高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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 not so much A as B 「AというよりむしろBのほうだ」
 not so much A as B 「AというよりむしろBのほうだ」
2020年10月1日(木) 裾野市民文化センター
「オーレン小屋のビランジ」
 一昨日、信州茅野市の蓼科高原に2泊して「硫黄岳」に登った。「八ヶ岳」連峰は8月に登った南端の「阿弥陀岳」でほぼすべての山々を制覇したのだけれど、「山小屋」のなかで名前が気になる「オーレン小屋」に行ってみたかった。周辺に咲く「オウレン」はキンポウゲ科の小さな白い花でそれが小屋の名前になった、という。
 「硫黄岳」登山口の「桜平」に駐車して、登り始めて90分ほどで小屋に近づいた頃、もう枯れてはいるけど「オウレン」の仲間をいくつも見つけた。葉の形が様々で「セリバオウレン」か「ミツバオウレン」かもしれない。登山者でにぎわう「オーレン小屋」の玄関先に鮮やかなピンク色の「ビランジ」が咲き乱れていてドッキリ・・・

 3年生のSU君は「比較構文」で慣用語法not so much A as B 「AというよりむしろBのほうだ」を勉強した。AとBには名詞でも形容詞でも動詞でもよい。直訳すれば「Bと比べるとA の方はそんなに多くない」だから、結局「Aが少なくてBが多い」ということだ。「実践女子大」の英文和訳「知覚の働き」について、We do not so much believe what we see as see what we believe.が難しかったね。「私たちは見えるものを(ぜんぶ)信じる、というよりむしろ、信じているもの(だけ)を見ているのだ。」と訳せるとよかった。
 OB君は「仮定法・現在」を勉強した。主文にSuggest(提案する)、insist(主張する)demand(要求する)のような動詞やIt’s necessary thatで始まる「要求」の表現の後にはthat SV で「原形」の動詞が使われる。It is essential that you be responsible for the decision. 「その決定には君が責任をとるのが大事だ。」も「これからやるべきこと」だからyou areじゃなくて「原形」のyou beが使ってあるんだ。OB君はあす定期テストがあるので他の科目のために早めに帰宅した。
 今日から入会した卒業生のKA君はまず、文法の総復習で「文の種類」をやった。高校一年で学習した基礎的な事が入試にかかわることが多い。「部分否定」も中学でやったnot always〜「いつも〜するとは限らない」だけではない。necessarily(必ず)やcompletely(完全に)、quite(全く)も似たような訳し方をしないといけない。なぜだろう?これらの意味は共通して「100%」だよね。そういう時だけ「否定文」で使うと結果的に「100%じゃないんだよ」という、つまり「20〜30%は違うよ」という意味だから「部分否定」と呼ぶ。しかし、実は、notがalwaysや次の動詞を否定するんじゃなくて、残りの文全部を「否定」して、「いつも〜する、ということじゃないんだ。」という意味だから、「全文否定のnot」という方が適切だろうね。 尾上

(追記)「ビランジ」は美しいナデシコの仲間で絶滅危惧種、めったに出会うことがない。似たような花で「タカネビランジ」には横浜の友人AO君と12年前、南アルプスの「鳳凰三山」に登った時に「地蔵岳」の山頂で初めて出会って感動した。ガクが長い筒状になっていて群生して咲く珍しい花だ。季節が終わっているのによくこの小屋の前でまだ咲いていてくれたな。
 この日は「オーレン小屋」を出発して2時間で「硫黄岳」の山頂2755mに着いた。ガレキだらけの砂漠のような厳しい環境で、高山植物の女王ともいわれるコマクサだけが一面に咲く光景は見事なんだ。2007年の8月、AO君と「赤岳」から「横岳」を縦走してきたときに遭遇して感動したなあ。「八ヶ岳」は展望のすばらしさはもとより、名にしおう「花の名山」だと思う。

2020/10/01 (Thu) 23:59


no sooner〜than・・とhardly〜when・・
no sooner〜than・・とhardly〜when・・
2020年9月27日(日) 御殿場市民会館にて
「修験道のアケボノシュスラン」
 今年始めたインスタグラムで、花友の「ハコ」さんが毎日のよう寄稿する花の写真が楽しみだ。同じ御殿場市に在住らしく、プロはだしの写真家のご主人と毎日野に山に出かけて美しくも珍しい花を見つけては山仲間と腕を競っている。そして先週いよいよ「曙シュスラン」が群生して咲く姿がインスタに載った。バラの小さなツボミのような淡い桃色の花が口を半開きにして横を向いて咲いている。いいな、見てみたいなあ。
 メッセージで「どこで?」と聞いたら惜しみもなく詳しく教えてくれたよ。「尾上さんが見たいと言っていたのでスマホで検索しまくってやっと見つけたんです。」「熱海ですか。貴重な秘密をありがとう。さっそく探しに行ってみます。」それで、2日後箱根の友人KA君を誘ってここ熱海の「日金山ハイキングコース」に来たのだ。江戸時代からの修験道で「湯河原」から「十国峠」までの急な上り坂で、お地蔵さまを祀った「東光寺」近くに駐車してコースを二人で下って行った・・・

 2年生のMA君は諸事情で休会することになり最後の授業になった。「It中心の構文」で、形式主語のItの働きを勉強した。that節やwhether節だけでなく疑問詞で始まる節も、長いときには後回しにして、代わりにItを立てることができるのだ。「彼がどのようにしてその職を得たのか謎だ。」は主語がHow he got the jobだけど、It で始めることもできる。It is a mystery how he got the job. のように言えるね。「書き換え問題」では、The desk was so light that I was able to move it easily. をenough to〜をつかって書き換えよ、が難しかった。「簡単に移動できるほど十分に軽かった。」とするから、The desk was light enough for me to move easily. と書けばよかった。enoughが形容詞lightの後に、moveの後のitは不要、意味上の主語for meが不定詞の前につくことにも注意。
 TU君は前回「関係詞」の語句整序をやってどれもほぼ正解だった。今日は「〜するとすぐに・・した」の特殊な構文「時間構文」を勉強した。接続詞のAs soon asを使えば簡単に2文をつなげられるけど、「〜と・・・がほとんど同時だった」と言ってもいいね。それがno sooner〜than・・・とhardly〜when・・の構文だ。No sooner had he closed the book than he returned it to the shelf.(その本を閉じると同時に棚に戻した。」で、「本を閉じたほうが先ではなかった。」といっている。この構文は否定語を文頭に出して強調したからSVが「倒置」になっているね。
 裾野教室の3年生OB君が出席して「Ifのない仮定法」を勉強した。文中に過去形の助動詞would、could、mightを見つけたら「仮定法の動詞かもしれない」と疑うことだ。It is necessary to say something when a native speaker of English would usually say nothing. で、現在時制の文なのになぜ過去形のwouldが使ってあるのか考えると、より良い和訳ができるよ。「英語の母国語話者なら普通何も言わないだろうと思われるときに(日本人は)何か言わなきゃいけないと感じることがある。」でも、「もしその人が〜だったとすれば・・」の意味が込められているんだ。 尾上

(追記)このハイキングコースは「十国峠」に行かずに、「東光寺」に参拝してから逆に「岩戸山」に登って、さらに熱海の「姫の沢公園」に向かって下っていく選択肢もある。7年前に東京の山仲間たちと「岩戸山」に至るそのコースを歩いた思い出がよみがえる。山頂からは「相模灘」の大海原と伊豆の東海岸が真下に俯瞰できた。まだ2月の花のない時期だったけど、下山後に「熱海梅園」にたちより、古木に咲き誇る紅梅白梅を堪能したなあ。
 後で登り返すのが辛そうだな、と思いながら急斜面をぐんぐん下って行くと「ハコ」さんのいう通りとうとう渓流のそばに花園を見つけた。ここだけに200株くらいびっしりと群生しているのも不思議だなあ。インスタで見た通り濃い緑の葉の中に上品な紅をさしたような白い花が実に可愛い。ガラケーだけでなくスマホでもたくさん撮った。サワサワと音をたてて流れる渓流の音もいれてビデオでも撮ったよ。
2020/09/27 (Sun) 23:13


as〜as ever・・とas〜as any・・
as〜as ever・・とas〜as any・・
2020年9月24日(木) 裾野市民文化センター
「巨大なフジアザミ」
 今年はコロナ感染防止対策で「富士登山」も禁止になったね。山小屋は感染の危険があるし山の臨時診療所やトイレも開設できないという理由で。もう9月10日の閉山を過ぎたから危険な状況も減ったので、10月の初冠雪がある前に私は例年のように単独で日帰り登山をやりたいと思っているのだけれど、今年はどうも登れそうもない。富士宮の「富士山スカイライン」も須走の「ふじあざみライン」も1合目のゲートが閉じているから徒歩なら5合目の登山口まで往復するのがやっとなんだ。
 雲一つない青空の朝、御殿場口の「太郎坊」下のゲート前から樹林の中を歩いて「双子山」2000mに向かって登っていった。さすがここから見上げる富士山はデカイ。円錐形の「宝永山」と「富士山」も双子のように青空を背景に横たわっている。新六合目の「大石小屋」が見えてくると火山灰だけの砂漠になる。まだ日差しが強いから日陰を選んでズルズル崩れやすい山道を一歩一歩。タデ科の白いオノエイタドリが一面に咲き残り、ヤマホテルブクロ、巨大なピンクのフジアザミに慰められながら急傾斜を一歩一歩・・・

 3年生のSU君は前回、「比較構文」の書き換え問題をやった。My father gave me no less than 100 dollars. はnoがless(少ない)を否定するから「たくさん」の意味で「100ドルものお金をくれた」となる。「原級」を使って言い換えればas much as 100 dollarsという。今日はas〜as ever・・・(今まで〜した誰にも劣らぬくらい)とas〜as any・・・(どんな・・にも負けないくらいの〜)などの特殊な構文を勉強した。「原級」だけど結局は「最上級」をつかって言うのと同じ意味になる文だ。It was as terrible a flood as ever occurred in this country. では前のasは「同じくらい、まけないくらい」の副詞だけど、後のasが「関係代名詞」whichの働きを兼ねて先行詞のfloodにかかるんだ。「この国で今までに起こったどの洪水と比べてもまけずにひどい洪水だった。」
 今日は卒業生のKA君がひさびさに出席して授業を体験することになった。理系志望だけど英語ももっと磨く必要があるそうだ。短期間で実力アップさせるには弱点を見つけ補強することが大事だ、と思ってまず用意した教材は(1)文法の総復習、(2)英作文に対応する構文力、(3)長文読解と語彙力強化だ。今日取り組んでみた結果、どれも70〜80%くらいの正解率だったからかなりの実力ありと判断した。中学・高校で教わったことを十分記憶しているけど、暗記しているだけでは応用が利かないんだ。I don't want there to be any trouble. 「面倒なことが起こらないでほしい」ではI want you to go there.と同じ「第5文型」で、There is any trouble.という文がI don't wantの後に組み込まれているんだね。 尾上

(追記)スタートから2時間、「双子山」山頂に着いてホッとして弁当を開いたら、急にガスが登ってきて目の前がみるみる真っ白になって見えなくなった。LINEでいつもの山仲間たちに山頂から「実況中継」をしようか、という計画は無理だし急に寒くなってきて雨になりそうなので早めに下山することに決めた。
 「宝永山」の裾に回ると「須山登山道」と交わって「四辻」の標識が立っている。ここからまっすぐ「水が塚」に下って行く道だ。噴火の溶岩が滝のようになった「幕岩」まで来ると分岐になっている。「太郎坊」には戻らずに初めて「お胎内」に向かう道を選んだ。昔は盛んに使われた登山道で、美しい森の中を広めの登山道が続く。「お胎内」は数十メートルの洞窟で小さな鳥居がたってお祀りしてあった。須山登山道は「宝永噴火」の後、使用されなくなったのだった。
2020/09/24 (Thu) 23:04


so〜that・・・、such〜that・・・
so〜that・・・、such〜that・・・
2020年9月20日(日) 御殿場市民会館にて
「丸火公園のホトトギス」
 市内印野にある山野草の店「野の花苑」で知り合いになったNOさんから、「サファリ」の先にある「丸火自然公園」ではめずらしい野草がみられますよ、と教えられて初めて訪ねてみた。入口の「少年自然の家」に立ち寄り、ラン科などの花の咲くあたりを教えてもらい、「万葉コース」という散策路を歩いてみた。
 4連休の初日とあって公園内は多くの家族連れがキャンプに来てにぎやかにテントをはっている。この辺りは標高500mくらい。御殿場の我が家と同じくらいの環境でもずいぶん山野草の種類が豊かだ。富士市の市街地から近くなのに「樹海」ともいえそうな自然一杯の林間キャンプ場で、ピンクのツリフネソウやクサボタン、ハグロソウなどが道のわきにいくらも出てくる。ホトトギスがここにも、ほらあそこにも・・・

 2年生のMA君は「非人称のIt」を勉強してよく理解できていた。It is not rare for a Japanese family to have two or three television sets. これは例のIt is〜for人to・・の構文「人が・・するのは〜だ」でfor人は不定詞の意味上の主語の働き。中学でやったような「〜にとって〜だ」と修飾語にしないよう注意。「日本の家庭がテレビを2.3台持っているのは珍しくない。」Itに代入して For a Japanese family to have two or three television sets is not rare. でもOKになるんだよ。一方It’s the laboratory staff who are learning sign languages.はうまく和訳できていたけどこのItはどういう働き?形式主語でもないね。これは例の「強調構文」It is〜that・・を作るItなんだ。「身振り言語を学んでいるのは今では研究員たちだ」。「人」を切り取って強調するときはthatがwhoにもなるよ。
 TU君は「接続詞that」の働きで、so〜that・・・とsuch〜that・・・を勉強した。「副詞節」のthat以下が直前のso〜やsuch〜を修飾するのだから、「・・・するほど〜だ」のように「程度」を強調する働きが原義だ。しかし中学以来教わった訳し方は「結果」を強調するもう一つの働き「とても〜なので、(その結果)・・・だ。」の方だったね。声を出して読むときに後半を強調して読めばそういう意味にもなる、ということだ。しかし、文字になったものは文脈で判断するしかないね。たとえば、He is such a tall boy that he can reach the ceiling. は「とても背が高いから天井に手が届くよ。」なんていう状況が実際にあるだろうか?届いてもなんの意味もない。きっと趣旨は「それほど背が高い」と言いたいのだろうから、ここは「原義」の「程度」と判断できるね。「天井に手が届くほどに背が高い、」と。
 御父兄の皆様へ・・・10〜11月の「UG会」計画表を配布しました。ほぼ普通通りですが、市民会館が10月25日(日)だけは「NHKのど自慢」の収録のため貸し切りで利用できないので、スーパー「エピ」のある付近の「森の腰公民館」をお借りしました。「森の腰郵便局」の向かい側にあります。 尾上

(追記)細長い葉が一列に並んでいるところはいかにもユリ科だなとわかる。でもホトトギスの花は面白い形だね。まるで秋の祭りで娘たちが頭の上に花の冠を載せたようだ。おまけにピンクの水玉模様の着物を着ているよ。白地に斑点が散らばっている花をみて昔の人はホトトギスの鳥のおなかの模様に似ていると思ったらしい。
 ホトトギスは我が家の軒下やガレージにもやたら咲く強い花だけど、これは正確にはヤマ(山)ホトトギスとかヤマジ(山路)ノホトトギスと呼ぶ野草なんだ。通の人たちは5枚の花弁が反り返るか否かで区別する。どちらでもいいけど。黄色いのもあってタマガワホトトギスという名前がついている。我が家の門の脇ではキイジョウロウ(紀伊上臈)ホトトギスの芽がふくらんできた。
2020/09/20 (Sun) 23:11


三つの-ingが並列、A and A'のルール
三つの-ingが並列、A and A'のルール
2020年9月17日(木) 裾野市民文化センター
「金時山のシラヒゲソウ」
 久しぶりに「足柄峠」の方に回って北側から「金時山」に登ったよ。車止めの登山口から神奈川と静岡の県境の稜線に沿ってゆったりと相模湾を遠望しながら歩く。咲き始めた青紫のトリカブトや釣り鐘型のツルニンジンに心奪われる。30分くらい進むといよいよ急な登りが始まる。別名「猪鼻山」ともいうから本当に直立したとんがり山なのだ。特に急な崖にはアルミの階段が12本も架けられていて登りやすいけど、30〜40年昔はクサリやロープをたよりに両手両足でよじ登ったものだよ。
 その階段が7月の大雨のせいでがけ崩れに巻き込まれてNo2からNo4までが消失。この夏はしばらく通行止めになっていた。月に2回をノルマにしている「金時山」へは南側の「仙石原」からばかりだったけど、前回の登山で「金時小屋」の主人秀峰さんに「もう、う回路が通れますよ、厳しい道だけど・・・」と聞いたのでチャレンジしてみることにした。そろそろ山頂の大岩の陰に咲くシラヒゲソウが楽しみで・・・

 3年生のSU君は「比較構文」の2回目でas〜as you canやas〜as possible「できるだけ〜に」を勉強した。「立教大」の英訳が難しかったね。Prosperity in the United States is based on using things up as fast as we can, throwing away what's left and buying new ones. には「できるだけ早く」が含まれているね。イデイオム is based on〜「〜に基づいている」に注意し、andが何と何をつないでいるかが見破れるとよかった。A and A'のルールだったね。andの後のbuyingと同じ形が、throwingだけでなくusingにもあるから三つの-ingが並列しているんだ。だから、「アメリカの繁栄は、物をできるだけ早く使い切り、残ったものは捨てて新しいものを買うということに基づいている。」
 OB君は前回「関係詞」(2)の語句整序の問題をたくさんやった。難しかったのは「犯人だと思っていた男性は実は弁護士だった」で、主語をThe man who I thought to be the criminal とやってしまった。間違いではないけれど、そのため述語のturned out to be a lawyerが書けなかった。The man who I thought was the criminalが正解。I thought he was〜が基本でheをwhoに変えてmanの後に出したから。OB君の解答はI thought him to be〜(第5文型)から生まれた文だ。
 今日は「仮定法未来」を勉強してよく理解できていた。If anything should go wrong, let me know at once.「万一なにかうまくいかないことがあったら、すぐに知らせてください。」で助動詞のshouldがその働きだ。Ifを省略するとShould anything go wrong, ともいえるし、節を後置にしてLet me know at once should anything go wrong. ともいうよ。カンマを付けないから要注意。
 御父兄の皆様へ・・・本日、10月〜11月の「UG会」計画表を配布しました。裾野教室は特に変更事項はありません。裾野の会場は30人用の大きな会議室で、そこに今日は3人だけで会館の利用は「UG会」だけでした。コロナ対策のため私も今日はマスクの代わりにフェイスガードを装着してみました。少し呼吸が楽です。 尾上

(追記)No4階段のあたりはイワカガミの大群落のあるところ。さらにその奥の断崖にはオノエランが数株ひっそりと咲くところなんだ。幸いそこは山崩れがそれて無事だったのでまた来年が楽しみだ。No5から上の道は昔のままで、No6に来るとピンクのシオガマギクをたくさん発見。山頂に近づくとちょっと下った大岩のくぼみに、お目当ての真っ白なシラヒゲソウが6輪も咲いていた。茎に丸い葉が巻き付いてウメバチソウと同じ仲間。まだつぼみも10株ほどあるよ。まるで五角形の雪の結晶のようだね。
 山頂には制服を着た若い男性が20人くらい記念撮影に収まっていた。小田原警察署の新人たちが研修で登ってきたらしい。カメラを手にした「金太郎小屋」の女主人にアドバイスをもらい、「ハイ、ハイ」と実に素直に返事をしている。まだ初々しいね。ほかには2組の登山者だけで実に静かな山頂だ。いつもなら中国人や様々な外国人も含めて「クラブツーリズム」などの登山ツアーもあるから大賑わいのはずなのに。
2020/09/17 (Thu) 22:52


A closer look 「もっと詳しく見れば」
A closer look 「もっと詳しく見れば」
2020年9月13日(日) 御殿場市民会館にて
「吉田登山道のサラシナショウマ」
 コロナ感染対策のため延び延びになっていた「富士山科学カレッジ」がやっと開催されるというので、早朝富士吉田まですっ飛んでいった。私も含め10人の受講生が指導員の案内で、あいにくの雨で気温も18℃と肌寒い中を「富士山科学研究所」近辺の「植生観察」をやった。噴火の後の溶岩の上にまずアカマツやツガが育つ理由や人間の営みと自然の共生関係などを教えてもらった。
 ここは「青木ヶ原樹海」と似た環境で、古来「溶岩樹型」をお祭りした「お胎内神社」に続く樹林のせまい道を、ヘルメットをかぶり防止マスクをしてビニール傘を木の枝に絡ませながらたどって登ったり下ったり。私の密かなお目当て「山野草」は暗い樹林のなかではなかなか見つからない。少し日の当たるところでホトトギスとミヤマウズラをやっと見つけ、登山道の「中ノ茶屋」近くまで来たら明るい林の中に真っ白に波打つようなサラシナショウマの大海原が・・・

 2年生のTU君は前回新たに「語句整序と和文英訳」の問題集を始めた。第1課は「Itを含む構文」で、特に「強調構文」のIt is 〜that・・・が要注意だね。元の文の一部を「切り取って」文頭に移動する働きだから「分裂文」という風に英語学では言っているよ。日本語にも「・・なのは〜だ」のように、最後に移動させるから「分裂文」と言えるんだ。
 今日は「猫のしっと」という面白い英文を読んだ。「『ジェラシーという解釈』を具体的に説明せよ」という問題だから、「〜が〜にジェラシーを感じるという解釈」と答えよう。下線部のA closer look at such cases reveals that not all telephone calls get this treatment. は動詞のrevealが「〜を明らかにする」の意味だけど、主語が名詞のlookだから和訳しにくいね。そう、こういう文を「無生物主語の文」と呼ぶよ。主語を「条件」や「理由」に置き換えて目的語が主語になるように和訳しよう。「そういう場合をもっと詳しく見れば、すべての電話対話がこのような扱いを受けるわけではない、ということがわかる」。これを英語でパラフレーズすればIf you look at such cases more closely, you will find that・・・とわかりやすくなるね。 尾上

(追記)このカレッジには私のような高齢者がほとんどだけど、吉田市内や遠く韮崎市の高校生も参加していた。話しかけたら「韮崎高校」の女生徒は吹奏楽部でフルートを吹いてますとのこと。ノーベル賞の「大村智博士」の母校だから地質学や生物学に興味があるのかな。午後からは「座学」になって、「スーパーコンピューターによる富士山噴火のシミュレーション」と「ドローンを利用した植生の空中観察」について、所の研究員から最新の研究成果を聞くことができた。実に面白い。
 この春、「山梨県富士山科学研究所」が募集したポスターを御殿場市内でみつけたので問い合わせたら、県外者だけれど受講が認められて「富士山科学カレッジ」年間6回の講座を受けることになった。「富士山ガイド」のエキスパートを養成するのが目的らしいけど、忍野の高座山や富士山麓でたくさんの珍しい山野草を見つける楽しみをさらに深く掘り下げ広げるチャンスと思い応募したんだ。この講座の単位を修得すると来年は「大学院」が待っている。
2020/09/13 (Sun) 23:10


half as much as〜「〜の半分」
half as much as〜「〜の半分」
2020年9月10日(木) 裾野市民文化センター
「コメの花」
 市内中畑にお借りしている田んぼに今年植えたコメがなんとか無事に育って、9月になって花が咲いたよ。蚊が止まっているような極小の白い花、見たことある?これは雄しべなんだ。雌しべの方は外に出ないで花粉が飛んできて受粉するのを待っている。まだ全体が緑色の田んぼの中に、黒い稲穂がたくさん飛び出すようになった。
 地主の奥さんのおすすめで、今年は白米を作るのをやめて「ミドリ米」というもち米だけに絞った。中の米粒はうすい緑色だけどサヤが黒いんだ。市場価格が白米の5倍もして白米に混ぜて炊くとおいしいという評判だ。地主さんの田んぼはもうすっかり黄金色になって稲穂をずっしりと垂れているからもうじき「刈り取り」だけど、私のはあと一ケ月以上後になりそうだ・・・

 3年生のSU君は前回「語句補充」の問題が難しかった。I did not put out the light: it went out of itself. 「その明かりは私が消したのではない。ひとりでに消えたのだ。」ではイディオムが大切だ。今日から「比較構文」に入ってまず「原級」のas〜asをやった。The rent for apartments in the countryside is only half as much as you pay in big cities. 「田舎のアパートの家賃は大都市で払う家賃のわずか半分の金額だ」。長文問題は「黒沢明監督」を読んでほとんどの設問に正確に答えられた。
 OB君は前回「関係詞」に関して語句整序をやった。「必要なのは、限られた資源の利用についてのより進んだ取り組みである」は、関係詞のWhat(こと、もの)で始めるから、 What we need is a more advanced approach to using limited resources. 今日はI wishで始まる「願望」の文には「仮定法」の動詞を使うことを勉強した。「今」の反対の状況なら過去形で、「昔」の反対なら過去完了形で書くのは原則通りだね。もうひとつas if・・「まるで・・のように」でも「仮定法」の動詞が使われることを確認して、正確に解答できていた。 尾上

(追記)8月末の4日間、日光から裏磐梯までの「東北旅行」をしている間に、私の田んぼでは米の花が咲いたし、様々なアサガオで一杯の我が家の窓辺には薄い茶色の「変化朝顔」が咲いた。(この壁紙を見て)。朝顔を育てるのは意外に難しいね。殻が固いから、少しキズをつけて一晩水につけて発芽を促すんだ。5粒の赤と5粒の茶色を植えたけど、なんとか育ったのはそれぞれ1粒ずつ。
 それは昨年の8月末、東京「日比谷公園」で開催された恒例の「朝顔展示会」に行ったとき購入したタネなんだ。江戸時代に大流行した「変化朝顔」や「大輪朝顔」を今でも趣味にして仲間内で競い合っている人たちの展示会だった。突然変異で彼岸花のように花弁がちぎれたアサガオとか、直径が20センチ以上もあるような巨大アサガオもあった。茶色の朝顔は歌舞伎の「団十郎」の名がついて「江戸の粋」の世界らしいよ。
2020/09/10 (Thu) 22:55


関係詞の非制限用法 , which〜
関係詞の非制限用法 , which〜
2020年9月6日(日) 御殿場市民会館にて
「安達太良山の青い空」
 日光の「金谷ホテル」で朝を迎え、さて今日は「裏磐梯」のスキー場のホテルに移動する計画だ。昨日の午後立ち寄ってちょっと散策した「霧降高原」には昔からの街道が残っていて、それは例の銅像になっていた「板垣退助」らの官軍(明治新政府軍)が、敗走する幕府の軍勢を追ってあの悲劇の「会津城」に向かった道「会津西街道」なんだ。その山越えの国道121号線には阿賀野川沿いに会津鉄道が走って、日光から会津若松につながっていて魅力もあるけれど、しかし今日は東北自動車道路を使って時間を省こうか。
 高速を軽快に走っているうちに思いついた。そうだ!「安達太良山」が近くだから寄っていこう。郡山JCTを通り越して「二本松市」のインターで降りると「あだたら高原スキー場」までは近かった。ここからロープウエーに乗れば10分で山頂駅1322mだ。木道をちょっと行くと「安達太良山」がすべて見渡せる展望台になっていて「薬師岳」の標識が。真っ青な空に向かって「この上の空がほんとの空です」と書いたポールがそびえている。足の悪い家内と一緒なので今日はここまで・・・

 2年生のMA君は難しい「助動詞」のmay wellとmay as wellを勉強した。may wellは直訳なら「立派にやっていいことだ」となるから、「〜するのももっともだ」という定訳も肯けるね。じゃあasのある方は?なぜYou may as well start at once.は「すぐに出発したほうがいい」となるの?それはas〜asの「比較構文」だからだ。後にas start later (後から出発するのと比べて)が省略されていると考えるといい。「〜は同じことだ」→「じゃあ〜したほうがいいよ」となるね。一方、You might as well throw your money away as lend it to him. 「あいつに金を貸すくらいなら捨てたほうがましだ。」は内容が大げさだからmayのかわりに「仮定法」のmightを使うんだね。
 TU君は「関係詞の非制限用法」を勉強した。カンマがある時は先行詞を修飾(=制限)させるのでなく単にandやbutでつないで(連続して)独立させる用法なんだ。I tried to answer the question, which I found impossible. 「その質問に答えようとした。しかしそれは無理だとわかった。」では、whichの先行詞が前文の一部to answer the questionだね。itで置き換えてBut I found it impossible.のように独立させられるよ。こうすると後半に重心が移動するんだ。このような節を「主語」の後ろに「割り込み」させた文にも注意しよう。My house, which I bought ten years ago, still looks new. 「我が家は10年前に買ったのだけど、まだ新築に見えるよ。」と注釈にして訳すといい。 尾上

(追記)「智恵子は東京に空が無いといふ。ほんとの空が見たいといふ。・・・」彫刻家「高村光太郎」の詩集「智恵子抄」の有名な冒頭の部分だ。「・・・阿多多羅山の山の上に毎日出ている青い空が、智恵子のほんとうの空だといふ。」二本松市の造り酒屋に生まれた智恵子が、光太郎と東京で暮らすうちに精神を病んでもらしたことばとして記憶されているね。9年前、「福島原発」の悲惨な事故を経験した人々には特にこの澄み切った空への憧れが「ほんとの空」に凝縮されているようだ。
 「安達太良山」1699mも田中澄江の「花の百名山」に数えられていて、レンゲツツジとサラサドウダンで有名だけどそれは6月の梅雨の頃。今は8月の末だからすっかり入れ替わって秋の花だった。白いヤマハハコと黄色の鮮やかなウサギギクがみられただけでも嬉しかった。ガイドブックでは私の大好きなラン科の花たち、オノエランとジガバチソウ、コイチヨウラン、ミヤマウズラも時期によっては見つかるらしい。もう少し近ければ出直してくるんだけどなあ。
2020/09/06 (Sun) 23:19


セミコロンは説明を加える場合だから「すなわち」と訳しておこう。
セミコロンは説明を加える場合だから「すなわち」と訳しておこう。
2020年9月3日(木) 裾野市民文化センター
「霧降の滝」
 日光東照宮というと、何度か訪問して「三猿」の彫刻も見たことがあるはずなのにはっきり記憶していない。今回久しぶりの「東北旅行」で最初の訪問地に「日光」を選んだのは、クラッシックな洋風建築の「金谷ホテル」に泊まりたかったからでフランス料理のコースも楽しみだった。案内された部屋は由緒ある「格子天井」でずいぶん広いものだった。有名な政治家、映画人などが宿泊した部屋だと聞けば興奮するよね。
 もう一つの目的は日光駅の北側に広がる「霧降高原」の散策だ。「中禅寺湖」や「華厳の滝」のほうが有名だけど大学時代の山の仲間たちが何度か歩いているハイキングコースで、特に美しいといわれる「霧降の滝」にも行ってみることにした。樹林の遊歩道を抜けて対岸から滝を見下ろす位置の「観瀑台」に立つと、今はまだ緑一色だけれど紅葉の季節には真っ白な布のような滝が錦織の木々の間から流れ落ちる様が想像できた。足元には紫のレンゲショウマが2株・・・。

 3年生のSU君は前回「否定」のテーマで語句整序問題をやった。「彼のふるまいを見て私はがっかりせずにはいられない」は、I can't help being disappointed to see his behavior. イディオムのcan't help -ingを使うから「がっかりする」 be disappointedを動名詞形にしないといけない。今日は「仮定法・現在」を勉強した。insist(主張する)demand(要求する)suggest(提案する)のような、「まだやってないけど、やったほうがいいよ」という意味で、節には「仮定法」の動詞として「原形」を使う用法だ。I suggested that a new method be adopted. 「新しい方法が採用されるように私は主張した」でも、動詞がwasではなく原形のbeになっているね。
 大学生YAさんは前回「都立大」の英文を和訳した。What is true of individuals is also true of societies; they too can become insane without sufficient stimulus. 「個人について言えることは社会についても言えることだ。」の後のセミコロンは何か?ちょっと間を空けて読むことでほとんどはその説明を加える場合だから、「すなわち」と訳しておくといいね。「すなわち、十分な刺激がなければ、(個人だけでなく)社会も気が狂ってしまうことがある。」
 YAさんは大学のオンライン授業もそろそろ始まるので、今日で最後の出席になった。「滋賀大」の英訳問題がなかなかユニークだったし、和訳でも句読点の扱いにもう一度気づかされた。Hidden and intangible, thoughts cannot be destroyed or taken away. でもカンマはどんな働き?Being が省略された「分詞構文」で、あとの文を修飾しているんだね。「隠れていて触れることができないから、思考は破壊することもできないし奪うこともできない。」 尾上

(追記)明治時代に日本が開国すると、外国人が訪れる観光地に洋風のホテルがたくさん誕生した。「日光・金谷ホテル」もそのうちの一つで「特製カレーライス」が有名で以前に昼食に立ち寄ったことがあった。私が食事や宿泊に利用してその独特な建築と雰囲気を味わったホテルはほかにもいくつかある。箱根宮ノ下の「富士屋ホテル」や琵琶湖畔の「大津ホテル」、奈良公園の「奈良ホテル」、京都東山の「都ホテル」など。
 翌朝6時に散歩に出た。ホテルの崖下に「大谷川」が流れて朱塗りの「神橋」が架かっている。これは「中禅寺湖」から流れ出てあの「華厳の滝」を落ちてきた水なんだ。昨夜見たらライトアップもされて美しかった。祭事の時には神官たちがこの橋を渡り「二荒神社」に詣でるそうだ。三大将軍家光が造営したもので江戸幕府の東のかなめだった。橋のたもとに大きな銅像が立っているのに気がついた。腰に刀を差して討幕軍に参加した時の「板垣退助」の姿だそうだ。
2020/09/03 (Thu) 22:50


講師の夏休み
講師の夏休み
2020年8月30日(日) 東北の山々
「磐梯山の伊吹ジャコウソウ」
 ♫会津ばんだい山は、宝の山よ〜♫、と古から歌われた1819mの火山に先日登ってきたよ。田中澄江の「花の百名山」に選ばれた名山で、6月には紫色で固有種の「バンダイクワガタ」が咲くという。初秋になって山の花もすっかり変わっていても何かきっと「宝の花」がみつかるはず、と期待を込めて「八方台」登山口から登って行った。(この壁紙のように)「裏磐梯」の五色沼から見上げるとあの勇壮な赤茶けた火口壁は130年前に大爆発した跡なんだ。
 3時間ほどでたどり着いた山頂は30人くらいの登山者たちがお弁当を広げて大賑わい。眼前に双耳峰の「櫛ガ峰」、北に「檜原湖」と八つの「五色沼」を見下ろし、南には「猪苗代湖」を展望する絶景だ。私は食事よりまず写真撮りに夢中になっていると、「そのピンクの花と、この白い花は?」と老人に聞かれて「イブキジャコウソウ。それはウメバチソウ」と教えてあげた。すぐ忘れるだろうけどね・・・。

 ご父兄の皆様へ・・・今月末の裾野と御殿場教室は各一回ずつお休みを頂いたおかげで、講師の有意義な「充電期間」になり後期にむかう大きなエネルギー源となりました。群馬県伊勢崎で家内の両親の墓参りの後、日光の「霧降高原」と「東照宮・二荒神社」。福島・二本松の「安達太良山」と翌日のメイン「磐梯山」登山。最後は家内の故郷「喜多方市」に足を伸ばし有名な「まこと食堂」で「喜多方ラーメン」を味わいました。9月3日(木)の裾野教室より「UG 会」を再開しますので送迎よろしくお願いいたします。 尾上

(追記)山頂は予想を超えて花の宝庫だったよ。一面のイブキジャコウソウのほかにも白い綿毛のような「ヤマハハコ」や「ウスユキソウ」。草かげに咲く「シラタマノキ」やキキョウの仲間の「イワシャジン」などなど。花の名前を覚えるコツは「梅鉢草」や「伊吹麝香草」のように漢字をまず書いてみることだ。「クワガタソウ」は昆虫の名前から想起しそうだけど、実は花の実やガクが武者の兜から突き出した「鍬形」に似ていたからだそうだ。
 山頂直下でおいしい湧水が飲める「弘法清水」の山小屋に立ち寄った。缶ビールをゴクンと一杯。ノンアルコールだから山で飲める時代になったよ!毎日1時間登ってきては小屋を開いているおばさんから、山の話をたくさん聞いた。柱に飾った美しい「バンダイクワガタ」の写真をガラケーで私も一枚。記念にモンベルの青いTシャツを購入。熊やキツネ、オコジョなど8種類の山の動物たちが「磐梯山」に登っていく可愛いイラスト入り。
 「この70m下を左に折れるとお花畑があって登山口に戻れます」との情報をもらって行ってみると、あるある!真っ白なエゾシモツケ、ピンクの深山ホツツジとタカネナデシコ。真っ赤に熟れたコケモモの実。「天狗岩」に向かって草原に小道が一本。「天空のお花畑」が広がっていたよ。
2020/08/30 (Sun) 22:29


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