高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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A whale is no more a fish than a horse is.(クジラが魚でないのは馬と同じ。)
A whale is no more a fish than a horse is.(クジラが魚でないのは馬と同じ。)
2019年11月18日(月)三島商工会議所にて 
「新倉山の五重塔」
 「外国人が大勢押し寄せている紅葉の名所が河口湖の近くにあるらしい。タイに家族で駐在している娘から情報を得たよ。バンコックの小学校で使っている教科書に日本紹介で写真が載っているらしいよ。」と畑仲間のOKさんに教えられた。そこは真っ赤な鳥居と五重塔がある神社だというから、神仏混交で変だなあと思っていた。翌日御坂の山梨百名山「大栃山」登山に行った帰り道、富士山の見える「五重塔」があるというその観光名所をさがした。しかし車のナビでは見つからなかった。
 交番で教えてもらってやっと到着できた。「河口湖」から車でトンネルを抜けて行く「新倉山」の麓にあって大勢の客で大賑わいだった。実は古来からの「浅間神社」の裏山が「新倉富士浅間公園」という名の市民公園として60年前に開発され、その時戦没者の「忠霊塔」として建立したものがその五重塔だった。なるほどそうだったのか!真っ赤に紅葉したカエデに感激しながら急な石段を登っていくと、やっとその五重塔までたどり着いた。環境省の「富士山がある風景100選」に選ばれているとか。春のサクラの頃も白銀の富士山を仰ぎ見る絶景地だそうだ・・・。

 3年生のNAさんは「受動態」の整序と作文をやった。どれも正解が出せてよかった。英作文では「動詞」の扱いにミスが散見された。「時制の一致」や「完了形」の使い方が今一歩だった。「青山学院大」の「雨が何週間も降り続いてダムが決壊し、村はたちまちのうちに洪水で流されてしまいました。」は、過去形の動詞を3つ並べれば済むけれど、「流された」をつい最近のこととして「現在完了」で書くのもいいね。It kept raining for many weeks, the dam was destroyed and soon the village was washed away by the flood. 高校の英語では教えていないけれど、動詞の分類には「時制」(テンス)ともう一つ「相」(アスペクト)があるんだ。「テンス」は3つで「現在・過去・未来」だけ。そのそれぞれに「動作の状態」つまり「アスペクト」が「基本」か「完了」か「進行」かを区別するのだ。日本語には「テンス」の区別がなくて「アスペクト」だけ、と言われている。だから日本語の「〜た」は「完了」の意味で、過去とは限らない。「明日雨が降ったら・・」とか、「さあ、安くしておくよ、買った買った!」なんていうでしょ。
 2年生のYAさんは「津田塾大」の英文「自分のことは自分でやる」の和訳が難しかった。It implies making one's own decisions rather than accepting what society regards as appropriate, living by one's own private set of values, and cutting loose from religious and other conventional cods of conduct. で、またまた接続詞のandに注意したかった。次のcuttingは前のlivingと並ぶし、さらに前のmakingとも並列しているね。「その考えは、社会が適切だと考えているものを受け入れるというよりは自分で決定するということだし、自分の価値の体系で生活することだし、宗教上やその他の伝統的な行動規範から自由になることを意味している。」今日はYAさんから「英検準一級」にパスしたとの報告あり。高2のうちに「準一級」とはすばらしいね。How amazing! 次回その合格証書を見せてください。今日は間近の定期テストのための対策に専念した。
 1年生のMA君は前回、長文で「嗅覚をビジネスで生かせ」を読んだ。Some business people predict that in ten years, store smells will be as common as the soft music stores often play to put shoppers in a good mood. 「10年後お店で香る匂いは、買い物をする人たちをいいムードにさせるためによく流す軽い音楽と同じくらい普通のものになるだろう、と経営者たちは予想している。」 今日は「比較表現」の発展編を勉強した。I can no more swim than a hammer can.(私が泳げないのは金づちと同じ。)は、I can't swim any more than a hammer can.(金づちの泳ぐ力以上には泳げない)といいかえてもいい。A whale is no more a fish than a horse is.(クジラが魚でないのは馬と同じ。)も同じ構文だね。だから受験界ではこの構文のことを「クジラの公式」なんて呼んでるよ。no more than+数字とnot more than+数字の違いも納得できたね。
 ご父兄様・・・来週25日(月)の「三島教室」は、27日(水)に変更になっております。送迎よろしくお願いしたします。 尾上

(追記)この日は山梨百名山をもうひとつ制覇しようと御坂峠を越えて「大栃山」に行ってみたら、登山口の檜峰神社に行くゲートが閉まっていて鍵もかかって通行止めになっていた。ここも先月の19号台風で道が損壊したらしい。残念だけどまた改めて出直そう。実はここは桃源郷なんだ。斜面が階段状に桃の畑になっていて春は桃の花盛り。真下にリニア新幹線のトンネルが山の合間を突っ切り、その先には笛吹市と山梨市の市街地が広がっていい眺めだったよ。
 かわりに「御坂峠」の紅葉を楽しみながら旧道の「みさか道」を越えてみよう。峠の古いトンネルの暗闇から飛び出したら、目の前に「富士山」と「河口湖」が広がって陽光を照り返してまぶしかった。峠の茶店「天下茶屋」に寄って昼ごはんにしようか。甘酒の旗が揺れているので早速それを注文。この二階は太宰治が逗留して執筆した部屋が当時のまま残っていて見学できる。「富士には月見草がよく似合ふ」と著書「富嶽百景」に書いた。
2019/11/18 (Mon) 23:45


A and A'のルールは英文読解のかなめ
 A and A'のルールは英文読解のかなめ
2019年11月17日(日)御殿場市民会館にて 
「高座山は狂い咲き」
 富士吉田のGOさんからLINEで「高座山でムラサキセンブリが咲いてますよ!」と連絡が入った。「えー?10月初旬に満開だったのにまだ咲いているの?」「そう、斜面の八の字の所。明日案内できますよ。」「じゃあ、11時にいつもの忍野中学で」。GOさんはその忍野中学の出身で定年までは忍野村役場の職員だった。いまは大好きなこの裏山を週に2・3回は登って花々を観察しスマホに撮りためている、この山の仙人だ。
 「八の字」とはなんだろう?「高座山」の南斜面は全体が3角形の広大なススキが原になっていて屋根のかやぶきの材料だ。二人で登って行くとたしかに黒い炭が一面に散らばっている道が2本できていて「八」の字を作っていた。「忍野八海」に因んで毎年8月8日の夜8時に、忍野村では「八文字焼き」をやるそうだ。その八の一番高い所にあのムラサキセンブリが高貴な紫色の花弁を星のように広げて咲いていた・・・。

 3年生ARさんは前回「同志社大」の英文「神話の誕生」を和訳した。‥It is generally believed that they emerged as people tried to explain the natural phenomena that surrounded them and the facts of their lives: ・・・「人々が自分の周りの自然現象と自分の生活の実態を説明しようとしたときに神話というものが登場した、と一般的には信じられている。たとえば・・・」 A and A'のルールで、andは後のthe factsとthe natural phenomenaを並列しているね。コロンの後にはその例が挙げてある。今日は「分詞」の整序と作文をやったらどれもほぼ正解が出せた。「彼は英語をしゃべると必ず間違える。」は、wheneverで2文をつなげてもいいけど、「二重否定の文」が思い出せるとよかった。He never speaks English without making mistakes.がぴったり。be sure to〜は「きっと〜するだろう」という予測の意味でここではダメ。
1年生のTU君と3年生のTUさんは勉強の都合でお休みした。 尾上

(追記)さらに登った頂上の真下で10月上旬に咲いていたムラサキセンブリはもうすっかり枯れてガクしか残っていなかった。同じ山なのに日当たりのとても良いこの場所で1か月も遅れて咲くのはなぜだろう?ここだけだから山焼きと関係がありそう。少し下の道を歩いたらこんどはピンク色の美しい「キセワタ」が咲いていた。8月末に満開だったのにこれも狂い咲きかな?9月1日のブログに写真付きで紹介したので見てください。
 昼飯は特大のエビフライを食べに行きましょう、とGOさんに誘われレストラン「風詩」に行った。湧水池の「浅池」に車を止めて真っ赤な紅葉をくぐって崖を登るとレストランの裏手に出る。この崖は太古の昔、富士山の溶岩流がここで止まった地点で、下の「浅池」も「忍野八海」も忍野村の半分は大きな「忍野湖」と呼ぶ湖の底だったそうだ。注文して出てきたクルマエビのデカいこと!皿からはみ出して2本もついているよ。うまかったなあ!
2019/11/17 (Sun) 22:35


It is of universal interest,〜 「天気はだれでも興味があるが〜」
It is of universal interest,〜 「天気はだれでも興味があるが〜」
2019年11月14日(木)裾野市民文化センター
「秩父宮公園もみじ茶会」
 御殿場「秩父宮記念公園」の故宮様のかやぶきの母屋でお茶会があるというので家内に連れられて出席した。市内の表千家と裏千家の教室の先生やお弟子さんたちが総出で「もみじ茶会」と称して今年も開催した。何十人も女性ばかりの世界で少々気がひけるけど、日頃は立ち入りできない「正面玄関」もリビングも寝室も会場になっているからめったにないチャンス。男性の参加は私だけだった。
 野点ではないけれど「立礼」(りゅうれい)という椅子に座ったまま20人くらいが一斉にお菓子とお茶をいただく方式だった。裏千家を何年か習った家内の隣に座って教わりながら見よう見まねでおいしい抹茶をいただいた。亭主が茶釜・茶碗・茶筅などの説明をして、床の間の掛け軸と生け花とボンボニエール(金平糖入れの銀器)という、新天皇の即位式での列席者の引き出物を参加者に紹介した・・・。

 3年生のYAさんは前回「聖心女子大」の英文「イギリス人のお茶の時間」を和訳した。In nothing is the English genius for domesticity more notably declared than in the institution of this festival ― almost one may call it so ― of afternoon tea.が難しかったね。In〜という「場面」が対比になっていて訳しにくかったかな。「こういう午後の紅茶という『フェスタ』の習慣ほど(ほとんどの人がそう呼んでいるんだけど)、イギリス人の家庭生活の知恵をはっきりと公言できる場面はない。」特に、否定語で始まりSVが「倒置」になっているからさらに難しい。最上級で書けばThe English〜 is most notably declared in the institution〜.ということ。今日は「動名詞」の整序と作文をやった。
 御殿場教室のARさんが出席した。前回「新潟大」の英文「イギリス人と天気の話題」を和訳した。It is of universal interest but safe from emotions. は「天気はだれでも興味があるが、しかし感情に関わらない。」 of+抽象名詞は形容詞だからIt is universally interestingと言い換えできる。今日は「不定詞」で作文をやった。「福岡大」の「母はいつも話し相手がいなくてとてもさびしがっています。」は、「さびしい感情」の原因を「不定詞」で表せるから、My mother feels very lonely to have no one to talk with. とほぼうまく書けた。不定詞を否定してnot to have oneとしないほうがいい。
 2年生のADさんは助動詞の後に完了形の動詞(have+-ed)が来る場合を勉強した。He must have come here.(ここに来たにちがいない)やHe cannot have said such a thing.(そんなことを言ったはずがない)のように過去の事実に対する「推量」を表して。その程度が100%か0%かで異なる。「彼は忙しかったのかもしれない」は20%くらいの予想でHe may have been busy.といえばいい。
 SU君は助動詞のused toとwouldが「昔の習慣」を表して、「よく〜したものだ」と訳せばよい、と勉強した。「以前はいつも朝食後に散歩をしたものです。」はI used to take a walk after breakfast. 「規則的にいつも〜」の時にはused toを使い、「不規則だけどしばしば〜」の時にはwould oftenを使う。助動詞のused toにはもう一つの用法があって、その後にbe 動詞が来る時には「今は違うけど、昔は〜」の意味になるよ。「かつてここには寺があった。」 There used to be a temple here.は、単に過去形のThere was a temple here.とちょっと違うね。
 OB君は前回「前置詞」の用法をたくさん勉強した。「4時までに終えなければならない。」は「完了」の意味で「〜以前に」だからbefore〜かby〜。「ここで3時まで待っていてね。」は「継続」の意味で「〜までずっと」だからtill〜かuntil〜を使う。高校生が一番間違える箇所だ。今日は「動名詞」の用法で、On -ing〜(〜するとすぐに)とIn -ing(〜したときに)を勉強した。「その当時人々は筆を使って手紙を書いていた。」は、「手紙を書くときに筆を使ったものだ。」と言い換えればIn those days, people used to use a brush, in writing a letter. でいいね。On turning the corner, we found〜もAs soon asの接続詞と同じ意味だから「角を曲がるとすぐに〜」でいい。 尾上

(追記)堅苦しいティーセレモニーが終わって母屋の外に出てみると、真正面にくっきりと富士山が美しくそびえていた。昭和天皇の弟君の秩父宮様の若かりし頃、脚にはゲートルを巻きピッケルをもって富士山を見上げる姿が銅像になって立っている。英国留学中にアルプスの「マッターホルン」に登頂した時の姿かな。赤坂の御殿にあったものを移したのだそうだ。
 登山のほかにスキーやテニス、ラグビーもなさって、東京・明治神宮外苑の「秩父宮ラグビー場」や大阪の「花園ラグビー場」も宮様のゆかりだそうだ。陸軍軍人だったけれど太平洋戦争中に体調を崩して御殿場のこの別邸で療養されていた。そのころ、私の98歳になる母親は「三島高等女学校」(今の三島北高校)の勤労奉仕でこの別邸のお庭の草取りに来たことがあるそうだ。
 宮様は戦後まもなく50歳の若さでご逝去。その後は妃殿下がおひとりで20数年前までお住まいだった。別邸は遺言により御殿場市に寄贈され「記念公園」として活用されることになった。しっかり管理された季節の花々がいつでも楽しめる公園はとてもうれしい。特に母屋の下にあるロックガーデンは私のお気に入り。様々な山野草が園芸家のYAさんによって大切に守られている。
2019/11/14 (Thu) 23:25


雨が降るときは必ず土砂降りになる。It never rains but it pours.
雨が降るときは必ず土砂降りになる。It never rains but it pours.
2019年11月11日(月)三島商工会議所にて 
「山中湖の紅葉まつり」
 富士吉田の農協で精米が終わったら「御坂峠」を越えて、山梨百名山「大栃山」に登る計画だった。しかし精米機の故障で予定以上に時間をくわれやむなく計画変更。まずすぐ近くの「山梨県立・吉田高校」に寄ってみた。東大に3名合格した年もあったとか、ウエイトリフティングでは全国大会に何度も出場を果たしているとか、文武両道の名門校のようだ。私の英語塾でずっと昔教えたことのあるSAさんもここの出身で「青山学院大学」に進学した。
 ちょとだけ汗を流しておこうと忍野へ向かい「鳥居地トンネル」をぬけて、また富士山と真正面に対峙できる大好きな「高座山」に登った。全山が広大なススキの刈り場になっている三角山の斜面を登ると、紫色のリンドウがまだあちこちに秋の日を浴びて花弁を開いて美しかった。頂上直下で先月たくさん咲いていた珍しい「ムラサキセンブリ」はすでに枯れて寂しかったけど。今年はこの山で珍しいラン科の花をずいぶんたくさん発見できたなあ・・・。

 3年生のNAさんは「早稲田大」の英文「だらけた社内雰囲気」を和訳した。It was not difficult to guess that right up until I knocked at the door and went in they had been sitting back・・・では、theyの前にカンマがないのでわかりにくかったね。「私がドアをノックして中に入る直前まで、彼らは・・していたと推測するのは難しくなかった。」接続詞up until SV は 前置詞のup to〜(〜まで)と同じ意味。rightはjustと同じ。今日は「助動詞」の整序と作文をやってほぼすべて正解が出せた。「学習院大」の英文「人間は理性的な動物なのか?」を和訳して難しかった。・・・until we have almost reached the point where〜〜.は長大な一文なので、untilの前でいったん切って「そしてとうとう」(and at last)と訳せばいい。「そしてとうとう、理性のある人間は過去の遺物、と言われるような極限まで来てしまった。」
 2年生のYAさんは「否定」の語彙、成句、構文をたくさん勉強した。Whenever it rains, it pours.(雨が降るときは必ず土砂降りになる。ことわざ・・悪いことは立て続けに起こるものだ。)を「否定語」を使って、It never rains but it pours.ともいうよ。このbutは「しかし」じゃなくて、「〜を除いては、〜でなければ」の意味だから「土砂降りに降る場合を除いては決して雨が降らない。」と言っている。「二重否定の文」と呼んでいるよ。The new film proved to be anything but a failure.「その新しい映画は決して失敗作ではないと判明した。」で、anything but〜は直訳すれば「〜を除いたすべてのもの」だからneverと同じで、「〜では決してあり得ない」の意味になるね。
 1年生のMA君は前回長文で「太陽エネルギー」を読んで、英問英答にほぼすべて正解が出せた。今日は「比較表現」の(2)で、中学でもやった「できるかぎり〜」のas〜as you canとas〜as possibleを基本から勉強した。例えばHe ran as fast as he could.(彼はできるだけ早く走った。)はrun fast の省略だから、直訳すると「彼が走ることのできる速さとくらべて同じくらいの速さで走った」ということ。つまり、前のasは副詞で「同じくらい」、後のasは接続詞で「〜とくらべて」という意味なんだ。as possibleもas it was possible to run fast.(速く走るのが可能であるのとくらべて)を省略しただけなんだ。こういう勉強の仕方のほうがただ暗記するよりも納得できるし間違いがなくなるし記憶に残って応用もできるよね。 尾上

(追記)帰りがけに立ち寄った「山中湖」は標高が1000mもあってちょうど紅葉が見ごろだった。三叉路の「旭日丘・湖畔緑地公園」には「夕焼けの渚」と名付けた紅葉の名所がある。早くも10月末に始まった「紅葉まつり」の期間も明日が最後で夜はライトアップもあるとのこと。水陸両用の「カババス」が今まさに湖水にドッブーン!満員の乗客から大きな歓声が上がった。
 この近くの別荘地に住んで「吉田高校」に通っていた教え子のSAさんは大卒後東京でしばらくOLをやって今北海道の旭川に住んでいる。東京「淑徳大学」の山荘で管理者をやっていたお母さんと一緒に故郷に戻ったのだ。今年の夏、北海道「大雪山」の山登りに行ったときにお宅を訪問した。空港のすぐ近くで広々したお庭の瀟洒な2階家だった。立冬をすぎてもう雪に閉ざされる日々が始まったそうだ。
2019/11/11 (Mon) 23:44


「心行くまで」to their heart's content
「心行くまで」to their heart's content
2019年11月10日(日)御殿場市民会館にて 
「コメの選別」
 先月、畑の仲間全員で刈り取った稲はその日のうちに脱穀機にかけてモミだけにして、地主さんのハウスで天日干しさせてもらった。2日後、白米と緑米のサンプルをもって農協の玉穂支所に行き水分を計測してもらった。20%もあってまだまだ乾燥が足りないというので、10日たってからもう一度測ってもらったら今度は12%くらいという。15%が理想だから少し乾燥しすぎたかな。
 農協の「自動精米機」にかける前に我が家のベランダで米の選別をやった。ワラや茎が混じっているのを取り除くには昔は足踏みで風を送る方式の「唐箕」(とうみ)を使った。それは古道具でも手に入らないし置き場にも困るので、私の唐箕は組たて自転車の入っていた大きな「段ボール箱」と扇風機をつかって軽いものを吹き飛ばす「手作り唐箕」だ・・・。

 3年生TUさんは前回「早稲田大」の英文「だらけた社内雰囲気」を和訳した。・・・they had been sitting back, feet on the desk, smoking and joking away to their heart's content.では、接続詞のandが次のjokingと前のsmoking、さらに前のsittingを並列していることが読み取れたね。「彼らは足を机にのせてふんぞり返りタバコをくゆらせて、心行くまで冗談を言い合っていた、と・・・」 to their heart's contentは全体にはかからない。今日は「助動詞」の整序と作文をやったらどれもほぼ正解だった。「清泉女子大」の英文I am always delighted to see women discussing and trying on new clothes,・・・で、discussは他動詞で目的語が必要。A and A'のルールに注意すればnew clothesはdiscussing とtrying onの共通の目的語なんだね。「女性たちが新しい服について議論したり試着したりしている姿を見るといつもうれしい気持ちになる。」
 1年生のTU君は前回「動名詞」の整序と作文をやった。「東北福祉大」の「その試験を受けなきゃならないと思うと悲しくなるよ。」は、「〜という思いが私を悲しませる。」と言い換えればいいからThe thought of having to take the exam saddens me. 動詞saddenは、物事make 人 sadと同じ意味で、「無生物主語の文」と呼んでいるよ。今日の「代名詞」の整序問題でも、「一人でそれをやり通したと思うと、彼は少し気分が晴れた。」がそっくりだったね。The thought that he'd gone through it by himself made him feel a little better.が正解。前者のThe thought of -ingも後者のThe thought that SV もともに「〜という考え」と和訳できる。同格のof、同格のthatと呼んでいるよ。 尾上

(追記)快晴の昨日、山登りを兼ねて「篭坂峠」を越えて山梨・富士吉田の農協まで行った。玄米からではなくてモミから精米してくれるスグレモノは静岡県内にはないからね。まずは緑米を精米しようと精米機にコインを入れた。6キロまで100円だ。ところが途中で止まってしまった。さあ大変だ!まだ白米もたっぷり残っているのに。
 土曜日なのにオフィスに職員がたまたま2人来ていてお願いしたら2時間もかけて何とか修理してくれた。「これではワラくずやごみが混じりすぎですよ!最近の機械は精密化して異物にすぐ反応するんです。」と苦言を言われて恐縮の限り。「6・7年も前からずっとこの精米機を使わせてもらってOKでしたが、持ち帰ってもう一度唐箕でしっかり選別をやってきます。ご迷惑をおかけしました。」
2019/11/10 (Sun) 22:39


助動詞may well とmay as wellの違い
助動詞may well とmay as wellの違い
2019年11月7日(木)裾野市民文化センター
「イルミネーションの季節」
 朝から青空が広がって富士山もすっきりと冠雪の姿を見せてくれた。散歩と昼食をかねて「時の栖」(ときのすみか)までドライブした。「畜産試験場」時代から続く古い桜並木にはすでに評判のイルミネーションが準備完了して、真っ白なトンネルが果てしなく続いていた。今年は白と紫が基調のようで少々大人の雰囲気だ。朝のうちは空気が澄み切って人通りも少なく散歩にはうってつけだ。新装なったチョコレート工房で買ったオレンジピールのチョコをベンチで食べながら休み休み。
 青森の「ねぶた」のような巨大なハリボテで「12星座」をイメージした飾り付けがおもしろかった。台湾の台中市で毎年2月「旧正月」の祝いに続いている「ランタンフェスティバル」(火燈祭)の飾りつけを輸入して展示しているらしい。私の誕生日は「双子座」で仏の顔と鬼の顔が半分ずつ合わさったハリボテで発想がユニーク。星座占いでは善と悪の二面性をもつという。そうかなあ。夜間に灯が入ったころまた来てみよう。明日はもう立冬だ・・・。
 
 3年生のYAさんは前回「理科大」の英文「民主主義」を和訳した。第2文のThey must be educated・・・は直前の文The people of a country have to be ready・・・とどういう関係かな?日本語なら並列でandかもしれないが、英語ではふつう前文の「説明」や「理由」なのだ。ここでは「つまり人々は十分教育を受けなくてはいけない」と訳しておきたい。それが「準備」ということだからね。第3文They must also work for democracy・・・が2つ目の論点「民主主義のために働くこと」で、分詞構文でkeeping〜と exercising〜を加えて、「常に情報をとり続け選挙権を行使しながら。」と和訳したかった。今日は「分詞」の整序と作文をやった。どれもほぼ正解だった。
 MAさんは前回、「信州大」の英文「古本屋の英語の本」をすべて正確に和訳できていた。今日は「不定詞」の整序と作文をやった。「慶応大」の「すみませんがその砂糖をとってくれませんか」は、May I trouble you to pass me the sugar?「迷惑をかけますが〜」の意味のMay I trouble you to〜は不定詞が続くよ。「愛知大」の英作文「技術革新のおかげで人々の生活は豊かになったが、・・」は「無生物主語の文」で表して、Technological innovation has made our life rich,・・で「現在完了形」がいい。
 2年生のADさんは「動名詞の慣用表現」を勉強した。「この傘をお借りしてもいいですか。」はWould you mind my borrowing this umbrella?で、借りるのは「私」だから「意味上の主語myまたはmeを添えること。Mindは「気にする」の意味だから、OKならNo, not at all.(いいえ、全然構いません。)と答える。
 SU君は「助動詞」のmay as well〜が難しかった。You might as well throw your money away as lend it to him. 「彼に金を貸すのと、その金を捨てるのとが同じことかもしれない」と、「仮」の話を助動詞のmightで表現しているから、「捨てたほうがましだろう」と「仮定法」の助動詞を使っているね。2枚目も「助動詞」の(2)でcan、may、mustの大切な意味を勉強した。
 OB君は前回「田舎の医者の役割」をうまく和訳できていた。「独立分詞構文」でMedically speaking,「医学的に言えば」は、Strictly speaking,「厳密にいえば」と同じ働きで、文全体を修飾する働きだ。今日は「動名詞構文」で「動名詞」だけをとる動詞をたくさん覚えた。中学でやったenjoy、finish、stopのほかにgive upや avoid、mindなど「やめる」系の動詞をたくさん覚えた。「不定詞」の場合remember to〜は未来の内容で「これから〜することを覚えておく」の意味。  尾上

(追記)昼食にお寿司を食べたくて「高原ホテル」の展望の良い8階に上がった。ここから見る富士山は裾野からすべて一望のもとで箱庭のようだし、南に開けた大きなガラス窓の向こうに沼津の市街地や駿河湾まで見渡せる。しかし、ランチの「海鮮丼」がお気に入りの「かぐら寿司」は団体の貸し切りでダメ。残念!かわりに日本の古民家風の「茶目湯殿」へ行って和食の「すっぽん粥」を食べようか。
 ニューヨークの友人夫妻を迎えた時にはこのホテルに泊まってもらって喜んでもらえた。千葉の友人が案内してきたポーランドの牧師さんも桜の季節でとても気に入ってくれた。ウクライナの青年も案内したなあ。12月になったらここでまた東高時代の教師仲間で忘年会をやろうかな。3組の夫婦が親しくお付き合いしてもう20年以上。3人の苗字の頭文字を並べて「YAHOOの会」と呼んでいるよ。ヤフーじゃなくてヤッホー。
2019/11/07 (Thu) 23:33


A and A'のルールに注意
A and A'のルールに注意
2019年11月4日(月) 三島商工会議所にて 
「みずがき山と紅葉」
 11月2日は連休初日で素晴らしい青空が広がって絶好の登山日和だった。10月に大学仲間4人で計画していた紅葉の清里「飯盛山」トレッキングが天候不順のために何度も延期になってとうとう来年にお預けとなった。やっと晴れたけれど仲間の都合がつかないので私一人でその隣の「横尾山」1818mに登った。山梨県北杜市と長野県川上村との境にある「信州峠」が登山口だ。中央高速を須玉ICでおりて、「増富ラジウムライン」と「クリスタルライン」を軽快に走って行く。
 2年前に「甘利山」のロッジに宿泊した時、「紅葉の時期にぜひ歩いてみてください」と管理人に紹介された山だ。そこでいただいた小冊子「山梨百名山」では今回「横尾山」は51座目になる。未明に家を出たから7:30にはいちばんに登山開始できた。紅葉黄葉を敷き詰めた樹林の登山道を3回4回アップダウンしながら90分で山頂へ。西に「八ヶ岳」、南に冠雪の「北岳」と「富士山」、東に「金峰山」がすべて展望できる絶景の山頂だった。この下の丸い姿が特徴のあの山が「飯盛山」だな・・・。

 3年生のNAさんは「完了形」の整序と作文をやった。「立命館大」の「国を離れて何か月くらいでホームシックになりましたか?」は、How many months later did you become homesick after you left your country?と直訳できるけど、接続詞にbeforeを使え、と指示があるので前後を入れ替えて、「ホームシックになるまで国を何か月離れていましたか?」としたほうが英語らしい。How many months had you been away from your country before you became homesick?
 2年生のYAさんは前回「京都大」の英文「科学の役割」が難しかった。andがto establish〜(一般法則を確立すること)と、to enable〜(知識を結び付けて予想を立てることを可能にすること)を並列している。後者もto connect together〜とto make predictions〜がandで並列しているね。A and A'のルールに注意しよう。今日は「英文法」の試験があるのでその対策勉強に専念した。
 1年生のMA君は不定詞や分詞・動名詞など「準動詞」の勉強が学校の授業よりも一足先に終わったので、今日から「比較表現」の(1)に入った。中学でやった「原級」のas〜as〜、比較級の more〜than〜を確認してから、高1の勉強に進んだ。「倍数表現」では〜times as〜as〜を理解できた。「比較級」でその差を表すにはHe is two years younger than I. のように「比較級」の語句の前に置くか、文尾にby two years (2年分だけ)と付け加えればいい。 尾上

(追記)10:30には駐車場まで下山出来て、ここから西側の清里に回れば「飯盛山」に登ることもできるけど来年の皆との楽しみに取っておこう。昼食をとるにはそうだ、すぐ近くの「瑞牆山」に寄っていこう。ロッククライマーのあこがれる剣山のような「瑞牆山」の全景を見るには「みずがき山キャンプ場」がいい。30分ほどで「キャンプ場」に着いた。3連休で繰り出したオートキャンパーの車とカラフルなテントであふれていた。
 みごとに紅葉した森を裾野にして「ヤスリ岩」「弘法岩」が青空にくっきりと突き上げている。この山頂2230mにも10年前一人で登ったことがある。1500mの登山口から3時間、急な崖のぼりを繰り返して着いた狭い山頂はまるでタワーのてっぺん。360度の大展望だったなあ。その登山口にある懐かしいロッジ「瑞牆山荘」にも立ち寄ってみた。ちょうど紅葉の見ごろで、白いテラスとチェアが赤や黄色の葉にひときわ映えていた。すばらしい!
2019/11/04 (Mon) 23:12


“plug-in drug”『コンセント付き麻薬』
“plug-in drug”『コンセント付き麻薬』
2019年11月3日(日)御殿場市民会館にて 
「東大駒場キャンパス」
 先週、小学校の同窓会で東京に出たついでに久しぶりに「東大」に寄ってみた。新宿行きの小田急バスを「池尻大橋」で降りれば歩いて行ける距離だ。キャンパス見学らしき高校生のグループも何組か歩いている。食堂にむかう大通りはイチョウ並木で、まだ黄色の葉には早いけれど落ちたギンナンの実が一面に敷き詰めて独特のにおいだ。この通りに面して懐かしい「10号館」が立っている。
 私が10年前まで夢中になっていた「理論言語学」の研究会の会場になって何度も訪れた校舎。久しぶりに入ってみると1階から3階までほとんどが英語のLL教室になっていた。入口に利用クラスの時間割が貼ってある。将来法学部に進む「文一」から医学部に進学する「理三」までびっしりで、1,2年生全員がここを利用して英会話の授業を受けるようだ。ドイツ語、フランス語、スペイン語などでも使っているらしい。高校の英会話よりも徹底しているね・・・。

 3年生TUさんは前回「東京外語大」の英文「教育と学習」を和訳した。One of the great superstitions about education is that learning is the result of teaching. Of course it often is.「教育に関する大きな迷信の一つは、学習は教育の結果である、ということだ。もちろんほとんどの場合その通りだ。」第2文が難しかったね。it is とはlearning is (the result of teaching)で、前の文をもう一度繰り返しているだけだから「その通りだ」が正解。今日の「京都産業大」の「テレビの影響」でも同じような「省略表現」に出会ったね。TV has been described by author Marie Winn as the “plug-in drug”, and not without reason.は、「テレビは作家のM.W.によって『コンセント付き麻薬』と表現されたが、理由もなしにそう言ったわけではない。」で、TV has not been ・・・without reason.のことで繰り返しを避けただけのこと。
 ARさんは前回「学習院大」の英文「人間は理性のある動物か」を和訳して難しかったね。I have seen great nations, formerly leaders of civilization, led astray by preachers of bombastic nonsense.はカンマカンマをカッコに入れてみれば構文がはっきりする。直前の文にI have seen the world plunging into madness.(世界が狂気に飛び込んでいくのを見てきた)がSVOCの第5文型だから、 ここも「偉大な国々が(昔は文明の指導者だったのに)、誇大妄想を唱える連中に惑わされているのを見てきた。」see(見る)の対象は世界や国々じゃなくて、それらの姿、様子なんだ。今日は「受動態」の整序と作文の問題で、「日本で大学に入るには難しい入学試験が必要だということは世界中に知られている。」は、It is known all over the world that they need to take difficult entrance exams to enter college in Japan. この文の主語は入学希望者だからtheyにして、「〜を受けることが必要だ」と補おう。
 1年生のTU君は前回「分詞」の整序問題をやってみた。「彼女は空の一点に目をくぎづけにしてじっと立っていた」は、She stood still の後に「付帯状況」の表現を加えるとwith her eyes fixed on a point in the sky. (目が空の一点に固定されて)となる。前置詞のwithの後にはbe動詞がないけど「受動態」の文が続いているね。今日は「関係詞」の(3)で関係副詞のwhen、where、why、howを勉強した。第2文の副詞thenをwhenに置き換えて先行詞の後に移動させればいい。thereならwhereに変えて。前回やったin itをin which (前置詞+関係代名詞)に変えて移動させるのと同じだね。 尾上

(追記)30日、東京中野の「桃三同窓会」にはいつもの顔なじみがそろっていた。20分遅刻してしまい、恐縮して着席した私の前に見知らぬ女性の顔が。ひょっとして西宮のKOさんかな?65年ぶりだから全く別人のようだ。卒業時のアルバム写真に重ね合わせて、あの上品で美しかった転校生の女の子がおばあさんになれば・・・、と想像して聞いてみたら大当たりだった。
 数年前に亡くなったご主人もなんと私と同じ「甲陽学院」の3年先輩だったそうだ。まったく奇遇だね。「慶応大学」に進学してそこでKOさんと出会ったのが馴れ初めで、彼女は今も西宮市の「苦楽園」という閑静な住宅街に住んでいる。そこはわたしたち家族が60年前に住んでいた阪急電車「夙川駅」にも近い。私の高校は阪神電車の「甲子園球場」のすぐ隣だったけれどその後移転して、彼女の家はその近所にあるそうだ。
2019/11/03 (Sun) 22:57


There is no knowing what will happen next.「〜を知ることは不可能だ」
There is no knowing what will happen next.「〜を知ることは不可能だ」
2019年10月31日(木)裾野市民文化センター
「中野サンプラザ」
 今年もまた東京・中野に行って小学校時代の「梅組」の幼馴染たちと楽しい時間が持てたよ。万年幹事で牛乳屋のSU君から往復はがきで同窓会の案内が届いたのですぐ出席の返事を書いておいた。一番の仲良しだったUE君も、一番の秀才で麻布中高から東大に行ったTO君も鬼界にはいり次第に寂しくなる一方、兵庫県西宮にいるKOさんが初参加と聞いて楽しみにして行った。
 今回も「中野サンプラザ」の展望レストランに男10人女5人が集まりそれぞれの思い出話に花が咲き、おいしい食事そっちのけでテーブルの上をにぎやかな声が飛び交ったよ。国際結婚してウイーン在住のMAさんが年に一回里帰りするたびにこの同窓会のお知らせが届く。小学校の頃に来日した「ウイーン少年合唱団」の印象が大人になってからも消えずヨーロッパに渡って国連の職員になって以来ずっとオーストリアに住んでいるそうだ・・・。

 3年生のYAさんは前回「新潟大」の英文「英国人の会話」を和訳した。The English prefer conversation with a stranger to be cheerful and pleasant but impersonal.「イギリス人は初対面の人との会話が明るく楽しいものになっても個人的にならないほうがいいと思う。」は、SVOCの文型で「〜が〜であることを好む」の意味だね。4行下にも同じ文型があってThey also do not like casual conversations to become too serious.「彼らは気楽な会話があまり深刻になりすぎるというのも好まない。」今日は「不定詞」の整序と作文をやったらどれも正解が出せた。
 MAさんは「受動態」の整序と作文をやった。「青山学院大」の作文「雨が何週間も降り続いてダムが決壊し、村はたちまちのうちに洪水で流されてしまった」は、It kept on raining for weeks, the dam was destroyed, and the village was washed away by the flood at once.のようにSVの文が3つ連続していたら、SV〜, SV〜, and SV〜と書けばいい。「京都産業大」の英文「テレビ番組の影響力」を和訳した。The current programming devotes itself almost exclusively to entertaining, thereby falling far short of its natural potential.が難しかった。「最近のTV番組はほとんど娯楽だけに集中していて、その結果本来持っている潜在能力にとても及ばない。」後半は分詞構文だから, and thereby it falls・・と言い換えできる。
 2年生のADさんは前回「よい勉強の習慣」を和訳した。Because of lack of sleep, some students don't do well in their examinations.「寝不足のために、試験で良い成績が取れない生徒もいる。」Because ofは「理由」の前置詞だから「〜のために」と訳す。今日は「動名詞」を使ったイディオムを2つ勉強した。It is no use 〜ing・・・(〜しても無駄だ)と、There is no 〜ing・・・(〜することは不可能だ)がとても似ているので要注意だ。「君たちが弁解しても無駄です。」はIt is no use your making excuses.このyourは「動名詞」の意味上の主語の働き。
 SU君は前回「動名詞」の慣用用法を勉強した。It goes without saying that teenagers should have a quiet, comfortable place in which to study. 「10代の若者が勉強するための静かで快適な場所を持つべきであることは言うまでもない。」の前半も重要なイディオムだ。今日は「助動詞」の単元に入った。must、may、can’tが普通の意味のほかにもう一つ「推量」の意味があって、100%確実と思えばmust(〜に違いない)、20%くらい本当だと思えばmay(〜かもしれない)、まったく0%だと思えばcan’t(〜のはずがない)の意味を確実に覚えておこう。さらに「助動詞+完了形」も勉強した。例えばHe may have lost his way.は、「彼は道に迷ったのかもしれない。」のように、昔の行為に対して「推量」を加えているね。 尾上

(追記)私の母校は中野区立桃園第三小学校。今は統合されてその名が消えているけど昔は麻布や開成、武蔵など名門中学への進学で密かに知られた小学校だった。杉並区高円寺に住んでいたのに私もわざわざ越境して中野駅近くの学校まで歩いて通っていた。「孟母三遷」ではないけれど、父母よりも教育に熱心だったのは私の祖父で、科学の心を養うから読みなさいと言って手塚治虫のマンガ「鉄腕アトム」が毎月連載される雑誌「少年」を買ってくれたのも祖父だった。
 昭和25年、2年生の時我が家がやっと新築できて引っ越したので、渋谷区から中野区の小学校に転校した。4年間ずっと担任だった故中山清太郎先生の思い出が今もよみがえる。65人ものマンモスクラスなのに子供一人一人をとても大切にする先生だった。先生の家にお呼ばれしたことも、先生の野球の試合を応援に行ったのもいい思い出だ。名門私立中学への進学指導にも熱心だった。
2019/10/31 (Thu) 23:37


「その学生はいわゆる本の虫だ」The student is what we call a bookworm.
「その学生はいわゆる本の虫だ」The student is what we call a bookworm.
2019年10月28日(月)三島商工会議所にて 
「昔の富士登山姿」
 26日は大学時代の仲間3人とトレッキング例会で信州清里の「飯盛山」に登る計画だった。しかし天気予報があまり良くないのと、台風19号の被害で「小海線」のダイヤや登山道の整備が心配で中止にしたのだった。しかし午前中だけは良い天気で、三合目の「見晴茶屋」に来ると真下に「河口湖」、その向こうに「黒岳」の連山。さらに甲府盆地の向こうには「八ヶ岳」がくっきりと。あのポカポカ浮かぶ白い雲のあたりに「飯盛山」があるはず。中止しなくてもよかったかな。
 最後の急な石段をのぼるとそこは五合目で、閉まった小屋には「焼き印所」と書いてある。外人が一人タバコを吸って休憩中。バスでスバルラインの五合目まで登ってから歩いて下ってきたそうで、きれいな英語をしゃべるドイツ人だった。ハンブルクで自動車のダイムラー社(メルセデスベンツで有名)に勤務していて、サバチカル(sabbatical有給休暇)で日本を旅行中だそうだ。えっ、エベレストにも登ったことがあるの?食べているバナナを半分どうぞと分けてくれた気持ちのいい青年・・・。

 3年生のNAさんは前回、「駒沢大」の英文で〜so many different languages that they never get far enough in any one to derive any use or enjoyment from their study. 「あまりにもたくさんの言語を〜なので、生徒はどの言語もその勉強から効果や楽しさを引き出せるほど深くまでたどり着かないのだ。」 any one はany languageで、get far は「勉強が遠くまで進む」ということ。今日は部分作文で「手術の技術が進歩したおかげで、彼の回復は早かった。」は「無生物主語の文」で書かないといけないから、「技術の進歩が早い回復をもたらした」と言い換えてAdvances in operation technology brought about his speedy recovery. 他動詞のbring about〜「〜をもたらす」と自動詞の〜come about「〜が生ずる」の対比を覚えよう。英作文はほぼ正しく書けていた。
 2年生のYAさんは前回「法政大」の英文を和訳した。・・・established facts which come either from observation of nature in the raw, so to speak, or from experiment.でso to speak(いわば)は直前のnature in the raw(ナマのままの自然)が一種の「たとえ」だから注釈で付け加えたのだ。「いわば生のままの自然を観察した結果か、実験の結果のどちらかで得た確立された事実・・・」となる。今日は「関係詞」の文法作文をやった。語句整序の問題で「父親が教授のその学生はいわゆる本の虫だ」はThe student is what we call a bookworm.(われわれが本の虫とよんでいるもの)とHis father is a professor.を一文につなげればいいから、whose fatherに変えてstudent の後に割込みさせればいい。「いわゆる」はso-calledという一語もあるけどね。
 1年生のMA君は前回、長文で「自然破壊」を読んだ。Thinking globally(地球規模で考える)とacting locally(地域活動をする)を対比させて書いてあったね。少し難しかったかな。今日は「関係詞」の上級編を勉強した。ここまでやれば大学受験に対応できる。前回もやったwhatはsomething whichの働きで「こと、もの、姿」という訳語に相当する。His mind is not what it was ten years ago.「彼の気持ちは10年前の気持ちではない。」新たに勉強したwhoeverも難しかった。Whoever likes music will be welcomed to our club.は、「音楽の好きな人は誰でも我が部に歓迎するよ」で、Anyone whoに置き換えできる「複合関係詞」だ。しかしもう一つの働きがあってWhoever comes here, don't open the door.はカンマで文が切れているね。「誰がここにきてもドアを開けちゃだめだよ」の意味で、No matter whoで置き換えできて「誰が〜しても問題ないけど、」の意味から発展した。ほかのWH-everについても考えてみよう。

(追記)江戸時代の「吉田口登山道」は富士吉田の「浅間大社」からスタートしていた。今もそのルートで登る人はわずかだけどいる。特に富士急行の「富士山駅」から山頂まですべて歩いている外国人には私もよく出会う。昭和になって50年前に有料道路の「スバルライン」が開通するまで登山者は駅からバスで「馬返し」まで行っていた。そこまでは舗装してあってタクシーやマイカーなら今でも行ける。
 「富士山」がユネスコの「世界自然遺産」では不合格で、その後「文化遺産」で申し込んだらやっと認可されたの知ってる?絵画や詩歌、文学などに表現された「富士山」と、「富士講」という宗教行事の対象となった「富士山」が評価されたのだ。「世界遺産」に認定されてからは「浅間大社」の建築物も含めて、一合目から五合目までの登山道には案内板が新たにいくつも立ててある。
 歴史的建造物は木造のためほとんど崩れて廃屋になっているけれど、石の「鳥居」「石段」「石積み」「石畳み」「富士講の祈願石碑や大願成就の石碑」などが実は大切な文化遺産なんだ。登山口の「馬返し」にもこういう保存計画が書かれた立て札ができて、特に今回は一合目までの「馬返史跡詳細図」という案内板が色刷りで設置してあったよ。
2019/10/28 (Mon) 23:42


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