2024年1月28日(日)
御殿場市民会館にて
「シモバシラに花」
朝晩がひどく冷えるようになって、ポリタンクに入った「富士山の湧水」が家の外だと凍ってしまう。それで思いついて「秩父宮記念公園」に行ってみた。この時期に花は期待できないけれど、夏には白い花を咲かせるシソ科の植物「シモバシラ」という名の草がその根元に真っ白な氷の花を咲かせるんだ。じつは根から吸い上げた水が、茎の割れ目からしみだして凍る時の自然の造形なんだ。まさに霜柱だよね。さて、散歩がてら期待せずにもう少し園内をまわってみたら、林の中になんと!ミスミソウ(別名ユキワリソウ)が2株、ピンクと紫色が咲きだしているよ!真っ白なスノードロップもいっぱい吹き出して、春の訪れが予想以上に早い!
昨日「金時山」登山の帰り道、トンネルを抜けた「乙女峠」でバスを降りて歩き始めた。真冬の寒風の中で緑の葉が落ちたツルの先端に、透き通った宝石ルビーのような赤い実がいっぱいついていた。漢字で書けば「鵯上戸」。「上戸」は「下戸」の反対で「大酒飲み」のこと。ヒヨドリが大いに好み食べるらしいのでこの名がついたそうだ。しかし美味しそうなこのナスの仲間(?)の実がたくさん生き残っているのは有毒だからだ。ヒヨドリはそれでも食べるのか。カラスのように大きな灰色の野鳥で、我が家の庭にもときどき飛来してはほかの小鳥たちを追い払う。雑食性でもあるからよく「ギャング」とも呼んでいるね・・・
今日はOK君一人だけの授業になった。「否定」の特殊な構文をやった。Not until last night did we get any news about the accident.「昨夜になって始めてその事故の知らせが入った」。をSVで始まる普通の文に戻してごらん。We did not get〜until last night.(昨夜まで〜が入らなかった)だね。「昨夜になってから」を強調して文頭に出したのでSVが「倒置」されていることに注意しよう。あるいは、文頭に出すのでなくIt is 〜that・・、例の「強調構文」でも言い換えられるね。It was not until last night that we got the news about the accident.のように。
もうひとつ、not〜before・・の構文も復習しておこう。I had not gone very far before it began to rain.は直訳でもいいが、後半に主眼を置いて「あまり行かないうちに雨が降り出した」 の訳が好まれる。このnotを準否定のhardlyやscarcely (ほとんど〜ない)に置き換えて、She had hardly been in America for a month before she died.はどうだろう?明確に否定できないから、「アメリカに行って1か月経つか経たぬうちに彼女は死んだ。」と和訳するといい。ちなみに、冒頭のように「否定語句」を文頭に移動して強調すると、Hardly had she been in America〜before・・のように「倒置構文」になりよく見かける英文だね。
お休みした人のために今週31日(水曜日)に補講をやることにした。私立大の入試も近いので参加してください。 尾上