「沼津の海へ」
富士山が真っ白に雪をかぶって美しく輝く姿を見ながら久しぶりに沼津に下って行った。「我入道津島町」の叔父が昨年4月に95歳で亡くなって、コロナ感染対策の「非常事態宣言」中で、葬式もままならずまだご焼香に行ってなかった。叔父の家は狩野川の河口にある「我入道」の浜の近くで、出迎えてくれた従妹夫婦に弔意を伝えお仏壇にお花を添えた。ご主人も同じ県立高校の理科の教員だった人だ。
そこから「牛臥公園」がすぐ近くなので散歩に行ってみた。「海底火山」の噴火でできたという「牛臥山」の海岸が美しく整備されて、あたたかな海風に吹かれながらベンチで昼寝する人、読書する人など、1月の景色とは信じられないな。打ち寄せる潮騒の音に癒されながら、砂浜を歩いて行くともう一つの小さな浜に出た。富士・清水の市街地のはるかかなたに「南アルプス」の白い峰々が・・・
3年生のOB君は前回「書き換え問題」をやった。She is too proud to marry him. (プライドが高すぎて彼と結婚できない)は「プライドが許さない」と言い換えれば、Her pride will not allow her to marry him.となる。このwill notは「拒絶」の意味で「どうしても〜しない」。助動詞のmay well(〜するのももっともだ)とmay as well(〜したほうがいい)の違いをしっかり覚えよう。前者は「〜してもよい」とおなじ。後者はas〜as・・の比較構文がもとだから、「〜は・・と同じ」から「〜のほうがよい」になったもの。今日は語句整序の問題で「大事なのは外見ではなく発言内容です」は、The thing that countsが主語。countsは「数える」から「大事な」の意味になった動詞。その後はnot A but Bの構文を使って、〜is not how you look but what you say.
YAさんは前回、「信州大」の英文「教育は幸福の手段か?」が難しかった。They are sometimes discontented, simply because they have been given to understand that more education would have made them happier. ではgive人to〜(人に〜だと誤って信じさせる」が初めてだったね。would have madeは、if〜がないけど「仮定法」の動詞であることに注意したかったね。「彼らは時々不満に感ずる。それは単に、教育をもっと受けておけばもっと幸せになれたのに、という誤った理解をさせられているからなんだ。」今日は明日のTOEIC検定のために対策に専念した。
1年生のKA君は前回「句」の語句整序の問題が難しかった。入試にはかなりのイデイオムが出題されるので、早いうちに一度集中的に取り組んでみるといい。単語集の付録についている熟語でせいぜい300個くらいだからなんとかなる。owing to〜(〜のせいで)、in charge of〜(〜を担当して)、of no use(役に立たない)、on behalf of(〜を代表して)、a man of few words(口数の少ない人)など、覚えておこう。今日は期末試験の準備に専念して、難しい「否定構文」などの問題に取り組んだ。neverがalways やusuallyのように「動詞」を修飾するのに対して、notはふつう文全体を修飾して「そんなことはない」の意味になる。noは本来直後の単語を修飾する「形容詞」だ。
卒業生のKA君は前回「語句整序」をたくさんやった。これが作文の力を的確に試してくれる。「その車が角を曲がるや否や車輪が外れた」は例の「時間構文」で、The car had no sooner turned the corner than the wheel came off.とかければいい。Noで始めるにはNo sooner had the car turned〜のように「倒置」が起こるんだったね。No soonerは「早さに差がない」から「同時だった」ということ。今日は「助動詞」のいろいろを勉強した。may as well〜(〜したほうがいい)はOne may as well not know a thing at all as know it but imperfectly. 「人は物事を不完全にしか知らないくらいなら、全然知らない方がいい。」のように、as well〜as・・が「・・と比べて〜は同じこと」から「〜したほうがいい」の意味に発展するんだ。 尾上
(追記)今日も自転車を載せてきたので「西浦」の海岸をサイクリングすることにした。トンネルを抜けて「長井崎中学」の先の「久連神社」に駐車してスタート。海の上に白銀の富士山が浮かんで大パノラマだ。少しのアップダウンがあるけれど、波打ち際をゆっくりペダルを踏んでいくのは気分最高!「西浦農協」を通ると数台のトラックにミカンの箱を次々と積み込んでいるよ。ここが西浦ミカンのメッカなんだね。
丘の上にある「西浦小学校」の下を通った。昔、ここの体育館に来て「オーケストラ」の演奏会をやったことを思い出した。三島の「駿河フィル」が土肥や下田など伊豆の各地に出張して子供たちのために毎年「音楽教室」を開いたのだった。私も20年前までは下手なチェロを弾いていた。演奏の後で近くにある海鮮料理の「やま弥」で食べた「おこぜ」のから揚げがうまかったなあ。
「古宇」のヨットハーバーは美しかった。砂浜にアロエの真っ赤な花が咲いて、カモメが何十羽も海面に群れをなして午睡中のようだ。係留中のたくさんのヨットの帆柱の向こうに真っ白な三角形の山が。もう少し走らせて「足保」まで来ると「海上釣り堀」と「養殖場」だった。こんな天気のいい日なのに観光客は一人もいない。今日はここまでにして車に戻ろう。
