「時之栖スペースALPS」
先週の日曜日、私が企画した初めての「三宅麻美ピアノリサイタル」が小さな教会に130人もの来場者を迎え大成功に終わって肩の荷が下りたところです。昨日は実行委員会の反省会で、4人のメンバーが御殿場高原ホテルのロビーにあるサロン「ALPS」に集まった。ドリンクバーのある談話室で、認知度が高まり小会議や読書・受検勉強に利用する若者が増えてきた。4〜6人用のテーブルには電源コンセントがあるからPCやタブレットを持ち込んで仕事もできる。我が家から6キロの近さなので私たち夫婦も週に一回は桜並木でリハビリの歩行訓練をした後ここでランチと読書をして重宝している。2時間で500円、パスタやカレーもすべてワンコインでそしてとても美味しい。
5月からの事業内容をまとめ、収支が一致して会計報告書がやっと完成、皆さんに配付して検討してもらった。私が会議ぎりぎりに書き上げた来場者のリストは、アンケートの最後に氏名・住所・メールアドレスを記入して下さった50人の方々のデータ。次回のコンサートが確定したらご案内しようと思っている。国内外でも一流のピアニストが、東京・横浜から遠く離れた自分の家の近所で本物のショパンやベートーヴェンを弾いてくれたことが信じられないくらい感動的だった、と書いたアンケートがたくさん見うけられた。「この演奏家には安すぎる!」「涙があふれました」「ありがとう、ありがとう!」の賛辞に私も胸が詰まった・・・
2日のJT(ジャパンタイムズ)で野菜を抱えた黒人の写真を見た。栃木県の那須高原にあるARI(Asian Rural Institute)「アジア学院」で学ぶ海外の若者たちだ。アフリカ最南端から農業を学びに来たJonahジョナ君を紹介していた。ナミビアは南アフリカの西に接する砂漠の国、雨がほとんど降らないそうだ。In Namibia, 43.3% of the population lives in multidimensional poverty, according to UNICEF, which it describes as living without sufficient money, education and basic infrastructure. (ナンビアは人口の43.3%が「多次元貧困」にあえいでいる。それをユニセフは、生活資金も教育もインフラも十分でない生活、と説明している。)関係代名詞のwhichはmultidimensional povertyというややこしい語句を受けているね。
もう一人、ドイツ人のルストRust君が抱えているのは風力発電のための翼だ。工業の先進国から農業を学びに来るとは!兵役義務を嫌って「人道支援」を選んだそうだ。During his time at ARI cleaning out pig pens, practicing organic farming and getting his hands dirty, Rust was “drawn to renewable energy after a workshop where we built a wind turbine from scrap materials."(ARIでは豚小屋の掃除、有機農法を実践し手を汚しながら、ルスト君は「ワークショップの後で再生エネルギーに惹かれたんだ、スクラップの材料で風力タービンを作ったときね」と。)
尾上
