御殿場市民会館にて
「富士山のハコネラン」
裾野市須山にも大きく立派な「浅間神社」がある。ここが江戸時代には富士登山の「須山口」の出発点だった。現代の車の時代になってこの登山道から山頂を目指す人はめったにいないけど、今も集落の中には「須山登山道」の標識が設置されて、十里木の「忠ちゃん牧場」に向かって登っていくコースが保存されている。「富士山資料館」を左に見て「東富士演習場」の脇を抜けていく登山道は、野鳥の声を聴き野の花を探しながら進む林の中の楽しい道なんだ。
標高1500mまで登るとスカイラインの「水が塚」に着く。ここが「須山登山道」の一合目で、「宝永山」の火口とその手前の「御殿庭」に向かって豊かな自然林の中を進んで行く樹林コースの出発地点になっていて私のお気に入りだ。先日も「水が塚」に駐車して、一人花探しの樹林トレッキングに出発した。しばらくすると私と同じ傘とブーツというスタイルの男性が下りてきて、「ハコネランとフガクスズムシは見つけたのですがほかにも珍しい花はないですかね」と聞かれた。かなり詳しい人だな・・・
1年生MUさんは前回、入試の英作文をやった。「私たちは光は音よりもずっと早く空間を進むことを知った」は、We learnedで始める。knowは「知っている」という「状態」を表すから、learn「学ぶ」と言おう。光は遠くまで「進む」からtravelがふさわしい。Light travels much faster than sound in the space. 内容が「真理」を表すから「時制の一致」にならない例だね。今日は「動名詞」の文法・作文をやった。「窓を開けてもいいですか」―「いいですとも」という対話は、May I open the window?―Sure. (Yes, you may.)でいいのだけれど、もっと丁寧に「私が窓を開けたらお気に触りますか」―「いいえ、ぜんぜん」と言い換えたとしたらDo you mind my opening the window? ―No, not at all.と動名詞を使ってもいえるでしょ。
2年生のWAさんが入会して今日から一緒に勉強することになった。「強調構文」 It is〜that・・・は強調したい語句を文頭に移動するが、日本語でも「・・・なのは〜だ」と文尾に移動させるところがよく似ている。文の一部を切り取って移動させるから専門用語では「分裂文」と言っているよ。thatは接続詞だけれど「ヒト」を強調する時には関係詞のwhoを使うこともある。It was not until the year 1100 that paper was made in Europe. は、「1100年以前じゃない」が強調されているから、「紙が作られたのは1100以降のことだった。」とか「1100年になってやっと作られた。」のような表現がふさわしい。
3年生のSI君とTU君は今週期末テストなので対策勉強に専念して少し質問も受けた。 尾上
(追記)「五合目」から先の森林限界を超えた砂漠のような富士山よりも、1500m〜2000mの樹林の中をラン科の花を探してトレッキングする方が最近は楽しいと思う。昨年忍野の友人GOさんにこの登山道に咲くことを教えてもらった「ハコネラン」を探した。10センチほどの細い小さな花だからなかなか見つからないが、立ち止まって目が慣れるのを待っているとあったよ!6本も。根元に葉を一枚だけつけるから「イチヨウラン」の仲間なんだ。細い茎の上に花がすこし咲き始めて美しい。
山野草の愛好家には垂涎の的の「スズムシソウ」はここにはないけど、富士山固有の「フガクスズムシ」(富岳鈴虫)が見つかるという。昨年教えてもらった箇所まで来て、太い幹に苔の生えたようなイタヤカエデの古木をキョロキョロと探す。花は頭上5mも10mも高いところに着床しているから、なかなか見つけにくい。見上げてばかりいると口が馬鹿みたいに開いてくる。あった!一か所に3本も!2枚の葉の間から立ち上がったピンク色の花がまるでスズムシの透き通った羽根のように見える。美しいなあ。









