「小金沢山の白山シャクナゲ」
この夏最初の本格的な登山として、山梨百名山の53番目になる「小金沢山」2014mに登った。山頂には予期せず淡いピンク色の「白山シャクナゲ」が1本だけ咲き残っていてうれしかった。昨年の今頃はこの隣の「大菩薩嶺」に登ってから峠の山小屋「介山荘」に下り、「熊沢山」を越えて「石丸峠」に下った。さらに縦走しようと計画していた「小金沢山」は、山頂が雲に隠れていたのであきらめた。今回がその雪辱を晴らす年だ。
先に下山口に愛用の折り畳み自転車を置いておいてから、車で登山口に下って登山を開始する。下山の後バスの便がないときのこの方式は、縦走コースが車道と並行している場合に有効なんだ。坂をスイスイと下るだけだから体力や時間の節約にもなる。今回「小金沢山」の登山でもうまくいったよ。昨年7月の「大菩薩峠」登山の帰りに思いついた。そうだ!来年は逆のコースでやってみよう、と・・・。
3年生のYAさんは「特殊な接続詞」をやった。名詞The moment、副詞のNowやDirectlyが接続詞の働きをする場合がある。それはSV〜とSV〜をつなぐもの「接続詞」が必ずある、という前提で探せばよい。たとえばNow the dog comes gladly the moment it is called.では、後半のSVの前にあるthe momentが「接続詞」(〜の瞬間に)で、nowとgladlyはただの副詞ということだ。「今ではその犬は呼ばれるとすぐに喜んでやってくる。」
OB君は語句整序問題で「この時計をまだ一度も修理してもらったことがない」は、「現在完了形」でI have never had this watch mended. といえばよい。 「他人に〜を〜してもらう」「〜させる」にはhave+物+-edの文型を使う。イヤな事なら「他人に〜される」の意味にもなる。have+-ed+物では単なる「現在完了形」で「自分で〜した」になってしまうから要注意。今日は同様に「特殊な接続詞」を勉強した。Supposing(〜と仮定すれば)や、provided(〜という条件が与えれられば)も結局、接続詞のifと同じ働きだね。
SU君は「仮定法」の特殊な構文でIf it were not for air, we could not live.「もし仮に水がないとしたら、われわれは生きることができないだろうが」を勉強した。If there were not air, とかIf we didn't have air, のことをいうけど、「否定文」の時だけの特殊な表現だ。前置詞でWithout〜(〜がなければ)と簡単に表せるけど。But for〜でも同じ意味になるのは、前置詞のbutには「〜を除いて、〜以外に」の意味があるからだ。
御父兄の皆様へ・・・今日は8〜9月の予定表(黄色い紙)と、「夏期講習・申込書」(赤い紙)を配布しました。8月の最後の週には例年のように講師の私にも一回「夏休み」をいただいて、「北海道旅行」ができればいいなと思います。「夏期講習」は2人以上希望者がいる場合に実施します。裾野か御殿場かは集約のあとで相談、ということにしましょう。 尾上
(追記)私が学生の頃は「初鹿野」という美しい名前の駅でたくさんの思い出が詰まったところだが、この中央線の「甲斐大和」駅の先から国道20号をそれて「日川渓谷」の道をたどってかなり登って行くと、「すずらん」という名の赤い屋根の可愛いいペンションが見えてくる。ここが今日のコースでの第一峰「牛奥ノ雁ケ腹摺山」の登山口だ。なんと日本一長い名前の山で、大月にある正統派の「雁ケ腹摺山」と、笹子峠の上にある「笹子雁ケ腹摺山」も含めて同じ名前が3つもあるからややこしい。渡り鳥の雁が腹を摺って飛ぶくらいに「急傾斜の山」という意味らしい。
昆虫収集家のご主人に愛車を預けて出発だ。ピンクのユキヤナギ、紫色の西洋シャジン、白いオカトラノオなどがあふれた花畑を抜けて山に取り掛かる。マルバダケブキの黄色いつぼみが膨らんで、白いヒヨドリバナに大きな美しい蝶々「アサギマダラ」がひらひらと舞っている。午前中は日差しもあって青空のかなたに「富士山」も。甲府の街の向こうには「八ヶ岳」らしき峰々も見える。3時間かけて「腹摺山」の山頂だ。早めの昼食にして、大学のいつもの山仲間たちにLINEをつかって「山頂中継」をしよう。(つづく)
