「忍野の秋の七草」
ラン科の花は林間の日陰や湿気のある岩場や川筋に咲くものが多い。忍野にはそういう好条件が揃っている。今日は天気もいいから後半は「高座山」にすこし登ってみようかな。ここの急斜面がすべてススキの育成地になっていて、山野草の種類がじつに豊富なんだ。すくっと伸びた真っ白なシシウドを前景にして真正面には富士山がどっしりと。雲が切れて山頂が姿を見せたよ。
ススキ(尾花)には少し早いけど、黄色のオミナエシ(女郎花)、ピンク色のハギ(萩)やナデシコ(撫子)など「秋の七草」がほぼ出そろった。この山は眺望も花々も本当に素晴らしい。ナデシコの向こうに見える紫色の鮮やかなのは何だろう?キキョウ(桔梗)の大群落だよ・・・。
2年生のMA君は前回、「無生物主語」で語句整序と作文をやった。「2,3分歩くと市役所に着きました」は、動詞brought(連れてきた)を使うから「2、3分の歩き」を主語にして組み替えると、A few minutes’ walk brought me to the city hall.となる。今日は部活で少々遅れたけれど疲れも見せず集中してプリントに取り組めた。「動名詞」の慣用用法をいくつも勉強した。For adults who are used to being in control of our lives, this can be very unsettling. 「毎日の生活をこなすことに慣れている大人たちにとって、こういう新しい環境はとても不安な気持ちにさせることがある。」be used to -ingで「〜することに慣れている」の意味。
TU君は前回長文で「広島の原爆ドームが1996年、世界遺産に選定された意味」を正確に読みとれた。今日は「形式目的語」itもto〜、that〜、whether〜の代わりになる例を勉強した。She seems to take it for granted that doors open automatically. 「ドアはひとりでに開くものだと彼女は思っているようだ。」take A for B「A を Bだと思う」で、granted は「神から与えられたもの、つまり当たり前のもの」という名詞扱い。後半は「関係詞の前に前置詞がつく場合」を勉強した。He wrote a sentence the meaning of which I couldn’t understand.(その意味が私に理解できないような文を書いた。)
ご父兄の皆様へ・・・連続3日間の「夏期集中講座」が3人の参加で有意義に実施できました。2年生のTU君、3年生のYAさん、大学生のYAさん、皆さんとても熱心に毎日150分頑張りました。特に「英作文」はじっくり構想を練って自分の自信のある語彙や表現を使って書いてから、先生に適切な添削とアドバイスがもらえる機会なので、この集中講座が大いに役に立ったと思います。 尾上
(追記)昨年以来いくつのラン科の花に巡り会えただろう。忍野村役場の職員だったGOさんと知己になったおかげで、次々と珍しい花々を紹介してもらったなあ。先週は忍野の山裾でハクウンランが何株も発見できて大満足だった。今は8月も中旬だから、そうだ!この近くにはアオフタバランも咲いている頃だ。コアツモリソウを発見したあたりだったな。
そこは新しいゴルフ場が計画倒れになって、山裾の奥まで舗装された道路ばかりが立派に残っている。忍野村がすべて買い戻したというからかなり豊かな財政らしい。車を停めて林の中に入っていくとすぐにみつかった。アオフタバランだ!二枚の葉も茎も花も緑色だからその名がついた。わずかな風にも揺れてなかなか接写が難しい。ガラケーだとピントが合うまで10分も20分もかかることがあるよ。
