「UG会、生徒募集中」
コロナ感染予防のために、どこの大学も「オンライン」授業をやるようになって3か月たった。対面授業も少しずつやっているようだけど少人数クラスに限られるようだ。母校の外語大が今週末の公開講座「アジア文化の対照研究」をオンラインで、無料でやるというので興味深いので応募した。申込が受諾されるとURLが送られてきてPC画面で受講できる。家にいながらにして大学の授業が聴講できるとは、コロナのおかげ?
他の大学はどうしているのかな?と気になってネットで調べたらなんと、アメリカをはじめ世界中の名門大学がすでにオンライン講座を初めていた。日本では京大と東大が参加して、有料で受講した人はレポートを書いて修了試験に合格すると単位が認定される仕組み。しかし聴講するだけなら無料なんだ。さっそく東大の「吉見俊哉」教授(社会学)の「江戸から東京へ:地形と歴史の視点から」を受講し始めた・・・
3年生のSU君は「二重否定」を勉強した。We never watch television without being influenced by it. 「影響を受けずにテレビを見ることは決してない」でもいいけど、「~ず、~ない」と二度も否定しているから「肯定」に言い換えて、「テレビを見れば必ずその影響をうける」のほうがすっきりしていい場合が多い。「受け身」の動名詞で「影響されること」が使われているね。There is no rule but has exceptions. 「例外のない規則はない」 も「二重否定」といわれる。butが「関係代名詞」でwhich~notの働き、といわれるけど、butはいつものように「~を除いて」の意味だから「例外を持つ場合を除くような規則は・・」と理解すればいいでしょ。
OB君は前回、語句整序問題でenoughの位置を間違えた。形容詞ならenough moneyのように前に置くけど、early enough(十分早く)のように形容詞や副詞を修飾するときは後置にするんだった。今日は入試対策として、ある大学入試の過去問に挑戦した。語句整序の問題で一つ難しいのがあった。We propose that the prize be given to any first winner. 「その賞は一番の人に与えるように、と提案します。」では、動詞の原形beがto beじゃないんだ。「要求・主張・提案・推薦・必要」の動詞の後の節には、これからやってほしいから「仮定法」の気持ちをこめて動詞を「原形」にするんだったね。「要求・提案の原形」は最近勉強したよ。本家のイギリス英語はここにshouldを加えて「仮定法」をやめたんだ。
YAさんは前回、 長文で「着席の選び方」をよんで下線部訳に苦労したね。~, until eventually the latest newcomer will be forced to select a seat that places him right next to one of the already seated men. カンマの後のuntilは「そしてついに」のように、一度切って訳すといい。「最後に入ってきた人は、すでに座っている人のすぐ隣に座るような席を選ぶしかないだろう」。be forced to~は「~せざるを得ない」の意味。今日は「比較構文」で、「as~as ever 動詞」と 「as~as any 名詞」を勉強した。原級の形容詞なのに、共に「今までのだれよりも~」と最上級の意味になる難しい構文だった。
卒養生のKA君は前回「関係詞」で語句整序の問題が少し難しかった。「水を汚している人にもっと責任を負わせるという課題が残っている」は、Much remains to be done to make those who pollute water pay more. Muchは「たくさんのこと」という代名詞で主語。使役動詞でmake+人+pay(原形動詞)「~の人たちに払わせる」が難しい。今日は「仮定法」のおさらい。「法」は英語でmoodつまり「気分」のこと。「仮定として言いたい気分」が過去形の動詞やwould couldに込められているんだ。どの問題も正解だったけど、But for his advice,「彼のアドバイスがなかったら」は、「~がある場合を除いて」で、やはりbutの基本的な意味が通用するね。
ご父兄の皆様へ・・・今日は明日の新聞朝刊に折り込み予定の広告チラシの見本を配布しました。1月「UG会」入会のお誘いを数社合併の広告に一区分で小さく載せました。御殿場・裾野地区だけですが、よろしければご友人などにご紹介いただけると嬉しいです。 尾上
(追記)日本文学のロバート・キャンベルの「文人画と上に加えた書」とか、彫刻で有名な隈研吾の「日本建築」など、テレビでもよく知られた教授たちの講座だから無料で聞けるとはめったにないチャンス!かなり専門的だけど興味を持てば理解しやすいし、東大では理系文系に限らず現在14もの講座が開設中なんだ。米国ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)が5月に始めて東大も参加し、世界に向けて発信しているからすべて英語だけどとても分かりやすい。
私が視聴し始めた吉見教授の講座「江戸から東京へ」は、Exploring the historical city.(江戸の歴史探訪)のタイトルで画像入りだからすごく面白い。徳川家康が江戸に幕府を築くまでは、いくつもの丘陵と川が海に向かう湿地帯だったという。「日比谷公園」一帯はもともと海からの入り江で江戸城まで迫っていた。実は、私の大学の同窓生による来週末の「忘年会」の時に、トレックの仲間と歩く計画だった「お茶の水から浅草へ6キロ歩く」例会は、「本郷丘陵」から谷を下って「不忍池」から「上野山」に登り、さらに下って「隅田川」に至るコースだったんだ。バーチャル実施になったけどいい下調べになったよ。
