「忍野村のヘリコプター」
ムラサキセンブリが咲きだしたよ、と富士吉田市の花友GOさんがインスタグラムに写真を投稿した。定年で辞めるまでは忍野村の職員だったし村独自の写真カレンダーを作成する係りもやったから付近の山々をくまなく歩いているそうだ。私が初めてGOさんに出会ったのも「高座山」の頂上で、ムラサキセンブリを探しに大学時代の仲間と登山した時のことだった。平地に咲いているセンブリは白い花でしょ。青紫色で星の形をしたムラサキセンブリは珍しく絶滅危惧種なんだ。今年も「忍野」に見にいってみよう。
山の麓にある和風レストラン「車や」に立ち寄ってみた。溶岩で囲まれた広い庭に「浅池」という湧水池があって、有名な「忍野八海」にも地下水脈が通じているらしい。少し紅葉が始まってその静かな水面に映った富士山の姿も美しい。コスモスの花壇に囲まれた手入れのいい芝生の広場に真っ白なかわいいヘリコプターが駐機していたよ。自家用なのかな。近づいてみるとAIRBUSと書いてあるからフランス製だね。白いボディに赤いシートが8つもあっておしゃれだな・・・
3年生のSI君は前回「関係詞」のwhatを使う英文が難しかった。Fundamental to the existence of science is a body of established facts which come either from observation of nature in the raw, so to speak, or from experiment. は動詞is の前に形容詞、後に名詞があるからSVCの「倒置構文」だね。「科学の存在に基本となるものは、いわば生のままの自然観察か、あるいは実験のどちらかから生まれる一連の確立した事実なのだ。」so to speak(いわば)は「例えてみれば」の意味で、後からin the raw(ナマのまま)に注釈を加えているよ。今日はシリーズの最後として「会話表現」をまとめて50題やった。すべて過去の入試問題からだから難しいけどこれだけはマスターしておきたいね。
1年生MUさんは前回「形容詞・副詞」を使う語句整序の問題をやってみた。「こんなに忙しい時に病気になるなんて、われながら情けない」は、「自分が恥ずかしい」にbe shamed of〜を使えばI feel ashamed of myself for getting sick at such a busy time.「病気になったことに対して」だからfor〜でいい。学校では今「助動詞」を勉強しているそうだ。文法をきっちりマスターするには良質の文法参考書で勉強するのが一番。せっかく「啓林館」を持っているのだから、学校の進度に合わせてまずは「助動詞」の項目をしっかり読んで理解し付属の問題集を自分でやってみることだ。今日は「英検準1級」の英作文を解説し、「受動態」の入試問題をやってもらった。
2年生のWAさんは前回、英作文で「急病のため私は彼を駅まで迎えに行けなかった」は、I could not go to meet him at the station because of my sudden sickness. でいい。後半は「前置詞句」を「副詞節」にしてbecause I got sick suddenly.(急に病気になったために)とする方が平易だったね。今日は「東京外語大」の英作文をやってみた。「イギリスで生活していると、すべての人が実によくルールを守るということに感嘆せざるを得ない」は、日本文の動詞に着目して省略されている主語を考えること。When I live in England,で始めて、I can't help feeling impressed の後にthat all the people there follow the rules very seriously.をつなげばできあがり。
ご父兄の皆様へ・・・遅くなりましたが「10〜11月予定表」を赤いプリントで配りました。今週末から10月になって「緊急事態宣言」が解除になり、平常の生活が戻るという前提で計画しました。マスクや手洗いなどの感染対策はそのまま継続ですが、市民会館が夜間も使えるようなることを切に願っています。変更がある時には生徒の皆さんにLINEグループ「UG会」で連絡いたします。30日(木)の「裾野教室」はまた「商工会館」で6:30〜9:30になります。 尾上
(追記)「エアバス社」はフランスの会社だけど20年前に日本法人が東京にできて、2011年の「東日本大震災」の時にはボランテイア活動で大いに活躍したらしい。「エアバス」といえば300人乗りのジャンボ旅客機を連想する人もいるでしょう。アメリカの最右翼「ボーイング社」に対抗して、欧州の英独仏が協力し50年前に登場した飛行機だ。今では2階建てで座席数が600以上もある超ジャンボ機が建造され、日本でもANAがハワイ航路に飛ばしているそうだ。
そのエアバス社のヘリコプターに乗って田舎のレストランに食事に来る人とはどんな金持ちだろう。自家用で飛び回っている若い人が御殿場にいるのは知っているけど、そうでなければきっとチャーターしたか共同所有している人かもしれないね。パイロットが必要だし格納庫にも離陸や着陸場所にも苦労するから維持するのも大変だ。この店のような広い着陸地点はなかなか見つからないけど、道路が渋滞しそうな観光地に行くには理想的な交通手段だね。









