「時の栖でYAHOOの会」
20年も前「沼津東高校」で同僚だったYA先生とHO先生とONOEの仲良し3人組が夫人同伴でまた「忘年会」をやった。3人のイニシャルをつなげて「YAHOOの会」。ヤフーじゃなくてヤッホーと呼ぶよ。YA先生の「還暦祝い」が最初だったからもう20年近い年中行事だ。毎年6人のうち誰かが「還暦」になってお祝いする。私の家内が一番年下で、その翌年にはまたYA先生が70歳の「古希」を迎えるという具合。
箱根や横浜まで遠出したこともあるけれど、最近は近場でたいてい御殿場「時の栖」が会場だ。夕方「高原ホテル」のロビーで待ち合わせ、夕食の前にコーヒー一杯で談笑と近況報告。来年は「傘寿」を迎えるYA先生は今も仲間とテニスを続けて実に若々しい。今回はHO先生の77歳「喜寿」の祝いだったので小さなブーケを贈った。HO先生は空手をまだ近所の子供たちに教えている。東高や韮山高校で空手部を長年指導して「平3総体」を成功に導いた。英語の先生なのにプロの技をもつ・・・・。
3年生ARさんは前回「聖心女子大」の英文「英国人のティータイム」を和訳した。Now, how delicious is the soft yet penetrating odour which floats into my study, with the appearance of the teapot! は「感嘆文」だけど主語がずいぶん長いね。「さて、ティーポットの登場とともに、私の書斎に漂ってくる柔らかな、しかしツーンとくる香りのなんとふくよかなこと!」日本語と英語の言葉の流れ方がちょうど逆になることに注意すればうまく和訳できるよ。the soft odourに yet penetrating(しかし突き刺すような)が付け加えられている。今日は「動名詞」の整序と作文をやった。「私は彼女にやさしくしなかったことを恥じている」は、I am ashamed that I was not kind to her.でいいのだけど、that節を動名詞句に書き換えるには「時制」に注意したい。I am ashamed of not having been kind to her. と「完了形」にして否定のnotもhaving の前に出るよ。
裾野教室の3年生MAさんが出席した。前回「野口英世」を和訳して難しかったのは、Hideyo Noguchi's perseverance, diligence, strong will and the rest of his personality were probably inherited from his mother. で、「彼の性格の残り」とは前述の「辛抱強さ、まじめさ、意志の強さ」以外のすべての特徴のこと。The restはthe other part(そのほかの部分)と考えよう。「〜は多分母親譲りだったのだろう」。今日は「動名詞」の整序と作文で、「関西学院大」の「私たちは世間の出来事を知るには新聞やテレビに頼らざるを得ません。」は前半が難しかった。We can't help depending upon newspapers or televisionに続けて、(in order)to know what is happening in the world.(世間に起こっていることを知るためには)と書ける。
1年生のTU君は「比較構文」を勉強した。高校ではもう習ったそうだけど、どうも大事なことが落ちていた。つまり、I study math as hard as English.は簡単だけど2つのasがどういう働きなのかわかるかな?切れ目を入れて読むにはどこがいい?I study math as hard (同じくらい一生懸命に数学を勉強する)が主文で、as I study English hard. (英語の場合と比べると)の従節が続いている。繰り返しを避けているだけ。前のasは副詞、後のasは接続詞(〜と比べて)だ。同様にI feel much better than yesterday.も接続詞のthan(〜と比べて)から後が節で、than I felt well yesterday (昨日の気分と比べると)のことなんだ。
今日は一人、新しい受験生がお母様と出席し授業を体験した。「助動詞」の整序と作文、see 人 -ing (人が〜している様子を見る)を使う英文を和訳してもらった。かなり力のある生徒だったがセンター試験の「読解問題」が苦手だそうだ。そのレベルの英文を読んでマーク式に回答するやり方では何度やっても真の実力がつかないし得点もアップしない。二次試験の筆記問題で和訳と英訳をいくつも回答し添削してもらう方法が本当の実力アップにつながるんだ。センターまであと2か月を切ったけどこの「UG会」で頑張ってみる価値はあります。
ご父兄様・・・明日25日(月)の「三島教室」は、27日(水)に変更になっております。送迎よろしくお願いいたします。 尾上
(追記)高原ホテルを出て、昔からの桜並木を飾り付けた人気の高いイルミネーションの長いトンネルを抜けそぞろ歩き。その先には昼間見た「台湾ランタン」の飾りつけも灯が入って美しい。園内の一番奥にある和食処「茶目」を今年もまた会場にした。日帰り入浴の「茶目湯殿」とつながるこのレストランは、築200年という福井の豪商の持ち家を移築・再現したもの。太い梁がむき出しの高い天井で、床もすべてツルツルの木材なのがとてもいい。
「てんぷら」や「さしみ」を選ぶ人もいるけど「スッポンの粥と湯葉」も珍しい。家内はいつものようにそれにして私はサイコロステーキ。6人もいると一年ぶりだから話題が尽きない。HO先生の奥様は評判の高い「女性コーラス」のメンバーで、あるコンテストの受賞記念に来年春80人で渡米して、ニューヨークの伝統ある「カーネギーホール」でコンサートを開くとのこと、すごいね。私も27年前の12月に長男と一緒にNY旅行して、そこで「クリスマスイヴ」にコンサートを聞いたなあ。
