裾野市民文化センター
「山中湖のダイヤモンド富士」
自分でそばを打つための良いそば粉がほしくて、雪がまだ残る「篭坂峠」を越えて山梨へ行った。「忍野八海」の周辺にはおいしいお蕎麦屋が何軒もあるから、そこの農協に行けばきっと手に入るだろうと。予想した通り販売コーナーに忍野村の地物の小豆や黒豆と一緒に挽きたてのそば粉を発見。さらに老舗の三浦製麺所を紹介され「打ち粉」と長野県の「山芋」もゲット!少々贅沢なそばが畑の仲間にふるまえそうだ。
その帰りに夕日の時間になったので「山中湖」湖畔の「長池公園」に行ってみた。雲が多く粉雪の舞う中にすでに三脚にカメラを載せて構えた人たちがずらっと居並ぶ。無理かなと心配したけど時折雲間から太陽が顔をのぞかせて、湖面に反射する光のまぶしいこと!富士山の山頂は輪郭だけうっすらと見えるほどだけど、かえってこれが「ダイヤモンド富士」の神秘の光なんだ・・・。
3年生のYAさんは前回「否定」のneitherとnorを使う英文を和訳した。・・・to a promised land where they would neither be persecuted for their religion nor oppressed because they were born into a low social class.「その宗教のために迫害されることもなく、下層階級に生まれたために抑圧されることもないような約束の地に・・・」も正確に和訳できた。ここで「約束の地」とは聖書の話の中でユダヤの民に神が与える土地のこと。今日は「関係詞」の整序と作文をやった。「高等教育は、しばしばいわれるように、もはや良い職を得るためのパスポートではなくなっている」は、Higher education is no longer a passport to a good jobの後に, as is often said(それはよく言われていることだが)を付け加えればよい。ここでは、SとVの間に割り込ませてあるんだね。
MAさんは「分詞」の整序と作文をやった。高校生が一番苦手なのがhave+ 物 +-ed(〜してもらう)の構文だね。「立命館大」の「生活費の上昇に十分対処できるだけの賃金引き上げを要求する。」は、We demand sufficient wage increases to keep up with the rising cost of living.が正解。sufficient〜to〜はenough〜to〜と同じ。
受験生のINさんは前回、「野口英世」の英文を和訳した。Born of a peasant, whose poverty was surpassed by none in the village, Hideyo Noguchi・・・「一農民の子として生まれて(その父親の貧しさは村のだれにも負けないほどだったが)、野口英世は・・・」関係詞のwhoseの先行詞はa peasant(農民)つまり父親のこと。今日は「動名詞」の整序と作文をやった。「その試験を受けなきゃならないと思うと悲しくなるよ」が難しかった。選択肢に動詞のsaddens(悲しくさせる)があるから「無生物主語」の構文で、主語は「思い」目的語は「私」だね。The thought of having to take the exam saddens me.が正解。
SU君は前回「前置詞と接続詞」を総まとめで勉強した。「あなたはその計画に賛成ですか、それとも反対ですか」は、前置詞だけでOKなんだ。Are you for or against the plan? 動詞ならDo you agree with the plan or not?ともいえる。今日は「関係代名詞」whatの慣用用法を勉強した。Hard work has made Japan what it is today.「勤労によって日本は今日の姿になった」で、whatはsomething whichのことだから「〜した事」または「〜した物」と和訳できる。しかしbe動詞の時には「〜の姿」と訳すとよい。
ADさんは「仮主語」または「形式主語」の用法を勉強した。It is no use crying over spilt milk. 「こぼれたミルクを嘆いてもむだだ。→覆水盆に返らず。後悔先に立たず。」は諺で、crying以下を仮主語のitに代入して和訳すればよい。It is no longer unusual to see foreigners in our cities.「私が国の都市で外国人を見かけることはもはや珍しいことではない。」もto以下をitに代入すればよい。
OB君は「助動詞」の後にhave +-ed(完了形)が来る場合の勉強で、相手への「非難」や「残念」の気持ちをこめてshouldやought to なら「〜すべきだったのに」、need notなら「〜しなくてよかったのに」の例文をいくつか勉強した。You ought not to have spent so much money on your hobby.「趣味にそんなたくさんのお金を使うべきではなかったのに。」
今日は2014年に「UG会」から聖心女子大に進学したSUさんが珍しく訪ねてきた。なんと6年ぶりの再会だ。大学を卒業した今も好きな哲学や英語の勉強をするチャンスがほしいので、まずは3月から再入会して「英検一級」を目指したい、とのこと。できるだけのお手伝いをしますよ、まずは大学受験の英語力に戻しましょう、と言って自宅用課題に問題プリントと「子音・母音の発音表」を分けてあげた。 尾上
(追記)「そば打ち体験」のできる店が御殿場市印野の「たくみの郷」だ。市民の文化とスポーツの公園「樹空の森」と「お胎内温泉」に隣接しているから人気が高く、私も昼食を兼ねて家内と何度も訪れた。二人の先生からもう10回以上は教わったのにすぐにコツを忘れる。エプロンを着てまずは手を洗うところから開始。大きな鉢でそば粉と小麦粉を6:4の割合で混ぜ水の代わりに大和芋で捏ねていくのがユニーク。
手のひらと指を上手に使ってお椀のように丸く捏ねるのが古来から「菊練り」と呼ぶ大事な工程。さらに麺棒で大きな丸形に薄く伸ばして乾かないうちに「そば切り包丁」で細く均等に切るのも難しい。太さがばらついてもそれは手作りの故の御愛嬌。完成するとそれを先生が大釜でゆでてテーブルに運んでくれる。お箸をもって待っていた家内が「やっぱりおいしいわ!」と言ってくれるのがうれしい。
