「エルミタージュ美術館のサスキア」
大学でロシア語を専攻していながら首都モスクワには行ったことがない。ただしトルコ旅行の帰途に飛行機の遅れで、トランジット(乗り継ぎ)として市内のホテルに缶詰めになったことはあるけど街中は歩けなかった。もっと若いころ1970年夏には新婚旅行でシベリアに行き、イルクーツクやハバロフスクの町を観光して回った。しかし大学時代の山仲間が駐在やビジネスで皆行ったことがあるという古都サンクトペテルブルク(旧レニングラード)には、いつか行って見たいと旅行計画書も作ってあった。
テレビで知ったのだけど、このコロナ渦で海外旅行ができない状況がつづく中、HISという旅行会社が「オンラインツアー」を始めたという。ZOOMの画面で自宅にいながらにして海外に旅行している気分が味わえるならそれは素晴らしいと思って、真っ先にサンクトペテルブルクにある「エルミタージュ美術館」を選んで申し込んだ。NYの「メトロポリタン美術館」、パリの「ルーブル美術館」と並んで世界の3大美術館の一つでここだけは私も未体験だったから・・・
3年生のSI君は前回「助動詞+完了形」を使った英文を和訳した。I am always past the first pillar-box before I remember that I ought to have posted it. 「その手紙をポストに入れなきゃいけなかったと思い出さないうちに、いつも最初のポストを通り越している。」 ought toやshouldの後に完了形の動詞が来ると「〜すべきだったのに」という後悔の意味を表すんだったね。今日は「分詞構文」の復習。Standing as it does on a hill, the restaurant commands a fine view. 「丘の上に立っているのでそのレストランは眺めがいい。」は、「副詞節」でAs it stands on a hillというのと「分詞構文」でStanding on a hillというのがミックスされていると思えばいい。
TU君は「不定詞」(2)の復習で、いくつかのイディオムが難しかった。To make matters worse(さらに悪いことには)、To do him justice(彼を公平に判断すれば)など、文頭や文中にはさむ慣用語法は重要だ。作文では「一橋大」の「身の回りの自然現象の中に、思いがけない美しさを発見して、驚くことがある。」が難しかった。「発見して驚く」はandでつなぐよりは「驚きの感情」+「その原因」の語順で書く。We are sometimes surprised to find〜のように。「思いがけない美しさ」はunexpected beauty 「身の回りの自然現象の中に」はin the natural phenomena around usだけど、「単数」ならphenomenonとなる。
1年生MUさんは、今日の「英検」受検と定期試験の対策でお休みした。 尾上
(追記)予定の夜9時にバーチャルツアーが始まった。美術館の静止画像の横にロシア人ガイドの男性が出てきて聞きにくい日本語で解説しはじめた。カメラは「古典絵画」中心の本館2階から始まり、ナマの実況かと思いきや事前に撮っておいたビデオだった。私の好きなイタリアの巨匠ティツィアーノや有名なミケランジェロ、ダヴィンチ、ラファエロなどはやはり素晴らしい。スペイン絵画のベラスケス、ゴヤ、エルグレコも最高の作品。すべて女帝エカテリーナ二世が買い集めたすばらしいコレクションだ。
最後にオランダ絵画の部屋に移りレンブラントの名画「サスキア」と「ダナエ」に加えて、館内一押しの「放蕩息子の帰還」を解説して1時間半のツアーが終わった。ここで初めて「マイク」をオンにして質問が許された。ほかに誰も質問者がいないようなので、私が「革命後、ソビエト時代に購入したものはあるの?」と聞いたらすぐさま詳しく教えてくれた。結局、「オンラインツアー」と言えるのはこの最後の5分間だけだった。市販のビデオとかYoutubeで見るのと大して変わらない、という残念な感想だった。









