「聖火リレー・トーチ展示」
森会長の不適切な発言で走者の辞退が続出するし島根県が中止を示唆するなど、オリンピック・パラリンピックの聖火リレーの実施が危ぶまれている。それでも実際に走者が掲げる予定のトーチの展示が県内でも始まり、御殿場市では先日「秩父宮記念公園」の展示室で実施されたので散歩の途中に立ち寄って覗いてみた。予想したより一回り大きな黄色と赤色の美しい2本のトーチが並んでいた。
密集を避けるため人数制限をして一人ずつ入場させるので、会場前には接近してじっくりと見たい人の列ができているけど、並ぶのが嫌いな私は外から写真を撮ってそうそうに引き上げた。園内を早足にぐるっと回ってみると、林の下にはユキワリソウがさらに色とりどりに咲き誇り、黄色や白・紫のクロッカスも一杯咲いていよいよ春の到来が感じられる・・・
2年生のSI君は「強調構文」It is 〜 that・・・を勉強した。主語や目的語など文の一部を切り取って文頭に移動させるから「分裂文」Cleft Sentenceというのが専門用語だ。日本語の「・・・なのは〜だ」も同じ文法でこれは文尾に移動させているね。thatは単なる接続詞なんだけど、関係詞と勘違いされて「人」の時はwho、「物」の時はwhichを代わりに使うことがあるよ。Itは指すものがないから「それは」と訳してはいけない。It was not until about the year 1100 that paper was made in southern Europe. では強調する部分が否定語句になっているから、「1100年ごろになって初めてヨーロッパ南部で紙が作られるようになった。」と訳すといいね。
TU君は「否定語のない否定表現」でいくつかのイデイオムを確認した。In the zoos of earlier days, the environment was anything but natural. 「昔の動物園では、環境が自然の姿とは決して言えなかった。」で、「自然以外のすべて」ということは「決して自然ではない」ということ。butは「〜を除いて」だったね。さらに「総合問題」で語句整序をやった。「彼はよく次から次へとうるさく質問した。」は、bother(〜を悩ます)を使う問題だから、He used to bother meといえるし、後は「次から次への質問で」と言い換えればwith one question after another と並べればいい。
二人とも期末テストも終わって、高校は終業式まで正式な授業がない。さらに春休みが4月8日頃まで続くから合わせれば1か月以上も自分の希望する勉強が何でもできるチャンスだ。大学生なら海外に4週間の短期留学もできる。一方、緊張感がなくなり油断すると大変だ。夏休み以上に家庭学習の計画をしっかり立てて自分で自分を律することが必要になる。 尾上
(追記)聖火リレー全体の予定表をネットで見ると、3月25日に大震災10年の福島県からスタートして日本全国をくまなくリレーし、7月23日の開会式に東京の会場で点火される予定だ。静岡県は6月に西部の湖西市からスタートして中部地区を通って東部に入り、裾野市と小山町を経て御殿場市には6月25日に入りその日のうちに富士宮市浅間神社での記念式典会場に向かうそうだ。
明日からいよいよ3月。第3波がすこし収まりかけて「緊急事態宣言」が近畿や中京地方で解除されるけれど、果たしてコロナ感染の危険が気のゆるみでまた上昇しないか、次に第4波が襲ってきてオリンピックの実施時期に重なることが最悪の事態になるかもしれない。国内だけでなく世界中から来日して出場する選手たちも、楽しみにしている観客たちも気が気ではないだろうね。









