to〜は「〜が〜すること」でSVの関係だ。そこをそのまま形式主語のItに代入してもよい。For you to get ready〜is necessary.のようにね。後者はItに何の意味もなくてYou are niceと同じ慣用表現だから、to〜は副詞的に「〜してくれて、〜するとは」のように「判断の理由」になっていることに注意しよう。 尾上

(追記)今も噴煙のたなびく「焼岳」もいい山だ。その噴火が梓川をせき止めて出来たのが「大正池」。むかし池の中に林立していた白い枯れ木もほとんど消えてしまった。湖畔や川岸は石がゴロゴロしているので、家内を車いすに乗せて舗装の車道を押して行くことにした。広い樹海と笹の海の中を森林浴しながらアップダウン。少々汗もかいていい運動だ。時折バスやタクシーがよけながら通り抜けていく。
 林の向こうにチラチラと「上高地帝国ホテル」の赤い屋根が見えてきた。「また、あのビーフカレーが食べたいね!」と立ち寄ることにした。丸太づくりのホテルは山小屋風で美しい。クマの毛皮を壁に張ったサロンの「バー・ホルン」には長いアルペンホルンが2本飾ってある。あと一か月もすると雪に埋もれてこのホテルは雪解けまで閉鎖。従業員一同で窓を閉めて釘で止め、下山して東京日比谷の本店に帰るそうだ。
 ホテルからは舗装の遊歩道ができていて歩きやすい。ノコンギク、サラシナショウマが時折咲いて、足元にまん丸いホコリタケの群落を見つけた。「小梨平」のバスターミナルを通り抜けて「かっぱ橋」が見えてきた。家族4人で来たのはもう40年も前の夏。「カッパさん、いないよ!」と叫んだ次男の声が懐かしい。家内も杖をつきながらなんとか向こう岸に渡れてマロンのジェラートに舌鼓。ガスが少しかぶっているけど「穂高連峰」はいつ見ても最高の景色だ。稲取高校の教師仲間と「奥穂高」に登ってからもう50年かあ。
2019/10/06 (Sun) 23:35


「健康は失って初めてそのありがたみがわかる。」We don't know the blessing of health until we lose it.
「健康は失って初めてそのありがたみがわかる。」We don't know the blessing of health until we lose it.
2019年10月3日(木) 裾野市民文化センターにて
「蓼科山に登る」
 「八ヶ岳」連峰の北端にそびえる「蓼科山」に登った。「蓼科牧場」のスキー場でゴンドラに乗り換えて「7合目」登山口からスタート。「諏訪富士」とも呼ばれる円錐形の独立峰だからかなりの急な登りがずっと続く。おまけに小さながれきを敷き詰めた山道はズルズルと滑りやすい。10月になって草花はすっかり終わったけど紅葉には少し早く、わずかにゴゼンタチバナの真っ赤な実が慰めてくれるだけ。
 樹林が開けて中腹の「将軍平」に着いた。「蓼科山荘」で記念に黄色のTシャツを買ってからはいよいよ大岩の連続だ。果てしなく乗り越えていかなくてはいけない。出発して予定通り2時間で頂上に着いた。大岩を敷き詰めた広大な山頂にはヒュッテが建っている。正面には「北八ツ」の主峰「横岳」、そこから東に向かって雲が切れ「八ヶ岳」の全貌を見せてくれた・・・。

 3年生のYAさんは前回「不定詞」のtoo〜to〜と〜enough to〜を使う英文を和訳した。「駒沢大」のOur educationalists are too often anxious to teach children so many different languages that they never get far enough in any one to derive any use or enjoyment from their study.「我が国の教育者はあまりにたくさんの種類の言語を子供に教えたがることが多いために、子供たちはどれ一つでも勉強して役に立ったとか楽しかったといえるほど深くは進めない。」では、最初のtooはveryと同じ。be anxious to(〜したがる)に注意。so〜that・・が「結果」を意味する。
 MAさんは前回「時・条件」の語句整序問題をやった。「実践女子大」の「健康は失って初めてそのありがたみがわかる。」は、「失ってみるまで分からない」といえばいい。We don't know the blessing of health until we lose it.今日は「疑問の構文」の文法作文を勉強した。I want to know what our new next-door neighbor is like.は「新しく隣に越してきた人がどのような人か知りたい」は、What's her new boyfriend like?と同じだね。「青山学院大」の整序問題で、「若い人は、貧困がどのようなものかわからない」は、Young people do not know what it is like to be poor.が正解。
 2年生のADさんは前回「独立分詞構文」の慣用用法を勉強した。Given that science is progressing toward truth, how close are we to it?「科学が真実に向かって進んでいるとすると、われわれは今その真実にどれほど近づいているのだろうか?」の後半が難しかった。We are very close to truth.を疑問文に変えたもの。close toはnearのこと。今日は「動名詞」の構文に入った。I remember seeing you before.「以前に会ったことがある。」で動名詞のseeingは「昔〜した」のことを表すのに、「不定詞」で Remember to see my brother tomorrow.は「未来」の内容で、「明日兄に会うのを覚えておいてね」の意味。動名詞のV-ingは今・昔の内容で、不定詞のto Vは「未来」の内容なんだ。
 SU君は前回 On 〜ing (〜するとすぐに)の構文を勉強した。On turning the corner, we found the path blocked by a big rock. 「角を曲がるとすぐに道が大きな岩でふさがれているのに気付いた。」後半はSVOCの文型だね。「岩をみつけた」じゃないよ。今日は「動名詞」の勉強で、意味上の主語の働きをやった。Have you heard the news of Ken’s marrying the daughter of a lawyer in the city? 「ケンが市内の弁護士の娘と結婚した、という知らせをもう聞きましたか。」動名詞のmarryingの前に「意味上の主語」Ken’sがついているね。
 OB君は前回「関西学院大」の英文「ドル相場の下落」を和訳した。It may be some time before consumers get any real gain.「消費者が本当に利益をえるまでにはしばらく時間がかかるだろう。」はIt is ten years since they got married.「彼らが結婚してから10年になる」と似ているね。今日は「中間テスト」の範囲の勉強に集中した。 尾上

(追記)八ヶ岳の山々は「赤岳」も「横岳」もほとんどすべて登っているのに奥蓼科の「蓼科山」には初めてだ。百名山で2531mはかなりの高山だけど北端にあって後回しになっていた。50年も前、大学を卒業したばかりの頃、オーケストラの後輩たちが「スズラン峠」のヒュッテで合宿練習をやった。近くの「女神湖」で遊んだり、まん丸い「蓼科山」を見上げた記憶がある。
 今回は西宮の高校の同窓たちが「蓼科高原GC」で恒例の合宿コンペをやるというので家内を同伴して参加した。幹事をやったYO君の紹介で「テラス蓼科」に一泊した。トヨタの会員制だから食事もサービスも温泉もとてもよくて、「蓼科山」登山から帰って浴びた風呂も、早朝青空になって露天風呂から見えた八ヶ岳連峰の稜線と「中山峠」に昇る日の出が実に美しかった。(つづく)
2019/10/03 (Thu) 23:21


Be it ever so humble, there's no place like home.「どんなに貧しくても家庭ほどよい所はない」
Be it ever so humble, there's no place like home.「どんなに貧しくても家庭ほどよい所はない」
2019年9月30日(月) 三島ゆうゆうホールにて 
「乙女キャンプ場のトリカブト」
 健康維持のため手軽に運動するには、長靴を履いて家を出発し「農免道路」を横切るとすぐに斜面になり「城山貯水場」から「森山道」という林道を通って、箱根スカイラインに通じる旧138号線の「しるこや」まで登っていくコースがある。この季節にはアケビの実がなってツリガネニンジンやアザミや白いウメバチソウが咲く明るい山道だけど、最近は足が遠のいてしまった。「しるこや」の主人KOさん夫妻が店を閉めて「金沢」に引っ越してそれ以来休業中だから楽しみが半減した。
 代わりに4キロ先の深沢の「乙女キャンプ場」からスタートすることが多い。一昨日もそこの「展望台」に車を止めて「乙女峠」に向かって歩くことにした。市内板妻の「やまぼうしキャンプ場」と同様、富士山を真正面に展望できるこの「市営オートキャプ場」も最近大人気で、週末だから東京や神奈川のナンバーの車がずらっと10台ほどならんで大盛況だった。園内の草原の斜面を登っていくと、ピンクの「コシオガマ」があちこちに可愛い花を咲かせ、紫のまだらの「ヤマホトトギス」や根に毒のある「トリカブト」も美しい青色で目を引き付ける・・・。

 3年生のNAさんは前回、To tell the truth,(本当のことを言えば)や、Needless to say,(いうまでもなく)のような、文頭や文中に挿入する「独立不定詞」 と呼ばれるイディオムを勉強した。意外に難しかったのは「上智大」のThen we realize there's nothing like simple water for the relief of thirst. 「その時にわれわれは、のどの渇きを潤すには真水ほどいいものはないと気づくのだ。」 これはイギリス民謡のHome, Sweet Homeの一節にあるBe it ever so humble, there's no place like home.「どんなに貧しくても家庭ほどよい所はない」の応用だね。
 今日は「無生物主語の文」の文法作文をやった。「物事が人に働きかける」という、日本語にはない発想だから特に注意して勉強しよう。「物事」 make 「人」〜の第5文型SVOCが多い。そのほかにenable(可能にさせる)、prevent (〜させない)、remind(思い出させる)、bring(来させる)、lead(行かせる)なども代表的な例だ。
 1年生のMA君は前回入試の「英作文」で「完了形」をやってみた。「一時間以上も待っているのに彼はまだ来ない。」はI have been waiting for him for more than an hour, but he hasn’t come yet.のように、前半は「継続」だから「現在完了進行形」で書く。現在形のwaitでは「いつも待っている」になってしまう。後半も「完了」していないから「現在完了形」だ。
 今日は「準動詞」の用法をさらに進めて勉強した。「不定詞」「分詞」「動名詞」は動詞にto〜や-ing、-edをつけて、名詞、形容詞、副詞の働きをさせるから、これをまとめて「準動詞」と呼んでいる。remember to close the door「ドアを閉めるのを覚えておく」 の場合とremember closing the door「ドアを閉めたのを覚えている」の場合の意味の違いに注意しよう。-ingは「今か昔」の内容、to〜は「未来」の内容について使う。forgetやregretも同じだ。
 難しかったのは、@「カメラを盗まれた」 I had my camera stolen(カメラが盗まれるようにさせてしまった)、 A「彼にそんな風に言わせておいた」 I had him talking like that. B 「看護師に包帯を換えてもらった」 I had the nurse change my bandage.のように、「〜させる」のhave が補語に@「過去分詞」、A「現在分詞」、B「原形不定詞」を従えているね。「英語が通じますか」は、Can you make yourself understood in English.(自分が人から理解されるようさせられる?) 
 ご父兄様へ・・・「三島ゆうゆうホール」は明日から1年間、本格的な改修工事に入るそうです。したがってUG会は、次回から向かいの「商工会議所」4Fで実施することにします。送迎をよろしくお願いいたします。 尾上

(追記)この「乙女キャンプ場」を歩くといたるところに「立入禁止」の赤いカードがロープにかかっていて「金時山登山道」以外は立ち入れないようになっている。10年以上も前に、家族と一緒にキャンプに来た子供が園内を流れる渓流で岩にぶつかるか何かで死亡し、御殿場市の管理責任ということで裁判になったので市がかなりの大金を払って示談にしたという事例がある。私が見た限りでは特別危険な川とは思えないし親の監督責任だろうと思うけれど。
 少女が行方不明になっている山梨県道志村の「椿荘オートキャンプ場」も人気だそうだ。丹沢山系の「大室山」の麓に位置し、国道「道志みち」を通って相模原市からも近く週末家族がのんびり森林浴するには一番いい。大自然とたわむれるのはだれしも最高の楽しみだけど常に危険と隣り合わせであることを私も自戒としたい。2年前の秋、丹沢湖で自転車が横転した時の後遺症なのか、最近肩がときどきひきつるんだ。じん帯が2本切れている。手術がイヤで放ってあるんだよ。
2019/09/30 (Mon) 23:05


副詞のalsoは動詞の前後、日本語の「〜も」は焦点の後に
副詞のalsoは動詞の前後、日本語の「〜も」は焦点の後に
2019年9月29(日) 御殿場市民会館にて 
「サラシナショウマの海」
 週間天気予報を見ていると、この所の天候不順で富士・箱根が本当の秋晴れになるのは9月中にはなさそうだ。「富士登山」に絶好の日はいつになるかな。富士山の北側なら晴れて少しは雲がきれているかと期待して富士吉田市の旧「吉田口登山道」入り口の「中ノ茶屋」に行ってみた。今月初めに「吉田高校」の全校生徒が「強歩大会」をやっていたところだ。やはりこちらでも富士山は雲の中だった。
 江戸時代には「浅間神社」で参拝を終えた「富士講」の人たちが最初に立ち寄る休憩所だった。今も登山シーズン中や週末には営業しているそうで、「吉田のうどん」のメニューにひかれて入ってみた。今日は麺類ができませんというので、「串団子」と奥さん手作りの「カリントまんじゅう」を戴いたら、香ばしい黒砂糖のパリパリが餡子とマッチして実に美味だった。
 店内で隣に座った初老の男性は毎日この道をジョギングしていてこの店の常連のようだ。今日も車道の終点「馬返し」まで走ってきたとのこと。「この店の先に川があるでしょ。そこを渡ると昔は『賽の河原』と呼ばれる霊界に入っていったんですよ」。そのせいなのか、この日のお目当ての「サラシナショウマ」が広大な赤松の森の中にこんなに一面真っ白な海になる場所を他に知らない・・・。
 
 3年生TUさんは前回「独立不定詞」のイディオムを使う英文を和訳した。「群馬大」の「社会と年齢」では、Age is also a major touchstone by which individuals organize and interpret their own lives. 「年齢はさらに個人個人が自分の生活を組み立てたり理解したりするときにも主要な基準になっている。」で、「も」の位置が大切だ。副詞のalsoとevenは動詞の前後に置いて文全体を修飾する用法だけど、日本語では「〜も」と「〜さえ」はその対象になる語句、つまり「焦点」の直後に付け加えないといけないから難しい。直前の文から判断して、どの部分に「〜も」というか見分けることが大切だ。今日は「無生物主語」の文法作文をやった。His courage failed him. とは「勇気が彼を裏切った」、つまり「勇気が消えうせた」の意味。
 ARさんは前回英文和訳で、「不定詞」の前のfor 〜が「意味上の主語」で「〜が」と訳すと勉強した。・・・ to realize how difficult it was for anyone interested in music at the beginning of the century to follow up that interest. 「今世紀の初め、音楽に興味のある人がそういう興味を続けていくことがどれほどむずかしいことであったかを理解するためには・・・」はIt was very difficult for him to〜が基本文になっているよね。今日は「疑問表現」を勉強した。「あなた、彼が何時に来るとおっしゃいましたか。」の並べ替えはWhat time did you say he was coming here? 「疑問詞」のwhat timeがheの前から「移動」して文頭に出ているのが正解。thinkやsayのような「軽い動詞」で聞いた時にはYesやNoでは答えないからね。
 1年生のTU君は「分詞構文」を初めて勉強した。-ing 形には@「〜すること」(名詞用法:動名詞)とA「〜している」(形容詞用法:現在分詞)があることは前回のプリントで勉強したし、中学でもほぼ学習済み。実はもう一つB「〜しながら」(副詞用法)などの意味になる場合もある。同様に「〜した時」や「〜したので」の意味で、次の文章を修飾する「副詞句」の働きがあって、それを特別に「分詞構文」と呼んでいる。
 接続詞+S+V+〜の「副詞節」が次の「主文」を修飾する場合に、いきなり-ingで始めても変わらない時の用法だ。Being sick, I had to stay home.「病気なので家にいなければならなかった。」も、As I was sick,という「節」を「句」に言い換えたものだ。今日はさらに「受動態」に関する「語句整序問題」で大学入試問題を基礎10問、発展10問をやってみたらすべて正解が出せた。満点だったよ!未知の単語もあったのに、英語の骨組みがしっかり理解できているんだね。 尾上

(追記)その日は富士山麓に行く前に忍野の「高座山」1304mに登った。山頂近くでやっと見つかった「ムラサキセンブリ」はまだ固いつぼみで期待外れ。半月早かったな。昨年の10月にやったトレッキングの例会では、大学の仲間3人をこの山に案内してちょうど満開になった「ムラサキセンブリ」を見てもらえたのに。半月後にもう一度来てみよう。
 これはとても珍しい種類で、知らない人は山口県の「秋吉台」まではるばる見に行くそうだ。しかし今年はどの花も昨年より半月ほど遅いな。草花にはそれぞれ盛りの季節があって一期一会なんだ。日陰には紫色のトリカブト、日差しの中にはリンドウやピンク色のハクサンフウロが咲いて目を楽しませてくれた。
2019/09/29 (Sun) 23:08


How come you were absent yesterday?「なぜ昨日欠席したの?」
How come you were absent yesterday?「なぜ昨日欠席したの?」
2019年9月26日(木) 裾野市民文化センターにて
「熱海のヨットハーバー」
 海風が恋しくなるとよく熱海に行く。昨日は久しぶりに青空が戻ったので「熱函道路」のトンネルを抜けて、急な坂を駆け下りて熱海市街に入った。久しぶりに寿司を食べに来たのだけど、昼食には少し早すぎたので「来宮駅」を過ぎたあたりに「市立図書館」を見つけて入ってみた。小さいけれど明るく清潔なスペースで、窓の外に観光船の出入りする港が見える。
 窓辺にテーブルがたくさん用意されてゆったりと雑誌の閲覧ができた。家内は読みたかった「婦人公論」、私は「芸術新潮」と「山と渓谷」の最新号をのんびり眺めた。急な崖の上に建っているから眺めはいいけど、市民の利用には不便だろうな。館内に「坪内逍遥」の名があったので気になってネットで調べたら・・・。
 
 3年生のTAさんは前回「譲歩」の文法作文をやって、Her daughter looks beautiful whatever she wears.の並べ替えは正解が出せた。後半が「譲歩」の意味になって、「何を着ようとも」の意味だ。今日はお母様がご挨拶に見えて、TAさんが就職試験に合格しある製造会社に内定したとのご報告。まことにおめでとうございます。得意のコンピューターの知識にさらにここで学んだ英語の力をいかんなく発揮して期待される社会人になってください。最後のレッスンは「原因理由」の文法作文を勉強した。お休みした分のプリントを渡したので、時間を見ては自宅で取り組んでみてください。
 YAさんは前回「京都女子大」の英文で「日米の倫理観の違い」を読んだ。The key to a happy ending in Japan is not just the triumph of the hero, but also a reconciliation with the defeated evil person.「日本でのハッピーエンドの秘訣は、主人公の勝利だけではなくて、負けたほうの悪役と和解することでもある。」の下線部訳がむずかしかった。今日は文法作文のシリーズ最終回で、様々な「疑問表現」を勉強した。How come you were absent yesterday?「なぜ昨日欠席したの?」はWhy were you〜?の意味だけど、How does it come that〜「どうしてそういうことになるの?」の短縮形と考えれば、後にSVの節が続くことが理解できるね。
 MAさんは前回「無生物主語」の文法作文をやって、もう少しのところで正解が出せなかった。並べ替え問題の「詩は朗読することにより一層理解が深まる。」は、Reading poetry aloud helps us understand it better. 「私たちがそれ(詩)をもっと理解するのに役立つ」。helpは「使役動詞」の仲間で後の不定詞にtoがつかないのだ。今日は「時・条件」の文法作文をやった。I had hardly gone to bed when the telephone rang.「寝床につくかつかないうちに電話がなった。」を特別に「時間構文」と呼んでいる。「否定の副詞」を文頭に出すとHardly had I gone〜のように「倒置」になるんだったね。
 2年生のADさんは前回「独立分詞構文」を勉強した。文頭の-ingの前に「主語」が残っている場合で、そこにSVがそろっているから「独立」の名がついたんだね。今日は「独立分詞構文の慣用用法」をやって、たくさんのイディオムを勉強した。Generally speaking,(一般的にいえば)はもともとIf we speak generallyを分詞構文にしたものだ。We cannot talk usefully about a language without talking about culture, for they are inseparable.「言語のことを有効に話すと必ず文化のことに触れてしまう。なぜならその二つは分けることができないから。」接続詞のforはbecauseと同じ。
 SU君は前回「前置詞」の用法を確かめる問題で、まだまだ覚えなければいけない前置詞がたくさんあることがわかった。次の「接続詞」にもおおいに注意しよう。今日は「動名詞」の前に前置詞のinやonがつくと、「〜したときに」「〜するとすぐに」の意味になることを学んだ。和訳で難しかったのは、In learning to become world citizens, Japanese must force themselves to speak out even in clumsy English.「世界の一員(国際人)になるために学んでいる時に、日本人はたとえ下手な英語でも思い切って話すように自分を強制しないといけない。」
 OB君は前回「分詞構文」の(2)で、「受動態」の場合を勉強した。Tom, forced to give up skating, took to skiing.「トムはスケートをあきらめさせられたので、スキーに打ち込んだ。」being を省略していきなり過去分詞forcedで始めていいのだ。今日は「独立分詞構文」の勉強で、・・・, each spending an average of five times as much money〜は「後置の分詞構文」なので、and each spends・・・「そして各人は・・・の平均5倍のお金を使う」のように、連続して和訳しておけばいい。意味上の主語each( of them)が残っている「独立分詞構文」なんだね。 尾上

(追記)熱海市立図書館は創立100年を超えていて、静岡県内で最古の図書館だと知った。今は早稲田大学の所有になる「双柿舎」は、早大で教鞭をとっていた文豪「坪内逍遥」の別荘で、かなりの数の蔵書を熱海町に寄贈したので町は県内初の「図書館設立」へと進んだ。1915年、熱海小学校の一部屋を「図書館」として整備し開設した。はじめは「逍遥先生記念町立熱海図書館」と称していたそうだ。
 坪内逍遥と言えば早稲田大学教授で、「シェークスピア」の戯曲37作品を大正・昭和にかけて全部翻訳した人であり、東京外語のロシア語の大先輩である文豪「二葉亭四迷」との友情が熱かったというエピソードがある。この話にはもう一人「太田黒重五郎」という同じ東京外語出身の実業家がからんでいて面白い。太田黒はこの沼津の出身で「沼津中学」(今の沼津東高)を卒業している。
2019/09/26 (Thu) 23:21


句読点のー(ダッシュ)は「すなわち」
句読点のー(ダッシュ)は「すなわち」
2019年9月23日(月) 三島ゆうゆうホールにて 
「裾野コスモスまつり」
 一面のコスモス畑といえば、山中湖村に「花の都公園」がよく知られているけど、もっと身近なところで裾野の「大野原」にも広大なコスモス畑があるのを知ってた?先週須山の山奥まで「シラヒゲソウ」を見に行った帰り道、立ち寄ったらちょうど「パノラマロード・コスモスまつり」をやっていた。
 富士山はこの日も雲の中だったけど、その近くまで登ってきたばかりの「黒岳」や「越前岳」の山並みを背景に、ピンク・白・赤・オレンジなど色とりどりだった。特に淡いクリーム色の一画は涼しげな薄緑の葉と調和して見事な美しさ・・・。

 3年生のNAさんは前回「明治学院大」の英文「よい書き手とは」を和訳した。If an author is to defend himself against those who criticize his ideas, he will do so more effectively by justifying the ideas than by saying he did not intend to teach them. 「自分の考え方を批判するような人から身を守ろうとするなら、そんな考えを伝えるつもりはなかったというよりは、その考えをしっかり説明する(弁護する)ほうがより効果的に身を守ることができる。」ここではis to〜が「意図」の意味の「助動詞」の働きだと分かった。do soは「代動詞」で前出のdefend himself のことで、themも前出のthe ideasのことなんだ。themを「かれら」と訳すのはうっかりだね。theyはhe、she、itの複数形だよ。今日は「程度・目的・結果」の文法作文をやってほとんど正解だった。
 2年生のYAさんは前回「アボリジニの超能力」という面白い英文を読んで、すべての設問に正解できた。「中央大」の英文はAs is true of many inventions, it was created to fill a need ― for a game・・・が難しかった。冒頭のasは関係詞のwhichと同じ働きだけど、後に続く文の前置きとして「多くの発明品にあてはまるように」と訳す。「ダッシュ」で切れているので、直前の「ある必要を満たすために」の説明をしているんだ。だから、「すなわち・・・の競技のために」と追加しておけばいい。今日は、今週の前期テストのために対策勉強に集中した。
 1年生のMA君は「発音記号」を習ったことがないので知りたい、というので今日はプリントの「ジョーンズ式」発音図を用いて、10個の「母音」を勉強した。辞書や教科書に書いてある「発音記号」を日頃から自分で読めるように練習してほしい。次に、昨日に続いて「分詞」の(2)をやってみた。「現在分詞」-ing には(1)でやった形容詞用法「〜している」のほかに、文全体を修飾する副詞的用法「〜しながら、〜した時、〜したので」のような意味もある。そういう文を特別に「分詞構文」と呼んでいる。Having a cold, I was absent from school. 「風邪をひいていたので学校を休んだ。」の前半はBecause I had a cold,の意味。「分詞構文」に書き換えるには「ケス・ケス・ING」と覚えておこう。しかしIt being a nice day, a lot of people came out to the park.「天気のいい日だったので、大勢の人たちが公園に出てきた。」は、前半がAs it was a nice day,と同じ意味で、後半の文の主語とは違うので主語をケサナイ例だ。 尾上

(追記)毎朝「富士山」の方角をみては、ああ今日も雲の中か・・・。ネットで山頂山小屋からのライブカメラで記録を見ても、今年の「ご来光」は10日に一回ほどしかなかった。せっかく登ってもがっかりだよね。富士登山の閉山式も終わって2週間もたつのに台風が次々と襲ってきて、まだすっきりと「秋空」にならないね。
 昨年は9月19日、一昨年は22日、ともに素晴らしい天気で富士宮口5合目から登っているのに今年はまだまだ。例年10月10日には「初冠雪」がきて最高峰の「剣ヶ峰」には急斜面で登れなくなるから、それまでに第9回目の富士登山を成功させたいなあ。年に1回は健康維持のバロメーターだから。
2019/09/23 (Mon) 23:12


subjectは「主語」「主題」「科目」のほかにも・・・
subjectは「主語」「主題」「科目」のほかにも・・・
2019年9月22(日) 御殿場市民会館にて 
「金時山のマツムシソウ」
 金時山の登山ルートは4本ある。「乙女峠」から3つも山を越えていくロングコースは年に一回元日の登山に使う。自宅を午前2時に出発して山頂で初日の出を拝むようにしている。最近は月に2回をノルマにしていて、前回は北側の「足柄峠」から登ったので今度は南側の「仙石原」の別荘地からだ。樹林を抜けると「うぐいす茶屋」の立つ「矢倉沢峠」からは展望が開けて花々が一杯だった。
 マツムシソウの季節になって、正面の「神山」や「大涌谷」の展望とベストマッチの美しい株をいくつも見つけた。それと競うように釣鐘型のクサボタンも淡い紫色で咲き誇っている。中間の分岐点では犬を連れた男性に「健脚ですね!」なんてお世辞をいわれて少しいい気分。年齢不相応に「北岳」の赤いシャツを着て長靴で登っていたからかな。結局追い越されたけど・・・。

 3年生TUさんは前回、be to〜がたくさんの「助動詞」の働きをするような英文を読んだ。「早稲田大」のThere were dry areas, such as deserts, where water was to be found only at an occasional watering hole or oasis. 「砂漠のように、時たま現れる水飲み場、つまりオアシスでしか水を見つけることができないような乾燥地帯もあった。」挿入のsuch以下をカッコに入れれば、この関係副詞のwhere以下は先行詞のdry areasを修飾するはず。orは直前の語句を別の語で「言いかえる」場合にも使うよ。「や」とか「あるいは」ではなく「つまり」と訳そう。今日は「程度・目的・結果」の文法作文をやってどれもほとんど正解だった。名詞のsubjectは「主語」「主題」「科目」や「被検者」のほかに「臣民」の意味もある。sub「下に」+ject「投げる」が語源で「投げかけた物や人」に意味が拡張した。動詞のsubjectには「人を〜に従わせる」の意味があるよ。
 ARさんは前回seem to〜、appear to〜(〜と思われる)を使う英文を読んで、ほとんど正確に和訳できていたね。「夫婦円満の秘訣」の英文、We haven't had any since we got married. 「結婚してからは何も〜を持ったことがない」でanyの後の省略語をはっきりさせないといけない。直前の文中にあるimportant mattersのことだね。今日は「時・条件」の文法作文をやった。「成蹊大」の「その車が角を曲がるや否や車輪が外れた。」はNo sooner had the car turned the corner than the wheel came off. 否定の副詞で始まるのでSVが「倒置」になるよ。「早稲田大」の英作文「子供たちは寝る時間になるまで庭に出ていた。」は動詞の時制の一致に気をつけて、The children were out in the garden until it was time to go to bed. と書く。
 三島教室の1年生MA君が出席した。学校でもうすぐ始まる「分詞」の用法を先取りして勉強した。Mary took care of the wounded bird. このwoundedはwound「鉄砲や刀でケガさせる」の過去分詞で「〜させられた」の意味になるから、「ケガした鳥」となる。The police found a man murdered under the bridge. はSVOCの文型になってOCが「主語・述語」の関係だから、「一人の男が橋の下で殺害されている様子に警察は気がついた」。「水を流しっぱなしにしないで」の英訳は、Don't leave water running.(水が流れている状態を放っておかないで。)となり、leave のかわりにkeepを使うと「注意して保つ」の意味になってしまうよ。 尾上

(追記)下山してくる外人のペアに2組も出会って「こんにちは!」。山頂に着いたらまたベンチにもう一組。この山は白人が最近増えたなあ。「案内表示石」にタッチするとそこに知人を発見!忍野「高座山」の花博士GOさんだよ。富士吉田市からはるばるようこそ。この夏はラン科の新種を3つも教えてもらったなあ。お礼に「この大岩の下にシラヒゲソウが咲いているはずなので一緒に行ってみましょう」と案内して、終わりかけの白いかわいい花を2本見つけた。
 忍野中学校の卒業生で幼いころから裏の山に登っていたそうだ。富士吉田市の職員を定年で辞め、ほぼ毎日「忍野」の山に登っては花の観察に余念がないらしい。「紫センブリはもう一週間後かな」。昨年二人の出会いのきっかけになったムラサキセンブリは「高座山」の急斜面に咲く星形の大きな花で珍しくこの山以外ではなかなか出会えないそうだ。「また近いうちに忍野で会いましょう」と言って、GOさんは北側の「足柄峠」に下って行った。
2019/09/22 (Sun) 23:29


It will not be long before〜「〜のようになる日も遠くはあるまい」
It will not be long before〜「〜のようになる日も遠くはあるまい」
2019年9月19日(木) 裾野市民文化センターにて
「サトイモの花が咲いた?」
 リハビリ散歩と称して家内と「秩父宮公園」を歩いた。シュウメイギク(秋明菊)やシュウカイドウ(秋海棠)が一面に咲く遊歩道をたどると、ヒガンバナの畑に来た。赤だけでなく黄色も群生しているよ。木陰には淡いピンク色のも咲いていた。奥の林では赤色の海の中に真っ白なヒガンバナも一本発見!突然変異かな。
 今年は中央のバラ園をやめて菜園に変えたそうだ。売店ではこの畑で採れたばかりのナスとキウリを売っていた。陸稲だけどコメもしっかり育って収穫が近いし、背丈ほどもある大きなサトイモが大きな葉を茂らせていた。「花が咲いてます!」の掲示の裏をのぞくと根元になにやらそれらしき茎が3・4本ついているけど先端はもう枯れているよ。残念・・・。

 3年生のTAさんは前回「比較」をやった。I am no more interested in classical music than you (are).「クラシックに興味がないのは君と同じだ。」と、Sunlight is no less necessary than fresh air is.「日光が必要なのは新鮮な空気と同様だ。」が難しかったね。no moreは「否定」でno lessは否定の否定だから「肯定」の意味になるよ。than以下の部分は、わかりやすい「たとえ」だから「〜のように」と訳しておこう。今日は「譲歩」の文法作文をやった。However much he eats, he never gets fat.「どんなにたくさん食べても彼は太らない」のように、後半の主文が前半と逆転するような文のつながりで「逆接」ともいうよ。
 YAさんは前回seem to〜、appear to〜の用法を含む英文を和訳した。「山口大」の・・・In vast modern societies there is nothing of importance that the individual can do.「巨大な現代社会では、個人ができることで重要なことなど何もない」が難しかった。関係代名詞のthatの先行詞はnothingでof importanceもnothingを二重に修飾している。今日は「時・条件」の作文で「青山学院大」の、「ほとんどすべての人が海外旅行するようになる日も遠くはあるまい」は、The time will come soon when almost all people travel abroad.もいいし、It will not be long beforeで始めてもよい。
 MAさんは前回「程度・目的・結果」の文法作文で、整序問題をやったらa やtheのような冠詞の扱いでマルがもらえなかった。指示された単語の数を数えて解答見直しの習慣をつけたいね。今日は「無生物主語」の文法作文をやった。Her energy and talent took her to the top of her profession.で、「無生物が人を〜へ連れて行った」ではおかしな日本語なので、「人」を主語に置き換えて和訳するように工夫しよう。「勢力と才能のおかげで、彼女はその職業の頂点に登れた。」のように。さらに、この日本語を「無生物主語の文」で英訳できると素晴らしい。
 2年生のADさんは前回「独立分詞講文」を勉強した。文頭の「分詞」-ingの前に「主語」の名詞がついている場合だった。今日は「付帯状況」の表現でwith+名詞+-ingやwith+名詞+-edを勉強した。主文SV〜の後に付け加えるからこれも「独立分詞構文」のなかまだ。The princess lay with her eyes closed.「王女目を閉じて寝ていた」のように、Her eyes were closed.という「受け身」の文を付けたしたものだ。He usually studies with the radio on.「ラジオをかけたままで・・・」もthe radio was onという文がwith以下に組み込まれているんだ。
 SU君は前回「形容詞・副詞」の文法を勉強して、和訳が難しかった。We consume a great deal of electric power in the summer. 「夏には大量の電力を消費する。」つまりa lot of〜とか lots of〜と同じ。 A great amount of〜ともいえる。一方「数えられるもの」に対しては a great number of〜というよ。今日から「動名詞」の構文に入った。動詞の-ing形は、a singing girl「歌っている少女」、She came singing「歌いながらやってきた」のように、形容詞用法や副詞用法も勉強したが、She loves singing a song. 「歌うことが好きだ」のようにlovesの目的語で「名詞用法」も注意しよう。これを「動名詞」と呼んでいる。
 OB君は「分詞構文」の(2)を勉強した。If it is seen from a distance, this mountain looks like Mt.Fuji.「遠くから見ると、この山は富士山に似ている」は、「ケス、ケス、ING」で分詞構文に変えるとBeing seen〜となる。しかし、「現在分詞」と「過去分詞」が並ぶのは無駄なのでBeingもケス。すると「過去分詞」のSeenで始まる分詞構文が出来上がる。Tom, forced to give up skating, took to skiing.は、forced以下の分詞構文が主語Tomと動詞tookの間に「挿入」されているけど、文頭に移動すれば理解しやすい。「スケートをやめさせられたので、トムはスキーに打ち込んだ。」 尾上

(追記)日本に紹介されたときヤマイモ(山芋)に対してサトイモ(里芋)と名付けられた。カボチャもジャガイモもたしか原産地のカンボジアやジャガタラから命名したよね。サトイモは熱い南洋原産の植物だから御殿場のような標高で花が咲くのは珍しい。九州でも10年に一度だそう。この夏がいかに暑かったかを実証しているね。
 どんな花なのか、ネットでサトイモの花の写真をさがした。なあんだ!生け花のカラーと同じだよ。黄色い苞に囲まれた中に穂が一本。そこに細かな花が一杯つくから、そうだ!ミズバショウと全く同じだよ。どれにも「サトイモ科」と書いてある。箱根の「湿生花園」で早春に咲くザゼンソウも登山道でよく見かける「マムシグサ」別名テンナンショウもその仲間だったな。コンニャクの畑でも同じような赤い花が咲くらしい。自然界のルーツを探ると面白い。
2019/09/19 (Thu) 23:48


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