「関門海峡の下関と門司」
幻の花「レブンアツモリソウ」が咲いたというから、先日信州「白馬」の植物園まで行ってきた。北海道最北の礼文島にしか咲かないと言われていたのに、4年前にとうとう長野県でも植栽に成功したのだ。ここは標高1500mで礼文島と気候がよく似ているそうだ。ラン科の大きな花で6弁のうちの一番大きな唇弁がボールのように丸いよ(この壁紙を見てください)。三つ峠に咲いているピンク色のアツモリソウはよく見に行くが、淡いクリーム色のを見たのは初めてだ。同じラン科の花で白い「クマガイソウ」は我が家にも咲くし箱根でもよく見かける。「源平合戦」で白旗だった源氏の武将「熊谷直実」にちなんだ名前で、一方ピンクのアツモリソウは平家の若武者「平敦盛」にちなんで名付けられた。平家は赤旗だったからね。「一ノ谷の合戦」で直実が息子のような若い敦盛を討ち取ったがそれを悔いて出家したという故事にちなんで牧野富太郎博士が名付けたそうだ。
「源平合戦」は吉川英治の「新平家物語」全巻を読破したから詳しいし大好きな物語だ。先日京都から始まった私たちの列車の旅では終着駅「下関」で24人のJTBツアーが解団。その日は名旅館「下関・春帆楼」に宿泊して明治時代の「日清講和会議」の部屋を見学、翌日は隣接の「赤間神宮」に参拝し史料館で平家滅亡の歴史を学んだ。関門海峡の壇ノ浦で幼い「安徳天皇」を抱いて身投げした祖母の「平時子」の紙人形やほかの平家方の武将達の人形も。宿を出発してから「唐戸市場」に立ち寄り、ここからボートで対岸の「門司港」に10分で渡った。このせまい海峡こそ「義経の八艘飛び」や平家の武将たちが錨を背負って身を投げた故事の「平家滅亡」の海なんだ。高速自動車道「関門橋」の真下にある「みもすそ公園」には「源義経」と敵将「平知盛」が戦う像、「人道トンネル」の入り口では「壇ノ浦の合戦」をボランティアの女性が語る「紙芝居」で・・・
21日のジャパンタイムズでThe science of shinrin-yoku: Why forest bathing feels good (森林浴、なぜ気分がいいのか)で美しい森の写真が気になった。Japan is the birthplace of forest bathing, or shinrin-yoku — the process of taking in the forest through your five senses as a means of relaxation.(日本は森林浴の元祖。それはリラックスの手段として森を自分の五感で吸収する行為)。日本医科大学の李卿医師は森林浴の権威で次のように語る。横棒のダッシュは直前の語の説明、すなわち。Spending time in nature offers a plethora of medicinal benefits — from enhancing the activity of immune cells and lowering blood pressure and heart rate to reducing stress hormones and levels of anxiety, depression and anger.(自然の中で過ごすことはたっぷり薬効があります。免疫力を高めて血圧や脈拍を下げることからストレスのホルモンや不安・ウツ・怒りを軽減することまで)。
「なぜ森林浴が身体にそんなにいいのか?」という問いに応えて李博士はwhile there are still many unknowns, phytoncides — aromatic substances released from trees and grass to protect themselves from insects, bacteria and fungi — play a key role. (まだわからないことがたくさんあるけれど、フィトンチッドというというアロマ物質が主役だ。それは樹木や草から発生して昆虫・バクテリア・きのこなどから身を守る物質のこと)と語っている。動詞playの主語は前行のphytoncidesだね。2つのダッシュはフィトンチッドの説明を加えているからカッコ( )と同じ働き。 Since two-thirds of Japan is covered in forests, the nation has more than its fair share of forest bathing destinations to choose from.(日本は三分の二が森だから森林浴できる場所はかなり広くから選ぶことができる)。例えば森林浴発祥の地・長野県木曽上松町の「赤沢自然休養林」とか東京奥多摩の「ふれあい森林浴コース」や都心の「新宿御苑」なども。 尾上









