裾野市民文化センター
「乙女峠」
お彼岸も間近かというのに週末に寒が戻って、白くなった箱根の峰々を見上げるともう一度雪の山道を歩きたくなった。それで「乙女トンネル」の手前に駐車して「乙女峠越え」のルートを歩いたよ。つづら折れの山道はうっすらと雪が積もってサクサクと、日当たりのいいところは溶けだしてビチャビチャと。「金時山」から下ってきた高校生らしき若者と母親にあいさつ。今はどこも休校中だから山に来て良い空気を吸うのは正解。
標高1105mの「峠」には廃屋になった「山小屋」が建っている。10年くらい前まで開店していてコーヒーを注文したこともあるが、あのご主人「谷やん」はどうしたのだろう。ここから左に登れば70分で尾根伝いに「金時山」へ、右なら30分で「丸岳」に行ける。今日は軽くハイキングのつもりなので、この縦走ルートを突っ切って反対側の仙石原に下って行こう・・・。
3年生のYAさんは前回「比較表現」の和訳で、…and to the multitudes who could have no flowers were Nature to charge a price for her blossoms.が難しかった。were以下は仮定法・未来のIf Nature were to charge・・「仮に自然がその花に代金を請求するとしたら」の意味だね。今日は「動詞句」の整序と作文をやってTOEICの長文読解問題もやってみた。筆記問題の101〜200は最後のPART7が「社内メッセージ」やEメール、広告文を正確に読み取る問題だ。
2年生のSU君は「接続詞」that以下が名詞節(〜ということ)で、直前の名詞と同格関係になる場合を勉強した。We know the fact that smoking is bad for the health.(喫煙が健康に悪いという事実を知っている。)ではthe factがthat以下と同じものをさしている。People often make an excuse that they have no time to read books.も「人々はよく本を読む時間がないという言い訳をする。」
ADさんは前回、英作文で「何が起ころうと彼は決して心を変えないだろう」は、Whatever happens, he will never change his mind. 前半はNo matter what happens,ともいうよ。今日はsuch〜as・・・(・・・のようなそのような〜)とthe same 〜as・・・(・・・と同じ〜)の構文を勉強した。このasがwhoやwhichと同じ「関係代名詞」の働きであることに注意しよう。Such an apology as was made today should have been done much earlier.「今日やったような謝罪はもっとずっと早くすべきだったのに」
OB君は前回「比較」の英作文で、「若い間にできるだけ多くの本を読みなさい」は、Read as many books as possible when young.がよかった。前のas(同じくらい:副詞)と後のas(〜と比べて:接続詞)の間が一語だけと思ってはいけない。Read many books.の基本文にasを加えるのだ。今日は「前置詞+関係代名詞」の構文を勉強した。The music to which we listened last night was wonderful.「昨日聞いた曲は素晴らしかった」。We listened to the musicの後半をto whichに置き換えて前に出すのだ。
YAさんは前回「学習院大」の英文「アラブの対米外交」を読んで設問に正解が出せた。下線部訳ではNor would it be wise for Arabs to wait patiently for the American dominance to fade.が難しいけどほぼマル!否定の接続詞norはneither A nor B(AもBも〜でない)の構文で否定語句の繰り返しに使うから「も」を忘れずに、「アメリカの支配が消えるのをアラブ諸国がじっと待つというのも賢いことではないだろう。」と訳そう。今日は「助動詞」の整序と作文をやってどれもほぼ正解だった。
受験生のINさんは「動詞(1)」の整序と作文をやった。「彼が立腹した時のしぐさを見ると、私は彼の父親のことを思い出す」は、動詞reminds人of〜、を使うなら主語は「しぐさ」 the wayにしないといけない。The way he behaves when he is angry reminds me of his father. 「しぐさが私に〜を思い出させる」という「無生物主語の文」だね。さらにTOEIC検定の問題にも挑戦した。筆記問題PART−7の「広告文」の読み取りをたくさんやってみた。
大卒のSUさんは東京の生活から離れて実家に戻り、英語力ブラッシュアップに挑戦したいと一念発起し、昔勉強した「UG会」で真剣な高校生たちに交じって今月から勉強することにした。いい選択だね。確かに高校3年生が一番英語力が高いともいえるからね。大学の一般語学でやる英語より、受験英語の英文のほうがレベルが高いからなあ。私も昔「教員採用試験」の対策には高校2〜3年で使った「新々英文解釈研究」(研究社)を読み直したよ。今日はTOEICのPART−6の問題をやってから、「代名詞」の整序と作文でthatやone; another、some: othersなどの用法を勉強した。 尾上
(追記)関西方面から箱根に観光に来る人は御殿場ICで降りて「乙女トンネル」を越えるのが便利。しかしここは昭和39年「東京オリンピック」の年に開通し、初めの20年間は有料のトンネルだった。それまでの国道138号線は、「富士八景の湯」のある「深沢交差点」から「長尾峠」に向かって迂回していた。
45年前、静岡市の先の島田市の高校に勤務していたころ、千葉県流山市の両親のもとに夏休みで里帰りしたときには、帰り道によく東名高速を御殿場ICで降りてこの箱根に登り「乙女トンネル」を通って仙石原に下った。「芦ノ湖」の海賊船に乗ったり「大涌谷」のケーブルカーに乗ったりして子供たちもおおいに楽しめる避暑地だった。その後この御殿場に40年も住むことになるとは。









