「金時山のシラヒゲソウ」
久しぶりに「足柄峠」の方に回って北側から「金時山」に登ったよ。車止めの登山口から神奈川と静岡の県境の稜線に沿ってゆったりと相模湾を遠望しながら歩く。咲き始めた青紫のトリカブトや釣り鐘型のツルニンジンに心奪われる。30分くらい進むといよいよ急な登りが始まる。別名「猪鼻山」ともいうから本当に直立したとんがり山なのだ。特に急な崖にはアルミの階段が12本も架けられていて登りやすいけど、30〜40年昔はクサリやロープをたよりに両手両足でよじ登ったものだよ。
その階段が7月の大雨のせいでがけ崩れに巻き込まれてNo2からNo4までが消失。この夏はしばらく通行止めになっていた。月に2回をノルマにしている「金時山」へは南側の「仙石原」からばかりだったけど、前回の登山で「金時小屋」の主人秀峰さんに「もう、う回路が通れますよ、厳しい道だけど・・・」と聞いたのでチャレンジしてみることにした。そろそろ山頂の大岩の陰に咲くシラヒゲソウが楽しみで・・・
3年生のSU君は「比較構文」の2回目でas〜as you canやas〜as possible「できるだけ〜に」を勉強した。「立教大」の英訳が難しかったね。Prosperity in the United States is based on using things up as fast as we can, throwing away what's left and buying new ones. には「できるだけ早く」が含まれているね。イデイオム is based on〜「〜に基づいている」に注意し、andが何と何をつないでいるかが見破れるとよかった。A and A'のルールだったね。andの後のbuyingと同じ形が、throwingだけでなくusingにもあるから三つの-ingが並列しているんだ。だから、「アメリカの繁栄は、物をできるだけ早く使い切り、残ったものは捨てて新しいものを買うということに基づいている。」
OB君は前回「関係詞」(2)の語句整序の問題をたくさんやった。難しかったのは「犯人だと思っていた男性は実は弁護士だった」で、主語をThe man who I thought to be the criminal とやってしまった。間違いではないけれど、そのため述語のturned out to be a lawyerが書けなかった。The man who I thought was the criminalが正解。I thought he was〜が基本でheをwhoに変えてmanの後に出したから。OB君の解答はI thought him to be〜(第5文型)から生まれた文だ。
今日は「仮定法未来」を勉強してよく理解できていた。If anything should go wrong, let me know at once.「万一なにかうまくいかないことがあったら、すぐに知らせてください。」で助動詞のshouldがその働きだ。Ifを省略するとShould anything go wrong, ともいえるし、節を後置にしてLet me know at once should anything go wrong. ともいうよ。カンマを付けないから要注意。
御父兄の皆様へ・・・本日、10月〜11月の「UG会」計画表を配布しました。裾野教室は特に変更事項はありません。裾野の会場は30人用の大きな会議室で、そこに今日は3人だけで会館の利用は「UG会」だけでした。コロナ対策のため私も今日はマスクの代わりにフェイスガードを装着してみました。少し呼吸が楽です。 尾上
(追記)No4階段のあたりはイワカガミの大群落のあるところ。さらにその奥の断崖にはオノエランが数株ひっそりと咲くところなんだ。幸いそこは山崩れがそれて無事だったのでまた来年が楽しみだ。No5から上の道は昔のままで、No6に来るとピンクのシオガマギクをたくさん発見。山頂に近づくとちょっと下った大岩のくぼみに、お目当ての真っ白なシラヒゲソウが6輪も咲いていた。茎に丸い葉が巻き付いてウメバチソウと同じ仲間。まだつぼみも10株ほどあるよ。まるで五角形の雪の結晶のようだね。
山頂には制服を着た若い男性が20人くらい記念撮影に収まっていた。小田原警察署の新人たちが研修で登ってきたらしい。カメラを手にした「金太郎小屋」の女主人にアドバイスをもらい、「ハイ、ハイ」と実に素直に返事をしている。まだ初々しいね。ほかには2組の登山者だけで実に静かな山頂だ。いつもなら中国人や様々な外国人も含めて「クラブツーリズム」などの登山ツアーもあるから大賑わいのはずなのに。









