「ハクチョウの母子」
山中湖サイクリングの途中「桂川」の出口でハクチョウの雛を見つけた。岸の砂浜でお父さん、お母さんと一家3羽が水入らず。母親のやるのを見よう見まねで自分もくちばしで背中の毛づくろい。実にほほえましい風景だね。富士山も入るようにしてスマホでビデオを撮って農作のLINEグループに送った。一番若いTA君は「野鳥の会」のメンバーで、すぐに返事をくれた。「それはくちばしの色から見てコブハクチョウですね。おかげで山中湖でふ化したハクチョウのヒナは初めて見ました・・・」と。
「山中湖」は秋になるとシベリアからオオハクチョウが飛来することで有名で、昔このサイクリングロードに飛び込んできて私にぶつかりそうになった時にはあまりのデカさに度肝を抜かれ恐怖を感じた。一方、山中湖だけで20羽もいるコブハクチョウは元来飼育される種類のもので飛ぶ姿を見たことがない。村の観光課が餌付けをしていて、渡り鳥ではないから悠々と夕方の餌やり時間までのんびり遊んでいる。春になると10羽以上も雛がかえっているらしい・・・
2年生のKA君は前回英作文で「しばらく会わないうちにすっかり大きくなったね」は、「だいぶ前に会って以来・・」とsinceに注意して「現在完了形」で書けばいいからYou have grown up so much since we met long ago. がいい。今日は「疑問詞+to不定詞」の用法を復習してよく理解できた。「専修大」の英文To be happy, one does not need to be rich. 「幸せになるには、人は金持ちになる必要がない」は、文頭の不定詞はカンマで切れているから、後の文を修飾する「目的」(〜するために)なんだ。oneは一般の「ひと」のことでweと言ってもいい。
ICさんは「否定語を含まない否定表現」が難しかった。He is anything but a hero.を「彼は決して英雄なんかではない」と和訳する。直訳すれば「英雄を除いたどんなものでもなる」ということ。butが「〜以外」の意味の前置詞なんだ。もしHe is nothing but a student.なら、「学生以外のなにものでもない」から「ただの学生だ」とか「学生に過ぎない」の意味になるでしょ。Happiness is far from living a rich life.「幸福とは決して裕福な生活をすることではない」に対して、This river is free from pollution. 「この川は全く汚染されていない」と比べると、前者の be far from〜は「〜とかけ離れている」から副詞のneverと同じ。後者be free fromは「〜を持っていない」の意味でdon’t haveと同じ。
YAさんは前回「関係詞」whoやthatを使う英文を和訳した。Many people who smoke get lung cancer. はwho smokeが関係詞節でSとVの間に割り込んでいるから「喫煙する人はガンになる」と訳す。Most animals that live in herds depend on smell to keep together.もthat live in herdsが「割り込み」だから、「群れで生きるほとんどの動物たちは仲間といるために匂いに依存する」。今日は「二重否定」の構文を勉強した。We never watch television without being influenced by it. という文を「その影響をうけずにテレビをみることは決してない」のように「二重否定」で和訳するよりは、簡潔に「テレビを見ると必ずその影響をうける」に言い換えたほうがすっきりする。 尾上
(追記)もう少し自転車を走らせて「長池親水公園」までくると、頭上に2羽のトンビが飛び回っている。湖岸の高い木がねぐらのようで、湖水の上をグライダーのように滑りながらエサの魚を狙っている。急降下したと思うと湖面近くの魚をゲット。この様子もビデオに撮ってLINEで送ったらTA君がトンビだと教えてくれたのだ。「しっぽが三味線のバチのようでしょ。もしイヌワシだったら扇の形です。本物は伊吹山にいるらしくまだ見たことがないですけど」と。
この公園にはあずまやがあってそこに「ライブカメラ」が設置してある。山中湖越しに富士山の姿が24時間映し出されている。一番人気の「ダイヤモンド富士」もこのカメラが写すから世界中の富士山ファンがいながらにして2月にはネットで楽しめる。そこではちょうど紫色のライラックが咲きだして芳香を漂わせていた。「リラの花」といって北海道の稚内の町中が並木道になっていたなあ。札幌ではもうすぐ恒例の「ライラックまつり」が始まるそうだ。ただしコロナ対策でオンラインでね。
