「東京オリンピック」
1年遅れでやっと東京オリンピック2020が開幕したね。昨日は男子、今日は女子の自転車ロードレースが実施され、東京の府中市からスタートして当地小山町の「富士スピードウエイ」がゴールになった。男子244km、女子147kmで、山中湖を一周してから篭坂峠をかけ登ってきて御殿場市の一部も走り抜ける。男子は富士山1合目1500mの「水が塚」へも周回するハードなコース。6時間以上の激戦を勝利した男子はエクアドル、女子はオーストリアの共に素敵な若者たちだった。
NHKのネットライブ配信の画面に吸い込まれていつも走りなれた道の風景を見ていた。この東京オリンピックではなんと素晴らしいコースが選ばれたことか。ゴール地点がコースや観覧席の完備した小山町「スピードウエイ」でコロナ感染対策でも安全だし、富士山の眺望もあってよかった。府中市のわが母校「東京外語大」の隣にある「武蔵野の森公園」からスタートして「多摩川」を越え、「道志」の渓流沿いを走り、山中湖畔から富士山1500mに駆け上るなど魅力いっぱいのコースだったね。これを機会に「ツール・ド・フジ」なんていう企画はどうだろう・・・
1年生MUさんは前回「不定詞」を使う英作文をやった。「彼の収入では少なすぎて、家族を養うことができなかった」は、「家族を支える」と言い換えてHe couldn't support his family because his income was too small.のように、素直な英文でほぼ書こうとしたね。make a living(生計を立てる)を使っても悪くない。不定詞を使う条件ならtoo〜to〜構文が思いつくとよかったね。His income was too small to support・・・のように。今日は「関係詞」を勉強した。中学でやったwho・which・thatのほかにwhat・when・where・why・howも加わってかなり込み入ってきたね。文法参考書でも勉強しておこう。
3年生のSI君は前回「比較」で、英作文「勉強すればするほど自分の知らなさ加減がわかるものだ」は、「学べば学ぶほどよく理解する」といいかえてThe more you learn, the better you understand〜。後半はhow little you know(どれほどわずかしか知らないか)というといい。今日は「仮定法」の文法作文をやった。難しかったのは「仮定法現在」の原形動詞だ。I suggested that she be more careful. (彼女にもっと注意したほうがいいよと言った)とか、He proposed that the convention be held in London. (ロンドンで大会を開催しましょうと提案した)のように、「提案・主張・要求」の内容には、アメリカでは今でも仮定法の意味で「原形」にするんだ。ところがイギリスでは一歩進んで(〜すべき)の意味のshouldを補うことで「仮定法」をやめてしまった。
TU君は前回「広島大」医学部の問題は全問ほぼ正解だった。「札幌医大」の英文「人間の未来」は難しかった。SV〜whileSV・・は後半が従属節だから「・・の一方で〜だ」でいいけれど、この場合はwhileをbutと同じと考えて「〜だけど・・・だ」と訳したほうがすっきりするね。今日は「比較」の文法作文をやってよくできた。「彼女は夫をその欠点のゆえに一層愛した」はShe loved her husband all the more for his faults. で、for〜は「理由」だからbecause he had faultsでもいい。「その分だけより多く」の意味でthe more となりさらに強調のallをつけるよ。
2年生のWAさんは英語の特殊構文のうち「既出語句の省略」を勉強した。Can any improvement in the economy be expected? (その国の経済発展は期待できそうですか)は主語・動詞をしっかり見定めれば訳せたね。その答はI‘m afraid not. (期待できないと思う)で、I’m afraid that it can’t be expected. の省略形だね。期待できそうなら I hope so.(できると思う) と短く省略して言えばいい。I hope that it can be expected. のことだ。内容が良いことなら「思う」はhopeを使う。Will it rain tomorrow?―I hope not.のように。 尾上
(追記)「自転車ロードレース」は日本では北海道や沖縄くらいでまだ知名度が低いね。ヨーロッパで有名なのは100回以上の歴史のある「ツール・ド・フランス」だ。その名は聞いたことがあるでしょ。6月7月に3週間にわたって毎日実施され、平地も山岳地も含めて何と3400キロもの距離を走り抜けて一番早い走者を決めるのだそうだ。ゴールは一番の観光地パリで、「ルーブル美術館」から「シャンゼリゼ通り」「凱旋門」を走り抜ける。大都会パリの市街地では交通規制がかなり難しいだろうね。
わが町御殿場でも、24日は午後半日が交通規制されて、新東名から上の富士山側には近寄れなかった。高速道路でなければ須走から山中湖へも行けないし、夏休みに入って家族連れのマイカーの多い十里木の「富士サファリパーク」や「子供の国」へ行く国道も通行不可になった。私もよく花の探索にでかける十里木の高原へは大会の前日のうちに行って、しっかりナンバンギセルやギボウシランを見つけてきたよ。









