「熱海桜が見ごろ」
快晴の朝、気温4度の御殿場から12度の温暖な海辺の熱海に行ったよ。「熱海市役所」に車を停めて「糸川」の両岸にずっと海まで続くピンクの桜並木を家内と歩いた。「河津桜」と同じ早咲きの「熱海桜」は祭りの期間がもう終わったけど、まだ満開の見ごろの木をたくさん見つけていい写真が撮れた。足元には急流の川の瀬音、頭上には群れをなして桜の花をついばむメジロたちの元気なさえずりが。
市役所入口の寿司屋「鮨勘」に寄ってみると、店内には客が一組だけでコロナの感染対策が徹底しているようだ。でも会食を避けたほうがいいから私はテイクアウトにした。さあビーチに行って「親水公園」のスカイデッキに並ぶベンチで海風に吹かれてお寿司を食べよう。ラジオでNYのジャズを聴きながら。ヨットハーバーに浮かぶ無数の白いヨット、飛びまわる白いカモメの大群、初島から戻ってくる白い観光船・・・
3年生のOB君は前回、「関係詞」の語句整序問題が難しかった。「この無料のチケットは誰でも欲しい人にあげてください」は、You may give this free ticket to whoever wants it.で、whoever〜がanyone who〜を意味するんだったね。今日は「書き換え問題」をやってみた。As I did not know what to say, I remained silent. はNot knowing what to say,(何といってよいかわからなかったので)と「分詞構文」でいえばよかった。
YAさんは「滋賀大」の英文「昆虫は地上でもっとも成功した生き物」で、The success of insects can be attributed to many factors.の和訳は「昆虫たちの成功のカギは多くの要素に帰することができる。」イデイオムattribute A to Bは「Aの原因をBのせいにする」。今日もたくさんのイデイオムが出題された。I will be treated as such.(そのようなものとして扱われる)、He is second to none in physics.(物理では誰にも負けない)、For all her wealth, (財産があるにもかかわらず)などが初めてだった。
卒業生のKA君は前回長文で「リサイクルとゴミ処理」を読んで設問に正確に答えられた。Recycling has already spawned an army of alchemists.は「リサイクルはすでにたくさんの錬金術師を生んできた」の意味。ゴミを価値ある製品に生き返らせたということだね。今日は「態」がテーマ。The butter cuts easily.(簡単に切れる)やThis dress does not wash well.(うまく洗えない)のように、一部の動詞はwellなどの副詞を伴うと「物」を主語にして「受動態」の意味になることがある、とは初めて知ったね。
1年生のKA君は明日からの期末試験に備えて、文法問題のまとめに専念した。
1年生のICさんは、先週のプリントが易しかったのでレベルを2年生の分野に引き上げたらちょうど適度な難度だった。語句整序の問題はほとんど正解が出せたけど、「インターネットのおかげで私たちは最新のニュースを得ることができる。」が難しかった。「情報」informationの動詞を使うと、inform 人 of 〜 (人に〜を知らせる)のように言うから「受動態」にすれば 人 is informed of 〜、だね。それをkeep 人-edの文型に乗せればいいから、The Internet keeps us informed of the latest news.となる。 尾上
(追記)熱海に来るといつもこの後のコースは「錦ヶ浦」の断崖の上だ。かつては自殺の名所だった直立した断崖の周辺を、「赤尾ホテル」が開発してすばらしい風光明媚な観光地になっている。崖の上から見下ろすと打ち寄せる波が砕けて真っ白に泡立つ海岸線が美しい。空気が澄み切って「真鶴半島」の「烏帽子岩」もくっきり見えるし、その右側の海岸は「三浦半島」らしい。大海原を見つめていたら睡魔が襲ってきてウトウトと。
さらに「曽我浦トンネル」を抜けて「網代湾」にも足を伸ばし、上多賀の「長浜海水浴場」にも行ってみた。弓なりの広い砂浜に引いては寄せる波の潮騒がいいなあ。沖合の「初島」の右には「伊豆大島」も見えるよ。今日のドライブのゴールはこの背後にそびえる「玄岳」の中腹、「熱海自然郷」のオウナー用「集会所」でお茶をするのだ。私の小さな宅地には別荘が建ちそうもないけど、眺めの良いこの集会所で満足しているよ。
