「河口湖の紅葉まつり」
昨日は「山梨県富士山科学研究所」で今年最後の「カレッジ講座」があった。内容は2つで「富士山の噴火史」と「富士山のニホンカモシカ」だった。ともに所の研究員による専門的な研究発表で、テレビで報道されてもよいほどの高度な内容だった。県外からの私の応募を例外的に快諾してくださり、山梨県内を中心に20人でスタートした「カレッジ」だったが、4月開講がコロナのために8月にずれこみながらも年間の8講座にすべて出席してレポートを提出。私もなんとか「修了認定書」をいただくことができた。
早めに家を出たので、午前中は「河口湖」の北岸の「円形ホール」に行ってみた。シェークスピアの活躍したロンドンの芝居小屋「グローブ座」を模した建築で、ちょうど「紅葉まつり」中の真っ赤なモミジに彩られて美しかった。湖に面したガーデンレストラン「カフェ・ミミ」からは軽快な音楽がながれてくる、という私のお気に入りの広場なんだ。真っ青な空にそびえる富士山の山頂部が白銀に光り、湖上にはモーターボートが2隻しぶきをあげて駆けていく・・・
2年生のTU君は前回、「副詞節」の語句整序の問題に苦労した。和文英訳で、「新しい年が来るたびに、日記をつけようと決心する」は、I decide to keep a diaryがいい。毎日のことだからwrite downでは不足。後半は「接+S +V」の語順でwhenever a new year comes.とする。今日は「仮定法」のおさらいでどの問題も簡単だった。
英文和訳では、「時間はあたかも容器のようだ」という英文When they are busy, they will comment that their schedule is full or that they are all booked up.で、orを「あるいは」と訳すとおかしいことに気づかなかったね。なぜなら、前半は容器が一杯となるたとえだけど後半は違うよね。「アメリカ人は忙しいときには、予定が一杯です(つまり、全部予約済み)という言い方をするだろう。」が正しい。
接続詞のorはotherwiseと同じ意味で「命令文」のあとなら「さもないと」 in other waysの意味になるし、(そもそも-wiseはwaysだったのだ)ここではin other words「言いかえれば」の意味にもなっているね。例えばzoology, or the science of animalsを「〜や」とか「または」と訳してはいけない。「ゾウオロジー、すなわち動物学」のように、「見慣れない語の説明」にもよく使うよ。 尾上
(追記)所長から修了者16人に一人一人「認定書」が授与されて、私も久しぶりに皆の拍手に祝福された。「富士山科学カレッジ」は次のステップで「大学院」が用意されていて、さらに3年目には「インターン」で富士山の専門ガイドを養成する講座があるそうだ。私の目的は「草花の知識」だから富士山の土壌や気候にも多少関係があるからもう一年勉強を続けてみようかな。しかしボランテイアガイドになるつもりはないよ。
今回20人の同期生には女子高生も2人いたはずだけど、全部の講座に参加できず「認定書」がもらえなかった。土曜日は特別授業や部活動があって両立が難しかったのかな。甲府市の先の韮崎市から「御坂峠」を越えて通ってきた韮崎高校の女生徒は、吹奏楽部員だと言っていたからコンサートに向けて練習日だったのか、校外模試でもあったのか、修了式に出席できず残念だった。









