「除草剤の恐ろしさ」
今年、米国西部のある老人夫妻がこの除草剤「ラウンドアップ」を40年間庭に撒いてガンになった、と裁判所に「モンサント社」を訴えて勝訴したそうだ。賠償金がなんと一人11億ドルだよ。二人で2200億円!それでカリフォルニア州では販売禁止になった。カナダとフランスでも使用禁止だ。しかるになぜ、日本の政府・農水省はだまって許可しているのだろう。一部の国会議員が問題視して産経新聞には載ったようだけどほかのマスコミは今のところ騒いでいないね。
御殿場で農協支所の売店に行くと、棚の一番目立つところに「ラウンドアップ」がたくさん並んでいて目立つ。これでは農家の人はつい買ってしまうよね。農協で推奨し売っているのだから。スーパーでは日本の会社がブランド名を変えて売っているヤツもある。成分表示をよく見て発がん性のあるという「グリホサート」やその他の薬害をチェックしましょう。「無農薬野菜」は草取りの手間がかかって値段も高いから、逆に安いものや見かけのいい野菜や果物は危険が一杯ということかもしれないよ・・・。
3年生のYAさんは前回「動名詞」の慣用表現を使う英文を和訳してどれもほぼ正確に和訳できた。「玉川大」のWhenever you feel like criticizing anyone, just remember that all the people in the world haven't had the advantages that you've had.が難しかった。「お前が誰かを批判したくなったらいつでも、自分が持っているような長所を世間のすべての人が持っているわけではないんだ、と思い出しなさい。」All〜notはnot〜allと同様に「部分否定」になることがあったね。文の最後を「半疑問」のように上げ調子で(⤴)言うんだけど。今日は「比較」の整序と作文問題をやった。どれもよくできていたが、「日本女子大」の「今では父親も以前より育児に参加している。」は、「より〜」が書いてないので「より熱心に」か「より何度も」か、あるいは「よりたくさんの父親が」なのか、を考えよう。better(より上手に)ではないね。
受験生のINさんは、月曜日の御殿場教室に加えて、こちらの裾野教室にも参加することになった。今日は「不定詞」の整序問題でかなり正解が出せた。「彼はそのことと何の関係もない。」は、He has nothing to do with the case.が正解。大いに関係があればhas much to do with〜(〜と関係するものをたくさん持っている)のように言う。英文和訳では「分詞構文」を含む文が訳しにくかった。「東京理科大」のThey also must work for democracy, keeping themselves informed of important issues and exercising their right to vote so that they will keep effective control of government. 「国民はさらに、民主主義のために行動しないといけない。重要な問題にはいつも耳を傾け、政府を上手に制御できるように選挙権を行使しながら。」のように、「後置の分詞構文」は「〜しながら」と同時進行のように解釈するといい。
2年生のADさんは「助動詞」のused to〜とwould often〜が「むかし〜したものだ」という「過去の習慣」を表すことを学んだ。「昭和女子大」の英文ではHuman beings used to feed themselves by hunting wild animals and gathering plants.「人間は野生動物を狩猟したり、植物を採集したりして昔は食事をしていたものだ。」と訳せるとよかった。by –ing〜は「〜することによって」となる。ここのandはhunting〜とgathering〜を並列しているね。期末試験の対策で早めに帰宅した。 尾上
(追記)ネット販売ではどんな除草剤が売れ筋なのか調べてみた。「楽天市場」で見てみると、次の4つの商品が宣伝されていた。・・・・1、「ラウンドアップ」(日産化学)・・・成分、グリホサート48%。散布の注意事項なし。 2、「カダン除草王」(フマキラー)・・・成分、グリホサート0.86%。注意事項、農作物には使用しない。 3、草退治「メガロンシャワー」(住友化学)・・・成分、ヘキサジノン。注意事項、樹木や水田には不可。 4、「ネコソギ・トップ」(レインボー薬品)・・・成分明記せず。注意事項、花壇・水田・畑など不可。
宣伝文句ばかりの「ラウンドアップ」に比べて、ほかは一応注意書きがあって良心的だ。「散布する時には周辺の住民に断るように」とか、同じグリホサート使用でも「フマキラー除草王」のほうは、散布にはマスク・手袋・長ズボン・長そでシャツを着用、などと丁寧に注意書きしてある。よほどの劇薬なんだね。ほかにも商品がまだまだあるかもしれないし、「スーパー」や「百円均一ショップ」にはもっと手軽に手に入る除草剤が売られている可能性がある。草は手で取るしかないね。私たち畑仲間の会長YAさんは「雑草にはテデトール」がイチバン!と言っている。









