「信州戸隠の山へ」
81万本も咲いて日本一の「ミズバショウ」群生地といわれる信州「戸隠山」のふもと「奥裾花自然園」に行って見たい、と念じて以来数年たつ。「戸隠神社」の近くの「森林公園」にもミズバショウが自然のまま咲いているという。「アルカディア」という山裾の瀟洒なホテルもネットで見つけたので、山梨の弟夫妻と4人でそこに一泊旅行しようと提案していた。しかしこのコロナ騒ぎになって今年もお預けになった。それで一人日帰りで車移動なら安全だろうと、昨日の明け方家を飛び出した。
せっかく行くなら花の名山「飯縄山」にも登ってみたいと、高速を4時間かけて長野市戸隠高原の西登山口に着いた。誰もいない広いカラマツ林の中を「熊よけスズ」をカラカラ鳴らして緩やかに登っていく。おっと、木の根元に白い花が?ツバメオモトだよ!ここで会えるとは予想しなかった。「八ヶ岳」の美濃戸で見て以来だ。次第に急傾斜になって狭い山道に赤い花が右に左に現れた。ええ?今ショウジョウバカマが?そうだ、いつもより半月も早い雪解けで早春の花が一気に咲きだしたのだ・・・
3年生のSI君とTU君は同じ高校の同級生。私もここに11年間奉職していた。今日は学校祭の最終日「後夜祭」になって夜8時過ぎまでダンスや花火で生徒たちは盛り上がる。いつもならたくさんの父兄が出迎えがてら真っ暗なグラウンドに詰めかけるのだけど今年はコロナ対策で生徒のみだそうだ。それで今夜は二人とも欠席となった。
先週UG会を見学に訪れた1年生のMUさんが出席して加入してくれた。口コミじゃなくて実はそのお父様と最近馴染みの「床屋」で隣同士に座ったのだ。床屋の主人とゴルフ仲間だそうで、英語教師の私を紹介してくれたというわけ。「うちの娘が・・・」と世間話になって「じゃあ是非とも・・」となった。私も御殿場に来てから40年、この同じ床屋で髪を切ってもらって50歳の時からはずっと私の白髪をきれいに染めてくれるのはここの奥さんなんだ。
MUさんの第一回目に、「英作文」「英文和訳」「英語構文」のプリント3枚を用意した。「彼が訪ねて来た時、私はちょうど外出しようとしていた」は、be about to〜がbe going to〜よりさらに「近い未来」を表すからI was just about to go out. でいい。その後visitは他動詞で目的語を取るからwhen he visited me. と続けるよ。
英文読解は得意のようでしっかり正解が出せた。構文では「感嘆文」が難しかったかな。「今日はなんて寒い日だったんだ」は、What a cold day it was today! で「平叙文」のIt was a very cold day todayを言い換えする。「とても」veryを「なんと」whatに変えて文頭に「移動」するだけだ。ただ、「今日は」を主語にしないこと。「時」をさす「副詞」だから文の最後に置くよ。日本語の「〜は」は話題、テーマを指す助詞で主語とは限らないでしょ。そもそも英語の語順は日本語とは逆の流れで大事なものを先に、枝葉末節の「場所」「時」は最後に置けばいい。こういうのを日英の「鏡像関係」Mirror Relationとよびます。
解答作業が早いので、残った60分で「英検」対策をやることにした。今月末に受検するそうだ。特に第4問の「英作文」をやることにして15分間考えて書いてみた。120語の英文を書くのは予想以上に難しく、これは過去問の「模範解答」の検討から始めたほうが近道だ、というアドバイスをしてあげた。 尾上
(追記)私は市販の「ガイドブック」には載らないコースを選んだ。地元だという若い女性に追い越された以外は、山頂の手前まで2時間ほとんど人に会わないで登ってきたら、南登山口からのにぎやかな人声に合流してしまった。なんと一列になってアリの行列のようだ。これじゃアルプス銀座だ。ソーシャルディスタンス守ってないよ!山頂征服だけの目的の人が多くて、ほとんどが同じコースを下っていく。これをピストン登山というよ。私のような遠回りの「花探し」コースで来る人は珍しいんだ。
ハアハア言いながら最後の急斜面を登りきると大きな岩がごろごろした山頂に着いた。「飯縄山」山頂1917mの標識と並んで記念撮影だ。有名な「戸隠山」や「黒姫山」と共に「北信五岳」の一つだそうだ。30人くらいがお弁当を広げているのを横目に、私は一人で反対側の急斜面を下って「縦走コース」をとることにした。「メノウ山」に登り返して「戸隠高原スキー場」のゲレンデを下って行くんだ。そこには白や紫のキクザキイチゲ、山裾の渓流沿いではリュウキンカやニリンソウに出会えるはず。(つづく)
