「朝霧高原のシデシャジン」
昨年の今頃は天気のいい日が続いて、「八ヶ岳登山」に日帰りで行ったのを思い出す。しかしこの夏の天候不順は何とかならないものか。昨日は雨の対策に傘を用意して富士山一周100kmをドライブしてきた。花友のHAさんがインスタに紫色の美しい「シデシャジン」の写真をアップしたので、どこで見たのか聞き出してさっそく朝霧高原の「麓キャンプ場」に向かったのだ。江戸時代は「麓金山」や「富士金山」の名で金鉱石の採掘でにぎわったという「毛無山」の麓だった。
愛用の「山梨百名山」の小冊子で私の記録を見ると、未踏の「毛無山」1946mに登れば55座目になるはず。しかし、朝の青空にだまされてここまできたら今にも降りそうな気配。山頂はすっぽりと雲をかぶっているから今日は少しだけ登ってみることにする。登山道に入ると小さな神社の隣に「麓金山精錬所跡」の立札と「金鉱石破砕機」が赤茶けた巨大な姿で放置されている。その草むらにシデシャジン(四手沙参)が咲いていたよ。キキョウの仲間で上品な青紫色だ・・・
3年生のSI君は前回「関係詞」の「二重限定」を勉強した。先行詞のあとに関係詞節が2つ続く場合に注意しよう。「東京学芸大」の英文「赤ん坊の言語習得」が難しかった。The few children we know of who grew up without human contact grew up almost wholly mute. 「私たちが知っている少数の子供で、人間との接触なしで育った子供たちは、ほぼ完全にしゃべれずに育っていた。」(whom) we know of (その子供のことを知っている)とwho grew upが共にchildrenにかかるんだ。今日は「程度・目的・結果」の表現のいろいろを学んだ。語句整序では「南先生が推薦してくれた参考書は難しすぎて私はよく理解できなかった」は、The reference book Mr.Minami recommended to meが主語。後はtoo〜to〜構文で、was too difficult for me to understand fully. となる。bookが主語になってるからto understand it とはしない。
TU君は前回「原因・理由」の表現を勉強し「中央大」の英作文をやった。「私の提案の細部に彼が細心の注意を払ってくれたことがわかってうれしかった」は、I wad glad to find that で始めてよかった。あとは「以前のこと」だから・・・he had paid close attention to the details of my proposal. のように「過去完了形」がいい。今日はイディオムでI know better than buy such a thing. (そんなものを買うほどの馬鹿ではない)や、She sudied hard for fear of dropping out. (落第しないように頑張った)でミスしてしまった。英作文では「早稲田大」の「彼は息子を偉大なピアニストに育て上げた」は、「〜になるように」で不定詞が使えればいい。He has brought up his son to be a great pianist. がいい。結果の不定詞でto becomeとは言わない。
1年生MUさんは前回英作文で、「車の運転はいくら注意してもしすぎることはないですね」は、日本文の後半がcannot be too careful とわかれば、主語はweとかyouがいい。「〜は」は主語とは限らない。日本語文法では「とりたて助詞」といって、話題(テーマ)をいうだけ。「車の運転で」のことだから、when you drive a carとかin driving〜をあとに補えばいい。今日は「強調構文」というのを勉強した。「彼は日本に来て初めて刺身をたべた」は、「日本に来るまで食べたことがなかった」と同じだから、「過去形」で素直に書けばHe didn't eat sashimi until he came to Japan. となるね。「〜して初めて」をIt was 〜thatで強調するには「食べたのは〜以降のことだ」と言い換えてIt was not until he came to Japan that he ate sashimi.とすればいい。
ご父兄の皆様へ・・・今日の御殿場教室は2:30開始、5:30終了という「午後の部」でした。8月20日から9月12日までは「緊急事態宣言」のもとで市民会館が6:00閉館になったためで、来週29日(日)も9月5日、12日も同様のスケジュールになります。「宣言」が解除になればそれ以降は平常の時間帯に戻れるはずです。
今日は市民会館の地下「研修室」でUG会の勉強中、1階では市内の小中学校の先生方が大勢ワクチン接種に来ていました。2学期開始前の準備ですね。御殿場市内では昨日22名、今日も17名のコロナ感染者が報告されています。日に日に増えて身近な人に危険が迫ってきています。お互いに十分注意しましょう。 尾上
(追記)今日はよく歩いてガラケーの「万歩計」で1万歩をクリアした。朝霧高原に行く途中河口湖の「富士山研究所」に立ち寄って、所内の観察コースにいっぱい咲いている「ミヤマウズラ」を写真に収めてきた。赤松の林を好むラン科の花で、真っ白な顔に二つの目、両手を広げた姿が実に天使のようだ。昨年に続いて今年もこの研究所の聴講生に登録できたので、9月から毎月一回富士山の「地質」「植物」などの講座に出席して勉強する予定だ。
花には貪欲な私だから実はもう一か所立ち寄ったよ。河口湖町の隣、鳴沢村のはずれにある「富士風穴」なんだ。駐車してすぐの高い木の上に「ツリシュスラン」が咲くことを花友のUEさんから教えてもらっていた。これも「ベニシュスラン」と同じラン科の「シュスラン属」だけど、古木の二股の上に生えた苔の中から茎が吊り下がってその先端がU字形に曲がった先にさくさんの白い花を咲かせる。双眼鏡を使って初めてその美しい姿を見た。









