「二岡神社のツチアケビ」
秋の果物「アケビ」を食べたことある?熟してうす紫色の殻が割れると中にバナナのようなヌルッとしたゼリー状の実がたくさんの黒い種をくるんでいて口に含むとほのかな甘みがしておいしい。家内は「カエルのタマゴのようだわ」といって一切口にしないが。アケビには初夏に赤い花の咲く三葉のものと、ピンクの花の咲く五葉のものがあって、我が家の庭で植木のどれにも構わずツルを伸ばしてはびこっているのは後者だ。
上の写真の「ツチアケビ」は近所の「二の岡神社」の林の中で見つけた。20本くらい密集していてこんな大きな群落も珍しい。前述のアケビとは似て非なるもの。あまり似てもいないね。前回ブログの優美なピンク色の「アツモリソウ」やこの壁紙の純白の「オノエラン」と同じラン科の花だと言えば信じられるかな?スプーン形の黄色の「唇弁」が5枚の花弁に囲まれていてなかなか美しい。秋になるとこの花が真っ赤なウインナソーセージのような実をたわわにつけるんだ。名前の由来は「地面から生えるアケビの実」だけど、これは食べてもうまくなさそうだぞ・・・。
3年生のYAさんは前回、語句並べ替え問題で、「付帯状況」のwithを使うような構文の入試問題もよくできていた。「このレストランは魚もおいしいし、ステーキもおいしい。」は、The fish is good at this restaurant, and so is the meat.後半は「〜もそうだ」の表現で「倒置」になるんだったね。「私もそうです」なら相手の言った文に合わせてSo am I, とかSo did I. と言うんだったね。今日は定期試験前なので対策勉強に専念した。1・2の質問に答えてあげた。
SU君は前回「不定詞・分詞」の並べ替えで、「90歳まで生きる人は少なくない。」は、Not a few people live to be ninety years old. で「結果」を表す不定詞の用法はよくできていた。Not a few で字句通り「少なからず、たくさん」の意味になるよ。今日は「譲歩構文」で代表的なNo matter who says so, I’ll never agree to it. (誰がそういっても私はそれに賛成しないよ。)を勉強した。「疑問詞」で始まる文の冒頭にNo matter(たいした問題ではないが) を付加すると次の文が「逆接」でつながるんだ。Whoever says soともいえるから、疑問詞+everでも同じ「譲歩文」が作れる。 尾上
(追記)「鎌倉時代」に創建の「二の岡神社」はわが地区の守り神で、先代宮司の内海さんには40年前、我が家の新築の時「地鎮祭」で祈祷をしていただいた。現在の宮司さんはその後継者で、東京の省庁勤務を離れて地元に戻り御殿場市長も一期やった人。そしてその次男は私の東高勤務時代の教え子の一人。父親の血を継いで一浪して「東大」に進学した。
この「二の岡神社」は箱根「丸岳」の登山口にもなり、森の中の野鳥の宝庫だ。6月はいつもなら「ヒメボタル」の乱舞を求めて全国から蛍ファンがあつまるのだが、ことしは「コロナ感染」を避けるために恒例の「ホタル鑑賞会」を中止した。鳥居の前に建つ宮司さんの邸宅の庭と背後の森が開放され、真っ暗闇のなかで三脚を立てて静かに光の流れを追いかけるカメラマンたちの姿が今年は見られない。









