「箱根・九頭竜神社」
箱根「芦ノ湖」の周辺はサイクリングする人の姿をほとんど見かけない。21キロを一周することは可能なので、一度自転車を押しながらチャレンジしたことがあるけれど、特に車道のない西岸の道は外輪山の斜面だから登山と同じようにアップダウンが激しいんだ。「深良用水」の水門を見る楽しみはあるけれどずっと林の中の道だ。それでいつもは東岸を走ることにしている。
「大湧谷」まで行くロープウエイの乗り場「桃源台」にあるビジターセンターで自転車を組み立てて出発だ。「湖尻」の船着き場に下って行くと、そこから「箱根園」までの湖岸を「歩行者・自転車」専用の道が整備されて私のお気に入りなんだ。木の間にキラキラ光る湖面を見おろしながら走る。コースの中間には、昔の「樹木園」の先に「九頭竜神社」がある。そこは縁結びの神様だそうで、「箱根園」の方から歩いて参拝にくる女性たちのグループにたくさん出会うよ・・・
3年生のOB君は前回、「関係詞」の語句整序問題をやった。「金銭ではその価値を表せないものがたくさんあります」は、There are many thingsの後に、受動態でtheir worth cannot be expressed in terms of money.をつなげるわけだから、所有格のtheirをwhoseに置き換えればそれでOKだ。今日は「noやnotがない否定表現」を勉強してよく理解できていた。「関係詞」の語句整序ではAll you have to do is come to the party.「パーテイに来るだけでいいのです」はAll that you have to do(あなたのしなければいけないすべては・・・)でallが主語、isが動詞になっている。
YAさんは「比較構文」で「no more than数字」と「not more than数字」の違いを勉強した。前者はa little more(ちょっと多い)に対してno moreは「〜を越える部分がゼロ」だから、「わずかにそれだけ」の意味。後者はnotがmore than以下全部を否定して「〜を越えることはない」だから、「多くてもせいぜい〜」の意味。語句整序では「彼女が家をでるやいなや雨が降り始めた」は、She had no sooner left home than it started raining.と書ける。否定語のno soonerはneverやhardlyと同じ位置に置かないといけない。ここでもno soonerが「より早いことがゼロ」だから「同時だった」の意味になるでしょ。
卒業生のKA君は前回、語句整序の難しい問題を全部正解できた。He has no choice but to follow his doctor’s instructions. (医者の指示に従うことしか方法がない)ではbutが「〜を除いて」の意味だったね。今日は「時制」のテーマで、書き換え問題をいくつかやった。I lost my camera and I can’t find it anywhere. を「単文」で言い換えるには、「失くしたカメラがまだ見つからない」から、「失くしてしまった状態」を表すには「現在完了」I have lost my camera.が正解。単文とはSVが1組だけの文のこと。
1年生のKA君は試験対策で、「倒置・強調・省略・否定」など文法のかなり難しい単元に取り組んだ。
今月から1年生のICさんが3年生OB君の紹介で加入して一緒に勉強することになった。作文、読み物、文法などのプリントを4枚用意しておいたら短時間ですべてやってしまった。処理能力が高いなあ。1年生後半のレベルだったけどICさんには易しかった。語彙力不足が少々心配だけど次回から2年生のレベルに上げてもよさそうだね。今日の長文問題では、「動名詞」と「不定詞の名詞用法」の使い分けを勉強した。try to〜(〜しようと努力する)は「未来」の行為、try -ing(〜試してみる)は今の行為を表す。regret saying goodbyeは「さよならと言ったことを悔やむ」、regret to say goodbyeは「未来」のことだから「残念だがさよならと言わなければならない」の意味だ。 尾上
(追記)春にはピンクのエイザンスミレが咲き乱れる湖岸の道をしばらく走ると「プリンスホテル」のある「箱根園」に出る。最近までは「忍者バス」という名の真っ黒な水陸両用バスが走って、湖岸と湖上の両方から駒ヶ岳や三国山を展望できるというので中国人観光客には大人気だったのだけど、冬のこの季節は小さな雪のゲレンデを作って、子供たちがそり滑りを楽しんでいた。
いよいよ「箱根神社」に来たので自転車を停めて遅めの「初詣」をすることにした。杉並木の急な石段を登りきると朱塗りの見事な拝殿の前に出た。おみくじを引く若い男女が多く年配者はやはりぐっと少なくなった。その隣には「九頭竜神社」がここにも祀られていて、良縁を願う女性の姿が多い。九頭の竜の首からお清めの水が流れていた。
「元箱根」の船着き場は小田原からのバスの終点で、土産物屋やレストランや「成川美術館」もあって一番の観光地だ。今年の節分は2月2日。「箱根神社」が主催する「湖上まめまき」が楽しみだったのに今年は中止だそうだ。観光船に乗った参拝者たちが、水上スキーで船の周囲を飛び回る赤鬼、青鬼たちに豆を投げつけて叫ぶんだ。「鬼はそとー!」アルバイトの鬼たちも失敗すると大変。凍るような湖水にドッボーン!
