「混浴風呂の法師温泉」
今から44年前JRが「国鉄」と呼ばれていた頃、駅に「フルムーン」と書いた大きなポスターが貼られて鉄道の旅行を広告していた。老夫婦(人気俳優の高峰三枝子と上原健が扮している)が混浴している大きな写真で、それは群馬県の法師温泉「長寿館」で撮ったものだった。新婚旅行のhoney moon(蜜月)に対してfull moon(満月)は当時はよく老夫婦の「旧婚旅行」と呼ばれた。先週「谷川岳」の山麓ハイキングを終えて三国峠近くの山峡にやっとたどり着いた旅館、長年憧れの「長寿館」に始めて泊まったよ。最初は家族ドライブの途中「立ち寄り湯」で入ったし、2回目は大学の仲間たちと「谷川岳」登山の帰りに立ち寄ってひと風呂浴びたなあ・・・赤い郵便ポストと「日本秘湯を守る会」と書いた大提灯のさがる玄関で印半纏の番頭さんに出迎えられて、明治か大正時代の風情の畳の広間に上がったら真っ先にこのポスターに久しぶりのご対面。
ここの浴場「法師の湯」は明治28年(1895)建造の内風呂で、木造の高い梁天井と半円形(アール)の木組みの窓が特徴。窓の外には渓流の響きと山の緑が美しい。女子専用に時間制限しているものの今も男女混浴を続けて時折その姿が見られるらしい。混浴といえば、江戸時代は街中の銭湯も男女混浴だった。私の実弟が経営している山梨・南部町の「佐野川温泉」も始めの頃は露天風呂に出てみると混浴だった。家族が一緒に裸になって旅の汗を流し、笑いながら語り合うのはなんと素敵だろう。温泉療法というものもあるからお互いが健康状態のチェックをする機会にもなる。先週ビデオで見た映画「テルマエ・ロマエ」は古代ローマの浴場が現代日本の露天風呂をまねて「男女混浴」に作り変えたらローマが戦争のない平和な都市になった、というタイムスリップの夢物語・・・
15日のジャパンタイムズによると、スタジオジブリのアニメ映画「火垂るの墓」がようやく日本でもNETFLIXで配信されることになった。Netflix to stream Studio Ghibli's 'Grave of the Fireflies' in Japanという見出しでLINEグループ「英字新聞の会」に転送したよ。「川の流れ」のstreamが動詞で「〜を流す、配信する」の意味に使われているね。英字新聞の見出しでto〜は未来を表すよ。因みに動詞の現在形は昔、-ing形が今を表す。「ネットフリックス」は米国カリフォルニアの映画オンデマンド配信会社。映画やゲームのDVDをレンタルショップに借りに行かなくてもサブスク(subscribe)すれば自宅のテレビで視聴できるシステムだ。30年ほど前に設立されて契約者数3億人を超えるという。ディズニーやパラマウントなど、有名な映画会社も自社で配信しているので内容が競合することが多い。
It will be the first work by the Japanese anime powerhouse to be streamed on Netflix in Japan since the U.S. company started to distribute Ghibli films in other countries in 2020. (これは日本のネットフリックスで放映されるアニメ製作所ジブリの最初の作品となる。2020年に米国の会社が他の国でジブリ映画を配信して以来のことだ)。The film, directed by the late Isao Takahata and released in 1988, depicts the desperate struggle for survival of a Japanese boy and his little sister in World War II. (これは故高畑勲の監督作品で1988年に公開された映画、第二次世界大戦中の日本人の少年とその妹の生存のための必死な闘いを描いている)。It is based on a short story by the late Akiyuki Nosaka.(故野坂昭如の短編小説がベースになっている)。 尾上









