「芦ノ湖セラピーロード」
乙女峠のトンネルを抜けて箱根山の大パノラマが眼下に広がると、頭上の電光掲示板に「今は、神奈川にこないで」の表示。休日というと非常事態宣言の出た首都圏を脱出して鎌倉や湘南海岸にマイカーがあふれてしまうらしい。でも箱根まではあまり来ないらしく、「桃源台」から「湖尻」に下っていくと「大涌谷ロープエー」も芦ノ湖の「海賊船」も運航していないから、船着き場も閑散としていた。
陽春の良い日にこんなにひと気が少ないのは異常だ。この「湖尻」から「箱根園」までに私がよくサイクリングする素晴らしい専用の遊歩道があって最近「セラピーロード」の名になった。「神山」と「駒ヶ岳」の山腹でカルデラ湖に落ち込む急斜面には樹齢1000年の大木が大枝を広げ、私の好きな山の花がいろいろ自生している。ミツバツツジ、エイザンスミレ、黄色のケマンソウ、カタバミなど・・・。
新2年生のTU君は前回「第5文型」SVOCになる動詞をたくさん勉強した。want人to〜、advise人to 〜、allow 人to〜など。さらに「使役動詞」「知覚動詞」の場合の注意もしっかり確認できた。和訳ではWhile it is exciting to see new sights, to hear a different language and to eat different foods in a foreign country,・・・の繋がりが難しかった。いつも言うようにandに注意が必要だ。ここではto seeとto hearとto eatの三つが並列だね。「外国では、珍しい景色を見たり違った言語を聞いたり、違った食べ物を食べたりすることが面白いけれど、・・・・」つまり、A and A'のルールだった。
大学1年生のARさんは前回TOEICの語彙・読解問題を31題やってみた。文と文をつなぐ語句を選ぶ問題は、前文と後文との関係をよく見ないといけない。前文の@「追加」ならandとかin addition、A「結果」ならsoとかthat's why、B「理由」ならforとかthat's because、C「説明」ならorとかin other words、そしてD「逆接」ならbutやhoweverなど。この種の文脈をみつける出題が実に多いね。独立した2文をつなぐ接続の方法(等位接続詞という)はこれら5種類だと考えていい。
TUさんは前回、いわゆる「クジラの公式」と言われる構文を含む英文に苦労した。「東京大」のThe inhabitants of the small town are no worse and no better than people everywhere.・・が難しかった。接続詞のthanが「〜より」じゃなくて、asと同様に「〜と比べて」の意味だったね。いつもthanの後には SVが来るはずで、前と同じ文が繰り返されるわけだ。「その小さな町の住民は、各地の人たちとくらべて悪い人なんてこともないしもっといい人だなんてこともない。(似たようなものだ)」となる。
INさんは前回、TOEICの語彙問題を40題やった。命令文やmustの文の後で「さもないと」の意味のorは知っているけどor elseは初めてだったね。副詞でotherwiseともいうよ。和訳では「私たちは不都合なことから逃れるために旅に出る」の文の後にある「セミコロン」(;)に注意。間をあけることで、前の内容を言い換えるだけだから「すなわち」と和訳しておこう。「すなわち、自分自身を家に置いてくるためで、ましてや他人から逃れるためなのだ。」
ご父兄の皆様へ・・・先週から「通信添削」方式で授業を継続しています。今日の分は24日(金)の午前中に投函しましたが届きましたか?できるだけ教室のある日に解答し、すぐ翌日には返送をお願いしたいのですが。それぞれの講評を「ブログ日記」に掲載するために、木曜日実施の裾野教室の人は遅くとも土曜日までに、日曜日の御殿場教室の人は火曜日までに投函してくださいますようお願いいたします。なお、こちらから郵送用の封筒と切手は十分用意がありますので、同封してくださらなくても結構です。 尾上
(追記)箱根「芦ノ湖」のこの湖岸の遊歩道には「防が沢」登山口があるが、「大涌谷」の噴出ガスの影響でゲートが閉じられて5年になる、昔はここから「駒ヶ岳」や「神山」によく登ったものだ。途中にはピンク色の桜草に似た「コイワザクラ」、白や紫色の「キクザキイチゲ」が咲き乱れて明るく楽しい登山道だったのに。
さらにしばらくアップダウンすると、この遊歩道の中間地点に「縁結びの神様」の「九頭竜神社」がある。岸辺に建つ朱塗りのお社で、パワースポットの一つに数えられて女性たちが多く訪れている。本社の「箱根神社」から少し離れていてチャーター船で参拝に来る人もいるけど、たいていは「箱根園」から30分ほどぶらぶらと「セラピーロード」を歩いている姿をよく見かけるよ。









